JP2002276069A - Ａｌｃブロック及び曲り補強筋 - Google Patents
Ａｌｃブロック及び曲り補強筋Info
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- JP2002276069A JP2002276069A JP2001069857A JP2001069857A JP2002276069A JP 2002276069 A JP2002276069 A JP 2002276069A JP 2001069857 A JP2001069857 A JP 2001069857A JP 2001069857 A JP2001069857 A JP 2001069857A JP 2002276069 A JP2002276069 A JP 2002276069A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は特定の意匠を有するＡＬＣパネルを
製造する際に用いられる中間成形ブロック体であって、
特に曲面ＡＬＣパネルを製造する際に加工が容易であ
り、かつ均一な強度を持ったＡＬＣブロックを目的とす
る。 【解決手段】 両側全体がほぼ曲面状に彎曲された縦筋
４と横筋３とよりなる曲り補強筋２がＡＬＣブロック１
のほぼ中心部に埋設されて構成されたＡＬＣブロックの
構造である。
製造する際に用いられる中間成形ブロック体であって、
特に曲面ＡＬＣパネルを製造する際に加工が容易であ
り、かつ均一な強度を持ったＡＬＣブロックを目的とす
る。 【解決手段】 両側全体がほぼ曲面状に彎曲された縦筋
４と横筋３とよりなる曲り補強筋２がＡＬＣブロック１
のほぼ中心部に埋設されて構成されたＡＬＣブロックの
構造である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は曲面軽量気泡コンク
リートパネル（以下単に曲面ＡＬＣパネルという）等の
特定の意匠を有するＡＬＣパネルを加工して製造する際
に用いられる中間成形ブロック体（以下単にＡＬＣブロ
ックという）と、そのＡＬＣブロック内に埋設して使用
される曲り補強筋とに関するものである。
リートパネル（以下単に曲面ＡＬＣパネルという）等の
特定の意匠を有するＡＬＣパネルを加工して製造する際
に用いられる中間成形ブロック体（以下単にＡＬＣブロ
ックという）と、そのＡＬＣブロック内に埋設して使用
される曲り補強筋とに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の曲面ＡＬＣパネルを形成する際に
使用されるＡＬＣブロックは、例えば図５（ａ）、
（ｂ）に示すような、オートクレーブ養生される前の大
きなブロック状の軽量気泡コンクリートをピアノ線等を
介して所定寸法に切断した矩形状ＡＬＣブロック５１が
一般的に使用されていた。このＡＬＣブロック５１に
は、図５（ｂ）に示すように、複数個の直線状の縦筋５
２とＵ形状の横筋５３とを交差溶着した断面Ｕ形の補強
筋（以下Ｕ字筋という）５４が埋設されて構成されてい
た。
使用されるＡＬＣブロックは、例えば図５（ａ）、
（ｂ）に示すような、オートクレーブ養生される前の大
きなブロック状の軽量気泡コンクリートをピアノ線等を
介して所定寸法に切断した矩形状ＡＬＣブロック５１が
一般的に使用されていた。このＡＬＣブロック５１に
は、図５（ｂ）に示すように、複数個の直線状の縦筋５
２とＵ形状の横筋５３とを交差溶着した断面Ｕ形の補強
筋（以下Ｕ字筋という）５４が埋設されて構成されてい
た。
【０００３】また、前述の図５（ａ）、（ｂ）に示すＡ
ＬＣブロック５１の他に、例えば図６（ａ）に示す如
く、複数の直線状の縦筋５２とＣ形状の横筋５５とを交
