JP2003278306A - 鉄筋コンクリート系構造物の構築用型枠付き配筋方法 - Google Patents

鉄筋コンクリート系構造物の構築用型枠付き配筋方法

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JP2003278306A
JP2003278306A JP2002088427A JP2002088427A JP2003278306A JP 2003278306 A JP2003278306 A JP 2003278306A JP 2002088427 A JP2002088427 A JP 2002088427A JP 2002088427 A JP2002088427 A JP 2002088427A JP 2003278306 A JP2003278306 A JP 2003278306A
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iron plate
reinforcement
steel plate
rectangular iron
opening
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JP2002088427A
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English (en)
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Hidenobu Matsuo
秀信 松尾
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Kurimoto Ltd
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Kurimoto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床型枠への開口、切欠及び罫書きの現場施工
をなくす。 【解決手段】 矩形鉄板1上に配筋10を施した配筋ユ
ニットUをスラブの梁間に架設して、前記矩形鉄板1を
床型枠とする。その矩形鉄板1に、工場で予め開口2、
切欠3及び罫書き4などの設計図面上必要なものを形成
し、その鉄板1に配筋10を施して配筋ユニットUを製
造し、その配筋ユニットUを現場に持ち込む。配筋ユニ
ットUの製造は鉄板1に形成する開口2などの前記設計
図面上必要なものを電子計算機(CAD)E上の図面に
作成し、その図面に基づき、鉄板1に、NCプラズマ切
断機により開口2などを形成し、その後、その鉄板1上
に配筋10を行う。このようにすれば、開口形成などを
工場で加工を行うことができるうえに、配筋する前の鉄
板にその加工を施すことができるため、作業性は高いも
のとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、土木、建築部門
において、高層建築物、橋、道路などの床、壁、天井等
の鉄筋コンクリート系構造物を構築する際、その構築に
使用するコンクリート型枠付き配筋方法及びその配筋付
き矩形鉄板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の配筋付き矩形鉄板は、特開20
01−317147号公報などに記載され、図11に示
すように、矩形鉄板1上にトラス鉄筋10を所要間隔で
並行に設け、その直交方向に上下鉄筋6、7を設けたも
のであり、中空スラブの構築にあっては、そのトラス鉄
筋10間にボイド型枠5が設けられる。
【0003】この配筋付き矩形鉄板1は、工場におい
て、配筋ユニットとして製造され、そのユニットを現場
に搬送して、例えば、スラブをなす梁間に架設し(図
3、図4参照)、さらに必要な配筋とした後、その鉄板
1上にコンクリートを打設する。その際、鉄板1は床型
枠をなして捨て型枠とされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、建設、土木
における鉄筋コンクリート構造物における床などのスラ
ブ等は、上下方向の配管、機器の設置位置や、柱、梁、
壁などの型枠形状に合わせて、開口、切欠などが形成さ
れ、また、型枠上には後工程のための罫書きなどが形成
される。
【0005】従来、その開口などの形成は、配筋付き鉄
板1を梁間に設置した後、その鉄板1に施していた。こ
のため、その作業は、一般に、現場において、手作業で
