JP2002274359A - アンチスキッド制御装置 - Google Patents

アンチスキッド制御装置

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JP2002274359A
JP2002274359A JP2001080263A JP2001080263A JP2002274359A JP 2002274359 A JP2002274359 A JP 2002274359A JP 2001080263 A JP2001080263 A JP 2001080263A JP 2001080263 A JP2001080263 A JP 2001080263A JP 2002274359 A JP2002274359 A JP 2002274359A
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    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/17Using electrical or electronic regulation means to control braking
    • B60T8/1755Brake regulation specially adapted to control the stability of the vehicle, e.g. taking into account yaw rate or transverse acceleration in a curve
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60T8/17Using electrical or electronic regulation means to control braking
    • B60T8/176Brake regulation specially adapted to prevent excessive wheel slip during vehicle deceleration, e.g. ABS
    • B60T8/1761Brake regulation specially adapted to prevent excessive wheel slip during vehicle deceleration, e.g. ABS responsive to wheel or brake dynamics, e.g. wheel slip, wheel acceleration or rate of change of brake fluid pressure
    • B60T8/17616Microprocessor-based systems

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御に影響のない場面における余分な増圧制
御を禁止することで全体的な作動液の消費液量低減を可
能とし、これにより、液圧ポンプ容量の低減によるコス
トの低減化と装置の小型化を可能とすると共に、音振性
能を改善することができるアンチスキッド制御装置の提
供。 【解決手段】 車輪減速度算出手段で算出された車輪加
速度VWDが車体減速度算出手段で擬似的に算出された
車体減速度VIKに減速度オフセット値OFF_VIK
を加算した減速度−(VIK+OFF_VIK)となっ
た時は、目標増・減圧パルス時間PBを0にリセットす
ることでブレーキ液圧の増圧制御を中止してホイルシリ
ンダ50の液圧を保持する保持制御を実行する増圧制御
禁止手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両における各車輪に
備えられたホイルシリンダの制動時液圧を増・減圧制御
することによって車輪のロックを防止するアンチスキッ
ド制御装置に関し、特に、作動液の還流用として備えら
れる液圧ポンプの小型化および該液圧ポンプの過剰駆動
による音振を抑制するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアンチスキッド制御装置では、例
えば、特開平7−117653号公報に示すように、擬
似車体速度と各車輪速度との相関関係、いわゆる車輪の
スリップ率に応じ、ホイルシリンダ液圧の増・減圧制御
を行うことによって、車輪のスリップ率が所定の値(制
御目標速度)を越えないように抑制制御して車輪のロッ
クを防止するようになっている。そして、各車輪の車輪
速度のうち最大車輪速度が実際の車体速度に近似するこ
とから、この最大車輪速度を擬似的な車体速度として制
御に用いられている。ところが、最大車輪速度は車輪の
スリップにより実際の車体速度より高く算出される可能
性があるため、最大車輪速度に基づく擬似的な車体速度
をそのまま制御に用いると、不必要なブレーキ液圧の減
圧制御が開始されてしまうことによって車両の制動不足
状態を発生させる虞がある。そこで、最大車輪速度に基
づく擬似的な車体速度に減速側オフセットが設定され、
最大車輪速度に基づく擬似車体速度よりも減速側オフセ
ット量だけ低い値に設定された擬似車体速度を制御に用
いるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
のアンチスキッド制御装置にあっては、上述のように、
最大車輪速度に基づく擬似車体速度よりも減速側にオフ
セット量だけ低い値に設定された擬似車体速度を制御に
用いるようにしているため、この擬似車体速度に基づい
て作成される車輪速度の制御目標速度(減圧制御の開始
を判断する閾値)も低い値に設定され、これにより、実
際の車体速度に対する理想の車輪速度よりも深い(低
い)車輪速度まで増圧制御が働くため、増圧過多とな
る。従って、その後の減圧制御の時に、増圧量の増加即
ち、比較的過剰なブレーキ液がホイルシリンダからリザ
ーバへ放出されるのに伴ってリザーバからマスタシリン
ダ側へ還流されるブレーキ液の量(消費液量)も増大す
ることから、大容量の液圧ポンプが必要となってコスト
高になると共に、装置の大型化を招くことになるという
問題点があった。また、以上のように液圧ポンプが頻繁
に作動することで、液圧ポンプやブレーキ配管系の音振
性能を悪化させることになるという問題点があった。
【0004】本発明は、上述のような従来の問題点に着
目してなされたもので、制御に影響のない場面における
余分な増圧制御を禁止することで全体的な作動液の消費
液量低減を可能とし、これにより、液圧ポンプ容量の低
