JP2002276320A - 4サイクルエンジンのオイル戻し構造 - Google Patents

4サイクルエンジンのオイル戻し構造

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JP2002276320A
JP2002276320A JP2001080873A JP2001080873A JP2002276320A JP 2002276320 A JP2002276320 A JP 2002276320A JP 2001080873 A JP2001080873 A JP 2001080873A JP 2001080873 A JP2001080873 A JP 2001080873A JP 2002276320 A JP2002276320 A JP 2002276320A
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crankshaft
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クランク室からのオイル落ち性能を向上させた
4サイクルエンジンのオイル戻し構造を提供するにあ
る。 【解決手段】クランクケース19とシリンダブロック1
8との間にクランク室22を形成し、このクランク室2
2を隔壁23によって気筒毎に区画すると共に、この隔
壁23の、シリンダブロック18とクランクケース19
との合せ面でクランクシャフト24を軸支した4サイク
ルエンジン13において、クランク室22内において潤
滑オイルが撹拌されることによって生じる潤滑オイルの
流れの下流側に位置するエンジン13のクランクケース
19またはシリンダブロック18の少なくとも一方の壁
部から潤滑オイルの流れを捕らえるオイル壁40、44
を設け、このオイル壁40、44とエンジン13の壁部
との間にオイル落とし穴38、39を形成したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、4サイクルエンジ
ンのオイル戻し構造に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機にはクランクシャフトを縦に配置
したエンジンを搭載するのが一般的である。このような
エンジンの縦断面図を図9に示し、図9のX−X線に沿
う断面図を図10に、また図10のXI−XI線に沿う
矢視図を図11にそれぞれ示す。
【0003】図9〜図11に示すように、このエンジン
1は、例えばシリンダブロック2およびクランクケース
3等のエンジン構成部材を組み合わせて構成されてお
り、図9において右側に配置されているクランクケース
3の左側にはシリンダブロック2が配置されている。ま
た、シリンダブロック2は、図の左側に向かって延びる
筒状のシリンダ4を有し、シリンダブロック2の左側に
は図示しないシリンダヘッドが配置されている。そし
て、クランクケース3とシリンダブロック2との間には
クランク室5が形成され、このクランク室5は隔壁6に
よって気筒毎に区画されている。なお、エンジン1の下
部には図示しないオイルパンが配置されている。
【0004】クランクケース3とシリンダブロック2と
の接合面にはクランクシャフト7が垂直に配置されてお
り、クランクシャフト7はその各ジャーナル部7aがベ
アリング8を介して隔壁6の、シリンダブロック2とク
ランクケース3との合せ面に形成される軸受ボス9に軸
支されている。
【0005】クランクシャフト7等を潤滑する潤滑オイ
ルは図示しないオイルポンプによってエンジン1の上部
に圧送した後、エンジン1内を自然落下させてオイルパ
ンに回収する方法が一般的である。
【0006】そして、クランクシャフト7を縦に配置し
た船外機用のエンジン1は隔壁6が潤滑オイルの自然落
下を妨げて最上部のクランク室5内に潤滑オイルが溜ま
らないよう、隔壁6にオイル落とし穴10や図示しない
オイル落とし溝を設けて潤滑オイルをオイルパンに導く
ようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クラン
ク室からのオイル落ちが不十分であると、クランク室内
に潤滑オイルが溜まってしまい、この溜まった潤滑オイ
ルをクランクシャフトの例えばウェブが撹拌してしま
う。ウェブが潤滑オイルを撹拌すると抵抗が増えて(メ
カニカルロスの増加)エンジン出力の低下を招き、好ま
しくない。
【0008】また、オイル落ちが不十分であると、オイ
ルパン内の潤滑オイルが不足し、空気を吸い込んでしま
うといった問題が生じる虞があるため、オイルパンの容
量を大きくし、潤滑オイルの量も増やす必要があるが、
エンジンの大型化および重量の増加を伴うため、好まし
いものではない。
【0009】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、クランク室からのオイル落ち性能を向上させた
4サイクルエンジンのオイル戻し構造を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る4サイクル
エンジンのオイル戻し構造は、上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載したように、クランクケースと
