JP2002274773A - スカートガード安全スイッチ点検装置 - Google Patents

スカートガード安全スイッチ点検装置

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JP2002274773A
JP2002274773A JP2001071985A JP2001071985A JP2002274773A JP 2002274773 A JP2002274773 A JP 2002274773A JP 2001071985 A JP2001071985 A JP 2001071985A JP 2001071985 A JP2001071985 A JP 2001071985A JP 2002274773 A JP2002274773 A JP 2002274773A
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JP
Japan
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skirt guard
safety switch
inspection device
pressing force
skirt
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Application number
JP2001071985A
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English (en)
Inventor
Norihiro Osumi
則廣 大墨
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Fujitec Co Ltd
Original Assignee
Fujitec Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】踏段両側のスカートガードに面して安全スイッ
チが配置された乗客コンベアにおいて、踏段上で安定し
た状態で押圧力検出器をスカートガードに押し当てるこ
とができ、高い精度で押圧力を検出、表示するスカート
ガード安全スイッチ点検装置を提供すること。 【解決手段】踏段3の上面と係合する係合部5aを有す
る所定寸法のベース5と、該ベース5上のレバー操作に
よりスカートガード2に押し当てられて押圧力を及ぼす
押圧子8bと該押圧力を表示する表示装置8aとを有す
る押圧力検出器8とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗客コンベアのス
カートガード安全スイッチの作動力確認を行なうための
点検装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乗客コンベアには、法令によりスカート
ガード安全スイッチを設けなければならない。これは、
図4及び図5に示すように、上階部(A)、中間部
(B)及び下階部(C)の左右裾部分の各スカートガー
ド2の裏面に取り付けられる。この安全スイッチ1の作
用は、利用者が踏段3の側端に乗って、靴が踏段3とス
カートガード2との隙間Gに挟まれた場合に、挟まれた
靴の押圧力によって撓んだスカートガード2が安全スイ
ッチ1を押し作動させて、乗客コンベアを停止させるも
のである。
【0003】ところで、このような作用においては、ス
カートガード2の撓み即ちスカートガード2への押圧力
が安全スイッチ1を作動させるが、利用者の足による軽
い接触程度で安全スイッチ1が作動して乗客コンベアが
停止すると、急停止による二次的事故の発生が問題とな
る。このようなことを考慮して、安全スイッチ1作動時
のスカートガード2の撓み量は数mmでその押圧力は5
0kgf程度に設定することになっている。
【0004】スカートガード安全スイッチ1の構成は図
5に示すように、欄干20のパネル21の裾部にデッキ
22があり、その下で踏段3の側端部にスカートガード
2が設けられ、その内部で乗客コンベアの主枠23にブ
ラケット24が取付けられ、それにスカートガード安全
スイッチ1が締結部品により前後左右に位置調整可能な
ように取付けられている。なお、スカートガード2は上
端部がアングル25に固定され、下端部はアングル26
にクリップ27により支持されている。
【0005】このような構成のスカートガード安全スイ
ッチ1の作動力を点検するための装置の一例として、図
6に示すような装置が提案されている。即ち、細長レバ
ー30の先端を踏段3の溝に落とし込み、これを支点と
して細長レバー30を回動し押圧子31を安全スイッチ
1のある場所のスカートガード2に押し当て、安全スイ
ッチ1が作動した時のレバー30の位置により押圧力範
囲を確認するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の点検装置にあっては、細長レバー30の先端を踏段
3の溝に落とし込むのであるが、細長レバー30の幅が
小さくまた噛み合う溝は一個所であるため、これを支点
として細長レバー30を回動するには非常に不安定であ
るという不具合がある。
【0007】また、押圧子31のカバーに目盛32を施
し、それに対する細長レバー30の位置で押圧力を読み
取るようになっているが、5kgf単位程度の粗い数値
範囲でしか確認できないという不都合もある。
【0008】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
で、その技術的課題は、踏段上で安定した状態で押圧力
検出器をスカートガードに押し当てることができ、高い
精度で押圧力を検出、表示するスカートガード安全スイ
ッチ点検装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、乗客を搬送す
る踏段の両側にスカートガードが立設され、該スカート
ガードに面して安全スイッチが配置された乗客コンベア
において、前記踏段の上面と係合する係合部を有する所
定寸法のベースと、該ベース上のレバー操作により前記
スカートガードに押圧力を及ぼすロッドを有し該押圧力
を検出する押圧力検出器とを備えるスカートガード安全