減によるコストの低減化と装置の小型化を可能とすると
共に、音振性能を改善することができるアンチスキッド
制御装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述のような目的を達成
するために、本発明請求項1記載のアンチスキッド制御
装置では、制動液圧を発生するマスタシリンダと、車両
における各車輪にそれぞれ配設されていて液圧供給によ
り制動力を発生させる制動用シリンダと、該制動用シリ
ンダの液圧を減圧する減圧制御状態と該液圧を保持する
保持制御状態と該液圧を増圧する増圧制御状態のいずれ
かの状態に切り換え駆動制御可能な切換制御手段と、前
記制動用シリンダの液圧の減圧時に制動用シリンダから
排出される作動液を貯留するリザーバと、該リザーバに
貯留された作動液を前記マスタシリンダ側に還流させる
液圧ポンプと、前記各車輪の車輪速度を検出する車輪速
度検出手段と、該車輪速度検出手段で検出された各車輪
の車輪速度に基づいて車体速度を擬似的に算出する擬似
車体速度算出手段と、前記各車輪の減速度を算出する車
輪減速度算出手段と、前記車輪速度検出手段で検出され
た各車輪の車輪速度が前記擬似車体速度算出手段で擬似
的に算出された車体速度から得られる所定の制御目標速
度となった時は前記切換制御手段を減圧制御状態に切り
換えて前記制動用シリンダの液圧を減圧する減圧制御を
実行し、その後前記車輪減速度算出手段で算出された車
輪減速度が零以下になると前記切換制御手段を増圧制御
状態に切り換えて前記制動用シリンダの液圧を増圧する
増圧制御を実行する制動液圧制御手段と、前記擬似車体
速度算出手段で擬似的に算出された車体速度から車体減
速度を算出する車体減速度算出手段と、前記車輪減速度
算出手段で算出された車輪減速度が前記車体減速度算出
手段で擬似的に算出された車体減速度に基づいて設定さ
れた所定の減速度となった時は前記増圧制御を中止して
前記制動用シリンダの液圧を保持する保持制御を実行す
る増圧制御禁止手段と、を備えている手段とした。
【0006】請求項2記載のアンチスキッド制御装置で
は、請求項1記載のアンチスキッド制御装置において、
前記所定の減速度が、前記車体減速度算出手段で擬似的
に算出された車体減速度に所定のオフセット値が加算さ
れた値に設定されている手段とした。
【0007】請求項3記載のアンチスキッド制御装置で
は、請求項2記載のアンチスキッド制御装置において、
前記所定のオフセット値が徐々に増加するように構成さ
れている手段とした。
【0008】請求項4記載のアンチスキッド制御装置で
は、制動液圧を発生するマスタシリンダと、車両におけ
る各車輪にそれぞれ配設されていて液圧供給により制動
力を発生させる制動用シリンダと、該制動用シリンダの
液圧を減圧する減圧制御状態と該液圧を保持する保持制
御状態と該液圧を増圧する増圧制御状態のいずれかの状
態に切り換え駆動制御可能な切換制御手段と、前記制動
用シリンダの液圧の減圧時に制動用シリンダから排出さ
れる作動液を貯留するリザーバと、該リザーバに貯留さ
れた作動液を前記マスタシリンダ側に還流させる液圧ポ
ンプと、前記各車輪の車輪速度を検出する車輪速度検出
手段と、該車輪速度検出手段で検出された各車輪の車輪
速度に基づいて車体速度を擬似的に算出する擬似車体速
度算出手段と、前記各車輪の減速度を算出する車輪減速
度算出手段と、前記車輪速度検出手段で検出された各車
輪の車輪速度が前記擬似車体速度算出手段で擬似的に算
出された車体速度から得られる所定の制御目標速度とな
った時は前記切換制御手段を減圧制御状態に切り換えて
前記制動用シリンダの液圧を減圧する減圧制御を実行
し、その後前記車輪減速度算出手段で算出された車輪減
速度が零以下になると前記切換制御手段を増圧制御状態
に切り換えて前記制動用シリンダの液圧を増圧する増圧
制御を実行する制動液圧制御手段と、前記車輪速検出手
段で検出された車輪速度が擬似車体速度算出手段で擬似
的に算出された車体速度に所定のオフセット値を加算し
て得られる保持制御判断速度となった時は前記切換制御
手段における増圧制御を中止して保持制御状態に切り換
えて前記制動用シリンダの液圧を保持する保持制御を実
行する増圧禁止手段と、を備え、前記車体速度に加算さ
れるオフセット値が徐々に増加するように構成されてい
る手段とした。
【0009】
【作用】本発明請求項1記載のアンチスキッド制御装置
は、上述のように構成されるため、制動液圧制御手段で
は、車輪速検出手段で検出された各車輪の車輪速度が擬
似車体速度算出手段で擬似的に算出された車体速度から
得られる所定の制御目標速度となった時は切換制御手段
を減圧制御状態に切り換えて制動用シリンダの液圧を減
圧する減圧制御を実行し、これにより、制動力を弱めて
車輪がロックするのを防止する。その後以上のような減
圧制御の実行により車輪減速度算出手段で算出された車
輪減速度が零以下になると切換制御手段を増圧制御状態
に切り換えて制動用シリンダの液圧を増圧する増圧制御
を実行することにより、制動力を強めて車体の減速度不
足状態の発生を防止する。また、増圧禁止手段では、車
輪減速度算出手段で算出された車輪減速度が車体減速度
に基づいて設定された所定の減速度以上となった時は増
圧制御を中止して制動用シリンダの液圧を保持する保持
制御を実行する。即ち、制御に影響のない場面における
余分な増圧制御を禁止することで全体的な作動液の消費
液量を低減することができる。従って、液圧ポンプ容量
の低減によるコストの低減化と装置の小型化を可能とす
ると共に、液圧ポンプおよびブレーキ配管系の音振性能
を改善することができるようになる。
【0010】請求項2記載のアンチスキッド制御装置で
は、請求項1において、上述のように、増圧禁止手段に
おける所定の減速度として、車体減速度算出手段で擬似
的に算出された車体減速度に所定のオフセット値が加算
された値が設定されることで、ノイズ等の外乱入力の影
響によって車体減速度が低めに算出されたような場合に
おいても、早期に保持制御に入るのが防止され、これに
より、減速度の抜けや減速度不足の発生を防止できるよ
うになる。
【0011】請求項3記載のアンチスキッド制御装置で
は、請求項2において、前記所定のオフセット値が徐々
に増加するように設定されるもので、これにより、増圧
禁止手段における所定の減速度が徐々に増加するため、
走行路面が低μ路から高μ路に移行した場合でも、徐々
に増圧可能な領域が大きくなるため、速やかな減速度の
立ち上がりを実現できるようになる。
【0012】請求項4記載のアンチスキッド制御装置で
は、上述のように構成されるため、制動液圧制御手段で
