JP2002280633A - 同軸状可撓性圧電ケ−ブルの分極装置と分極方法 - Google Patents

同軸状可撓性圧電ケ−ブルの分極装置と分極方法

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JP2002280633A JP2001077884A JP2001077884A JP2002280633A JP 2002280633 A JP2002280633 A JP 2002280633A JP 2001077884 A JP2001077884 A JP 2001077884A JP 2001077884 A JP2001077884 A JP 2001077884A JP 2002280633 A JP2002280633 A JP 2002280633A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同軸状可撓性圧電体に欠陥が含まれる場合、
同軸状可撓性圧電体を全体的に分極できなくなる。 【解決手段】 ブロック状導電体6の通路に圧電体チュ
ーブ3を配設し、ブロック状導電体6と圧電体チューブ
3の芯電極1に高電圧を印加し、さらに、ブロック状導
電体6を加熱し、ブロック状導電体6に配設された圧電
体チュ−ブ3に熱を加えるヒータ7を設けた構成の分極
装置を提供する。これによって、圧電体チューブ3の温
度を制御できるので、必要な温度で同軸状可撓性圧電体
2を分極できる。さらに、欠陥が含まれる部分の同軸状
可撓性圧電体2を除いて分極できると共に、外側電極4
を形成する前に、欠陥が一定長さの圧電体チューブ3に
存在することも検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は同軸状可撓性圧電ケ
−ブルの分極に関するものである。
【0002】
【従来の技術】同軸状可撓性圧電ケ−ブルは、図6に示
すように、芯電極1の周囲に同軸状可撓性圧電体2を形
成した圧電体チュ−ブ3の外表面に外側電極4を形成
し、更に、その周囲に保護被覆層5を形成して構成され
る。
【0003】従来,可撓性圧電体ケ−ブルは以下のよう
にして分極されていた。
【0004】文献1(“圧電セラミック粉末と合成ゴム
とから成る圧電複合材料”、粉体と工業、22巻、1
号、50−56頁、1990)では、芯電極1と外側電
極4の間に高電圧を印加して、同軸状可撓性圧電体2を
分極することが示されている。このことは、USP4,
568,851にも明示されている。分極により、セラ
ミック粒子の自発分極の方向が電界方向に揃うので、同
軸状可撓性圧電体2に圧電性が付与される。この点で、
分極は重要な役割を担っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,前記従
来の方法では、次のような課題があった。芯電極1と外
側電極4の間に高電圧を印加したとき、同軸状可撓性圧
電体2中に微少なクラックや空隙などの欠陥が存在する
場合、その欠陥部で微少放電が生じる。この微少放電に
より、可撓性圧電体2の構成材料が熱的に蒸発、飛散し
て、芯電極1と外側電極4間が短絡する。その結果、芯
電極1と外側電極4間に高電圧を印加できなくなるの
で、同軸状可撓性圧電体2(通常、数百m以上の長さ)
を分極できなくなる。
【0006】また、芯電極1と外側電極4の間に高電圧
を印加するまで、言い換えると、分極することを除い
て、同軸状可撓性圧電ケ−ブルとして完成するまで欠陥
の存在を検出できないので、製造が不安定になり、歩留
まりが低下する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、芯電極周囲に同軸状可撓性圧電体を形成
した圧電体チュ−ブの通路を有するブロック状導電体
と、前記ブロック状導電体の後ろに配置され、前記圧電
体チュ−ブを移動させる移動手段と、前記ブロック状導
電体と前記芯電極に接続された直流電圧発生手段とから
成る分極装置を提供する。
【0008】上記発明によれば、同軸状可撓性圧電体が
ブロック状導電体に接触しているので、ブロック状導電
体は外側電極4として作用する。従って、前記ブロック
状導電体と芯電極間に直流電圧手段により直流電圧を印
加することにより、ブロック状導電体に配設された部分
