JP2975850B2 - デジタルコードレス電話装置 - Google Patents

デジタルコードレス電話装置

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JP2975850B2
JP2975850B2 JP6179118A JP17911894A JP2975850B2 JP 2975850 B2 JP2975850 B2 JP 2975850B2 JP 6179118 A JP6179118 A JP 6179118A JP 17911894 A JP17911894 A JP 17911894A JP 2975850 B2 JP2975850 B2 JP 2975850B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基地局及び親機の双方
との交信が可能であるデジタルコードレス電話装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、自動車電話や携帯電話を中心とす
る次世代のデジタル移動通信システムの実用化に向け
て、我国のみならず、各国にて活発な研究開発が進めら
れている。主要なデジタル移動通信システムには次のよ
うなものがある。コードレス電話システムとしては、D
ECT(Digital European Cordless Telecommunicatio
ns; デジタル欧州コードレス電話システムであって、そ
の標準化主体はETSI、即ち、European Telecommuni
cations Standards Institute ;欧州電気通信標準化機
構である)や、CT2(Cordless Telephone Class 2の
略であって、英国で開発されたデジタルコードレス電話
システムであり、その標準化主体はBSI、即ち、Brit
ish Standards Institute ;英国標準協会及びETSI
である)、我国では、PHS(Personal Handy Phone S
ystem の略であって、その標準化主体は郵政省の電気通
信技術審議会である)等がある。
【0003】また、デジタル自動車電話システムとして
は、GSM(Global System for Mobileの略であって、
汎欧州自動車電話システムであり、その標準化主体はE
TSIである)や、AMPS(Advanced Mobile Phone
Service 略であって、北米デジタル自動車電話システム
であり、その標準化主体はTIA、即ち、Telecommunic
ation Industries Association;米国電気通信工業会で
ある)や、TACS(Total Access Communications Sy
stemの略であって、前記AMPSを改良したものであ
り、英国を中心として、オーストラリア、シンガポー
ル、香港、日本等世界的に利用されている。なお、我国
では、自動車電話とか、セルラー電話という名称で以て
一般に利用されている)等がある。
【0004】一方、カナダでも、その特有のコードレス
電話システムについて、Communication Canada RSS
−130(なお、RSSはRadio Standards Specificat
ionの略であって、IETS 300,131CT2規
格がその基礎になっている)にて諸元の標準化が行われ
ている。この規格は、通常,CT−2PLUSと呼ばれ
ており、上記CT−2をカナダ独特の形に改良したもの
となっている。なお、RSS−130では、CLASS
1で以てCT−2を、CLASS2で以てCT−2PL
USを夫々標準化している。
【0005】CT−2PLUSの主要諸元は次のとおり
である。使用周波数帯は、送受信共通で944〜94
8.5MHz(なお、952MHzまで予定されてい
る)である。アクセス方式は、CSC(Common Signall
ing Channel;共通制御チャネル)においてはTDMA−
TDD方式が、それ以外の通信チャネル等においてはC
T−2と同じFDMA−TDD方式が採用されている。
そして、このアクセス方式が、まさにCT−2PLUS
の特徴となっている。
【0006】また、音声符号化方式は、32KbpsA
DPCMであり、チャネル間隔は100KHz、伝送速
度は72Kbps、変調方式はGMSK(Gaussian Fil
tered Minimum Shift Keyingの略であって、デジタル信
号によるベースバンド信号を、ガウス形フィルタで帯域
制限し、MSK変調を行う方式である)であり、基地局
半径は50〜200m程度となっている。
【0007】図6は、RSS−130で標準化されてい
