JP2002276262A - 建具のシール構造およびこれを備えた建具 - Google Patents

建具のシール構造およびこれを備えた建具

Info

Publication number
JP2002276262A
JP2002276262A JP2001074668A JP2001074668A JP2002276262A JP 2002276262 A JP2002276262 A JP 2002276262A JP 2001074668 A JP2001074668 A JP 2001074668A JP 2001074668 A JP2001074668 A JP 2001074668A JP 2002276262 A JP2002276262 A JP 2002276262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal member
frame
seal
door
fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001074668A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Himeno
賢 姫野
Masahiko Tanaka
聖彦 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK AP Inc
Original Assignee
YKK AP Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YKK AP Inc filed Critical YKK AP Inc
Priority to JP2001074668A priority Critical patent/JP2002276262A/ja
Publication of JP2002276262A publication Critical patent/JP2002276262A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて簡単な構造で、枠体と扉体との間を確
実に止水することができる建具のシール構造およびこれ
を備えた建具を提供することを目的とする。 【解決手段】 枠体2と、枠体2に開閉自在に取り付け
られた扉体3とを備え、枠体2の下枠12が、水場とな
る室内側の床面6および室外側の床面7とほぼ段差なく
設置される建具のシール構造において、扉体3と下枠1
2との間に介設され、室内側の一次止水ラインを構成す
る第1シール部材24と、室外側の二次止水ラインおよ
び三次止水ラインをそれぞれ構成する第2シール部材2
5および第3シール部材26とを備え、第1シール部材
24は、基端部24aを扉体3の下端部室内側に固定さ
れ先端部24bで下枠12に密接し、第2シール部材2
5および第3シール部材26は、それぞれ基端部25
a,26aを下枠12に固定され先端部25b,26b
で扉体3の下端部室外側に密接したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高い水密性を要求
される浴室などにおいて、その出入口を構成する建具の
シール構造およびこれを備えた建具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の浴室用建具として、例え
ば特開平10−205237号公報に記載のものが知ら
れている。この浴室用建具は、ユニットバスの出入口に
設けたものであり、出入口を構成する建具としてドア本
体とドア枠とから成る浴室ドアが設けられている。ドア
枠の下枠は、ユニットバスの防水パンの端部と脱衣室床
の端部との間に掛け渡されており、この状態でユニット
バスの床面、下枠の上面および脱衣室の床面が、ほぼ段
差なく構成されている。この場合、下枠とドア本体と
は、ドア本体から垂設した浴室側の第1シール部材およ
び脱衣室側の第2シール部材によりシールされ、また下
枠には、上記の両シール部材から漏れた浴室側の排水を
受ける開閉蓋付きの排水樋が組み込まれている。浴室の
出入口側に流れる排水は第1シール部材で止水される
が、第1シール部材から漏れた排水は第2シール部材で
止水され、開閉蓋の浴室側の側面に形成した排水孔から
排水樋に導かれる。また、第2シール部材から漏れた排
水は、開閉蓋の上面を越えて、開閉蓋の脱衣室側の側面
に形成した排水孔から排水樋に導かれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の浴室
用建具では、シール部材の劣化等によりドア本体とドア
枠との間のシールが完全ではないことを見越して、下枠
に排水樋を設けているため、下枠の構造が複雑になりコ
スト高になると共に、下方に大きく突出した排水樋が大
引きなどの構造体に干渉し易く、施工性が悪いなどの問
題があった。
