JP7437203B2 - モルタルコンクリート - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリート組成物及びモルタルコンクリートに関する。
近年、建築構造物や土木構造物に対する超高層化、大規模化、高耐久性化等の要求が一層明確になっている。このような建築物を実現するために高強度モルタルの開発が行われている。このような高強度モルタルとして、例えば、特許文献1には、少なくとも、セメント、ポゾラン質微粉末、粒径3.5mm以下の細骨材、減水剤及び水を含む超高強度モルタルが開示されている。
各種構造物に用いられるコンクリートは、本来、耐久性や低収縮性に優れるものであるが、構造や使用環境によってその一部が劣化する場合がある。このような劣化は、コンクリートの強度低下等の原因となるため、劣化部を除去し、修復及び補強する必要がある。その際、劣化部の周囲を切削してしまい、コンクリートのかぶり厚さが不足するという問題があった。このような問題に対処する方法として、例えば、特許文献2は、既設コンクリート床版に上に樹脂材料を塗布した上から骨材を散布して付着を確保するための凹凸をつけ、セメント、急硬材、炭酸リチウム、凝結遅延剤、流動化剤、窒素ガス発泡物質及び増粘剤を含有するモルタルに対して、P軸短繊維を1~5%配合した急硬性の高靭性FRC材料を流し込むように施工する道路床版の補修方法を提案している。
特開2004-043234号公報 特開2013-091982号公報
ところで、各種構造物において緊急の補修工事が多々あり、そのような工事では施工時間が限られている。この場合、補修材としては、材料の施工がしやすく、施工後に速やかに強度発現する材料が求められている。また、構造物の劣化部を除去した際に切削してしまった周辺部の補修は、劣化部と比べると補修部分の厚さが薄いものとなるため、薄層での施工が可能な材料であることも重要となる。通常のコンクリートは耐久性や低収縮性に優れているが、薄層での施工がしにくいといった問題がある。道路床版の補修方法では特許文献2に記載の方法が知られているが、一般的に、薄層での施工性と初期及び長期の強度発現性とを両立することは難しいという課題があった。
従って、本発明では、薄層での施工性がよく、初期及び長期の強度発現性に優れるコンクリート組成物及びモルタルコンクリートを提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題について鋭意検討した結果、ポゾラン物質の含有量、骨材の粒度を調整することで、薄層での施工性と初期及び長期の強度発現性とを両立できることを見出した。
すなわち、本発明は、以下の[1]~[5]で示される。
[1]セメント、ポゾラン物質、粒径2.5mm未満の骨材A及び粒径2.5mm以上10mm以下の骨材Bを含み、ポゾラン物質の含有量が、セメント100質量部に対し、3~34質量部であり、骨材A及び骨材Bの合計の含有量が、セメント100質量部に対し、110~390質量部であり、骨材A及び骨材Bの合計の含有量に対する骨材Bの含有量の質量比([骨材Bの含有量(質量部)]/[骨材A及び骨材Bの合計の含有量(質量部)])が、0.03~0.44である、コンクリート組成物。
[2]骨材Aの含有量が、セメント100質量部に対し、100~340質量部である、[1]に記載のコンクリート組成物。
[3]骨材Bの含有量が、セメント100質量部に対し、10~140質量部である、[1]又は[2]に記載のコンクリート組成物。
[4]膨張材を更に含む、[1]~[3]のいずれかに記載のコンクリート組成物。
[5][1]~[4]のいずれかに記載のコンクリート組成物と水とを含み、水の含有量が、セメント100質量部に対し、25~45質量部である、モルタルコンクリート。
本発明によれば、薄層での施工性がよく、初期及び長期の強度発現性に優れるコンクリート組成物及びモルタルコンクリートを提供することができる。
以下、本発明の一実施形態について詳細に説明する。
本実施形態のコンクリート組成物は、セメント、ポゾラン物質、粒径2.5mm未満の骨材A及び粒径2.5mm以上10mm以下の骨材Bを含む。
セメントは、種々のものを使用することができ、例えば、普通、早強、超早強、低熱及び中庸熱等の各種ポルトランドセメント、エコセメント、速硬性セメント等が挙げられる。セメントは、一種を単独で用いてもよく、二種以上を併せて用いてもよい。