るCT−2並びにCT−2PLUS規格におけるチャネ
ル割当と、共通制御チャネルについてのスーパーフレー
ム構成を示す模式図である。図で示すように、CT−2
とCT−2PLUSでは、共に、周波数軸上にて、トラ
フィックチャネル(TRAFFIC CHANNEL;通信チャネル)と
して1〜40chの40チャネルが割り当てられてい
る。また、CT−2PLUSでは、更に、41〜44c
h迄の4チャネルがCSC(共通制御チャネル)として
割り当てられている。また、該44chに続いて、45
〜80ch迄の36チャネル(EXPAND TRAFFIC CHANNE
L)が、他のデータ通信用として用意されている(図
中、T.B.D;To,Be,Decidedjと記し
ている)。このように、CT−2PLUSでは、合計8
0のチャネルがデジタルコードレス電話用のチャネルと
して割り当てられている。
【0008】なお、使用周波数帯については、CT−2
では864〜868.5MHzが使用され、CT−2P
LUSで使用される944〜952MHzとは異なって
いる。従って、各チャネルに割り当てられた周波数につ
いては、両者において当然に異なっている。次に、CT
−2PLUSでは、CPP(Cordless Portable Partの
略であって、所謂、子機のことである)と、BS−CF
P(Base Station Cordless FixedPartの略であって、
所謂、基地局のことである)とは、最初に上記CSCを
通じて交信するようになっている。そして、BS−CF
PからはCPPに対して報知・監視情報等が伝達され、
通信に供される候補チャネルが決められて、該チャネル
についてリンク確立が行われるようになっている。
【0009】また、CSCは、上述したように、4周波
で構成されているが、各周波については、時分割多重さ
れる12のチャネルで以て構成された72msecのス
ーパーフレームを単位としてTDMAによってアクセス
されるようになっている。従って、BS−CFPでは、
周波数軸上の4チャネルと時間軸上の12チャネルの合
計である4*12=48チャンネルの内の1つのチャネ
ルを使用して、CPPとの通信に必要な制御情報をCP
Pに対して送出している。この制御情報は、システムに
関する情報やリンクチャネルに関する情報等であって、
常時、CPPに対して報知されている。
【0010】また、CT−2PLUSでは、CT−2の
規格も満足しており、CPPは、BS−CFPだけでな
く、CFP(Cordless Fixed Part の略であって、所
謂、親機のことである)とも、交信ができるようになっ
ている。この場合、CPPは、上記CSC以外の通信チ
ャネルを使用してCFPとの交信を行うようになってい
る。
【0011】図7は、CT−2PLUSにおけるリンク
確立の各段階での送受信タイミングを示すタイムチャー
トである。RSS−130では、リンク確立の各段階に
おける伝送フォーマットをMUX1〜MUX4(なお、
MUXはMultiplex の略であって、音声データやその他
各種データの多重化形式を示している)として規定して
いる。MUX1はリンク確立された段階における通話チ
ャネル上での伝送フォーマットを、MUX2はMUX1
の段階、即ち、通話チャネルに移行する迄の前段階にお
ける伝送フォーマットを、MUX3はMUX2の段階に
至る迄の前段階であって、CPPからCFPに対してリ
ンク確立要求が一方的に出される段階における伝送フォ
ーマットを、MUX4はMUX3の段階に至る迄の前段
階における、CSC上での伝送フォーマットを、夫々規
定している。
【0012】(1)はトラフィックチャネルを使用して
行われるCPPとCFP(なお、BS−CFPについて
も同じである)間のMUX1及びMUX2における送受
信タイミングを示すタイムチャートであって、CPPと
CFPとは、時間軸上で交互に連続して、1msec
間、送受信(なお、図中、Txは送信期間を示してい
る)を行うようになっている。また、一方が送信タイミ
ングにあるとき、片方はそれに対する受信タイミングと
なっている。
【0013】(2)は、トラフィックチャネルを使用し
て行われるCPPのMUX2での受信タイミングを示す
タイムチャートであって、時間軸上で1msecの間隔
を置いて受信(なお、図中、受信期間をListenと
表示している)を行うようになっている。(3)は、ト
ラフィックチャネルを使用して行われるCPPのMUX
3での送受信タイミングを示すタイムチャートであっ
て、1msecの送信スロットが時間軸上で連続して5
個配されており、更に、これに続いて1msecの受信
スロットが2個配されており、全体として7msecを