シリンダブロックとの間にクランク室を形成し、このク
ランク室を隔壁によって気筒毎に区画すると共に、この
隔壁の、上記シリンダブロックとクランクケースとの合
せ面でクランクシャフトを軸支した4サイクルエンジン
において、上記クランク室内において潤滑オイルが撹拌
されることによって生じる潤滑オイルの流れの下流側に
位置する上記エンジンのクランクケースまたはシリンダ
ブロックの少なくとも一方の壁部から潤滑オイルの流れ
を捕らえるオイル壁を設け、このオイル壁と上記エンジ
ンの壁部との間にオイル落とし穴を形成したものであ
る。
【0011】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記クランクシャフトに連結
されるコンロッドの大端部が最も接近する部分のオイル
壁に逃げを形成したものである。
【0012】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項3に記載したように、上記逃げは切欠であるもの
である。
【0013】さらにまた、上述した課題を解決するため
に、請求項4に記載したように、上記逃げは上記クラン
クシャフトから遠ざかる方向に凹設された凹部であるも
のである。
【0014】そして、上述した課題を解決するために、
請求項5に記載したように、オイル壁をシリンダブロッ
ク側とクランクケース側との両方に設け、クランクケー
ス側のオイル壁を、クランクシャフトを挟んでシリンダ
ブロック側のオイル壁の反対位置に設けたものである。
【0015】そしてまた、上述した課題を解決するため
に、請求項6に記載したように、上記クランクシャフト
を上記エンジン内に略鉛直方向に配置し、このエンジン
を船外機に搭載したものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0017】図1は、この発明を適用した船外機の右側
面図である。図1に示すように、この船外機11はエン
ジンホルダ12を備え、このエンジンホルダ12の上方
にエンジン13が設けられる一方、エンジンホルダ12
の下部にはオイルパン14が配置される。また、エンジ
ンホルダ12にはクランプブラケット15が取付けら
れ、このクランプブラケット15を介して船外機11が
図示しない船体のトランサムに装着される。さらに、エ
ンジン13の周囲は船外機カバー16により覆われる。
【0018】図2は、エンジン13の一部分を示す縦断
面図である。図1および図2に示すように、この船外機
11に搭載されるエンジン13は、例えば水冷4サイク
ル三気筒エンジンであり、シリンダヘッド17、シリン
ダブロック18およびクランクケース19等のエンジン
構成部材を組み合わせて構成され、例えばカムチェーン
ケース20を介してエンジンホルダ12上に設置され
る。
【0019】図3は、図2のIII−III線に沿う断
面図である。また、図4は図2のIV−IV線に沿う矢
視図である。なお、図3および図4は本発明の第一実施
形態を示す。図2、図3および図4に示すように、エン
ジン13の最前部(図2においては右側)に配置される
クランクケース19の後方(図2においては左側)には
シリンダブロック18が配置される。また、シリンダブ
ロック18は、その後方(図2においては左側)に向か
って延びる筒状のシリンダ(気筒)21を上下方向に並
べて有し、シリンダブロック18の後方にはシリンダヘ
ッド17が配置される(図1参照)。そして、クランク
ケース19とシリンダブロック18との間にはクランク
室22が形成され、このクランク室22は隔壁23によ
って気筒毎に区画される。
【0020】クランクケース19とシリンダブロック1
8との接合面にはクランクシャフト24が略鉛直方向に
配置される。クランクシャフト24はその各ジャーナル
部24aがベアリング25、本実施形態においてはメタ
ルベアリングを介して隔壁23の、シリンダブロック1
8とクランクケース19との合せ面に形成される軸受ボ
ス26に軸支される。隔壁23内の、上下のベアリング
25間のクランクシャフト24上には一対のウェブ27
が軸方向に離間して形成され、その間にクランクピン2
8が偏心して設けられる。
【0021】シリンダ21内にはピストン29がシリン
ダ21の軸方向に摺動自在に挿入される。そして、この
ピストン29のピストンピン30とクランクシャフト2
4のクランクピン28とはコンロッド31によって連結
され、これによりシリンダ21内におけるピストン29
の往復運動がクランクシャフト24の回転運動に変換さ
れる。
【0022】図1に示すように、オイルパン14の下部
にはシャフトハウジング32が設置される。また、クラ
ンクシャフト24の下端部にはドライブシャフト33の
上端部が例えばスプライン嵌合される。そして、シャフ
トハウジング32内をドライブシャフト33が下方に向
かって延び、クランクシャフト24の回転運動がシャフ
トハウジング32の下部に設けられたギヤケース34内
のベベルギヤ35およびプロペラシャフト36を介して
プロペラ37を駆動するように構成される。
【0023】このエンジン13には図示しない潤滑装置
が備えられる。潤滑装置は、オイルパン14に溜められ