差溶着した断面Ｃ形の補強筋（以下Ｃ字筋という）５
６、図６（ｂ）に示す如く、ジグザグ折りされた横筋５
７を使用した断面ジグザグ形の補強筋（以下ジグザグ筋
という）５８、図６（ｃ)に示す如く、直線状の横筋５
９を一段状に使用した補強筋（以下Ｓ筋という）６０、
図６（ｄ）に示す如く、直線状の横筋を二段状に使用し
た補強筋（以下Ｗ筋という）６２等をＡＬＣブロック内
に埋設したＡＬＣブロック５１ａ、５１ｂ、５１ｃ、５
１ｄも知られていた。
ＬＣブロック５１の他に、例えば図６（ａ）に示す如
く、複数の直線状の縦筋５２とＣ形状の横筋５５とを交
差溶着した断面Ｃ形の補強筋（以下Ｃ字筋という）５
６、図６（ｂ）に示す如く、ジグザグ折りされた横筋５
７を使用した断面ジグザグ形の補強筋（以下ジグザグ筋
という）５８、図６（ｃ)に示す如く、直線状の横筋５
９を一段状に使用した補強筋（以下Ｓ筋という）６０、
図６（ｄ）に示す如く、直線状の横筋を二段状に使用し
た補強筋（以下Ｗ筋という）６２等をＡＬＣブロック内
に埋設したＡＬＣブロック５１ａ、５１ｂ、５１ｃ、５
１ｄも知られていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前述のＡＬＣ
ブロック５１、５１ａ、５１ｂ、５１ｃ、５１ｄに示す
如く、ＡＬＣブロック内に埋設される補強筋の内で、Ｕ
字筋５４、Ｃ字筋５６、ジグザグ筋５８及びＷ筋６１を
使用した場合には、例えば図７（ａ）に示す如く、ＡＬ
Ｃブロック５１の両コーナーＡの近傍まで補強筋が配筋
されて補強されているので、両コーナーＡの周辺部に大
きな切削加工を施すことが困難であり、例えば図８に示
す如く、両側全体がなだらかな曲面を持ったＡＬＣコン
クリートパネルＲＰを成形加工することが困難である問
題があった。
ブロック５１、５１ａ、５１ｂ、５１ｃ、５１ｄに示す
如く、ＡＬＣブロック内に埋設される補強筋の内で、Ｕ
字筋５４、Ｃ字筋５６、ジグザグ筋５８及びＷ筋６１を
使用した場合には、例えば図７（ａ）に示す如く、ＡＬ
Ｃブロック５１の両コーナーＡの近傍まで補強筋が配筋
されて補強されているので、両コーナーＡの周辺部に大
きな切削加工を施すことが困難であり、例えば図８に示
す如く、両側全体がなだらかな曲面を持ったＡＬＣコン
クリートパネルＲＰを成形加工することが困難である問
題があった。
【０００５】また、一方で図７（ｂ）に示す如く、Ｓ筋
６０を埋設して製造したＡＬＣブロック５１ｃに於いて
は、Ｓ筋６０が両コーナーＡの周辺部よりも離されて補
強されているので、両コーナーＡのある程度の加工は可
能である反面で、Ｓ筋６０がＡＬＣブロック５１ｃの表
面より離れて埋設されているので、矢印方向の力に対し
て弱く割れ易い等の問題があった。
６０を埋設して製造したＡＬＣブロック５１ｃに於いて
は、Ｓ筋６０が両コーナーＡの周辺部よりも離されて補
強されているので、両コーナーＡのある程度の加工は可
能である反面で、Ｓ筋６０がＡＬＣブロック５１ｃの表
面より離れて埋設されているので、矢印方向の力に対し
て弱く割れ易い等の問題があった。
【０００６】本発明に係るＡＬＣブロックは、前述の従
来の問題点に鑑み開発された全く新しい技術であって、
特にＡＬＣブロックのコーナー部を含めた周辺部の大き
な切削加工を容易にすると共に、ＡＬＣブロックの全体
の強度を均一に高めることによってＡＬＣブロックが外
力によって簡単に破壊されることを防止するようにした
全く新しいＡＬＣブロックの技術を提供するものであ
る。
来の問題点に鑑み開発された全く新しい技術であって、
特にＡＬＣブロックのコーナー部を含めた周辺部の大き
な切削加工を容易にすると共に、ＡＬＣブロックの全体
