JP2002277486A - コンタクトプローブ及びその製造方法 - Google Patents

コンタクトプローブ及びその製造方法

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JP2002277486A
JP2002277486A JP2001075726A JP2001075726A JP2002277486A JP 2002277486 A JP2002277486 A JP 2002277486A JP 2001075726 A JP2001075726 A JP 2001075726A JP 2001075726 A JP2001075726 A JP 2001075726A JP 2002277486 A JP2002277486 A JP 2002277486A
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JP2001075726A
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Akihiro Masuda
昭裕 増田
Toshinori Ishii
利昇 石井
Terushi Mishima
昭史 三島
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンタクトプローブ及びその製造方法におい
て、確実なコンタクトが可能で、エリア電極タイプにも
対応すること。 【解決手段】 絶縁層2の一方の面から複数のコンタク
トピン3が突出しているコンタクトプローブ1であっ
て、前記絶縁層は、弾性率の異なる複数の分割層4、5
を前記一方の面側ほど弾性率が低くなるように積層して
構成され、前記コンタクトピンは、その基端部3aが前
記絶縁層を貫通すると共に絶縁層の他方の面に配された
前記分割層中と前記一方の面側に配された分割層中との
貫通方向が互いにずれていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プローブピンやソ
ケットピン等として用いられ、プローブカードやテスト
用ソケット等に組み込まれて半導体ICチップや液晶デ
バイス等の各端子に接触して電気的なテストを行うコン
タクトプローブ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ICチップやLSIチップ等の
半導体チップ又はLCD(液晶表示体)の各端子に接触
させて電気的なテストを行うために、コンタクトピンを
有するコンタクトプローブ及びこれを備えたプローブカ
ードが用いられている。近年、ICチップ等の高集積化
および微細化に伴って電極であるコンタクトパッドが狭
ピッチ化されるとともに、コンタクトピンの多ピン狭ピ
ッチ化が要望されている。しかしながら、コンタクトピ
ンとして用いられていたタングステン針のコンタクトプ
ローブでは、タングステン針の径の限界から多ピン狭ピ
ッチへの対応が困難になっていた。
【0003】さらに、チップの周囲に電極パッドが配置
されたペリフェラルタイプ(周辺配置端子)の電極配置
だけでなく、面全体に複数の電極パッドが二次元的に配
置されているエリア電極タイプ(面配置端子)に対応し
たコンタクトプローブが要望されている。エリア電極に
対応したものとして、タングステン針を垂直に並べた垂
直配置型の垂直ニードル型プローブカードや、いわゆる
メンブレンタイプと呼ばれる半田バンプを利用したコン
タクトプローブが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のエリア電極に対
応するコンタクトプローブでは、以下のような課題が残
っている。すなわち、垂直ニードル型プローブカードで
は、タングステン針等を用いた垂直針タイプであるた
め、上述したように、多ピン狭ピッチに対応困難である
と共に、コンタクトピンのそれぞれの全長に多少のズレ
が生じやすく、高さ精度がでないことから全てのピンに
おいて確実なコンタクトを得ることが困難であった。ま
た、メンブレンタイプでは、針先がほとんど横滑りせ
ず、スクラブしないために、アルミニウムの電極パッド
へのコンタクトでは、高針圧が必要であり、コンタクト
不良が発生しやすいという不都合があった。