は、車輪速検出手段で検出された各車輪の車輪速度が擬
似車体速度算出手段で擬似的に算出された車体速度から
得られる所定の制御目標速度となった時は切換制御手段
を減圧制御状態に切り換えて制動用シリンダの液圧を減
圧する減圧制御を実行し、これにより、制動力を弱めて
車輪がロックするのを防止する。その後以上のような減
圧制御の実行により車輪減速度算出手段で算出された車
輪減速度が零以下になると切換制御手段を増圧制御状態
に切り換えて制動用シリンダの液圧を増圧する増圧制御
を実行することにより、制動力を強めて車体の減速度不
足状態の発生を防止する。また、増圧禁止手段では、車
輪速度が擬似車体速度算出手段で擬似的に算出された車
体速度に所定のオフセット値を加算して得られる保持制
御判断速度となった時は切換制御手段における増圧制御
を中止して保持制御状態に切り換えて制動用シリンダの
液圧を保持する保持制御を実行することにより、制御に
影響のない場面における余分な増圧制御を禁止すること
で全体的な作動液の消費液量を低減することができる。
【0013】また、前記車体速度に加算されるオフセッ
ト値を徐々に増加することにより、走行路面が低μ路か
ら高μ路に移行した場合でも、徐々に増圧可能な領域が
大きくなるため、速やかな減速度の立ち上がりを実現で
きるようになる。従って、液圧ポンプ容量の低減による
コストの低減化と装置の小型化を可能とすると共に、液
圧ポンプおよびブレーキ配管系の音振性能を改善するこ
とができるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態を図
面により詳述する。 (発明の実施の形態1)まず、本発明の実施の形態1の
アンチスキッド制御装置の構成を、図1のシステム概要
図に基づいて説明すると、車両には、操舵輪(従動輪)
である右前輪10および左前輪14の回転に応じてそれ
ぞれ車輪速度パルスを発生する車輪速度センサ(車輪速
度検出手段)12および16と、駆動輪である右後輪2
0および左後輪22の回転に応じてそれぞれ車輪速度パ
ルスを発生する車輪速度センサ(車輪速度検出手段)2
4および26とが設けられ、これ等各センサはマイクロ
コンピュータ(CPU)を含むコントロールユニット
(以下、ECUと称す)40に接続されている。
【0015】また、図2のブレーキ液圧回路構成図に示
すように、各車輪にそれぞれ配設されたホイールシリン
ダ(制動用シリンダ)50と、運転者がブレーキペダル
を踏むことによってブレーキ液圧を発生するマスタシリ
ンダ52とは主液通路(液圧管路)54でもって連通さ
れており、この主液通路54の途中にホイールシリンダ
50の液圧を制御するアクチュエータユニット60が介
装されている。
【0016】このアクチュエータユニット60には、ホ
イールシリンダ50の液圧の増減を切り換え制御するた
めの切換制御弁62と、ホイールシリンダ50の減圧時
にそのブレーキ液が蓄えられるリザーバ64と、該リザ
ーバ64に蓄えられたブレーキ液を主液通路54に戻す
ための液圧ポンプ66と、を備えている。
【0017】次に、前記ECU40におけるアンチスキ
ッド制御の基本制御内容を、図3の制御フローチャート
(増圧禁止手段を含む制動液圧制御手段)に基づいて説
明する。まず、ステップS1では、各車輪速度センサ1
2、16、24、26からの出力に応じて右前輪10、
左前輪14、右後輪20および左後輪22の各車輪速V
Wの計算、および、各車輪速VWを微分することにより
車輪加速度VWDが計算される。
【0018】続くステップS2では、前記ステップS1
で算出された各車輪速度VWから擬似的な車両速度、即
ち疑似車体速度VIを計算する。なお、この疑似車体速
VIの計算内容は後に図4、5のフローチャートに基づ
いて詳述する。
【0019】続くステップS3では、前記ステップS2
で算出された疑似車体速VIから、制御目標速度(減圧
判断閾値)VWSの計算が行なわれる。なお、この制御
目標速度VWSの計算内容は後に図6のフローチャート
に基づいて詳述する。
【0020】続くステップS4では、PI制御演算処理
が行われる。即ち、目標のブレーキ液の増圧・減圧制御
時間を示す目標増・減圧パルス時間PB、および、ブレ
ーキ液の増圧制御を禁止する判断閾値のオフセット量で
ある減速度オフセット値OFF_VIKの演算が行われ
る。なお、このPI制御演算処理の内容は後に図7のフ
ローチャートに基づいて詳述する。
【0021】続くステップS5では、前記ステップS1
で算出された各車輪の車輪速度VWが、同ステップS3
で算出された制御目標速度VWS未満であり、かつ、増
圧実施フラグZFLAG(増圧制御実施中であることを
示すフラグ)が1にセットされているか否かが判定さ
れ、YES(VW<VWS、および、ZFLAG=1)
である時は、減圧制御を実行する必要があるためステッ
プS7に進む。
【0022】このステップS7では、以下に列挙する処
理を行った後、ブレーキ液圧減圧制御を実施するステッ
プS8に進む。 ・減圧制御実施時間ASを所定時間Aにセット。 ・保持制御時間THOJIを0にリセット。 ・減圧実施フラグGFLAGを1にセット。
【0023】ステップS8では、ブレーキ液圧減圧制御
が行なわれる。即ち、ECU40からアクチュエータユ
ニット60の切換制御弁62へ切換信号が出力され、マ
スタシリンダ52とホイールシリンダ50とリザーバ6
4とが連通される。
【0024】前記ステップS5の判定がNO(VW≧V
WS、または、ZFLAG=0)である時は、ステップ
S6に進む。このステップS6は、ブレーキ液圧減圧制
御の必要性を判定するステップであり、具体的には保持
制御時間THOJIが所定時間Bmsを越え、かつ、目標
増・減圧パルス時間PB−減圧時間タイマDECTが所
定時間T1 ms(T1<)を越えているか、または、保持
制御時間THOJIが所定時間Cms(B<C)を越え、
かつ、目標増・減圧パルス時間PBから減圧時間タイマ
DECTを減算した時間が、所定時間T2ms(T2<T
1)を越えているか否かが判定され、YES(いずれか
一方の条件が成立)である時も、減圧制御を実施する必
要があるため、前記ステップS7に進む。
【0025】また、ステップS6の判定がNO(いずれ
の条件も不成立)である時は、ブレーキ液圧の増圧また
は保持制御の必要性を判定すべくステップS9に進み、
ブレーキ液圧の増圧制御の必要性を判定する。具体的に
は、目標増・減圧パルス時間PBから増圧時間タイマI
NCTを減算した時間が所定時間−T1 ms未満であり、
かつ、保持制御時間THOJIがCmsを越えているか否
かが判定される。ステップS9の判定がYES(両条件
