JP2869271B2 - ディジタルコードレス電話装置 - Google Patents

ディジタルコードレス電話装置

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JP2869271B2
JP2869271B2 JP4320946A JP32094692A JP2869271B2 JP 2869271 B2 JP2869271 B2 JP 2869271B2 JP 4320946 A JP4320946 A JP 4320946A JP 32094692 A JP32094692 A JP 32094692A JP 2869271 B2 JP2869271 B2 JP 2869271B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自営用回線に接続され
た親機のみならず、公衆用回線に接続された屋外設置の
基地局との送受信が可能な子機を有するディジタルコー
ドレス電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コードレス電話装置は、家庭内
や事業所内に設置され、自営用電話回線に接続された親
機と、該親機とある一定範囲内において自由に持ち運び
が可能である子機とから構成されるが、最近、子機を屋
外に持ち出して更に遠方迄移動できるものとし、屋外に
設けた基地局を介し他の電話機と広く交信できるように
したディジタルコードレス電話システムが構築されつつ
ある。
【0003】図6は、ディジタルコードレス電話装置が
使用される環境の例を示す模式図である。図で示すよう
に、屋内には屋内用親機61が設置され、屋外に持ち出
して移動することが可能な移動用子機62は、図中破線
で囲む通信可能領域63内において屋内用親機61との
通信が可能となっている。また、屋外には屋外基地局6
4が設置され、移動用子機62は図中一点鎖線で囲む通
信可能領域65内において屋外基地局64との通信が可
能となっている。更に、この例では、屋外基地局64の
通信可能領域65内に屋内用親機61が存在しており、
移動用子機62は、屋内用親機61と屋外基地局64の
両方と通信が可能となっている。
【0004】一方、ディジタルコードレス電話装置の親
機は、電話回線との接続用インタフェース回路、無線部
(送信部及び受信部)、シンセサイザ部、制御部、操作
部等から構成されており、子機は、接続用インタフェー
ス回路以外は親機と略同様な構成をとっている。また、
親機及び子機では、その受信部において次のようにして
音声が出力される。即ち、アンテナで受信された無線信
号(高周波数信号)が中間周波数信号に周波数変換され
た後ディジタル復調される。その結果、受信した無線信
号は同期ビット列と、スロット種別を示す種別ビット列
と、制御データもしくは音声データを含む複数のビット
列からなるディジタル信号となる。次に、このディジタ
ル信号はディジタル伝送処理されて各種データに分離さ
れる。そして、分離された音声データが音声復号されて
音声信号となり、スピーカから音声出力される。
【0005】また、分離された制御データによって通信
プロトコルが制御される。通信プロトコル制御は、制御
チャンネル(CCH)制御と通信チャンネル(TCH)
制御の2つの制御から構成されている。通信プロトコル
制御の具体的手順は次のとおりである。先ず、屋内用親
機及び屋外基地局(以下CSと言う)は、共に複数個の
機能の異なるスロットによって各スーパーフレームを構
成し、これを移動用子機(以下PSと言う)に送信す
る。PSは自身が受信可能な状態になると同時に、CS
が送信するBCCH(前記スーパーフレームの構成に関
する情報を有するスロットのこと)のスキャンを始め
る。そこで、かかるBCCHを受信したPSは、着呼の
際にはそのPS番号を有するPCH(着呼に必要な情報
を有するスロットのこと)の待ち受け状態に入る。更
に、PCHを受信した後は、発呼と着呼についての通常
の通信制御シーケンスに入る。即ち、PSはTCHでの
送受信を行うために、チャンネルの確立要求情報(リン
ク確立要求と言う)を有するSCCH(上りSCCHと
言う)をCSに送信する。これに対し、CSは上りSC
