JP2002279840A - シールド付き絶縁電線製造装置 - Google Patents
シールド付き絶縁電線製造装置Info
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Abstract
ドに皺を生じることなく、絶縁被覆層を形成することが
できるシールド付き絶縁電線製造装置を提供する。 【解決手段】 金属箔テープ3の両側端部を重ね合わせ
て円筒状に成形し、コア線4の外周上にシールドを形成
するテープの縦添え円筒成形用パイプ21と、押出ダイ
ス13とニップル12からなり、シールドの外周上に絶
縁層を形成する押出ヘッド11とを備えたシールド付き
絶縁電線製造装置において、前記円筒成形用パイプ21
は、前記ニップル12の上流側直前に非固定状態に配置
され、ニップル12側の先端部21aが前記ニップル1
2の上流側部12aに嵌合可能な外形状をしている。
Description
ハーネスなどに用いられるシールド付き絶縁電線製造装
置に関する。
れるシールド付き絶縁電線は、例えば、コア撚線の外周
上に金属箔テープを縦添えしてシールドが形成され、そ
の外周上に絶縁体を押出して絶縁層が形成された構造に
なっている。従来、上述のシールド付き絶縁電線は、例
えば図2に示すような製造装置で製造されていた。即
ち、コア撚線4がガイドローラー6で、また、金属箔テ
ープ3がガイドローラー7でそれぞれ(図2では右側か
ら)供給される。金属箔テープ3は、コア撚線4の外周
上に縦添えされるようにガイドローラー8、9でガイド
されて、テープの縦添え円筒成形用パイプ1に上流側端
部1aから入る。そして、金属箔テープ3は円筒成形用
パイプ1中で両側端が数mm程度重ね合わせられて、円
筒状に仮成形され、コア撚線4を包んでシールドを形成
し、その後、円筒成形用パイプ1の下流側端部1bから
出て、成形用ダイス2で最終的に成形される。
成形用ダイス2を出た後、押出ヘッド11のニップル1
2に入り、ニップル12と押出ダイス13の間から押し
出された絶縁体14で形成された絶縁層で被覆され、シ
ールド付き絶縁電線5が形成される。
シールド付き絶縁電線製造装置には以下のような問題が
あった。即ち、 1)成形用ダイス2とニップル12が離間しているた
め、成形用ダイス2を出てからニップル12に入るまで
の間に、コア撚線4を包むように成形された金属箔テー
プ3の両側端がコア撚線4から浮き上がることがある。 2)この浮き上がりを防止するために、成形用ダイス2
で金属箔テープ3を強く成形すると、成形用ダイス2か
ら出てくる金属箔テープ3に皺がよる。
決したシールド付き絶縁電線製造装置を提供するもの
で、テープの両側端部を重ね合わせて円筒状に成形し、
コア線の外周上にシールドを形成するテープの縦添え円
筒成形用パイプと、押出ダイスとニップルからなり、シ
ールドの外周上に絶縁層を形成する押出ヘッドを備えた
シールド付き絶縁電線製造装置において、前記円筒成形
用パイプは、前記ニップルの上流側直前に非固定状態に
配置され、この円筒成形用パイプのニップル側先端部が
前記ニップルの上流側部に嵌合可能な外形状をしている
ことを特徴とするものである。
パイプをニップルの上流側(コア線の入口側)直前に非
固定状態に配置すると、コア線が円筒状に成形されたテ
ープに包まれた状態で円筒成形用パイプを通り、ニップ
ル方向に引っ張られる際に、円筒成形用パイプもニップ
ル方向に引っ張られる。そうすると、円筒成形用パイプ
のニップル側の先端部がニップルの上流側に嵌合可能な
外形状をしているため、円筒成形用パイプの先端はニッ
プル内に入り込み、安定した状態になる。
すると、円筒成形用パイプ内で円筒状に成形されたテー
プに包まれたコア線は、円筒成形用パイプを通過して直
ぐにニップルに入るため、テープの両側端がコア線から
浮き上がることがなく、また、テープに皺がよることが
なく、ニップルに引き込まれ、絶縁被覆が形成される。
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明にかかるシ
ールド付き絶縁電線製造装置の部分断面説明図である。