【0004】本発明は、極めて簡単な構造で、枠体と扉
体との間を確実に止水することができる建具のシール構
造およびこれを備えた建具を提供することをその目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の建具のシール構
造は、枠体と、枠体に開閉自在に取り付けられた扉体と
を備え、枠体の下枠が、水場となる室内側の床面および
室外側の床面とほぼ段差なく設置される建具のシール構
造において、扉体と下枠との間に介設され、室内側の一
次止水ラインを構成する第1シール部材と、扉体と下枠
との間に介設され、室外側の二次止水ラインおよび三次
止水ラインをそれぞれ構成する第2シール部材および第
3シール部材とを備え、第1シール部材は、基端部を扉
体の下端部室内側に固定され先端部で下枠に密接し、第
2シール部材および第3シール部材は、それぞれ基端部
を下枠に固定され先端部で扉体の下端部室外側に密接し
ていることを特徴とする。
【0006】この構成によれば、水場となる室内側から
流れてくる排水は、先ず第1シール部材で止水される。
第1シール部材から室外側に排水が漏れることがあって
も、この排水は第2シール部材で止水され、第1、第2
両シール部材間の空間にとどまる。さらに、第2シール
部材から室外側に排水が漏れることがあっても、この排
水は第3シール部材で止水され、第2、第3両シール部
材間の空間にとどまる。このように、室内側の排水は3
段階で止水されるため、室外側に漏れることがない。特
に、第2、第3シール部材は下枠に固定されているた
め、この両シール部材を止水堰として機能させることが
でき、止水性を向上させることができる。しかも、これ
ら両シール部材は、下枠に固定されているため、開き形
式の建具にあっては開閉の抵抗となることがない。
【0007】この場合、扉体の下端部室外側には鰭片が
形成され、第2シール部材および第3シール部材は鰭片
に密接していることが好ましい。
【0008】この構成によれば、第2シール部材および
第3シール部材の両部材が鰭片に密接する密接構造とな
るため、止水性能が安定且つ向上する。
【0009】これらの場合、枠体の縦枠には、扉体の側
端面に密接する縦シール部材が取り付けられており、第
2シール部材と縦シール部材とは、連続していることが
好ましい。
【0010】この構成によれば、第2シール部材と縦シ
ール部材とが連続しているため、特にシールし難い下枠
と縦枠とのコーナー部分を確実に止水することができ
る。
【0011】これらの場合、第2シール部材は、発泡体
で構成されていることが好ましい。
【0012】この構成によれば、第2シール部材は、剛
性の小さい発泡体で構成されるため、密接する部材との
密着性が増し、止水性能を安定且つ向上させることがで
きる。
【0013】これらの場合、第2シール部材および第3
シール部材は、相互の基端部で一体に形成されているこ
とが好ましい。
【0014】この構成によれば、第2シール部材および
第3シール部材を、低コストで製造することができると
共に、これらを簡単且つ精度良く取り付けることができ
る。
【0015】本発明の建具は、上記に記載の建具のシー
ル構造を備えると共に、折戸、引戸およびドアのいずれ
かであることを特徴とする。
【0016】この構成によれば、低コストで枠体と扉体
との間を確実に止水することができる建具として、折
戸、引戸およびドアを提供することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の一実施形態に係る建具のシール構造およびこれを備
えた建具を浴室用折戸に適用した場合について説明す
る。この浴室用折戸が設けられた浴室は、脱衣室との間
に段差を無くしたバリアフリー設計のユニットバスで構
成されており、図1は浴室用折戸の縦断面図、図2はそ
の横断面図である。これらの図に示すように、浴室用折
戸1は、枠体2に左扉体3aおよび右扉体3bから成る
扉体3を組み込んで構成され、左扉体3aと右扉体3b
とは、突き合わせた状態で、連結部材4を介して中折れ
自在に連結されている。この場合、浴室用折戸1は、左
右の両扉体3a,3bが浴室A側に折り込まれることに
より開放し、折り込んだ状態から左右の両扉体3a,3
bが脱衣室B側に展開されることにより閉塞する。そし
て、浴室Aの防水パン5の床面6と、後述する枠体2の
下枠12と、脱衣室Bの床面7とはほぼ面一に、すなわ
ちほぼ段差が生じないように配設されている。
【0018】枠体2は、アルミニウムの形材で構成され
た上枠11、下枠12および両縦枠13,13を枠組み
して成り、浴室Aの開口部に取り付けられている。上枠
11は、浴室A側が立ち上がっていて全体として略
「L」字状に形成され、水平部分の中間位置には、浴室
A側に両扉体3a,3bの開閉を案内する上ガイドレー
ル15が、脱衣室B側に上枠シール取付部16が、それ
ぞれ一体に垂設されている。そして、上枠シール取付部