CHを受信した後、そのスーパーフレーム構造に従った
位置において確立要求に対する認可(リンク割当と言
う)或いは拒否の情報を有するSCCH(下りSCCH
と言う)をPSに送信する。そこで、リンク拒否された
場合には通信を終了する。また、リンク割当とされた場
合には、通信キャリア上へ移り、TCH内の制御データ
が有する呼設定、認証等の機能情報が送受信される。そ
して、音声データの通信が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記図6に
示す例のように、屋外基地局64の通信可能領域65内
に屋内用親機61が存在し、更に屋内用親機61の通信
可能領域63内に移動用子機62が存在するような場合
には、使用する制御キャリアが屋内用と屋外用とでは異
なっているため(なお、かかる制御キャリアの規格につ
いてはRCR−STD28で定められている)、移動用
子機62は通常、回線使用料の安価な屋内用親機1と接
続しようとするが、屋内用親機61の回線が塞がってい
た場合には、当然屋外基地局64との接続をはかる必要
が出てくる。このような場合、屋外基地局64と屋内用
親機61は共に独立して各スーパーフレームを送信して
いるため、タイミング的には屋外基地局64と屋内用親
機61の送信スロットが重なる可能性が出てくる。そこ
で、移動用子機62としては、通常屋内用親機61との
通信ができないことを認識した後に、屋外基地局64が
送信するBCCHを受信して屋外基地局64との接続を
要求するようになっている。
【0007】ところが、上述した通信プロトコル制御を
開始してから通信可能状態に至るまでの時間推移につい
ては、通信キャリア上では2.5ms毎に送受信が行わ
れるのに対し、制御キャリア上でのスーパーフレーム構
造としては屋内用親機1の場合、1秒間に8スロット以
下という送信条件があって、8スロットの場合には制御
キャリア上では125ms毎の送信となる。このように
BCCHスキャン等の制御キャリア上における処理につ
いては、通信キャリア上の処理に比べて非常に長い時間
を要する。従って、屋内用親機61の回線が塞がってい
た場合には、移動用子機62と屋外基地局64との通信
が可能となる迄に要する待ち時間がかなり長くなってし
まい、大変使い勝手が悪い。
【0008】本発明は、かかる現状に鑑みてなされたも
のであり、移動用の子機が、移動先において、その親機
と通信できる場合には該親機との接続を行い、該親機と
通信ができない場合には、屋外基地局との接続をスムー
スに行い得るディジタルコードレス電話装置を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるディジタ
ルコードレス電話装置は、無線通信により、屋内用親機
及び屋外基地局と会話及び制御データの送受信が可能で
ある移動用子機を有するディジタルコードレス電話装置
において、前記移動用子機が、待ち受け状態において、
前記屋外基地局との交信で使用されるフレーム構造を認
識して記憶するフレーム構造認識記憶手段と、記憶した
前記フレーム構造に従い、前記屋外基地局から送信され
るスロットの受信タイミングを制御する受信タイミング
制御手段と、屋外基地局から送信されるスロットの受信
タイミングに設定された状態において、前記屋内用親機
から送信されるスロットを検出することにより該親機と
の通信が可能であるか否かを判断する判断手段と、前記
屋内用親機との通信が可能であると判断された場合に該
親機との接続を行い、該親機との通信が不可能である場
合に前記屋外基地局との接続を行う接続手段とを備えた
ことを特徴としている。
【0010】また、本発明は、無線により、屋外基地局
及び移動用子機と通信が可能である屋内用親機を有する
ディジタルコードレス電話装置において、前記屋内用親
機が、前記屋外基地局から送信されるバースト信号を受
信し、所定の中間周波数に変換する屋外バースト信号受
信・周波数変換部と、前記屋外バースト信号受信・周波
数変換部から送信される中間周波数信号をディジタル復
調する屋外バースト復調部と、前記屋外バースト復調部
から送信されるディジタル信号の同期ビット列からスロ
ット同期を達成し、制御データを解析してスロット番号
及びスロットタイミングを認識する屋外基地局スロット
