JP2002275740A - 食品濾過用布帛 - Google Patents

食品濾過用布帛

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JP2002275740A
JP2002275740A JP2001077693A JP2001077693A JP2002275740A JP 2002275740 A JP2002275740 A JP 2002275740A JP 2001077693 A JP2001077693 A JP 2001077693A JP 2001077693 A JP2001077693 A JP 2001077693A JP 2002275740 A JP2002275740 A JP 2002275740A
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filtration
dtex
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fiber
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Etsuo Kiyomura
清村  悦央
Sadao Tomioka
貞雄 富岡
Daisuke Sato
大介 佐藤
Hideki Ando
秀喜 安藤
Atsuo Watanabe
敦夫 渡辺
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】濾過性能が優れており、食品への毛羽混入がな
く、作業性が良好で繰り返し使用に耐える食品濾過用布
帛、特に醤油などのもろみ絞り濾過工程において珪藻土
濾過なみの濾過性能を有する布帛とその製造方法を提供
すること。 【解決手段】合成繊維マルチフィラメント糸の単繊維繊
度が0.011dTex以上、1.1dTex以下の極
細繊維からなる少なくとも1層以上の布帛と、通常の太
さの合成繊維マルチフィラメント糸の単繊維繊度が1.
1dTex以上、11dTex以下の少なくとも、もう
1層以上の布帛が、一体構造または/積層体で構成され
た編織物からなることを特徴とする食品濾過用布帛。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、濾過性と耐久性に
優れ、かつ、作業性のよい食品濾過用布帛、さらに詳し
くは、醤油、酒、アルコール類、豆腐などの食品濾過製
造工程において好適な食品濾過用布帛およびその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】醤油、酒、アルコール類、豆腐などの食
品製造の濾過工程において、特に、醤油の“もろみ”濾
過工程においては多量の珪藻土が使われており、珪藻土
処理が地球環境面で大きな問題となっている。
【0003】従来、このような食品濾過用布帛として、
例えば醤油のもろみ濾過において、3.3dTex程度
のナイロン織物または、木綿などの天然繊維などの織物
が使用されている。ナイロン織物の場合は耐久性は優れ
ているが、絞り性能が不足する。天然繊維の場合は、絞
り性能、耐久性とも劣り、かつ、毛羽立つため、食品に
毛羽が混入する欠点がある。
【0004】このような毛羽混入を防ぎ、かつ、絞り性
能を上げるためには、極細の合成繊維フィラメントを用
いることが有効で、過去にも極細合成繊維フィラメント
を用いた布帛が提案されている。例えば、特開昭63−
171613号公報、特開昭64−80413号公報、
特開平3−4912号公報、特開平7−123948号
公報などが挙げられる。特開昭63−171613号公
報では、極細繊維を使ったフェルトが提案されている
が、食品濾過用に使用した場合、繰り返し使用におい
て、寸法が変化し、安定した絞り液が得られない。特開
昭64−80413号公報では極細立毛と補強布との一
体構造濾過布が提案されているが、食品濾過用に使用し
た場合、立毛が食品に混入する。特開平3−4912号
公報においても立毛布帛が提案されているため、前記と
同様の問題がある。
【0005】また、特開平7−123948号公報は極
細繊維を使った布帛が提案されており、濾過性能は優れ
ているものの、布帛が薄いため、繰り返し使用におい
て、布帛同志が密着するため、作業性が劣り、強力も不
足する問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、濾過
性能が優れており、食品への毛羽混入がなく、作業性が
良好で繰り返し使用に耐える食品濾過用布帛、特に醤油
などのもろみ絞り濾過工程において珪藻土濾過なみの濾
過性能を有する布帛とその製造方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の食品濾過用布帛は、次の(1)の構成からなり、そ
の好ましい態様として、さらに、(2)から(4)の中
の一つまたは複数の構成を組合せて有するものである。 (1)単繊維繊度が0.011dTex以上、1.1d
Tex以下の極細繊維からなる少なくとも1層以上の布
帛と、単繊維繊度が1.1dTex以上、11dTex
以下の少なくとも、もう1層以上の布帛が、一体構造ま
たは/積層体で構成された編織物からなること。 (2)前記織編物を構成する極細繊維からなる布帛と通
常の太さの繊維からなる布帛が2層以上、6層以下から
なること。 (3)前記織編物を構成する繊維がポリエステル系また
は/ポリアミド系繊維からなること。 (4)前記食品濾過が、醤油、酒、アルコール類または
豆腐などの濾過工程で使用されるものであること。
【0008】また、本発明の食品濾過用布帛の製造方法
は、次の(5)の構成からなり、その好ましい態様とし
て、さらに、(6)から(8)の中の一つまたは複数の
構成を組合せて有するものである。 (5)少なくとも1層が極細化可能なマルチフィラメン
ト糸の合成繊維からなる布帛と少なくと、もう1層が通
常のマルチフィラメント糸の合成繊維からなる布帛とが
一体構造または/積層体を有する布帛に、極細化処理を
施して極細化可能な布帛を極細化させること。 (6)前記織編物の極細繊維面に高圧水流を噴射して極
細繊維面の表面または内部の繊維同士の一部または全部
を交絡させること。 (7)前記織編物生機に、極細化可能な合成繊維マルチ
フィラメント糸と通常の合成繊維マルチフィラメント糸
で製編織すること。 (8)前記高圧水流が、多数の小孔から噴射される2.
