JP2002281041A - 伝送方法及び伝送装置 - Google Patents
伝送方法及び伝送装置Info
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Abstract
通信相手の機器選択が、簡単かつ良好に行えるようにす
る。 【解決手段】 所定の伝送方式による通信でデータ伝送
可能な端末装置を探索し、その探索で見つかった端末装
置の絶対的なアドレスを取得し、アドレス取得で得たア
ドレスと、予め端末装置毎に付与されて記憶した名称と
の対応を判断し、アドレスに対応した名称が検出された
とき、その名称を表示する。
Description
伝送技術を使用して複数台の端末装置の間で無線伝送す
るのに適用して好適な伝送方法及び無線伝送装置に関す
る。
標)と称される規格の無線伝送システムを使用して無線
ネットワーク(ワイヤレスネットワーク)を組むことが
提案され、実用化されつつある。この無線ネットワーク
は、複数台の機器間で、電話通信用音声データ,ファク
シミリ用画像データ,コンピュータ用データなどの伝送
を、2.4GHzの周波数帯域を使用して無線伝送する
もので、機器間の無線伝送距離は、数mから最大でも1
00m程度までの比較的近距離のネットワークを想定し
ている。伝送を行うデータの種別毎に、そのデータ伝送
をどのように行うかを規定したプロファイルが定められ
ている。
は、規格を定めた標準化団体であるBluetooth SIG が公
開している。
して、例えば複数台の携帯通信端末の間で直接データ伝
送を行うことが提案され、実用化されつつある。複数台
の携帯通信端末の間で直接データ伝送が行えることで、
例えば携帯電話端末として構成された通信端末で、電話
回線などを経由してダウンロードしてメモリカードなど
にオーディオデータを蓄積させる。そして、その携帯電
話端末から、上述した無線ネットワークで、オーディオ
再生機能を備えたヘッドセットとして構成された携帯通
信端末にオーディオデータを無線伝送することで、ヘッ
ドセットでオーディオを聴取することができる。
よる無線ネットワークで通信を開始させる際には、一方
の端末で探索処理を行って、その端末と近距離無線伝送
方式で直接的に無線通信が可能な端末装置を探し、その
捜し出した端末装置と無線伝送路を設定させるリンク確
立処理を行うようにしてある。このようにしてリンクを
確立させることで、相手の端末装置と双方向にデータ伝
送を行うことができる。
て多くの機種に採用されつつある規格であり、使用環境
によっては、数m程度の範囲内に多数の端末装置が存在
するようなことが考えられる。例えば、上述した携帯電
話端末とヘッドセットとで無線通信を行うような状況を
考えた場合、ヘッドセットの他に、もう1台同じ近距離
無線伝送方式で通信が可能な機器(ここでは例えばパー
ソナルコンピュータ装置とする)が近接して置かれてい
たとき、携帯電話端末で上述した探索処理を行うと、ヘ
ッドセットとパーソナルコンピュータ装置が探索され
て、その探索された2台の中からヘッドセットを選択す
る処理が必要になる。
示パネルに、探索された端末の一覧が表示されて、その
表示された端末の中から通信を行いたい端末(ヘッドセ
ット)を選択をする操作が必要になる。表示パネルでの
表示としては、例えば探索時に相手の端末に対して名称
要求を行い、その名称要求に対する返答のデータで示さ
れた端末の機器名を示す名称のデータを使用して、機器
名のデータを得、その得られた機器名を表示パネルに表
示させる。
種の通信方式での名称要求の返答として得られる機器名
のデータは、機器の種類を簡単に示す名称のデータであ
り、それだけでは機器を特定できない状況が多々発生し
ていた。即ち、例えば探索処理で探索された端末が2台
で、その2台の端末がコンピュータ装置とヘッドセット
であるときには、その機器名の表示からどちらの機器を
選択すれば良いか容易に判断できるが、例えば探索処理
で探索された2台の端末が、いずれもヘッドセットであ
る場合には、表示パネルに表示される接続の一覧で、ど
の機器もヘッドセットと表示されてしまい、ユーザは表
示された中から選択することが困難になってしまう。
距離無線伝送方式で通信可能な機器が持つ絶対的なアド
レスを、表示パネル中に表示させれば、同一構成の端末
が2台あったとしても、アドレス値の表示からそれぞれ
の端末を区別することができる。ところが、このような
