JP2002274898A - ガラスパネル及びガラスパネルの製造方法 - Google Patents

ガラスパネル及びガラスパネルの製造方法

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JP2002274898A
JP2002274898A JP2001070326A JP2001070326A JP2002274898A JP 2002274898 A JP2002274898 A JP 2002274898A JP 2001070326 A JP2001070326 A JP 2001070326A JP 2001070326 A JP2001070326 A JP 2001070326A JP 2002274898 A JP2002274898 A JP 2002274898A
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Koichi Sakaguchi
浩一 坂口
Shinjiro Doken
新二郎 堂見
Shigeki Nakagaki
茂樹 中垣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】周縁部封止部分におけるハンダの内側端面部分
にて局所的な応力集中が起き難く、強度的に優れたガラ
スパネルを提供する。 【解決手段】周縁部封止部分における金属材料の内側端
面において、その内側端面の長手方向の凹凸が、基準長
さtを25mmとして測定した中心線平均凹凸cで表し
たとき0.25mm未満であり、かつ、前記基準長さt
における前記内側端面の最大凹凸eが1.0mm未満で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の板ガラスを
間隙部を介して対向配置すると共に、前記両板ガラスの
周縁部を金属材料で直接接合して、前記間隙部を気密に
封止してあるガラスパネル及びそのガラスパネルの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のガラスパネルは、従来、次に示
す乃至の方法により前記両板ガラスの周縁部を金属
材料(例えばハンダ等)で直接接合して、前記間隙部を
気密に封止してある。
【0003】 予め、金属材料で直接接合すべき両板
ガラスの周縁部の板面に金属膜を形成しておく。そし
て、その一対の板ガラスを金属膜を形成した板面が向か
い合うように対向配置し、その両板ガラス間にハンダ箔
を挟んで加熱して、金属膜同士をハンダにより融着する
ことで、両板ガラスの周縁部を接合し、間隙部を気密に
封止する。
【0004】 予め、ハンダを直接接合すべき両板ガ
ラスの周縁部の板面に接着させておく。そして、その一
対の板ガラスをハンダを接着させた板面が向かい合うよ
うに付き合わせた状態で加熱して、そのハンダにより融
着することで、両板ガラスの周縁部を接合し、間隙部を
気密に封止する。
【0005】 間隙部を介して対向配置した両板ガラ
スの間隙部に、超音波を印加しながら溶融ハンダを注入
して、両板ガラスの周縁部をそのハンダで直接接合し、
間隙部を気密に封止する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の方法
乃至によれば、以下のような問題がある。
【0007】つまり、前記及びの方法では、ハンダ
と板ガラスの板面との接合界面がハンダの酸化物を含み
易く間隙部を強固な気密状態に封止し難いという問題が
ある。その上に、及びの方法では、ハンダによる接
合を確実にするためには、ハンダが溶融状態であるとき
に板ガラス同士をその間の間隙部の厚みが小さくなる方
向に押さえつける必要があるが、ハンダは溶融状態にあ
りその粘性は低いため、かかる押さえつけ操作によっ
て、周縁部封止部分におけるハンダの内側端面は、長手
方向に沿ってまっすぐとはならず、凹凸のある状態とな
ってしまう欠点がある。
【0008】また、前記の方法では、溶融ハンダと板
ガラス板面との濡れ性が、超音波の印加の程度に強く依
存するため、溶融ハンダのガラス間隙部への入り方が一
定ではなく、周縁部封止部分におけるハンダの内側端面
は、長手方向に凹凸のある状態となってしまい易い欠点
