JP2002274361A - 電車停留所における段差解消方法及び装置並びに段差のない電車停留所 - Google Patents

電車停留所における段差解消方法及び装置並びに段差のない電車停留所

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JP2002274361A
JP2002274361A JP2001073610A JP2001073610A JP2002274361A JP 2002274361 A JP2002274361 A JP 2002274361A JP 2001073610 A JP2001073610 A JP 2001073610A JP 2001073610 A JP2001073610 A JP 2001073610A JP 2002274361 A JP2002274361 A JP 2002274361A
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Mitsuhiro Kako
光宏 加来
Koji Kadota
浩次 門田
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電停ホームと電車の床面との段差を解消す
る。 【解決手段】 電車10が停車すると乗降用扉14が開
く前に、警報装置16を鳴らしながら、プラットホーム
18下側に設置されたアクチュエータによって、プラッ
トホーム18と電車の床面20との段差が少なくとも支
障がない程度になくなる位置まで徐々にプラットホーム
18が上昇する。少なくとも支障がない程度に段差がな
くなったら乗降用扉14を開く。電車10が発車した後
には、警報装置16を鳴らしながら、プラットホーム1
8が徐々に通常高さまで下降する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電車停留所のプラ
ットホームと電車の床面との段差を解消するための方法
及び装置、並びに、このような段差を解消することがで
きる電車停留所に関するものである。
【0002】
【従来の技術】路面電車の電車停留所(以下、「電停」
と略すこともある)の高さは一定で電車の床面よりも低
いため、電停と電車の床面に段差が生じる。電停と電車
の床面との段差をなくすには、電停の高さを高くする
か、電車の床面を下げる必要がある。しかしながら、電
停の高さを高くすると、道路から電停へ移動する際の障
害となり得る。一方、電車床面の高さを低くすることは
技術的に困難であり、また、床面積の減少などのデメリ
ットがある。
【0003】また、従来技術として、例えば、特開平5
−139290号公報には、索道設備の停留場におい
て、プラットホームと搬器との隙間をうめること、及び
停車中の搬器の搖れを低減することを目的として、プラ
ットホーム側からプレートを出し入れし、搬器と接触さ
せるという構成が開示されている。しかし、上記公報記
載の発明は、プラットホームと車両床面との段差の解消
方法としては適用できない。上記公報記載の発明におい
ては、索道のプラットホームを最初から段差がないよう
に建設すればよいので、そもそも段差を考慮する必要が
ない。
【0004】また、特開平9−11896号公報には、
高さの異なる駅プラットホームに対応して、車両側のス
テップを上下することで段差を少なくし、車両の出入口
の段差をプラットホームの高さに応じて最適な高さに設
定することが開示されている。しかし、上記公報記載の
発明では、乗降用のステップと車両の床面との間に必ず
段差が残ることになり、車椅子利用者にとってはメリッ
トが少ない。
【0005】また、特開平11−268641号公報に
は、プラットホームと電車との隙間をうめるため、電車
側から回転式のステップを出して踏み台とする構成が開
示されている。しかし、上記公報記載の発明は、プラッ
トホームと車両床面との段差の解消方法としては適用で
きない。上記公報記載の発明においては、具体例からも
わかるように、もともとプラットホームと車両床面の高
さがほぼ同じであるため、段差を考慮する必要がない。
【0006】また、実開昭63−34673号公報に
は、ロープウェイにおいて、プラットホームと搬器との
隙間をうめるため、プラットホーム側からステップを出
して踏み台とする構成が開示されている。また、実開平
2−123467号公報には、プラットホームと電車と
の隙間をうめるため、プラットホーム側から回転式のス