アドレスは、非常に桁数の大きな数字で構成されるもの
であり、そのような数字と機器との対応をユーザが覚え
ておくのは困難であり、アドレスを表示させただけで、
どの機器を示しているのかを判断させるのは現実的では
ない。
て、例えばヘッドセットのような単純な名称ではなく、
ヘッドセット××型のような形式名のようなものまで表
示させるデータとすることで、その形式名の表示からあ
る程度は機器の区別が出来るが、例えば全く同一の形式
のヘッドセットが2台用意されているような状況では、
同一の形式名が2つ表示されるだけであり、表示から区
別することは困難になってしまう。
行う上で必要な機器選択が、簡単かつ良好に行えるよう
にすることを目的とする。
式による通信でデータ伝送可能な端末装置を探索し、そ
の探索で見つかった端末装置の絶対的なアドレスを取得
し、アドレス取得で得たアドレスと、予め端末装置毎に
付与されて記憶した名称との対応を判断し、アドレスに
対応した名称が検出されたとき、その名称を表示するよ
うにしたものである。
側で、予め接続可能な端末装置を区別する名称を付与し
て記憶させておくことで、その名称を付与した端末装置
が接続可能であるときには、その付与した名称が表示さ
れる。
添付図面を参照して説明する。
tooth :商標)と称される近距離無線伝送方式で、2台
以上の複数台の機器間で無線ネットワークを組んで無線
伝送を行うものに適用するようにしたものである。な
お、以下の説明ではこの無線伝送方式を、単に近距離無
線伝送方式と称する。
構成例を示したブロック図である。本例においては、無
線電話ネットワーク内に用意された基地局と無線通信を
行う携帯電話端末に、この無線電話通信用の回路とは別
に、近距離無線伝送用の通信回路を組み込んで、近くに
ある別の端末装置との間で直接データ伝送が行えるよう
にしたものである。
て説明すると、この携帯電話端末10は、アンテナ11
を備えて、アンテナ11がデュプレクサ12を介して受
信回路13及び送信回路18に接続してあり、アンテナ
11で受けた信号の受信回路13での受信処理が行える
と共に、送信回路18で送信処理された信号をアンテナ
11から無線送信させることができる。受信回路13及
び送信回路18は、デジタルシグナルプロセッサ(以下
DSPと称する)14に接続してある。DSP14で
は、受信信号の復調や、その復調された信号から音声デ
ータなどの各種データを抽出する受信処理や、音声デー
タなどの送信するデータを送信用のデータ構成とする処
理や、送信用に変調する処理などの送信処理などが行わ
れる。
接続してあり、音声データを受信したとき、その受信し
て得た音声データをDSP14内でアナログ音声信号に
変換して、そのアナログ音声信号をスピーカ15から出
力させるようにしてある。また、通話用のマイクロホン
17がDSP14に接続してあり、このマイクロホン1
7が出力する音声信号を、DSP14内でデジタル音声
データに変換して、送信処理できる。また、通話用のス
ピーカ15とは別に、呼び出し音などを鳴らせるための
スピーカ16を備える。
制御部19の制御により実行されるようにしてある。こ
の制御部19には、携帯電話端末としての動作に必要な
プログラムなどのデータが記憶されたROM19aと、
入力したデータや、ダウンロードしたデータの記憶に使
用されるRAM19bが接続してある。また、RAM1
9bには、近距離通信に必要な設定データを記憶するエ
リアが用意されて、例えば端末の近距離通信のために登
録されたデータなどを記憶するようにしてある。この近
距離通信のために登録されたデータの詳細については後
述する。
ード19cを装着することができる構成としてあり、制
御部19の制御で、装着されたメモリカード19cに、
無線電話回線又は近距離無線通信によりダウンロードし
たデータを記憶させることができるようにしてある。例
えば、無線電話回線を介してオーディオデータをダウン
ロードしてメモリカード19cに記憶させることができ
る。また、上述した近距離通信に必要な設定データをこ
のメモリカード19cに記憶させても良い。
せる表示部20を備えて、制御部19の制御で動作状況
に応じた表示が行われる。本例の場合には、表示部20
としてカラー表示が可能な表示パネルが使用される。ダ
イヤルキーや各種機能キーなどで構成される操作部40
の操作情報についても、制御部19に供給されて、制御
部19が操作に応じた動作制御を行うようにしてある。