単位として送受信を行うようになっている。
【0014】(4)は、CSCを使用して行われるCP
PとBS−CFP(なお、図中、CFPと略して記す)
間における、MUX4での時間軸上のスーパーフレーム
構造と、該スーパーフレーム内に時分割されたチャネル
を使用して行われる送受信タイミングを示すタイムチャ
ートである。ここで、1スーパーフレームは72mse
cであって、更に、これが12分割されて、6msec
のチャネルが12個連続して配された構成となってい
る。また、その6msecの1チャネルは、更に6分割
されて、1msecのタイムスロットが6個連続して配
された構成となっている。そして、BS−CFPとCP
Pとは、互いに、連続した各タイムスロットを交互に送
信期間として使用するようになっている。なお、一方が
送信タイミングにあるとき、片方はそれに対する受信タ
イミングとなっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したC
T−2PLUSの規格を採用しているCPPでは、CF
PとBS−CFPのどちらとも交信が可能であって、そ
のどちらと交信するかについては、CPPサイドにて選
択するようになっている。実際には、CPPの使用者が
スイッチ等でモード切り替えを行うことによって、CF
P或いはBS−CFPのいずれかとの交信が選択され
る。
【0016】しかしながら、CFPとBS−CFPとは
隣接しているケースもあって、そのような場合に、使用
者が、それらの内のどちらと通信すべきかを判断するこ
とは通常困難であると言わざるを得ない。そして、CF
Pと交信ができるにもかかわらず、BS−CFPを選択
してしまった場合には、通話料金が高くなってしまい、
大変不経済である。
【0017】また、CFPとBS−CFPのどちらか一
方としか通信できないようなケースにおいても、そのこ
とを使用者が正確に判断することは、かなり困難なこと
である。その結果、スイッチ操作を誤ってしまい、発着
信が全くできなくなってしまうといった不測の事態を招
くこともあり、実用上、大変不経済な結果を招いてしま
うことさえある。
【0018】本発明は、かかる現状に鑑みてなされたも
のであり、常に、基地局或いは親機との接続を、自動的
に、スムースに成し得るデジタルコードレス電話装置を
提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、親機や移動先の基地局を介して、相手先
との無線通信が可能である子機を有するデジタルコード
レス電話装置であって、前記子機が、制御チャネルを通
じて、前記基地局よりスーパーフレームにて送信されて
くる報知情報を受信する第1の受信手段と、前記スーパ
ーフレームの間欠時間を利用して、前記親機から送信さ
れてくる着呼がある旨の情報を受信する第2の受信手段
と、前記第1或いは第2の受信手段によって受信された
受信情報に従い、前記基地局或いは親機との間のリンク
確立を行うリンク確立手段と、を備えたことを特徴とし
ている。
【0020】ここで、前記第1の受信手段が、更に、全
制御チャネルをスキャンして、前記基地局から送信され
てくる報知情報を受信する制御チャネルを検索する第1
のチャネル検索手段を備え、前記第2の受信手段が、更
に、全制御チャネルを除く他の全通信チャネルをスキャ
ンして、前記親機から送信されてくる情報を受信する通
信チャネルを検索する第2のチャネル検索手段を備えて
いる。
【0021】ここで、前記第2の受信手段が、更に、そ
の受信動作を行う時期が、前記基地局と制御チャネルを
通じて行われる送受信期間になっているか否かを検出す
る送受信期間検出手段を備え、前記送受信期間検出手段
によって、送受信期間になっていないことが検出された
場合に、その受信動作を行う一方、前記親機との交信を
前記基地局との交信に優先して行うように制御する。
【0022】また、本発明は、前記第1の受信手段が、
コミュニケーションズ カナダRSS−130 クラス
2の規格を満足し、前記第2の受信手段が、コミュニケ
ーションズ カナダRSS−130 クラス1の規格を
満足することを特徴としている。
【0023】
【作用】本発明の構成によれば、本デジタルコードレス
電話装置の有する子機は、親機や移動先の基地局を介し
て、相手先との無線通信が可能となっている。子機で
は、第1の受信手段によって、制御チャネルを通じて、
基地局よりスーパーフレームにて送信されてくる報知情
報が受信される。また、第2の受信手段によって、基地
局から送信されてくるスーパーフレームの間欠時間を利
用して、親機から送信されてくる着呼がある旨の情報が
受信される。更に、リンク確立手段によって、第1或い