の同軸状可撓性圧電体を分極できる。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の分極装置は、圧
電体チューブをブロック状導電体の通路に配設すること
により、ブロック状導電体は外側電極として作用する。
従って、ブロック状導電体と芯電極の間に高電圧を印加
することにより、ブロック状導電体の通路とブロック状
導電体の溝に配設された部分の同軸状可撓性圧電体(以
下、被分極同軸状可撓性圧電体と言う)だけを分極でき
る。
【0010】微少な欠陥を含む部分の同軸状可撓性圧電
体が被分極同軸状可撓性圧電体になったとき、欠陥部で
の放電による芯電極と外側電極間の短絡により、導通手
段と芯電極間に高電圧を印加できなくなる。しかし、こ
の短絡部がブロック状導電体とブロック状導電体から離
脱した後の被分極同軸状可撓性圧電体は、再び正常に分
極できる。従って、欠陥部が存在しても、全体の同軸状
可撓性圧電体が分極できなくなることは無い。また、こ
のことは、微少な欠陥が、一定長さの被分極同軸状可撓
性圧電体の部分に存在することを示すので、外側電極を
形成する前に、微少な欠陥が一定長さ範囲内に存在する
ことを検出できる。
【0011】請求項2に記載の分極装置は、請求項1に
記載の構成に加えて、ヒータを配設した加熱ブロックに
よりブロック状導電体を加熱し、ブロック状導電体に配
設された圧電体チュ−ブに熱を加える加熱手段を設けた
構成である。そのため、圧電体チューブの温度を制御で
きるので、必要な温度で同軸状可撓性圧電体を分極でき
る。
【0012】請求項3に記載の分極装置は、請求項1に
記載の圧電体チューブの通路として溝を設けた構成であ
る。ブロック状導電体に設けられた通路が溝であるた
め、上部が解放されており、圧電体チューブを溝上部か
らより簡単に配設できる。
【0013】請求項4に記載の分極装置は、請求項3記
載の構成に加えて、圧電体チュ−ブ通路溝の上部に覆い
を設けた構成である。ブロック状導電体を加熱し、ブロ
ック状導電体に配設された圧電体チュ−ブに熱を加えた
とき、覆いは溝の上部から熱が逃げるのを防止する。そ
のため、圧電体チューブの温度を制御できるので、必要
な温度で同軸状可撓性圧電体を分極できる。
【0014】請求項5に記載の分極装置は、請求項1に
記載の圧電体チューブの通路として孔を設けた構成であ
る。ブロック状導電体を加熱し、ブロック状導電体に配
設された圧電体チュ−ブに熱を加えるたとき、孔の中に
配設された圧電体チュ−ブは周囲から均等に加熱され
る。そのため、圧電体チューブの温度を制御できるの
で、必要な温度で同軸状可撓性圧電体を分極できる。
【0015】請求項6に記載の分極装置は、請求項1〜
5のいずれか1項に記載の構成に加えて、圧電体チュー
ブと直列に抵抗を設けた構成である。微少な欠陥を含む
部分の同軸状可撓性圧電体が被分極同軸状可撓性圧電体
になったとき、同軸状可撓性圧電体は印可される電圧が
下がり分極出来なくなる。しかし、適切な抵抗により電
流をを制御できるため直流電圧発生手段に損傷を与える
ことが無い。また、同軸状可撓性圧電体の欠陥部がブロ
ック状導電体から離脱した後の被分極同軸状可撓性圧電
体は、再び正常に分極できる。従って、欠陥部が存在し
ても、全体の同軸状可撓性圧電体が分極できなくなるこ
とは無い。また、このことは、微少な欠陥が、一定長さ
の被分極同軸状可撓性圧電体の部分に存在することを示
すので、外側電極を形成する前に、微少な欠陥が一定長
さ範囲内に存在することを検出できる。
【0016】請求項7に記載の発明は、圧電体チュ−ブ
が最初にブロック状導電体の通路に配設し、その後、前
記圧電体チュ−ブが停止、又は、移動手段により移動さ
れているとき、圧電体チュ−ブの芯線とブロック状導電
体間に直流電圧を印加する分極方法である。従って、ブ
ロック状導電体は外側電極として作用するので、ブロッ
ク状導電体と芯電極の間に高電圧を印加することによ
り、ブロック状導電体の溝とブロック状導電体の通路に
配設された部分の同軸状可撓性圧電体だけを分極でき
る。
【0017】圧電体チュ−ブの停止と移動時間、又は、
移動速度を制御することにより必要な時間で同軸状可撓
性圧電体を分極できる。
【0018】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の分極方法において、ヒータを配設した加熱ブロックに