行われ、作業性が悪く、その加工に多くの時間が必要で
あり、精度も悪かった。また、複雑な形状の加工、罫書
きは行い得なかった。
【0006】この発明は、上記開口形成などの現場施工
をなくし、作業性を向上させ、かつ、それらの精度を高
めることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、上記開口形成などを工場で行うことと
したのである。その開口形成などを工場で行えば、NC
プラズマ切断機などを使用して精度の高い加工を行うこ
とができるうえに、配筋する前の鉄板にその加工を施す
ことができるため、作業性は高いものとなる。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態としては、矩
形鉄板上に配筋を施した配筋ユニットをスラブの梁間な
どの構造物をなす骨組み部材間に架設して、前記矩形鉄
板をコンクリート型枠とする型枠付き配筋方法におい
て、前記矩形鉄板に、工場で、予め開口、切欠及び罫書
きなどの設計図面上必要なものを形成し、その矩形鉄板
に配筋を施して配筋ユニットを製造し、その配筋ユニッ
トを現場に持ち込むようにした構成を採用し得る。設計
図面上必要なものとしたのは、設計図面は、予め存在し
て、その図面上の開口などは工場で形成し得るからであ
る。
【0009】その配筋ユニットは、例えば、図1に示す
ように、上記矩形鉄板1に形成する開口、切欠及び罫書
きなどの設計図面上必要なものを電子計算機(CAD)
E上の図面に作成し(同図(a))、その図面に基づ
き、前記矩形鉄板1に、NCプラズマ切断機により前記
開口2、切欠3及び罫書き4などを形成し(同図
(b))、その後、その矩形鉄板1上に配筋10を行っ
て(同図(c))製作する等の手段を採用し得る。
【0010】
【実施例】一実施例を図2乃至図9に示し、この実施例
は、図2に示す集合住宅の中空スラブ構造を、図6乃至
図9で示すユニットUで構築する場合を示し、そのユニ
ットUは、同図に示すように、矩形鉄板1の上に、三角
柱状トラス鉄筋10を並行に配設するとともに、その各
トラス鉄筋10間にボイド型枠5を配設し、そのトラス
鉄筋10の並行方向の上配筋6及び下配筋7をトラス鉄
筋10の上部及び下部に溶接している。ボイド型枠5に
は、鋼管、スパイラル管、発泡樹脂製中実管などを使用
し得る。
【0011】トラス鉄筋10は、三角柱状の各長辺の位
置に1本の上主鉄筋11と2本の下主鉄筋12、12を
配置するとともに前記上主鉄筋11と両下主鉄筋12の
間にそれぞれ斜鉄筋13を設けたものである。その斜鉄
筋13は、下端から斜めに起立し上端で屈曲しさらに下
端で起立を繰り返す波形を呈して上端部及び下端部で前
記上主鉄筋11及び下主鉄筋12にそれぞれ溶接されて
いる。
【0012】上記ボイド型枠2は、その下部両側がそれ
ぞれ隣り合う三角柱状トラス鉄筋10の斜鉄筋13に当
接するとともにその上面が上記上配筋3に当接し、その
3点の当接によってトラス鉄筋10間に固定されてい
る。
【0013】上下主鉄筋11、12の両端は鉄板1から
突出し、各上主鉄筋11のその突出部から対の斜板片8
が斜め下方に設けられて溶接されている。
【0014】矩形鉄板1には、配管などのための開口
2、切欠3、罫書き4などの予め設計図面上に設定され
たものが形成され、その形成後に、トラス鉄筋10等が
溶接固定される。
【0015】このユニットUは、上述の図1に示すよう
に、上記矩形鉄板1に形成する開口2、切欠3及び罫書
き4などの設計図面上の必要なものを電子計算機E上の
図面に作成し(同図(a))、その図面に基づき、前記
矩形鉄板1に、NCプラズマ切断機により前記開口2、
切欠3及び罫書き4などを形成し(同図(b))、その
後、その矩形鉄板1上に配筋10等を行って(同図
(c))製作する。
【0016】このユニットUによって、中空スラブSの
ボイド型枠入り配筋構造を成すには、図3乃至図5に示
すように、躯体の各階の支柱(梁)をなすH型鋼9間に
このユニットUの所要数を掛け渡して配置する。そのと
き、図3に示すように、H型鋼9上に斜板片8を載置し
て溶接することにより各ユニットUを固定する。設計図
面上になかった開口2などは、現場で形成する。図4
中、9aはコンクリートパネルである。斜板片8がない
ものにおいては、図10(a)、(b)に示す、周知の
端部納り構成を採用し得る。
【0017】各ユニットUの配置が修了すれば、その上
にコンクリートCを打設して中空スラブSを構築する。
このとき、鉄板1は捨て型枠とする。また、必要があれ