なお、操作部40としては、例えば図5に示すように、
ダイヤルキーなどの電話端末として通常備えるキーの他
に、表示部20で表示された中から特定のものを選択す
る操作などを行うためのローラ41と、左右の方向を指
示するキー42,43とを備える。
無線通信部30を備えて、この近距離無線通信部30を
使用して、近距離無線伝送方式による近距離無線通信が
できるようにしてある。近距離無線通信部30には、上
述した無線電話通信用のアンテナ11とは別のアンテナ
31が接続してあり、最大でも100m程度までの近距
離で、同じ規格の通信端末と直接的に無線通信を行うよ
うにしてある。この近距離無線通信部30でのデータ伝
送についても、制御部19が制御するようにしてあり、
必要によりDSP14側と近距離無線通信部30との間
でデータのやり取りが行われる。
示した図である。アンテナ31が接続された近距離無線
通信部30内の送受信処理部2では、高周波信号処理を
行って、無線送信処理及び無線受信処理を実行するよう
にしてある。送受信処理部2で送信する信号及び受信す
る信号は、2.4GHz帯に1MHz間隔で設定したチ
ャンネルで伝送するようにしてある。但し、各チャンネ
ルの信号は、後述するスロット間隔で伝送周波数を変化
させる周波数ホッピングと称される処理を行うようにし
てある。1スロット毎に周波数ホッピングを行うものと
すると、1スロットは625μ秒であるので、1秒間に
1600回周波数が切換えられることになり、他の無線
通信との干渉が防止される。無線伝送信号の変調方式と
しては、GFSK(Gaussian filterd FSK)と称される
変調方式が適用される。この変調方式は、周波数伝達特
性がガウス分布の低域通過フィルタで帯域制限した周波
数偏移変調方式である。
送受信処理部32で送信するための信号は、データ処理
部33でベースバンド処理が行われる。本例が適用され
る近距離無線伝送方式の規格では、基本的に送信と受信
を交互に行うTDD(Time Division Duplex)方式を適
用してあり、データ処理部33では交互に送信スロット
の処理と受信スロットの処理を行うようにしてある。即
ち、例えば図3に示すように、無線伝送を行う一方の機
器をマスタとし、他方の機器をスレーブとしたとき、マ
スタからスレーブに、1スロット(625μ秒)の期間
にスロット構成のデータを伝送し(図3のA)、次の1
スロットの期間に、スレーブからマスタに、スロット構
成のデータを伝送する(図3のB)。以下その交互伝送
を、伝送が続く限り繰り返す。但し、無線伝送する周波
数は、上述したように1スロット毎に周波数f(k),f(k+
1),f(k+2)…と変化させる。なお、本例が適用される近
距離無線伝送方式の規格では、そのときの伝送レートに
より複数のスロットの連続使用も可能である。
は、インターフェース部34を介して制御部19(図1
参照)が接続されて、受信したデータを制御部19(又
は制御部19に接続されたDSP14など)に供給した
り、制御部19又はDSP14などから供給されるデー
タをデータ処理部33で送信スロットとする処理が行わ
れる。送受信処理部32とデータ処理部33とインター
フェース部34での近距離無線伝送のための処理は、コ
ントローラ35の制御により実行される。
伝送されるデータの1スロットのパケット構造を示した
図である。図4のAに示すように、1パケットの先頭部
分には、72ビットのアクセスコードが付加され、続い
て54ビットのヘッダが付加され、残りの区間が実際の
伝送データであるペイロードとなっている。ペイロード
の区間は、伝送するデータ量に応じて可変長に設定され
る。
に、4ビットのプリアンブルと、64ビットのシンクワ
ードで構成され、残りの区間には何もデータを配置しな
い。ヘッダは、図4のCに示すように、機器毎のアドレ
ス(AM ADR)と、ペイロードの種別を表すタイプ
と、再送制御,フロー制御のためのビット(FLOW,
ARQN,SEQN)と、エラーチェック用のビット
(HEC)とで構成されている。
近距離無線伝送システムを備えた本例の携帯電話端末1
0で、近距離無線伝送を行うための処理について説明す
る。本例においては、例えば図5に示すように、携帯電
話端末10とヘッドセットとで近距離無線伝送を行うよ
うにしてある。この場合、ヘッドセットとしては、同一
構成の2台のヘッドセット50A,50Bが用意してあ
