JP2002279131A - 手続システム - Google Patents

手続システム

Info

Publication number
JP2002279131A
JP2002279131A JP2001082577A JP2001082577A JP2002279131A JP 2002279131 A JP2002279131 A JP 2002279131A JP 2001082577 A JP2001082577 A JP 2001082577A JP 2001082577 A JP2001082577 A JP 2001082577A JP 2002279131 A JP2002279131 A JP 2002279131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
procedure
user
data
receiving
procedures
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001082577A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Yone
豊 米
Sanae Sakamoto
早苗 坂本
Toshio Ariyoshi
俊雄 有吉
Seiichi Tochihara
聖一 栃原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2001082577A priority Critical patent/JP2002279131A/ja
Publication of JP2002279131A publication Critical patent/JP2002279131A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 手続者の様々な利用形態に適合しつつ、イン
ターネットを通じてオンラインで各種手続を効率的に実
行することが可能な手続システムを提供する。 【解決手段】 ネットワークを通じてユーザと通信する
手続システムにおいて、各種手続の実行に必要なデータ
を記憶する記憶手段と、ユーザが希望する手続の指定
を、複数の媒体のうちユーザが選択した媒体を通じてユ
ーザから受信する受信手段と、ユーザが指定した手続に
関連するデータを前記記憶手段から取得する取得手段
と、前記ユーザが選択した媒体を利用して前記データを
ユーザへ送信する送信手段と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットを
利用して各種申込、通知などの手続を行うシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、官公庁などへの申請、届出や、企
業などへの申込、登録などの各種手続は、基本的に紙の
書類を利用して行われていた。即ち、予め用意された書
式の帳票に手続者が必要事項を記入し、さらに必要に応
じて捺印したり、必要書類を添付したりして提出先に提
出するという方法で手続が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年のネットワーク技
術の進歩やペーパーレス化の流れに伴い、紙媒体の書類
ではなく、電子化された書類データをインターネット上
で授受することにより、上述のような各種手続を効率的
に行うことが可能となりつつある。
【0004】しかし、そのような場合に手続者がインタ
ーネットを利用して手続を実行する形態は様々である。
即ち、手続を行うユーザが、家庭用パソコン、企業内の
端末、携帯電話など、様々の形態で手続を行う状況が考
えられる。従って、そのような様々な形態に適合して、
要求される手続を効率的かつ確実に実行するためのシス
テムが要求される。
【0005】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、手続者の様々な利用形態に適合しつつ、インタ
ーネットを通じてオンラインで各種手続を効率的に実行
することが可能な手続システムを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ネットワークを通じてユーザと通信する手続システ
ムにおいて、各種手続の実行に必要なデータを記憶する
記憶手段と、ユーザが希望する手続の指定を、複数の媒
体のうちユーザが選択した媒体を通じてユーザから受信
する受信手段と、ユーザが指定した手続に関連するデー
タを前記記憶手段から取得する取得手段と、前記ユーザ
が選択した媒体を利用して前記データをユーザへ送信す
る送信手段と、を備える。
【0007】上記のように構成された手続システムによ
れば、ユーザは複数の媒体のうち、好ましい媒体を選択
し、その媒体を通じて手続の指定を行う。手続システム
は、指定された手続に関連するデータを取得し、ユーザ
が選択した媒体を利用してユーザへ送信する。よって、
ユーザは好ましい媒体を利用して手続を行うことがで
き、便利である。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の手続システムにおいて、前記送信手段は、前記データ
の識別情報を前記ユーザが選択した媒体を利用してユー
ザに送信し、前記データ自身を前記ユーザが選択した媒
体とは異なる媒体へ送信する。これにより、ユーザが選
択した媒体がデータの受信やプリントなどに適さない場
合には、他の媒体へデータが送信される。ユーザは、そ
のデータの識別情報を取得するので、識別情報を利用し
て他の媒体から目的のデータを取得することができる。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の手続システムにおいて、前記ユーザが選択した媒体と
は異なる媒体は、データ出力機能を有する外部情報端末
である。これにより、ユーザは例えばキオスク端末など
の装置を利用して、必要なデータを容易に取得すること
ができる。
【0010】請求項4に記載の発明は、ネットワークを
通じてユーザと通信する手続システムにおいて、各種手
続の実行に必要なデータ及び各種手続に対応する資料デ
ータを記憶する記憶手段と、ユーザから資料データの識
別情報を受け取る受信手段と、受け取った識別情報に対
応する資料データを前記記憶手段から取得する取得手段
と、取得した資料データをユーザへ送信する送信手段
と、を備え、前記資料データの識別情報は、リアル媒体
に記載されているものである。
【0011】上記のように構成された手続システムによ
れば、ユーザは雑誌、新聞その他のリアル媒体を通じて
資料データの識別情報を入手し、それを利用して資料デ
ータを請求することができる。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の手続システムにおいて、前記受信手段は、前記資料デ
ータの識別情報と共に、前記リアル媒体の識別番号を受
信し、受信したリアル媒体の識別情報を蓄積する手段を
備える。これにより、ユーザが頻繁に利用するリアル媒
体の情報を収集することができ、そのリアル媒体を通じ
て資料データの識別情報を頒布することによりシステム
の幅広い利用を促進することが可能となる。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項4又は5
に記載の手続システムにおいて、前記ユーザの属性情報
を受信する手段と、前記属性情報を考慮して前記資料デ
ータの内容を決定する手段と、を備える。これにより、
ユーザの属性情報を考慮して資料データの内容が決定さ
れるので、各ユーザの環境などに応じて最適な資料デー
タを提供することができる。
【0014】請求項7に記載の発明は、ネットワークを
通じてユーザと通信する手続システムにおいて、複数の
媒体のうちユーザが選択した媒体を通じて、ユーザから
希望する手続の指定を受け取る受信手段と、ユーザとの
間で必要なデータを送受信することにより、前記手続を
実行する実行手段と、前記手続の完了時に、手続結果デ
ータの識別情報を前記ユーザが選択した媒体を通じてユ
ーザへ送信すると共に、前記手続結果データ自体を前記
ユーザが選択した媒体とは異なる媒体へ送信する送信手
段と、を備える。
【0015】上記のように構成された手続システムによ
れば、ユーザは自身が選択した媒体を通じて手続システ
ムと通信して手続を完了させることができる。手続完了
時には、手続結果データが他の媒体に送信されると共に
手続結果データの識別情報がユーザの選択した媒体に送
信される。よって、ユーザは手続結果データの識別情報
を利用して後に手続結果データ自身を取得することがで
きる。例えば、ユーザは携帯電話などを利用して手続を
完了し、後に他のプリント機能を有する端末で手続結果
データをプリントすることができるので、便利である。
【0016】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の手続システムにおいて、前記ユーザが選択した媒体と
は異なる媒体は、データ出力機能を有する外部情報端末
である。これにより、ユーザは例えばキオスク端末など
の装置を利用して、必要なデータを容易に取得すること
ができる。
【0017】請求項9に記載の発明は、ネットワークを
通じてユーザと通信する手続システムにおいて、ユーザ
から、希望する手続の指定を受け取る受信手段と、前記
手続の実行に必要な電子フォームをユーザへ送信する手
段と、ユーザが電子フォームに必要事項を入力すること
