JPH11170413A - 不織布複合低密度織物 - Google Patents

不織布複合低密度織物

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JPH11170413A
JPH11170413A JP9341440A JP34144097A JPH11170413A JP H11170413 A JPH11170413 A JP H11170413A JP 9341440 A JP9341440 A JP 9341440A JP 34144097 A JP34144097 A JP 34144097A JP H11170413 A JPH11170413 A JP H11170413A
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JP
Japan
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fabric
density
woven fabric
fibers
nonwoven fabric
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JP9341440A
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English (en)
Inventor
俊宏 ▲高▼田
Toshihiro Takada
Kazunari Nishiyama
和成 西山
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低密度織物強度と形態安定性、柔らかい風合
いをもち、取り扱いやすく優れた吸液性を併せ有する芯
地やガーゼ等低密度織物及びその簡素な製法の提供。 【解決手段】 目の粗い織物が不織布と交絡することに
より形態が安定化されており、特定の範囲の織物と不織
布を用いて、これらを実質的に積層、交絡されて一体化
した構造からなる不織布複合低密度織物である。その構
成は、織物はマルチファイバーから構成されたヤーンか
ら成り、一枚の織物を構成するヤーンの繊度(デニー
ル)と織り密度(本/インチ)の積が経緯それぞれ10
00〜6000の範囲で、かつその積の和が10000
以下の範囲、不織布は繊維数が1インチ四方当たり10
00〜7000本の範囲のものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は密度の低い織物に関
するものである。さらに詳しくは、衣料用に主に用いら
れる芯地、医療用に主に用いられるガーゼ、産業資材や
家庭用に主に用いられるテープの裏打ちなどに使用され
る基布など、空隙の多い形態で通常用いられる経緯密度
の低い織物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】芯地やガーゼ、テープ裏などに主に用い
られている密度の非常に低い織物は、それぞれの用途に
応じた必要機能を有した構成がなされているが、その共
通した問題は、形態保持性や寸法安定性が悪く取り扱い
性が悪いことにある。特に、生産性や経済性の面から平
織り物が通常良く用いられているため、その織物を構成
する経緯糸の位置を相互に固定する作用が小さく、形態
安定性が低い、謂ゆる目寄れや形態異常が起きやすいも
のであった。
【0003】特にフィラメントヤーンからなる低密度織
物は、位置を相互に固定する作用が更に小さく、一層形
態異常や目寄れが起きやすく、その製造工程や後加工工
程での取り扱いに注意を要するものであり、また、製品
に対する性能や品質の変動をきたしやすいものであっ
た。特に医療用途に主に用いられるガーゼは、経緯糸の
密度が極端に小さく、例えば医療用のガーゼ(局方ガー
ゼなど)では1インチ四方当たり30〜100本程度の
ものが通常用いられている。この織物は通常、綿の紡績
糸を用いた平織物であり、織物表面を軽く触る程度でも
目寄れが発生したり、対角線上に少し引っ張られるだけ
で変形する程に形態保持性の低い、目の粗い織物であ
る。したがって、これらの織物は切断されたときその端
面からヤーンが抜け落ちやすいという問題も同時に有し