9MPa以上、11.8MPa以下の高圧水流であるこ
と。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、更に詳しく本発明について
説明する。
【0010】本発明者らは、上述の課題を解決し得る布
帛を得るために、鋭意検討したところ、少なくとも1層
に合成繊維マルチフィラメント糸からなる極細繊維布帛
を配し、少なくとも、もう1層に通常の繊維太さの合成
繊維マルチフィラメント配し、これを一体構造または/
積層体の織編物とすることにより、かかる課題を一挙に
解決できるとの知見を得たものである。
【0011】本発明で使用される極細繊維は、海島型複
合繊維、剥離分割型複合繊維または特殊ポリマブレンド
型複合繊維を各種従来から知られている適宜の方法で極
細化して得られるものであって、その繊維素材として
は、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリアクリル系、
ポリオレフェン系など各種のポリマーを使用することが
できるが、本発明では、ポリエステル系繊維または/ポ
リアミド系のポリマーを使用することが好ましい。
【0012】また、通常の太さの合成マルチフィラメン
ト糸の繊維素材は、ポリエステル系、ポリアミド系、ポ
リアクリル系、ポリオレフェン系など各種ポリマーを使
用することができるが、本発明では、ポリエステル系繊
維または/ポリアミド系のポリマーを使用することが好
ましい。本発明において、「通常の太さ」は、極細繊維
と言われる太さ領域以外の太さのことを言い、一般に
1.1dTexよりも太い繊維をいうが、詳細は後述す
る。
【0013】本発明で使用される少なくとも1層を構成
する極細合成繊維マルチフィラメント糸は、単糸繊維繊
度が0.011dTex以上、1.1dTex以下の極
細繊維からなる糸であり、かつ少なくとも、もう1層を
構成する通常合成繊維マルチフィラメント糸は、単繊維
繊度が1.1dTexよりも大きく、11.0dTex
以下の合成繊維マルチフィラメント糸である。
【0014】以下、これらについて詳しく説明する。
【0015】まず、極細繊維からなる糸は、本発明の所
期の目的とする優れた濾過効果を発現させる上で重要な
繊維であり、通常、細いほどその効果が大きい。すなわ
ち、繊維の表面積が大きく、空隙率が多く、例えば醤油
のもろみ濾過工程において、より多くのもろみ粒子を捕
獲濾過を満足させるには、単繊維繊度が細いほど好まし
く、より好ましくは0.033dTex以上、0.78
dTex以下の範囲のものが良い。単繊維繊度が0.0
11dTex未満の場合には、濾過性能面では満足され
るものであるが繰り返し使用において、単繊維どおしで
擦過が起こり、かつ、もろみの耐圧力に耐えられず、単
糸切れなどに起因する毛羽の発生で食品に混入する傾向
がある。また、単繊維繊度が1.1dTexを超える場
合には、微細なもろみ粒子を捕獲することが困難にな
る。
【0016】次に、通常の合成繊維マルチフィラメント
糸は、1.1dTexよりも大きく、11dTex以下
の範囲のものが良く、好ましくは2.2dTex以上、
9dTex以下の範囲のものが良い。1.1dTexを
下回る場合には、繰り返し使用において、強力が不足
し、かつ、極細繊維層のみ様の布帛になり、布帛面どお
しが密着し、取り扱い面において、作業性が悪くなり、
濾液の通過性も悪くなる傾向を示す。11dTexを上
回る場合には布帛が粗硬になり、取り扱い面で問題であ
る。
【0017】一般に例えば、醤油の濾過は、もろみを風
呂敷様に包み込み、多層に重ねあわせて濾過される。こ
の際通常の合成繊維マルチフィラメント層は、極細繊維
層との間にあって、濾液の通過性を促す重要な働きをす
るものである。いわゆるスペーサー効果である。極細繊
維層のみで多層に積層濾過した場合には該繊維層どおし
の間隙が緻密になり過ぎるため、濾液が逃げ場を失い、