り、携帯電話機10側での選択操作で、いずれか1台の
ヘッドセット50A又は50Bと近距離無線通信を行っ
て、携帯電話機10に装着されたメモリカード19cが
記憶したオーディオデータをヘッドセット50A又は5
0Bに伝送する。オーディオデータを受信したヘッドセ
ットでは、内蔵された再生回路(図示せず)で再生処理
を行って、取付けられたスピーカからオーディオを出力
させるようにしてある。
近距離無線伝送を行う上で、端末10内に通信を行う相
手の端末の名称を登録することができるようにしてあ
る。図6は、この名称の登録処理を、端末10内の制御
部19の制御で行う場合のフローチャートを示したもの
である。以下、図6のフローチャートに従って説明する
と、端末10の操作部40の操作で、登録モードを設定
すると、過去に近距離無線通信で接続させた履歴のデー
タがRAM19bに残っているか否か判断する(ステッ
プS11)。過去に接続させた履歴がない場合には、名
称の登録処理を終了する。
には、その履歴のリストを、表示部20に表示させる
(ステップS12)。このリスト表示では、例えば全く
名称が付与されてない初期状態では、それぞれの端末の
表示として、過去に接続させた端末から名称のデータが
伝送されて記憶されている場合には、その伝送された名
称が表示され、過去に接続させた端末の名称のデータが
記憶されてない場合には、その端末のアドレス番号が表
示される。ここでのアドレス番号は、近距離無線伝送方
式の規格で規定された1台の端末毎に付与された絶対的
なアドレスである。
40の操作でユーザがリスト中から名称を付与する端末
を選択したか否か判断する(ステップS13)。この判
断で、特定の端末が選択されたとき、その選択された端
末の名称を、文字,数字,記号などで入力させる操作を
ユーザに実行させる(ステップS14)。ステップS1
3で端末が選択されないとき、名称登録処理を終了す
る。
最後にその入力された名称を確定させる操作が行われた
か否か制御部19が判断し(ステップS15)、確定操
作が行われたとき、そのとき入力された名称を、該当す
る端末の名称データとして、RAM19bの名称記憶エ
リアに記憶させる(ステップS16)。この名称の記憶
処理が行われると、例えばステップS12の履歴リスト
表示に戻り、別の端末の名称入力操作が行えるようにす
る。また、ステップS15で入力確定操作が行われない
場合には、名称登録処理を終了する。或いは、ステップ
S15で入力確定操作が行われない場合に、ステップS
12のリスト表示に戻るようにしても良い。
信)させた履歴のある端末に対して名称(デバイス名)
を登録させたときの、RAM19bでのデータ記憶例を
示したものである。この例では、過去に2台の端末(ヘ
ッドセット50A,50B)と接続させたことがある場
合の例であり、それぞれのヘッドセット50A,50B
の絶対的な通信端末としてのアドレスであるデバイスア
ドレスが記憶され、その端末から得られた名称データと
して、取得デバイス名がそれぞれ「ヘッドセット」と記
憶されている。そして、図6のフローチャートに示した
処理で設定された名称が、表示デバイス名として記憶さ
れたデータであり、ここでは1台のヘッドセット50A
を、「ヘッドセットシルバー」として登録してあり、も
う1台のヘッドセット50Aを、「ヘッドホンヒョウガ
ラ」として登録してある。
た端末の一覧を表示させるモードを設定することで、携
帯電話端末10の表示部20には、登録された名称が表
示されるようになる。なお本例の場合には、過去に接続
させた端末の履歴の一覧を表示部20に表示させる際に
は、その端末のデバイス名の登録状況などによって、3
種類の表示態様で表示させるようにしてある。即ち、本
例の表示部20はカラー表示ができるように構成してあ
り、表示デバイス名の登録がある端末の表示は、第1の
表示態様(例えば青地に白文字)で表示される。表示デ
バイス名の登録はなく、その端末から伝送されたデバイ
ス名を表示させるときには、第2の表示態様(例えば白
地に黒文字)で表示される。デバイス名が全く得られな
い端末を、アドレスで表示させるときには、第3の表示
態様(例えば赤地に白文字)で表示させる。
話端末10で、近距離無線伝送方式で直接通信を行う相
手の端末を探索する処理を、図8のフローチャートを参
照して説明する。この通信相手の端末を探索する処理
は、端末10内の制御部19の制御で実行されるもので
あり、まずメニュー画面などを使用した操作部40の操
