JP2002274912A - 透水性コンクリート打継ぎ用ペースト又はモルタル - Google Patents

透水性コンクリート打継ぎ用ペースト又はモルタル

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設の硬化体(特に、交通量の多い道路の舗
装)と、その上方に新たに打設される透水性コンクリー
トの間に介在させて用いるのに好適であって、打設後3
日以内に大きな付着強度(1.0N/mm2以上)を発現するこ
とができる透水性コンクリート打継ぎ用ペースト又はモ
ルタルを提供する。 【解決手段】 既設の硬化体と、該硬化体に打継がれる
透水性コンクリートの間に介在させて用いるための早強
型のペースト又はモルタルであって、セメント又はセメ
ントを含む粉体混合物100質量部と、細骨材0〜300質量
部と、減水剤0.1〜2.0質量部(固形分換算)と、膨張材
0.5〜5.0質量部と、水10〜30質量部とを含む透水性コン
クリート打継ぎ用ペースト又はモルタル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既設のコンクリー
ト舗装等の硬化体と、該硬化体に対して新たに打継がれ
る透水性コンクリートの間に介在させて用いるための早
強型の透水性コンクリート打継ぎ用ペースト又はモルタ
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】透水性コンクリートは、雨水の水はけが
良くなるので、歩道や駐車場の舗装として実用化されて
いる。また、近年、優れた透水性と大きな曲げ強度を兼
ね備えた透水性コンクリートが開発され、交通量の多い
車道の舗装材等への用途も検討されている。例えば、特
開平7-206537号公報には、粗骨材と共に用いられるペー
スト又はモルタルの配合量や構成成分等を特定すること
によって、大きな曲げ強度と良好な透水係数を有する透
水性コンクリートが得られることが開示されている。
【0003】一方、今後、交通量の多い車道の舗装材等
の用途において、透水性コンクリートの広汎な利用を図
るには、既設の硬化体(例えば、コンクリート舗装やコ
ンクリート構造物等のコンクリート硬化体、アスファル
ト舗装等)の上方に透水性コンクリートを打継ぐ方法を
確立することが必要になる。その際、既設の硬化体と透
水性コンクリートの間に介在させて用いる打継ぎ用ペー
スト又はモルタルを開発することは、重要な課題であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、既設の硬化体と
透水性コンクリートの間に介在させて用いる打継ぎ用ペ
ースト又はモルタルは、提案されていない。すなわち、
透水性コンクリートを打継ぐためには、打継ぎ用ペース
ト又はモルタルとして、従来の打継ぎ用モルタルよりも
付着力の大きなものを用いることが必要であるにもかか
わらず、従来、この目的に適合する打継ぎ用ペースト又
はモルタルについての知見はなかった。また、従来の打
継ぎ用モルタルは、透水性コンクリートの打継ぎ用とし
て用いるには付着力が小さいことに加えて、一定以上の
付着強度を発現するのに長時間(7日以上)を要すると
いう問題があった。つまり、従来の打継ぎ用モルタルを
交通量の多い車道に適用しようとすれば、7日以上交通
を遮断しなければならない等の問題が生じる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、付着強度
の早期発現性に優れ、既設の硬化体と透水性コンクリー
トの間に介在させて用いるのに好適な打継ぎ用ペースト
又はモルタルについて鋭意研究した結果、特定の材料を
使用し、かつ、その配合割合も特定することによって、
打設後3日以内に大きな付着強度(1.0N/mm2以上)を発
現することができる打継ぎ用ペースト又はモルタルが得
られることを見いだし、本発明を完成させたものであ
る。
【0006】即ち、本発明は、既設の硬化体と、該硬化
体に打継がれる透水性コンクリートの間に介在させて用
いるための早強型のペースト又はモルタルであって、セ
メント又はセメントを含む粉体混合物100質量部と、細
骨材0〜300質量部と、減水剤0.1〜2.0質量部(固形分換
算)と、膨張材0.5〜5.0質量部と、水10〜30質量部とを
含むこと特徴とする透水性コンクリート打継ぎ用ペース
ト又はモルタルである(請求項1)。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明の透水性コンクリート打継ぎ用ペースト又
はモルタルを構成する材料及びその配合割合は、次の通