解析部とを備えたことを特徴としている。
【0011】
【作用】上記構成によれば、屋外を移動して使用される
移動用子機は、屋内に設置された親機と、屋外に設置さ
れた基地局と無線により通信が可能となっている。移動
用子機が屋外の移動先で使用される場合、移動用子機
は、待ち受け状態において、フレーム構造認識記憶手段
によって屋外基地局のフレーム構造が認識され記憶され
る。更に、受信タイミング制御手段により、記憶したフ
レーム構造に従って、屋外基地局からの送信スロットの
受信タイミングが制御される。
【0012】次に、屋内用親機からの送信スロットが検
出され、判断手段によって該親機との通信が可能である
と判断された場合には、接続手段によって該親機との接
続が行われる。また、親機との接続が不可能である場合
には、同じく接続手段により屋外基地局との接続が行わ
れる。以上の結果、移動用子機は、待ち受け状態におい
ては、常に、屋外基地局と通信が可能な状態となってい
る。そして、その屋内用親機との通信が可能となった場
合には、一旦、回線使用料の安価な屋内用親機との通信
が可能な状態となる。そこで、子機は親機との通信を行
うことになるが、親機の回線が塞がっていた場合には、
屋外基地局との通信が可能な状態に自動的に切り換わ
る。
【0013】また、屋内用親機の方では、その屋外バー
スト信号受信・周波数変換部にて、屋外基地局から送信
されるバースト信号が受信され、所定の中間周波数に周
波数変換される。更に、屋外バースト復調部にて、中間
周波数信号となったバースト信号がディジタル復調され
る。そして、屋外基地局スロット解析部にて、復調され
たディジタル信号の同期ビット列からスロット同期がと
られ、制御データの解析が行われて、スロット番号及び
スロットタイミングの情報が得られる。そこで、この情
報を元に、屋内用親機は屋外基地局との通信を開始す
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明にかかるディジタルコードレス
電話装置の一実施例を図面を用いて具体的に説明する。
図1は、本発明にかかるディジタルコードレス電話装置
の屋内用親機の構成を示すブロック図である。各部の構
成を動作により説明すると、次のようになる。移動用子
機からの送信信号を、アンテナを通じてRF/IF受信
部1(屋内用)で受信する。次に、RF/IF受信部1
(屋内用)では、受信信号を中間周波数に周波数変換
し、復調部3へ送る。復調部3では中間周波数に変換さ
れた信号をディジタル復調し、ディジタル伝送処理部5
へ送る。ディジタル伝送処理部5では、復調されたディ
ジタルデータを各種データに分離する。分離された制御
データとスロット種別データについては制御部9のTC
H制御部9a(後述する)へ送られる。また、分離され
た音声データについては音声コーデック部6へ送られ、
続いて、スピーカー11から音声出力される。また、マ
イク12を通じて入力された音声を音声コーデック部6
で音声データとなし、続くデジタル伝送処理部5で制御
データ等の各種データと合成する。更に変調部4でディ
ジタル変調した後、RF/IF送信部2で無線信号とな
し、アンテナを通じて移動用子機へ送信する。
【0015】制御部9は、TCH制御部9aとCCH制
御部9bとマンマシン制御部9cの3つの制御部から構
成されている。TCH制御部9aは通信チャンネル(T
CH)を、CCH制御部9bは制御チャンネル(CC
H)を制御する。そして、マンマシン制御部9cはLC
D表示部13と操作キー14を制御する。また、CCH
制御部9bは、RF/IF受信部1(屋内用)で測定し
た移動用子機からの受信レベルの結果から移動用子機と
の通信を行おうとする場合に、RF/IF送信部2に対
して送信のタイミングを指示する。
【0016】一方、屋外基地局から送信されて来るスー
パーフレームについては、アンテナを通じ屋外用RF/
IF受信部7で受信される。更に屋外用RF/IF受信
部7で中間周波数に周波数変換され、屋外バースト用復
調部8にてディジタル復調された後、基地局スロット解
析部10へ送られる。そこで基地局スロット解析部10
では、基地局のスロットタイミングとフレームにおける
スロット番号を認識し、その認識結果をCCH制御部9