がある。
【0009】そして、このように周縁部封止部分におけ
るハンダ3の内側端面が、長手方向に凹凸のある状態で
ある(図7参照)と、板ガラスとハンダとの接合部分に
応力が働いたとき、前記ハンダの内側端面部分にて局所
的に応力が集中する結果となり、その部分から破壊が起
き易いという問題がある。特に、前記応力が熱膨張の差
により発生するものであるとき、ハンダと板ガラスとの
接着界面において、前記局所的な応力は生じ易く、従っ
て熱衝撃に対してガラスパネルが破損する確率が大きく
なってしまう。
【0010】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、周縁部封止部分におけるハンダ
の内側端面部分にて局所的な応力集中が起き難く、強度
的に優れたガラスパネル及びそのガラスパネルの製造方
法を提供するところにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の特
徴構成は、図1,2,5,6に例示するごとく、一対の
板ガラス1A,1Bを間隙部Vを介して対向配置すると
共に、前記両板ガラス1A,1Bの周縁部V1を金属材
料3で直接接合して、前記間隙部Vを気密に封止してあ
るガラスパネルPであって、前記周縁部V1封止部分に
おける金属材料3の内側端面において、その内側端面の
長手方向の凹凸が、基準長さtを25mmとして測定し
た中心線平均凹凸cで表したとき0.25mm未満であ
り、かつ、前記基準長さtにおける前記内側端面の最大
凹凸eが1.0mm未満であるところにある。
【0012】ここで、周縁部封止部分における金属材料
の内側端面とは、周縁部の各部分において封止材である
金属材料が最も間隙部の内部に入り込んでいる位置を意
味し、本発明における凹凸の程度の指標は、次のように
定義されたものを用いる。「中心線平均凹凸」とは、板
ガラス等の表面粗さの表示法として広く使われている
「中心線平均粗さ」と同様に凹凸を定義するものであ
る。つまり、図1に示すように、内側端面の長手方向に
沿った凹凸を示す凹凸曲線aに対して、所定の基準長さ
t内において、ある直線の上下の面積が等しくなるよう
な線を中心線bとして設定し、その中心線bとなす面積
(図中の例では、S1〜S8)の総和(図中の例では、
S1+S2+S3+S4+S5+S6+S7+S8)を
基準長さtで割ることにより導き出される値cで凹凸の
程度を表し、この値cを中心線平均凹凸という。本発明
においては、基準長さtを25mmとする。ただし、板
ガラスの四隅の角の部分を含む箇所は除く。「最大凹
凸」とは、同じく表面粗さの表示法として広く使われて
いる「最大高さ」と同様に定義されるものである。つま
り、図1に示すように、所定の基準長さt内において、
凹凸曲線aの中心線bに対する上端点及び下端点夫々に
接する中心線bと平行な直線d1,d2で、凹凸曲線a
を挟んだときの2直線d1,d2の間隔の値eで凹凸の
程度を表し、この値eを最大凹凸という。本発明におい
ては、前記「中心線平均凹凸」と同じく基準長さtを2
5mmとする。ただし、板ガラスの四隅の角の部分を含
む箇所は除く。
【0013】〔作用効果〕上記特徴を備えるガラスパネ
ルによれば、周縁部封止部分における金属材料の内側端
面において、その内側端面の長手方向の凹凸が、基準長
さを25mmとして測定した中心線平均凹凸で表したと
き0.25mm未満であり、かつ、前記基準長さにおけ
る前記内側端面の最大凹凸が1.0mm未満であること
より、前記金属材料の内側端面部分において、長手方向
に沿って比較的凹凸のない状態である。故に、周縁部封
止部分において板ガラスの板面と接着している金属材料
において、その内側端面は長手方向に沿って均一に分布
しているため、仮に板ガラスとハンダとの接合部分に応
力が働いたとしても、前記ハンダの内側端面部分にて局
所的に応力集中が起き難くなり、強度的に優れたガラス
パネルが得られる。
【0014】請求項2記載の発明の特徴構成は、図1,
3,4,5,6に例示するごとく、一対の板ガラス1
A,1Bを間隙部Vを介して対向配置すると共に、前記
両板ガラス1A,1Bの周縁部V1を金属材料3で直接
接合して、前記間隙部Vを気密に封止するガラスパネル