の強度を均一に高めることによってＡＬＣブロックが外
力によって簡単に破壊されることを防止するようにした
全く新しいＡＬＣブロックの技術を提供するものであ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明に係るＡＬＣブロ
ックは、前述の多くの問題点に鑑み開発された発明であ
って、その要旨は、曲面軽量気泡コンクリートパネル等
の加工に使用されるＡＬＣブロックに於いて、両側全体
がほぼ曲面状に彎曲された曲り補強筋が該ＡＬＣブロッ
ク内に埋設されて構成されていることを特徴としたＡＬ
Ｃブロックである。
ックは、前述の多くの問題点に鑑み開発された発明であ
って、その要旨は、曲面軽量気泡コンクリートパネル等
の加工に使用されるＡＬＣブロックに於いて、両側全体
がほぼ曲面状に彎曲された曲り補強筋が該ＡＬＣブロッ
ク内に埋設されて構成されていることを特徴としたＡＬ
Ｃブロックである。
【０００８】前述の本発明に係るＡＬＣブロックは、曲
面ＡＬＣコンクリートパネル等の加工に使用される中間
成形ブロック体となるＡＬＣブロックに於いて、両側全
体がほぼ曲面状に彎曲された補強筋がブロック内に埋設
されて構成されているので、加工成形して製造される曲
面ＡＬＣパネルの外形にほぼ沿った位置に、予め補強筋
を埋設しておくことが出来、これによってコーナー部を
含めた周辺部の切削加工を容易にすると共に、ＡＬＣブ
ロック全体の強度を均一に高めることが出来る。
面ＡＬＣコンクリートパネル等の加工に使用される中間
成形ブロック体となるＡＬＣブロックに於いて、両側全
体がほぼ曲面状に彎曲された補強筋がブロック内に埋設
されて構成されているので、加工成形して製造される曲
面ＡＬＣパネルの外形にほぼ沿った位置に、予め補強筋
を埋設しておくことが出来、これによってコーナー部を
含めた周辺部の切削加工を容易にすると共に、ＡＬＣブ
ロック全体の強度を均一に高めることが出来る。
【０００９】本発明に係る曲り補強筋は、前記ＡＬＣブ
ロックの加工性を高めると共に全体の強度を均一にする
ことが可能な曲り補強筋であって、その発明の要旨は、
前記ＡＬＣブロック内に補強のために埋設される補強筋
であって、両側全体がほぼ曲面状に彎曲して形成されて
いることを特徴としたＡＬＣブロック用曲り補強筋であ
る。
ロックの加工性を高めると共に全体の強度を均一にする
ことが可能な曲り補強筋であって、その発明の要旨は、
前記ＡＬＣブロック内に補強のために埋設される補強筋
であって、両側全体がほぼ曲面状に彎曲して形成されて
いることを特徴としたＡＬＣブロック用曲り補強筋であ
る。
【００１０】前述のＡＬＣブロック用曲り補強筋は、両
側全体がほぼ曲面状に彎曲して形成されているので、こ
の曲り補強筋をＡＬＣブロック内の中心部に埋設した場
合には、この曲り補強筋がＡＬＣブロックのコーナー部
近傍まで埋設されないので、ＡＬＣブロックのコーナー
部を含めた周辺部の切削加工を容易にすることが出来
る。また、この曲り補強筋を中心部に埋設することによ
って、ＡＬＣブロック全体の強度を均一に高めることが
出来る。
側全体がほぼ曲面状に彎曲して形成されているので、こ
の曲り補強筋をＡＬＣブロック内の中心部に埋設した場
合には、この曲り補強筋がＡＬＣブロックのコーナー部
近傍まで埋設されないので、ＡＬＣブロックのコーナー
部を含めた周辺部の切削加工を容易にすることが出来
る。また、この曲り補強筋を中心部に埋設することによ
って、ＡＬＣブロック全体の強度を均一に高めることが
出来る。
【００１１】
【発明の実施の形態】図により本発明に係るＡＬＣブロ
ックとこのＡＬＣブロックに使用される曲り補強筋につ
いて説明すると、図１（ａ）、（ｂ）は本発明に係るＡ