【0005】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、確実なコンタクトが可能で、エリア電極タイプに
も対応することができるコンタクトプローブ及びその製
造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明
のコンタクトプローブは、絶縁層の一方の面から複数の
コンタクトピンが突出しているコンタクトプローブであ
って、前記絶縁層は、弾性率の異なる複数の分割層を前
記一方の面側ほど弾性率が低くなるように積層して構成
され、前記コンタクトピンは、その基端部が前記絶縁層
を貫通すると共に絶縁層の他方の面に配された前記分割
層中と前記一方の面側に配された分割層中との貫通方向
が互いにずれていることを特徴とする。また、本発明の
コンタクトプローブの製造方法は、絶縁層の一方の面か
ら複数のコンタクトピンが突出しているコンタクトプロ
ーブの製造方法であって、弾性率が異なる複数の分割層
を前記一方の面側ほど弾性率が低くなるように積層して
前記絶縁層を形成する絶縁層形成工程と、前記絶縁層の
前記コンタクトピンが配される位置に、前記他方の面に
配された前記分割層中と前記一方の面側に配された分割
層中との貫通方向が互いにずれている貫通孔を形成する
貫通孔形成工程と、前記貫通孔内に前記コンタクトピン
の基端部を形成する基端部形成工程と、前記コンタクト
ピンの基端部上にコンタクトピンの先端部を形成する先
端部形成工程とを備えることを特徴とする。
【0007】これらのコンタクトプローブ及びコンタク
トプローブの製造方法では、絶縁層が、弾性率の異なる
複数の分割層を一方の面側ほど弾性率が低くなるように
積層して構成され、コンタクトピンの基端部が絶縁層を
貫通すると共に絶縁層の他方の面に配された分割層中と
前記一方の面側に配された分割層中との貫通方向が互い
にずれるので、コンタクトピンを電極パッドに接触させ
た際にオーバードライブ(コンタクトピンが端子に接触
してから下方に向けて引き下げること)を加えると、突
出したコンタクトピンを貫通方向のずれた方向に移動さ
せる力が発生し、自発的にコンタクトピンが横滑りして
スクラブを行う。
【0008】また、本発明のコンタクトプローブは、前
記コンタクトピンの基端部が前記絶縁層に形成された貫
通孔内にメッキ処理により形成されたものである技術が
採用される。また、本発明のコンタクトプローブの製造
方法は、前記絶縁層の他方の面に前記コンタクトピンの
材質に被着又は結合する材質の金属ベース層を形成する
ベース層形成工程を有し、前記基端部形成工程が、前記
貫通孔内に前記コンタクトピンの基端部をメッキ処理に
より形成する技術が採用される。
【0009】これらのコンタクトプローブ及びコンタク
トプローブの製造方法では、コンタクトピンの基端部が
絶縁層に形成された貫通孔内にメッキ処理により形成さ
れたものであるので、コンタクトピンを絶縁層に差し込
んだり、挟み込むなどの必要が無く、複数のコンタクト
ピンの基端部を同時にかつ高精度に得られる。
【0010】また、本発明のコンタクトプローブは、前
記コンタクトピンの先端部が前記基端部上にメッキ処理
によりバンプ状に形成されたものである技術が採用され
る。また、本発明のコンタクトプローブの製造方法は、
前記先端部形成工程において、前記基端部形成工程に引
き続き前記基端部上にメッキ処理により前記先端部をバ
ンプ状に形成する技術が採用される。
【0011】これらのコンタクトプローブ及びコンタク
トプローブの製造方法では、コンタクトピンの先端部が
基端部上にメッキ処理によりバンプ状に形成されたもの
であるので、コンタクトピンの先端部と基端部とが自己
整合的に位置決めされ、複数のコンタクトピンの先端部
を同時にかつ高精度に得ることができる。
【0012】また、本発明のコンタクトプローブは、前
記コンタクトピンが、予め成形された針状の先端部を前
記基端部に接着したものである技術が採用される。ま
た、本発明のコンタクトプローブの製造方法は、前記先
端部形成工程において、予め成形された針状の前記先端
部を前記基端部に接着する技術が採用される。
【0013】これらのコンタクトプローブ及びコンタク
トプローブの製造方法では、コンタクトピンが、予め成
形された針状の先端部を基端部に接着したものであるの