は第2の受信手段によって受信された受信情報に従い、
基地局或いは親機との間のリンク確立が行われる。
【0024】ここで、第1の受信手段には、更に、第1
のチャネル検索手段が備えられており、該第1のチャネ
ル検索手段によって、全制御チャネルがスキャンされ、
基地局から送信されてくる報知情報を受信するための制
御チャネルが検索される。また、第2の受信手段には、
更に、第2のチャネル検索手段が備えられており、該第
2のチャネル検索手段によって、全制御チャネルを除く
他の全通信チャネルがスキャンされ、親機から送信され
てくる情報が受信される。
【0025】ここで、第2の受信手段には、更に、送受
信期間検出手段が備えられており、該送受信期間検出手
段によって、その受信動作を行う時期が、基地局と制御
チャネルを通じて行われる送受信期間になっているか否
かの検出が行われる。そして、該送受信期間検出手段に
よって、送受信期間になっていないことが検出された場
合には、第2の受信手段は、その受信動作を行う一方
で、前記親機との交信が、基地局との交信に優先して行
うように制御する。
【0026】また、本発明の構成によれば、第1の受信
手段は、コミュニケーションズ カナダRSS−130
クラス2の規格を、そして、第2の受信手段は、コミ
ュニケーションズ カナダRSS−130 クラス1の
規格を満足しており、夫々の規格に従って動作するよう
になっている。以上の結果、本発明にかかるデジタルコ
ードレス電話装置の子機では、基地局と親機とが自動的
に選択されて、そのいずれか一方と、スムースに接続さ
れる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って、具
体的に説明する。図1は、本発明にかかるデジタルコー
ドレス電話装置のCPPがCSCを使用して行う送受信
制御を示すフローチャートである。電源投入後は、先ず
システムを構成する各ハードウェアをイニシャライズす
る(S1)。その後、4周波の各CSCに対してRSS
I(電界強度)レベルを順次測定してゆき、その高い順
にチャネルリストを作成する(S2)。そして、作成し
たチャネルリストの中でRSSIレベルの最も高いチャ
ネルから順に同調をかけてゆき(S4)、BS−CFP
からの報知データを間欠受信する(S5)。更に、この
間欠受信したデータをチェックして、所望のBS−CF
Pからのデータであるか否かについて判断する(S
6)。
【0028】ここで、所望のBS−CFPからのデータ
であると判断した場合(S6においてYesの場合)に
は、次なるステップS7の処理に移行する。また、所望
のBS−CFPからのデータではないと判断した場合
(S6においてNoの場合)には、ステップS3の処理
に戻る。そして、4周波の各CSCに対するRSSIレ
ベルの検査が終了した場合(S3においてYesの場合
であって、所定のRSSIレベルが検出されなかった場
合、即ち、CSCが無い場合である)には、ステップS
7の処理に移行する。
【0029】ステップS7では、CSCを使用してのデ
ータの送受信期間になっているか否か(具体的には、各
CSCに対するアクセスフレームである72msecの
スーパフレーム内における、送受信に供される1チャネ
ルの6msecになっているか否か)について確認す
る。そして、CSCを使用しての送受信期間になってい
ると確認した場合(S7においてYesの場合)には、
ステップS15の処理に移行して、以後、通常の送受信
処理を実行してゆく。
【0030】また、ステップS7においてNoの場合、
即ち、CSCを使用しての送受信期間にはなっていない
と確認した場合(具体的には、72msecのスーパフ
レーム内における、送受信に供される1チャネルの6m
secを除く残りの66msecの期間内であるか否か
を確認する)には、この期間を利用して、CSC以外の
全ての通信チャネルに対してRSSIレベルを順次測定
してゆき、有効RSSIレベルを有する通信チャネル
(即ち、CFPからの情報、即ち、着呼がある旨の情報
が送信されているであろう通信チャネル)を検索する
(S8)。但し、この場合、66msec間に全ての通
信チャネルを検索する必要はない。
【0031】次に、CFPに対して送信を行う場合(S
9においてYesの場合、即ち、発呼の場合である)に
は、Dの処理(図3に示す)に移行する。また、送信し
ない場合(S9においてNoの場合、即ち、着呼の場合
である)には、CFPからの送信データを受信するため
に、ステップS8にて検索した有効RSSIレベルを有
する通信チャネルに同調をかけ(S10)、データ受信
を行う(S11)。
【0032】続いて、受信データをチェックして(S1