ＬＣブロックの説明図、図２は図１のＡＬＣブロックを
加工する状態の横断面説明図、図３（ａ）、（ｂ）は製
造時に図１のＡＬＣブロックがラインに添って搬送され
る際にかかる力に対する応力を示す説明図である。
ックとこのＡＬＣブロックに使用される曲り補強筋につ
いて説明すると、図１（ａ）、（ｂ）は本発明に係るＡ
ＬＣブロックの説明図、図２は図１のＡＬＣブロックを
加工する状態の横断面説明図、図３（ａ）、（ｂ）は製
造時に図１のＡＬＣブロックがラインに添って搬送され
る際にかかる力に対する応力を示す説明図である。
【００１２】図４（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は夫々本発明
に係る曲り補強筋の説明図であって、同図（ａ）は基本
的曲り補強筋の断面図、同図（ｂ）は基本的曲り補強筋
を積層した状態の断面説明図、同図（ｃ）は変形曲り補
強筋の断面図である。
に係る曲り補強筋の説明図であって、同図（ａ）は基本
的曲り補強筋の断面図、同図（ｂ）は基本的曲り補強筋
を積層した状態の断面説明図、同図（ｃ）は変形曲り補
強筋の断面図である。
【００１３】図１（ａ）、（ｂ）に於いて、１は本発明
に係るＡＬＣブロックであって、例えば前述の図８に例
示したような両側全体がなだらかな曲面を持ったＡＬＣ
コンクリートパネルＲＰを成形加工する為の中間成形ブ
ロック体である。
に係るＡＬＣブロックであって、例えば前述の図８に例
示したような両側全体がなだらかな曲面を持ったＡＬＣ
コンクリートパネルＲＰを成形加工する為の中間成形ブ
ロック体である。
【００１４】前記ＡＬＣブロック１内には、図１（ｂ）
或は図４（ａ）に示す如く曲り補強筋２がその中心部に
埋設されている。この曲り補強筋２は、円弧状に彎曲さ
れた複数個の横筋（主筋）３に複数個の直線状縦筋（副
筋）４とを相互に交差して溶着させることによって形成
されている。
或は図４（ａ）に示す如く曲り補強筋２がその中心部に
埋設されている。この曲り補強筋２は、円弧状に彎曲さ
れた複数個の横筋（主筋）３に複数個の直線状縦筋（副
筋）４とを相互に交差して溶着させることによって形成
されている。
【００１５】前述の図１（ｂ）及び図４（ａ）に示す曲
り補強筋２は、図に示す如く、複数の横筋３を左右対称
に彎曲させたので、形状が単純であり、この横筋３に複
数の直線状縦筋４を交差して溶接したので、加工が容易
で安価に大量生産することが出来る。
り補強筋２は、図に示す如く、複数の横筋３を左右対称
に彎曲させたので、形状が単純であり、この横筋３に複
数の直線状縦筋４を交差して溶接したので、加工が容易
で安価に大量生産することが出来る。
【００１６】また、このように製造された曲り補強筋２
は、図４（ｂ）に示す如く、多数のものを完全に積み重
ねることが出来、場所を取らずにコンパクトに保管した
り、或はＡＬＣブロック１の製造現場に搬送することが
出来る。
は、図４（ｂ）に示す如く、多数のものを完全に積み重
ねることが出来、場所を取らずにコンパクトに保管した
り、或はＡＬＣブロック１の製造現場に搬送することが
出来る。
【００１７】また、前記実施例に於いては、横筋３のみ
を彎曲させて曲り補強筋２を形成したが、加工する意匠
に対応して横筋３のみならず縦筋４も同様に彎曲加工す
ることが可能である。
を彎曲させて曲り補強筋２を形成したが、加工する意匠
に対応して横筋３のみならず縦筋４も同様に彎曲加工す
ることが可能である。
【００１８】さらに、図４（ｃ）に示す如く、横筋３を
左右対称的に折り曲げずに、横筋３の右側先端部３ａを
平坦状に形成した、特殊な曲り補強筋２ａを構成するこ
とも可能である。この曲り補強筋２ａも前記曲り補強筋
２と同様に多数のものをコンパクトに積み重ねて保管或