で、任意の長さ、形状又は材質の針先を設けることがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコンタクトプ
ローブ及びその製造方法の第1実施形態を、図1から図
4を参照しながら説明する。これらの図にあって、符号
1はコンタクトプローブ、2は絶縁層、3はコンタクト
ピンを示している。
【0015】本実施形態のコンタクトプローブ1は、図
1及び図2に示すように、絶縁層2の下面(一方の面)
から複数のコンタクトピン3がエリア電極に対応して二
次元的に配置されて突出しているものであって、ICチ
ップ等の電気的テストのためにメカニカルパーツ(図示
略)等によりプローブカード等のプローブ装置に装着さ
れるものである。
【0016】上記絶縁層2は、ポリイミド樹脂、シリコ
ンゴムや天然ゴム、エポキシ系樹脂やアクリル系樹脂等
の樹脂類等の弾性を有する絶縁性材料で形成されたフィ
ルムであって、弾性率の異なる2つの分割層(第1分割
層4及び第2分割層5)を下面側の弾性率が低くなるよ
うに積層して構成されている。すなわち、下面側の第2
分割層5は、上面(他方の面)側の第1分割層4よりも
弾性率が低い材質を有している。例えば、第1分割層4
は、比較的硬質なポリイミド系樹脂で形成し、比較的軟
質な第2分割層5は、シリコンゴムで形成する。なお、
第1分割層4と第2分割層5とは、図示しない接着剤で
接着されている。
【0017】また、絶縁層2の上面(他方の面)には、
上記コンタクトピン3に接続するCu(銅)で形成され
たパターン配線6が形成されている。なお、パターン配
線6は、Ni(ニッケル)等の金属で形成しても構わな
い。上記コンタクトピン3は、Ni又はNi合金のメッ
キ処理により形成されたもので、その基端部3aが絶縁
層2を貫通すると共に第1分割層4中と第2分割層5中
との貫通方向が互いにずれて配されている。
【0018】すなわち、第1分割層4には、上下面に対
して垂直な貫通軸を有する第1貫通孔4aが形成され、
第2分割層5には、第1貫通孔4aに連結していると共
に上下面に対して斜めに貫通軸を有する第2貫通孔5a
が形成され、これら第1貫通孔4a及び第2貫通孔5a
内に、コンタクトピン3の基端部3aが形成されてい
る。さらに、このコンタクトピン3は、上記基端部3a
からバンプ状先端部3bが下方に突出して形成されてい
る。
【0019】次に、本実施形態のコンタクトプローブを
用いたICチップ等の測定方法について、図3を参照し
て説明する。
【0020】上記コンタクトプローブ1をメカニカルパ
ーツを介してプローブカードに取り付けてプローバに挿
着すると共にテスターに電気的に接続し、所定の電気信
号をパターン配線6を介してコンタクトピン3からウェ
ーハ上のICチップIに送ることによって、該ICチッ
プIからの出力信号がコンタクトピン3からパターン配
線6を介してテスターに伝送され、ICチップIの電気
的特性が測定される。
【0021】上記測定を行う際、コンタクトピン3の先
端をICチップIの電極パッドに接触させた状態で一定
のオーバードライブを加える。このとき、本実施形態の
コンタクトプローブ1では、絶縁層2において低弾性率
の第2分割層5が下面側に配され、さらにコンタクトピ
ン3の基端部3aにおける第1分割層4中と第2分割層
5中との貫通方向が互いにずれているので、下方に突出
したコンタクトピン3を貫通方向のずれた方向に移動さ
せる力が発生し、自発的にコンタクトピン3が電極パッ
ド上を横滑りしてスクラブを行う。これによって、確実
なコンタクトを得ることができる。
【0022】なお、図3は、コンタクトピン3の動きを
分かり易くするためにコンタクトプローブ1側を基準に
して図示したものであり、実際は、コンタクトプローブ
1側を上下させることによりオーバードライブを加え
る。また、第1分割層4及び第2分割層5の弾性率とバ
ンプ状先端部3bの突出量とを調整することにより、コ
ンタクトピン3先端の移動量を制御することができる。
【0023】次に、本実施形態のコンタクトプローブの
製造方法について、工程順に説明する。
【0024】まず、第1分割層4となる第1樹脂フィル
ム7の上面に、図4の(a)に示すように、銅箔で形成
された金属フィルム8を接着し、写真製版技術を用いた
銅エッチングを施して、図4の(b)に示すように、パ
ターン配線(金属ベース層)6を形成する。なお、金属