2)、所望のCFPからの送信データであると確認した
場合(S12においてYesの場合)には、Cの処理
(図3に示す)に移行する。また、所望のCFPからの
送信データではなく(S12においてNoの場合)、C
SC以外の全ての通信チャネルについての検査を終了し
た場合(S13においてYesの場合)には、CSCの
有無を確認して(S14)、CSCが有る場合(S14
においてYesの場合)には、ステップS7の処理に移
行する。また、CSCが無い場合(S14においてNo
の場合)には、ステップS2の処理に戻る。
【0033】一方、ステップS15では、送信するか否
かを確認して、送信する場合(S15においてYesの
場合であって、発呼の場合である)には、Bの処理(図
2に示す)に移行する。また、送信しない場合(S15
においてNoの場合であって、着呼の場合である)に
は、BS−CFPからのLINK−GRANT(リンク
許可のメッセージ)を受信したか否かをチェックして
(S16)、受信した場合(S16においてYesの場
合)には、Aの処理(図2に示す)に移行し、受信しな
かった場合(S16においてNoの場合)には、ステッ
プS7の処理に移行する。
【0034】図2は、図1に示すフローチャートの続き
であって、CPPがCSCを使用して行う送受信動作の
制御を示すフローチャートである。図1のステップS1
5に続くBの処理では、CPPは、BS−CFPに対し
てLINK−REQUEST(リンク許可願のメッセー
ジ)を送信した場合(S21においてYesの場合)
に、Dの処理(図3に示す)に移行する。また、LIN
K−REQUESTを送信しない場合(S21において
Noの場合)には、ステップS2において検索した有効
なRSSIレベルを有するCSCに同調をかけ(S2
2)、そこからの受信データが所望のBS−CFPから
のものであるか否かを確認する(S23)。そこで、所
望のBS−CFPからのデータが受信できた場合(S2
3においてYesの場合)には、更に、BS−CFPか
ら送信されてくるID−OK(IDコードOKのメッセ
ージ)を受信したことを確認して(S24においてYe
sの場合)、Cの処理(図3に示す)に移行する。ま
た、所望のBS−CFPからのデータが受信されなかっ
た場合(S23においてNoの場合)には、ID−OK
の受信を待つ。
【0035】また、図1のステップS16に続くAの処
理では、CPPは、BS−CFPからのID−OKを受
信したことを確認して(S25においてYesの場
合)、Cの処理(図3に示す)に移行する。また、ID
−OKを受信していない場合(S25においてNoの場
合)には、ID−OKの受信を待つ。図3は、図1及び
図2に示すフローチャートの続きであって、送受信の各
場合おけるリンク確立動作の制御を示すフローチャート
であって、OSI参照モデルのレイヤ2及びレイヤ3に
該当する処理となっている。
【0036】図1のステップS12並びに図2のステッ
プS24及びS25の処理に続くCの処理の内容は、次
のとおりである。受信の場合に通話に入りたい時、CP
Pは、CFP或いはBS−CFPに対してCONNEC
T(接続指示のメッセージ)を送信した後(S31)、
ひき続いてLINK−REQUESTを送信する(S3
2)。更に、CFP或いはBS−CFPからのLINK
−GRANTの受信を待って(S33)、ID−OKを
CFP或いはBS−CFPに対して送信する(S2
4)。このようにして、受信の場合のリンク確立が行わ
れる。
【0037】また、図1のステップS9及び図2のステ
ップS21の処理に続くDの処理の内容は次とおりであ
る。送信の場合、CPPは、CFP或いはBS−CFP
からのLINK−GRANTの受信を待って(S3
5)、ID−OKをCFP或いはBS−CFPに対して
送信する(S36)。このようにして、受信の場合のリ
ンク確立が行われる。
【0038】図4は、発呼リンク確立のシーケンス図で
あって、具体的には、MUX4→MUX3→MUX2→
MUX1と多重化の段階を進めることによって、通話が
可能となる迄の通信プロトコルを示している。先ず、M
UX4にて、CSCを使用して、BS−CFP(図では
CFPと記す)からCANDIDATE CHANNE
LS(候補チャネルの情報)が、CFP INFO(C
FP情報)としてCPPに対して送信される。これを受
信したCPPでは、LINK−REQUESTをCFP
に対して送信する。なお、このMUX4での通信は、C
SCを使用するCT−2PLUS規格特有の通信となっ
ている。
【0039】その後、CT−2規格に従って、候補チャ
ネルとされたトラフィックチャネルに移行して、MUX
