JP2002277940A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2002277940A
JP2002277940A JP2001082596A JP2001082596A JP2002277940A JP 2002277940 A JP2002277940 A JP 2002277940A JP 2001082596 A JP2001082596 A JP 2001082596A JP 2001082596 A JP2001082596 A JP 2001082596A JP 2002277940 A JP2002277940 A JP 2002277940A
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camera
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button
camera body
zoom
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Yoji Watanabe
洋二 渡辺
立男 ▲高▼梨
Tatsuo Takanashi
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のカメラの設けられるスイッチの操作釦
は、搭載する機能が増加していく毎に必要となるが、そ
のスペースを確保するためにカメラが大型化したり、操
作釦が小さくなり操作性が悪くなった。 【解決手段】本発明は、カメラ本体の一面とその一面に
接する他面に亘る角部に設けられ、異なる2方向から操
作可能な操作釦11による揺動式スイッチ17,18を
設けたカメラである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラに設けられ
る操作スイッチに係り、特にカメラ本体の角部に配置さ
れた2方向から操作される操作釦を備えるカメラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、小型カメラであってもズームレン
ズを備えてズーム機能、ポートレートや風景写真などの
ための種々の撮影モード、ストロボを内蔵して多彩な測
距・測光等の多数の機能を搭載するカメラが実用化され
ている。これらの機能の選択や設定を行うためのスイッ
チが必要であり、これらのスイッチのための操作釦をカ
メラ本体の上面や背面などに配置している。
【0003】代表的な操作釦としては、例えば、撮影レ
ンズのズーム操作を行うための操作釦があり、テレ側に
ズーミングさせるためのテレ側釦(T)とワイド側にズ
ーミングさせるワイド側釦(W)を1つのシーソー式ス
イッチにまとめてカメラ本体の上面のレリーズ釦の近傍
に配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した各種機能を選
択、設定・解除するための操作釦は、搭載する機能が増
加していく毎にそれぞれ必要となっている。これらの操
作釦は、通常、使い勝手の関係からカメラ本体の上面や
背面に集中的に配置されている。
【0005】しかし、操作釦を主に配置するカメラ本体
の上面には、撮影に関する設定状態や撮影されたコマ数
などを表示するための表示パネルが配置されており、現
在よりも操作釦のためのスペースを作ることは、カメラ
が大型化することとなり、操作釦を簡単に増やすことは
できない。また、操作釦を増やすために、操作釦を小さ
くすると操作性を損なうこととなる。
【0006】そこで本発明は、従来利用されていなかっ
たカメラ本体の面と面とに亘る角部に配置され、2方向
から操作可能な操作釦による揺動(シーソー)式スイッ
チを配置することにより、機能を増加させてもカメラの
大型化を防止しつつ、機能の選択や設定・解除に使い勝
手がよい操作釦を有するカメラを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、カメラの一面と他の面とに亘って設けら
れ、上記それぞれの面において押圧動作されることが可
能な単一の操作部材を有するカメラを提供する。また、