テップを出して踏み台とする構成が開示されている。し
かしながら、これらの公報記載の発明も、プラットホー
ムと車両床面との段差の解消方法としては適用できな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の諸点に
鑑みなされたもので、本発明の目的は、プラットホーム
の高さが電車の床面よりも低い電車停留所において、プ
ラットホームと電車の床面との段差を解消することがで
きる方法及び装置、並びに、このような段差を解消する
ことができる電車停留所を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の電車停留所における段差解消方法は、電
車が電車停留所に近づいてから停車して乗降用扉が開く
までの間に、電車停留所のプラットホームを電車の床面
との段差が少なくとも支障がない程度になくなる位置ま
で上昇させ、プラットホームと電車床面との段差が少な
くとも支障がない程度になくなった後に乗降用扉を開い
て、少なくとも支障がない程度に段差のなくなった状態
で乗客の乗降を行わせ、電車が発車した後にプラットホ
ームを元の通常高さまで下降させるように構成されてい
る(図1参照)。
【0009】上記の本発明の方法において、プラットホ
ームの上昇時及び/又は下降時に警報装置を鳴らすこと
が好ましい(図1参照)。また、上記の本発明の方法に
おいて、プラットホームの上昇部分における通常高さの
ままの部分との境目を複数に分割して、プラットホーム
上昇時の通常高さのホームとの段差を階段又はスロープ
によってつなぐことが好ましい(図1参照)。
【0010】また、本発明の方法は、電車が電車停留所
に停車してから乗降用扉が開くまでの間に、電車が停車
している軌道部分を電車停留所のプラットホームと電車
の床面との段差が少なくとも支障がない程度になくなる
位置まで下降させ、プラットホームと電車床面との段差
が少なくとも支障がない程度になくなった後に乗降用扉
を開いて、少なくとも支障がない程度に段差のなくなっ
た状態で乗客の乗降を行わせ、乗降用扉を閉めた後に電
車が停車している軌道部分を元の路面高さまで上昇させ
て電車を発車させることを特徴としている(図2参
照)。
【0011】また、本発明の方法は、電車の軌道を電車
停留所の手前からスロープによって下降させて、電車が
停車する位置で電車停留所のプラットホームと電車の床
面との段差が少なくとも支障がない程度になくなるよう
に電車の軌道を低い位置に設置し、電車停留所の前方で
電車の軌道をスロープによって通常の路面高さまで上昇
させることを特徴としている(図3参照)。
【0012】また、本発明の方法は、電車が電車停留所
に停車してから乗降用扉が開くまでの間に、電車の乗降
口下部に設置された乗降用部材を電車停留所のプラット
ホームに向かって迫り出し、乗降用部材でスロープ又は
/及び階段を形成させて、プラットホームと電車の床面
との段差及び隙間を解消し、乗降用部材の動作停止後に
乗降用扉を開いて、スロープ又は/及び階段を使って乗
客の乗降を行わせ、乗降用扉を閉めた後に乗降用部材を
乗降口下部に収納して電車を発車させることを特徴とし
ている(図4、図5参照)。上記の本発明の方法におい
ては、乗降用部材を二段構造として、平板状の一段目を
プラットホーム側に向けて迫り出した後、スロープ又は
/及び階段を形成させる二段目をプラットホームの長手
方向に展開することも可能である(図5参照)。
【0013】本発明の電車停留所における段差解消装置
は、プラットホームの高さが電車の床面よりも低い電車
停留所における段差解消装置であって、電車停留所が、
プラットホーム下側に設置された駆動手段によって段差
が少なくとも支障がない程度になくなる位置まで上昇で
きる可動式プラットホームを備えており、電車が電車停
留所に到着して乗客が乗降する時に、前記プラットホー
ムを上昇させて少なくとも支障がない程度に段差をなく
すようにしたことを特徴としている(図1参照)。上記
の本発明の装置において、プラットホームの上昇時及び
/又は下降時に警報を鳴らす警報装置を設けることが好
ましい(図1参照)。また、上記の本発明の装置におい
て、可動式プラットホームの端部を複数に分割し、プラ
ットホームの上昇時に階段又はスロープが形成されるよ
うにすることが好ましい(図1参照)。
【0014】また、本発明の装置は、プラットホームの
高さが電車の床面よりも低い電車停留所における段差解
消装置であって、電車の停車位置となる軌道部分に、軌