作でユーザが通信相手を探索するモードが設定されたか
否か判断する(ステップS21)。この判断で、通信相
手を探索するモードが設定されたとき、近距離無線伝送
方式で規定された通信相手を探索する信号であるインク
ワイリパケットを所定時間周期的に送信する(ステップ
S22)。このインクワイリパケットの送信時に使用す
る伝送チャンネルなどの設定については、予め近距離無
線伝送方式で規定がある。
末装置では、自局のアドレスなどを応答信号として返送
するようにしてあり、携帯電話端末10では、その応答
信号を受信できたか否か判断する(ステップS23)。
ここで、応答信号を受信できない場合には、探索で相手
端末が検出できないと判断して、探索が終了か否か判断
する処理(ステップS30)に移り、探索処理が終了す
るまではステップS22でのインクワイリパケットの送
信に戻り、探索が終了するタイミングになったとき、探
索処理を終了する。
きには、その応答があった端末が、RAM19b内に名
称(図7に示す表示デバイス名)が登録された端末であ
るか否か判断し(ステップS24)、名称が登録された
端末である場合には、その登録された表示デバイス名
を、表示部20に第1の態様で表示する(ステップS2
5)。また、ステップS24で応答信号を受信した端末
が、表示デバイス名の登録がない端末であると判断した
ときには、その応答があった端末装置に対して、名称要
求パケットを送信し(ステップS26)、そのパケット
に対する返信としての名称のデータを受信できたか否か
判断する(ステップS27)。
合には、受信した名称を第2の態様で表示させる(ステ
ップS28)。また、名称のデータを受信できない場合
には、端末から伝送された絶対的なアドレス番号を、第
3の表示態様で表示させる(ステップS29)。
8,ステップS29のそれぞれでの表示処理が行われた
後には、ステップS30に移って、探索処理が終了した
か否か判断し、探索処理が終了してない場合には、ステ
ップS22からの処理を繰り返し、探索処理が終了した
ときには、この処理を終了させて、そのときの表示部2
0での表示を確定させる。
10の表示部20での表示例を示す図である。まず、近
距離無線通信用のメニュー画面20Aが表示されると、
この端末をクライアント(送信元)として設定させるモ
ードを選択させる位置にカーソル21を合わせて、確定
操作を行ったとき、接続先の探索モードが設定される。
なお、表示部20には、無線電話回線での基地局からの
信号の受信レベル表示22と、電池残量表示23などの
無線電話端末として必要な表示が常時行われるようにし
てある。
続先の探索モードに移って、探索処理を行って、デバイ
ス名の登録のある端末が探索されたとき、接続先選択画
面20Bが表示されるようになる。ここでは、図7に示
すように登録された2台の端末を表示させた例としてあ
り、カーソル21を合わせて確定操作を行った端末が接
続端末として選択される。また、接続先の探索モード
で、近距離無線通信で直接通信できる端末が検出されな
かった場合には、接続できる端末がないことの表示画面
20Cが表示される。また、接続先選択画面20Bが表
示された状態で、所定のモードを設定することで、絶対
的なアドレスでそれぞれの端末を表示させた接続先選択
画面20Dとすることもできるようにしてある。
から、特定の1台の端末にカーソル21を合わせて確定
操作を行ったとき、その端末に対する接続作業が行わ
れ、接続中であることの表示画面20Eが表示される。
このときには、接続作業中の端末名が、登録デバイス名
などで表示される。
(パスキー)の入力が必要な場合には、パスキー入力画
面20Fが表示されて、パスキーの入力をユーザに実行
させることで、実際にデータ伝送が開始された画面20
Gに移る。また、パスキーの入力が必要ないモードであ
る場合には、直接データ伝送中の画面20Gに移る。こ
の例の画面20Gでは、携帯電話端末10内のメモリカ
ード19cに記憶されたオーディオデータを、ヘッドセ
ットに伝送して再生させる場合の表示画面としてあり、
オーディオデータが記憶されたデータ(アルバム)のタ
イトルと、再生中のトラック番号などが表示されてい
る。
ようとした端末が、現在実行使用とするサービスをサポ
ートしてない端末であると判断したときには、非サポー
ト表示画面20Hが表示される。さらに、接続作業に失
敗した場合には、接続失敗表示画面20Jが表示され