上記操作部材は揺動可能であり、上記揺動中心を上記一
面と上記他の面との交線近傍に設けられる。上記一の面
はカメラ上面であり、上記他の面はカメラ後面にある。
【0008】以上のような構成のカメラによれば、カメ
ラ本体の一面(上面)と他の面(背面)に亘る角部に直
交する2方向(上方向及び横方向)から操作可能な操作
部材が設けられ、この操作部材による揺動でオンオフす
るスイッチをそれぞれの面に配置して、2方向から異な
る機能の動作や設定・解除が示唆される。
【0009】の指示が操作される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。図1には、本発明によ
るカメラの第1の実施形態に係る外観の構成例を示し説
明する。このカメラは、カメラ本体1に焦点距離が連続
的に切り換え可能なズームレンズ2が装着されたカメラ
であり、後ろ側から見たカメラ本体1上面の右端にはレ
リーズ釦3と、上面中央には撮影に関する設定状態や撮
影されたコマ数などを表示するための表示パネル4とが
配置されている。また、カメラ背面には、ファインダ5
が配置されている。尚、本明細書においては、カメラの
撮影レンズが撮影レンズが装着された面を正面として、
その裏側を背面(一般に、裏蓋が設けられた面)とし、
普通にカメラを構えたときに上側になり、通常はレリー
ズ釦が設けられた面を上面として説明している。
【0011】このカメラにおいて、上面と背面とが交わ
る角部に、カメラの上方向(上面からの方向)及び横方
向(側面からの方向)の直交する2方向から操作可能
な、例えば、ズーム操作釦6とスポット測光操作釦7が
設けられている。このズーム操作釦6は、上方向から押
圧操作して焦点距離をテレ側にズーミングを行うための
ズームテレ操作部(T)6aと、横方向(カメラの背面
側)から押圧操作してワイド側にズーミングを行うため
のズームワイド操作部(W)6bで構成される。また、
スポット測光操作釦7も同様に、上方向から押圧操作し
て撮影画面中央の一部の被写体の測光を行うためのスポ
ット測光の設定を行うためのメモリ操作部(SPT)7
aと、横方向(カメラの背面側)から押圧操作して、そ
の設定を解除するためのクリア操作部(CLR)7bで
構成される。勿論、これらの操作釦は、カメラ本体の上
面と背面とに亘るだけでなく、カメラ本体を構成する一
面からこの一面に接する他面に亘った角部に設けられる
のであり、また記載した操作釦の機能は、一例であって
後述するように限定されたものではない。
【0012】図2には、図1に示した操作釦を含むスイ
ッチ機構の具体的な断面構成を示し説明する。図2に示
すように操作釦11は、L字型(くの字型)に形成さ
れ、その角部内側(面と面との交線近傍)でカメラの外
装カバー16側に固着された揺動用回動軸13により回
動可能に支持されている。この操作釦11の両端には、
押圧部11c,11dがそれぞれ設けられており、これ
らの押圧部11c,11dは、カメラボディ14に実装
されたスイッチ17,18の接点端子部19,20の一
方の接片19a,20aに当接している。また、この操
作釦11には、カメラボディ14に設けられた板バネ受
け部27により把持された板バネ15が固着されてお
り、上方向や横方向から押されて揺動(回動)されて
も、その押圧が無くなった直後に元の状態に復帰する。
この操作釦11は、外装カバー16の材料と同等であっ
ても異なってもよく、樹脂等の型成形により製造できる
ものが好ましいが、他にも接片19a,20aに当接す
る部分が絶縁されれば、金属等により形成されてもよ
い。
【0013】図3には、スイッチ17,18が実装され
たカメラボディ14の具体的な構成例を示す。このカメ
ラボディ14には、角部分が凹形状に堀込まれたバネ受
け部27が設けられており、バネ受け部27の縁の両面
側から張り出し、それらの先頭部分間にわずかな隙間が
できるように接近させて形成された板バネ挟み部28,
29が設けられている。これらの板バネ挟み部28,2
9の隙間に板バネ15が差し込まれて把持される。
【0014】スイッチ17,18は、図示しない配線を
介して、制御部(CPU)や回路構成部材に接続されて