16には、扉体3に向かって延びる上シール部材17が
取り付けられている。
【0019】同様に、下枠12は、下枠中空部19と、
下枠中空部19から湾曲して脱衣室B側に延びる下枠見
切り部20とを有し、防水パン5に形成した凹部5aに
水密に着座している。また、下枠中空部19の上面に
は、両扉体3a,3bの開閉を案内する下ガイドレール
18が突設され、下枠中空部19の上面から脱衣室B側
に延在する延在部19aには、第2シール取付部22が
形成され、第2シール取付部22には、扉体3に向かっ
て延びる第2シール部材25が取り付けられている。さ
らに、下枠見切り部20の立上げ部分には、第3シール
取付部23が形成され、第3シール取付部23には、扉
体3に向かって延びる第3シール部材26が取り付けら
れている。
【0020】左右の各縦枠13は、浴室A側が額縁状に
折り曲げられていて全体として略「L」字状に形成さ
れ、脱衣室B側との中間部分には、縦枠シール取付部2
7が直角に延設されている。また、縦枠シール取付部2
7には、扉体3に向かって延びる縦シール部材28が取
り付けられている。
【0021】左右各扉体3a,3bは、アルミニウムの
形材で構成された上框31、下框32および中桟33
に、縦框34および連結縦框35とを框組みすると共
に、これに樹脂製の上下のパネル体36,36を嵌め込
んで構成されている。中桟33には、脱衣室B側に引手
部38が一体に形成され、浴室A側に引手を兼ねるタオ
ル掛け39が取り付けられている。各扉体3a,3bの
下框32には、室内外を連通する開閉機構付きの換気ガ
ラリ40が形成されている。また、左扉体3aの連結縦
框35の上下にはラッチ機構41が、右扉体3bの連結
縦框35には閉塞ロック機構42が組み込まれている。
さらに、各扉体3a,3bの縦框34には、後述する上
スライダ49aを上ガイドレール15から離脱させる離
脱機構43が組み込まれている。
【0022】各扉体3a,3bの下框32には、その下
端部の浴室A側に第1シール取付部21が形成され、第
1シール取付部21には、下枠12に向かって延びる第
1シール部材24が取り付けられている。一方、各扉体
3a,3bの縦框34には、上下のピンヒンジ(グラビ
ティヒンジ)48,48を介して上スライダ49aおよ
び下スライダ49bがそれぞれ取り付けられ、各扉体3
a,3bはこの上スライダ49aおよび下スライダ49
bにより、上ガイドレール15および下ガイドレール1
8に、それぞれスライド自在に支持されている。ただ
し、右扉体3bの上下両スライダ49a,49bは、上
下両ガイドレール15,18に固定されている。これに
より、浴室用折戸1は、左扉体3aと右扉体3bとが枠
体2の幅いっぱいに横に並んだ閉扉位置と、左扉体3a
に右扉体3bを重ねるように折り畳んだ開扉位置との間
で、開閉される。
【0023】次に、図3および図4を参照して、扉体3
の下端部と下枠12との間のシール構造について、詳細
に説明する。下框32の下端部には、浴室側片32aと
脱衣室側片(鰭片)32bとが形成されており、浴室側
片32aには、斜め内向きの第1シール取付部21が、
脱衣室側片32bには、下向きクランク状のシール密接
部50が、それぞれ一体に形成されている。そして、第
1シール取付部21には、その先端部が下ガイドレール
18に密接する第1シール部材24が装着され、第2シ
ール取付部22には、その先端部がシール密接部50に
密接する第2シール部材25が取り付けられている。一
方、下枠見切り部20の立上げ部分には第3シール取付
部23が形成され、その先端部が上記のシール密接部5
0およびその上側に密接する第3シール部材26が取り
付けられている。
【0024】なお、同図示の符号63は、左扉体3aと
右扉体3bの連結部分に設けた中間シール部材であり、
符号64はその支持部材である。この場合、第1シール
部材24は、左右の各扉体3a,3bに装着され、中間
シール部材63の両側端部が左右の両第1シール部材2
4,24に密接することで、その見付け方向の連続性が
維持されている。一方、第2シール部材25および第3
シール部材26は、左右の両扉体3a,3bに対し、見
付け方向に連続して配設されている。すなわち、浴室A
の床排水は、下ガイドレール18に密接する第1シール
部材24で一次止水され(一次止水ライン)、これから
漏れた床排水が第2シール部材25で二次止水される
(二次止水ライン)。さらに、第2シール部材25から
脱衣室B側に排水が漏れた場合には、第3シール部材2
6で三次止水される(三次止水ライン)。
【0025】第1シール部材24は、略円形断面を有す
る装着部24aと、装着部24aから下方に延びる接触
片部24bとで一体に形成されている。一方、第1シー
ル取付部21は、開放端が斜め下向きの丸溝21aを有
し、この丸溝21aに第1シール部材24の装着部24
aが嵌合している。そして、左右の両扉体3a,3bを
閉塞した状態では、第1シール部材24の接触片部24