た潤滑オイルを図示しないオイルポンプによってエンジ
ン13の各部に圧送し、最終的にオイルパン14に回収
するものである。
【0024】クランク室22内およびピストン29内の
潤滑は、例えば図示しないオイルポンプによって潤滑オ
イルをエンジン13の上部に圧送し、クランクシャフト
24内に形成された油路(図示せず)を経由してクラン
クシャフト24のジャーナル部24aとベアリング25
との摺接面やクランクピン28とコンロッド31、シリ
ンダ21とピストン29等の摺接面に導かれる。
【0025】各摺接部を潤滑した潤滑オイルはクランク
室22内に放出されるが、クランクシャフト24を縦に
配置している本発明に係る船外機11用のエンジン13
はクランク室22を区画する隔壁23が潤滑オイルの自
然落下を妨げて最上部のクランク室22内に潤滑オイル
が溜まらないよう、隔壁23にオイル落とし穴38,3
9が設けられ、潤滑オイルをオイルパン14に導くよう
に構成される。そして、図3および図4に示すように、
オイル落とし穴38,39は隔壁23の、シリンダブロ
ック18とクランクケース19との合せ面の、クランク
シャフト24を挟んだ両側に形成される。
【0026】クランクシャフト24が回転するとウェブ
27がクランク室22内の潤滑オイルを撹拌し、潤滑オ
イルの流れが生じる。この潤滑オイルの流れの下流側に
位置するシリンダブロック18の壁部からは潤滑オイル
の流れを捕らえるオイル壁40がシリンダブロック18
とクランクケース19との合せ面に向かって延び、この
オイル壁40とシリンダブロック18の壁部との間に一
方の上記オイル落とし穴38が形成される。
【0027】また、このオイル壁40は全気筒に渡って
上下方向に延設され、シリンダブロック18の壁部との
間にオイルパン14に向かって延びるオイル通路41を
形成する。
【0028】ところで、オイル落とし穴38に捕らえる
潤滑オイルの量を多くするためにはオイル落とし穴38
の開口面積を広くとればよく、そのためにオイル壁40
を可能な限りクランクシャフト24に近づけることが望
ましい。しかしながら、オイル壁40をクランクシャフ
ト24に近づけるとオイル壁40とコンロッド31の大
端部31aとが干渉しやすくなるため、図4およびこの
図4のV矢視図である図5に示すように、コンロッド3
1の大端部31aが最も接近する部分のオイル壁40に
は逃げである切欠42が形成される。
【0029】図6は、図2のVI−VI線に沿う断面図
である。また、図7は図6のVII−VII線に沿う矢
視図である。なお、図6および図7は本発明の第二実施
形態を示すものであり、第一実施形態と共通の構成部材
には同一の符号を付して説明を省略する。
【0030】図6および図7に示すように、コンロッド
31の大端部31aが最も接近する部分のオイル壁40
にはクランクシャフト24から遠ざかる方向に凹設され
た逃げである凹部43が形成される。
【0031】上述した二つの実施形態においてはオイル
壁40をシリンダブロック18側に設けた例を示した
が、オイル壁をクランクケース19側に設けてもよく、
オイル壁を両方に設ければさらにオイル落とし穴38,
39に捕らえる潤滑オイルの量を多くすることができ
る。
【0032】図8は、図2のVIII−VIII線に沿
う断面図であり、本発明の第三実施形態を示すものであ
って、他の実施形態と共通の構成部材には同一の符号を
付して説明を省略する。
【0033】図8に示すように、このエンジン13には
オイル壁40,44がシリンダブロック18側とクラン
クケース19側との両方に設けられる。また、クランク
ケース19側のオイル壁44はクランクシャフト24の
回転方向、すなわち潤滑オイルが撹拌される方向を考慮
して、クランクシャフト24を挟んでシリンダブロック
18側のオイル壁40の反対位置に設けられる。
【0034】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0035】クランクシャフト24のジャーナル部24
aとベアリング25との摺接面やクランクピン28とコ
ンロッド31、シリンダ21とピストン29等の摺接面
を潤滑した潤滑オイルはクランク室22内に放出され、
クランクシャフト24のウェブ27によって撹拌され
る。
【0036】潤滑オイルが撹拌されることによって生じ
る潤滑オイルの流れの下流側に位置するシリンダブロッ
ク18またはクランクケース19、または両方の壁部か
ら潤滑オイルの流れを捕らえるオイル壁40、44を設
け、オイル壁40、44とエンジン13の壁部との間に
オイル落とし穴38、39を形成したことにより、潤滑
オイルは積極的にオイルパン14に導かれ、クランク室
22内に不必要な潤滑オイルが溜まることがない。その
結果、ウェブ27が潤滑オイルを撹拌する抵抗が低減し
(メカニカルロスの低減)、エンジン13の出力が上昇
すると共に、燃料消費量や排気ガスの排出量が低減す
る。
【0037】また、潤滑オイルは積極的にオイルパン1
4に導かれることによりオイルパン14内には常に十分
な量の潤滑オイルが確保できる。その結果、オイルパン
14の容量および潤滑オイルの量を減らすことができ、
エンジン13の小型化および重量の低減を図ることがで
きる。
【0038】さらに、コンロッド31の大端部31aが