により作成された電子書類を受信し、外部出力装置へ送
信する手段と、前記外部出力装置による前記電子書類の
プリント出力工程、外部業者によるプリント出力された
書類の配送工程、及び外部業者による前記プリント出力
された書類の提出工程の進捗状況に関する情報を受信
し、記憶する進捗状況管理手段と、を備える。
【0018】上記のように構成された手続システムによ
れば、ユーザが作成した電子書類は、外部の業者を通じ
てプリント出力され、配送され、提出される。その間、
手続システムは各業者から進捗状況に関する情報を受信
し、管理する。よって、ユーザは手続システムに問い合
わせを行うことにより、手続の進捗状況を容易に知るこ
とができる。
【0019】請求項10に記載の発明は、ネットワーク
を通じてユーザと通信する手続システムにおいて、ユー
ザから、希望する手続の指定を受け取る受信手段と、ユ
ーザとの間で必要なデータを送受信することにより、前
記手続を実行する実行手段と、前記手続の完了時に、手
続結果データを前記ユーザへ送信する手段と、ユーザが
希望する場合に、前記手続結果データの写しを保存し、
ユーザの要求に応じて前記手続結果データの写しをユー
ザへ送信する手段と、を備える。
【0020】上記のように構成された手続システムによ
れば、ユーザが希望する手続を指定すると、必要なデー
タをユーザとの間で送受信して手続が実行される。手続
が完了すると、手続結果データがユーザへ送信される。
また、ユーザが希望する場合には、手続結果データの写
しを保管しておき、ユーザが要求された時にユーザへ送
信する。よって、ユーザが手続結果データを紛失したよ
うな場合でも、手続システム側へ要求することにより容
易に取得することができる。
【0021】請求項11に記載の発明は、ネットワーク
を通じてユーザと通信する手続システムにおいて、複数
の手続先に対して行うべき複数の手続の指定をユーザか
ら受け取る受信手段と、前記複数の手続の実行に必要な
複数の電子フォームをそれぞれ取得し、それらに共通す
る必要事項を入力するための共通入力フォームを作成し
てユーザに提示する手段と、前記共通入力フォームに対
するユーザの入力事項を、前記複数の電子フォームの該
当個所に転記して複数の電子書類を作成する手段と、作
成された複数の電子書類を使用して前記複数の手続を実
行する手段と、を備える。
【0022】上記のように構成された手続システムによ
れば、ユーザが複数の手続先に対して行うべき複数の手
続を指定すると、それらの手続の実行に必要な電子フォ
ームを取得し、共通な必要事項を抽出した共通入力フォ
ームを作成してユーザに提示する。ユーザが共通入力フ
ォームに必要事項を入力すると、その内容が複数の電子
フォームの該当個所に転記され、各手続に必要な電子書
類が作成される。この電子書類を使用して各手続がなさ
れる。よって、手続先が複数の場合であっても、ユーザ
は必要事項を効率的に入力し、手続を容易に進めること
ができる。
【0023】請求項12に記載の発明は、ネットワーク
を通じてユーザと通信する手続システムにおいて、複数
の手続先に対して行うべき複数の手続の指定をユーザか
ら受け取る受信手段と、前記複数の手続のうちの1つの
手続の実行に必要な電子フォームを取得し、ユーザに提
示する手段と、前記電子フォームに対するユーザの入力
事項を、前記複数の手続のうち他の手続の実行に必要電
子フォームの該当個所に転記して複数の電子書類を作成
する手段と、作成された複数の電子書類を使用して前記
複数の手続を実行する手段と、を備える。
【0024】上記のように構成された手続システムによ
れば、ユーザが複数の手続先に対して行うべき複数の手
続を指定すると、それらのうち1つの手続の実行に必要
な電子フォームを取得し、ユーザに提示する。ユーザが
その電子フォームに対して必要事項を入力すると、その
内容が他の手続に対応する他の複数の電子フォームの該
当個所に転記され、各手続に必要な電子書類が作成され
る。この電子書類を使用して各手続がなされる。よっ
て、手続先が複数の場合であっても、ユーザは必要事項
を効率的に入力し、手続を容易に進めることができる。
【0025】請求項13に記載の発明は、請求項11又
は12に記載の手続システムにおいて、前記複数の手続
の指定に対して、1つの手続IDを付与する手段と、ユ
ーザから前記手続IDの指定を受け取った時に、前記複
数の手続に関連する通知データをユーザに提供する手段
と、を備える。これにより、1つの手続IDを使用する
ことにより、ユーザは複数の手続に関する全ての通知デ
ータを取得することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態について説明する。 [1]申込・通知システムの構成 図1に、本発明の実施形態にかかる申込・通知手続シス
テム(以下、単に「手続システム」と呼ぶ。)の構成を
概念的に示す。図1に示すように、手続主体2、手続先
3、フォーム製作会社5、外部機能提供者10、及び申
込・通知プラットフォーム(以下、単に「プラットフォ
ーム」と呼ぶ。)20がインターネット1を通じて接続
されている。なお、本発明はインターネット以外のネッ
トワークにも適用可能である。
【0027】手続主体2は、申込などの各種手続を行う
者であり、個人及び企業を含む。手続とは、例えば官公
庁に対して個人や企業が行う各種申請、届出、登録など
の他、私企業に対して個人や企業が行う申込、登録、契
約なども含む。手続先3は、手続主体2が所定の手続を
行う相手であり、官公庁などの他に、銀行、保険会社な
どの私企業も含まれる。また、図1では手続先3を1つ
のみ示しているが、実際には複数の手続先3がインター
ネット1に接続されている。
【0028】フォーム製作会社5は、手続主体2が手続
先3に対して行う各種手続において必要とされる書類の
電子フォームを作成し、提供する会社である。従来の申
請などの手続は紙書類を使用して行われてきたが、本手
続システムにおいては、電子フォームを利用して手続が
実行される。「電子フォーム」とは、手続主体が必要事
項を記入する前の状態の申込書などに対応する電子デー
タである。電子フォームには、書類名、入力項目名、入
力フィールドなどが予め含まれており、手続主体が入力
フィールドに必要事項を入力する。手続主体が電子フォ
ームに必要事項を入力し、手続先へ提出できる状態とし
たデータを、未入力状態の電子フォームと区別する意味
で以下「電子書類」と呼ぶことがある。フォーム製作会
社5は、手続先3などの要求に応じて各種手続に使用す
る電子フォームを作成し、プラットフォーム20に提
供、登録する役割を有する。
【0029】プラットフォーム20は、企業Aにより運
営され、手続主体2と得意先3の間に入って手続の実行
に伴う種々の処理を行う。また、外部機能提供者10
は、プラットフォーム20による手続の実行に関連し
て、種々の専門的処理、サービスなどを提供する企業、
機関などである。このような構成で、手続主体2と手続
先3との間で手続が実行される。
【0030】次に、図2を参照して本発明の手続システ
ムの構成について詳細に説明する。図2は、手続システ
ムの構成を示す機能ブロック図である。
【0031】図2において、手続主体2は、種々の形態
でインターネットを通じてプラットフォーム20と通信
し、手続を行う。プラットフォーム20へのアクセス方
法として、手続主体2は家庭や勤務先に設置されたパソ
コン、携帯電話、PDA、などを利用することができ
る。手続主体2は、基本的にはインターネット上の所定
のウェブサイトを通じてプラットフォーム20に入るこ
とになる。パソコンの場合には、ウェブブラウザを使用
してプラットフォーム20のサイトにアクセスしたり、
商品ポータルサイトを経由してプラットフォームのサイ
トにアクセスしたり、電子メールをそのサイトに送信し
たりすることにより手続主体2側のデータをプラットフ
ォーム20に送信することができる。携帯電話を使用し
た場合も同様にインターネットに接続してウェブページ
を閲覧したり、電子メールを送信したりしてプラットフ
ォーム20と通信することができる。なお、手続主体2
からプラットフォーム20へ送信されるデータとして
は、各種手続のために手続主体2が作成した電子書類
や、電子署名その他の付随的データが含まれる。
【0032】また、プラットフォーム20から手続主体
2への通信も、手続主体2のパソコン、携帯電話などを
使用して実行することができる。即ち、プラットフォー
ム20は、手続主体2に対してウェブブラウザ上でデー
タを送信することができ、また電子メールやファイル自
体としてパソコンや携帯電話にデータを送信することが
できる。また、手続主体2側がパソコンに接続されたプ
リンタを所有する場合には、手続主体2はパソコンを通
じてダウンロードしたデータをプリンタにより紙媒体に
出力することもできる。なお、プラットフォーム20か
ら手続主体2へ送信されるデータとしては、手続を行う
ために要求される電子フォームや、手続の進捗、完了に
関する情報、手続の実行中又は実行後に手続先3から手
続主体2に送られる通知データなどが含まれる。
【0033】手続先3は、官公庁や役所、企業など、各
種の手続を受け付ける機関、企業などである。手続先3
は、端末装置を使用してインターネットに接続して手続
を実行する。手続先3の端末装置は、データ授受ブロッ
ク3aとフォーム製作指示ブロック3bとを備える。
【0034】データ授受ブロック3aは、プラットフォ
ーム20との間で申込書などの電子書類を授受する。申
込書などの電子書類自体は手続主体2が作成してプラッ