Pの製造方法であって、溶融状態の前記金属材料3を前
記間隙部Vの最外周部に途切れることなく供給し、その
供給した金属材料3を前記間隙部Vに差し込んだ導入部
材5でその間隙部Vのうちの周縁部V1に前記導入部材
5の先端位置まで入り込むよう導入しながら、前記導入
部材5をその周縁部V1の長手方向に沿って移動させ
て、前記周縁部V1に導入した金属材料3で前記間隙部
Vを気密に封止することにより、前記周縁部V1封止部
分における金属材料3の内側端面において、その内側端
面の長手方向の凹凸が、基準長さtを25mmとして測
定した中心線平均凹凸cで表したとき0.25mm未満
であり、かつ、前記基準長さtにおける前記内側端面の
最大凹凸eが1.0mm未満とするところにある。
【0015】〔作用効果〕溶融状態の前記金属材料を前
記間隙部の最外周部に途切れることなく供給し、その供
給した金属材料を前記間隙部に差し込んだ導入部材でそ
の間隙部のうちの周縁部に前記導入部材の先端位置まで
入り込むよう導入することで、前記周縁部封止部分にお
ける金属材料の内側端面において、その内側端面の長手
方向の凹凸が、基準長さを25mmとして測定した中心
線平均凹凸で表したとき0.25mm未満であり、か
つ、前記基準長さにおける前記内側端面の最大凹凸が
1.0mm未満である状態を確保することが可能とな
る。従って、前記金属材料の内側端面部分において、長
手方向に沿って比較的凹凸のない状態であり、仮に板ガ
ラスとハンダとの接合部分に応力が働いたとしても、前
記ハンダの内側端面部分にて局所的に応力集中が起き難
く、強度的に優れたガラスパネルが得られる。
【0016】尚、上述のように、図面との対照を便利に
するために符号を記したが、該記入により本発明は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図2は、板面を互いに対向させて
ある寸法形状が略同じ一対の矩形板ガラス1A,1B間
にインコネル718製のスペーサ2を介在させて間隙部
Vを形成し、間隙部Vのうちの周縁部V1に全周に亘っ
て充填した金属材料としてのハンダ3で、その間隙部V
1を気密に封止してあるガラスパネルPを示す。
【0018】前記両板ガラス1A,1Bは厚みが約3m
mの透明フロート板ガラスで構成してあり、外周端面4
を揃えて対向させた両板ガラス1A,1B間に高さが
0.2mm程度で直径が0.5mm程度のスペーサ2を
介在させ、間隙部Vを1.0×10-2Pa以下に減圧し
て、いわゆる真空複層ガラスを構成してある。
【0019】前記ガラスパネルPの製造方法を以下に説
明する。図3に示すように、約20mmの間隔で配置し
たスペーサ2を挟んで、二枚の板ガラス1A,1Bをそ
の外周端面4を揃えて上下に重ね合わせておく。尚、各
板ガラス1A,1Bの歪点 (ガラスの粘度が4×1014
poise の時の温度) は約500℃である。
【0020】次に、重ね合わせた二枚の板ガラス1A,
1Bを、予め、180℃程度に加熱しておき、図4に示
すように、間隙部Vに差し込んだ導入部材5でその間隙
部Vのうちの周縁部V1に溶融状態のハンダ3を導入
し、充填する。
【0021】前記導入部材5は、当該実施形態では、非
常に薄く(0.1mm)横方向に長い偏平な板状に形成
してあるステンレス鋼製のものであり、ハンダ3を電気
加熱して溶解する溶解槽9内の溶融状態のハンダ3が、
導入部材7の上下両面に沿って溶解槽9外に自重で流れ
出るように、溶解槽9の下端部に連通接続したハンダ排
出筒10の内側に挿入してある。尚、ハンダ3は、Sn
90.85%,Zn9.0%,Ti0.15%の組成
(重量%)からなり、このハンダ3の液相線温度(低温
側から昇温した時にその金属が完全に液相になる温度)
は、215℃である。
【0022】当該実施形態では、溶融状態のハンダ3を
間隙部Vの最外周部に途切れることなく供給し、その供
給したハンダ3を間隙部Vに差し込んだ導入部材5でそ
の間隙部Vのうちの周縁部V1に導入部材5の先端位置
まで入り込むよう導入しながら、導入部材5をその周縁
部V1の長手方向に沿って移動させる操作を、周縁部V
1全周に亘って行い、周縁部V1の全周に亘ってハンダ
3を導入し充填して、図5に示すように、周縁部V1封
止部分におけるハンダ3の内側端面がほぼまっすぐの直
