JP2000054744A - ガラスパネル用間隙保持部材 - Google Patents

ガラスパネル用間隙保持部材

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JP2000054744A
JP2000054744A JP10221345A JP22134598A JP2000054744A JP 2000054744 A JP2000054744 A JP 2000054744A JP 10221345 A JP10221345 A JP 10221345A JP 22134598 A JP22134598 A JP 22134598A JP 2000054744 A JP2000054744 A JP 2000054744A
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Naoto Horiguchi
直人 堀口
Osamu Asano
修 浅野
Keiichiro Okajima
経一郎 岡島
Tomonori Miura
知謙 三浦
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    • E06B3/66Units comprising two or more parallel glass or like panes permanently secured together
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    • Y02B80/22Glazing, e.g. vaccum glazing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラスパネルの透視性を改善し得るガラスパ
ネル用間隙保持部材を提供する。 【解決手段】 板面を互いに対向させた第1板ガラス1
Aと第2板ガラス1Bとの間に空隙部Vを形成し、空隙
部Vを第1板ガラス1Aと第2板ガラス1Bとの外周縁
に沿って密封して、その空隙部Vの内部を減圧状態に保
持するために、第1板ガラス1Aと第2板ガラス1Bと
の間に介装する間隙保持部材Kであって、間隙保持部材
Kが、第1板ガラス1Aと接触する第1接触部5、およ
び、第2板ガラス1Bと接触する第2接触部6を有して
おり、第1接触部5から第2接触部6に亘って孔状ある
いは略孔状の貫通部7を形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板面を互いに対向
させた第1板ガラスと第2板ガラスとの間に空隙部を形
成し、前記空隙部を前記第1板ガラスと前記第2板ガラ
スとの外周縁に沿って密封して、その空隙部の内部を減
圧状態に保持するために、前記第1板ガラスと前記第2
板ガラスとの間に介装する間隙保持部材に関する。
【0002】
【従来の技術】上記ガラスパネルは、断熱効果や防音効
果を高めることができるように、空隙部の内部を減圧状
態に保持したものである。このため、第1板ガラスと第
2板ガラスとの間に多数の間隙保持部材を介在させ、第
1板ガラスあるいは第2板ガラスの表面に作用する大気
圧を夫々の板ガラスの全体で略均等に負担することで、
第1板ガラスおよび第2板ガラスの破損や割れを防止し
ている。ガラスパネルを製造する際には、通常、第1板
ガラスの表面に間隙保持部材を配置したのち更に第2板
ガラスを重ね配置するが、従来のガラスパネルでは、前
記間隙保持部材を第1板ガラスの所定の位置に配置する
方式として、例えば、作業者が間隙保持部材を一個ずつ
第1板ガラスの上に手作業で並べるものや、一定の面積
に配置すべき複数の間隙保持部材を一度に吸着して第1
板ガラスの上に載置する吸着搬送装置を用いて行うもの
があった。このような事情により、従来の間隙保持部材
は、第1板ガラスあるいは第2板ガラスに作用する圧力
を適度に分担支持し得るものでありながら、ガラスパネ
ルを製造する際の個々の間隙保持部材の取扱が容易とな
るように、そして、間隙保持部材自身の製造を簡単に行
えるように、前記間隙保持部材として例えば円柱状であ
って内部が密実なものを使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の間隙保持部
材を用いた場合には、第1板ガラスと第2板ガラスとの
間隔が確実に保持され、双方の板ガラス間の熱伝導が少
なく抑えられると共に、間隔保持部材の取扱が比較的容
易であった。しかし、窓ガラスとしての透視性を鑑みた
場合には、前記間隙保持部材が密実に構成させているた
め、ガラスパネルを見通した場合に個々の間隙保持部材
が目につき易いものとなっており、特にガラスパネルに