トフォーム20に送信し、プラットフォーム20は所定
の処理後に手続先3に電子書類を送信することになる。
従って、データ授受ブロック3aは、手続先3において
各種手続の受付処理を行う役割を果たす。また、データ
授受ブロック3aは、必要に応じて、受信した申込書の
電子書類のフォーマット変換を行う。例えば、プラット
フォーム20において使用している申込書などの電子フ
ォーム(即ち、手続主体が必要事項を入力した電子フォ
ーム)と手続先3内部において使用する電子フォームの
フォーマットが異なる場合に(なお、フォーマットが異
なっていても、入力事項は一致している)、プラットフ
ォーム20から受信した電子書類を手続先3専用のフォ
ーマットに変換する処理を行う。なお、これは例えばX
MLなどの構造化言語で構成されている電子書類のタグ
を利用して行うことができる。
【0035】また、フォーム製作指示ブロック3bは、
手続先3内部で規定される要求事項をフォーム製作会社
5に指示し、その要求事項に適合した電子フォームの製
作を依頼する。
【0036】フォーム製作会社5は、手続先3からの指
示に応じて、手続に必要となる電子フォームを製作する
フォーム製作&登録ブロック6を有する。フォーム製作
&登録ブロック6は、フォーマット変換機能7、フォー
ム登録機能8及び部品化管理機能9を含む。フォーム登
録機能8は、製作された電子フォームや通知物テンプレ
ートなどをプラットフォーム20へ送信し、登録させ
る。フォーマット変換機能7は、電子フォームの製作過
程及び/又はプラットフォーム20への登録過程におい
て必要に応じてフォーマット変換(例えばXFAからP
DFへの変換など)を実行する。部品化管理機能9は、
製作した電子フォームを部品単位で保存し、管理する。
電子フォームは、通常の紙の申込書類などと同様に複数
のセクションから構成されている。ここでは、各セクシ
ョンを部品として製作し、複数の部品の集合体として1
つの電子フォームを構成する。こうすることにより、例
えば住所、氏名など、多数の電子フォームで使用される
部品を共通化して管理することにより、電子フォームの
製作、修正、変形などを効率化することができる。
【0037】プラットフォーム20は、申込・通知手続
の中心的な役割を果たす部分であり、大別してデータ受
付ブロック30、データ配信ブロック35、プロセス管
理ブロック40、申込・通知手続ブロック45、ファイ
ル生成ブロック50、データ管理ブロック55、フォー
ム管理ブロック60、及び手続ログ管理ブロック65を
含む。
【0038】データ受付ブロック30は、ウェブブラウ
ザ、電子メールなどの手段により、手続主体から申込、
請求などの手続に関するデータを受け取る処理を行うも
のであり、ポータルサイト、ウェブブラウザ、携帯電話
など複数の手段を通じてデータの受付が可能なように構
成される。手続主体2から提供されるデータは、HTM
L、XFA(JetForm対応)などの複数のフォーマット
に対応するものとする。データ受付ブロック30は、サ
イト連携機能31、データ受付機能32及びメール受信
機能33を含む。サイト連携機能31は、商品ポータル
サイトなどと連携して手続の申込、要求などを処理す
る。データ受付機能32は、手続主体2から送信される
データを受け取る処理を行う。また、メール受信機能3
3は手続主体2から送信される電子メールデータを受け
取る処理を行う。データ受付ブロック30は、セキュリ
ティの観点より、手続主体2から正しいデータを受信し
たことを保証、確保する手段を備える。例えば、適切な
暗号化処理、電子署名、電子透かしなどの種々の技術を
利用し、インターネット1を介した送信中に手続主体2
から受信したデータに対して改竄、変更などがされてい
ないことを確認する。
【0039】データ配信ブロック35は、ウェブブラウ
ザ、電子メール、ファイルのダウンロードなどの方法に
より、申込書などの電子フォームや、手続の結果報告な
どを含む通知データなどを手続主体2へ配信する。デー
タ配信ブロック35は、ウェブブラウザを通じてデータ
を送信するデータ送信機能36、電子メールによりデー
タを送信するメール送信機能37、ファイルの形態でデ
ータを送信するファイル配信機能38及びプリントデー
タを送信するプリント出力機能39を含む。手続主体2
に提供されるデータは、HTML、XFA、PDFなど
種々の形態とすることができる。プリントデータは、例
えば保険契約手続における保険証券など、手続の完了を
証明するデータとすることができる。プリントデータ
は、手続主体2の端末装置に付属するプリンタにより紙
出力することができる。また、データ配信ブロック35
は、正しいデータが手続主体2へ確実に届いたことを確
保する手段を有する。これは、例えば電子署名などを利
用したり、手続主体が受領確認データを返信したりする
ことにより実現することができる。
【0040】プロセス管理ブロック40はプロセス制御
機能41を有し、手続主体2が指定した手続のプロセス
を制御する。手続主体2が指定することができる各種手
続については、予め対応する手続フローが用意されてい
る。手続フローは手続モジュールという細かい処理の集
合として構成され、手続は手続フローに規定する順序に
従って手続モジュールを順に実行することにより行われ
る。プロセス制御機能41は手続フローに従って手続モ
ジュールを実行する制御を行う。なお、手続モジュール
は個別のプログラムとして構成することができる。ま
た、プロセス制御機能41は、単に手続フローに従って
手続を実行するのみでなく、手続主体2の認証レベルや
手続の利用チャネルなどを判断して適切な方法で手続を
実行する機能も含む。
【0041】データ管理ブロック55は、申込・通知な
どの手続で扱う個人データ、申込データ、通知データな
どを保存し、保存期間を管理してデータを処分などす
る。個人データは個人の住所、氏名などの個人情報であ
り、法人の場合は法人のデータが含まれる。個人データ
は個人データDB56に保存される。申込データは手続
主体が申込手続において入力した情報であり、申込デー
タDB57に保存される。申込データは2つの目的で管
理することができる。プラットフォーム20は手続主体
2からの依頼に基づき、手続先3に対して所定の手続を
行う。代行処理の際には手続主体2から入手した申込デ
ータを手続先3へ提出するが、プラットフォーム20は
その控えとして申込データを申込データDB57に保存
することができる。また、データ管理ブロック55は、
手続主体2からの依頼に基づいて、申込データや手続が
完了した後の結果データなどを手続主体2から預かるサ
ービスを行うことができる。例えば、手続主体2の保険
契約手続を代行した場合に、契約書データを手続主体2
へ送信するともにその控えデータを預かり、保管するこ
とができる。これにより、例えば手続主体2は自分の契
約書データを紛失したような場合に、プラットフォーム
20からその控えデータを入手することができる。な
お、プラットフォーム20はそのようなサービスを有料
で行うことができる。
【0042】また、通知データは、手続先3が手続主体
2へ通知する情報であり、通知データDB58に保存さ
れる。申込データ及び通知データは、データファイル単
位で保存され、ホルダ又はリレーショナルDB単位で格
納されてセキュリティ保護及び原本性の保証がなされ
る。また、個人データはリレーショナルDBに保存さ
れ、セキュリティ保護がなされる。保存するデータには
タグ付けがなされ、タグの標準化や関連付けがなされ
る。
【0043】フォーム管理ブロック60は申込・通知手
続において利用する申込書フォーム、通知物テンプレー
ト、カタログファイルなどを保管し、そのバージョン管
理なども行う。申込書フォームは、プラットフォーム2
0が手続主体2から情報を取得する時に使用されるフォ
ームやテンプレートであり、申込書フォームDB61に
保存される。通知物テンプレートは、プラットフォーム
20から手続主体2へ情報を提供する時に使用されるフ
ォームやテンプレートであり、通知物テンプレートDB
62に保存される。カタログファイルは手続に関連して
手続主体2に提示すべきマニュアルやカタログなどのデ
ータであり、カタログファイルDB63に保存される。
これらのデータは、原則としてファイル単位での管理が
行われるが、オブジェクト単位での管理も可能である。
【0044】ファイル生成ブロック50は、プラットフ
ォーム20から手続主体2へ通知、配信されるデータフ
ァイルを作成するものであり、データの形態はHTM
L、XFA、PDFなどとすることができる。ファイル
生成ブロック50は、データ転記機能51、テキスト加
工機能52、ファイル編集機能53及びチャネル変換機
能54を含む。データ転記機能51は、データ管理ブロ
ック55の個人データDB56内に保存されている個人
データを申込書フォームや通知物テンプレートに転記す
る処理を行う。手続主体2へ送信する申込フォームなど
に予め個人情報を転記しておくことにより、手続主体の
電子書類作成を簡素化することができる。テキスト加工
機能52は、申込書フォームや通知物テンプレートに入
力するテキストデータの加工を行う機能であり、加工後
のテキストデータが申込書フォームなどに入力されるこ
とになる。ファイル編集機能53は、オブジェクト化さ
れたフォームやテンプレートなどを編集する機能であ
る。チャネル変換機能54は、手続主体2へ配信すべき
データファイルを、手続主体2の有する端末装置、例え
ばパソコン、携帯電話などの別に応じて適切なデータフ