いる。これらのスイッチ17,18の接点端子部19,
20は、図2に示すように、一方の接片19a,20a
が押圧部11c,11dに当接、若しくはわずかな隙間
をあけて配置される。他方の接片19b,20bは、一
部がくの字型若しくは凸型に曲げられており、それぞれ
先端部がカメラボディ14に設けられた接片支持部2
1,22に支持されている。接片19a,20aとは、
これらのくの字型に張り出した部分とで接触して電気的
に接続される。また、外装カバー16と共に取り付けら
れた操作釦11が押された際に、押圧部11c,11d
がそれぞれ確実に接片19a,20aを他方の接片19
b,20bに押し当てて接触させ電気的に接続するよう
な適正な位置に取り付けるための位置決めボス26と外
装受け部23がカメラボディ14の上面及び側面にそれ
ぞれ設けられている。
【0015】図4には、カメラボディ14に装着される
外装カバー16の構成例を示す。図4(a)に示す外装
カバー16は、上面内側に前述した位置決めボス26に
嵌合する位置出し凸部25が設けられ、側面内側には外
装受け部23に当接する受け部24が設けられている。
これらの部位は、設計時に外装カバー16をカメラボデ
ィ14に装着した際、操作釦11と接点端子部19,2
0との間に適正なストロークが確保されて、オン・オフ
動作させるような位置に設けられる。また、外装カバー
16の内側には、前述した回動軸13を固定するための
軸受け垂直凸部32,34及び、軸受け水平凸部33,
35が形成される。図4(a)のA矢視による図4
(b)に示すように、これらの凸部により回動軸13が
外装カバー16に固着される。
【0016】図5は、操作釦11の外観構成を示す。こ
の操作釦11は、L字型に形成されており、それぞれの
端部に前述した押圧部11c,11dが設けられてお
り、両側面には回動軸13を貫装するための回動軸用穴
36が開けられている。また、操作釦11の内面側には
貫装する回動軸を回動可能に支持し、且つ平坦な鋼板
等からなる弾性を有する板バネ15を把持するための釦
軸受け部12が設けられている。この釦軸受け部12
は、3つの扇型凸部12a,12b,12cが、側面内
側に1個(12a)及び上面内側2個(12b,12
c)の互い違いになるように形成されており、要部側で
は回動軸13を支持し、辺部側で板バネ15を把持す
る。この操作釦11は、外装カバー16に回動軸13で
貫装されて取り付けられた後、外装カバー16と共にカ
メラボディ14に装着される。尚、操作釦がカメラ本体
の面と面とに亘った角部に配置しているため、撮影時以
外の例えば、携帯時などに操作釦が何かに押されて、設
定状態が変わってしまうのを防止するため、別途、現在
の設定状態がロックされるロック用スイッチを設けた
り、カメラ本体に接触センサ等を設けて、撮影者がカメ
ラを手でホールドしていない状態の時には、操作釦によ
る入力が無効になる構成部位を設けてもよい。
【0017】図6には、本実施形態のカメラのブロック
構成を示し説明する。このカメラは、カメラ全体の制御
を行うマイクロコンピュータ(CPU)等からなる制御
部41と、撮影画面の全体の平均測光を行うAVEセン
サ42と撮影画面内の狭い範囲のスポット測光を行うS
PTセンサ43と、これらのAVEセンサ42とSPT
センサ43のいずれかを駆動する測光回路44と、被写
体までの距離を測定する測距回路45と、フィルム55
を収納し、このカメラに装填されたフィルムカートリッ
ジ46に記載されたDXコードを読み取るDX回路47
と、撮影時の補助光や測距時の測定光の発光源として用
いられるストロボ回路48と、撮影レンズ鏡筒内に配置
されたフォーカシングレンズ49と、このフォーカシン
グレンズ49を測距結果に基づいた制御部41からの指
示により移動させてピント調整を行うフォーカシング駆
動機構50と、焦点距離を連続的に変化させることが可
能なズーミングレンズ51と、撮影者の意向によりズー
ミングレンズ51をテレ側若しくはワイド側に移動させ
るズーミングレンズ駆動機構52と、撮影時にフィルム
55に露光させるためのシャッタ53と、このシャッタ
53を駆動するシャッタ駆動機構54と、フィルム55