接近した場合にはその傾向がより顕著であった。本発明
は上記実情に鑑みてなされたものであって、ガラスパネ
ルの透視性を改善し得るガラスパネル用間隙保持部材を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の特徴構成を、図1〜図4に示した例を参考に
説明する。 (構成1)本発明のガラスパネル用間隙保持部材は、請
求項1に記載したごとく、第1板ガラス1Aと接触する
第1接触部5、および、第2板ガラス1Bと接触する第
2接触部6を有しており、前記第1接触部5から前記第
2接触部6に亘って孔状あるいは略孔状の貫通部7を備
えている点に特徴を有する。 (作用・効果)本構成のごとく、第1接触部から第2接
触部に亘る貫通部を形成することで、ガラスパネルを見
通す際に、間隙保持部材によるガラス面の遮断面積が縮
小されるため、ガラスパネルの透視性を向上させること
ができる。
【0005】(構成2)本発明のガラスパネル用間隙保
持部材は、請求項2に記載したごとく、前記第1接触部
5と前記第1板ガラス1Aとが、および、前記第2接触
部6と前記第2板ガラス1Bとが、線接触あるいは点接
触するように構成することができる。 (作用・効果)本構成のごとく、第1板ガラスおよび第
2板ガラスに対する間隙保持部材の接触面積を減少させ
ることで、第1板ガラスと第2板ガラスとの間における
熱伝導を極めて少なくすることができ、断熱性に優れた
ガラスパネルを得ることができる。尚、本構成において
も、上記構成1で発揮される間隙保持部材の透視性は良
好に維持される。
【0006】
【発明の実施の形態】(概要)本発明に係るガラスパネ
ル用間隙保持部材K(以下、単に「間隙保持部材K」と
称する)は、図1,図2に示すごとく、板面を互いに対
向させた第1板ガラス1Aと第2板ガラス1Bとの間に
介装させるものであり、第1板ガラス1Aと第2板ガラ
ス1Bとの間に空隙部Vを形成すると共に、第1板ガラ
ス1Aと第2板ガラス1Bとの外周縁を密封し当該空隙
部Vの内部を減圧状態に保持することで高い断熱効果あ
るいは防音効果を得るものである。
【0007】前記第1板ガラス1Aおよび第2板ガラス
1Bの各々は、例えば厚みが約3mmの透明なフロート
板ガラスで構成する。第1板ガラス1Aと第2板ガラス
1Bとの外周縁どうしは、例えば、はんだガラス等のシ
ール用の低融点ガラス2を用いて密封する。第1板ガラ
ス1Aおよび第2板ガラス1Bの外周縁は、第1板ガラ
ス1Aの外周縁が、第2板ガラス1Bの外周縁よりも板
面に沿う方向に突出させてあり、低融点ガラス2は、こ
の第1板ガラス1Aに形成した突出部3に載置する。こ
うして第1板ガラス1Aと第2板ガラス1Bとの間に空
隙部Vを形成した後、当該空隙部Vの空気を排出して空
隙部Vを減圧状態に設定保持する。前記空隙部Vを形成
するための第1板ガラス1Aと第2板ガラス1Bとの間
隙は、およそ数μm〜数十μmとし、例えば約50μm
程度に設定する。
【0008】本実施形態における前記空隙部Vの圧力
は、1.0×10-3Torr以下とし、より好ましく
は、1.0×10-5Torr以下に設定する。このよう
な減圧状態を得るには、例えば、真空環境下でガラスパ
ネルPを製造したり、第1板ガラス1Aと第2板ガラス
1Bとの間に空隙部Vを形成した後に当該空隙部Vの内
部の空気を排出する等の方法を用いて行う。特に、空隙
部Vの内部の空気を排出して減圧する場合は、第1板ガ
ラス1Aおよび第2板ガラス1Bのうち何れか一方に、
或いは、シール用の低融点ガラス2の部分に空気排出部
4を設けておく。
【0009】(間隙保持部材)本実施形態においては、
例えば図3の各図に示すような間隙保持部材Kを用い
る。当該間隙保持部材Kは、前記第1板ガラス1Aと接
触する第1接触部5、および、前記第2板ガラス1Bと
接触する第2接触部6を有する。本実施形態において
は、前記第1接触部5から前記第2接触部6に亘って孔
状あるいは略孔状の貫通部7を形成してある。当該貫通
部7を形成することで、ガラスパネルPを見通す際の透
視性を向上させるものである。当該間隙保持部材Kに形
成した第1接触部5と第2接触部6とは、例えば図2お
よび図3(イ)に示すごとく、前記第1接触部5と前記
第1板ガラス1Aとが、および、前記第2接触部6と前
記第2板ガラス1Bとが略線接触するように構成する。
本構成であれば、間隙保持部材Kの透視性を良好に維持
しつつ、第1板ガラス1Aと第2板ガラス1Bとの間の
熱伝導を少なくして断熱性に優れたガラスパネルPを得
ることができる。
【0010】前記間隙保持部材Kとしては、上記の他に
も図3(ロ)〜(ニ)に示す形態で実施することができ
る。図3(ロ)は、第1接触部5および第2接触部6
