JP2002274745A - 貼付部品の剥離装置及び貼付部品の自動剥離装置 - Google Patents

貼付部品の剥離装置及び貼付部品の自動剥離装置

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JP2002274745A
JP2002274745A JP2001071463A JP2001071463A JP2002274745A JP 2002274745 A JP2002274745 A JP 2002274745A JP 2001071463 A JP2001071463 A JP 2001071463A JP 2001071463 A JP2001071463 A JP 2001071463A JP 2002274745 A JP2002274745 A JP 2002274745A
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JP
Japan
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peeling
pasted
sticker
peeling device
gripping
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JP2001071463A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Muto
敏之 武藤
Yoichi Okamoto
洋一 岡本
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウレタン発泡体、軟質プラスチックフィルム
など両面粘着テープ等で貼り付けられた部品を、安定し
て効率よく剥離する剥離装置を提供する。 【解決手段】 摩擦部材1に、被着体2上の貼付部品3
の表面と摩擦係数が高いものを選定する。摩擦部材1の
擦り動作手段として、押圧シリンダ5と平行移動アクチ
ュエータ昇降軸6等を備える。被着体2はカートリッジ
ケースなどで、貼付部品3は両面テープや機能部品等で
ある。摩擦部材1を貼付部品3の端部に位置決めしてか
ら移動させ、擦り動作を行い、貼付部品3の先端を剥が
して丸める。丸まった貼付部品3の端部を掴み部10と
して、適宜の治具などで把持し、貼付部品3の全体を被
着体2から剥離させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器製品等の
リサイクルのための分解工程等で用いられ、両面テープ
など粘着剤で貼り付けられたウレタン発泡体、フィル
ム、ラベル等の貼付部品の剥離装置及び貼付部品の自動
剥離装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
地球環境保護が高まり、従来のように使用済みの電子機
器製品、家庭電気製品、事務機器を廃棄せず、資源種類
別に分別して資源別にマテリアルリサイクルしたり、一
度使用した部品を再生処理して再使用するようになって
きた。このリサイクルのため、各種機器製品を構成して
いる部品単位に分解処理が行われている。
【0003】これらの部品の中で、両面粘着テープは、
部品を粘着固定するのは便利であるが、これを用いて貼
り付けられた部品を分解するのは困難な部品である。
【0004】電子写真技術を用いた画像形成装置におい
ては、ウレタン発泡体、プラスチックフイルムなど様々
な材質で、小さなサイズから長尺サイズの様々な形状の
部品が多く使用される。これらは両面粘着テープで貼ら
れており、現状では、一点一点の部品を作業者がペンチ
等を用いて剥離作業を行っている。この剥離作業は作業
時間のバラツキが非常に多く発生し、安定した再生処理
の計画が立てにくい。また、作業者は作業の熟練度も必
要となる。このため、作業の効率化、安定化のために剥
離作業の自動化が望まれている。
【0005】剥離方式としては多爪スクレーパ方式、回
転ブラシ方式、チャック方式、スクレーパ方式等の方式
が知られているが、例えば特開平6−92544号公報
に開示の自動剥離装置は、クランプ爪のかき上げ動作に
より薄板部材の接着テープの初期剥離(先端剥離)を行
い、巻き取り動作で完全剥離(全体剥離)を行う。とこ
ろが従来公知の装置では、下記の点で不十分であった。
すなわち、 (1)従来方法では再貼付しないように、連続して剥が
す必要があった。このため先端剥離機構と全体剥離機構
はペアで構成されるため、1台の装置の適用範囲(部品
サイズ、形状について)が限られた。 (2)端部をそのままの状態で把持して剥離進行する
と、把持箇所から破断するおそれがある。
【0006】そこで本発明は、上記従来の問題点にかん
がみ、ウレタン発泡体、軟質プラスチックフィルムなど
両面粘着テープ等で貼り付けられた部品を、安定して効
率よく剥離する剥離装置を提供することを目的とする。
また本発明は、部品端部を剥がして掴み部を形成するこ
とにより、先端剥離工程と全体剥離工程の2段階に工程
分割可能な剥がし装置を提供することをも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