bの先端部が、下ガイドレール18の浴室A側の側面に
密接する。なお、第1シール部材24は、樹脂で一体に
成形されるが、装着部24aを硬質の樹脂で成形し、接
触片部24bを軟質の樹脂で成形することが、好まし
い。
【0026】第2シール部材25は、抜け止め用のくび
れ部を有する基端部25aと、下框32の下端部に形成
されたシール密接部50が嵌合する縦溝を有する先端部
25bとで一体に形成されている。一方、第2シール取
付部22は、上向きのあり溝22aを有し、第2シール
部材25の基端部25aをあり溝22aに装着した状態
では、先端部25bが扉体3側に突出する。また、左右
の両扉体3a,3bを閉塞した状態では、第2シール部
材25の先端部25bに、シール密接部50が嵌入した
状態となる。なお、第2シール部材25は、基端部25
aを硬質とし先端部25bを軟質とする発泡体により一
体に成形することが、好ましい。
【0027】第3シール部材26は、中間にくびれ部を
有する装着部26aと、装着部26aから上方に延びる
シール片部26bとで一体に形成されている。シール片
部26bは、中間部分から浴室A側に屈曲して延び、そ
の先端部が逆「く」字状に分岐している。これら浴室A
側斜め上方向に分岐した上片部位26cおよび浴室A側
斜め下方向に分岐した下片部位26dは、下框32の脱
衣室側片32bに対峙し、それぞれ一定の面積をもって
密接する。一方、第3シール取付部23は、開放端(開
口部分)が浴室A側に向いたあり溝23aを有し、第3
シール部材26の装着部26aをあり溝23aに装着し
た状態では、装着部26aの浴室A側上部からシール片
部26bが扉体3側に突出する。なお、第3シール部材
26は、樹脂で一体に成形されるが、装着部26aを硬
質の樹脂で成形し、シール片部26bを軟質の樹脂で成
形することが、好ましい。
【0028】一方、上述の上シール部材17、第2シー
ル部材25および両縦シール部材28,28により、左
右両扉体3a,3bと枠体2との間が四周に亘ってシー
ルされている。なお、図4に示すように、第2シール部
材25および両縦シール部材28,28は、連続してい
ることが好ましい。すなわち、下枠12と縦枠13のコ
ーナー部分では、第2シール部材25の外端部に縦シー
ル部材28の下端部が脱衣室B側から密接し、両者は連
続している。この構成によれば、第2シール部材25と
縦シール部材28との部材間から漏水することがない。
従って、より確実に止水することができる。
【0029】上述の構成によると、防水パン5側の排水
が浴室用折戸1側に流れてきた場合、排水は先ず、下ガ
イドレール18に密接する第1シール部材24により止
水される。第1シール部材24および下ガイドレール1
8の間から脱衣室B側に排水が漏れることがあっても、
この排水は第2シール部材25で止水され、第1、第2
両シール部材24,25間の空間にとどまることにな
る。さらに、第2シール部材25から脱衣室B側に排水
が漏れることがあっても、この排水は第3シール部材2
6で止水され、第2、第3両シール部材25,26間の
空間にとどまる。
【0030】このように、浴室A側から流れてくる排水
は3段階で止水されるため、排水が脱衣室B側に漏れる
のを防止することができる。特に、下ガイドレール1
8、第2シール部材25および第3シール部材26は、
それ自体が水返し或いは堰として機能し、止水機能をよ
り一層、向上させることができる。また、第2シール部
材25を、剛性の小さい発泡体で構成することにより、
密接する部材との密着性が増し、止水性能を向上させる
ことができる。さらに、第3シール部材26の先端部は
2方向に分岐しており、これらはいずれも下框32の脱
衣室側片32bと密接しているため、2重の止水効果を
奏することができる。したがって、安定且つ確実な止水
が可能になり、両扉体3a,3bと下枠12との間の止
水性能を格段に向上させることができる。
【0031】また、両扉体3a,3bと両縦枠13,1
3との間も、縦シール部材28が取り付けられており、
第2シール部材25と両縦シール部材28,28とは連
続しているため、特にシールし難い下枠と縦枠とのコー
ナー部分を確実に止水することができる。
【0032】次に、図5を参照して、本発明の第2実施
形態について説明する。この実施形態では、第2シール
部材および第3シール部材に代えて、これら相互の基端
部を一体に成形した第4シール部材51が設けられてい
る。すなわち、第4シール部材51は、くびれ部を有す
る基端部52と、上記第2シール部材の先端部に相当す
る突出シール部53と、上記第3シール部材の先端部に
相当する突出シール部54とで、一体に構成されてい
る。なお、第4シール部材51は、樹脂で一体に成形さ
れるが、装着部の部分を硬質の樹脂で成形し、接触部分
を軟質の樹脂で成形することが、好ましい。また、樹脂
に代えて、硬質と軟質の発砲体で成形しても良い。