なお、図1は、図2に関して説明した部分と同部分は同
符号で指示してある。本実施形態のシールド付き絶縁電
線製造装置は、テープの縦添え円筒成形用パイプ21
と、ニップル12と押出ダイス13からなる押出ヘッド
11とから構成されている。
は、テープの縦添え円筒成形用パイプ21のニップル1
2側の先端部21aがニップル12の内側に嵌合可能な
外形状をしていることである。即ち、ニップル12の上
流側部12a(コア撚線4が入り込む側)の内側形状
は、円錐状になっており、円筒成形用パイプ21のニッ
プル12側の先端部21a(コア撚線4が出る側)の外
形状は、ニップル12の上流側部12aの内形状に略等
しい円錐状になっている。また、円筒成形用パイプ21
は、どこにも固定されていない状態でコア撚線を挿通し
ている。
置を用いて、シールド付き絶縁電線5は以下のようにし
て製造される。即ち、 1)先ず、コア撚線4に金属箔テープ3を縦添えし、円
筒成形用パイプ21に引き込み、その後、ニップル12
に挿通する。 2)次いで、コア撚線4と金属箔テープ3を繰り出しな
がら、押出ヘッド11から絶縁被覆されたシールド付き
絶縁電線5を引き出す。この際に、円筒成形用パイプ2
1は固定されていないので、コア撚線4とともに押出ヘ
ッド11のニップル12の方向(図1においては左方
向)に引っ張られ、先端部21aはニップル12の上流
側部12a内に引き込まれる。そして、円筒成形用パイ
プ21の先端部21aは外面がニップル12の上流側部
12aの内面に当接して嵌合し、安定した状態になり、
以後連続してシールド付き絶縁電線が製造される。
絶縁電線製造装置を用いてシールド付き絶縁電線5を製
造すると、円筒成形用パイプ21の先端部21aがニッ
プル12の上流側部12a内に入り込んでいる。そのた
め、円筒成形用パイプ21から引き出され、コア撚線4
が金属箔テープ3で包まれたシールド付き電線は、金属
箔テープ3の両側端がコア撚線4から浮き上がることな
く、ニップル12の上流側部12a内に引き込まれるの
で、コア撚線4を包む金属箔テープ3には皺が生じるこ
とがない。また、このように円筒成形用パイプ21を直
接ニップル12と嵌合可能とすることにより、成形用ダ
イスを省略することができ、装置全体が簡素化される。
一例であって、本願発明の技術的範囲を限定するもので
はない。例えば、円筒成形用パイプ21の先端部21a
の外形状とニップル12の上流側部12aの内形状は、
必ずしも円錐状である必要はない。
ープを縦添えして円筒状に形成したシールドに皺を生じ
ることなく、絶縁被覆層を形成することができるという
優れた効果がある。
部分断面説明図である。
面説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 テープの両側端部を重ね合わせて円筒状
に成形し、コア線の外周上にシールドを形成するテープ
の縦添え円筒成形用パイプと、押出ダイスとニップルか
らなり、シールドの外周上に絶縁層を形成する押出ヘッ
ドを備えたシールド付き絶縁電線製造装置において、前
記円筒成形用パイプは、前記ニップルの上流側直前に非
固定状態に配置され、この円筒成形用パイプのニップル
側先端部が前記ニップルの上流側部に嵌合可能な外形状
をしていることを特徴とするシールド付き絶縁電線製造
装置。
Priority Applications (1)
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JP2001079612A JP4947844B2 (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | シールド付き絶縁電線製造装置 |
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- 2001-03-21 JP JP2001079612A patent/JP4947844B2/ja not_active Expired - Fee Related
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