は搬送することが出来る。
左右対称的に折り曲げずに、横筋３の右側先端部３ａを
平坦状に形成した、特殊な曲り補強筋２ａを構成するこ
とも可能である。この曲り補強筋２ａも前記曲り補強筋
２と同様に多数のものをコンパクトに積み重ねて保管或
は搬送することが出来る。
【００１９】本発明に係るＡＬＣブロック１に於いて
は、前述のように、その内部中心に前記曲り補強筋２を
埋設して構成したので、例えば図２に示す如く、ＡＬＣ
ブロック１の上部の両コーナー部Ａの近傍には曲り補強
筋２が配筋されていないので、この両コーナー部Ａを大
きく加工することが出来る。同図に於いては斜線によっ
て直線状に加工するように記述しているが、この部分は
曲面状等の任意の形状に加工することも当然可能であ
る。
は、前述のように、その内部中心に前記曲り補強筋２を
埋設して構成したので、例えば図２に示す如く、ＡＬＣ
ブロック１の上部の両コーナー部Ａの近傍には曲り補強
筋２が配筋されていないので、この両コーナー部Ａを大
きく加工することが出来る。同図に於いては斜線によっ
て直線状に加工するように記述しているが、この部分は
曲面状等の任意の形状に加工することも当然可能であ
る。
【００２０】また、図２に示す如く、前記ＡＬＣブロッ
ク１の下部の中央部Ｂには曲り補強筋２が配筋されてい
ないので、この下部の中央部Ｂも大きく加工することが
出来る。この場合の加工は、前記両コーナー部Ａと同様
に、直線状或は曲面状等の任意の形状に加工することが
出来る。
ク１の下部の中央部Ｂには曲り補強筋２が配筋されてい
ないので、この下部の中央部Ｂも大きく加工することが
出来る。この場合の加工は、前記両コーナー部Ａと同様
に、直線状或は曲面状等の任意の形状に加工することが
出来る。
【００２１】前記ＡＬＣブロック１の中心部には、前記
構成の曲り補強筋２が配筋されているので、ＡＬＣブロ
ック１の全体に均一な強度を与えることが出来る。従っ
て図３（ａ）、（ｂ）に示す如く、コンベア等の支持具
５を介してＡＬＣブロック１を正逆いずれの方向で支持
してテンションを掛けた場合にも、割れにくく大きな強
度を持続させることが出来る。
構成の曲り補強筋２が配筋されているので、ＡＬＣブロ
ック１の全体に均一な強度を与えることが出来る。従っ
て図３（ａ）、（ｂ）に示す如く、コンベア等の支持具
５を介してＡＬＣブロック１を正逆いずれの方向で支持
してテンションを掛けた場合にも、割れにくく大きな強
度を持続させることが出来る。
【００２２】即ち、図３（ａ）に示す如く、ＡＬＣブロ
ック１を支持具５上に正式な方向に載置し、ＡＬＣブロ
ック１の上方から矢印方向にテンションを掛けた場合に
も、アーチ効果で力を全体に分散させることが出来、Ａ
ＬＣブロック１を割れにくくしている。従って、ＡＬＣ
ブロック１の上部の切削加工を容易にしている。
ック１を支持具５上に正式な方向に載置し、ＡＬＣブロ
ック１の上方から矢印方向にテンションを掛けた場合に
も、アーチ効果で力を全体に分散させることが出来、Ａ
ＬＣブロック１を割れにくくしている。従って、ＡＬＣ
ブロック１の上部の切削加工を容易にしている。
【００２３】また、図３（ｂ）に示す如く、ＡＬＣブロ
ック１を支持具５上に逆転させて載置した場合にも、Ａ
ＬＣブロック１の上方から矢印方向にテンションを掛け
ると、その力を逆アーチ効果で力を左右方向に分散させ
ることが出来、ＡＬＣブロック１を割れにくくしてお
り、ＡＬＣブロック１の下部の切削加工を容易にしてい
る。
ック１を支持具５上に逆転させて載置した場合にも、Ａ
ＬＣブロック１の上方から矢印方向にテンションを掛け
ると、その力を逆アーチ効果で力を左右方向に分散させ
ることが出来、ＡＬＣブロック１を割れにくくしてお