よりブロック状導電体を加熱し、ブロック状導電体に配
設された圧電体チュ−ブに熱を加えながら、圧電体チュ
−ブの芯線とブロック状導電体間に直流電圧を印加する
分極方法である。圧電体チューブの温度を制御できるの
で、必要な温度で同軸状可撓性圧電体を分極できる。
【0019】請求項9にに記載の分極方法は、請求項7
〜8に記載の分極方法において、圧電体チュ−ブの芯線
をア−ス電位にして、芯線とブロック状導電体の間に直
流電圧を印加する分極方法である。ブロック状導電体と
芯電極の間に直流高電圧を印加したとき、人体に危険な
直流高電圧部分をブロック状導電体に限定できるので、
仕切り壁などにより人体への安全を容易に確保できる。
【0020】
【実施例】以下、本本発明の実施例について図1〜5を
用いて説明する。
【0021】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例
における同軸状可撓性圧電体分極装置の構成を示す外観
見取図である。芯電極1に対して同軸状可撓性圧電体2
が形成される(以下では、この成形体を圧電体チューブ
3と言う)。芯電極1として、コイル状金属線や金属細
線を束ねた線などが用いられる。可撓性圧電体2とし
て、エポキシ樹脂,ウレタン樹脂,クロロプレン樹脂,
塩素化ポリエチレン樹脂などの高分子母材に,チタン酸
ジルコン酸鉛などのセラミック圧電体粉末を添加した複
合圧電体やPVDFなどの高分子圧電体が用いられる。
【0022】圧電体チューブ3は、溝61を有するブロ
ック状導電体6の溝61に配設された後、移動手段(図
示していない)により移動される。ブロック状導電体6
として、鉄、ステンレス、銅、黄銅、アルミニウムなど
の導電体を用いる。溝61の形状はU字状、V字状、T
字状など圧電体チューブ3の通路となる形状であれば形
は問わない。溝61の加工は切削、研削、放電、押出、
鍛造、プレス加工などでおこなう。本実施例ではブロッ
ク状導電体6の材料として、容易に入手でき、加工の容
易なアルミニウムを用い、溝61の形状はエンドミルで
容易に加工のできるU字状とした。具体的には、外径2
ミリメートルの圧電体チューブ3に対して幅3ミリメー
トル、深さ6ミリメートルのU字状溝61としている。
移動手段(図示していない)としては、巻き取りドラム
に圧電体チューブ3を巻き付け、巻き取りドラムを回転
させて圧電体チューブ3を移動させる。なお、図1で
は、ブロック状導電体6に配設された圧電体チューブ3
の移動方向を矢印で示している。
【0023】同軸状可撓性圧電体2を分極するときの温
度は、一般的に、それが使用される温度以上である。こ
のため、分極時同軸状可撓性圧電体2の温度を適切に保
持するために、加熱手段を設けている。加熱手段とし
て、ヒータ7を配設した加熱ブロック71を用い絶縁シ
ート72を介してブロック状導電体6を任意の温度に加
熱している。本実施例において、絶縁シート72として
厚さ0.5ミリメートルのマイカを使用したが、ポリイ
ミド、ポリ‐テトラ‐フルオロ‐エチレン、ポリエチレ
ンテレフタラート(PETと略称される)、シリコーン
ゴムなどを用いてもよい。圧電体チューブ3はブロック
状導電体6の溝61に配設されることにより圧電体チュ
ーブ3の周囲から間接的に加熱される。そして、ヒータ
7の出力を制御する事により圧電体チューブ3の温度を
任意に保つことができるので、必要な温度で同軸状可撓
性圧電体2を分極できる。
【0024】ブロック状導電体6は、リード線8bによ
り電気的に接続される。リード線8aは電気的に直流電
圧発生手段9の正極または負極に接続され、また、芯電
極1はリード線8aを介して電気的に直流電圧発生手段
9の他の極に接続される。
【0025】このように接続して、圧電体チューブ3を
静止、または移動させながら、直流電圧発生手段9によ
り芯電極1とブロック状導電体6間に高電圧が印加され
るので、同軸状可撓性圧電体2が分極される。分極時に
は、芯電極1とブロック状導電体6に5〜10kV/mmの
高電圧が印加される。具体的には、圧電体チューブ3の
温度は120℃、印加電圧は8kV/mm で分極を行っ
た。
【0026】同軸状可撓性圧電体2の中に微少な欠陥が
含まれ、その部分がブロック状導電体6に配設されてい