が成立)である時は、車輪がいまだスリップしていない
と判定できるので、ステップS10に進む。
【0026】このステップS10では、さらに、減圧実
施フラグGFLAG(減圧制御実施中であることを示す
フラグ)が1にセットされており、かつ、車輪加速度V
WDが0gを越えているか否かが判定され、NO(少な
くともいずれか一方の条件が不成立)の時は、ホイール
シリンダ50の液圧が不足ぎみであるから、ステップS
11に進んで保持制御時間THOJIを0にリセットし
た後、ブレーキ液圧増圧制御を実施するテップS12に
進む。
【0027】このステップS12では、ブレーキ液圧増
圧制御が行なわれる。即ち、この場合は、アクチュエー
タユニット60の切換制御弁62が、マスタシリンダ5
2とホイールシリンダ50とが連通状態となるように駆
動される。そして、続くステップS13では増圧実施フ
ラグZFLAGを1にセットする。
【0028】また、前記ステップS9の判定がNO(P
Bが≦−T1 ms、または、THOJI≦Cms)、また
は、ステップS10の判定がYES(GFLAG=0、
または、VWD≦VIK+OFF_VIK)である時
は、ステップS14に進んで保持制御時間THOJIを
インクリメントした後、ブレーキ液圧保持制御を実施す
るステップS15に進む。
【0029】このステップS15では、ブレーキ液圧保
持制御が行われる。即ち、この場合には、ホイールシリ
ンダ50がマスタシリンダ52およびリザーバ64との
連通をそれぞれ断つ位置に、切換制御弁62が駆動され
る。
【0030】前記各ステップS8、S13、S15のい
づれかが行なわれた後は、ステップS16に進み、10
ms経過したか否かが判定され、10ms未満(NO)であ
れば、このステップS16の判定を繰り返し、また、1
0ms経過(YES)であれば、これで一回のフローを終
了し、前記ステップS1に戻る。換言すると、上記制御
ルーチンが10ms毎に実行されることになる。
【0031】次に、前記図3におけるステップS2の擬
似車体速計算処理制御の具体的内容を、図4のフローチ
ャートに基づいて説明する。まず、ステップS21で
は、車輪速セレクト値VFSとして4輪の車輪速VWの
最大値を設定した後、ステップS22に進む。
【0032】このステップS22では、非減圧制御中で
あるか否かを減圧制御実施時間ASが0となっているか
否かで判定し、YES(AS=0で非減圧制御中)であ
る時は、ステップS23に進んで、車輪速セレクト値V
FSとして従動輪の車輪速VWの最大値を設定した後、
ステップS24に進み、また、NO(AS≠0で減圧制
御中)である時は、そのままステップS24に進む。
【0033】このステップS24では、擬似車体速VI
が車輪速セレクト値VFS以上であるか否かを判定し、
YES(VI≧VFS)である時は、ステップS25に
進んで、車両減速時の擬似車体速VIを次式により求め
た後、これで一回のフローを終了する。 VI=VI−VIK×k なお、VIKは車体減速度である。この車体減速度VI
Kの計算内容については後に図5のフローチャートに基
づいて詳述する。
【0034】前記ステップS24でNO(VI<VF
S)である時は、車両が加速中であると判断してステッ
プS26に進んで、減速リミッタ定数xを2km/hに
設定した後、ステップS27に進む。 このステップS
27では、再び非減圧制御中であるか否かを減圧制御実
施時間ASが0となっているか否かで判定し、YES
(AS=0で非減圧制御中)である時は、ステップS2
8に進んで、減速リミッタ定数xを0.1km/hに設
定した後、ステップS29に進み、また、NO(AS≠
0で減圧制御中)である時は、そのままステップS29
に進む。
【0035】そして、このステップS29では、擬似車
体速VIを次式により求めた後、これで一回のフローを
終了する。 VI=VI+x
【0036】次に、前記図4のステップS25で用いら
れる車体減速度計算の具体的内容を、図5のフローチャ
ートに基づいて説明する。まず、ステップS251で
は、非減圧制御中(AS=0)の状態から、減圧制御中
(AS≠0)に切り換わったか否かを判定し、YESで
ある時はステップS252に進んで、減圧制御が最初に
行われた時の車速、即ち減圧制御開始車速VOを擬似車
体速VIに設定すると共に、車両減速度作成用タイマT
Oを0にリセットした後、ステップS253に進み、ま
た、NO(非減圧制御中(AS=0))である時は、そ
のままステップS253に進む。そして、このステップ
S253では、車両減速度作成用タイマTOをインクリ
メントした後、ステップS254に進む。
【0037】このステップS254(スピンアップ判
断)では、車輪速セレクト値VFSが擬似車体速VIに
復帰したか否かを判定し、YES(VI<VFS→VI
≧VFS)である時は、ステップS255に進んで、車
体減速度VIKを次式により求めた後、ステップS25
6に進み、また、NO(VI<VFS)である時は、そ
のままステップS256に進む。 VIK=(VO−VI)/TO
【0038】このステップS256(低μ路判断)で
は、減圧時間DECTがDms以上であるか否かを判定す
ることにより、走行路面が低μ路であるか否かを判定
し、YES(DECT≧Dms=低μ路)である時は、ス
テップS257に進んで、低μフラグLouFを1にセ
ットした後、これで一回のフローを終了し、また、NO
(DECT<Dms=高μ路)である時は、そのままこれ
で一回のフローを終了する。
【0039】次に、前記図3におけるステップS3の制
御目標速度計算の具体的内容を、図6のフローチャート
に基づいて説明する。まず、ステップS31では、制御
目標速度VWSのオフセット値XXを、まず、8km/
hに設定した後、ステップS32に進む。
【0040】このステップS32では、車体減速度が所
定値E未満であり、かつ、低μフラグLouFが1にセ
ットされているか否かを判定することにより、走行路面
が低μ路であるか否かを判定し、YES(低μ路判定)
である時は、ステップS33に進んで、オフセット値X
Xを4km/hに変更設定した後、ステップS34に進
み、また、NO(高μ路判定)である時は、そのまま
(XX=8km/hに設定したまま)ステップS34に
進む。
【0041】ステップS34では、前記図4のフローで
計算された擬似車体速VIと、オフセット値XXから、
次式に基づいて制御目標速度VWSを演算した後、ステ
ップS35に進む。 VWS=0.95×VI−XX
【0042】このステップS35では、減圧フラグGF
LAGが1にセットされ、かつ、車輪加速度VWDが所