【0033】このような構成では、下ガイドレール18
に密接する第1シール部材24で第1段階の止水がなさ
れ、第4シール部材51で第2段階の止水がなされる。
さらに第4シール部材51は浴室A側の突出シール部5
3と脱衣室B側の突出シール部54を有しており、それ
ぞれ第2段階、第3段階の止水がなされるため、両扉体
3a,3bと下枠32との間の止水機能を向上させるこ
とができる。しかも、第2シール部材25および第3シ
ール部材26に代えて、これら相互の基端部を一体に成
形した第4シール部材51を設けることにより、シール
構造を単純化することができる。
【0034】なお、本実施形態では、建具として浴室用
折戸1を例に挙げて説明したが、水密性が要求される他
の折戸、引戸およびドアなどにも適用できることは、い
うまでもない。また、シール部材の数および形状は、任
意である(複数である限り)。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明の建具のシール構造
およびこれを備えた建具によれば、複数のシール部材に
より、見込み方向において複数の止水ラインを構成する
ことができるため、止水性能を格段に向上させることが
できる。したがって、簡単な構造で、建具本体と枠体と
の間を確実に止水することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る浴室用折戸の縦断面
図である。
【図2】浴室用折戸の横断面図である。
【図3】浴室用折戸の下枠廻りのシール構造を表した拡
大縦断面図である。
【図4】浴室用折戸の下枠廻りのシール構造を表した拡
大斜面図である。
【図5】他の実施形態に係る浴室用折戸の下枠廻りのシ
ール構造を表した拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 浴室用折戸、2 枠体、3 扉体、3a 左扉体、
3b 右扉体、4 連結部材、6 床面(防水パン)、
7 床面(脱衣室)、12 下枠、18 下ガイドレー
ル、21 第1シール取付部、22 第2シール取付
部、23 第3シール取付部、24 第1シール部材、
24a 装着部、24b 接触片部、25第2シール部
材、25a 基端部、25b 先端部、26 第3シー
ル部材 26a 装着部、26b シール片部、A 浴室、B
脱衣室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E036 AA01 BA01 CA04 DA06 DA07 DA09 EA02 EA07 EA09 EB02 EB07 EB10 EC03 FA10 FB01 GA02 GA03 GA07 HA01 HA03 HB31

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体と、枠体に開閉自在に取り付けられ
    た扉体とを備え、前記枠体の下枠が、水場となる室内側
    の床面および室外側の床面とほぼ段差なく設置される建
    具のシール構造において、 前記扉体と前記下枠との間に介設され、前記室内側の一
    次止水ラインを構成する第1シール部材と、 前記扉体と前記下枠との間に介設され、前記室外側の二
    次止水ラインおよび三次止水ラインをそれぞれ構成する
    第2シール部材および第3シール部材とを備え、 前記第1シール部材は、基端部を前記扉体の下端部室内
    側に固定され先端部で前記下枠に密接し、 前記第2シール部材および前記第3シール部材は、それ
    ぞれ基端部を前記下枠に固定され先端部で前記扉体の下
    端部室外側に密接していることを特徴とする建具のシー
    ル構造。
  2. 【請求項2】 前記扉体の下端部室外側には鰭片が形成
    され、 前記第2シール部材および前記第3シール部材は前記鰭
    片に密接していることを特徴とする請求項1に記載の建
    具のシール構造。
  3. 【請求項3】 前記枠体の縦枠には、前記扉体の側端面
    に密接する縦シール部材が取り付けられており、 前記第2シール部材と前記縦シール部材とは、連続して
    いることを特徴とする請求項1または2に記載の建具の
    シール構造。
  4. 【請求項4】 前記第2シール部材は、発泡体で構成さ
    れていることを特徴とする請求項1、2または3に記載
    の建具のシール構造。
  5. 【請求項5】 前記第2シール部材および前記第3シー
    ル部材は、相互の基端部で一体に形成されていることを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の建具の
    シール構造。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の建
    具のシール構造を備えると共に折戸、引戸およびドアの
    いずれかであることを特徴とする建具。