の巻き上げと巻き戻しを行うフィルム給送機構56と、
カメラを操作させるためのスイッチ群57とで構成され
る。
【0018】このスイッチ群57は、主なものとして、
ズーミングレンズ51をワイド側にズーミング駆動させ
るためのワイドズーム(ZW)SW58と、テレ側にズ
ーミング駆動させるためのテレズーム(ZT)SW59
と、レリーズ釦3の押下により測距・測光を行うための
ファーストレリーズ(1st)SW60と、1stSW
60がオンした後、露光を行うためのセカンドレリーズ
(2nd)SW61と、カメラの裏蓋の開閉を検出する
ための裏蓋(BK)SW62と、スポット測光を設定す
るためのスポット測光設定(SPT)SW63(図1に
示したメモリ操作部7a)と、スポット測光の設定を解
除するためのスポット測光解除(CLR)SW64(ク
リア操作部7b)とが含まれている。これらのスイッチ
は、カメラに搭載されるスイッチ群の中の一部であり、
他にも種々のスイッチがある。
【0019】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、従来利用されていなかったカメラ本体の上面と背面
に亘る角部に2方向(上方向及び横方向)から操作可能
な操作釦による揺動式スイッチ(所謂、シーソー式スイ
ッチ)を設けたため、カメラの面(上面や背面等)を有
効に利用できる。また、直交する2方向から操作を行う
ため、撮影者による誤操作が少なくなり、且つ使い勝手
がよくなる。さらに、操作釦をカメラ本体の角に配置し
たため、十分なスイッチの操作部面積が確保できるだけ
でなく、牽いてはカメラの大型化を防止することができ
る。
【0020】次に、第2の実施形態のカメラについて説
明する。前述した第1の実施形態では、操作釦をカメラ
本体の角部に設けており、撮影時以外に操作釦が押され
てしまう可能性があったため、これを防止する部位を設
けなければならなかった。これに対して本実施形態は、
特別な部位を必要とせずに操作性を損なわずに、撮影時
以外の携帯時等の場合には操作釦が押されにくい構造を
実現する。
【0021】図7は、本実施形態の特徴となる操作釦が
設けられたカメラの一部のみを取り出して示している。
ここで、図7(a),(b)は、斜め上から見た構成例
を示し、図7(c)は、図7(b)のB矢視による断面
構成例を示す。本実施形態は、図7(a),(b)に示
すように、外装カバー16の角部にガイド部60を残し
た状態で操作釦71の操作部71a,71bのみが露出
するよう2つの操作部窓72を開口する。外装カバー1
6の内側には、第1の実施形態の垂直凸部32,34及
び軸受け水平凸部33,35と同様に回動軸13を固着
するための軸受け垂直L型部73,75と軸受け水平L
型部74,76とが形成される。
【0022】これらの軸受け垂直L型部73,75と軸
受け水平L型部74,76により図7(c)に示すよう
に、角部分Cが一段内側に折れ込んだ操作釦71が貫装
する回動軸13により、揺動(回動)可能に外装カバー
16に固着される。この操作釦71も第1の実施形態と
同様に、カメラボディ14に板バネ15を釦軸受け部7
7により把持しており、操作された後に押し込まれた操
作部が元の状態に戻るように構成されている。以上のよ
うに、本実施形態によれば、カメラの外装カバーの角部
にガイド部を形成したことにより、操作性を損なわずに
携帯時等に不用意に操作釦が押されにくくなり、誤設定
や誤動作が防止できる。
【0023】次に、第3の実施形態のカメラについて説
明する。前述した操作釦は製造時に機能が決定されてお
り、ユーザによる変更ができなかったが、本実施形態で
は操作釦の機能を選択可能に構成しているカメラであ
る。図8に示すカメラは、マルチ操作釦81を設けて、
その近傍、本実施形態ではカメラ上面に操作釦機能選択
スイッチ82を配置している。このマルチ操作釦81
は、ユーザが所望する機能や使用頻度が高い機能を操作
釦機能選択スイッ82により選択して上面操作部81a
と側面(背面)操作部81bに割り付けることにより、
選択された機能を操作可能にする。例えば、上面操作部
81aには撮影時に必ず発光を行う強制ストロボ発光を