横方向に逃げようとするため、包み込んだ布帛が次第に
広がりはじめ、ついには完全に開放状態になる。いわゆ
る破裂現象であり、結果として、十分な濾過ができない
ことになる。
【0018】従って、極細繊維からなる布帛と通常の繊
維からなる布帛を交互に織り込んだ一体構造の布帛また
は/各々積層体とすることによって、目的を達成できる
ことを見出した。積層数は、2層以上、6層以下が好ま
しく、さらに好ましくは、2層以上、5層以下である。
2層を下回る、1層では極細繊維からなる布帛単独また
は通常の繊維からなる布帛単独で用いた場合には、前者
においては、濾過性能は優れているものの、繰り返し使
用において、面どおしが密着して作業性が悪い、また、
前述したように積層間で濾液の通過性が悪いため、破裂
現象が起こる。後者の場合は、繰り返し使用面では問題
ないが、濾過性能が不足する傾向にある。
【0019】一体構造または/積層体の方法は通常の編
織機で容易に得られ、積層順序は目的と用途によって選
べば良く、特に限定されないが、好ましくは通常繊維か
らなる布帛をサンドイッチにし、両面に極細繊維配した
布帛の3層構造または、極細繊維をサンドイッチにし、
両面に通常繊維からなる布帛の3層構造などが好適であ
る。構造は一体構造または/積層体のいずれでも良い
が、取り扱い・利便性の面で一体構造の方が良い。
【0020】また、本発明では、極細化可能繊維は生糸
(なまいと)でも良く、仮ヨリ加工等により捲縮を付与
しても良いが、好ましくは生糸と捲縮糸の複合糸とする
方が、1本1本の単繊維配列が乱れ、繊維の表面積が大
きくなり、しかも空隙率も大きくなることから、例え
ば、醤油のもろみ濾過においてもろみ微粒子を的確に捕
獲す作用が増大することになり、濾過性が向上し好まし
い。
【0021】一方、通常の太さの繊維もまた、生糸でも
捲縮糸でも良いが、もろみ液のタテ方向への通過性や、
取り扱い性を高めるには嵩高になる捲縮糸を用いるほう
が好適である。
【0022】極細繊維への捲縮は、脱海処理または分割
処理する前の極細化可能な原糸に仮ヨリ加工等の捲縮加
工を施すことによって付与することができ、通常250
0回転/m以上、4000回転/m以下の仮ヨリをかけ
好ましくは180℃以上、200℃以下の温度処理する
ことによって行なわれる。また、捲縮による伸張率(捲
縮率)は好ましくは15%以上、40%以下のものが用
いられ、その際の捲縮糸のトータル繊度は44dTex
以上、275dTex以下の範囲のものが好ましく用い
られる。
【0023】一方、通常繊維への捲縮付与についても、
上記の極細化可能な繊維と同様の方法で捲縮付与され、
トータル繊度もまた同様のものを用いることができる。
【0024】本発明の他の構成繊維である極細繊維から
なる生糸は、単繊維繊度が1.1dTex以下であり、
さらに好ましくは捲縮を有する極細繊維からなる捲縮糸
と同等またはそれ以上の単繊維繊度である。ここにおい
て、生糸とは、前記の捲縮糸(加工糸)に対する言葉と
して用いられ、捲縮等を実質的に有さないストレートな
糸のことを言う。この生糸は、例えば醤油のもろみ濾過
素材として作用するとともに合成繊維マルチフィラメン
ト複合糸の内層部を構成し、繊維間空隙率形成の拡大
(空隙の数、大きさの増大や拡大効果)に寄与し、これ
は例えば醤油のもろみ濾過においてもろみ微粒子の捕獲
に寄与する。この生糸のトータル繊度は44dTex以
上、220dTex以下のものが好ましく用いられる。
【0025】また、これら捲縮糸と生糸は、引き揃えて
使用してもよく、または交絡させて使用してもよい。
【0026】本発明の食品濾過用布帛を構成する織編物
は、上記極細繊維からなる生糸と、極細繊維からなる捲
縮糸とが複合一体化した合成繊維マルチフィラメント複
合糸で構成されている。このように本発明では少なくと
も2種の繊維糸が複合されているため、それぞれに糸長