り、ＡＬＣブロック１の下部の切削加工を容易にしてい
る。
【００２４】
【発明の効果】本発明に係るＡＬＣブロックは、曲面Ａ
ＬＣコンクリートパネル等の加工に使用される中間成形
ブロック体となるＡＬＣブロックに於いて、両側全体が
ほぼ曲面状に彎曲された補強筋がブロック内に埋設され
て構成されているので、加工成形して製造される曲面Ａ
ＬＣパネルの外形にほぼ沿った位置に、予め補強筋を埋
設しておくことが出来、これによってコーナー部を含め
た周辺部の切削加工を容易にすると共に、ＡＬＣブロッ
ク全体の強度を均一に高めることが出来る等の多大な効
果を有している。
ＬＣコンクリートパネル等の加工に使用される中間成形
ブロック体となるＡＬＣブロックに於いて、両側全体が
ほぼ曲面状に彎曲された補強筋がブロック内に埋設され
て構成されているので、加工成形して製造される曲面Ａ
ＬＣパネルの外形にほぼ沿った位置に、予め補強筋を埋
設しておくことが出来、これによってコーナー部を含め
た周辺部の切削加工を容易にすると共に、ＡＬＣブロッ
ク全体の強度を均一に高めることが出来る等の多大な効
果を有している。
【００２５】本発明に係るＡＬＣブロック用曲り補強筋
は、両側全体がほぼ曲面状に彎曲して形成されているの
で、この曲り補強筋をＡＬＣブロック内の中心部に埋設
した場合には、この曲り補強筋がＡＬＣブロックのコー
ナー部近傍まで埋設されないので、ＡＬＣブロックのコ
ーナー部を含めた周辺部の切削加工を容易にすることが
出来る。また、この曲り補強筋を中心部に埋設すること
によって、ＡＬＣブロック全体の強度を均一に高めるこ
とが出来る等の効果を有している。
は、両側全体がほぼ曲面状に彎曲して形成されているの
で、この曲り補強筋をＡＬＣブロック内の中心部に埋設
した場合には、この曲り補強筋がＡＬＣブロックのコー
ナー部近傍まで埋設されないので、ＡＬＣブロックのコ
ーナー部を含めた周辺部の切削加工を容易にすることが
出来る。また、この曲り補強筋を中心部に埋設すること
によって、ＡＬＣブロック全体の強度を均一に高めるこ
とが出来る等の効果を有している。
【図１】図１（ａ）、（ｂ）は本発明に係るＡＬＣブロ
ックの説明図である。
ックの説明図である。
【図２】図１のＡＬＣブロックを加工する状態の横断面
説明図である。
説明図である。
【図３】図３（ａ）、（ｂ）は製造時に図１のＡＬＣブ
ロックがラインに添って搬送される際にかかる力に対す
る応力を示す説明図である。
ロックがラインに添って搬送される際にかかる力に対す
る応力を示す説明図である。
【図４】図４（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は夫々本発明に係
る曲り補強筋の説明図であって、同図（ａ）は基本的曲
り補強筋の断面図、同図（ｂ）は基本的曲り補強筋を積
層した状態の断面説明図、同図（ｃ）は変形曲り補強筋
の断面図である。
る曲り補強筋の説明図であって、同図（ａ）は基本的曲
り補強筋の断面図、同図（ｂ）は基本的曲り補強筋を積
層した状態の断面説明図、同図（ｃ）は変形曲り補強筋
の断面図である。
【図５】図５（ａ）、（ｂ）は従来のＡＬＣブロックを
示す説明図である。
示す説明図である。
【図６】図６（ａ）、（ｂ）、（ｃ）、（ｄ）は夫々従
来のＡＬＣブロックの断面説明図である。
来のＡＬＣブロックの断面説明図である。
【図７】図７（ａ）、（ｂ）は夫々従来のＡＬＣブロッ
クを加工する状態の断面説明図である。
クを加工する状態の断面説明図である。
【図８】曲面ＡＬＣパネルの斜視説明図である。