道の下側に設置された駆動手段によって段差が少なくと
も支障がない程度になくなる位置まで下降できる可動機
構を設け、電車が電車停留所に到着して乗客が乗降する
時に、前記軌道部分を下降させて少なくとも支障がない
程度に段差をなくすようにしたことを特徴としている
(図2参照)。
【0015】また、本発明の装置は、プラットホームの
高さが電車の床面よりも低い電車停留所における電車の
車両に備えた段差解消装置であって、電車の乗降口下部
に、駆動手段によって電車床面の高さからプラットホー
ム側に向けてスロープ又は/及び階段を迫り出すことが
できる乗降用部材を設け、電車が電車停留所に到着して
乗客が乗降する時に、前記乗降用部材をプラットホーム
に向かって迫り出してスロープ又は/及び階段を形成さ
せ、段差及び隙間を解消するようにしたことを特徴とし
ている(図4、図5参照)。上記の本発明の装置におい
ては、乗降用部材を二段構造とし、一段目をプラットホ
ーム側に迫り出す平板状部材とし、一段目に連結された
二段目をプラットホームの長手方向に展開する平板状部
材からなるスロープ又は/及び階段状部材とすることも
可能である(図5参照)。
【0016】また、本発明の段差のない電車停留所は、
電車が電車停留所に停車する軌道部分を低い位置に設置
して、電車停留所のプラットホームと電車の床面との段
差を少なくとも支障がない程度になくすようにし、電車
が電車停留所の前後を走行する軌道部分をスロープとし
て、低い位置に設置された軌道部分と路面上の通常高さ
の軌道とをつなぐように構成したことを特徴としている
(図3参照)。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明するが、本発明は下記の実施の形態に何ら限定さ
れるものではなく、適宜変更して実施することが可能な
ものである。図1は、本発明の実施の第1形態による電
車停留所における段差解消方法を実施する装置を示して
いる。本実施の形態は、電車が近づくと上昇し、電車の
床面との段差が少なくとも支障がない程度になくなる電
停としたものである。図1に示すように、路面電車10
が電車停留所12に停車すると、電車10の乗降用扉1
4が開く前に、警報装置16を鳴らしながら、電停のプ
ラットホーム18下側に設置されたアクチュエータ(図
示略)によって、プラットホーム18と電車の床面20
との段差が少なくとも支障がない程度になくなる位置ま
で徐々にプラットホーム18が上昇する。なお、図1で
は、説明をわかりやすくするため、上昇したプラットホ
ームの高さ22を電車の床面20より若干低くしている
が、実際はほぼ同じ高さとして段差をなくすようにす
る。後述する図2、図3についても同様である。また、
1〜2cm程度の段差があっても、通常の車椅子等での通
行には支障がないので、段差がこれ以下になるようにプ
ラットホームを上昇させればよい。
【0018】プラットホーム18の可動部分は、通常高
さで固定されているプラットホームとの境界付近で複数
の部材に分割されており、プラットホーム18の上昇時
に生じる通常高さのプラットホームとの段差を、階段も
しくはスロープによってつなぐことができる。図1で
は、一例として、上昇部分と通常高さのプラットホーム
との段差を階段24でつないだ場合を示している。プラ
ットホーム18の上昇が完了して、少なくとも支障がな
い程度に段差がなくなったら、乗降用扉14を開いて乗
客の乗降等を行う。電車10が発車した後には、警報装
置16を鳴らしながら、プラットホーム18が徐々に通
常高さまで下降する。
【0019】なお、警報装置16は、プラットホーム1
8の上昇・下降を知らせるために、音声、サイレン、警
笛等を鳴らすものであるが、警告灯や電光掲示板等で視
覚的に上昇・下降を知らせることも可能である。また、
プラットホーム18への上昇・下降の指令は、軌道に設
置されたセンサで電車の到着、発車等を検知することで
行うことが可能である。もちろん、手動で行ってもよ
い。本実施形態の方法により、通常時は通行の障害とな
らずに必要な時だけ、電停のプラットホームと電車の床
面との段差を解消することができる。
【0020】図2は、本発明の実施の第2形態による電
車停留所における段差解消方法を実施する装置を示して
いる。本実施の形態は、電車が停車すると、その部分の
軌道が降下し、電車の床面との段差が少なくとも支障が
ない程度になくなる電停としたものである。図2に示す