るとき、欠陥部で生じる微少な放電により、ブロック状
導電体6と芯電極1間が短絡する。この結果、分極でき
なくなる。しかし、この欠陥部がブロック状導電体6か
ら離脱し、そのときブロック状導電体6に配設されてい
る同軸状可撓性圧電体2中に欠陥がなければ、ブロック
状導電体6と芯電極1間の絶縁性は再び回復するので、
分極が可能になる。このように、本発明の分極装置によ
れば、欠陥を含む部分がブロック状導電体6の溝61に
配設されているときのみ、分極ができないが、それ以外
の場合は分極可能である。従って、欠陥の存在により、
圧電体チューブ3が全体にわたり分極できなくなること
は無い。
【0027】また、放電が生じた時点の同軸状可撓性圧
電体2に欠陥が存在することは、明らかである。従っ
て、外側電極4が形成される前に、欠陥が一定長さの圧
電体チューブ3に存在することが検出できるので、圧電
ケ−ブルとして完成した後、その欠陥部を容易に除去で
きる。これにより、製造を安定化できると共に、歩留ま
りも向上できる。
【0028】(実施例2)図2(a)、(b)、(c)
は本発明の第2の実施例における同軸状可撓性圧電体分
極装置の構成を示す外観見取図である。圧電体チューブ
3はブロック状導電体6の溝61に配設されることによ
り圧電体チューブ3の周囲から間接的に加熱される。本
実施例では、さらに溝61の上部に蓋10、11,12
を設けることにより、溝61の上部から熱が逃げるのを
防止している。このことにより、圧電体チューブ3の温
度をより適切に制御できるので、必要な温度で同軸状可
撓性圧電体2を分極できる。蓋10、11,12の材料
は、金属、樹脂、ゴムなど所定の温度に耐えられるもの
であれば種類は問わない。また、蓋10、11,12の
形は、板状、凸状板、棒状など溝61の上部を覆うこと
ができるものであれば形の種類も問わない。図2(a)
の蓋10は板状であり、溝61の上部に載せている。蓋
10は板状の材料を必要な長さに切断するだけなので、
加工が簡単であり容易に入手できる。図2(b)の蓋1
1は一部が凸状の形をした板であり、蓋11の凸部11
1を溝61に填め込んでいる。蓋11の凸状111部を
溝61に填め込むことにより蓋11の位置を容易に決め
ることができる。図2(c)の蓋12は溝61の幅より
も太い丸状の棒であり、溝61の上部に載せている。蓋
12は溝61の幅よりも太い棒状のものであれば形は問
わない。例えば、蓋12は三角形、四角形、五角形等、
多角形の棒状のものが使用できる。蓋12は棒状の材料
を必要な長さに切断するだけなので、加工が簡単であり
容易に入手できる。また、蓋12は棒状で溝61を覆う
だけの太さなので、材料の量も少なくて済む。なお、図
2(a)、(b)、(c)では、ブロック状導電体6に
配設された圧電体チューブ3の移動方向を矢印で示して
いる。
【0029】(実施例3)図3は本発明の第3の実施例
における同軸状可撓性圧電体分極装置の構成を示す外観
見取図である。圧電体チューブ3はブロック状導電体6
の孔62に配設されることにより圧電体チューブ3の周
囲から間接的に加熱される。本実施例では、圧電体チュ
ーブ3の通路が孔62であるため、圧電体チューブ3は
孔62の壁面から均等に加熱される。このことにより、
圧電体チューブ3の温度をより適切に制御できるので、
必要な温度で同軸状可撓性圧電体2を分極できる。ブロ
ック状導電体6として、鉄、ステンレス、銅、黄銅、ア
ルミニウムなどの導電体が用いられる。孔62の形は多
角形状(三角形状、四角形状、五角形状、六角形状
等)、丸形状など圧電体チューブ3の通路となる形状で
あれば種類は問わない。孔62の加工は切削、放電、押
出加工などが用いられる。本実施例ではブロック状導電
体6として、アルミニウムを用い、孔62の形状は、簡
単にドリル加工のできるように丸形状とした。なお、図
3では、ブロック状導電体6に配設された圧電体チュー
ブ3の移動方向を矢印で示している。
【0030】(実施例4)図4は本発明の第4の実施例
における同軸状可撓性圧電体分極装置の構成を示す外観
見取図である。本実施例では、実施例1〜3の構成に加
えて、圧電体チューブ3と直列に抵抗13を設けた構成
である。微少な欠陥を含む部分の同軸状可撓性圧電体2
が被分極同軸状可撓性圧電体2になったとき、同軸状可
撓性圧電体2に印可される電圧が下がり分極出来なくな