3にて、CPPからCFP(BS−CFPも同じ。以下
も同様である)に対して一方的にLINK−REQUE
STを送信する。なお、図7に示したように、この場合
のMUX3の伝送フォーマットは、CFP或いはBS−
CFPが、CPPからの送信データを受信し易いような
フォーマットになっている。
【0040】次に、MUX2にて、同トラフィックチャ
ネルを使用して、CFPは、LINK−GRANTをC
PPに対して送信する。これを受信したCPPでは、I
D−OKに続きSABM(Set asynchronous balanced
modeの略であって、ABM、即ち、非同期平衡モードを
設定するためのコマンドである)をCFPに対して送信
する。そして、これを受信したCFPでは、SABM−
ACK(Acknowledgement 、即ち、肯定応答である)を
CPPに対して送信する。
【0041】続いて、CPPからFA(Feature Activa
tionであって、ここでは、データメッセージであること
を示す)や、TERM−CAP(Terminal Capabilitie
s であって、ここではCPPの能力に関するメッセージ
である)等の情報をCFPに対して送信する。そして、
これを受信したCFPでは、BAS−CAP(Base Cap
abilities であって、ここでは、CFPの能力に関する
メッセージである)や、DISP(Display に関するメ
ッセージである)等の情報をCPPに対して送信し、続
けてAUTH−REQ(Authentication Requestであっ
て、認証要求である)を送信する。そして、これを受信
したCPPでは、AUTH−RES(Authentication R
esponce であって、認証応答である)をCFPに対して
送信する。
【0042】更に、CFPでは、CC(Cannel Contro
l)=0、即ち、MUXを変更する旨のメッセージをC
PPに対して送信し、これを受信したCPPではACK
をCFPに対して送信して、MUX1に変更する。ひき
続き、CFPでは、CC=3、即ち、CFPとCPPを
共にMUX1に変更する旨のメッセージをCPPに対し
て送信し、これを受信したCPPではACKをCFPに
対して送信する。この結果、CFPとCPPは共に、以
後、MUX1で動作することとなり、CFPとCPPと
の間にデータリンクが確立される。このようにして、発
呼の場合のリンク確立が行われ、MUX1にて、候補と
されたトラフィックチャネルを使用しての通話状態に移
行する。
【0043】図5は、着呼リンク確立のシーケンス図で
あって、具体的には、MUX4→MUX2→MUX1と
多重化の段階を進めることによって、通話が可能となる
迄の通信プロトコルを示している。なお、着呼であるた
め、MUX3での通信は無い。先ず、MUX4にて、C
SCを使用して、BS−CFPよりCANDIDATE
CHANNELS(候補チャネルの情報)が、CFP
INFO(CFP情報)として、また、それに続いて
LINK−GRANTがCPPに対して交互に送信さ
れ、これをCPPが受信する。
【0044】続いて、CT−2規格に従って、候補チャ
ネルとされたトラフィックチャネルに移行し、MUX2
にて、CFP(BS−CFPも同じ。以下も同様であ
る)よりCPPに対してID−OKが繰り返して送信さ
れる。そして、これを受信したCPPでは、リンガーを
鳴動させる。その後、通話に入るとき、CPPはCON
ECTを指示し、CFPに対して、LINK−REQU
ESTを送信する。これを受信したCFPでは、LIN
K−GRANTをCPPに対して送信する。更に、これ
を受信したCPPでは、ID−OKに続いてSABMを
CFPに対して送信する。そして、これを受信したCF
Pでは、SABM−ACKをCPPに対して送信する。
【0045】続いて、CPPからFA、TERM−CA
P等のメッセージをCFPに対して送信し、これを受信
したCFPでは、BAS、CAP−DISP等のメッセ
ージに続いて、AUTH−REQをCPPに対して送信
する。そして、これを受信したCPPでは、AUTH−
RESをCFPに対して送信する。更に、CFPでは、
CC=0をCPPに対して送信し、これを受信したCP
Pでは、ACKをCFPに対して送信する。ひき続き、
CFPでは、CC=3をCPPに対して送信し、これを
受信したCPPではACKをCFPに対して送信する。
このようにして着呼の場合のリンク確立が行われ、MU
X1にて、候補とされたトラフィックチャネルを使用し
ての通話状態に移行する。
【0046】
【発明の効果】以上の本発明によれば、RSS−130
の規格を満足するデジタルコードレス電話装置を使用す