bへ送る。CCH制御部9bはその情報を元に、RF/
IF送信部2に対し送信タイミングの指示を行う。
【0017】図2は、本発明にかかるディジタルコード
レス電話装置の移動用子機の構成を示すブロック図であ
る。図1に示す屋内用親機の構成と比較すると明らかな
ように、この移動用子機には、屋外基地局から送信され
て来るスーパーフレームを受信するための専用の屋外用
RF/IF受信部7や屋外バースト用復調部8、更に基
地局スロット解析部10は設けられていない。そして、
制御部9に新たにBCCH記憶部9dが設けられたこと
以外は図1に示したのと同様な構成となっているので、
同一番号を使用するものとし、各部の説明を省略する。
【0018】移動用子機におけるCCH制御部9bで
は、RF/IF受信部1で測定した屋内用親機から送信
されるスロットの受信信号レベルから、自身が屋内用親
機と通信可能な範囲に在るか否かの判定を行う。また、
BCCH記憶部9dでは屋外基地局が送信するスーパー
フレーム構造を記憶しておく。次に、RF/IF受信部
1からの測定レベル結果と制御データの有する情報か
ら、CCH制御部9bは、BCCH記憶部9dに記憶し
たスーパーフレームに関する情報を元に、RF/IF受
信部1及びRF/IF送信部2へ送受信のタイミング
と、送受信周波数の指示を行う。また、何れの対象局即
ち、屋外基地局及び屋内用親機ともリンク確立不可の場
合には、マンマシン制御部9cは、LCD表示部13に
対し通信不可の旨を表示するように指示する。なお、リ
ンク確立不可の判定は、屋外基地局からリンク割当拒否
を受信した場合に行われる(後述する)。
【0019】図3は、本発明にかかるディジタルコード
レス電話装置で使用する制御キャリア上でのスーパーフ
レームの構成を示す模式図である。(a)は、基本的な
スーパーフレームのとり方を示している。図で示すよう
に、1フレームは上りと下りの各4スロットずつの8ス
ロットから構成されている。また、1スロットは625
μsであり、1フレームの周期は5msとなっている。
また、1スーパーフレームを構成する先述したBCC
H,SCCH,PCHの各信号の送信周期は、5×n
(ms)となっている。但し、nは制御キャリア上で行
われるバースト送信の周期である。
【0020】(b)は、屋外基地局が送信するスーパー
フレームの構成例と屋内用親機が送信するスーパーフレ
ームの構成例を夫々示している。この例では、屋外基地
局の発信スロットとして、バースト送信周期を20ms
とし、1スーパーフレーム内におけるPCHの着信群数
を4としている。従って、BCCH,PCH,SCCH
の各送信周期は、図で示すように5×20=100ms
となる。また、屋内用親機の発信スロットとしては、バ
ースト送信周期を40msとし、1スーパーフレーム内
におけるPCH着信群数を2としている。従って、この
場合はBCCH,PCH,SCCHの各送信周期は5×
40=200msとなる。
【0021】次に、(b)の図を参照しながら、移動用
子機と屋外基地局及び屋内用親機との通信のやりとりに
ついて説明する。初めに、屋内用親機は屋外基地局のス
ーパーフレームを受信して、フレームにおけるスロット
位置を示すスロット番号の異なる空きスロット位置に対
してスロット送信を行い、そのスーパーフレームを構成
している。また、移動用子機は、屋外基地局の発信して
いるBCCHを受信して、そのスーパーフレーム構成を
予めBCCH記憶部9dに記憶しておく。移動用子機が
屋内用親機からのBCCHをスキャンして受信した場合
には、屋内用親機へリンク確立要求のSCCHを送信す
る。ここでは、この移動用子機からの上りSCCHに対
し、リンク割当拒否の下りSCCHが屋内用親機から移
動用子機に送信された場合について示している。また、
移動用子機は既に、屋外基地局のスーパーフレーム構造
を認識しているので、今度は屋外基地局に対してリンク
確立要求の上りSCCHを送信する。これを受けて屋外
基地局は、移動用子機に対してリンク割当の指示として
下りSCCHを送信する。即ち、移動用子機に対し、通
話チャンネル上で使用する周波数と、スロット番号が指
示される。なお、これ以後については、サービスチャン
ネルを確立するための通信のやりとりが行われることに