ように、路面電車10が電車停留所26に停車すると、
電車10の乗降用扉14が開く前に、電車10が停車し
ている軌道部分28が、軌道下に設置されたアクチュエ
ータ(図示略)によって、プラットホーム30と電車の
床面20との段差が少なくとも支障がない程度になくな
る位置まで徐々に下降する。なお、1〜2cm程度の段差
があっても、通常の車椅子等での通行には支障がないの
で、段差がこれ以下になるように軌道部分を下降させれ
ばよい。軌道部分28の下降が完了して少なくとも支障
がない程度に段差がなくなったら、乗降用扉14を開い
て乗客の乗降等を行う。その後、乗降用扉14を閉め、
軌道部分28が通常の路面高さまで上昇してから電車1
0が発車する。本実施形態の方法により、必要な時だけ
電停のプラットホームと電車の床面との段差を解消する
ことができる。
【0021】図3は、本発明の実施の第3形態による段
差のない電車停留所を示している。本実施の形態は、電
車の軌道が低い位置に設置され、電車の床面との段差が
少なくとも支障がない程度になくなった電停とするもの
である。図3に示すように、路面電車10の軌道を、電
車停留所32より手前の離れた位置から、スロープ34
によって徐々に低下するように設置する。これにより、
電車10が電車停留所32に近づくと、軌道に従って徐
々に低い位置に下がっていく。そして、電車10が停車
する位置で、プラットホーム36と電車の床面20との
段差が少なくとも支障がない程度になくなる。このよう
に、電車10が停車する軌道部分38が通常の路面高さ
より低い位置に設置されている。なお、1〜2cm程度の
段差があっても、通常の車椅子等での通行には支障がな
いので、段差がこれ以下になるように軌道部分を低い位
置に設置すればよい。また、電車停留所32の前方で
は、電車10の軌道をスロープ35によって徐々に通常
の路面高さまで上昇するようにしており、電車10が電
車停留所32を発車した後は、軌道に従って徐々に通常
高さまで上昇していく。本実施形態の方法により、電停
のプラットホームと電車の床面との段差を解消すること
ができる。
【0022】なお、路面電車10が電車停留所32の前
後を走行する軌道部分はスロープとなるため、これらの
区域で通常高さの路面と段差が生じることになる。この
場合、段差のある区域を一般車両の通行禁止区域とした
り、救急車等の緊急車両がやむを得ず進入してきたとき
等に段差に引っかからないように、軌道と道路との境界
部分に分離帯や柵などを設置する方策を採ることが考え
られる。
【0023】図4は、本発明の実施の第4形態による電
車停留所における段差解消方法を実施する装置の一例を
示している。本実施の形態は、電車が電停に停車すると
乗降口からスロープが迫り出し、電停との段差及び隙間
がなくなる構成としたものである。図4に示すように、
路面電車40が電車停留所42に停車すると、電車40
の乗降用扉が開く前に、電車40の乗降口下部に設置さ
れた乗降用部材44をアクチュエータ(図示略)によっ
てプラットホーム46に向かって迫り出し、乗降用部材
44の下端部をプラットホーム46に接触させる。乗降
用部材44によりスロープが形成され、電車の床面20
とプラットホーム46との段差及び隙間が解消される。
なお、乗降用部材を階段状のものとすることも可能であ
る。また、乗降用部材は、乗降口下部から突出させる構
成としてもよいし、回動させて使用位置に配置する構成
としてもよい。乗降用部材44の動作を停止した後に電
車40の乗降用扉を開き、スロープ等を使って乗客の乗
降等が行われる。乗降用扉を閉め、乗降用部材44をア
クチュエータによって乗降口下部に収納した後、電車4
0が出発する。
【0024】また、本実施の形態の他の例として、図5
に示すように、路面電車50の乗降口52下部に設けら
れた乗降用部材54を二段構造とし、一段目の平板状部
材56をプラットホーム58側に向けて迫り出した後、
二段目の平板状部材60をプラットホーム58の長手方
向に展開して一段目の両側面にスロープを形成させるこ
とができる。この場合、二段目の両方又は片方を階段状
部材とすることも可能である。また、二段目の部材を、
一段目の両側面だけでなく、一段目の正面にも設置する
ことが可能である。これらの本実施形態の方法では、ス
ロープ等によって電停のプラットホームと電車の床面と
の段差及び隙間を解消することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 (1) 電車が近づいて停車すると電停のプラットホー