ている。この懸念を低減するために緯糸が連続して折り
返されている構造の織物が用いられる場合もあり、その
ためにわざわざ幅の狭い有杼織機が用いられる場合もあ
る。更に、経方向は、折り畳んで用いたり、切断面近傍
の緯糸を数ミリ抜いたものが使われたりしており、生産
性が極端に低く、作業工程も煩雑なものであった。ま
た、合成繊維からなる織物や合成繊維が複合、混合され
たヤーンを用いた織物では、部分的に熱溶着させて形態
安定性を上げることが通常に行われているが、これによ
って目寄れや端面の繊維の脱落は防ぐことができるもの
の、風合いや吸液性などは損なわれることが多いもので
あった。また、熱可塑性のない繊維素材からなる織物に
は適用できないものであった。
【0004】これらの問題を改良する目的で、不織布を
用いることも例えば実開平4−104824号公報、特
開平7−102459号公報等に提案されているが、強
度が低く使用する器具による破れなどが懸念されるもの
であった。また、短繊維不織布を用いた場合には、更に
単繊維の脱落をも懸念されるものであった。これらを防
止するために強固に繊維同士を交絡させたり、合成繊維
を混合して、部分的に熱溶着させたりすることも提案さ
れていた。しかし、これらの方法は製造上の手間は省け
るが風合いが硬くなってしまい使用しにくく扱いづらい
ものであった。一方、合成繊維からなる不織布はそれら
の問題は少ないものの、吸液性が低い上に天産ポリマー
でないことから医療分野の使用者には安全上の不安を与
えるという問題もあった。
【0005】また、芯地やテープ用基布などでは織物を
構成する糸の一部を倦縮加工糸や極細糸に置き換えて、
経緯糸の本数を多くして織り上げることなども行われて
いる。しかしこれは目寄れや形態安定性は改善される方
向ではあるが、高価な加工糸を多用することになり経済
的には好ましくないものであった。織物だけを積層した
ものは強度が大きいものが容易に得られるが、その強度
は過大なものであり、吸液性能や形態保持性は不十分な
ものであった。織物の設計を変えてこれらの問題を改善
しようとすると製造費用が過大にかかる懸念がある。
【0006】織物や編み物と不織布またはウェブとを交
絡させたものとして、例えば特開昭53−78373号
公報、特開昭54−101981号公報では、合成皮革
様シート状物の補強や高密度のパイルを固定させるため
に織物や編み物等を用いたものが提案されている。特公
平1−43056号公報では、起毛織物様のシートを簡
便に製造するためにウェブに襞をよせながら100kg
/cm2 以上の高圧柱状水流を用いて織物、編み物等と
ウェブ状繊維層とを交絡させて固定する方法が提案され
ている。また、特開平8−158233号公報では、テ
ープ等から構成された網状の補強支持層(謂ゆるワリフ
など)を複合させて機械的強度を上げたものが提案され
ている。これらの開示された技術は単に不織布またはウ
ェブからなるシート状物の補強やパイルの固定を主目的
とするものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の低密度織物の欠点を改良し、充分な強度と形態安
定性、柔らかい風合いをもち、取り扱いやすく優れた吸
液性を併せて有する低密度織物を提供することを目的と
する。さらに、織物を構成する繊維の脱落しにくするこ
とにより、幅の広い織機や無杼織機が使用できるように
すると共に、後工程の手間を少なくすることで製造工程
を大幅に簡素化して経済的にも向上した不織布複合低密
度織物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、目の粗
い織物が不織布と交絡することにより形態が安定化され
ており、前記織物はマルチファイバーから構成されたヤ
ーンから成り、一枚の織物を構成するヤーンの繊度(デ
ニール)と織り密度(本/インチ)の積が経緯それぞれ
1000〜6000の範囲で、かつその積の和が100
00以下の範囲であり、前記不織布は繊維数が1インチ
四方当たり1000〜7000本の範囲であり、これら
が実質的に積層され、不織布を構成する繊維と織物を構
成する繊維および/または不織布を構成する繊維同士と
が実質上交絡されて一体化した構造からなる不織布複合