定値Fを越え、さらに、車輪速度VWが制御目標速度V
WSを越えているか否かを判定し、YESである時は、
ステップS36に進んで、目標スリップ車速VWMを擬
似車体速VIに設定し、また、NOである時は、目標ス
リップ車速VWMを制御目標速度VWSに設定し、これ
で一回のフローを終了する。
【0043】次に、前記図3におけるステップS4のP
I制御演算処理の具体的内容を、図7のフローチャート
に基づいて説明する。まず、ステップS41では、次式
に基づいて偏差ΔVWを求める。 ΔVW=VWM−VW
【0044】続くステップS42では、次式によりPI
制御の比例分PPを求める。 PP=KP×ΔVW
【0045】続くステップS43では、次式によりPI
制御の積分分IPを求める。 IP=10ms前IP+KI×ΔVW なお、KIは係数である。
【0046】続くステップS44では、次式により目標
増・減圧パルス時間PBを求める。 PB=PP+IP
【0047】続くステップS45では、車体減速度VI
Kと減速度オフセット値OFF_VIKの加算値が車輪
加速度−VWD未満であるか否かを判定し、YES(V
IK+OFF_VIK<−VWD)である時は、ステッ
プS46に進んで、目標増・減圧パルス時間PBを0に
リセットすることにより、増圧制御を禁止する処理を行
った後、ステップS47に進み、また、NO(VIK+
OFF_VIK≧−VWD)である時は、そのままステ
ップS47に進む。
【0048】このステップS47では、減速度オフセッ
ト値OFF_VIKを100ms前の減速度オフセット値
OFF_VIKに0.1gを加算した値に設定した後、
これで一回のフローを終了する。
【0049】次に、前記図3におけるステップS12の
減圧制御の具体的内容を図8のフローチャートに基づい
て説明するまず、ステップS121では、増圧時間カウ
ンタINCTを0にリセットし、続く、ステップS12
2では、減圧パルス時間GAWを目標増・減圧パルス時
間PBに設定した後、ステップS123に進む。
【0050】このステップS123では、増圧実施フラ
グZFLAGが1にセットされているか否かを判定し、
YES(ZFLAG=1)である時は、ステップS12
4に進んで、減圧パルス時間GAWを次式により求める
と共に、 GAW=VWD×α/VIK なお、αは係数である。増圧実施フラグZFLAGを0
にリセットした後、ステップS125に進み、また、N
O(ZFLAG=0)である時は、そのままステップS
125に進む。
【0051】このステップS125では、ポート減圧出
力処理を行うと共に、減圧時間タイマDECTをインク
リメントた後、ステップS126に進む。
【0052】このステップS126では、減圧時間タイ
マDECTが減圧パルス時間GAW以上であるか、また
は、車輪加速度VWDが所定値Fを越えているか否かを
判定し、YES(DECT≧GAW、or、VWD>
F)である時は、ステップS127に進んで、保持制御
出力処理を行うと共に、減圧時間タイマDECTをデク
リメントした後、これで一回のフローを終了し、また、
NO(DECT<GAW、and、VWD≦F)である
時は、そのままこれで一回のフローを終了する。
【0053】次に、前記図3におけるステップS15の
保持制御の具体的内容を図9のフローチャートに基づい
て説明するまず、ステップS151では、減圧時間カウ
ンタDECTを0にリセットし、続くステップS152
では、増圧パルス時間ZAWを目標増・減圧パルス時間
PBに設定した後、ステップS153に進む。即ち、前
記図7のPI制御演算処理のステップS45において車
体減速度VIKと減速度オフセット値OFF_VIKの
加算値が車輪加速度−VWD未満と判定された時は、ス
テップS46に進んで目標増・減圧パルス時間PBを0
にリセットしておけば、このステップS151で増圧パ
ルス時間ZAWがPB(=0)に設定されることで、増
圧制御が禁止された状態となる。
【0054】続くステップS153では、減圧実施フラ
グGFLAGが1にセットされているか否かを判定し、
YES(GFLAG=1)である時は、ステップS15
4に進んで、減速度オフセット値OFF_VIKを0.
1gに設定した後、ステップS155に進んで、減圧パ
ルス時間GAWを次式により求めると共に、 GAW=VWD×β×VIK なお、βは係数である。減圧実施フラグGFLAGを0
にリセットした後、ステップS156に進み、また、N
O(GFLAG=0)である時は、そのままステップS
156に進む。
【0055】このステップS156では、ポート増圧出
力処理を行うと共に、増圧時間タイマINCTをインク
リメントた後、ステップS157に進む。
【0056】このステップS157では、増圧時間タイ
マINCTが増圧パルス時間ZAW以上であるか否かが
判定され、YES(INCT≧ZAW)である時は、ス
テップS158に進んで、ポート保持出力処理を行うと
共に、増圧時間タイマINCTをデクリメントした後、
これで一回のフローを終了し、また、NO(INCT<
ZAW)である時は、そのままこれで一回のフローを終
了する。
【0057】次に、本発明の実施の形態1の作用・効果
を図10、11のタイムチャートに基づいて説明する。
本発明の実施の形態1のアンチスキッド制御装置は、上
述のように構成されるため、ECU40では、車輪速セ
ンサ12、16、24、26で検出された各車輪10、
14、20、21の車輪速VWが擬似車体速度VIから
得られる制御目標速度VWS未満となった時は車輪がロ
ックする虞があるため、切換制御弁62を減圧制御状態
に切り換えてホイルシリンダ50の液圧を減圧する減圧
制御を実行して制動力を弱める。この減圧制御の実行に
より、車輪速VWが減速方向から加速方向に変化し、車
輪がロックするのが防止される。
【0058】その後以上のような減圧制御の実行により
車輪加速度VWDが零以下になると切換制御弁62を増
圧制御状態に切り換えてホイルシリンダ50の液圧を増
圧する増圧制御を実行することにより、制動力を強めて
車体の減速度不足状態の発生を防止する。
【0059】また、車輪加速度VWDが車体減速度VI
Kに減速度オフセット値OFF_VIKを加算した減速
度以上となった時は増圧制御を禁止してホイルシリンダ
50の液圧を保持する保持制御を実行する。
【0060】即ち、車輪加速度VWDが車体減速度VI
Kと比較して減速方向にある時は、増圧制御を禁止して
もアンチスキッド制御には影響のない場面であるため、
このような場面においては余分な増圧制御を積極的に禁
止することにより、全体的な作動液の消費液量を低減す
ることができる。従って、液圧ポンプ66の容量を低減