を、第1板ガラス1Aあるいは第2板ガラス1Bに対し
て線接触するものではなく、僅かに面接触させるもので
ある。本形態の間隙保持部材Kは第1板ガラス1Aと第
2板ガラス1Bとをより大きな面積で支持するものであ
り、例えば、第1板ガラス1Aと第2板ガラス1Bとの
間の熱伝導を低減化するよりも、板ガラス1の部分のう
ち間隙保持部材Kとの接触部における応力集中を抑制し
て板ガラス1の損傷あるいは割れを防止したい場合に有
効である。図3(ハ)および(ニ)は、間隙保持部材K
に複数の貫通部7を形成したものである。この場合に
も、第1板ガラス1Aおよび第2板ガラス1Bに生じる
応力集中を抑制して第1板ガラス1Aあるいは第2板ガ
ラス1Bの損傷あるいは割れを防止することができる。
【0011】前記間隙保持部材Kを形成する材料として
は、第1板ガラス1Aと第2板ガラス1Bとで挟持され
た場合に容易に変形せず、圧壊しないものであって、第
1板ガラス1Aと第2板ガラス1Bとの間隔を一定に維
持できるものである必要がある。さらに、前記間隙保持
部材Kの材料としては、耐高温性・低熱伝導性・良好な
加工性等を有するものであることが望ましい。好ましい
材料としては、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム等
の各種の金属、あるいは、セラミックス、鉱物、カーボ
ンファイバ等を用いて構成することができる。
【0012】(ガラスパネルの製造手順)本発明の間隙
保持部材Kを用い、大気圧環境下でガラスパネルPを製
造する手順の一例を示す。 [1] 図4(イ)に示すごとく、水平に配置した第1
板ガラス1Aの上面に間隙保持部材Kを適宜配置する。
当該作業は、作業者が手作業で容易に行うことができ
る。その場合には、隣接する間隙保持部材Kどうしを整
然と配置できるように適当な定規あるいは配置用枠体等
を用いて個々の間隙保持部材Kを配置するとよい。図示
は省略するが、前記配置用枠体としては、例えば間隙保
持部材Kを配置すべき位置に多数の孔部を設けたものを
用い、当該配置用枠体を第1板ガラス1Aの上に配置し
た後、夫々の孔部に前記間隙保持部材Kを落とし込んで
配置することができる。前記間隙保持部材Kと前記第1
板ガラス1Aとは特に接着は行わない。両者を接着しな
くても、後に前記空隙部Vの空気を排出することで、第
1板ガラス1Aと第2板ガラス1Bとが個々の間隙保持
部材Kを強く挟持し、これら間隙保持部材Kの保持が確
実に行われるからである。尚、前記間隙保持部材Kを自
動的に載置する場合には、図示は省略するが、自動搬送
装置等を用いることで前記間隙保持部材Kをより効率的
に配置することもできる。当該自動搬送装置は、例えば
従来のごとく個々の間隙保持部材Kを吸引する方式のも
の等を用いることができる。
【0013】[2] 図4(ロ)に示すごとく、配置し
た間隙保持部材Kの配列状態を確認し、第1板ガラス1
Aに対して第2板ガラス1Bを重ね配置する。そして、
第1板ガラス1Aの前記突出部3に低融点ガラス2を塗
布する。尚、低融点ガラス2の塗布は、第1板ガラス1
Aに第2板ガラス1Bを重ねる前に行っても良い。当該
第2板ガラス1Bには予め空気排出部4を形成してお
く。当該空気排出部4は、例えば、前記空隙部Vの内部
と外部とに連通するように形成した貫通孔4Aによって
構成する。
【0014】[3] 次に、図4(ハ)に示すごとく、
これら第1板ガラス1Aおよび第2板ガラス1Bを加熱
炉8に入れ、前記シール用の低融点ガラス2の融点より
も高い温度に加熱して、この低融点ガラス2を融解させ
る。当該加熱温度はおよそ300〜400℃である。そ
の後、再び常温に戻すことによって前記空隙部Vの外周
部が前記低融点ガラス2により密封される。
【0015】[4] さらに、ガラスパネルPを減圧容
器9等の内部に入れて前記空気排出部4から空隙部Vの
内部の空気を排出する。ここでは、前記加熱炉8が、減
圧容器9としての機能も備えているものとする。空隙部
Vの空気を排出した後、前記空気排出部4をシール用の
ガラス材料等を用いて封止する。このあと、減圧容器9
からガラスパネルPを取り出し、ガラスパネルPの完成
品を得ることができる。
【0016】(効果)以上のごとく、第1板ガラス1A
と接触する第1接触部5、および、第2板ガラス1Bと
接触する第2接触部6を有しており、前記第1接触部5
から前記第2接触部6に亘って孔状あるいは略孔状の貫
通部7を備えている間隙保持部材Kを用いることで、透
視性の向上したガラスパネルPを提供できるようになっ
た。また、前記間隙保持部材Kを構成するに、第1接触
部5と第1板ガラス1Aとを、および、第2接触部6と
第2板ガラス1Bとを線接触あるいは点接触させること