貼付部品の剥離装置は、上記目的を達成するために、貼
付部品を再貼り付けしないように剥がす装置において、
上記貼付部品端部を変形させて掴み部を形成する掴み部
形成手段を有することを特徴とする。
【0008】同請求項2に係るものは、上記目的を達成
するために、請求項1の貼付部品の剥離装置において、
上記掴み部の形状が、粘着剤層を外側にして貼付部品を
丸めた形状であることを特徴とする。
【0009】同請求項3に係るものは、上記目的を達成
するために、請求項2の貼付部品の剥離装置において、
上記貼付部品の端部を丸めるための掴み部形成手段とし
て、摩擦部材の擦り手段を有することを特徴とする。
【0010】同請求項4に係るものは、上記目的を達成
するために、請求項3の貼付部品の剥離装置において、
上記擦り手段による摩擦部材の擦り方向が、上記貼付部
品の長辺に対し斜め方向であることを特徴とする。
【0011】同請求項5に係るものは、上記目的を達成
するために、請求項2の貼付部品の剥離装置において、
上記掴み部の形状が、粘着面が合わさるように上記貼付
部品を折り曲げた形状であることを特徴とする。
【0012】同請求項6に係るものは、上記目的を達成
するために、請求項5の貼付部品の剥離装置において、
上記貼付部品を折り曲げるための掴み部形成手段とし
て、スクレーパ部材の移動手段を有することを特徴とす
る。
【0013】同請求項7に係るものは、上記目的を達成
するために、請求項1ないし6のいずれかの貼付部品の
剥離装置において、上記掴み部形成手段の移動手段と制
御手段を有し、複数の粘着部品に対して、連続して掴み
部を形成することを特徴とする。
【0014】同請求項8に係る自動剥離装置は、上記目
的を達成するために、請求項1ないし6のいずれかの貼
付部品の剥離装置と同一装置内または後工程に配置さ
れ、掴み部位置把握手段、移動手段、保持手段を有する
掴み部を把持して全体剥離を行うことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明に係る貼付部品の剥離
装置の一実施形態であって、端部丸め方式を採るものの
構成を示す正面図(A)と側面図(B)である。本実施
形態装置の構成は、摩擦部材1として、被着体2上の貼
付部品3の表面(端部)と摩擦係数が高いもの、例えば
発泡ウレタン部品にはウレタンゴムなどを選定してな
る。この摩擦部材1のホルダ4は、摩擦部材1を交換可
能に固定するものである。摩擦部材1の擦り動作手段と
しては、押圧シリンダ5とY軸(図1では紙面に垂直方
向)での平行移動アクチュエータ(図示せず)とZ軸方
向での昇降軸6、X軸での端部位置合わせ用としてのア
クチュエータ(図示せず)とを備えている。被着体2の
保持テーブル7は、クランプ部材等で被着体2を固定す
る。また図示せぬ制御部は、プログラミング可能であ
り、各アクチュエータに動作指令を送る。なお被着体2
はカートリッジケースなどで、貼付部品3は両面テープ
(粘着剤/不織布/粘着剤)やそれによって貼付された
機能部品等である。
【0016】本実施形態装置の動作を図2を参照して説
明する。以下の(a)〜(e)は図2の分図符号と対応
している。 (a)まず、摩擦部材1を貼付部品3の端部に位置決め
する。 (b)ついで摩擦部材1を移動させることによる擦り動
作を開始する。 (c)すると、貼付部品3の先端で剥離が進行し、貼付
部品3の端部が丸まる。 (d)丸まった貼付部品3の端部が掴み部10となる。 (e)次工程で、適宜の治具などにより掴み部10を把
持し、貼付部品3の全体を被着体2から剥離させる。
【0017】図3は、上記実施形態における動作の変形
例を示す。この例は、掴み部10の形状を貼付部品3の
長手方向に沿わせず、図示のように斜め方向に形成する
ものである。摩擦部材1の擦り方向が、貼付部品3の長
辺に対し斜め方向とするだけで、このような形状にな
り、後工程で掴みやすくなる。
【0018】図4は本発明に係る貼付部品の剥離装置の
他の実施形態の側面図である。本実施形態装置は、樹脂
部材や金属部材に樹脂コーティングして形成したスクレ
ーパ20を備え、被着体2に傷を付けないようにしたも
のである。スクレーパ20とペアで把持爪21を使用
し、これらを開閉させて貼付部品3に形成した掴み部1
0を把持する。剥離動作手段としては先の実施形態と同
様の装置構成を有するが、押圧シリンダ6等はスクレー
パ20を適切な値(1〜3kg程度)で貼付部品3に押
しつけ得る構成とする。またスクレーパ20の先端角度
は60〜90度程度の鈍角である方がよい。
【0019】本実施形態の動作を図5を参照して説明す
る。以下の(a)〜(f)は図5の分図符号と対応して
いる。 (a)まず、スクレーパ20を貼付部品3の端部に位置
決めする。 (b)そして剥離動作を開始させ、スクレーパ20の先
端で貼付部品3の剥離を進行させ、貼付部品3の端部を
持ち上げる。 (c)一旦スクレーパ20を後退させる。すると、両面
テープ等の貼付部品3側が縮んで丸まる。 (d)再度スクレーパ20を前進させると、貼付部品3
の端部が折り曲がり、掴み部10が形成される。なおク