りである。 (1)セメント又はセメントを含む粉体混合物 セメントとしては、普通、早強、中庸熱、低熱ポルトラ
ンドセメント等のポルトランドセメントや、ホワイトセ
メント、アルミナセメント、さらには都市ゴミ焼却灰・
下水汚泥焼却灰等の廃棄物を原料として利用したセメン
ト(エコセメント)が挙げられる。セメントを含む粉体
混合物は、前記セメントに、ブレーン比表面積が3000cm
2/g以上の高炉スラグ粉末、フライアッシュ、石灰石粉
末、珪石粉末、シリカフューム等の無機質粉末を添加し
てなるものをいう。該無機質粉末としては、打継ぎ用ペ
ースト又はモルタルの作業性や付着強度発現性等から、
高炉スラグ粉末、フライアッシュ及び/又はシリカフュ
ームが好ましい。なお、セメントを含む粉体混合物中に
占めるセメントの割合は、付着強度発現性等から、50質
量%以上とすることが好ましく、60質量%以上とするこ
とがより好ましい。
【0008】(2)細骨材 細骨材としては、川砂、海砂、山砂、砕砂、又はこれら
の混合物が挙げられる。 本発明において、細骨材は、
打継ぎ用ペースト又はモルタルの作業性から、最大粒径
が2.5mm以下のものが好ましく、1.5mm以下のものがより
好ましい。細骨材の量は、セメント又はセメントを含む
粉体混合物100質量部に対して、0〜300質量部であり、
好ましくは20〜200質量部、より好ましくは30〜150質量
部である。細骨材を添加することにより、硬化後の乾燥
による収縮を抑制することができる。細骨材の添加量が
300質量部を超えると、モルタルの作業性が悪くなるう
え、付着強度が低下するので好ましくない。
【0009】(3)減水剤 減水剤としては、リグニン系、ナフタレンスルホン酸
系、メラミン系、ポリカルボン酸系の減水剤、AE減水
剤、高性能減水剤又は高性能AE減水剤を使用すること
ができる。減水剤の量は、セメント又はセメントを含む
粉体混合物100質量部に対して、固形分換算で0.1〜2.0
質量部であり、好ましくは固形分換算で0.2〜1.5質量部
である。減水剤の量が、0.1質量部未満では、作業可能
時間を十分に確保することができないうえ、作業性も低
下するので好ましくない。減水剤の量が2.0質量部を超
えると、早期の付着強度発現性が低下し、打設後3日以
内に1.0N/mm2以上の付着強度を発現することが困難にな
るうえ、付着強度が低下するので好ましくない。なお、
減水剤は、液状又は粉末状どちらでも使用可能である。
【0010】(4)膨張材 膨張材としては、カルシウムサルホアルミネート系膨張
材や石灰系膨張材等が挙げられ、マスコン用水和熱抑制
タイプや通常タイプのいずれも使用することができる。
膨張材は、打継ぎ用ペースト又はモルタルの作業性や早
期の付着強度発現性等から、ブレーン比表面積2000〜60
00cm2/gのものを用いることが好ましい。膨張材の量
は、セメント又はセメントを含む粉体混合物100質量部
に対して、0.5〜5.0質量部であり、好ましくは固形分換
算で1.0〜4.0質量部である。膨張材の量が0.5質量部未
満では、早期の付着強度発現性が低下し、打設後3日以
内に1.0N/mm2以上の付着強度を発現することが困難にな
るので好ましくない。膨張材の量が5.0質量部を超える
と、付着強度が低下するので好ましくない。
【0011】(5)水 水の量は、セメント又はセメントを含む粉体混合物100
質量部に対して、10〜30質量部であり、好ましくは14〜
25質量部である。水の量が、10質量部未満では、混練が
困難になるうえ、作業性も著しく低下するので好ましく
ない。水の量が30質量部を超えると、早期の付着強度発
現性が低下し、打設後3日以内に1.0N/mm2以上の付着強
度を発現することが困難になるうえ、付着強度も低下す
るので好ましくない。
【0012】(6)遅延剤 本発明の透水性コンクリート打継ぎ用ペースト又はモル
タルにおいては、作業性を向上させるために、セメント
又はセメントを含む粉体混合物100質量部に対して、遅
延剤を2.0質量部以下含むことが好ましい。遅延剤の量
が、2.0質量部を超えると、早期の付着強度発現性が低
下し、打設後3日以内に1.0N/mm2以上の付着強度を発現
することが困難になり好ましくない。遅延剤としては、
モノカルボン酸、ポリカルボン酸、オキシカルボン酸、
アミノ酸等の有機酸又はこれらのナトリウム、カリウ
ム、カルシウム、マグネシウム等の金属塩が挙げられ
る。具体的には、モノカルボン酸としては、蟻酸、酢酸
等が挙げられ、ポリカルボン酸としては、シュウ酸、マ
ロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン
酸、フマル酸、フタル酸、テレフタル酸等が挙げられ、
オキシカルボン酸としては、ヘプトン酸、グルコン酸、
グリコール酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、サリチル
酸、マンデル酸等が挙げられ、アミノ酸としては、エチ
レンジアミンテトラアセテート(EDTA)、グルタミ
ン酸、アスパラギン酸等が挙げられる。
【0013】本発明の透水性コンクリート打継ぎ用ペー
スト又はモルタルは、該ペースト又はモルタルの作業性
等から、J14ロートの流下時間が3〜15秒のものが好ま
しく、4〜12秒のものがより好ましい。本発明の透水性
コンクリート打継ぎ用ペースト又はモルタルの混練方法
や混練装置は、特に限定されるものではなく、慣用の方
法、及び慣用のミキサを用いれば良い。
【0014】本発明の透水性コンクリート打継ぎ用ペー
スト又はモルタルは、打設後3日以内に1.0N/mm2以上の
付着強度を発現することができる。したがって、本発明
の透水性コンクリート打継ぎ用ペースト又はモルタルを
用いれば、交通量の多い車道に適用した場合でも、早期
の交通開放が可能になる。なお、本発明の透水性コンク
リート打継ぎ用ペースト又はモルタルにおいては、本発
明の目的を阻害しない範囲で、消泡剤、増粘剤等のセメ
ント混和剤を添加することは差し支えない。
【0015】次に、本発明の透水性コンクリート打継ぎ
用ペースト又はモルタルを使用して、透水性コンクリー
トを打継ぐ方法について説明する。透水性コンクリート
を打継ぐには、既設の硬化体の上面に本発明の透水性コ
ンクリート打継ぎ用ペースト又はモルタルを打設した
後、当該打継ぎ用ペースト又はモルタルが硬化する前
に、当該打継ぎ用ペースト又はモルタルの上面に透水性
コンクリートを打設すればよい。ここで、既設の硬化体
としては、例えば、コンクリート舗装、コンクリート構
造物等のコンクリート硬化体や、アスファルト舗装等が
挙げられる。なお、コンクリートとしては、通常のコン
クリートや、各種繊維で補強した繊維補強コンクリート
等が挙げられる。
【0016】本発明の透水性コンクリート打継ぎ用ペー
スト又はモルタルを打設する方法は、特に限定されるも
のではなく、慣用の任意の方法を用いることができる。
打設後に形成されるペースト又はモルタル層の厚みは、
1〜40mmであり、施工期間の短縮やコスト低減等から、
好ましくは1〜10mm、より好ましくは1〜5mmである。
なお、本発明の透水性コンクリート打継ぎ用ペースト又
はモルタルを打設するには、予め、既設の硬化体の上面
のレイタンス層又は薄いペースト層を除去するととも
に、凹凸を有する粗面を形成させる前処理を行うことが
好ましい。前処理は、例えば、ワイヤーブラシを用いて
ブラッシングする方法や、湿砂を吹き付ける方法等によ
って行うことができる。
【0017】本発明の透水性コンクリート打継ぎ用ペー
スト又はモルタルの上に新たに打設される透水性コンク
リートの種類は、特に限定するものではないが、交通量
の多い車道に適用する場合では、早期の交通開放を可能
にするために、材令3日以内で4.5N/mm2以上の曲げ強度
を発現することができる早強型の透水性コンクリートを
用いることが好ましい。このような早強型の透水性コン
クリートとしては、例えば、粗骨材と、該粗骨材に対す
る容積比が40〜60%のモルタルとからなる組成物の混練
物を成形してなる透水性コンクリートであって、前記モ
ルタルは、早強ポルトランドセメント100質量部、細骨
材50〜100質量部、高性能減水剤0.8〜1.2質量部(固形
分換算)、水20〜25質量部からなる透水性コンクリート
等が挙げられる。
【0018】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。 1.使用材料 以下に示す材料を使用した。 1)セメントA ;早強ポルトランドセメント(太平洋セメント(株)製) 2)セメントB ;普通ポルトランドセメント(太平洋セメント(株)製) 3)高炉スラグ ;ファインセラメント10A(第一セメント(株)製) 4)シリカフューム;エルケムマイクロシリカ(エルケム・ジャパン(株)製) 5)フライアッシュ;フライアッシュ(関電化工(株)製) 6)膨張材 ;アサノジプカル(太平洋セメント(株)製) 7)遅延剤 ;グルコン酸ソーダ(藤沢薬品工業(株)製) 8)細骨材 ;市原産細目山砂(粒径2.5mm以下) 9)高性能減水剤 ;マイティ100(花王(株)製) 10)水 ;水道水を使用した。
【0019】2.透水性コンクリート打継ぎ用ペースト
又はモルタルの配合及び混練 前記材料を使用し、表1に示す配合にしたがって、透水