使用する機能を割り付け、側面操作部81bにこの強制
ストロボ発光の設定を解除して、測定された測光値に基
づき必要な場面に発光する自動ストロボ発光を使用する
機能を割り付けることにより、逆光による撮影シーンが
連続する場合などに強制ストロボ発光を操作釦により簡
単に設定でき、また解除も同様にできる。
【0024】この他の機能としては、撮影画面における
測距ポイントの位置切換、AFロックの設定・解除、A
Eロックの設定・解除、露出補正の加減、優先AEにお
けるシャッタ速度と絞りの選択、先幕シンクロと後幕シ
ンクロの選択、被写体による撮影モード(風景モード、
ポートレートモード、移動被写体モード、赤目防止モー
ド、マクロモード等)の選択・解除等、カメラに搭載す
る機能に対してほとんどの機能が適用できる。また、近
年提案されているデジタルカメラとフィルムカメラの機
能を併せ持つハイブリッドカメラにおける、フィルム撮
影とデジタル撮影との機能切換にも適用することができ
る。また本実施形態の操作釦は、デジタル撮影モードに
設定されている際に、撮影された画像を表示パネルに順
次映し出して確認するための画像スクロール機能を割り
付けることもできる。
【0025】次に、第4の実施形態のカメラについて説
明する。前述した各実施形態における操作釦は、カメラ
の外装カバー面と操作部の面が同一平面となるように形
成したが、本実施形態は、図9(a)に示すように、操
作釦83の角部の部分を外側に張り出すように操作用凸
部83aを形成している。この操作用凸部83aによ
り、例えば、ズーミングのように、撮影者がファインダ
を覗きながら操作する機能に対しては、カメラを手でホ
ールドしている状態の時に指1本で操作することができ
る。つまり、レリーズ釦3を人差し指で操作した場合、
親指でズーム操作釦83を操作することができる。
【0026】図9(b)は、図9(a)の変形例を示
す。これまで前述した操作釦を設けた位置は、カメラ上
面とカメラ背面とに亘った角部に配置していたが、勿論
これに限定されるものではない。この変形例は、ズーム
操作釦84をカメラの側面(本変形例ではカメラを正面
から見て左側面)と背面とに亘る角部に配置した例であ
る。この側面角部にズーム操作釦84を配置することに
より、撮影者が右手でカメラ本体をホールドした状態
で、右手親指でズーム操作用凸部84bを操作して、ズ
ーミングを行うことができる。尚、この角の位置にズー
ム操作以外の他の機能を持つ操作釦を設けてもよいこと
は当然である。また、この背面と側面以外の一面と、そ
の一面に接する他面とに亘った角部に、この2方向が操
作可能な操作釦を設けてもよい。
【0027】以上説明したように、前述した各実施形態
によれば、直交する2方向からそれぞれの面のスイッチ
を操作可能な操作釦をカメラ本体の角部に設けることに
より、カメラの面上におけるスイッチ類のスペースが少
なくなるため、カメラに種々の機能を増加させても、ス
イッチの配置スペースを確保することができる。操作性
のよい操作釦を得られる上、カメラの大型化を防止する
ことができる。またこの操作釦は、操作方向が異なるた
め誤操作が発生しにくくなり、操作部面を大きく取れる
ため操作性がよくなる。さらに、操作釦の角部を凸形状
とすることにより、カメラをホールドした状態であって
も指1本で操作することが可能となる。
【0028】以上の実施形態について説明したが、本明
細書には以下のような発明も含まれている。 (1)カメラの一面と他の面とに亘って設けられ、それ
らそれぞれの面において押圧動作されることが可能な単
一の部材からなることを特徴とするカメラのための操作
装置。 (2)上記(1)項に記載のカメラのための操作装置に
おいて、上記操作部材は揺動可能であり、上記揺動中心
を上記一面と上記他の面との交線近傍にあることを特徴
とするカメラのための操作装置。 (3)上記(2)項のカメラのための操作装置におい
て、上記一の面はカメラ上面であり、上記他の面はカメ
ラ後面にあることを特徴とするカメラのための操作装
置。
【0029】(4)上記(1)に記載のカメラの操作装
置において、上記一面がカメラ本体上面であり、上記他
面がカメラ本体背面である。 (5)上記(1)に記載のカメラの操作装置において、