低密度織物よって達成される。
【0009】また、織物の経糸及び緯糸がそれぞれ10
〜60本/インチの範囲であるものは、その交絡度合い
と形態安定性が共により向上したものが得られるので、
より好ましい不織布複合低密度織物である。織物の空隙
率が20〜90%の範囲である低密度織物からなるもの
は、その交絡の条件が容易に選択できると共に、形態安
定性が大きく向上し、元の織物に対しては格段に目寄れ
の発生が起きにくくなるので、一層好ましい不織布複合
低密度織物である。
【0010】また、不織布からなるシートが、0.5イ
ンチ以上の長さの繊維数が1インチ四方当たり1000
〜7000本の範囲である短繊維不織布からなるもの
は、織物を構成する端糸の解れの懸念が小さくなると共
に、より綺麗な交絡シートが容易に得られやすいので、
より好ましい不織布複合低密度織物である。不織布から
なるシートが、1インチ四方内の繊維長が1.05イン
チ以上の繊維が1インチ四方当たり1000〜7000
本の範囲である長繊維不織布からなるものは、穏和な条
件でも綺麗な交絡状態が得られるとともに、脱落繊維の
心配も極めて小さく、より好ましい不織布複合低密度織
物である。
【0011】また、構成する繊維が実質的にセルロース
からなるものは、その吸液性や風合いが好ましいもので
ある上に、耐溶剤性や耐熱性も高く、また、廃棄の容易
性なども高いので使用上の不安も少なく、好ましい不織
布複合低密度織物である。さらに、医療用ガーゼに用い
られるものでは、従来からよく用いられている織物だけ
からなるものよりも形態安定性が格段に向上しておりか
つ被覆性や吸液性にも優れている。また不織布だけから
なるものより強度や寸法安定性が優れており、使用上の
安全性も増すので好ましい不織布複合低密度織物であ
る。
【0012】繊維同士の交絡が高圧水流によって行わ
れ、一体化されているものは、ヤーンの毛羽立ちや単繊
維の損傷も少なく、脱落繊維や不純物の少ないものが容
易に得られるのでより好ましい不織布複合低密度織物で
ある。本発明にいう「マルチファイバー」とは、多数の
単糸からなるものを言い、その単糸は短繊維、長繊維ま
たはそれらの混合されたものであってもよい。1本のモ
ノフィラメントヤーンからなるものは含まないものであ
る。
【0013】本発明にいう「ヤーンの繊度(デニール)
と織り密度(本/インチ)の積」とは、織物を構成して
いる経糸の繊度と経糸密度の積、および織物を構成して
いる緯糸の繊度と緯糸密度の積を言い、「その積の和」
とは該織物を構成している経糸の繊度と経糸密度の積
と、緯糸の繊度と緯糸密度の積を足したものを言い、織
物の見かけの粗密をよく表す指標である。
【0014】本発明にいう「織物の空隙率」とは、表面
を観察した際に、その織物を構成する経緯糸が無い部分
が単位面積に占める割合である。簡便には、該織物を構
成する経緯糸の幅の平均値と織り密度を測定して単位面
積当たりの空隙の面積を計算して求めてもよい。本発明
にいう「実質的に積層」とは、シートのすべての部分に
わたって積層されているものだけでなく、織物を構成す
る繊維が存在しない部分(例えば平織りの場合には経糸
と緯糸の隙間の部分)は該シートの不織布を構成する繊
維のみから成っている構造のものを含むものである。
【0015】本発明にいう「実質上交絡」とは、織物を
構成する経緯糸および経緯糸の交叉点のすべての場所で
不織布を構成する繊維と交絡をしている必要はなく、部
分的には交絡していない地点が存在しているものも含む
ものである。また、それぞれを構成している繊維のすべ
てが交絡しているものだけではなく、その一部の繊維が
交絡しているものを含むものである。本発明の目的を達
成するためには、構成する繊維の概ね10%以上が交絡
していればよく、より好ましくは30%以上の繊維が交
絡したものがよい。また、織物の経緯糸の交叉点では5
%以上が交絡していればよい。
【0016】本発明にいう「実質的にセルロースからな
る」とは、厳密にセルロースのみからなるものに限定さ
れるものではなく、通常の繊維製造工程で用いられる添
加剤や油剤など、織編工程等で用いられる糊材や染料、
ポリマーの分解によって生成する微量の物質などが含ま
れているものを含むものである。また、天然のセルロー