セメントは、早期におけるより良好な強度発現性の観点から、速硬性セメントが好ましい。速硬性セメントは、カルシウムアルミネート類を有効成分として含有するものが好ましく、11CaO・7Al・CaX(Xはハロゲン原子を示す)又は3CaO・3Al・CaSO(アウイン)を有効成分として含有するものがより好ましい。11CaO・7Al・CaXは、いわゆるカルシウムアルミネートハロゲン化物系セメントである。ハロゲン原子は、フッ素原子が好ましい。また、アウインは、カルシウムサルホアルミネート系セメント(アウイン系セメント)とも称されるものである。これらは超速硬セメントと呼ばれるものであり、商品名ジェットセメント又はスーパージェットセメントとして市販されている。速硬性セメントは、アウイン系セメントが最も好ましい。
また、カルシウムアルミネート類としては、この他にもCaOをC、AlをA、FeをFで表示した場合、CA、CA、C1、C、CA、C、CA等と表示される鉱物組成を有するカルシウムアルミネート、CAF、CAF等と表示されるカルシウムアルミノフェライト、アルミナセメント、並びにこれらにSiO、KO、Fe、TiO等が固溶又は化合したもの等が含まれる。カルシウムアルミネート類は結晶質又は非晶質のいずれであってもよいし、結晶質及び非晶質の混合体のようなものでもよい。これらのカルシウムアルミネート類と石膏等の無機塩類とを配合して調製された速硬性混和材を、ポルトランドセメントに添加したものも速硬性セメントとして用いることができる。
ポゾラン物質は、JIS A 6201:2015に記載されている各種フライアッシュ、JIS A 6207:2016に記載されているシリカフューム、スラグ粉末、非晶質アルミノシリケート等が挙げられる。ポゾラン物質は、長期の強度発現や施工性に優れるという観点から、シリカフューム、非晶質アルミノシリケートが好ましい。ポゾラン物質は、一種を単独で用いてもよく、二種以上を併せて用いてもよい。
ポゾラン物質の含有量は、セメント100質量部に対し、3~34質量部である。ポゾラン物質の含有量が上記範囲外であると、モルタルコンクリートとしたときの性状が優れず施工性が低下し、また長期の強度発現性が得られにくい。初期の強度発現性と長期の強度発現性とがより一層両立しやすいという観点から、ポゾラン物質の含有量は、セメント100質量部に対し、5~30質量部であることが好ましく、10~25質量部であることがより好ましい。
骨材は、粒径2.5mm未満の骨材Aと粒径2.5mm以上10mm以下の骨材Bとからなるものであれば、その種類は特に限定されるものではなく、例えば、川砂、珪砂、砕砂、寒水石、石灰石砂、スラグ骨材、豆砂利等が挙げられる。骨材は、これらの中でも珪砂、豆砂利が好ましい。骨材は、一種を単独で用いてもよく、二種以上を併せて用いてもよい。
骨材Aの粗粒率は、2.0~3.5であることが好ましく、2.2~3.0であることがより好ましく、2.3~2.8であることが更に好ましい。骨材Bの粗粒率は、5.0~8.0であることが好ましく、5.5~7.0であることがより好ましく、5.8~6.5であることが更に好ましい。骨材A及び骨材Bの粗粒率が上記範囲内であれば、薄層での施工性に優れ、圧縮強度も確保しやすい。なお、本明細書において、「粗粒率」とは、JIS A 1102:2014「骨材のふるい分け試験方法」により規定されるものである。
骨材Aの含有量は、セメント100質量部に対し、100~340質量部であることが好ましく、150~330質量部であることがより好ましく、170~300質量部であることが更に好ましい。
骨材Bの含有量は、セメント100質量部に対し、10~140質量部であることが好ましく、12~120質量部であることがより好ましく、14~100質量部であることが更に好ましい。
骨材A及び骨材Bの合計の含有量は、セメント100質量部に対し、110~390質量部である。骨材A及び骨材Bの合計の含有量が上記範囲外であると、施工性や強度発現性が劣る。施工性及び強度発現性の両立がしやすいという観点から、骨材A及び骨材Bの合計の含有量は、セメント100質量部に対し、150~380質量部であることが好ましく、200~370質量部であることがより好ましい。
骨材A及び骨材Bの合計の含有量に対する骨材Bの含有量の質量比([骨材Bの含有量(質量部)]/[骨材A及び骨材Bの合計の含有量(質量部)])は、0.03~0.44である。骨材A及び骨材Bの合計の含有量に対する骨材Bの含有量の質量比が上記範囲外であると、施工性が劣る。施工性が一層優れたものとなるという観点から、骨材A及び骨材Bの合計の含有量に対する骨材Bの含有量の質量比は、0.04~0.35であることが好ましく、0.05~0.3であることがより好ましい。