なる。
【0022】図4及び図5は、本発明にかかるディジタ
ルコードレス電話装置の移動用子機で行われる制御の流
れを示すフローチャートである。図4に示すように、初
めに移動用子機は、屋外基地局から送信されるBCCH
のスキャンを行う(S1)。この場合、送受信周波数と
しては屋外用の制御キャリアを指示する。そして、屋外
基地局からのBCCHを受信したか否かについて判定を
行い(S2)、受信した場合(S2において YESの場
合)には次順のS3を実行し、受信していない場合(S
2においてNOの場合)にはS1を実行する。S3では、
受信したBCCHから、屋外基地局のスーパーフレーム
構造を記憶し、また、屋外基地局のスロットタイミング
を同期ビット列検出により測定して、屋外基地局からの
PCH受信のタイミングを管理する。この場合、送受信
周波数の指示については、屋外基地局からのPCHの受
信時(受信時間については送受信タイミング指示により
行う)以外は屋内用の制御キャリアを指示する。次に、
屋内用親機からの送信スロットをその受信レベルにより
確認し、自身(移動用子機)が屋内用親機と通信可能な
範囲内に存在するか否かを判定する(S4)。そして、
存在する場合(S4において YESの場合)には、次順の
S5を実行し、存在しない場合(S4においてNOの場
合)には後述するS10以降の処理を実行する。
【0023】S5では、屋内用親機からの送信されるB
CCHのスキャンを行う。そして、屋内用親機からのB
CCHを受信したか否かについての判定を行い(S
6)、受信した場合(S6において YESの場合)には、
次順のS7を実行し、受信していない場合(S6におい
てNOの場合)には直前のS5を実行する。S7では、屋
内用親機へ上りSCCHを用いてリンク確立要求を行
い、屋内用親機の送信スロットから屋内用親機のスーパ
ーフレーム周期の間、下りSCCHをスキャンする。そ
こで屋内用親機からの下りSCCHを受信できた場合
(S8において YESの場合)には次順のS9を実行し、
受信できなかった場合(S8においてNOの場合)には再
度S7を実行する。
【0024】S9では更に、受信した屋内用親機からの
下りSCCHの有する情報が、リンク割当(即ち、通信
チャンネル上で使用する周波数とスロット番号の指示の
こと)であるか或いは割当拒否であるかを調べる。そし
て、割当である場合には後述するS14〜S22の処理
を実行し、割当拒否である場合にはS10〜S13の処
理を実行する。そこで割当拒否の場合には、送受信周波
数の指示については屋外用の制御キャリアを指示し、屋
外基地局へ上りSCCHを用いてリンク確立要求を行
い、屋外基地局の送信スロットから屋外基地局のスーパ
ーフレーム周期の間、下りSCCHをスキャンする(S
10)。そして、屋外基地局からの下りSCCHを受信
できた場合(S11において YESの場合)には次順のS
12を実行し、受信できなかった場合(S11において
NOの場合)にはS10を実行する。S12では、受信し
た屋外基地局からの下りSCCHの有する情報が、リン
ク割当であるか割当拒否であるかを調べる。そして、リ
ンク割当の場合にはS14〜S22の処理を実行し、割
当拒否の場合にはリンク割当ができないと判定して、リ
ンク確立不可(通信不可)の旨をLCDに表示する(S
13)。
【0025】一方、上記S9及びS12でリンク割当が
あると判定された場合には、割当情報に指示されている
通信キャリア上へ周波数を切り換えて、スロットを移し
(S14)、更に、キャリアセンス即ち、空きチャンネ
ルの確認のため、指示された周波数上のスロットレベル
の測定を行う(S15)。そして、割当スロットが空き
スロットであるか否かを判定し(S16)、空きスロッ
トである場合(S16において YESの場合)にはS18
を実行し、空きスロットでない場合(S16においてNO
の場合)にはS17を実行する。
【0026】S17では、再度、リンク確立を要求する
為、上りSCCHのデータ内容を変更して、再びS7以
降の処理を実行する。また、S18では、リンク割当を
送信した対象局に対して同期バーストを送信し、続いて
前記対象局からの同期バーストを受信し(S19)、更
に、前記対象局に対してTCHアイドルバーストを送信