ォーマットに変換する機能である。
【0045】申込・通知手続ブロック45は、手続主体
2が希望する手続を実行する際に中心的な役割を果たす
部分であり、本人認証機能46、フォーム配信機能4
7、申込・受付代行機能48及び通知・配信代行機能4
9を含む。本人認証手続機能46は、外部の認証機関な
どと連携して本人認証を行い、その結果を通知する。ま
た、各手続において要求される認証レベルによっては、
会員データのID/パスワードを利用して本人認証を行
うこともできる。また、電子署名などを使用して本人認
証を行うことができ、その際には手続主体2はICカー
ドなどの記録媒体に署名のための鍵データを記憶してお
き、これを利用して署名などを行うことができる。この
本人認証機能により、従来は署名・捺印などにより行わ
れていた処理をオンラインで実行することが可能とな
る。多くの手続においては手続主体の署名・捺印などが
必要とされ、従来は紙の書類に署名・捺印を行ってい
た。本発明の本人認証機能を利用することにより、申込
から手続の完了までを、紙書類などを使用することな
く、全てオンラインで実行することが可能となる。な
お、電子署名などの電子的な手法により本人認証を行う
ことにより、パソコンのみならず携帯電話などを利用す
る場合でも、何らかの認証を要する手続をオンラインで
完了することができるようになる。申込・通知手続ブロ
ック45は、本人認証に成功したことを条件に以降の手
続を進行するように制御することができる。
【0046】フォーム配信機能47は、手続主体2及び
/又は手続先3の要求に従って、申込書、カタログなど
をインターネット上で配信し、手続主体2の端末や外部
出力機能14へ送信する。こうして手続主体2は申込書
やカタログのプリント出力を得ることができる。
【0047】申込、受付手続代行機能48は、手続主体
2から申込書などの電子書類を受け取って申込を受け付
け、その入力データを申込データとしてデータ管理ブロ
ック55内に保管する。また、申込の受付結果をウェブ
ブラウザや電子メールなどを利用して手続主体2へ通知
する。さらに、手続が決済を要する場合には、外部の決
済機能13やマルチ決済ゲートウェイなどと連携して必
要な決済手続を実行する。
【0048】通知・配信代行機能49は、手続先3から
手続主体2への通知物(例えば、クレジットカードの利
用明細、保険の満期案内など)をインターネットで配信
し、又はプリント出力として配送する処理を制御する。
なお、利用明細のように定期的に大量の通知物を配達す
る処理と、保険の満期案内のように不定期に少量の通知
物を配送する処理の両方を行う。
【0049】手続ログ管理ブロック65は、プラットフ
ォーム20内の各ブロックや各機能が実行する処理のロ
グを取得し、手続ログDB66に保存する。具体的に
は、各手続は手続フローに規定される複数の手続モジュ
ールを順に実行することにより行われるので、手続ログ
DBには各手続モジュールの実行ログが保存されること
になる。また、手続ログ管理ブロック65は、手続ログ
DB66の内容(例えば実行された処理の前後関係、時
間など)を保証することができる。また、手続の終了後
も、手続主体2や手続先3などからの要求に応じてログ
記録を開示したり、ログ記録に基づいて手続が完了した
事実を証明したりすることもできる。
【0050】なお、ログ情報は、種々の方法で利用者へ
提供することができる。例えば、手続主体2へ送信した
ログファイルを紙媒体などにプリントすることができ
る。また、手続主体がログ情報を要求した場合以外に
も、ログ情報又はそれに関連する情報を提供することが
できる。例えば、ある手続の完了時に契約書データ、確
認書類データなどの重要な書類データが作成され、手続
主体がこれを紙媒体にプリントして保存するような状況
が考えられる。保険契約における保険証書、ローン契約
における契約書などがその例である。この場合、プラッ
トフォーム20から手続主体の端末へ書類データが送信
されるが、その書類データ自体にログファイルを添付す
ることができる。これにより、手続主体は、契約書など
の書類データを入手すると共に、その契約に至るまでの
手続のログデータを同時に取得することができる。さら
に、書類データに添付されるログファイルを不可視デー
タとし、特別な読み取りソフトウェアなどを利用した場
合にのみ見ることができるように構成することもでき
る。さらには、ログファイル自体ではなく、例えばログ
ファイルを特定するID、バーコード、管理番号など、
ログファイルに関連する情報を書類データに添付して手
続主体の端末へ提供することもできる。この場合、例え
ばユーザがその書類データをプリントして契約書その他
の紙書類を作成した時に、その書類の一部にログデータ
又はログデータに関連するデータが可視的又は不可視的
にプリントされるようにすることもできる。手続主体2
はこのログファイル関連情報を使用して、必要な時にプ
ラットフォームからログファイルを取得することができ
る。
【0051】外部機能ブロック10は、プラットフォー
ム20による処理に付随して発生する各種処理を行うブ
ロックであり、認証機能11、公証機能12、決済機能
13、出力機能14、配信機能15、課金・請求機能1
6、物流管理機能17、及び時刻証明機能18を含む。
【0052】認証機能11は、手続を実行する手続主体
2が正しい本人であることを第三者が保証する機能であ
り、具体的には公的又は私的な認証機関などがこれを行
うことができる。公証機能12は、ネットワーク上で行
われた手続や通知・配信物の内容を第三者が保証する機
能であり、これも公的又は私的な公証機関などが行うこ
とができる。決済機能13は、ある手続の実行に付随し
て、クレジット決済、銀行引き落としなどの決済手続を
ネットワーク上で行う機能であり、具体的にはクレジッ
ト会社、金融機関などのサーバが実行することができ
る。
【0053】出力機能14は、いわゆるキオスク端末な
どから手続主体が必要なデータを出力する機能である。
キオスク端末とは、コンビニエンスストアやショッピン
グセンターなどに設置される端末装置であり、紙や各種
記録媒体にデータを出力する機能を有するものである。
プラットフォーム20は、手続主体2の要求に応じて特
定のデータをキオスク端末などの外部の出力機能14に
送信し、手続主体2はそこから必要なデータを出力する
ことができる。また、出力機能14は、そのようにして
行われたデータの出力処理についてのログを記録し、プ
ラットフォーム20に送信して手続ログ管理ブロック6
5に保存させることができる。
【0054】キオスク端末は、種々の形態でデータの入
出力を可能とするように構成されている。例えば、キオ
スク端末は手続主体2がキオスク端末から必要なデータ
を取り出すためにIDやパスワードを手入力するための
キーボードなどの入力装置を備える。また、手続主体2
が所有するICカードとの間でデータの入出力を行うた
めのICカードリーダや、バーコードを読みとるための
バーコードリーダ、電子ペーパーとの間でデータの入出
力を可能とするインタフェースなどを備えることができ
る。また、CD−ROM、DVDなどの汎用記録媒体の
ドライブを備えることができる。さらに、携帯電話やP
DAを接続して、データの入出力を行う機能を備えるこ
ともできる。
【0055】配信機能15は、ネットワーク上でファイ
ル配信(例えば、e-Percelなどによる)を行うと共に、
その配信状況などを管理する機能であり、配信処理に関
するログを記録してプラットフォーム20の手続ログ管
理ブロック65に提供することができる。
【0056】課金・請求機能16は、手続主体2の行っ
た手続に付随するコンテンツの使用や手続の手数料など
の課金管理を行うと共に、プラットフォーム20を介し
て手続主体2に代金などの請求通知を行う。この場合の
課金は、プラットフォーム20側が手続代行手数料のよ
うなものを手続主体2に対して請求する場合と、手続先
3に対して請求する場合とがありうる。
【0057】物流管理機能17は、例えば紙の申込書が
物流会社により提出先に配送される場合などに、配送の
進捗状況を取得し、管理する機能である。物流管理機能
17から進捗状況データを取得することにより、プラッ
トフォーム上で手続の進捗状況を管理することも可能と
なる。なお、この物流管理機能17をプラットフォーム
20内部に設け、外部から進捗状況の情報を受信してプ
ラットフォーム内部で進捗状況管理を行うようにシステ
ムを構成することも可能である。
【0058】時刻証明機能18は、公的機関その他の許
認可を受けた企業やその他の企業などが時刻の証明業務
を提供するものである。プラットフォーム20は、各種
手続のうち特に時刻が重要視される手続(例えば、為替
に関連する手続など)を実行する際に時刻証明機能18
を利用し、実際に手続を実行した時刻を証明する。この
ような時刻情報は、手続ログとして手続ログ管理ブロッ
ク65により管理することができる。
【0059】また、プラットフォーム20内の外部機能
連携ブロック68は、プラットフォーム20の各ブロッ
クと、上記の外部機能10との間の処理の連携を行う。
具体的には、外部の認証機能11と接続して認証情報や
認証結果のやりとりを行い、外部の公証機能12と接続
して通知物やログ記録の内容保証を行う。また、配信機
能15と連携して利用明細などの通知物をファイルの形
態で配達し、出力機能14と連携して申込書、カタログ
などのプリント出力を行う。
【0060】以上のようなプラットフォームを利用する
ことにより、手続主体はパソコン、携帯電話など種々の