るにあたり、基地局と親機とが隣接していて、子機がそ
れらのいずれとも交信できるような場合であっても、或
いは、基地局と親機のいずれか一方とだけしか交信でき
ないような場合であっても、子機を、常に、基地局と親
機のいずれとでも交信できる状態にしておくことが可能
となる。
【0047】従って、既存システムのように、子機の利
用者が、基地局と親機のいずれと交信できるかを大体で
判断して、スイッチ等を切り替えるというあやふやな操
作は全く不要となり、基地局と親機のいずれかと、確実
に、しかも、スムースに交信できるようになる。この結
果、誤ったスイッチ操作によって、基地局と親機のいず
れとも交信できないという不測の事態の発生すが完全に
回避され、また、親機と交信できるにもかかわらず、基
地局を選択してしまうことにより、無駄に通話コストを
高くしてしまうといったおそれも無くなり、極めて経済
的な、使い勝手の良いデジタルコードレス電話装置を提
供することが可能となる。
【0048】更に、電話をかけてくる人にとっても、基
地局と親機との双方と交信ができる地域にある場合に、
どちらにかけても必ず子機と通信できるので、電話のか
け直しが必要でなくなる。また、発呼する場合には、相
手側の子機は、常に、基地局と親機の双方とのリンク確
立ができるようになっているので、コストのかからない
CFPの方を選択して、電話をかけるといったことも可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるデジタルコードレス電話装置の
CPPがCSCを使用して行う送受信制御を示すフロー
チャートである。
【図2】図1に示すフローチャートの続きであって、C
PPがCSCを使用して行う送受信動作の制御を示すフ
ローチャートである。
【図3】図1及び図2に示すフローチャートの続きであ
って、送受信の各場合におけるリンク確立動作の制御を
示すフローチャートである。
【図4】発呼リンク確立のシーケンス図である。
【図5】着呼リンク確立のシーケンス図である。
【図6】RSS−130で標準化されているCT−2並
びにCT−2PLUS規格におけるチャネル割当と、共
通制御チャネルについてのスーパーフレーム構成を示す
模式図である。
【図7】CT−2PLUSにおけるリンク確立の各段階
での送受信タイミングを示すタイムチャートである。
【符号の説明】
CPP 子機 CFP 親機 BS−CFP 基地局

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親機や移動先の基地局を介して、相手先
    との無線通信が可能である子機を有するデジタルコード
    レス電話装置であって、 前記子機が、 制御チャネルを通じて、前記基地局よりスーパーフレー
    ムにて送信されてくる報知情報を受信する第1の受信手
    段と、 前記スーパーフレームの間欠時間を利用して、前記親機
    から送信されてくる着呼がある旨の情報を受信する第2
    の受信手段と、 前記第1或いは第2の受信手段によって受信された受信
    情報に従い、前記基地局或いは親機との間のリンク確立
    を行うリンク確立手段と、 を備え 前記第1の受信手段は、更に、全制御チャネルをスキャ
    ンして、前記基地局から送信されてくる報知情報を受信
    する制御チャネルを検索する第1のチャネル検索手段を
    備え、 前記第2の受信手段は、更に、全制御チャネルを除く他
    の全通信チャネルをスキャンして、前記親機から送信さ
    れてくる情報を受信する通信チャネルを検索する第2の
    チャネル検索手段を備え、 前記第2の受信手段は、更に、その受信動作を行う時期
    が、前記基地局と制御チャネルを通じて行われる送受信
    期間になっているか否かを検出する送受信期間検出手段
    を備え、 前記送受信期間検出手段によって、送受信期間になって
    いないことが検出された場合に、その受信動作を行う一
    方、前記親機との交信を前記基地局との交信に優先して
    行うように制御すること を特徴とするデジタルコードレ
    ス電話装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の受信手段は、コミュニケーシ
    ョンズ カナダRSS−130 クラス2の規格を満足
    し、前記第2の受信手段は、コミュニケーションズ カ
    ナダRSS−130 クラス1の規格を満足することを
    特徴とする請求項1記載のデジタルコードレス電話装
    置。
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