する(S20)。ここで、TCHアイドルバーストは、
呼設定、認証等の機能情報を制御データとして有してい
る。そして、前記対象局からのTCHアイドルバースト
を受信し(S21)、音声データを有したTCHの送受
信が可能な状態にする(S22)。
【0027】
【発明の効果】以上の本発明によれば、屋外基地局の通
信可能領域及び屋内用親機の通信可能領域内に移動用子
機が存在するとき、移動用子機は、回線使用料の安価な
屋内用親機との接続を優先して行う。また、屋内用親機
と通信が不可である場合でも、既に屋外基地局との接続
に必要となる制御キャリア上での処理を済ませているの
で、屋外基地局との通信をスムースに開始することがで
きるようになる。この結果、待ち時間を少なくして通信
を開始できる使い勝手の良い、経済的なコードレス電話
装置を提供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるディジタルコードレス電話装置
の屋内用親機の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明にかかるディジタルコードレス電話装置
の移動用子機の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明にかかるディジタルコードレス電話装置
で使用する制御キャリア上でのスーパーフレームの構成
を示す模式図である。
【図4】本発明によるディジタルコードレス電話装置の
移動用子機で行われる制御の流れを示すフローチャート
である。
【図5】図4に示すフローチャートの続きである。
【図6】ディジタルコードレス電話装置が使用される環
境の例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 RF/IF受信部 2 RF/IF送信部 9a TCH制御部 9b CCH制御部 9c マンマシン制御部 9d BCCH記憶部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−112893(JP,A) 特開 平4−287434(JP,A) 特開 平1−170135(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信により、屋内用親機及び屋外基
    地局と会話及び制御データの送受信が可能である移動用
    子機を有するディジタルコードレス電話装置において、 前記移動用子機が、 待ち受け状態において、前記屋外基地局との交信で使用
    されるフレーム構造を認識して記憶するフレーム構造認
    識記憶手段と、 記憶した前記フレーム構造に従い、前記屋外基地局から
    送信されるスロットの受信タイミングを制御する受信タ
    イミング制御手段と、 屋外基地局から送信されるスロットの受信タイミングに
    設定された状態において、前記屋内用親機から送信され
    るスロットを検出することにより該親機との通信が可能
    であるか否かを判断する判断手段と、 前記屋内用親機との通信が可能であると判断された場合
    に該親機との接続を行い、該親機との通信が不可能であ
    る場合に前記屋外基地局との接続を行う接続手段とを備
    えたことを特徴とするディジタルコードレス電話装置。
  2. 【請求項2】 無線により、屋外基地局及び移動用子機
    と通信が可能である屋内用親機を有するディジタルコー
    ドレス電話装置において、 前記屋内用親機が、 前記屋外基地局から送信されるバースト信号を受信し、
    所定の中間周波数に変換する屋外バースト信号受信・周
    波数変換部と、 前記屋外バースト信号受信・周波数変換部から送信され
    る中間周波数信号をディジタル復調する屋外バースト復
    調部と、 前記屋外バースト復調部から送信されるディジタル信号
    の同期ビット列からスロット同期を達成し、制御データ
    を解析してスロット番号及びスロットタイミングを認識
    する屋外基地局スロット解析部とを備えたことを特徴と
    するディジタルコードレス電話装置。
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