線、すなわち、その内側端面の長手方向の凹凸が、基準
長さを25mmとして測定した中心線平均凹凸で表した
とき0.25mm未満であり、かつ、基準長さにおける
内側端面の最大凹凸が1.0mm未満であるガラスパネ
ルPを得る。
【0023】当該実施形態では、その後、一方の板ガラ
ス1Aに形成した貫通孔を通して間隙部Vを真空ポンプ
などで吸引して、その間隙部Vを減圧する。
【0024】こうして形成されたガラスパネルPは、前
記ハンダ3が前記両板ガラス1A,1Bの外周に確実に
充填され、且つ、両板ガラス1A,1Bを強力に接合一
体化されており、しかも、強度的にも優れている。
【0025】
【実施例】以下に、本発明の効果を確認するための具体
的な実施例、比較例を示すが、本発明は、これに限定さ
れるものではない。
【0026】実施例1 上記実施形態に示した方法により、200mm×350
mmの大きさのガラスパネルを作製し、その周縁部封止
部分の凹凸を次のようにして調べた。板ガラスごしに周
縁部封止部分における板面に接着しているハンダの内側
(板ガラス中央側)部分を写真撮影し、その画像をもと
にデータ処理を行い、長さと端面凹凸との関係を表す凹
凸曲線を得た。この曲線に対して、長さ方向を25mm
ごとに分割し、中心線平均凹凸及び最大凹凸を基準長さ
25mmとして求めた。尚、分割区間が25mmに満た
なくなる一辺の最終分割区域は、逆方向から25mm長
さの区間をとった。その結果を、図6(イ)に示す。図
中、辺AB及び辺CDは200mm長の辺、辺BC及び
辺DAは350mm長の辺である。
【0027】比較例1 超音波浸透法(前記従来の方法の一例)によりガラス
パネルを作製したこと以外は、実施例1と同様にして、
中心線平均凹凸及び最大凹凸を求めた。その結果を図6
(ロ)に示す。
【0028】図6に示す結果より分かるように、比較例
1では、中心線平均凹凸が0.25mm以上、又は/及
び最大凹凸が1.0mm以上の部分があったのに対し
て、実施例1では、何れの部分においても、中心線平均
凹凸が0.25mm未満且つ最大凹凸が1.0mm未満
であった。
【0029】次に、上記実施例1及び比較例1により得
られたガラスパネルについて、以下の熱衝撃試験を行
い、ガラスパネルの強度を確認した。
【0030】熱強度試験 ガラスパネル全体を電気炉に入れて120℃に加熱して
おき、その状態から25℃の雰囲気中に取り出して放冷
したときに、ガラスパネルの破壊が生じるか否か試験し
た。試験は、実施例1及び比較例1夫々のガラスパネル
20枚について行った。
【0031】すると、比較例1のガラスパネルは半数の
10枚が破壊した。破壊したガラスパネルを詳細に調査
したところ、そのうちの5枚では、最初に生じたクラッ
クは、周縁部封止部分のハンダの内側端面において最大
凹凸に相当する箇所に生じていた。これに対して、実施
例1のガラスパネルは、1枚も破壊が生じなかった。こ
のことより、本発明に係るガラスパネルが強度的に優れ
ていることが確認された。
【0032】〔別実施形態〕以下に他の実施形態を説明
する。 〈1〉本発明によるガラスパネルの製造方法は、一対の
板ガラスのうちの一方の板ガラスの外周端面を、他方の
板ガラスの外周端面よりも突出させてあるガラスパネル
の製造に使用しても良い。 〈2〉本発明によるガラスパネルの製造方法は、多種に
わたる用途のガラスパネルの製造に使用することが可能
で、例えば、建築用・乗物用(自動車の窓ガラス、鉄道
車両の窓ガラス、船舶の窓ガラス)・機器要素用(プラ
ズマディスプレイの表面ガラスや、冷蔵庫の開閉扉や壁
部、保温装置の開閉扉や壁部)等に用いるガラスパネル
の製造に使用することが可能である。また、ガラスパネ
ルは、両板ガラス間の間隙部を、先の実施形態で説明し
たように1.0×10-2Pa以下の減圧状態に減圧する
ものに限らず、減圧度そのものは任意に設定することが
可能である。更には、大気圧と等圧とすることも可能で
ある。 〈3〉本発明によるガラスパネルの製造方法は、先の実
施形態で説明した厚み3mmの板ガラスを使用するもの
に限定されず、他の厚みの板ガラスを使用しても良い。
また、一方の板ガラスと他方の板ガラスとの厚み寸法が
異なるものを組み合わせてガラスパネルを製造してもよ