手段を利用して所望の手続をオンライン上で実行するこ
とができる。なお、以上の説明において、プラットフォ
ーム20内の各機能は、コンピュータプログラムにより
実現することができる。 [2]第1実施形態 次に、本発明の手続システムを適用した手続の第1実施
形態について、図3を参照して説明する。図3の実施形
態は、以下のような手法で本発明の手続システムを雑誌
などのリアル媒体と連携させる例である。なお、本明細
書において、「リアル媒体」とは電子的なデータを除く
有形の媒体であって特定の情報を提示するものである。
例えば本、雑誌などの出版物、新聞、広告などの印刷
物、看板や店舗の一部に設けられた表示などが含まれ
る。プラットフォーム20中の申込書フォームDB61
やカタログファイルDB63に保存されているデータに
はそれぞれフォームIDやカタログIDなどが付されて
おり、プラットフォーム20や外部機能10で電子フォ
ームやカタログなどのデータを処理する際には全てこの
IDでデータを管理している。一方、雑誌、本、新聞、
広告などのリアル媒体には資料請求のためのIDとして
資料IDを印刷し、ユーザ(手続システム上では手続主
体2に対応する)に提供する。資料IDと、それに対応
する電子フォームやカタログデータのIDとの対応を示
したテーブルが予め用意され、フォーム管理ブロック6
0に保存されている。
【0061】例えば、図3の例で金融関係雑誌を購入し
たユーザが雑誌中に紹介されている金融商品に関心をも
ったとする。ユーザはその雑誌の雑誌ID及び雑誌に示
されている資料IDを利用し、以下のようにして金融商
品の案内を取り出すことができる。具体的には、ユーザ
はパソコン、携帯電話などを利用して、プラットフォー
ム20へ接続し、読んでいる雑誌の雑誌IDと関心のあ
る金融商品に対応する資料IDとを指定する。これに対
し、プラットフォーム20では、データ受付ブロック3
0が雑誌ID及び資料IDを受信する。次に、申込・通
知手続ブロック45がフォーム管理ブロック60にアク
セスして、前述のテーブルを参照し、その資料IDに対
応する対応する電子フォームやカタログデータ(以下、
「資料データ」と呼ぶ。)を各DBから取り出す。そし
て、データ配信ブロック35がユーザへ資料データをユ
ーザの端末へ送信する。ユーザがパソコンを使用してい
る場合には、データ配信ブロック35はウェブブラウザ
上で、電子メールの形態で、またはファイル形式でユー
ザのパソコンへ資料データを送信することができる。ユ
ーザはパソコンから資料データを取り出し、プリンタに
よりプリント出力することができる。また、ユーザが携
帯電話を使用している場合には、プラットフォーム20
のデータ配信ブロック35は、ユーザが後でその資料デ
ータにアクセスするための整理番号として機能する予約
番号などを決定し、ユーザの携帯電話へ送信する。ユー
ザは、コンビニエンスストアなどに行き、外部の出力機
能14としてのキオスク端末から資料データを紙媒体や
記録媒体へ出力することができる。
【0062】なお、プラットフォームを運営するA社
は、必要に応じて手続主体であるユーザ及び/又は手続
先であるB社などに手続代行手数料を請求することがで
きる。つまり、ユーザが資料データを取得した後に、申
込手続まで進んだ場合、プラットフォーム20は外部の
課金・請求機能16を利用して申込手続の代行手数料を
ユーザ及び/又は手続先であるB社へ請求する。
【0063】こうして、ユーザは、雑誌などに示された
資料IDを利用することにより、関心のある情報を簡単
に取得することができる。また、案内データに申込書の
電子フォームが含まれていれば、ユーザはその電子フォ
ームに必要事項を入力してプラットフォーム20へ送信
することにより、直ちに申込手続を行うこともできる。
その際、プラットフォーム20は、ユーザが外部の認証
機関などに登録していることを条件とし、本人認証機能
46を利用してユーザの本人認証を行った後に申込を受
け付けるように構成することもできる。また、プラット
フォーム20は、ユーザが資料IDを指定した際に見た
雑誌の雑誌ID、その後ユーザが申込手続を行った際に
ユーザが申込書の電子フォームに入力した個人情報、ユ
ーザの本人認証情報など、一連の手続課程でユーザから
提供された情報をデータ管理ブロック55内に保存する
と共に、必要に応じて手続先3であるB社に提供するこ
とができる。手続先3は、そのような情報を蓄積し、マ
ーケティング情報として利用することができる。
【0064】次に、図4を参照して第1実施形態の応用
例を説明する。この例では、プラットフォーム20を運
営するA社と、資料提供元(手続先3)であるB社(例
えば金融機関)と、雑誌の出版社との間に課金システム
を構成する。例えば図4に示すように、プラットフォー
ム20はユーザとの手続課程において入手した各種情報
をB社へ提供し、情報提供料をB社へ請求する。手続先
であるB社は、受け取った情報から、どの雑誌の読者の
アクセスが多いかを調べ、その雑誌の出版社に広告料を
支払い、その雑誌に案内記事をのせる。出版社は、プラ
ットフォームを運営するA社と契約し、B社からの広告
収入のある割合をA社に支払い、ユーザから資料請求な
どがあった雑誌名などの情報をB社に提供させる。
【0065】プラットフォームを運営するA社が手続先
であるB社に情報提供をする際の課金方法の一例を図4
に示している。基本的にA社はユーザが見た雑誌名と、
資料として取り出した書類を提供したことに対して課金
することができる。書類については、枚数に応じて金額
を決定することもできる。さらに、ユーザが電子フォー
ムに入力した情報を提供することができる。申込の際に
ユーザの本人認証を要求する場合には、認証済みのユー
ザデータをB社に提供することができる。また、ユーザ
が申込手続を完了して契約が成立した場合には、契約デ
ータをB社に提供することできる。このように、A社
は、B社に提供する情報の内容及び量に応じて適当な請
求を行うことができる。
【0066】以上の応用例においては、雑誌の読者であ
るユーザは関心のある情報を容易に入手できるという利
益を受ける。また、出版社はそのようなユーザに対する
雑誌の販売の促進やB社などからの広告収入の増大が期
待できるようになる。また、B社は、雑誌に広告をのせ
ることにより、高い確率で申込が発生することが期待で
き、また資料請求処理などを自社で行う必要が無くなる
という利益を得る。
【0067】次に、図5を参照して第1実施形態の別の
応用例を説明する。例えば、冠婚葬祭に関する本に葬儀
に関する記載があり、葬儀の際に必要な手続とそれに関
連する届出書類などの資料請求IDが記載されていると
する。一方、手続先3であるB社(例えば葬儀社)は葬
儀の際に必要な書類などに関する情報を予めプラットフ
ォーム20に提供し、フォーム管理ブロック60がこれ
を保存している。
【0068】さて、手続主体2であるユーザがプラット
フォーム20にアクセスし、雑誌IDと資料IDを指定
すると、プラットフォーム20はその資料IDに対応す
る電子フォームなどをフォーム管理ブロック60から取
得する。その際、前述の葬儀の必要書類リストを資料デ
ータに含めてユーザへ提供する。ユーザは資料データを
取り出し、必要な電子フォームを使用して届出書などを
作成するとともに、必要書類リストを参照して、必要な
書類を用意することができる。さらに、プラットフォー
ム20は、ユーザの要求に応じて例えば「葬祭時のスピ
ーチ例」などを提供することができる。ユーザがスピー
チ例を要求すると、プラットフォーム20は、ユーザが
前回資料請求を行った際に取得してデータ管理ブロック
55内に保存しておいて個人情報などを参照し、それに
適したスピーチ例を選択してユーザに提供することがで
きる。例えば、ユーザの住所からその地域の葬儀時の慣
習に合ったスピーチ例を取得し、ユーザに提供すること
ができる。こうして、以前にユーザから取得した情報を
考慮して、次に提供する情報やサービスを適切に決定す
ることができる。
【0069】次に、図6を参照して第1実施形態のさら
に別の応用例を説明する。この例では、ユーザは携帯電
話を使用して資料請求からオンライン手続までを完了す
る。例えば、図6に示すようにユーザがゴルファー保険
に加入する場合を想定すると、まずユーザはプラットフ
ォーム20にアクセスして希望する保険の種類を指定す
る。これは、前述のようにユーザがゴルフ雑誌などに示
された資料IDを指定することにより行うことができ
る。プラットフォーム20は、対応する資料データをユ
ーザの携帯電話に送信する。ユーザは資料データに含ま
れる重要事項説明書を読んでその内容に同意し、申込書
フォームに対して必要事項を入力し、さらに外部の決済
機能13を利用して決済を完了する。これにより、保険
契約が成立する。契約が成立すると、プラットフォーム
20は証券・約款データを含む資料データの資料IDを
ユーザに伝える。ユーザは、証券・約款データを外部出
力機能14としてのキオスク端末などを使用してプリン
ト出力することができる。また、プラットフォーム20
は、契約成立時に契約者などの情報を手続先3であるB
社(この場合は、保険会社など)に提供する。このオン
ライン手続の進捗状況やログの記録はプラットフォーム
20の手続ログ管理ブロック65により行われているの
で、手続主体や手続先などは後に契約内容や契約成立日
時などを確認することが可能である。 [3]第2実施形態 次に、図7を参照して、本発明の手続システムを適用し
た第2実施形態を説明する。この実施形態は、ユーザの