で、第1板ガラス1Aと第2板ガラス1Bとの間の熱伝
導性を低下させ、断熱性に優れたガラスパネルPを得る
ことができる。
【0017】(別実施形態) 〈1〉 上記実施形態では、主に大気圧環境下でガラス
パネルPを製造する手順の一例を示したが、全ての製造
工程を減圧容器9の内部において行うことも可能であ
る。この場合にも、前述と略同様の手順でガラスパネル
Pを製造することとなるが、第2板ガラス1Bには前記
空気排出部4を設ける必要がなくなるため、第2板ガラ
ス1Bの加工の手間が軽減され、完成したガラスパネル
Pの美感をより向上させることができる。
【0018】〈2〉 本発明の間隙保持部材Kを用いて
製造したガラスパネルPは、多種にわたる用途に使用す
ることが可能で、例えば、建築用・乗物用(自動車の窓
ガラス、鉄道車両の窓ガラス、船舶の窓ガラス)・機器
要素用(プラズマディスプレイの表面ガラスや、冷蔵庫
の開閉扉や壁部、保温装置の開閉扉や壁部)等に用いる
ことが可能である。
【0019】〈3〉 先の実施形態では、前記第1板ガ
ラス1Aおよび前記第2板ガラス1Bとして厚み3mm
のものを用いる例を示したが、当該厚みには限定されな
い。また、板ガラス1の種別は任意に選定することが可
能であり、例えば型板ガラス、すりガラス(表面処理に
より光を拡散させる機能を付与したガラス)、網入りガ
ラス又は強化ガラスや熱線吸収、紫外線吸収、熱線反射
等の機能を付与した板ガラスや、それらとの組み合わせ
であってもよい。また、ガラスの組成については、ソー
ダ珪酸ガラス(ソーダ石灰シリカガラス)や、ホウ珪酸
ガラスや、アルミノ珪酸ガラスや、各種結晶化ガラスで
あってもよい。
【0020】〈4〉 前記第1板ガラス1Aと前記第2
板ガラス1Bとは、長さや巾寸法が異なるものを使用す
るのに限定されるものではなく、同寸法に形成してある
ものを使用するものであってもよい。そして、第1板ガ
ラス1Aと第2板ガラス1Bとの重ね方は、端縁部どう
しが揃う状態に重ね合わせてあってもよい。また、第1
板ガラス1Aと第2板ガラス1Bとの厚み寸法が異なる
ものを組み合わせてガラスパネルPを構成してあっても
よい。
【0021】〈5〉 間隙保持部材Kの設置間隔寸法や
配置は、板ガラス1の強度や、厚み、撓み特性、及び、
空隙部Vの減圧度等によって適宜設定することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガラスパネルの外観斜視図
【図2】ガラスパネルの断面図
【図3】間隙保持部材の外観を示す説明図
【図4】ガラスパネルの製造工程を示す説明図
【符号の説明】
1A 第1板ガラス 1B 第2板ガラス 5 第1接触部 6 第2接触部 7 貫通部 K 間隙保持部材 P ガラスパネル V 空隙部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡島 経一郎 大阪府大阪市中央区道修町三丁目5番11号 日本板硝子株式会社内 (72)発明者 三浦 知謙 大阪府大阪市中央区道修町三丁目5番11号 日本板硝子株式会社内 Fターム(参考) 2E016 AA01 AA04 AA06 AA07 BA00 BA01 CA01 CB01 CC02 EA00 EA01 FA00 GA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板面を互いに対向させた第1板ガラスと
    第2板ガラスとの間に空隙部を形成し、前記空隙部を前
    記第1板ガラスと前記第2板ガラスとの外周縁に沿って
    密封して、その空隙部の内部を減圧状態に保持するため
    に、前記第1板ガラスと前記第2板ガラスとの間に介装
    する間隙保持部材であって、 前記間隙保持部材が、前記第1板ガラスと接触する第1
    接触部、および、前記第2板ガラスと接触する第2接触
    部を有しており、 前記第1接触部から前記第2接触部に亘って孔状あるい
    は略孔状の貫通部を形成してあるガラスパネル用間隙保
    持部材。
  2. 【請求項2】 前記第1接触部と前記第1板ガラスと
    が、および、前記第2接触部と前記第2板ガラスとが、
    線接触あるいは点接触するように構成してある請求項1
    に記載のガラスパネル用間隙保持部材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2469376A (en) * 2009-04-10 2010-10-13 Beijing Synergy Vacuum Glazing Vacuum glazing spacer pillar
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