る。
線通信が可能な相手の端末について、その端末の表示デ
バイス名を登録できるようにしたことで、ユーザが自由
に相手の端末の名称を設定でき、どの端末であるのか判
りやすい表示が可能になる。従って、ユーザが予め各端
末に判りやすい名称を付与しておくことで、図5に示し
た2台のヘッドセットが存在する場合のように、同一形
式の端末が複数台存在している場合でも、表示から容易
に区別できるようになる。また、探索元となる端末10
に、接続先の機器の名称を記憶させておけば良いので、
接続先のそれぞれの機器側に個別に名称を設定する場合
に比べて、少なくとも接続元となる1台の機器での名称
記憶作業を行うだけで良いので、設定作業が簡単である
と共に、自らの端末に設定された名称を変更することが
困難な機器が存在する場合にも対処可能である。
きる端末として、過去に接続させた履歴が残っている端
末に対して、デバイス名を登録できるようにしたので、
デバイス名を登録する際に、その端末を特定するための
アドレスなどを入力する必要がなく、簡単かつ確実に名
称の登録作業が実行できる。
録された端末だけを表示させた表示画面20B及びアド
レスでの表示画面20Dを示したが、図8のフローチャ
ートで説明したように、デバイス名の登録がある場合、
デバイス名を端末から取得した場合、アドレスを表示さ
せる場合の3種類で第1,第2,第3の表示態様を設定
させるようにしたため、それぞれの表示態様が1つの画
面中に混在することもあり得る。
Kのように、デバイス名が登録された2台の端末の表示
の他に、新規に探索した端末のアドレスを同一画面上に
表示するとき、登録デバイス名の表示(図10の例では
実線の枠で囲った表示)とは異なる態様の表示(図10
の例では破線の枠で囲った表示)でアドレスを表示する
ようにする。この新規に探索した端末からデバイス名が
得られる場合には、さらに別の表示態様で表示される。
で、探索処理で探索されない端末があったときには、そ
の探索されない端末の登録デバイス名を別の態様で表示
させるようにしても良い。例えば図11に示した表示画
面20Mのように、探索された端末の登録デバイス名と
アドレスとが別の態様で表示された状態で、さらに登録
された端末の中の探索で検出されない端末(即ち探索信
号に対する応答が得られない端末)を、更に別の態様で
表示するようにしても良い。この例では、探索された端
末の登録デバイス名とアドレスとを、実線又は破線の枠
で囲って示してあるが、探索で検出されない端末を、枠
で囲わないで示した表示態様としてある。上述した説明
のように、表示色で表示態様を変える場合には、第1〜
第3の表示態様とは異なる表示色を設定すれば良い。例
えば、青地に通常の半分の輝度(明るさ)の白文字など
で表示させるようにすれば良い。
端末とヘッドセットとの間でオーディオデータなどを近
距離無線伝送する場合に適用したが、携帯電話端末やヘ
ッドセット以外の端末装置を用いて近距離無線伝送を行
う場合にも適用できる。
無線伝送方式としてブルートゥースと称される近距離無
線伝送規格を適用したが、その他の無線伝送規格による
無線ネットワークを適用して無線伝送する場合にも、本
発明の処理が適用できることは勿論である。
で、予め接続可能な端末装置を区別する名称を付与して
記憶させておくことで、その名称を付与した端末装置が
接続可能であるときには、その付与した名称が表示され
るようになる。従って、ユーザが予め各端末装置に判り
やすい名称を付与しておくことで、例え同一形式の端末
装置が複数台存在していても、容易に区別できるように
なる。また、探索元となる端末装置に、各機器の名称を
記憶させておけば良いので、各機器側に個別に名称を設
定する場合に比べて、少なくとも接続元となる1台の機
器での名称記憶作業を行うだけで良いので、設定作業が
簡単であると共に、自らの端末装置に設定された名称を
変更することが困難な機器が存在する場合にも対処可能
である。
で、アドレスに対応した名称が検出されないとき、その
端末装置から伝送されたデータで示される名称を表示す
るようにしたことで、探索元の端末装置側で名称が設定
されてない端末装置を探索した場合にも、最低限の機種
が判断できる名称が表示され、その端末装置の特定がで
きるようになる。
される名称を表示する場合に、アドレスに対応した名称
が予め記憶された端末装置の名称を、第1の表示態様で
表示させ、伝送されたデータで示される端末装置の名称