フィルム8は、銅箔に加えて、Ni、Ni合金等でもよ
い。
【0025】次に、第1樹脂フィルム7の下面からレー
ザ光をパターン配線6下の所定位置にスポット状に照射
して樹脂を蒸発させ、図4の(c)に示すように、第1
貫通孔4aを形成し、第1分割層4を作製する。なお、
第1貫通孔4aは、フォトマスクを用いた写真製版技術
により、樹脂をエッチングして形成しても構わない。
【0026】さらに、上記第1分割層4の下面に、図4
の(d)に示すように、予め第2貫通孔5aを形成した
フィルム状の第2分割層5を接着剤(図示略)を介して
接着する。この際、第2貫通孔5aの上部位置が第1貫
通孔4a上になるようにして互いに接着する。
【0027】なお、第2分割層5の第2貫通孔5aは、
レーザ光を第2分割層5の下面に対して斜めに照射し、
斜め方向に樹脂を蒸発させて形成する、又は小径なドリ
ル等により斜め方向に穿孔して形成しても構わない。
【0028】また、図5に示すように、第2分割層5を
複数の単位層5bの積層によって構成するものとし、各
単位層5bに上下面に対して垂直な単位貫通孔5cをレ
ーザ光照射等により形成しておき、第1分割層4の下面
に一枚ずつ徐々に単位貫通孔5cの位置をずらしながら
接着剤を介して積層し、斜め方向に貫通する第2貫通孔
5aを形成しても構わない。
【0029】次に、第1貫通孔4a内及び第2貫通孔5
a内に、図4の(e)に示すように、Ni合金の電解メ
ッキ処理によりコンタクトピン3の基端部3aを形成す
る。さらに、基端部3aをメッキ処理で形成した後、基
端部3a上に続けて電解メッキでバンプ状先端部3bを
所定突出量だけ形成し、コンタクトピン3を作製する。
【0030】このように本実施形態では、コンタクトピ
ン3のバンプ状先端部3bが基端部3a上にメッキ処理
によりバンプ状に形成されたものであるので、コンタク
トピン3のバンプ状先端部3bと基端部3aとが自己整
合的に位置決めされ、複数のコンタクトピン3のバンプ
状先端部3bを同時にかつ高精度に得ることができる。
【0031】以下、本発明に係るコンタクトプローブ及
びその製造方法の第2実施形態を、図6を参照しながら
説明する。
【0032】第2実施形態と第1実施形態との異なる点
は、第1実施形態のコンタクトプローブ1が第1貫通孔
4aに対して斜め方向に貫通軸を有する第2貫通孔5a
を第2分割層5に形成しているのに対し、第2実施形態
のコンタクトプローブ11では、図6に示すように、第
1貫通孔4aに対して貫通軸が平行にかつずれている第
2貫通孔15aを第2分割層15に形成している点であ
る。
【0033】すなわち、第2実施形態では、第2貫通孔
15aと第1貫通孔4aとの貫通方向が互いにずれてい
るので、コンタクトピン13の基端部13aにおける第
1分割層4と第2分割層15との貫通方向が互いにず
れ、第1実施形態と同様に、下方に突出したコンタクト
ピン13を貫通方向のずれた方向に移動させる力が発生
し、自発的にコンタクトピン13が電極パッド上を横滑
りしてスクラブさせることができる。
【0034】以下、本発明に係るコンタクトプローブ及
びその製造方法の第3実施形態を、図7を参照しながら
説明する。
【0035】第3実施形態と第1実施形態との異なる点
は、第1実施形態のコンタクトプローブ1がコンタクト
ピン3のバンプ状先端部3bをメッキ処理により形成し
ているのに対し、第3実施形態のコンタクトプローブ2
1では、図7に示すように、予め成形されたコンタクト
ピン23の針状先端部23bをメッキ処理で形成された
基端部23aに接着する点である。
【0036】すなわち、第3実施形態では、コンタクト
ピン23の基端部23aまでは第1実施形態と同様に形
成するが、メッキ処理を基端部23aまでとし、また、
予め湾曲した針状先端部23bを別個メッキ処理等によ
りNi又はNi合金等で成形しておき、基端部23aに
針状先端部23bを加熱融着又は導電性接着剤で接着さ
せることにより、コンタクトピン23を形成する。した
がって、本実施形態では、予め成形したコンタクトピン
23の針状先端部23bを基端部23aに取り付けるの
で、任意の長さ、形状又は材質の針先を設けることがで
きる。
【0037】なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲において種々の変更を加えることが可能である。