差をもたせることによりその濾過性能を高めることがで
きる。
【0027】例えば、本発明の極細繊維からなる生糸と
極細繊維からなる捲縮糸との糸長差は、好ましくは3〜
25%であり、より好ましくは8〜20%の範囲であ
る。両糸の糸長差が5%未満の場合には繊維間の空隙が
不足し、結果として濾過性能が不足する。25%を超え
る場合には空隙は多くなるが、表面に極細繊維が過剰に
突出するため、繰り返し使用において、極細繊維どおし
が絡み合い、単糸切れが発生するなどの傾向がある。
【0028】本発明の織編物は捲縮糸が主に表層部を形
成し、生糸が内層部を形成するものであるが、各糸は交
絡またはウォータエジェットパンチ加工などにより絡合
した状態を呈していることが好ましく、その結果、両糸
の膨らみ差により空隙が発生し、例えば、醤油のもろみ
微粒子の捕獲効果が一層高くなる。
【0029】本発明の合成繊維マルチフィラメント複合
糸は、上記のように異なる極細繊維からなるため、織編
物の状態においては、それぞれの糸長差により、捲縮さ
れた極細糸は表面に選択的に露出し、空隙を増加させ
る。それ故、例えば醤油のもろみ濾過性向上に効果的に
作用する。また生糸の方は捲縮糸の内層部側に位置し、
捲縮糸を表面に浮き出させる効果として布帛の空隙を多
くし、例えば、醤油のもろみの濾過において、表面の捲
縮糸から漏れ出た微粒子を生糸部で再捕獲する濾過に効
果的に作用する。
【0030】本発明において、合成繊維マルチフィラメ
ント複合糸に占める極細繊維からなる捲縮糸の割合は、
40〜80%が好ましい。40%未満では織編物の表面
がプレーンになり、例えば醤油のもろみ粒子の捕獲を内
部に包み込む作用が欠落し、また80%を超えると形態
安定性に欠ける傾向を示す。本発明では、50%近辺が
より好ましい。合成繊維マルチフィラメント複合糸のト
ータル繊度は、80〜400デニールのものが好ましく
用いられる。また、合成繊維マルチフィラメント複合糸
は、一つの口金から製糸される合成繊維マルチフィラメ
ントまたは引き揃え、撚糸などの方法で得られるもので
も何ら差し支えない。
【0031】本発明の極細繊維からなる編織物は、基本
的にかかる合成繊維マルチフィラメント複合糸を経緯等
に用いて製編織されているが、本発明の効果が損なわれ
ない範囲で、さらに他の繊維、糸条等を併用することが
できる。具体的には、本発明の合成繊維マルチフィラメ
ント複合糸を構成する合成繊維マルチフィラメントは、
ポリエステル系繊維または/ポリアミド系繊維などを用
いることができる。
【0032】本発明の極細繊維を構成する布帛の組織と
しては、平織り、綾織り、朱子織りあるいはトリコツ
ト、丸編みなどいずれでもよいが、寸法安定性の良い編
織物が好適であり、極細繊維糸使いの編織物特有の地薄
さをなくして嵩高とし、かつ例えば醤油のもろみ濾過性
能を良好ならしめるためには、二重織、綾織、繻子織ま
たは丸編み品が特に好ましい。
【0033】一方、通常の太さの繊維からなる布帛は、
例えば醤油のもろみ濾過において、極細繊維からなる布
帛の間にあって、醤油のタテ方向への通過性を高める働
きをすることから、平織り、平二重織、蜂巣織り、綾
織、繻子織または丸編みなどが挙げられるが平織りまた
は蜂巣織りなど、ざっくりした組織が好適である。
【0034】本発明にかかる極細繊維からなる布帛の目
付は、特に限定されるものではないが、好ましくは10
0g/m2 以上、300g/m2 以下であり、より好ま
しくは150g/m2 以上、250g/m2 以下であ
る。目付が100g/m2 以下では嵩高性に欠け、濾過
性も悪くなり、また目付が、300g/m2 以上では嵩
高になりすぎ、作業性が悪くなる傾向がある。
【0035】一方、通常の太さからなる布帛の目付もま
た、同様である。
【0036】本発明の食品濾過用布帛は、超純水による
透水量が1ml/cm2 /sec以上、10ml/cm