上記一面がカメラ本体背面であり、上記他面がカメラ本
体側面である。 (6)ズームレンズを搭載するカメラにおいて、カメラ
本体の一面と、この一面に隣接する他面のそれぞれに設
けられた別体のスイッチと、上記一面と他の面とに亘る
カメラ本体角に設けられたL型形状であって、該L型の
角部を中心として揺動可能に支持され、揺動により上記
スイッチのいずれか一方を動作させることにより、テレ
側若しくはワイド側にズーミング動作を示唆する操作釦
と、を具備するカメラ。
【0030】(7)ズームレンズを搭載するカメラにお
いて、カメラ本体の一面と、この一面に隣接する他面の
それぞれに設けられた上記ズーミングレンズのズーミン
グ動作を行うための別体のスイッチと、上記一面と他の
面とに亘るカメラ本体角に設けられたL型形状であっ
て、該L型の角部を中心として揺動可能に支持され、該
角部は外側に張り出す凸部を有し、この凸部を揺動させ
ることにより、上記スイッチのいずれか一方を動作させ
て、テレ側若しくはワイド側にズーミング動作を示唆す
る操作釦と、を具備するカメラ。 (8)上記(6)に記載のカメラにおいて、上記スイッ
チは、上記ズーミング動作に加えて、撮影画面における
測距ポイントの位置切換、AFロックの設定・解除、A
Eロックの設定・解除、露出補正の加減、優先AEにお
けるシャッタ速度と絞りの選択、先幕シンクロと後幕シ
ンクロの選択、及び被写体による撮影モード(風景モー
ド、ポートレートモード、移動被写体モード等)の選択
・解除のいずれかを選択及び変更する手段を有するカメ
ラ。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、従
来利用されていなかったカメラ本体の面と面とに亘る角
部に配置され、2方向から操作可能な操作釦による揺動
(シーソー)式スイッチを配置することにより、機能を
増加させてもカメラの大型化を防止しつつ、機能の選択
や設定・解除に使い勝手がよい操作釦を有するカメラを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカメラの第1の実施形態に係る外
観の構成例を示す図である。
【図2】図1に示した操作釦を含むスイッチ機構の具体
的な断面構成を示す図である。
【図3】第1の実施形態におけるカメラボディの具体的
な構成例を示す図である。
【図4】カメラボディに装着される外装カバーの構成例
を示す図である。
【図5】第1の実施形態における操作釦の外観構成を示
す図である。
【図6】カメラのブロック構成を示す図である。
【図7】第2の実施形態のカメラについて説明するため
の図である。
【図8】第3の実施形態のカメラについて説明するため
の図である。
【図9】第4の実施形態のカメラについて説明するため
の図である。
【符号の説明】
1…カメラ本体 2…ズームレンズ 3…レリーズ釦 4…表示パネル 5…ファインダ 6…ズーム操作釦 6a…ズームテレ操作部(T) 6b…ズームワイド操作部(W) 7…スポット測光操作釦 7a…メモリ操作部(SPT) 7b…クリア操作部(CLR) 11…操作釦 11c,11d…押圧部 12…釦軸受け部 13…回動軸 14…カメラボディ 15…板バネ 16…外装カバー 17,18…スイッチ 19,20…接点端子部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラの一面と他の面とに亘って設けら
    れ、上記それぞれの面において押圧動作されることが可
    能な単一の操作部材を有することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 上記請求項1のカメラにおいて、 上記操作部材は揺動可能であり、上記揺動中心を上記一
    面と上記他の面との交線近傍にあることを特徴とするカ
    メラ。
  3. 【請求項3】 上記請求項2のカメラにおいて、上記一
    の面はカメラ上面であり、上記他の面はカメラ後面にあ
    ることを特徴とするカメラ。
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