ス(綿、麻など)、再生セルロース(ビスコースレーヨ
ン、キュプラアンモニウムレーヨン、リヨセルなど)の
いずれでも良く、その製造方法の違いや形状、微細構
造、結晶構造等に制限されないものである。
【0017】本発明の不織布複合低密度織物の特徴は、
不織布を複合した密度の低い粗い織物から構成されてい
ることにある。本発明のシートは、織物を構成するヤー
ンが存在しない部分では、その不織布を構成している繊
維同士が交絡し、織物を構成するヤーンが存在する部分
では、その織物を構成する繊維と不織布を構成する繊維
との交絡、および/または不織布を構成する繊維同士の
交絡が実質上されている。これによって織物を構成する
ヤーン相互のずれ(目寄れ)が起こりにくくなり、形態
安定性を大きく向上させることができる。不織布を構成
する繊維の一部が織物を構成するヤーンあるいはその経
糸と緯糸の交叉点に入り込み、楔の機能を果たしている
ため目寄れが起きにくい傾向になる。また、繊維の融着
や接着剤を用いる必要がないので、柔軟性が高いものが
得られる傾向になる。
【0018】本発明の大きな特徴は、低密度織物の欠点
を無くすために、後から補強したりする工程が必要ない
ことである。本発明の複合シートは、そのシートを構成
する不織布と織物を交絡させることで織物を構成するヤ
ーンの脱落を防止することができる。したがって、シー
トの縁を後で処理する必要がない。また、その中央部分
も相互に交絡しているため中央部分の補強処理なども必
要がない。つまり、従来の後加工過程を無くすことがで
きるので製造工程の大幅な簡素化が達成され経済的にも
大きな効果が得られる。もちろん、使用上の区別のため
や意匠性などのために、後から別の繊維を縫いつけたり
付着させたりすることは一向にかまわない。
【0019】本発明の不織布複合低密度織物は複数の不
織布、および織物を用いてもよい。不織布で織物を両側
から挟み込んだ構造、織物の間に不織布が挟み込まれた
構造、一方が不織布、もう一方が織物である構造など、
用途に合わせて組み合わせて使われてよい。用いる不織
布は目付の小さい薄いものを選択されると、織物の特性
を損なうことが小さいので好ましい。また、目付が小さ
くその構成繊維数が小さいものは複数の不織布を複合さ
せやすく本発明の複合シートの構成の自由度が大きくな
るので特に好ましい。
【0020】本発明に用いる織物は、通常の衣料用や産
業資材用布帛の製造に用いられているものを用いられて
良いが、好ましい織物の密度はその構成されるヤーンの
繊度や織設計などによって変化する。ヤーンの繊度(デ
ニール)と織り密度(本/インチ)の積が1000〜6
000の範囲でかつその積の和が10000以下の範囲
のものが選択されると良い。密度の高い織物(ヤーンの
繊度と織り密度の積が6000を越えるものやその積の
和が10000を越えるもの)は避けられるべきであ
る。それは、織物を構成する経緯糸が密に配列している
ため、不織布を構成している繊維との交絡が急激にしに
くなり、製品での剥離が起きやすくなるためである。ま
た、交絡に必要なエネルギーが大きくなるだけでなく、
織物自身の価格も上昇するので、低い密度のものが好ま
しい。一方、密度の極端に低い織物(ヤーンの繊度と織
り密度の積が1000未満)は、その取扱が困難になる
とともに得られる複合シートの強度が十分でない傾向に
なりやすいので避けられるべきである。より好ましい織
物の密度はヤーンの繊度と織り密度の積が1200〜4
500の範囲である。また、織物の経緯本数と空隙率は
その取扱い性や用途の特性に合わせて選択されてよい
が、それぞれ10〜60本/インチ、20〜90%の範
囲に設定されると好ましい。
【0021】本発明に用いる織物の構造は、従来より種
々の衣料用布帛の製造などに用いられているものでよい
が、その生産性、強度などの面から平織り(タフタ)が
好ましい。本発明に用いる不織布は、その構成する繊維
数が1インチ四方当たり1000〜7000本の範囲の
ものを選択されるとよい。繊維数が1000本未満のも
のを用いても複合シートは得られるが、その形態安定性
を上げる効果が小さく、目寄れを防止する効果は急激に
減少する。また、7000本を越えるものを用いても複