2 /sec以下で、かつ、JIS K 0102法のラ
ジオライト#100を使用したときの阻止率が50〜9
5%である。より好ましくは、透水量が3以上、8ml
/cm2 /sec以下で、JIS K 0102法のラ
ジオライト#100を使用したときの阻止率が55〜9
5%である。
【0037】透水量が1ml/cm2 /secを下回
り、かつ、阻止率が95%を上回ることになり、結果と
して、例えば醤油のもろみ濾過において、もろみカスが
布帛上に多く残り、十分な濾過ができなくなる。また、
透水量が10ml/cm2 /secを上回り、かつ、阻
止率が50%を下回ることになり、例えば醤油のもろみ
微粒子の多くが布帛を通過することになり、結果とし
て、十分な濾過ができないことになる。従って、該範囲
の透水量と阻止率のものを採用したことによって、例え
ば、醤油のもろみ濾過において、従来の珪藻土濾過なみ
の濾過性能を有する食品用濾過を達成することができた
のである。
【0038】さらに、該透水量および阻止率を得るため
には、織り密度も大きな要素を占めるが、上記、透水
量、阻止率の範囲に入る極細繊維からなる布帛であれば
良く、特には限定されない。
【0039】次に、本発明の食品濾過用布帛の製造方法
について説明する。
【0040】まず、極細繊維製造用として、海島型穣合
繊維、剥離分割型複合繊維、特殊ブレンド型複合繊維等
の極細化可能な複合繊維からなる繊維糸を用意する。そ
して一つは生糸のまま、他の一つはこれを仮ヨリ加工等
により捲縮をかけ、両者を引きそろえ、必要に応じて糸
長差を付与して、複合糸形態の織物用合成繊維マルチフ
ィラメント複合原糸とする。上記両糸の複合手段として
は、引き揃え、撚糸、および交絡などが挙げられるが、
空気等による流体交絡処理が特に好ましい。
【0041】次に、この合成繊維マルチフィラメント複
合原糸を用いて製織し、得られた織物生機に、極細化処
理を施して極細繊維からなる編織物とする。極細化処理
としては、化学的剥離、物理的剥離、一成分の溶解除去
等の手段がある。例えば、海島型複合繊維を用いた場合
には、海島型複合繊維の海成分を溶解する溶媒で処理す
ることにより極細繊維化することができる。
【0042】次いで、本発明では、必要に応じ好ましく
は極細化処理された織物は高圧水流の噴射に供され、織
物の表面あるいは内部において繊維どおしの一部または
全部に交絡が与えられる。これにより本発明の食品用濾
過布帛は、より高密度になりさらに高い濾過性能が得ら
れる。
【0043】このように、本発明をより効果的ならしめ
るために、脱海や染色工程等による極細化処理を行なっ
た織物表面に、ウォータージェットパンチ加工を行なう
ことが好ましい。具体的には、濾過して浄化された水
を、小孔から織物の表面に圧力噴射させる。
【0044】水圧は、好ましくは、2.94MPa以
上、11.77MPa以下、さらに好ましくは4.9M
Pa以上、10.8MPa以下、最も好ましくは7.8
MPa以上、9.8MPa以下である。
【0045】2.94MPa未満の場合には、加工の効
果は低く、繊維どおしの絡みが不十分であり、また1
1.77Pa以上であると繊維が切断され毛羽の発生原
因になることがある。また、ウオータージェットパンチ
加工は織物を収縮させるため、嵩高性が付与され、極細
繊維の空隙が増大することにより、例えば醤油のもろみ
濾過性能も向上する。
【0046】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明
する。なお評価方法は次に従った。 (1)透水率の測定方法:透水率の測定は、濾過面積が
9.6cm2 の穴に濾過布を、密着させ、水高が500
mm(500ml)を常時、保つように超純水(恵美須
薬品化工株式会社の精製水)を数秒間流し続け、濾過布
から抜ける水量を次式に、よって、求めた。
【0047】透水量(ml/cm2 ・秒)=W/(9.