本実施形態のコンクリート組成物は膨張材を含んでもよい。膨張材は、コンクリート用膨張材として一般に使用されているJIS適合の膨張材(JIS A 6202:2008)であれば、何れの膨張材でもかまわない。膨張材としては、例えば、遊離生石灰を主成分とする膨張材(生石灰系膨張材)、アウインを主成分とする膨張材(エトリンガイト系膨張材)、遊離生石灰とエトリンガイト生成物質の複合系膨張材が挙げられる。これらの中では、生石灰系膨張材が好ましい。膨張材は、一種を単独で用いてもよく、二種以上を併せて用いてもよい。膨張材はブレーン比表面積が2000~6000cm/gのものを使用することが好ましい。
膨張材の含有量は、セメント100質量部に対し、0.1~10質量部であることが好ましく、0.5~8質量部であることがより好ましく、1~5質量部であることが更に好ましい。膨張材の含有量が上記範囲内であれば、圧縮強度、寸法変化率等がより一層優れたものとなる。
本実施形態のコンクリート組成物は減水剤を含んでもよい。減水剤は、高性能減水剤、高性能AE減水剤、AE減水剤及び流動化剤を含む。このような減水剤としては、JIS A 6204:2011「コンクリート用化学混和剤」に規定される減水剤が挙げられる。減水剤としては、例えば、ポリカルボン酸系減水剤、ナフタレンスルホン酸系減水剤、リグニンスルホン酸系減水剤、メラミン系減水剤、アクリル系減水剤が挙げられる。これらの中では、ナフタレンスルホン酸系減水剤が好ましい。減水剤は、一種を単独で用いてもよく、二種以上を併せて用いてもよい。
減水剤の含有量は、セメント100質量部に対し、0.1~10質量部であることが好ましく、0.3~5質量部であることがより好ましく、0.5~2.5質量部であることが更に好ましい。減水剤の含有量が上記範囲内であれば、モルタルコンクリートとした時により良好な流動性及びコテ性状が得られやすく、硬化時の強度発現性もより向上しやすい。
本実施形態のコンクリート組成物は凝結遅延剤を含んでもよい。凝結遅延剤としては、例えば、クエン酸、グルコン酸、リンゴ酸、酒石酸等の有機酸又はその塩;ホウ酸、ホウ酸ナトリウム等のホウ酸塩、リン酸塩、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属重炭酸塩等の無機塩;糖類が挙げられる。これらの中では、クエン酸、クエン酸塩、酒石酸、酒石酸塩、アルカリ金属炭酸塩が好ましい。凝結遅延剤は、粉体であってもよく、液状体(例えば、水溶液、エマルジョン、懸濁液の形態)であってもよい。凝結遅延剤は、一種を単独で用いてもよく、二種以上を併せて用いてもよい。
凝結遅延剤の含有量は、セメント100質量部に対し、0.1~8質量部であることが好ましく、0.5~5質量部であることがより好ましく、0.8~3質量部であることが更に好ましい。凝結遅延剤の含有量が上記範囲内であれば、可使時間を更に確保しやすく、初期強度発現性が低下しにくい傾向にある。
本実施形態のコンクリート組成物には、本発明の効果が損なわれない範囲で各種混和剤(材)を配合してもよい。混和剤(材)としては、例えば、繊維、石膏類、セメント用ポリマー、発泡剤、消泡剤、防水剤、防錆剤、収縮低減剤、保水剤、顔料、撥水剤、白華防止剤、増粘剤、粉じん低減剤、強度増進剤、石粉、土鉱物粉末等が挙げられる。
本実施形態のコンクリート組成物を製造する方法は、特に限定されず、例えば、V型混合機や可傾式コンクリートミキサー等の重力式ミキサー、ヘンシェル式ミキサー、噴射型ミキサー、リボンミキサー、パドルミキサー等のミキサーにより混合することで製造することができる。
本実施形態のコンクリート組成物は、水と混合してモルタルコンクリートとすることができ、水の含有量は用途に応じて適宜調整すればよい。モルタルコンクリートにおいて、水の含有量は、セメント100質量部に対し、25~50質量部であることが好ましく、30~45質量部であることがより好ましく、33~42質量部であることが更に好ましい。水の含有量が上記範囲内であれば、より施工性を確保しやすく、材料分離の発生、硬化体の収縮の増加及び初期強度発現性の低下を抑制しやすい。
本実施形態のモルタルコンクリートの調製は、通常のコンクリート組成物と同様の混練器具を使用することができ、特に限定されるものではない。混練器具としては、例えば、モルタルミキサー、グラウトミキサー、ハンドミキサー、傾胴ミキサー、二軸ミキサー等が挙げられる。
本実施形態のコンクリート組成物は、モルタルコンクリートとした時に薄層での施工性に優れており、また硬化時における初期及び長期の強度発現性に優れたものである。従って、本実施形態のコンクリート組成物及びモルタルコンクリートは、速やかな施工が求められる道路や鉄道等のコンクリート構造物の補修や道路の増厚においても好適に用いることができる。また、その施工方法は特に限定されず、凹部にコテで充填する方法、充填後にバイブレーター等で均した後にコテで仕上げる方法、補修箇所に吹付ける方法等が選択できる。