することができるため、コストの低減化と装置の小型化
が可能になると共に、液圧ポンプ66の駆動時間が少な
くなるため、液圧ポンプ66およびブレーキ配管系の音
振性能を改善することができるようになるという効果が
得られる。
【0061】また、上述のように、増圧禁止を開始する
基準となる車輪加速度値として車体減速度VIKに減速
度オフセット値OFF_VIKを加算した値に設定する
ことにより、例えば、ノイズ等の外乱入力の影響によっ
て車体減速度VIKが低めに算出されたような場合にお
いても、早期に増圧制御を禁止して保持制御に入るのを
防止することができ、これにより、減速度の抜けや減速
度不足の発生を防止できるようになるという効果が得ら
れる。
【0062】また、車体減速度VIKと減速度オフセッ
ト値OFF_VIKの加算値が車輪加速度−VWD未満
である間は、車体減速度VIKに加算される減速度オフ
セット値OFF_VIKを100ms毎に0.1gづつ徐
々に増加するように設定しておくことにより、以下のよ
うな作用・効果が得られる。図10は、減速度オフセッ
ト値OFF_VIKが一定値に固定設定された場合のア
ンチスキッド制御の作動内容を示すタイムチャートであ
るのに対し、図11は、減速度オフセット値OFF_V
IKを徐々に増加するように設定した本発明の実施形態
1のアンチスキッド制御の作動内容を示すタイムチャー
トを示す。
【0063】即ち、例えば、走行路面が低μ路から高μ
路に移行した場合においては、図10に示すように、減
速度オフセット値OFF_VIKが一定値に固定設定さ
れていると、まず、車体減速度VIKに比べ車輪加速度
VWDが減少する方向に変化するため、増圧制御が開始
されにくくなり、これにより、減速度の立ち上がりの遅
れが生じ、制動距離が長くなる。
【0064】これに対し、図11に示すように、車体減
速度VIKと減速度オフセット値OFF_VIKの加算
値が車輪加速度−VWD未満である間は、車体減速度V
IKに加算される減速度オフセット値OFF_VIKを
徐々に増加するように設定しておくことにより、走行路
面が低μ路から高μ路に移行し、車体減速度VIKに比
べ車輪加速度VWDが減少する方向に変化た場合であっ
ても、徐々に増圧可能な領域が大きくなるため、速やか
な減速度の立ち上がりを実現できるようになり、従っ
て、低μ路から高μ路への路面μ変化があった場合にお
ける制動距離を短くすることができるようになるという
効果が得られる。
【0065】(発明の実施の形態2)次に、発明の実施
の形態2のアンチスキッド制御装置について説明する。
なお、この発明の実施の形態2の説明にあたっては、前
記発明の実施の形態1と同様の構成部分については、同
一の符号を用いてその説明を省略し、相違点についての
み説明する。
【0066】この発明の実施の形態2のアンチスキッド
制御装置では、各車輪10、14、20、22の車輪速
VWが擬似車体速VIから得られる制御目標速度VWS
未満となった時は切換制御弁62を減圧制御状態に切り
換えてホイルシリンダの液圧を減圧する減圧制御を実行
し、その後車輪加速度VWDが零以下になると切換制御
弁62を増圧制御状態に切り換えてホイルシリンダ50
の液圧を増圧する増圧制御を実行し、さらにその後車輪
速VWが擬似車体速VIに所定のオフセット値LBOF
Sを加算して得られる保持制御判断速度λBとなった時
は切換制御弁62を増圧制御を中止して保持制御状態に
切り換えてホイルシリンダ50の液圧を保持する保持制
御を実行するようにしたものである。そして、前記保持
制御判断速度λBの設定において、擬似車体速度VIに
加算されるオフセット値LBOFSが徐々に増加させる
ようにしたものである。即ち、前記発明の実施の形態1
における図3〜図9のフローチャートのうち、図7およ
び図9の内容が一部相違した内容となっている。
【0067】まず、図12は、前記発明の実施の形態1
の図7に対応するPI制御演算処理内容を示すフローチ
ャートであり、前記発明の実施の形態1とは、ステップ
S45とステップS47の内容が前記発明の実施の形態
1とは相違している。
【0068】即ち、ステップS45−1では、車輪速V
Wが保持制御判断速度λB未満であり、かつ、車輪速V
Wが制御目標速度VWS以上であるか否かを判定し、Y
ES(VW<λB、かつ、VW≧VWS)である時は、
ステップS46に進んで目標増・減圧パルス時間PBを
0に設定した後、ステップS47−1に進み、また、N
OであればそのままステップS47−1に進む。
【0069】このステップS47−1では、オフセット
値LBOFSを100ms前のオフセット値LBOFSに
0.1km/hを加算した値に設定した後、ステップS
47−2に進み、保持制御判断速度λBを次式により求
めた後、これで一回のフローを終了する。 λB=0.95×VI−LBOFS
【0070】次に、図13は、前記発明の実施の形態1
の図9に対応する増圧制御の内容を示すフローチャート
であり、前記発明の実施の形態1とは、ステップS15
4の内容が前記発明の実施の形態1とは相違している。
即ち、ステップS153の判定がYES(GFLAG=
1)である時は、ステップS154−1に進んで、オフ
セット値LBOFSを0に設定した後、ステップS15
5に進む。
【0071】次に、本発明の実施の形態2の作用・効果
を図14のタイムチャートに基づいて説明すると、車輪
速VWが擬似車体速VIに所定のオフセット値LBOF
Sを加算して得られる保持制御判断速度λB未満となっ
た時は切換制御弁62を増圧制御を中止して保持制御状
態に切り換えてホイルシリンダ50の液圧を保持する保
持制御を実行することにより、余分な増圧制御を積極的
に禁止し、全体的な作動液の消費液量を低減することが
できる。従って、液圧ポンプ66の容量を低減すること
ができるため、コストの低減化と装置の小型化が可能に
なると共に、液圧ポンプ66の駆動時間が少なくなるた
め、液圧ポンプ66およびブレーキ配管系の音振性能を
改善することができるようになるという効果が得られ
る。
【0072】また、前記保持制御判断速度λBの設定に
おいて、擬似車体速度VIに加算されるオフセット値L
BOFSを100ms毎に0.1km/hづつ徐々に増加
するように設定しておくことにより、以下の効果が得ら
れる。即ち、例えば、走行路面が低μ路から高μ路に移
行した場合において、オフセット値LBOFSが一定値
に固定設定されていると、まず、車体減速度VIKに比
べ車輪加速度VWDが減少する方向に変化するため、増
圧制御が開始されにくくなり、これにより、減速度の立
ち上がりの遅れが生じ、制動距離が長くなるのに対し、