ムが上昇し、電車の床面との段差が少なくとも支障がな
い程度になくなる構成とすることにより、通常時は通行
等の障害とならずに必要な時だけ、プラットホームと電
車の床面との段差を解消することができる。 (2) 電車が停車すると、その部分の軌道が下降し、
電車の床面との段差が少なくとも支障がない程度になく
なる構成とすることにより、必要な時だけプラットホー
ムと電車の床面との段差を解消することができる。 (3) 電車が停車する部分の軌道が低い位置に設置さ
れ、電車の床面との段差が少なくとも支障がない程度に
なくなった電停とすることにより、プラットホームと電
車の床面との段差を解消することができる。 (4) 電車が電停に停車すると乗降口からスロープ等
が迫り出す構成とすることにより、プラットホームと電
車の床面との段差及び隙間を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態による電車停留所にお
ける段差解消方法を実施する装置を示す概略構成側面説
明図である。
【図2】本発明の実施の第2形態による電車停留所にお
ける段差解消方法を実施する装置を示す概略構成側面説
明図である。
【図3】本発明の実施の第3形態による段差のない電車
停留所を示す概略構成側面説明図である。
【図4】本発明の実施の第4形態による電車停留所にお
ける段差解消方法を実施する装置の一例を示す概略構成
正面説明図である。
【図5】本発明の実施の第4形態による電車停留所にお
ける段差解消方法を実施する装置の他の例を示す概略構
成斜視図である。
【符号の説明】
10、40、50 路面電車 12、26、32、42 電車停留所 14 乗降用扉 16 警報装置 18、30、36、46、58 プラットホーム 20 電車の床面 22 上昇したプラットホームの高さ 24 階段 28、38 電車が停車する軌道部分 34、35 スロープ 44、54 乗降用部材 52 乗降口 56 一段目の平板状部材 60 二段目の平板状部材

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電車が電車停留所に近づいてから停車し
    て乗降用扉が開くまでの間に、電車停留所のプラットホ
    ームを電車の床面との段差が少なくとも支障がない程度
    になくなる位置まで上昇させ、プラットホームと電車床
    面との段差が少なくとも支障がない程度になくなった後
    に乗降用扉を開いて、少なくとも支障がない程度に段差
    のなくなった状態で乗客の乗降を行わせ、電車が発車し
    た後にプラットホームを元の通常高さまで下降させるこ
    とを特徴とする電車停留所における段差解消方法。
  2. 【請求項2】 プラットホームの上昇時及び/又は下降
    時に警報装置を鳴らす請求項1記載の電車停留所におけ
    る段差解消方法。
  3. 【請求項3】 プラットホームの上昇部分における通常
    高さのままの部分との境目を複数に分割して、プラット
    ホーム上昇時の通常高さのホームとの段差を階段又はス
    ロープによってつなぐ請求項1又は2記載の電車停留所
    における段差解消方法。
  4. 【請求項4】 電車が電車停留所に停車してから乗降用
    扉が開くまでの間に、電車が停車している軌道部分を電
    車停留所のプラットホームと電車の床面との段差が少な
    くとも支障がない程度になくなる位置まで下降させ、プ
    ラットホームと電車床面との段差が少なくとも支障がな
    い程度になくなった後に乗降用扉を開いて、少なくとも
    支障がない程度に段差のなくなった状態で乗客の乗降を
    行わせ、乗降用扉を閉めた後に電車が停車している軌道
    部分を元の路面高さまで上昇させて電車を発車させるこ
    とを特徴とする電車停留所における段差解消方法。
  5. 【請求項5】 電車の軌道を電車停留所の手前からスロ
    ープによって下降させて、電車が停車する位置で電車停
    留所のプラットホームと電車の床面との段差が少なくと
    も支障がない程度になくなるように電車の軌道を低い位
    置に設置し、電車停留所の前方で電車の軌道をスロープ
    によって通常の路面高さまで上昇させることを特徴とす
    る電車停留所における段差解消方法。
  6. 【請求項6】 電車が電車停留所に停車してから乗降用
    扉が開くまでの間に、電車の乗降口下部に設置された乗