合シートは得られる場合もあるが、織物の特性が失われ
たものになりやすいので避けられるべきである。より好
ましい不織布の構成繊維本数は1500〜5000の範
囲である。
【0022】該不織布が短繊維不織布の場合は0.5イ
ンチ以上の長さの繊維数が1000〜7000本/イン
チ四方であることが、また、該不織布が長繊維不織布の
場合は1インチ四方内の繊維長が1.05インチ以上の
繊維が1000〜7000本の範囲であることが好まし
い。これらの繊維長が長いものを用いると、その形態安
定性を上げる効果が大さく、目寄れを防止する効果が急
激に増大するので好ましい。また、複合織物の切断面か
らの織物を構成する繊維の抜け落ちが充分に防止される
ので好ましい。また、長繊維と短繊維の混合された不織
布の場合も同様であり両者の和が1インチ四方当たり1
000〜7000本の範囲である不織布が好ましい。
【0023】本発明に用いる不織布は、スパンボンド不
織布、スパンレース不織布、メルトブロー不織布など、
通常の不織布製造工程で製造されたものでよい。また、
短繊維不織布、長繊維不織布、それらの混合された不織
布のいずれであってもよいが、長繊維不織布からなるも
のがより好ましい。その理由は繊維の脱落を少なくする
ことができることと、濡れたときの強度が短繊維不織布
より高い傾向にあるからである。また、本発明の低密度
織物は、ガーゼ等の医療用に用いられる場合には、バイ
ンダーや糊材などを含まない不織布がより好ましい。
【0024】本発明に用いる織物を構成するヤーンは、
紡績糸(長さ30〜50mmの長さの短繊維を紡績して
ヤーンにしたものが通常用いられている)、フィラメン
トヤーン、それらの複合されたヤーンなどのいずれであ
ってもよい。短繊維からなるヤーンを用いる場合には製
織工程での糸切れや単繊維の脱落などが起きないように
撚糸されたものを用いてもよい。但し、過度に撚糸され
たヤーンを用いると、不織布との交絡が行われにくい傾
向になるので避けられるべきである。フィラメントヤー
ンを用いる場合は甘撚りの糸を用いて製織されると不織
布との交絡が容易になるので好ましい。無撚の糸を用い
て製織されると更に好ましい。
【0025】本発明に用いる織物および不織布を構成す
る繊維素材は、合成繊維(例えばポリエステル、ポリト
リメチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリアミ
ド、ポリアクリロニトリル、ポリパラフェニレンテレフ
タルアミドなど)、再生セルロース繊維(ビスコースレ
ーヨン、キュプラアンモニウムレーヨンなど)、半合成
繊維(アセテート繊維、蛋白繊維など)、天然繊維
(綿、絹など)のいずれでも良く、目的や用途に応じて
適宜に選択されてよい。特にガーゼ等の用途に用いられ
る場合には、吸液性や使用上の安全性などの面からセル
ロース繊維のみからなるものが好ましい。
【0026】本発明に用いる繊維素材の形状、断面形状
は特に限定されず、形状が長さ方向に均一なものや太細
のあるものでもよく、断面は丸型、L型、T型、Y型、
W型、八葉型、扁平型、ドッグボーン型等の多角形型、
多葉型、中空型や不定形なものでもよい。本発明に用い
る繊維素材の形態は特に限定されるものではなく、特に
長繊維を用いる場合は、原糸、仮撚加工糸、撚糸等の形
態でもよい。更に、本発明の目的を損なわない範囲にお
いて2種以上の繊維素材、例えば合成繊維と再生セルロ
ース繊維とが混繊交絡、交撚、複合仮撚(伸度差仮撚
等)等、複合されていてもよい。
【0027】本発明の織物に用いるヤーンの繊度は、目
的の用途や条件などに応じて適宜選択されるが、10デ
ニール〜300デニール、好ましくは20デニールから
200デニールである。ヤーンの繊度が10デニール未
満であると製織時に繊維が切断しやすく、切断部から脱
落繊維が発生しやすい。また、ヤーン材の繊度が300
デニールを越えると目付が大きくなり過ぎる傾向になる
ので好ましくない。
【0028】シートの目付はその目的に応じて適宜に設
計されて良い。一般的には30〜200g/m2 の目付
のものが使われる場合が多い。本発明に用いる単繊維の
繊度は、目的の用途や条件などに応じて適宜に選択され
てよいが、10デニール以下の繊維からなっているもの