図14に示すように、オフセット値LBOFSを徐々増
加するように設定しておくことにより、走行路面が低μ
路から高μ路に移行し、車体減速度VIKに比べ車輪加
速度VWDが減少する方向に変化した場合であっても、
徐々に増圧可能な領域が大きくなるため、速やかな減速
度の立ち上がりを実現できるようになり、従って、低μ
路から高μ路への路面μ変化があった場合における制動
距離を短くすることができるようになるという効果が得
られる。また、増圧禁止制御が実行された時のブレーキ
効率が比較的高い点となるため、制動性能が良好とな
る。
【0073】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、具体的な構成はこの発明の実施の形態に
限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
における設計変更等があっても本発明に含まれる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明請求項1記
載のアンチスキッド制御装置にあっては、前記車輪速検
出手段で検出された各車輪の車輪速度が前記擬似車体速
度算出手段で擬似的に算出された車体速度から得られる
所定の制御目標速度となった時は前記切換制御手段を減
圧制御状態に切り換えて前記制動用シリンダの液圧を減
圧する減圧制御を実行し、その後前記車輪減速度算出手
段で算出された車輪減速度が零以下になると前記切換制
御手段を増圧制御状態に切り換えて前記制動用シリンダ
の液圧を増圧する増圧制御を実行する制動液圧制御手段
と、前記擬似車体速度算出手段で擬似的に算出された車
体速度から車体減速度を算出する車体減速度算出手段
と、前記車輪減速度算出手段で算出された車輪減速度が
前記車体減速度算出手段で擬似的に算出された車体減速
度に基づいて設定された所定の減速度となった時は前記
増圧制御を中止して前記制動用シリンダの液圧を保持す
る保持制御を実行する増圧制御禁止手段と、を備えてい
る手段としたことで、制御に影響のない場面における余
分な増圧制御を禁止することで全体的な作動液の消費液
量を低減することができ、従って、液圧ポンプ容量の低
減によるコストの低減化と装置の小型化を可能とすると
共に、液圧ポンプおよびブレーキ配管系の音振性能を改
善することができるようになるという効果が得られる。
【0075】請求項2記載のアンチスキッド制御装置で
は、請求項1記載のアンチスキッド制御装置において、
前記所定の減速度が、前記車体減速度算出手段で擬似的
に算出された車体減速度に所定のオフセット値が加算さ
れた値に設定されている手段としたことで、ノイズ等の
外乱入力の影響によって車体減速度が低めに算出された
ような場合においても、早期に保持制御に入るのが防止
され、これにより、減速度の抜けや減速度不足の発生を
防止できるようになる。
【0076】請求項3記載のアンチスキッド制御装置で
は、請求項2記載のアンチスキッド制御装置において、
前記所定のオフセット値が徐々に増加するように構成さ
れている手段としたことで、増圧禁止手段における所定
の減速度が徐々に増加するため、走行路面が低μ路から
高μ路に移行した場合でも、徐々に増圧可能な領域が大
きくなり、従って、速やかな減速度の立ち上がりを実現
できるようになる。
【0077】請求項4記載のアンチスキッド制御装置で
は、前記車輪速検出手段で検出された各車輪の車輪速度
が前記擬似車体速度算出手段で擬似的に算出された車体
速度から得られる所定の制御目標速度となった時は前記
切換制御手段を減圧制御状態に切り換えて前記制動用シ
リンダの液圧を減圧する減圧制御を実行し、その後前記
車輪減速度算出手段で算出された車輪減速度が零以下に
なると前記切換制御手段を増圧制御状態に切り換えて前
記制動用シリンダの液圧を増圧する増圧制御を実行する
制動液圧制御手段と、前記車輪速度検出手段で検出され
た車輪速度が擬似車体速度算出手段で擬似的に算出され
た車体速度に所定のオフセット値を加算して得られる保
持制御判断速度となった時は前記切換制御手段における
増圧制御を中止して保持制御状態に切り換えて前記制動
用シリンダの液圧を保持する保持制御を実行する増圧禁
止手段と、を備え、前記車体速度に加算されるオフセッ
ト値が徐々に増加するように構成されている手段とした
ことで、制御に影響のない場面における余分な増圧制御
を禁止することで全体的な作動液の消費液量を低減する
ことができると共に、走行路面が低μ路から高μ路に移
行した場合でも、徐々に増圧可能な領域が大きくなるた
め、速やかな減速度の立ち上がりを実現できるようにな
る。従って、液圧ポンプ容量の低減によるコストの低減
化と装置の小型化を可能とすると共に、液圧ポンプおよ
びブレーキ配管系の音振性能を改善することができるよ
うになるという効果が得られる。また、増圧禁止制御が
実行された時のブレーキ効率が比較的高い点となるた
め、制動性能が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明発明の実施の形態1のアンチスキッド制
御装置を示すシステム概要図である。
【図2】発明の実施の形態1のアンチスキッド制御装置
におけるブレーキ液圧回路構成図である。
【図3】発明の実施の形態1のアンチスキッド制御装置
のECUにおける基本制御内容を示す制御フローチャー
トである。
【図4】発明の実施の形態1のアンチスキッド制御装置
装置のECUにおける制御内容のうち、擬似車体速計算
内容を示すフローチャートである。
【図5】発明の実施の形態1のアンチスキッド制御装置
装置のECUにおける制御内容のうち、車体減速度計算
内容を示すフローチャートである。
【図6】発明の実施の形態1のアンチスキッド制御装置
装置のECUにおける制御内容のうち、制御目標速度計
算内容を示すフローチャートである。
【図7】発明の実施の形態1のアンチスキッド制御装置
装置のECUにおける制御内容のうち、PI制御演算処
理内容を示すフローチャートである。
【図8】発明の実施の形態1のアンチスキッド制御装置
装置のECUにおける制御内容のうち、減圧制御内容を
示すフローチャートである。
【図9】発明の実施の形態1のアンチスキッド制御装置
装置のECUにおける制御内容のうち、増圧制御内容を
示すフローチャートである。
【図10】オフセット値を一定に固定した場合にアンチ
スキッド制御作動を示すタイムチャートである。
【図11】発明の実施の形態1のアンチスキッド制御装
置のECUにおける制御内容を示すタイムチャートであ
る。
【図12】発明の実施の形態2のアンチスキッド制御装