る。しかし、抵抗13により電流を制御できるため直流
電圧発生手段に損傷を与えることが無く、また、同軸状
可撓性圧電体2の欠陥部がブロック状導電体から離脱し
た後の被分極同軸状可撓性圧電体2は、再び正常に分極
できる。従って、欠陥部が存在しても、全体の同軸状可
撓性圧電体2が分極できなくなることは無い。また、こ
のことは、微少な欠陥が、一定長さの被分極同軸状可撓
性圧電体2の部分に存在することを示すので、外側電極
4を形成する前に、微少な欠陥が一定長さ範囲内に存在
することを検出できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1〜
5に記載の発明によれば、ブロック状導電体に配設され
た可撓性圧電体の部分に微少な欠陥が含まれる場合、欠
陥を含む一定長さの被分極可撓性圧電体は分極できない
が、残りの圧電体チューブは分極できる。また、外側電
極4を形成する前に、欠陥がその一定長さの被分極可撓
性圧電体に存在することも検出できる。
【0032】また、本発明の請求項7に記載の発明の方
法によれば、圧電体チューブを連続的に分極できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における分極装置の構成を示
す外観見取図
【図2】(a)本発明の実施例2における分極装置の構
成を示す外観見取図 (b)本発明の実施例2における分極装置の構成を示す
他の外観見取図 (c)本発明の実施例2における分極装置の構成を示す
他の外観見取図
【図3】本発明の実施例3における分極装置の構成を示
す外観見取図
【図4】本発明の実施例4における分極装置の構成を示
す外観見取図
【図5】従来の同軸状可撓性圧電素子の構成を示す外観
斜視図
【符号の説明】
1 芯電極 2 同軸状可撓性圧電体 3 圧電体チューブ 4 外側電極 6 導電体ブロック 7 ヒータ 8a リード線 8b リード線 9 直流電圧発生手段 10 覆い 11 覆い 12 覆い 13 抵抗 61 溝 71 加熱ブロック 72 絶縁シート 111 凸部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯電極周囲に同軸状可撓性圧電体を形成
    した圧電体チュ−ブの通路を有するブロック状導電体
    と、前記ブロック状導電体の後ろに配置され、前記圧電
    体チュ−ブを移動させる移動手段と、前記ブロック状導
    電体と前記芯電極に接続された直流電圧発生手段とから
    成る同軸状可撓性圧電ケ−ブルの分極装置。
  2. 【請求項2】 ブロック状導電体を加熱する加熱手段を
    設けた請求項1に記載の同軸状可撓性圧電ケ−ブルの分
    極装置。
  3. 【請求項3】 ブロック状導電体に設けられた圧電体チ
    ュ−ブ通路が溝である請求項1または2に記載の同軸状
    可撓性圧電ケ−ブルの分極装置。
  4. 【請求項4】 ブロック状導電体に設けられた圧電体チ
    ュ−ブ通路の溝上部に覆いを設けた請求項3に記載の同
    軸状可撓性圧電ケ−ブルの分極装置。
  5. 【請求項5】 ブロック状導電体に設けられた圧電体チ
    ュ−ブの通路が孔である請求項1または2に記載の同軸
    状可撓性圧電ケ−ブルの分極装置。
  6. 【請求項6】 圧電体チューブと直列に抵抗を設けた請
    求項1〜5のいずれか1項に記載の同軸状可撓性圧電ケ
    −ブルの分極装置。
  7. 【請求項7】 圧電体チュ−ブが、ブロック状導電体に
    設けられた通路に配設され、その後、前記圧電体チュ−
    ブが静止、または移動手段により移動されているとき、
    前記圧電体チュ−ブの芯線と前記ブロック状導電体の間
    に直流電圧を印加する同軸状可撓性圧電ケ−ブルの分極
    方法。
  8. 【請求項8】 ブロック状導電体を加熱する加熱手段を
    設けた請求項7に記載の同軸状可撓性圧電ケ−ブルの分
    極方法。
  9. 【請求項9】 圧電体チュ−ブの芯線をア−ス電位にし
    て、前記芯線と前記ブロック状導電体の間に直流電圧を
    印加する請求項7または8に記載の同軸状可撓性圧電ケ
    −ブルの分極方法。
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