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、実験は全て20℃で行った。
実施例で用いる材料は以下のとおりである。
セメント:速硬性セメント(略号C)
骨材:珪砂(最大粒径2.5mm未満、粗粒率2.4、略号S)
骨材:豆砂利(粒径2.5mm以上8mm以下、粗粒率5.9、略号G1)
骨材:砕石(粒径5mm以上20mm以下、粗粒率6.6、略号G2)
ポゾラン物質:シリカフューム(BET比表面積10.2m/g、略号SF)
膨張材:生石灰系膨張材
減水剤:ナフタレンスルホン酸系減水剤
凝結遅延剤:クエン酸塩
[コンクリート組成物の配合設計]
セメント100質量部に対し、骨材及びポゾラン物質を表1に示す割合とし、膨張材を2質量部、減水剤を1質量部、凝結遅延剤を1質量部として配合設計した。
[モルタルコンクリートの作製]
20℃環境下において、セメント100質量部に対し、上水道水36質量部を10Lの円筒容器に添加し、表1で配合設計したコンクリート組成物の各材料を添加し、ハンドミキサーで60秒混練してモルタルコンクリートを約3L作製した。
[評価方法]
各項目について、以下の方法で評価した。評価結果を表1に示す。
1)圧縮強度
土木学会基準JSCE-G 5050-2010「円柱供試体を用いたモルタルまたはセメントペーストの圧縮強度試験方法(案)」に準じて、材齢3時間及び56日における圧縮強度を測定した。供試体の寸法は、直径50mm、高さ100mmとした。材齢56日の供試体は翌日に脱型した後、材齢日まで水中で養生した。養生は常に20℃の恒温槽内で行った。
2)施工性
a)軟度
JIS R 5201:2015「セメントの物理試験方法」12.フロー試験に準じて、20℃環境下で測定した。15打フロー値が120~180mmとなる場合を良好(○)と評価し、それ以外は不良(×)と評価した。
b)ダレ性
型枠(30cm×30cm×3cm)を勾配5%の状態に設置し、モルタルコンクリートを施工した後、コテで均し、モルタルコンクリートのダレ性状を目視観察した。ダレが生じたものを不良(×)と評価し、ダレが生じなかったものを良好(○)と評価した。
c)コテ性状
型枠(30cm×30cm×3cm)にモルタルコンクリートを施工した後、コテで均し、モルタルコンクリートのコテ性状の評価を行った。モルタルコンクリートの施工からコテ均しの仕上げまで時間を要した場合を不良(×)と評価し、時間を要しなかった場合を良好(○)と評価した。
d)薄層性
型枠(30cm×30cm×3cm)にモルタルコンクリートを施工した際、モルタルコンクリート厚さを20mmで施工できる場合を良好(○)と評価し、施工が困難な場合を不良(×)と評価した。
Figure 0007437203000001
実施例のモルタルコンクリートは、薄層性も含めた施工性がよく、また材齢3時間及び56日間における強度発現性も高かった。一方、比較例のモルタルコンクリートは、施工性が劣るうえに、強度発現性も劣るものであった。

Claims (4)

  1. セメント、ポゾラン物質、粒径2.5mm未満の骨材A粒径2.5mm以上10mm以下の骨材B及び膨張材を含むコンクリート組成物と水とを含み、
    前記ポゾラン物質の含有量が、前記セメント100質量部に対し、3~34質量部であり、
    前記骨材A及び前記骨材Bの合計の含有量が、前記セメント100質量部に対し、110~390質量部であり、
    前記骨材A及び前記骨材Bの合計の含有量に対する前記骨材Bの含有量の質量比([前記骨材Bの含有量(質量部)]/[前記骨材A及び前記骨材Bの合計の含有量(質量部)])が、0.03~0.44であ
    前記水の含有量が、前記セメント100質量部に対し、25~45質量部である、モルタルコンクリート
  2. 前記骨材Aの含有量が、前記セメント100質量部に対し、100~340質量部である、請求項1に記載のモルタルコンクリート
  3. 前記骨材Bの含有量が、前記セメント100質量部に対し、10~140質量部である、請求項1又は2に記載のモルタルコンクリート
  4. 前記ポゾラン物質が、シリカフュームである、請求項1~3のいずれか一項に記載のモルタルコンクリート。
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