ランプ機能を利用して強制的に掴み部10を形成しても
よい。そのほうが確実に形成できる。 (e)掴み部10が形成されたらスクレーパ20を後退
させる。 (f)スクレーパ20と把持爪21で掴み部10を把持
し、全体剥離を進行させる。もちろん次工程で行っても
よい。
【0020】
【発明の効果】請求項1に係る貼付部品の剥離装置は、
以上説明してきたように、貼付部品端部を変形して掴み
部を形成するので、ウレタン発泡体、軟質プラスチック
フィルムなど両面粘着テープ等で貼り付けられた部品
を、安定して効率よく剥離することができ、先端剥離工
程と全体剥離工程の2段階に工程分割可能であり、工程
の組み合わせが自由になるため、様々な部品サイズの剥
離作業でも効率的な工程設計が可能となるという効果が
ある。
【0021】請求項2〜4に係る貼付部品の剥離装置
は、以上説明してきたように、掴み部の形状が、粘着剤
層を外側にして貼付部品を丸めた形状であるので、上記
共通の効果に加え、貼付部品が、ウレタン発泡体などの
柔軟な性質と、粘着面の粘着力を利用することができる
という効果がある。
【0022】請求項5〜6に係る貼付部品の剥離装置
は、以上説明してきたように、掴み部の形状が、粘着面
が合わさるように貼付部品を折り曲げた形状であるの
で、上記共通の効果に加え、貼付部品が比較的硬質で丸
まりにくい場合にも掴み部を生成できるという効果があ
る。
【0023】請求項7に係る貼付部品の剥離装置は、以
上説明してきたように、複数の粘着部品に対して、連続
して掴み部を形成することができるので、上記共通の効
果に加え、先端剥離は共通工程とし、全体剥離は専用工
程とするなどの、より効率的な作業の効率化が図れると
いう効果がある。
【0024】請求項8に係る貼付部品の自動剥離装置
は、以上説明してきたように、掴み部を把持して全体剥
離を行う手段を装置化できるので、剥離工程全体が自動
化でき、効率化できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る貼付部品の剥離装置の一実施形態
であって、端部丸め方式を採るものの構成を示す正面図
(A)と側面図(B)である。
【図2】図1の実施形態装置の動作を示す図である。
【図3】図1の実施形態装置の動作の変形例を示す図で
ある。
【図4】本発明に係る貼付部品の剥離装置の他の実施形
態の側面図である。
【図5】図4の実施形態装置の動作を示す図である。
【符号の説明】
1 摩擦部材 2 被着体 3 貼付部品 4 ホルダ 5 押圧シリンダ 6 昇降軸 7 保持テーブル 10 掴み部 20 スクレーパ 21 把持爪

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貼付部品を再貼り付けしないように剥が
    す装置において、上記貼付部品端部を変形させて掴み部
    を形成する掴み部形成手段を有することを特徴とする貼
    付部品の剥離装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の貼付部品の剥離装置におい
    て、上記掴み部の形状が、粘着剤層を外側にして貼付部
    品を丸めた形状であることを特徴とする貼付部品の剥離
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の貼付部品の剥離装置におい
    て、上記貼付部品の端部を丸めるための掴み部形成手段
    として、摩擦部材の擦り手段を有することを特徴とする
    貼付部品の剥離装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の貼付部品の剥離装置におい
    て、上記擦り手段による摩擦部材の擦り方向が、上記貼
    付部品の長辺に対し斜め方向であることを特徴とする貼
    付部品の剥離装置。
  5. 【請求項5】 請求項2の貼付部品の剥離装置におい
    て、上記掴み部の形状が、粘着面が合わさるように上記
    貼付部品を折り曲げた形状であることを特徴とする貼付
    部品の剥離装置。
  6. 【請求項6】 請求項5の貼付部品の剥離装置におい
    て、上記貼付部品を折り曲げるための掴み部形成手段と
    して、スクレーパ部材の移動手段を有することを特徴と
    する貼付部品の剥離装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかの貼付部品
    の剥離装置において、上記掴み部形成手段の移動手段と
    制御手段を有し、複数の粘着部品に対して、連続して掴
    み部を形成することを特徴とする貼付部品の剥離装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし6のいずれかの貼付部品
    の剥離装置と同一装置内または後工程に配置され、掴み
    部位置把握手段、移動手段、保持手段を有する掴み部を
    把持して全体剥離を行うことを特徴とする自動剥離装
    置。
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