スイッチ点検装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、踏段上にベースを確実
に固定し、レバーにより押圧力検出器をスカートガード
に押し当てて、スカートガード安全スイッチの作動力を
点検するものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。図1は本発明の一実施例を示すス
カートガード安全スイッチ点検装置の平面図、図2は図
1の正面図、図3は本発明に係る点検装置の使用状態を
示す正面図である。
【0012】これらの図において、図4、図5及び図6
と同一符号のものは同一のものを示し、符号4は、本発
明に係るスカートガード安全スイッチ点検装置で、係合
部(例えば、踏段3のクリート3aと係合する溝、ある
いは踏段3の溝3bと係合する突起部からなるもの)5
aと高さ調整ねじ5bとを有するベース5、レバー6、
位置調整ねじ7aを有するブラケット7、表示装置8a
と押圧子8bとを有する押圧力検出器8とから構成され
ている。
【0013】この点検装置4の動作としては、レバー6
を矢印E方向に操作すると、ブラケット7を介して押圧
力検出器8が矢印F方向に移動する、即ち押圧子8bが
スカートガード2に押し当てられて、そしてスカートガ
ード2からその時の押圧力と等しい反力を受けて押圧子
8bが検出器本体側へ押し込まれ、その受けた反力の大
きさに応じて表示装置8aが反力即ち押圧力の値を表示
する。
【0014】次に、この点検装置4の使用法について説
明する。まず、レバー6を押圧力検出器8とは反対側に
若干倒した状態で、ベース5の底部の係合部5aが踏板
3上の適当な位置のクリート3aあるいは溝3bに嵌り
込むように点検装置4を設置する。この時、押圧子8b
の踏段前後方向位置がスカートガード安全スイッチ1の
ある位置に合うように設置する。そして、高さ調整ねじ
5bにより押圧子8bが安全スイッチ1のある高さ位置
のスカートガードに当るように高さ調整する。
【0015】次に、レバー6を押圧力検出器8側に(矢
印E)ゆっくりと倒しながら押圧子8bをスカートガー
ド2に押し当てていき、スカートガード安全スイッチ1
が作動する時の押圧力Pを表示装置8aにより読み取
る。この表示装置8aには、例えば0.5kgf単位の
目盛を設けているので、スカートガード2への押圧力P
を高い精度で読み取ることができる。
【0016】なお、場合によれば、踏段3上のベース5
の位置にかかわらず、位置調整ねじ7aにより押圧力検
出器8の幅方向位置を調整することもできる。
【0017】また、本実施例では、図2、図3に示すよ
うに、係合部5aがベース5の裏面ほぼ全域に設けられ
ている(両端部付近のみ図示し、中央部は省略してい
る)構成としているが、係合部5aがベース5の裏面両
側の端部付近にのみ設けられている構成としても、同様
の効果を得ることができる。
【0018】本実施形態によれば、精度の高い押圧力を
安定した状態でスカートガード2に与えることができる
ため、スカートガード安全スイッチ1の作動力点検を極
めて正確に行うことができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
踏段上面と安定した状態で係合する係合部をベース底部
に備えているので、極めて安定した押圧力をスカートガ
ードに与えてスカートガード安全スイッチの作動力点検
を正確に行うことができ、さらに押圧力を示す表示装置
を備えているので、全体として保守作業員による安全ス
イッチの点検・調整作業の労力を減らし、作業を分かり
やすくまた簡素化することができて保守性を高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、点検装置の平面図で
ある。
【図2】図1の正面図である。
【図3】本発明に係る点検装置の使用状態を示す正面図
である。
【図4】乗客コンベアの欄干部と踏段の関係図である。
【図5】図4の断面D−Dの拡大斜視図である。
【図6】従来の点検装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 スカートガード安全スイッチ 2 スカートガード 4 スカートガード安全スイッチ点検装置 5 ベース 5a 係合部 6 レバー 7 ブラケット 8 押圧力検出器 8a 表示装置 8b 押圧子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗客を搬送する踏段の両側にスカートガ
    ードが立設され、該スカートガードに面して安全スイッ
    チが配置された乗客コンベアにおいて、前記踏段の上面
    と係合する係合部を有する所定寸法のベースと、該ベー
    ス上のレバー操作により前記スカートガードに押圧力を
    及ぼすロッドを有し該押圧力を検出する押圧力検出器と
    を備えたことを特徴とするスカートガード安全スイッチ
    点検装置。
  2. 【請求項2】 前記係合部は、前記ベースの裏面両側に
    設けられていることを特徴とする請求項1に記載のスカ
    ートガード安全スイッチ点検装置。
  3. 【請求項3】 前記係合部は、前記ベースの裏面ほぼ全
    域に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    スカートガード安全スイッチ点検装置。
  4. 【請求項4】 前記係合部は、前記踏段のクリートと係
    合する溝あるいは前記踏段の溝と係合する突起部とから
    なるものであることを特徴とする請求項1または請求項
    2または請求項3に記載のスカートガード安全スイッチ
    点検装置。
  5. 【請求項5】 前記押圧力検出器には、押圧力を表示す
    る表示装置が付加されていることを特徴とする請求項1
    または請求項2または請求項3または請求項4に記載の
    スカートガード安全スイッチ点検装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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