が用いられると好ましい。単繊維の繊度が10デニール
を越える繊維のものは、交絡に必要なエネルギーを高く
する必要があると共に、硬くゴワゴワした感触のものと
なる傾向が強いので製造条件の選定は注意して行うこと
が肝要である。また、小さい繊度のものを用いると吸液
性能が高く、柔らかいものが得られる傾向であるが、一
方、引っ張り強度や摩耗強度が低下する傾向があるの
で、使用される目的、用途に応じて適正な選択をするこ
とが肝要である。通常は0.8〜5デニールの範囲のも
のを用いるとよい。繊度の異なる単繊維を混合したもの
を用いてもよい。
【0029】本発明の不織布複合低密度織物の製造方法
の一例について以下に説明する。まず、目付10〜30
g/m2 の構成繊維数が7000本/インチ四方の不織
布と目付15〜35g/m2 の低密度織物を準備する。
本発明の織物と不織布の交絡方法は特に限定されるわけ
ではないが、高圧ウォータージェットを用いる方法が好
ましい。その理由は、織物の製造過程で用いられた原糸
油剤、サイジング材などの除去もこの複合工程の中で同
時に行うことが可能であり、製造工程の短縮が図れるか
らである。
【0030】不織布と織物を積層(必要に応じて複数
枚)し、これを支持コンベアネット上に置き20〜10
0kg/cm2 の圧力の柱状水流、より好ましくは40
〜70kg/cm2 で交絡させる。必要ならばその後で
精練し、不純物等を除去し、ついで乾燥し広幅のロール
状の巻物を得る。不織布と織物の交絡をより密にするた
めに表裏から複数回交絡操作を行っても良い。また、よ
り高圧の柱状水流を用いても構わないが、これらはシー
トが硬くなる傾向になるので、用いる繊維素材や繊維の
大きさなどに合わせて、また、用途に必要な吸液性や柔
軟性を勘案して選定されるとよい。
【0031】得られたシートの目付は特に限定されるも
のではないが、30〜200g/m 2 の範囲に設計され
ると好ましい。目付が低すぎるものは、吸液性や寸法安
定性などが低くなる傾向であり好ましくない。また、目
付が高すぎるものは風合いが悪くなり取り扱いにくくな
る傾向なので好ましくない。広幅のロール状の巻物とし
て製造されたシートを、スリッター、カッター、はさみ
等を用いて所定の寸法に切断して製品を得る。これらの
工程は打ち抜き機などを用いて同時に行っても差し支え
ない。本発明の低密度織物シートは、後で補強したり整
体する作業工程を一切行わないで済むため生産の効率が
極めて良く、経済的にも優れたものである。
【0032】
【実施例】以下に本発明の実施態様の例を示すが、以下
の実施例で得られた低密度織物シートの定量評価は下記
の方法によるものである。 1)柔軟性:JIS−L−1085に記載のカンチレバ
ー法。 2)厚さ:JIS−L−1085に記載の厚さの測定方
法。
【0033】3)引張強さ及び伸度:JIS−L−10
85に記載の引張強さ及び伸度の測定方法。 4)吸液性:JIS−P−8140に記載の吸水度試験
方法。なお、表中の定性評価は下記によるものである。 1)織物所見 ○:低密度織物の形態が保持され、経緯糸の交叉、空隙
部が外見から認められると共に、経緯方向に比較して斜
め方向の可撓性が充分に残されているもの。
【0034】×:低密度織物の形態が外見からは認めら
れないと共に、その織物の特性が見られなくなってしま
ったもの。 2)剥離 ○:切断面での不織布と織物の層が目視で判定できない
程に交絡しており、2層を容易に剥離できないもの。
【0035】×:切断面での不織布と織物の層が目視で
わかり、2層を容易に剥離できるもの。 2)目寄れ ○:シートを平坦な板で1cm四方の大きさ掴んでその
部分を経方向及び緯方向に移動させた際に、いずれの方
向でも経糸及び緯糸が最初の位置からずれることがほと
んどなく、織物の目の間隔の不揃いが目視で観察されな
いもの。
【0036】△:いずれか一方に織物の目の間隔の不揃
いが目視で観察されるところがあるもの。 ×:両方向に織物の目の間隔の不揃いが目視で観察され
るもの。 3)端糸の抜け落ち ○:30cm四方に任意に切断した不織布複合織物の端
面にある経糸もしくは緯糸の一本をピンセットで掴んで
引っ張った際にいずれの方向の糸も抜け落ちのないも
の。