【0038】例えば、上記各実施形態では、エリア電極
タイプに対応したコンタクトプローブとしたが、他の電
極パッドの配置、例えばペリフェラルタイプに対応した
ものに適用しても構わない。また、絶縁層を2つの分割
層で構成したが、3以上の分割層で構成しても構わな
い。この場合、下面側ほどその弾性率が低くなるように
設定する。
【0039】また、上記各実施形態におけるコンタクト
ピンの基端部及び第1実施形態におけるバンプ状先端部
をメッキ処理により形成したが、他の方法により作製し
ても構わない。例えば、スクリーン印刷の手法等により
作製してもよい。なお、上述したように、メッキ処理に
よれば、特に位置決め処理等を行わずとも貫通孔内に自
己整合的にコンタクトピンの基端部が形成できると共
に、バンプ状先端部も基端部上に正確に形成することが
できる利点がある。また、予め2つの分割層にそれぞれ
貫通孔を形成してから接着を行っているが、接着後にレ
ーザ加工により上記貫通孔を形成するようにしてもよ
い。
【0040】また、上記各実施形態においては、IC用
コンタクトプローブの製造技術に適用したが、他のもの
に採用しても構わない。例えば、ICチップを内側に保
持して保護し、ICチップのバーンインテスト用装置等
に搭載されるICチップテスト用ソケットに用いるコン
タクトプローブやLCDのテスト用プローブ装置用のコ
ンタクトプローブに適用してもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明のコンタクトプローブ及びコンタクト
プローブの製造方法によれば、絶縁層が、弾性率の異な
る複数の分割層を一方の面側ほど弾性率が低くなるよう
に積層して構成され、コンタクトピンの基端部が絶縁層
を貫通すると共に絶縁層の他方の面に配された分割層中
と前記一方の面側に配された分割層中との貫通方向が互
いにずれるので、オーバードライブ時に、コンタクトピ
ンが自発的に横滑りしてスクラブを行って、確実なコン
タクトを得ることができると共に、エリア電極タイプに
も対応することができる。
【0042】また、本発明のコンタクトプローブ及びコ
ンタクトプローブの製造方法によれば、コンタクトピン
の基端部が絶縁層に形成された貫通孔内にメッキ処理に
より形成されたものであるので、複数のコンタクトピン
の基端部を同時にかつ高精度に得られ、狭ピッチの電極
配置にも正確に対応させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るコンタクトプローブ及びその製
造方法の第1実施形態において、コンタクトプローブを
示す要部断面図である。
【図2】 本発明に係るコンタクトプローブ及びその製
造方法の第1実施形態において、コンタクトプローブを
示す平面図である。
【図3】 本発明に係るコンタクトプローブ及びその製
造方法の第1実施形態において、オーバードライブ時の
コンタクトピンの動きを示すための要部断面図である。
【図4】 本発明に係るコンタクトプローブ及びその製
造方法の第1実施形態において、製造方法を工程順に示
す要部断面図である。
【図5】 本発明に係るコンタクトプローブ及びその製
造方法の第1実施形態において、他の製造方法によるコ
ンタクトプローブを示す要部断面図である。
【図6】 本発明に係るコンタクトプローブ及びその製
造方法の第2実施形態において、コンタクトプローブを
示す要部断面図である。
【図7】 本発明に係るコンタクトプローブ及びその製
造方法の第3実施形態において、コンタクトプローブを
示す要部断面図である。
【符号の説明】
1、11、21 コンタクトプローブ 2 絶縁層 3、23 コンタクトピン 3a、23a 基端部 3b バンプ状先端部 4 第1分割層 4a 第1貫通孔 5 第2分割層 5a 第2貫通孔 23b 針状先端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三島 昭史 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 2G003 AA10 AG04 AG12 AH07 2G011 AA16 AA17 AA21 AB06 AB08 AC02 AC14 AE03 4M106 AA02 BA01 DD01 DD03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁層の一方の面から複数のコンタクト