6×T) W:濾過布を通過した水の量(ml) T:通過に要した時間(sec) (2)阻止率:阻止率は、JIS K 0102に準じ
て行った。すなわち、ラジオライト#100を超純水に
溶かした液500mlを濾紙で吸引濾過し、乾燥した物
を標準濾過液の濾紙重量とした。一方、濾過布による濾
過については、該液を500ml以上を濾過布で吸引濾
過して得られた液を、さらに500ml採取し、濾紙で
吸引濾過し、乾燥した物を濾紙重量とし、次式によっ
て、求めた。
【0048】 阻止率(%)={1−(B−A)/(b−a)}×100 A:濾過液を透過する前の濾紙重量(g) B:濾過液の残留物質を含んだ濾紙重量(g) a:標準液の透過する前の濾紙重量(g) b:標準液の残留物を含んだ濾紙重量(g) (3)濾過性能評価:濾過評価は、醤油のもろみを食品
用濾過布で濾過し、得られた醤油をCoulter製の
MULTISIZER測定器で測定し、粒子の平均分布
で表した。 (4)濁度測定法:濁度測定は、積分球式濁度計(三菱
化学(株)SEP−PT−706D型)で測定した。 (5)毛羽落ち:肉眼観察により判定した。 (6)重ね濾過性:醤油のもろみを風呂敷様に包み込
み、10段重ねて液の通過状態を肉眼で判定した。
【0049】○:タテ方向への濾液の通過性良好。
【0050】△:タテ方向への濾液の通過性が不十分。
【0051】×:縦方向への濾液が不十分で破裂した。 (7)糸長差測定法:糸長差測定は、生糸と捲縮糸から
なる合成繊維マルチフィラメント複合繊維を1.5m採
取した後、1mの所にマーキングを行い、生糸部分と捲
縮糸部分とに分繊する。分繊した繊維の各々の下端に定
荷重(0.09807cN/1.1dTex)を掛け、
各々の糸長をマーキング部分で測定し、下式で求めた。
【0052】 糸長差(%)={(La−Lb)/Lb}×100 La:捲縮糸の定荷重下での長さ(m) Lb:生糸の定荷重下での長さ(m) 実施例1 極細繊維からなる布帛面は、海島型複合繊維として、ト
ータル繊度120dTex、18フィラメント(70島
/フィラメント)の海島型ポリエステルで、島成分がポ
リエチレンテレフタレートで、海成分がポリエステルの
酸成分としてテレフタル酸95.0モル%と5−ナトリ
ウムスルホイソフタル酸5モル%の共重合体からなるア
ルカリ熱水可溶型ポリエステルからなる繊維(海島の比
率(面積)は20/80)を用いた。この海島型繊維を
仮ヨリ加工(仮ヨリ数:3000T/m、温度:180
℃)により捲縮させ、同じくトータル繊度120dTe
x、18フィラメントの上記と同じ組成の海島型複合繊
維の生糸とを糸長差26%で供給して引き揃え、流体交
絡処理(オーバーフイード率:1%、空気圧0.34M
Pa)により合成繊維マルチフィラメント複合原糸を得
た。
【0053】この複合原糸をタテ糸/ヨコ糸にそれぞれ
使用し、2/2の綾織りの組織とし、もう一方の面に
は、3.3dTexのポリエステルマルチフィラメント
の平織り組織となるように通常の2重織り織機を用いて
一体構造の織物(生機)を作った。
【0054】この生機を130℃×30分マレイン酸処
理することにより海成分を脆化させた後、80℃で45
分間水酸化ナトリウム液で処理することにより、海成分
を完全に除去し、単繊維繊度が0.06〜0.07dT
exの極細繊維からなる織物を作製した。次に、極細面
に、9.8MPaの水圧でウォータージェットパンチ加
工し、得られた織物の目付は270g/m2 であった。
【0055】この布帛の透水量は2.3ml/cm2
sec、阻止率は83.53%であり、醤油のもろみを
濾過した結果、濾過した醤油の残った粒子の平均粒径
は、4.29μmであり、濁度は21ppmと好結果を
示し、かつ、重ね濾過において、濾液はタテ方向にもス
ムースに流れ、さらに繰り返し使用において、取り扱い
が良好であった。
【0056】結果を表1に示した。 実施例2 極細繊維からなる布帛面はポリエステルとポリアミドの
混在割合が50:50であり、海成分除去後の単繊維繊
度が0.07dTexである150dTex、20フィ
ラメントの海島型複合繊維を用い、生糸と加工糸の糸長
差7%で供給して引き揃える以外は、実施例1と同様の
方法で複合糸を得た。得られた複合糸のトータル繊度が
300dTexの複合原糸を用いて平二重織物組織と
し、もう一方の面には2.2dTexからなるポリアミ
ド繊維が平織り組織となるように(生機)を作製した。
【0057】この織物生機を98℃で45分間水酸化ナ