要求に応じてプラットフォーム20、外部機能10及び
外部の申請代行会社により役所Zへの申請代行がなされ
る例である。手続主体であるX社が特定の申請を行う場
合を想定する。まず、X社の従業員が端末を操作してイ
ンターネットを通じてプラットフォーム20に接続し、
申請書の電子フォームを取得する。次に、従業員は申請
書の電子フォームに必要事項を入力し、申請書の電子書
類としてプラットフォーム20に送信して申請代行を依
頼する。プラットフォーム20は、印刷業務を行う外部
の企業が所有する出力機能14に電子書類を送信し、そ
の企業はプリント出力を行う。出力された申請書は配送
業者Y社によりX社に届けられる。これに対し、X社は
必要な捺印を行い、提出可能な申請書とする。配送業者
はこれを回収し、申請代行会社に届ける。申請代行会社
はこれを申請先の役所Zに提出することにより代理申請
を行う。
【0070】このような処理の流れの中で、印刷会社、
配送業者、申請代行会社はそれぞれ各自の担当する処理
の進捗状況をプラットフォーム20へ送信する。プラッ
トフォームでは、手続ログ管理ブロック65が進捗状況
データを受信し、手続ログDB66内に保存して、進捗
状況を管理する。これにより、申請代行を依頼したX社
は、プラットフォーム20に問い合わせを行うことによ
り、手続の進捗状況を知ることができる。プラットフォ
ーム20では、問い合わせを受けると、手続ログ管理ブ
ロック65が手続ログDB66を参照して現在の進捗状
況を取得し、X社へ報告する。
【0071】なお、X社が最初にプラットフォーム20
に申請書の電子フォームデータを要求した際、その会社
又は従業員のデータが個人データDB56などに保存さ
れている場合には、ファイル生成ブロック50は申請書
の電子フォーム中の対応するフィールドに個人データを
自動入力し、X社へ送信することができる。なお、これ
は、例えば外部の認証機能11を提供する認証機関に対
してX社やその従業員が本人認証のための登録を済ませ
ているような場合には、プラットフォーム20が認証機
関から個人データを取得して電子フォームに転記するこ
ともできる。また、プラットフォーム20内のデータ管
理ブロック55及び/又は手続ログ管理ブロック65
に、X社の前回の申請の記録が残っている場合には、前
年のデータを転記してから申請書の電子フォームをX社
へ提供することもできる。また、X社は、そのような申
請処理について予めプラットフォーム20の運営者との
間で契約を結ぶことができる。これは、例えば電子フォ
ームの提供のみ、代理申請まで行う、などの別について
規定することができる。また、契約を結んでいない場合
は、プラットフォーム20が電子フォームをX社に提供
する際に、その後の申請手続きまで依頼するか否かなど
複数の選択肢を提示し、X社が選択した内容に従って手
続を進める。また、手続システムは付帯的サービスとし
て、申請書のプリント、配送、回収の日時指定や、サー
ビス利用請求書の提示などを行うことができる。
【0072】図8に、第2実施形態の変形例を示す。こ
の例では、申請書の電子フォームをCD−ROMでX社
に提供する。即ち、申請書の電子フォームと、プラット
フォームに接続して手続を行うためにX社の端末上で動
作するコンポーネントとが記録されたCDーROMがX
社に配布される。従業員はCD−ROMから電子フォー
ムを読み出して必要事項を入力し、電子書類を作成して
プラットフォーム20へ送信する。その後は先の例と同
様に手続が進められる。
【0073】なお、電子フォームを有償で提供する場合
には、電子フォームを所定の方法で暗号化した状態でC
D−ROMに記録し、復号化するための鍵データをプラ
ットフォーム20が有償で手続主体2に提供する方法が
ある。また、そのかわりに、所定事項を入力した電子書
類をプラットフォーム20で受け取る際に課金する方法
もある。また、プラットフォーム内又は外部機能として
入力代行機能を用意し、X社からFAXなどで提供され
る申請内容情報の入力代行サービスを提供することもで
きる。入力代行により作成された書類も、同様の流れで
手続が進められる。 [4]第3実施形態 次に本発明の第3実施形態について図1、図2及び図9
を参照して説明する。第3実施形態は、本発明の手続シ
ステムをインターネットを通じた旅行及び旅行保険の申
し込み手続に適用した場合の例である。具体的には、図
1に示す手続先3として旅行会社Mと保険会社Nとが存
在する。手続主体2はA社が運営するプラットフォーム
20を通じて旅行会社Mへ旅行申し込みを行うととも
に、その旅行に関して保険会社Nとの間で旅行保険の契
約を行う。図9は、プラットフォーム20を通じてこの
処理を実行する場合の処理の流れを示すフローチャート
である。
【0074】まず、手続主体2は、プラットフォーム2
0が運営するウェブサイトへアクセスし、メニュー画面
などから旅行案内を選択する(ステップS1)。この処
理は、手続主体2が図2に示すパソコンなどを使用して
行う。プラットフォーム20では、データ受付ブロック
30が手続主体2の選択を受け取り、申込・通知手続ブ
ロック45へ伝える。申込・手続ブロック45はフォー
ム管理ブロック60を制御して対応する旅行案内データ
を作成させ、データ配信ブロック35を通じて手続主体
2へ送信する(ステップS2)。送信された旅行案内デ
ータは、手続主体2が操作するパソコンの画面上に表示
される。
【0075】手続主体2は、表示された旅行案内データ
中から、希望する旅行プランを選択する(ステップS
3)。この選択は、プラットフォーム20のデータ受付
ブロック30において受信され、申込・通知手続ブロッ
ク45はプロセス管理ブロック40を制御して、旅行申
込手続の手続フローを参照する。ここで、プロセス管理
ブロック40内に予め用意されている旅行申込手続の手
続フローには、同時に旅行保険加入手続を行うか否かを
確認するステップが含められている。よって、申込・通
知手続ブロック45は、例えば「同時に旅行保険に加入
しますか?」などの質問をデータ配信ブロック35を通
じて手続主体2のパソコンへ送信する(ステップS
4)。
【0076】この質問は、手続主体2のパソコン画面な
どに表示される。今、手続主体2は、同時に保険加入手
続も行うものと仮定すると、手続主体2はその旨を入力
する(ステップS5)。この選択結果はプラットフォー
ム20のデータ受付ブロック30により受信される。こ
れに対して、申込・通知手続ブロック45は、手続ID
を発行する。この手続IDは、これから行われる旅行申
込手続と保険加入手続の両方に対して1つの手続として
発行されるものである。そして、申込・通知手続ブロッ
ク45は、フォーム管理ブロック60及びファイル生成
ブロック50を制御して旅行申込に関連するフォームを
作成する。このフォームは、基本的にフォーム管理ブロ
ックの申込書フォームDB61内に記憶されているもの
を使用する。この時、手続主体2は旅行申込と保険加入
の両方を希望しているので、ファイル生成ブロック50
はフォーム管理ブロック60から旅行申込フォームと保
険加入申込フォームとの両方を取得し、それらの共通入
力項目を整理して手続主体2が同じ事項(例えば、氏
名、住所など)を重複して入力する必要がないように、
共通入力フォームを作成する。この共通入力フォーム
は、データ配信ブロック35を通じて手続主体2へ送信
される(ステップS6)。
【0077】手続主体2は、提示された共通入力フォー
ムに対して必要事項を入力し、プラットフォームへ送信
する(ステップS7)。プラットフォーム20は、入力
済みの共通入力フォームを受信してデータ管理ブロック
55に保存するとともに、そのフォームから旅行申込に
関連する事項を抽出して旅行会社Mへ送信する(ステッ
プS8)。旅行会社は、この申込データを受信し、旅行
申込受付処理を行って予約表データ及び日程表データな
どを作成してプラットフォーム20へ送信する(ステッ
プS9)。またプラットフォーム20は、手続主体2か
ら受信した共通入力データから保険加入申込に関連する
入力事項を抽出し、保険会社Nへ送信する(ステップS
10)。保険会社Nは、保険加入申込の受付処理を行
い、証券データ、約款データなどを作成してプラットフ
ォーム20へ送信する(ステップS11)。プラットフ
ォーム20はこれを受信し、データ管理ブロック55に
記憶する(ステップS12)。これで、プラットフォー
ム20には旅行及び保険の申込完了を示すデータがそろ
ったことになる。
【0078】さて、手続主体2は、旅行申込及び保険加
入手続が完了した頃、プラットフォーム20にアクセス
し、手続IDを指定して関連するデータを要求する(ス
テップS13)。これに応答してプラットフォーム20
は先にデータ管理ブロック55に保存しておいた、旅行
申込及び保険加入手続に関連するデータを全て取り出
し、手続主体2へ送信する(ステップS14)。手続主
体2は、これをパソコンなどにより受信する(ステップ
S15)。こうして、旅行申込及び保険加入手続が完了
する。
【0079】なお、上記の例において、手続主体2が保
険加入手続を行わないことを選択した場合には、旅行申
込手続のみが行われる。その場合であっても、手続主体
2がその後に保険加入申込を行う気になった場合には、
同様にプラットフォーム20に接続して加入手続を行う
ことができる。その際、既に行った旅行申込手続に関し
て手続主体2が入力した事項は、データ管理ブロック5
5内に保管されているので、申込・通知手続ブロック4
5はデータ管理ブロック55内に保管されている旅行申
込関連情報を読み出し、保険加入申込フォームの対応す