    ピンが突出しているコンタクトプローブであって、 前記絶縁層は、弾性率の異なる複数の分割層を前記一方
    の面側ほど弾性率が低くなるように積層して構成され、 前記コンタクトピンは、その基端部が前記絶縁層を貫通
    すると共に絶縁層の他方の面に配された前記分割層中と
    前記一方の面側に配された分割層中との貫通方向が互い
    にずれていることを特徴とするコンタクトプローブ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のコンタクトプローブに
    おいて、 前記コンタクトピンは、その基端部が前記絶縁層に形成
    された貫通孔内にメッキ処理により形成されたものであ
    ることを特徴とするコンタクトプローブ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のコンタクトプローブに
    おいて、 前記コンタクトピンは、その先端部が前記基端部上にメ
    ッキ処理によりバンプ状に形成されたものであることを
    特徴とするコンタクトプローブ。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のコンタクトプローブに
    おいて、 前記コンタクトピンは、予め成形された針状の先端部を
    前記基端部に接着したものであることを特徴とするコン
    タクトプローブ。
  5. 【請求項5】 絶縁層の一方の面から複数のコンタクト
    ピンが突出しているコンタクトプローブの製造方法であ
    って、 弾性率が異なる複数の分割層を前記一方の面側ほど弾性
    率が低くなるように積層して前記絶縁層を形成する絶縁
    層形成工程と、 前記絶縁層の前記コンタクトピンが配される位置に、前
    記他方の面に配された前記分割層中と前記一方の面側に
    配された分割層中との貫通方向が互いにずれている貫通
    孔を形成する貫通孔形成工程と、 前記貫通孔内に前記コンタクトピンの基端部を形成する
    基端部形成工程と、 前記コンタクトピンの基端部上にコンタクトピンの先端
    部を形成する先端部形成工程とを備えることを特徴とす
    るコンタクトプローブの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のコンタクトプローブの
    製造方法において、 前記絶縁層の他方の面に前記コンタクトピンの材質に被
    着又は結合する材質の金属ベース層を形成するベース層
    形成工程を有し、 前記基端部形成工程は、前記貫通孔内に前記コンタクト
    ピンの基端部をメッキ処理により形成することを特徴と
    するコンタクトプローブの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6に記載のコンタクトプロ
    ーブの製造方法において、 前記先端部形成工程は、前記基端部形成工程に引き続き
    前記基端部上にメッキ処理により前記先端部をバンプ状
    に形成することを特徴とするコンタクトプローブの製造
    方法。
  8. 【請求項8】 請求項5又は6に記載のコンタクトプロ
    ーブの製造方法において、 前記先端部形成工程は、予め成形された針状の前記先端
    部を前記基端部に接着することを特徴とするコンタクト
    プローブの製造方法。
JP2001075726A 2001-03-16 2001-03-16 コンタクトプローブ及びその製造方法 Pending JP2002277486A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009025426A1 (en) * 2007-08-21 2009-02-26 Gigalane Co.Ltd Probe block
WO2010007729A1 (ja) * 2008-07-15 2010-01-21 パナソニック株式会社 熱発電デバイスの製造方法

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