１ …ＡＬＣブロック ２ …曲り補強筋 ２ａ …特殊な曲り補強筋 ３ …円弧状に彎曲された複数個の横筋（主筋） ３ａ …横筋３の右側先端部 ４ …複数個の直線状縦筋（副筋） ５ …支持具 ５１ …ＡＬＣブロック ５１ａ…ＡＬＣブロック ５１ｂ…ＡＬＣブロック ５１ｃ…ＡＬＣブロック ５１ｄ…ＡＬＣブロック ５２ …複数個の直線状の縦筋 ５３ …Ｕ形状の横筋 ５４ …断面Ｕ形の補強筋 ５５ …Ｃ形状の横筋 ５６ …断面Ｃ形の補強筋 ５７ …ジグザグ折りされた横筋 ５８ …断面ジグザグ形の補強筋 ５９ …直線状の横筋 ６０ …５９を一段状に使用した補強筋 ６１ …５９を二段状に使用した補強筋 ６２ …５９を二段状に使用した補強筋
Claims (2)
- 【請求項１】 曲面軽量気泡コンクリートパネル等の加
工に使用されるＡＬＣブロックに於いて、両側全体がほ
ぼ曲面状に彎曲された曲り補強筋が該ＡＬＣブロック内
に埋設されて構成されていることを特徴としたＡＬＣブ
ロック。 - 【請求項２】 前記ＡＬＣブロック内に補強のために埋
設される補強筋であって、両側全体がほぼ曲面状に彎曲
して形成されていることを特徴としたＡＬＣブロック用
曲り補強筋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001069857A JP4693259B2 (ja) | 2001-03-13 | 2001-03-13 | Ａｌｃブロック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001069857A JP4693259B2 (ja) | 2001-03-13 | 2001-03-13 | Ａｌｃブロック |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002276069A true JP2002276069A (ja) | 2002-09-25 |
| JP4693259B2 JP4693259B2 (ja) | 2011-06-01 |
Family
ID=18927826
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001069857A Expired - Lifetime JP4693259B2 (ja) | 2001-03-13 | 2001-03-13 | Ａｌｃブロック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4693259B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002293664A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-09 | Asahi Kasei Corp | 曲面ａｌｃパネル及びその製造方法 |
Citations (2)
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| JPS5134224A (en) * | 1974-09-17 | 1976-03-23 | Asahi Chemical Ind | Danmenerujoban no seizohoho |
| JPH11172843A (ja) * | 1997-10-06 | 1999-06-29 | Washi Kosan Kk | 曲面壁とこの曲面壁を有する曲面壁の構造とこれに用いる塑造板 |
-
2001
- 2001-03-13 JP JP2001069857A patent/JP4693259B2/ja not_active Expired - Lifetime
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