を、第2の表示態様で表示させるようにしたことで、表
示態様の違いで名称が記憶された特定の機器と、その他
の機器とが表示データ中で容易に区別できるようにな
る。
で、探索で見つからなかった端末装置の名称を、第3の
表示態様で表示させるようにしたことで、探索元の端末
装置に登録された接続先の端末装置が見つからないと
き、そのことが表示態様の違いから容易に判るようにな
る。
う相手の端末装置を選択し、その選択された端末装置と
データ伝送を開始させるようにしたことで、データ伝送
を開始させるために必要な機器探索処理で、確実に所望
の機器を選択できるようになる。
すブロック図である。
の構成例を示すブロック図である。
図である。
を示す説明図である。
す斜視図である。
与処理例を示すフローチャートである。
示す説明図である。
処理例を示すフローチャートである。
図である。
説明図である。
示す説明図である。
クサ、13…受信回路、14…デジタルシグナルプロセ
ッサ(DSP)、15,16…スピーカ、17…マイク
ロホン、18…送信回路、19…制御部、19a…RO
M、19b…RAM、19c…メモリカード、20…表
示部、20A〜20J…表示画面、21…カーソル表
示、30…近距離無線通信部、31…アンテナ、40…
操作部
Claims (10)
- 【請求項1】 所定の伝送方式による通信でデータ伝送
可能な端末装置を探索し、 上記探索で見つかった端末装置の絶対的なアドレスを取
得し、 上記アドレス取得で得たアドレスと、予め端末装置毎に
付与されて記憶した名称との対応を判断し、アドレスに
対応した名称が検出されたとき、その名称を表示する伝
送方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の伝送方法において、 上記名称との対応の判断で、アドレスに対応した名称が
検出されないとき、その端末装置から伝送されたデータ
で示される名称を表示するようにした伝送方法。 - 【請求項3】 請求項2記載の伝送方法において、 アドレスに対応した名称が記憶された端末装置の名称
を、第1の表示態様で表示させ、 伝送されたデータで示される端末装置の名称を、第2の
表示態様で表示させるようにした伝送方法。 - 【請求項4】 請求項3記載の伝送方法において、 さらに、予め名称を記憶した端末装置の中で、探索で見
つからなかった端末装置の名称を、第3の表示態様で表
示させるようにした伝送方法。 - 【請求項5】 請求項1記載の伝送方法において、 上記表示された名称に基づいて通信を行う相手の端末装
置を選択し、その選択された端末装置とデータ伝送を開
始させる伝送方法。 - 【請求項6】 所定の伝送方式による通信を行う通信手
段と、 上記通信手段で過去に通信を行った相手の端末装置の絶
対的なアドレスと、そのアドレスに対応して付与された
名称を記憶する記憶手段と、 表示手段と、 上記通信手段で通信可能な端末装置を探索させ、その探
索で得られたアドレスが、上記記憶手段に名称とともに
記憶されたアドレスであるとき、そのアドレスとともに
記憶された名称を上記表示手段に表示させる制御手段と
を備えた伝送装置。 - 【請求項7】 請求項6記載の伝送装置において、 上記制御手段は、上記探索で得られたアドレスに対応し
た名称が上記記憶手段に記憶されてないと判断したと
き、上記通信手段での通信で得られた名称を上記表示手
段に表示させる伝送装置。 - 【請求項8】 請求項7記載の伝送装置において、 上記制御手段は、上記記憶手段に記憶された名称を上記
表示手段に表示させるとき、第1の表示態様で表示さ
せ、 上記通信手段での通信で得られた名称を上記表示手段に
表示させるとき、第2の表示態様で表示させるようにし
た伝送装置。 - 【請求項9】 請求項8記載の伝送装置において、 上記制御手段は、さらに上記記憶手段にアドレス及び名
称が記憶された端末装置の中で、上記探索で見つからな
かった端末装置の名称を、上記表示手段に第3の表示態
様で表示させるようにした伝送装置。 - 【請求項10】 請求項6記載の伝送装置において、 上記制御手段は、上記表示手段に表示された名称の中か
ら所定の選択操作が行われたとき、その選択された名称
に対応したアドレスの端末装置と、上記通信手段で通信
を行って、データ伝送を開始させるようにした伝送装
置。
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