る箇所に転記することができる。旅行保険申込の際に入
力する事項としては旅行の日数、行き先など、旅行申込
手続において手続主体2が入力した事項がそのまま使え
る場合が多いので、これは手続主体2の入力の手間を省
くという面から有効である。
【0080】また、旅行会社M及び保険会社Nにおいて
旅行申込の受付処理及び保険加入申込受付処理が直ちに
行われる場合には、手続主体2は一旦プラットフォーム
20との接続を断つことなく、ステップS13で手続I
Dを指定し、手続完了に関連するデータを取得すること
ができる。
【0081】このように、本実施形態によれば、連続的
又は同時に実行可能な複数の手続を1つの手続として1
つの手続IDの元に管理して実行するので、それに関連
する通知データを1回の手続で行うことができる。これ
は、複数の手続の手続先が異なる企業や機関などである
場合でも、本発明のプラットフォームを介することによ
り容易に実現することができる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の手続シス
テムによれば、手続を行うユーザが使用する種々の端末
装置に応じて適切な処理がなされ、手続が実行される。
よって、様々なユーザが様々な環境において希望する手
続を容易かつ確実に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る手続システムの構成を模式的に示
す。
【図2】図1に示す手続システムの構成を詳細に示すブ
ロック図である。
【図3】本発明の手続システムを利用した手続の第1実
施形態を示す図である。
【図4】図3に示す第1実施形態の応用例を示す。
【図5】図3に示す第1実施形態の他の応用例を示す。
【図6】図3に示す第1実施形態のさらに他の応用例を
示す。
【図7】本発明の手続システムを利用した手続の第2実
施形態を示す図である。
【図8】図7に示す第2実施形態の応用例を示す。
【図9】本発明の手続システムを利用した手続の第3実
施形態を示す図である。
【符号の説明】
1 インターネット 2 手続主体 3 手続先 5 フォーム提供会社 10 外部機能提供者 20 プラットフォーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有吉 俊雄 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 栃原 聖一 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを通じてユーザと通信する
    手続システムにおいて、 各種手続の実行に必要なデータを記憶する記憶手段と、 ユーザが希望する手続の指定を、複数の媒体のうちユー
    ザが選択した媒体を通じてユーザから受信する受信手段
    と、 ユーザが指定した手続に関連するデータを前記記憶手段
    から取得する取得手段と、 前記ユーザが選択した媒体を利用して前記データをユー
    ザへ送信する送信手段と、を備える手続システム。
  2. 【請求項2】 前記送信手段は、前記データの識別情報
    を前記ユーザが選択した媒体を利用してユーザに送信
    し、前記データ自身を前記ユーザが選択した媒体とは異
    なる媒体へ送信する請求項1に記載の手続システム。
  3. 【請求項3】 前記ユーザが選択した媒体とは異なる媒
    体は、データ出力機能を有する外部情報端末である請求
    項2に記載の手続システム。
  4. 【請求項4】 ネットワークを通じてユーザと通信する
    手続システムにおいて、 各種手続の実行に必要なデータ及び各種手続に対応する
    資料データを記憶する記憶手段と、 ユーザから資料データの識別情報を受け取る受信手段
    と、 受け取った識別情報に対応する資料データを前記記憶手
    段から取得する取得手段と、 取得した資料データをユーザへ送信する送信手段と、を
    備え、前記資料データの識別情報は、リアル媒体に記載
    されているものである手続システム。
  5. 【請求項5】 前記受信手段は、前記資料データの識別
    情報と共に、前記リアル媒体の識別番号を受信し、受信
    したリアル媒体の識別情報を蓄積する手段を備える請求
    項4に記載の手続システム。
  6. 【請求項6】 前記ユーザの属性情報を受信する手段
    と、前記属性情報を考慮して前記資料データの内容を決
    定する手段と、を備える請求項4又は5に記載の手続シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 ネットワークを通じてユーザと通信する
    手続システムにおいて、 複数の媒体のうちユーザが選択した媒体を通じて、ユー
    ザから希望する手続の指定を受け取る受信手段と、 ユーザとの間で必要なデータを送受信することにより、
    前記手続を実行する実行手段と、 前記手続の完了時に、手続結果データの識別情報を前記
    ユーザが選択した媒体を通じてユーザへ送信すると共
    に、前記手続結果データ自体を前記ユーザが選択した媒
    体とは異なる媒体へ送信する送信手段と、を備える手続
    システム。
  8. 【請求項8】 前記ユーザが選択した媒体とは異なる媒
    体は、データ出力機能を有する外部情報端末である請求
    項7に記載の手続システム。
  9. 【請求項9】 ネットワークを通じてユーザと通信する
    手続システムにおいて、 ユーザから、希望する手続の指定を受け取る受信手段
    と、 前記手続の実行に必要な電子フォームをユーザへ送信す
    る手段と、 ユーザが電子フォームに必要事項を入力することにより
    作成された電子書類を受信し、外部出力装置へ送信する
    手段と、 前記外部出力装置による前記電子書類のプリント出力工
    程、外部業者によるプリント出力された書類の配送工
    程、及び外部業者による前記プリント出力された書類の
    提出工程の進捗状況に関する情報を受信し、記憶する進
    捗状況管理手段と、を備える手続システム。
  10. 【請求項10】 ネットワークを通じてユーザと通信す
    る手続システムにおいて、 ユーザから、希望する手続の指定を受け取る受信手段
    と、 ユーザとの間で必要なデータを送受信することにより、
    前記手続を実行する実行手段と、 前記手続の完了時に、手続結果データを前記ユーザへ送
    信する手段と、 ユーザが希望する場合に、前記手続結果データの写しを
    保存し、ユーザの要求に応じて前記手続結果データの写
    しをユーザへ送信する手段と、を備える手続システム。
  11. 【請求項11】 ネットワークを通じてユーザと通信す
    る手続システムにおいて、 複数の手続先に対して行うべき複数の手続の指定をユー
    ザから受け取る受信手段と、 前記複数の手続の実行に必要な複数の電子フォームをそ
    れぞれ取得し、それらに共通する必要事項を入力するた
    めの共通入力フォームを作成してユーザに提示する手段
    と、 前記共通入力フォームに対するユーザの入力事項を、前
    記複数の電子フォームの該当個所に転記して複数の電子
    書類を作成する手段と、 作成された複数の電子書類を使用して前記複数の手続を
    実行する手段と、を備える手続システム。
  12. 【請求項12】 ネットワークを通じてユーザと通信す
    る手続システムにおいて、 複数の手続先に対して行うべき複数の手続の指定をユー
    ザから受け取る受信手段と、 前記複数の手続のうちの1つの手続の実行に必要な電子
    フォームを取得し、ユーザに提示する手段と、 前記電子フォームに対するユーザの入力事項を、前記複
    数の手続のうち他の手続の実行に必要な電子フォームの
    該当個所に転記して複数の電子書類を作成する手段と、 作成された複数の電子書類を使用して前記複数の手続を
    実行する手段と、を備える手続システム。
  13. 【請求項13】 前記複数の手続の指定に対して、1つ
    の手続IDを付与する手段と、 ユーザから前記手続IDの指定を受け取った時に、前記
    複数の手続に関連する通知データをユーザに提供する手
    段と、を備える請求項11又は12に記載の手続システ
    ム。
JP2001082577A 2001-03-22 2001-03-22 手続システム Pending JP2002279131A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001082577A JP2002279131A (ja) 2001-03-22 2001-03-22 手続システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001082577A JP2002279131A (ja) 2001-03-22 2001-03-22 手続システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002279131A true JP2002279131A (ja) 2002-09-27

Family

ID=18938507