【0037】△:いずれか一方の方向の糸が抜け落ちる
ものがあるもの。 ×:両方向の糸に抜け落ちるものがあるもの。 〔実施例1〕約133デニールの綿からなる紡績糸で織
られた平織物(経糸20本/インチ、緯糸10本/イン
チ)1枚と、目付28g/m2 のキュプラアンモニウム
レーヨン糸からなる不織布(長繊維からなり、1インチ
四方当たりの平均長さが1.08インチ、2100本/
インチ四方)1枚を20メッシュのネット上に敷き、4
5kgf/cm2 の柱状水流で交絡させた。得られたシ
ートを30cm幅にスリットした後、シートカッターを
用いて30cm×30cmの寸法のシートとした。使用
した織物は軽く手で触る程度でも目寄れが発生する程の
形態安定性の低いものであったが、得られた不織布複合
低密度織物はその評価結果を表1及び表2に示すように
目寄れや端糸の脱落がなく、良好な織物特性を有するも
のであった。 〔実施例2〕約133デニールの綿からなる紡績糸で織
られた平織物(経糸20本/インチ、緯糸18本/イン
チ)2枚を、目付30g/m2 のビスコースレーヨン短
繊維糸からなる不織布(単繊維の長さが概ね38mm、
約2600本/インチ四方から構成)2枚の間に挟み、
これを20メッシュのネット上に敷き、55kgf/c
2 の柱状水流で交絡させた。得られたシートを30c
m幅にスリットした後、シートカッターを用いて30c
m×30cmの寸法のシートとした。この低密度織物シ
ートの評価結果は表1及び表2に示すように目寄れや端
糸の脱落がなく、また、表3に示すように吸液性能と湿
潤強度が両立した良好な物性を有するものであった。ま
た、その製造工程は簡略化され、大量に同一の規格のも
のが安定して作れるものであった。 〔実施例3〕約133デニールの綿からなる紡績糸で織
られた平織物(経糸30本/インチ、緯糸30本/イン
チ)2枚を目付28g/m2 のキュプラアンモニウムレ
ーヨン糸からなる不織布(長繊維からなり、1インチ四
方当たりの平均長さが1.08インチ、2100本/イ
ンチ四方)2枚の間に挟み、これを20メッシュのネッ
ト上に敷き、65kgf/cm2 の柱状水流で交絡させ
た。得られたシートを連続打ち抜き機を用いて全体の寸
法が30cm×30cmのシートを作成した。
【0038】このシートの評価結果は表1及び表2に示
すように目寄れや端糸の脱落がなく、また、表3に示す
ように吸液性能と湿潤強度が両立した良好な物性を有す
るものであった。また、その製造工程は大幅に簡略化さ
れ、シート製造後の工程は1段階で済むものであり、安
定して大量に同一の規格のものが作れるものであった。 〔実施例4〜6〕織物の密度を種々に変えた他は実施例
1と同様の方法で不織布複合織物を作成し、それらのシ
ートの一体化の度合いと目寄れの評価を行った。結果を
表1及び表2に示す。これらの不織布複合織物はいずれ
も剥離がなく、目寄れや端糸の抜け落ちが改善されてお
り、本発明の効果が充分得られるものであった。 〔比較例1〜5〕織物の密度を種々に変えた他は実施例
1と同様の方法で不織布複合織物を作成し、それらのシ
ートの一体化の度合いと目寄れの評価を行った。結果を
表1及び表2に示す。これらの不織布複合織物は経緯い
ずれかの織り密度が低いものは剥離はしにくいものの、
いずれも目寄れが十分には改善されておらず、また、端
糸の抜けやすい傾向の物しか得られず、本発明の効果が
得られないものであった。 〔比較例6〜7〕不織布の密度を850本/インチ四方
の短繊維不織布(比較例6)に、及び同じ密度の長繊維
不織布(比較例7)に変えた他は実施例1と同様の方法
で不織布複合織物を作成し、それらのシートの一体化の
度合いと目寄れの評価を行った。結果は表1及び表2に
示すように、剥離はしにくくなっているが、目寄れや端
糸の抜け落ちが改善されていない物しか得られず、本発
明の効果が充分には得られないものであった。 〔比較例8〕不織布の密度を4200本/インチ四方の
長繊維不織布を用いたほかは実施例3と同様の方法で不
織布複合織物を作成し、それらのシートの一体化の度合
いと目寄れの評価を行った。この複合織物は、目寄れの
心配は無いものの、不織布様の外見であり、織物として
の特性が外見上もほとんど見られず、また空隙もほとん