JP2001074668A 2001-03-15 2001-03-15 建具のシール構造およびこれを備えた建具 Pending JP2002276262A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001074668A JP2002276262A (ja) 2001-03-15 2001-03-15 建具のシール構造およびこれを備えた建具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001074668A JP2002276262A (ja) 2001-03-15 2001-03-15 建具のシール構造およびこれを備えた建具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002276262A true JP2002276262A (ja) 2002-09-25

Family

ID=18931891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001074668A Pending JP2002276262A (ja) 2001-03-15 2001-03-15 建具のシール構造およびこれを備えた建具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002276262A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010505053A (ja) * 2006-09-29 2010-02-18 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 画像化用の折畳式閉込み壁
JP2015190207A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社ブリヂストン 止水部材及びドアの止水構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010505053A (ja) * 2006-09-29 2010-02-18 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 画像化用の折畳式閉込み壁
JP2015190207A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社ブリヂストン 止水部材及びドアの止水構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8239979B2 (en) Modular easy access bathing enclosure
JP4236616B2 (ja) 浴室出入口用建具
JP4881838B2 (ja) 浴室出入口用建具
JP2002276262A (ja) 建具のシール構造およびこれを備えた建具
JP4145268B2 (ja) 建具のシール構造およびこれを備えた浴室建具
JP2015514445A (ja) ウォークインシャワー
JP2000257350A (ja) 浴室用建具
JP4028492B2 (ja) 浴室建具の止水構造およびこれを備えた浴室建具
JP3931515B2 (ja) 浴室ユニットの出入口部床防水構造
JP3586107B2 (ja) 折戸およびその設置構造
JP2010163865A (ja) 浴室出入口用建具
JP2001295564A (ja) 扉体のシール構造
JP2000328856A (ja) 浴室の排水構造
JP3634280B2 (ja) 浴室建具のシール構造およびこれを備えた建具
JP3578977B2 (ja) 浴室の排水用樋部材
JP2001132357A (ja) 中折戸
JP2000129742A (ja) 浴室ユニットの出入口構造
JP3881898B2 (ja) 建具のシール構造およびこれを備えた建具
JP3930779B2 (ja) 浴室建具
JP3554712B2 (ja) 建具のシール構造およびこれを備えた建具
JP2000129741A (ja) 浴室ユニットの出入口構造
JP2775598B2 (ja) 浴室の中折れ扉の止水構造
JP3527680B2 (ja) 浴室戸の水密構造
JP3489020B2 (ja) 浴室の排水構造
GB2295084A (en) Bath and shower screen assembly

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040427

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040624

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040907