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001082577A Pending JP2002279131A (ja) 2001-03-22 2001-03-22 手続システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002279131A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003030380A (ja) * 2001-07-13 2003-01-31 Ntt Communications Kk 複数の手続先に対する手続システムのサーバ装置
JP2008257313A (ja) * 2007-04-02 2008-10-23 Dainippon Printing Co Ltd 申込み受付管理システムおよび電子帳票
JP2014215762A (ja) * 2013-04-24 2014-11-17 フォワードハウジングソリューションズ株式会社 進捗管理装置、進捗管理方法及びプログラム
JP6218980B1 (ja) * 2017-02-24 2017-10-25 株式会社三井住友銀行 ローン審査申込みシステム、方法、およびプログラム

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1196099A (ja) * 1997-09-19 1999-04-09 Hitachi Ltd サービス提供システム
JPH11328288A (ja) * 1998-05-19 1999-11-30 Dainippon Printing Co Ltd 電子申請・電子帳票流通サービスシステム
JP2000067138A (ja) * 1998-08-24 2000-03-03 Dainippon Printing Co Ltd オンデマンド帳票流通・発行システム
JP2000242721A (ja) * 1999-02-22 2000-09-08 Yamato System Development Co Ltd 受発注委託管理システム
WO2000070585A1 (en) * 1999-05-19 2000-11-23 Digimarc Corporation Methods and systems for controlling computers or linking to internet resources from physical and electronic objects
JP2000353197A (ja) * 1999-06-11 2000-12-19 Noboru Konno 出版システム
JP2000357068A (ja) * 1999-04-14 2000-12-26 Canon Inc 情報処理装置及び情報処理端末及び情報処理方法及び情報処理プログラムが格納されたコンピュータにより読取可能な記録媒体
JP2001022848A (ja) * 1999-07-08 2001-01-26 Hitachi Ltd 電子文書の歴史的有効性証明システムおよび証明方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1196099A (ja) * 1997-09-19 1999-04-09 Hitachi Ltd サービス提供システム
JPH11328288A (ja) * 1998-05-19 1999-11-30 Dainippon Printing Co Ltd 電子申請・電子帳票流通サービスシステム
JP2000067138A (ja) * 1998-08-24 2000-03-03 Dainippon Printing Co Ltd オンデマンド帳票流通・発行システム
JP2000242721A (ja) * 1999-02-22 2000-09-08 Yamato System Development Co Ltd 受発注委託管理システム
JP2000357068A (ja) * 1999-04-14 2000-12-26 Canon Inc 情報処理装置及び情報処理端末及び情報処理方法及び情報処理プログラムが格納されたコンピュータにより読取可能な記録媒体
WO2000070585A1 (en) * 1999-05-19 2000-11-23 Digimarc Corporation Methods and systems for controlling computers or linking to internet resources from physical and electronic objects
JP2000353197A (ja) * 1999-06-11 2000-12-19 Noboru Konno 出版システム
JP2001022848A (ja) * 1999-07-08 2001-01-26 Hitachi Ltd 電子文書の歴史的有効性証明システムおよび証明方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003030380A (ja) * 2001-07-13 2003-01-31 Ntt Communications Kk 複数の手続先に対する手続システムのサーバ装置
JP2008257313A (ja) * 2007-04-02 2008-10-23 Dainippon Printing Co Ltd 申込み受付管理システムおよび電子帳票
JP2014215762A (ja) * 2013-04-24 2014-11-17 フォワードハウジングソリューションズ株式会社 進捗管理装置、進捗管理方法及びプログラム
JP6218980B1 (ja) * 2017-02-24 2017-10-25 株式会社三井住友銀行 ローン審査申込みシステム、方法、およびプログラム
JP2018139069A (ja) * 2017-02-24 2018-09-06 株式会社三井住友銀行 ローン審査申込みシステム、方法、およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7606422B2 (en) System, method and computer program for an integrated digital workflow for processing a paper form
JP4926404B2 (ja) 電子請求書の提示および支払いに対する方法およびソフトウェアアプリケーション
JP2003523582A (ja) インターネットを介して金融取引データを提供する方法と装置
US20080091846A1 (en) Creation and transaction processes of intelligent documents
JP4612246B2 (ja) 人材オークションシステムおよび人材オークションサーバ
US8521582B2 (en) System and method for collaborative affinity marketing
US20020083092A1 (en) Method and system for automated electronic document distribution
JP4983974B2 (ja) 手続システム
JP2009129097A (ja) 口座振替受付システム、受付装置、端末装置、及び、コンピュータプログラム
US20060106629A1 (en) Record transfer
KR20060130469A (ko) 가맹점 개설신청서 접수 및 발송중계 서비스 시스템 및 그방법 및 그 방법을 수행하기 위한 프로그램이 기록된기록매체
US20030061154A1 (en) Systems and methods to facilitate an acquisition of information associated with a requested financial account
JP4237012B2 (ja) レシート発行管理装置、レシート発行管理システム、及びレシート発行管理装置用プログラム
JP4053948B2 (ja) サーバへの接続権限の管理方法及び管理システム
JP2002279131A (ja) 手続システム
JP4834924B2 (ja) 電子フォーム入力支援装置、プログラム、電子フォームプログラム及びプラットフォーム
JP4695299B2 (ja) 手続システム
US20060136333A1 (en) System and method for servicing student financial needs
US20050139650A1 (en) Method and system for configuring a publicly accessible computer system
JP2001319054A (ja) 保険業務処理システム
JP2002117368A (ja) データ送受信方法及びフォーム提供システム
JP2006155476A (ja) インターネット金融取引システム
JP2003187159A (ja) 電子請求書管理システム
JP2002318871A (ja) 手続システム
JP2003296509A (ja) 申請業務支援システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071009

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100412

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101019