トリウム液で処理することにより、海成分を完全に除去
し、単繊維繊度が0.07〜0.08dTexの極細繊
維からなる織物を作製した。次いで実施例1と同様の方
法で極細繊維面にウオータージェットパンチ加工を行っ
た。得られた織物の目付は290g/m2 であった。
【0058】この布帛の透水量は3.51ml/cm2
・sec、阻止率は82.31%であり、醤油のもろみ
を濾過した結果、濾過した醤油の残った粒子の平均粒径
は、5.03μmであり、濁度は53ppmと好結果を
示した。かつ、重ね濾過において、濾液はタテ方向にも
スムースに流れ、さらに繰り返し使用において、取り扱
いが良好であった。結果を表1に示した。 比較例1 綿100%の濾過布(織組織:平織り)を使用した。単
繊維繊度はdTexで表すと、タテ1.60dTex、
ヨコ1.53dTexであった。目付は210g/m2
であった。
【0059】この布帛の透水量は11.42ml/cm
2 ・sec、阻止率は622%であり、醤油のもろみを
濾過した結果、濾過した醤油の残った粒子の平均粒径
は、8.8μmと大きく、濁度は183ppmと十分な
濾過ができなかった。結果を表1に示した。
【0060】また、該濾過布は、濾過布の発塵により、
食品に混入する傾向にあった。 比較例2 海島型複合繊維として、トータル繊度120dTex、
18フィラメント(70島/フィラメント)の海島型ポ
リエステルで、島成分がポリエチレンテレフタレート
で、海成分がポリエステルの酸成分としてテレフタル酸
95モル%と5−ナトリウムスルホイソフタル酸の5モ
ル%共重合体からなるアルカリ熱水可溶型ポリエステル
からなる繊維(海島の比率は20/80)を用いた。
【0061】この海島型繊維を捲縮させず生糸のままで
2本引き揃え、これを原糸としてタテ糸とヨコ糸にそれぞ
れ使用し、2/2の綾織りの織物(生機)を作った。この
生機を実施例1と同様に加工して単繊維繊度0.06〜
0.07dTexの極細繊維からなる織物を作製した。
得られた織物の目付は185g/m2 であった。
【0062】この布帛は、毛羽立ちがなく、醤油のもろ
み濾過において、布帛の透水量は6.1ml/cm2
sec、阻止率は33.14%であり、濾過した醤油の
残った粒子の平均粒径は、7.8μmと大きく、濁度は
165ppmと十分な濾過ができなかった。結果を表1
に示した。 比較例3 極細繊維の代わりに、トータル繊度100dTex、4
8フィラメント、単繊維繊度2.1dTexの普通ポリ
エステル繊維を用いた。この普通ポリエステル繊維のフ
ィラメント糸を仮ヨリ加工(仮ヨリ数:3000T/
m、温度:180℃)により捲縮させ、同じくトータル
繊度100dTex、48フィラメント、単繊維繊度
2.1dTexの普通ポリエステルフィラメント糸の生
糸と引き揃え、流体交絡処理(オーバーフィード率:1
%、空気圧0.34MPa)し複合糸を得たこの複合糸
をタテ糸とヨコ糸にそれぞれ使用し、2/2の綾織りの
織物(生機を作った。
【0063】この生機を通常のリラックス精練加工を行
なった。完成した織物の目付は225g/m2 であっ
た。この布帛の透水量は13.39ml/cm2 ・se
c、阻止率は3.9%であり、醤油のもろみを濾過した
結果、濾過した醤油の残った粒子の平均粒径は、9.0
9μmであり、濁度は207ppmと不十分であった。
かつ、重ね濾過において、濾液はタテ方向に流れず、ヨ
コ方向に流れようとするため、布帛が広がり、いわゆる
パンク現象が発生し、さらに繰り返し使用において、面
と面が密着して取り扱いが不良であった。結果を表1に
示す。
【0064】一方、実施例1、2の濾過布を使って、ワ
インおよび酒の濾過を行ったところ、ぶどうカスまたは
酒粕が十分に濾過布に残っており、得られたワインまた
は酒は旨味のあるものであった。
【0065】さらに、豆腐濾しにおいては、絹濾しに代
表されるがごとく、きめ細かな旨味のある豆腐を得るこ
とができた。
【0066】また、比較例3〜5の濾過布で濾過したと
ころ、いずれの濾過布においても、濾過性能が不足し、
旨味において、若干不足するものであった。
【0067】
【表1】
【0068】
【発明の効果】本発明の食品濾過用布帛は、以上のよう
な構成をすることにより、毛羽立ちによる食品への混入
がなく、優れた濾過性能を示す。すなわち本発明の食品
濾過用布帛は、例えば、醤油のもろみ濾過において、も
ろみの微細粒子が多量の空隙で捕獲され従来にない優れ
た濾過性能を示し、かつ、重ね濾過において液通りが良