性コンクリート打継ぎ用ペースト又はモルタルを調製し
た。混練は、ハンドミキサ(0.01m3)を用いて、60秒間
行った。
【0020】
【表1】
【0021】3.供試体の作製 硬化したφ10cmのコンクリート円柱供試体の上面を、ブ
ラッシングおよび洗浄することによって、表面のレイタ
ンス層を除去し、凹凸が形成された粗面とした。その上
に表1のペースト又はモルタルを打設(塗布)し、厚さ
5mmのペースト又はモルタル層を形成させた後、速やか
に透水性コンクリートを打設し、20℃で3日間、気中養
生し、供試体を作製した。なお、比較として、凹凸が形
成された粗面の上に直接透水性コンクリートを打設し、
20℃で3日間、気中養生した供試体も作製した(比較例
8)。
【0022】なお、透水性コンクリートとしては、早強
ポルトランドセメント100質量部、細骨材(市原産細目
山砂(粒径2.5mm以下))50質量部、粗骨材(青梅産砕
石6号)400質量部、高性能減水剤(マイティ150(花王
(株)製))1.0質量部(固形分換算)及び水25質量部
の配合で混練した混練物を、振動数3000vpmにて20秒間
締め固めたものを用いた。なお、上記透水性コンクリー
トの材令3日(20℃、気中養生)の曲げ強度は、4.5N/m
m2であった。
【0023】4.評価方法及び結果 1)流動性 各透水性コンクリート打継ぎ用ペースト又はモルタルの
14ロートの流下時間も測定した。 2)作業性 各透水性コンクリート打継ぎ用ペースト又はモルタルを
打設(塗布)する際の作業性を、「◎:非常に良好」、
「○:良好」、「×:悪い」で評価した。 3)付着強度 供試体の作製後、各供試体の付着強度を、「JIS A 6909
(建築用仕上塗材)」に準じて測定した。結果を表2に
示す。
【0024】
【表2】
【0025】表2から、本発明で規定する透水性コンク
リート打継ぎ用ペースト又はモルタルでは、作業性が良
好であり、かつ、打設後3日で1.0N/mm2以上の付着強度
を発現した。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の透水性コ
ンクリート打継ぎ用ペースト又はモルタルは、打設後3
日以内に大きな付着強度(1.0N/mm2以上)を発現するた
め、既設の硬化体(特に、交通量の多い道路の舗装)
と、その上方に新たに打設される透水性コンクリートの
間に介在させて用いる打継ぎ用ペースト又はモルタルと
して、好適に用いることができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 14:06 C04B 14:06 Z 22:14 22:14 D 24:06 24:06 A 24:04 24:04 24:18 24:18 A 24:12 24:12 A 24:20) 24:20) 103:20 103:20 103:32 103:32 111:27 111:27 (72)発明者 佐藤 達三 千葉県佐倉市大作2−4−2 太平洋セメ ント株式会社中央研究所内 Fターム(参考) 2D051 AA02 AC04 AD07 AF01 AF02 AF03 AF04 AF05 AF09 AH02 AH03 EA06 EB06 4G012 PA04 PA27 PA29 PB12 PB16 PB17 PB20 PB23 PB24 PC03 PC05 PC11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設の硬化体と、該硬化体に打継がれる
    透水性コンクリートの間に介在させて用いるための早強
    型のペースト又はモルタルであって、 セメント又はセメントを含む粉体混合物100質量部と、
    細骨材0〜300質量部と、減水剤0.1〜2.0質量部(固形分
    換算)と、膨張材0.5〜5.0質量部と、水10〜30質量部と
    を含むこと特徴とする透水性コンクリート打継ぎ用ペー
    スト又はモルタル。
  2. 【請求項2】 遅延剤を2.0質量部以下含む請求項1に
    記載の透水性コンクリート打継ぎ用ペースト又はモルタ
    ル。
  3. 【請求項3】 上記セメント又はセメントを含む粉体混
    合物が、50〜100質量%のポルトランドセメントと、50
    〜0質量%の高炉スラグ粉末、フライアッシュ、シリカ
    フュームから選ばれる1種以上の粉末からなる請求項1
    又は2に記載の透水性コンクリート打継ぎ用ペースト又
    はモルタル。
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