い。また、ガラスの種別は任意に選定することが可能で
あり、例えば型板ガラス、すりガラス(表面処理により
光を拡散させる機能を付与したガラス)、網入りガラ
ス、又は、強化ガラスや、熱線吸収・紫外線吸収・熱線
反射等の機能を付与した板ガラスや、それらとの組み合
わせであってもよい。また、ガラスの組成については、
ソーダ珪酸ガラス(ソーダ石灰シリカガラス)や、ホウ
珪酸ガラスや、アルミノ珪酸ガラスや、各種結晶化ガラ
スであってもよい。 〈4〉本発明によるガラスパネルの製造方法は、先の実
施形態で説明したインコネル718製のスペーサを使用
するものに限定されず、例えば、ステンレス鋼や、それ
以外にも、他の金属・石英ガラス・セラミックス、ガラ
ス・低融点ガラス等で構成したスペーサを使用しても良
い。 〈5〉本発明によるガラスパネルの製造方法は、金属材
料として、例えば、錫・ビスマス・鉛・亜鉛・インジウ
ム・アンチモン等の何れか一種、又は、二種以上を主成
分とするものや、銀・アルミニウム・銅等の何れか一
種、又は、二種以上を添加してある金属材料を使用して
も良い。SnとZnとの合計に対するZnの比率が8〜
10%であり、Tiを含有し、Cuを実質的に含まない
ものが最も好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】中心線平均凹凸及び最大凹凸の説明図
【図2】ガラスパネルの断面図
【図3】本発明に係るガラスパネルの製造方法を示す説
明断面図
【図4】本発明に係るガラスパネルの製造方法を示す説
明図
【図5】本発明に係るガラスパネルの説明図
【図6】実施例の説明図
【図7】従来のガラスパネルの説明図
【符号の説明】
c 中心線平均凹凸 e 最大凹凸 1A 板ガラス 1B 板ガラス 2 スペーサ 3 金属材料 5 導入部材 V 間隙部 V1 周縁部
フロントページの続き (72)発明者 中垣 茂樹 大阪府大阪市中央区北浜四丁目7番28号 日本板硝子株式会社内 Fターム(参考) 4G061 AA02 BA01 BA02 BA03 CA02 CB02 CB14 CD02 CD22 CD25 DA26

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の板ガラスを間隙部を介して対向配
    置すると共に、前記両板ガラスの周縁部を金属材料で直
    接接合して、前記間隙部を気密に封止してあるガラスパ
    ネルであって、 前記周縁部封止部分における金属材料の内側端面におい
    て、その内側端面の長手方向の凹凸が、基準長さを25
    mmとして測定した中心線平均凹凸で表したとき0.2
    5mm未満であり、かつ、前記基準長さにおける前記内
    側端面の最大凹凸が1.0mm未満であるガラスパネ
    ル。
  2. 【請求項2】 一対の板ガラスを間隙部を介して対向配
    置すると共に、前記両板ガラスの周縁部を金属材料で直
    接接合して、前記間隙部を気密に封止するガラスパネル
    の製造方法であって、 溶融状態の前記金属材料を前記間隙部の最外周部に途切
    れることなく供給し、その供給した金属材料を前記間隙
    部に差し込んだ導入部材でその間隙部のうちの周縁部に
    前記導入部材の先端位置まで入り込むよう導入しなが
    ら、前記導入部材をその周縁部の長手方向に沿って移動
    させて、前記周縁部に導入した金属材料で前記間隙部を
    気密に封止することにより、 前記周縁部封止部分における金属材料の内側端面におい
    て、その内側端面の長手方向の凹凸が、基準長さを25
    mmとして測定した中心線平均凹凸で表したとき0.2
    5mm未満であり、かつ、前記基準長さにおける前記内
    側端面の最大凹凸が1.0mm未満とするガラスパネル
    の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013540684A (ja) * 2010-10-07 2013-11-07 エルジー・ハウシス・リミテッド 真空ガラスパネル及びその製造方法

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