ど無いものであった。 〔比較例9〕実施例3で用いた不織布を4枚重ね、織物
と複合することなく実施例3と同様の方法で不織布を作
成した。得られた不織布は表3にその結果を示すように
湿潤強度が小さく硬いものであった。 〔比較例10〕現在使用されている市販の低密度織物の
一つであるガーゼの一種は、約133デニールの綿から
なる紡績糸で織られた平織物(経糸30本/インチ、緯
糸30本/インチ)である。目付を近似させるために4
枚積層したものは、寸法安定性が極めて悪く、軽く引っ
張られただけで変形や目寄れが発生するものであった。
また、その物性は表3に示すように吸液性能が比較的に
低く、また、柔らかすぎるとともに強度は必要以上のも
のであった。なお、繊維の脱落を防止するための端糸の
処理などは、別に処置が必要なものであった。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】
【0042】
【発明の効果】本発明の不織布複合低密度織物は目寄れ
の発生がなく、形態安定性が優れているとともに、充分
な強度と適度の柔軟な風合いをもつ。また、取り扱いや
すく優れた吸液性を併せて有する点で優れている。更
に、織物を構成する繊維のずれや脱落が製品で起こりに
くいため、幅の広い織機や無杼織機が使用できるように
なる。更には、繊維の脱落を防止するための工程や手間
を省くことができるので、製造工程が大幅に簡素化され
経済的にも向上するとともに一定の規格の製品を安定し
て供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の織物の領域を示した図。
【符号の説明】
1…本発明の織物の領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D04H 1/46 D04H 1/46 C

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目の粗い織物が不織布と交絡することに
    より形態が安定化されており、前記織物はマルチファイ
    バーから構成されたヤーンから成り、一枚の織物を構成
    するヤーンの繊度(デニール)と織り密度(本/イン
    チ)の積が経緯それぞれ1000〜6000の範囲で、
    かつその積の和が10000以下の範囲であり、前記不
    織布は繊維数が1インチ四方当たり1000〜7000
    本の範囲であり、これらが実質的に積層され、不織布を
    構成する繊維と織物を構成する繊維および/または不織
    布を構成する繊維同士とが実質上交絡されて一体化した
    構造からなることを特徴とする不織布複合低密度織物。
  2. 【請求項2】 織物の経糸及び緯糸がそれぞれ10〜6
    0本/インチの範囲であることを特徴とする請求項1記
    載の不織布複合低密度織物。
  3. 【請求項3】 織物の空隙率が20〜90%の範囲であ
    ることを特徴とする請求項1記載の不織布複合低密度織
    物。
  4. 【請求項4】 不織布からなるシートが、0.5インチ
    以上の長さの繊維数が1インチ四方当たり1000〜7
    000本の範囲である短繊維不織布であることを特徴と
    する請求項1記載の不織布複合低密度織物。
  5. 【請求項5】 不織布からなるシートが、1インチ四方
    内の繊維長が1.05インチ以上の繊維が1インチ四方
    当たり1000〜7000本の範囲である長繊維不織布
    であることを特徴とする請求項1記載の不織布複合低密
    度織物。
  6. 【請求項6】 構成する繊維が実質的にセルロースから
    なることを特徴とする請求項1記載の不織布複合低密度
    織物。
  7. 【請求項7】 医療用ガーゼに用いられるものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の不織布複合低密度織物。
  8. 【請求項8】 繊維同士の交絡が高圧水流によって行わ
    れ、一体化されていることを特徴とする請求項1記載の
    不織布複合織物。
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