    降用部材を電車停留所のプラットホームに向かって迫り
    出し、乗降用部材でスロープ又は/及び階段を形成させ
    て、プラットホームと電車の床面との段差及び隙間を解
    消し、乗降用部材の動作停止後に乗降用扉を開いて、ス
    ロープ又は/及び階段を使って乗客の乗降を行わせ、乗
    降用扉を閉めた後に乗降用部材を乗降口下部に収納して
    電車を発車させることを特徴とする電車停留所における
    段差解消方法。
  7. 【請求項7】 乗降用部材を二段構造として、平板状の
    一段目をプラットホーム側に向けて迫り出した後、スロ
    ープ又は/及び階段を形成させる二段目をプラットホー
    ムの長手方向に展開する請求項6記載の電車停留所にお
    ける段差解消方法。
  8. 【請求項8】 プラットホームの高さが電車の床面より
    も低い電車停留所における段差解消装置であって、電車
    停留所が、プラットホーム下側に設置された駆動手段に
    よって段差が少なくとも支障がない程度になくなる位置
    まで上昇できる可動式プラットホームを備えており、電
    車が電車停留所に到着して乗客が乗降する時に、前記プ
    ラットホームを上昇させて少なくとも支障がない程度に
    段差をなくすようにしたことを特徴とする電車停留所に
    おける段差解消装置。
  9. 【請求項9】 プラットホームの上昇時及び/又は下降
    時に警報を鳴らす警報装置を設けた請求項8記載の電車
    停留所における段差解消装置。
  10. 【請求項10】 可動式プラットホームの端部を複数に
    分割して、プラットホームの上昇時に階段又はスロープ
    が形成されるようにした請求項8又は9記載の電車停留
    所における段差解消装置。
  11. 【請求項11】 プラットホームの高さが電車の床面よ
    りも低い電車停留所における段差解消装置であって、電
    車の停車位置となる軌道部分に、軌道の下側に設置され
    た駆動手段によって段差が少なくとも支障がない程度に
    なくなる位置まで下降できる可動機構を設け、電車が電
    車停留所に到着して乗客が乗降する時に、前記軌道部分
    を下降させて少なくとも支障がない程度に段差をなくす
    ようにしたことを特徴とする電車停留所における段差解
    消装置。
  12. 【請求項12】 プラットホームの高さが電車の床面よ
    りも低い電車停留所における電車の車両に備えた段差解
    消装置であって、電車の乗降口下部に、駆動手段によっ
    て電車床面の高さからプラットホーム側に向けてスロー
    プ又は/及び階段を迫り出すことができる乗降用部材を
    設け、電車が電車停留所に到着して乗客が乗降する時
    に、前記乗降用部材をプラットホームに向かって迫り出
    してスロープ又は/及び階段を形成させ、段差及び隙間
    を解消するようにしたことを特徴とする電車停留所にお
    ける段差解消装置。
  13. 【請求項13】 乗降用部材が二段構造であり、一段目
    がプラットホーム側に迫り出す平板状部材であり、一段
    目に連結された二段目がプラットホームの長手方向に展
    開する平板状部材からなるスロープ又は/及び階段状部
    材である請求項12記載の電車停留所における段差解消
    装置。
  14. 【請求項14】 電車が電車停留所に停車する軌道部分
    を低い位置に設置して、電車停留所のプラットホームと
    電車の床面との段差を少なくとも支障がない程度になく
    すようにし、電車が電車停留所の前後を走行する軌道部
    分をスロープとして、低い位置に設置された軌道部分と
    路面上の通常高さの軌道とをつなぐように構成したこと
    を特徴とする段差のない電車停留所。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010059758A (ja) * 2008-09-01 2010-03-18 Kyowa Sangyo Kk 鉄道車両用避難梯子装置
CN106338327A (zh) * 2016-08-26 2017-01-18 成都长客新筑轨道交通装备有限公司 一种适用于多辆编组有轨电车的称重系统及方法

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