ば、コンクリートCの打設前に、開口2、切欠3、罫書
き4などを介して、各種の配管設置などを行う。これら
の作業はコンクリート打設後でもよい。
【0018】実施例は、ボイド型枠5が梁間に亘る長尺
物であったが、その長さは適宜に選択することができる
ことは勿論である。また、ボイド型枠5を使用しない配
筋のみの鉄板1においても、この発明を採用し得ること
は言うまでもない。
【0019】さらに、この発明は、建築物の床のスラブ
に限らず、天井、壁、デッキなど、及び橋、道路(通
路)などのスラブ等の構築に採用できることは勿論であ
る。
【0020】
【発明の効果】この発明は、以上のように、予め工場に
おいて、鉄板上の開口などを形成するようにしたので、
現場における作業工数の削減が図られて、スラブ構築な
どの作業性が向上する。また、工場では、NC方式の切
断機を使用できるため、開口などの形成が円滑なうえ
に、精度も高く、さらに複雑な形状の開口なども容易に
形成し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の概略説明図
【図2】一実施例による中空スラブの施工例の概略図
【図3】同施工例の要部切断正面図
【図4】一実施例に係る配筋ユニットの配置図
【図5】同要部斜視図
【図6】同配筋ユニットの平面図
【図7】同正面図
【図8】同底面図
【図9】同切断右側面図
【図10】他の各施工例の要部切断側面図
【図11】従来例の斜視図
【符号の説明】
1 矩形鉄板 2 開口 3 切欠 4 罫書き 5 ボイド型枠 6 上鉄筋 7 下鉄筋 8 斜板片 9 H型鋼(梁) 10 トラス鉄筋 11 上主鉄筋 12 下主鉄筋 13 斜鉄筋 E 電子計算機 U 配筋ユニット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形鉄板1上に配筋6、7、10を施し
    た配筋ユニットUをスラブの梁H間などの構造物をなす
    骨組み部材間に架設して、前記矩形鉄板1をコンクリー
    ト型枠とする型枠付き配筋方法において、 上記矩形鉄板1に、工場で、予め開口2、切欠3及び罫
    書き4などの設計図面上必要なものを形成し、その矩形
    鉄板1に上記配筋10を施して配筋ユニットUを製造
    し、その配筋ユニットUを現場に持ち込むようにしたこ
    とを特徴とする鉄筋コンクリート系構造物を構築する際
    の型枠付き配筋方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の型枠付き配筋方法に使用
    する上記配筋ユニットUの製造方法であって、 上記矩形鉄板1に形成する開口2、切欠3及び罫書き4
    などの設計図面上必要なものを電子計算機E上の図面に
    作成し、その図面に基づき、前記矩形鉄板1に、NCプ
    ラズマ切断機により前記設計図面上必要なものを形成
    し、その後、その矩形鉄板1上に上記配筋10を行うこ
    とを特徴とする配筋ユニットの製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011085394A (ja) * 2009-10-13 2011-04-28 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd プラント建設用の設備モジュール及びこれを用いたモジュール工法
CZ307586B6 (cs) * 2017-06-27 2018-12-27 ÄŚeskĂ© vysokĂ© uÄŤenĂ­ technickĂ© v Praze - KloknerĹŻv Ăşstav Způsob optimalizace rozmístění a orientace betonářské výztuže v betonu
CZ307587B6 (cs) * 2017-06-27 2018-12-27 ÄŚeskĂ© vysokĂ© uÄŤenĂ­ technickĂ© v Praze - KloknerĹŻv Ăşstav Způsob optimalizace rozmístění a orientace vláken v ultra-vysokohodnotném betonu
JP7174873B1 (ja) * 2022-02-25 2022-11-17 日鉄建材株式会社 デッキスラブ、デッキスラブの施工方法、及びデッキスラブの設計方法

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