最も接近する部分のオイル壁40,44に切欠42や凹
部43等の逃げを形成したことによりオイル壁40,4
4を可能な限りクランクシャフト24に近づけることが
でき、その結果オイル落とし穴38,39の開口面積が
広くなってオイル落とし穴38,39に捕らえる潤滑オ
イルの量を多くすることができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る4サ
イクルエンジンのオイル戻し構造によれば、クランクケ
ースとシリンダブロックとの間にクランク室を形成し、
このクランク室を隔壁によって気筒毎に区画すると共
に、この隔壁の、上記シリンダブロックとクランクケー
スとの合せ面でクランクシャフトを軸支した4サイクル
エンジンにおいて、上記クランク室内において潤滑オイ
ルが撹拌されることによって生じる潤滑オイルの流れの
下流側に位置する上記エンジンのクランクケースまたは
シリンダブロックの少なくとも一方の壁部から潤滑オイ
ルの流れを捕らえるオイル壁を設け、このオイル壁と上
記エンジンの壁部との間にオイル落とし穴を形成したた
め、クランク室内に不必要な潤滑オイルが溜まらず、メ
カニカルロスが低減してエンジン性能が向上する。
【0040】また、上記クランクシャフトに連結される
コンロッドの大端部が最も接近する部分のオイル壁に切
欠や上記クランクシャフトから遠ざかる方向に凹設され
た凹部等の逃げを形成したため、オイル落とし穴の開口
面積を広くすることができ、多くの量の潤滑オイルを排
出できる。
【0041】そして、オイル壁をシリンダブロック側と
クランクケース側との両方に設け、クランクケース側の
オイル壁を、クランクシャフトを挟んでシリンダブロッ
ク側のオイル壁の反対位置に設けたため、さらに多くの
量の潤滑オイルを排出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る4サイクルエンジンのオイル戻し
構造の一実施形態を示す船外機の右側面図。
【図2】エンジンの一部分を示す縦断面図。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図。
【図4】図3のIV−IV線に沿う矢視図。
【図5】図4のV矢視図。
【図6】図2のVI−VI線に沿う断面図。
【図7】図6のVII−VII線に沿う矢視図。
【図8】図2のVIII−VIII線に沿う断面図。
【図9】従来のエンジンの縦断面図。
【図10】図9のX−X線に沿う断面図。
【図11】図10のXI−XI線に沿う矢視図。
【符号の説明】
11 船外機 13 4サイクルエンジン 18 シリンダブロック 19 クランクケース 22 クランク室 23 隔壁 24 クランクシャフト 31 コンロッド 31a コンロッドの大端部 38,39 オイル落とし穴 40,44 オイル壁 42 切欠(逃げ) 43 凹部(逃げ)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクケースとシリンダブロックとの
    間にクランク室を形成し、このクランク室を隔壁によっ
    て気筒毎に区画すると共に、この隔壁の、上記シリンダ
    ブロックとクランクケースとの合せ面でクランクシャフ
    トを軸支した4サイクルエンジンにおいて、上記クラン
    ク室内において潤滑オイルが撹拌されることによって生
    じる潤滑オイルの流れの下流側に位置する上記エンジン
    のクランクケースまたはシリンダブロックの少なくとも
    一方の壁部から潤滑オイルの流れを捕らえるオイル壁を
    設け、このオイル壁と上記エンジンの壁部との間にオイ
    ル落とし穴を形成したことを特徴とする4サイクルエン
    ジンのオイル戻し構造。
  2. 【請求項2】 上記クランクシャフトに連結されるコン
    ロッドの大端部が最も接近する部分のオイル壁に逃げを
    形成した請求項1記載の4サイクルエンジンのオイル戻
    し構造。
  3. 【請求項3】 上記逃げは切欠である請求項2記載の4
    サイクルエンジンのオイル戻し構造。
  4. 【請求項4】 上記逃げは上記クランクシャフトから遠
    ざかる方向に凹設された凹部である請求項2記載の4サ
    イクルエンジンのオイル戻し構造。
  5. 【請求項5】 オイル壁をシリンダブロック側とクラン
    クケース側との両方に設け、クランクケース側のオイル
    壁を、クランクシャフトを挟んでシリンダブロック側の
    オイル壁の反対位置に設けた請求項1〜4のいずれかに
    記載の4サイクルエンジンのオイル戻し構造。
  6. 【請求項6】 上記クランクシャフトを上記エンジン内
    に略鉛直方向に配置し、このエンジンを船外機に搭載し
    た請求項1〜5のいずれかに記載の4サイクルエンジン
    のオイル戻し構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2551144A (en) * 2016-06-07 2017-12-13 Ford Global Tech Llc A crankcase assembly

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