く、繰り返し使用においても扱い易いものであった。
【0069】また、例えば、ワイン類、酒類等の濾過工
程において旨味のあるものが得られ、また、豆腐類など
についても絹濾しに代表される極めの細かい旨味のある
豆腐などを得ることができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 39/16 B01D 39/16 E 4L002 Z 4L032 B32B 5/26 B32B 5/26 4L048 C12G 1/00 C12G 1/00 3/02 119 3/02 119T D04B 1/00 D04B 1/00 B 21/14 21/14 Z D06M 17/00 D06M 17/00 L (72)発明者 安藤 秀喜 新潟県小千谷市東栄3丁目7番4号 山崎 醸造株式会社内 (72)発明者 渡辺 敦夫 新潟県新潟市五十嵐2の町8050 新潟大学 大学院内 Fターム(参考) 4B015 KP01 KP03 4B020 LB02 LC01 LP12 LQ05 4B039 LB01 LC10 LR01 4D019 AA03 BA13 BB02 BD01 BD02 DA03 DA05 DA08 4F100 AK01A AK01B AK01C AK41A AK41B AK41C AK42 AK46A AK46B AK46C BA03 BA06 BA10A BA10C BA25 DG11A DG11B DG11C GB56 YY00A YY00B YY00C 4L002 AA06 AA07 AB02 AB04 AB05 BB01 CB01 DA00 EA00 FA06 4L032 AA06 AB02 AB03 AC03 AC06 BD05 DA00 EA00 4L048 AA20 AA24 AA29 AA35 AB21 BA09 CA00 DA40 EB00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成繊維マルチフィラメント糸の単繊維繊
    度が0.011dTex以上、1.1dTex以下の極
    細繊維からなる少なくとも1層以上の布帛と、通常の太
    さの合成繊維マルチフィラメント糸の単繊維繊度が1.
    1dTex以上、11dTex以下の少なくとも、もう
    1層以上の布帛が、一体構造または/積層体で構成され
    た編織物からなることを特徴とする食品濾過用布帛。
  2. 【請求項2】前記織編物を構成する極細繊維からなる布
    帛と通常の太さの繊維からなる布帛が2層以上、6層以
    下からなることを特徴とする請求項1記載の食品濾過用
    布帛。
  3. 【請求項3】前記合成繊維マルチフィラメント繊維がポ
    リエステル系または/ポリアミド系繊維からなることを
    特徴とする請求項1または2いずれかに記載の食品濾過
    用布帛。
  4. 【請求項4】前記食品濾過が、醤油、酒、アルコール類
    または豆腐などの濾過工程で使用されるものであること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の食品濾過
    用布帛。
  5. 【請求項5】少なくとも1層が極細化可能なマルチフィ
    ラメントの合成繊維からなる布帛と少なくとも1層が通
    常のマルチフィラメントの合成繊維からなる布帛とが一
    体構造または/積層体を有する布帛に、極細化処理を施
    して極細化可能な布帛を極細化させることを特徴とする
    食品濾過用布帛の製造方法。
  6. 【請求項6】前記織編物の極細繊維面に高圧水流を噴射
    して極細繊維面の表面または内部の繊維同士の一部また
    は全部を交絡させることを特徴とする請求項5記載の食
    品濾過用布帛の製造方法。
  7. 【請求項7】前記織編物生機に、極細化可能な合成繊維
    マルチフィラメント糸と通常の合成繊維マルチフィラメ
    ント糸で製編織または/積層することを特徴とする請求
    項5または6記載の食品濾過用布帛の製造方法。
  8. 【請求項8】前記高圧水流が、多数の小孔から噴射され
    る2.9MPa以上、11.8MPa以下の高圧水流で
    あることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の
    食品濾過用布帛の製造方法。
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