置装置のECUにおける制御内容のうち、PI制御演算
処理内容を示すフローチャートである。
【図13】発明の実施の形態2のアンチスキッド制御装
置装置のECUにおける制御内容のうち、増圧制御内容
を示すフローチャートである。
【図14】発明の実施の形態2のアンチスキッド制御装
置のECUにおける制御内容を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
10 右前輪 12 車輪速度センサ(車輪速度出手段) 14 左前輪 16 車輪速度センサ(車輪速度検出手段) 20 右前輪 22 左前輪 24 車輪速度センサ(車輪速度検出手段) 26 車輪速度センサ(車輪速度検出手段) 40 ECU(制動液圧制御手段) 50 ホイールシリンダ(制動用シリンダ) 52 マスタシリンダ 54 主液通路 60 アクチュエータユニット 62 切換制御弁(切換制御手段) 64 リザーバ 66 液圧ポンプ VI 擬似車体速 VW 車輪速 VWS 制御目標速度 ZFLAG 増圧実施フラグ GFLAG 減圧実施フラグ AS 減圧制御実施時間 THOJI 保持制御時間 PB 目標増・減圧パルス時間 VFS 車輪速セレクト値 LoμF 低μフラグ VIK 車体減速度 x 減速リミッタ定数 VO 減圧制御開始時車速 TO 車両減速度作成用タイマ DECT 減圧時間タイマ XX オフセット値 VWD 車輪加速度(車輪速VWの微分値) VWM 目標スリップ車速 INCT 増圧時間タイマ GAW 減圧パルス α 係数 ZAW 増圧パルス β 係数 ΔVW 偏差(目標スリップ車速と車輪速との偏差) PP 偏差の比例分 KP 偏差出力パルス係数(比例) IP 偏差の積分分 KI 偏差出力パルス係数(積分) OFF_VIK 減速度オフセット値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 淳 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 Fターム(参考) 3D046 BB07 BB15 BB16 BB28 HH23 HH26 HH36 HH39 JJ02 JJ06 JJ07 JJ11 JJ16 JJ21 LL05 LL14 LL47

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制動液圧を発生するマスタシリンダと、 車両における各車輪にそれぞれ配設されていて液圧供給
    により制動力を発生させる制動用シリンダと、 該制動用シリンダの液圧を減圧する減圧制御状態と該液
    圧を保持する保持制御状態と該液圧を増圧する増圧制御
    状態のいずれかの状態に切り換え駆動制御可能な切換制
    御手段と、 前記制動用シリンダの液圧の減圧時に制動用シリンダか
    ら排出される作動液を貯留するリザーバと、 該リザーバに貯留された作動液を前記マスタシリンダ側
    に還流させる液圧ポンプと、 前記各車輪の車輪速度を検出する車輪速度検出手段と、 該車輪速度検出手段で検出された各車輪の車輪速度に基
    づいて車体速度を擬似的に算出する擬似車体速度算出手
    段と、 前記各車輪の減速度を算出する車輪減速度算出手段と、 前記車輪速度検出手段で検出された各車輪の車輪速度が
    前記擬似車体速度算出手段で擬似的に算出された車体速
    度から得られる所定の制御目標速度となった時は前記切
    換制御手段を減圧制御状態に切り換えて前記制動用シリ
    ンダの液圧を減圧する減圧制御を実行し、その後前記車
    輪減速度算出手段で算出された車輪減速度が零以下にな
    ると前記切換制御手段を増圧制御状態に切り換えて前記
    制動用シリンダの液圧を増圧する増圧制御を実行する制
    動液圧制御手段と、 前記擬似車体速度算出手段で擬似的に算出された車体速
    度から車体減速度を算出する車体減速度算出手段と、 前記車輪減速度算出手段で算出された車輪減速度が前記
    車体減速度算出手段で擬似的に算出された車体減速度に
    基づいて設定された所定の減速度となった時は前記増圧
    制御を中止して前記制動用シリンダの液圧を保持する保
    持制御を実行する増圧制御禁止手段と、 を備えていることを特徴とするアンチスキッド制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記所定の減速度が、前記車体減速度算
    出手段で擬似的に算出された車体減速度に所定のオフセ
    ット値が加算された値に設定されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のアンチスキッド制御装置。
  3. 【請求項3】 前記所定のオフセット値が徐々に増加す
    るように構成されていることを特徴とする請求項2に記
    載のアンチスキッド制御装置。
  4. 【請求項4】 制動液圧を発生するマスタシリンダと、 車両における各車輪にそれぞれ配設されていて液圧供給
    により制動力を発生させる制動用シリンダと、 該制動用シリンダの液圧を減圧する減圧制御状態と該液
    圧を保持する保持制御状態と該液圧を増圧する増圧制御
    状態のいずれかの状態に切り換え駆動制御可能な切換制
    御手段と、 前記制動用シリンダの液圧の減圧時に制動用シリンダか
    ら排出される作動液を貯留するリザーバと、 該リザーバに貯留された作動液を前記マスタシリンダ側
    に還流させる液圧ポンプと、 前記各車輪の車輪速度を検出する車輪速度検出手段と、 該車輪速度検出手段で検出された各車輪の車輪速度に基
    づいて車体速度を擬似的に算出する擬似車体速度算出手
    段と、 前記各車輪の減速度を算出する車輪減速度算出手段と、 前記車輪速度検出手段で検出された各車輪の車輪速度が
    前記擬似車体速度算出手段で擬似的に算出された車体速
    度から得られる所定の制御目標速度となった時は前記切
    換制御手段を減圧制御状態に切り換えて前記制動用シリ
    ンダの液圧を減圧する減圧制御を実行し、その後前記車
    輪減速度算出手段で算出された車輪減速度が零以下にな
    ると前記切換制御手段を増圧制御状態に切り換えて前記
    制動用シリンダの液圧を増圧する増圧制御を実行する制
    動液圧制御手段と、 前記車輪速検出手段で検出された車輪速度が擬似車体速
    度算出手段で擬似的に算出された車体速度に所定のオフ
    セット値を加算して得られる保持制御判断速度となった
    時は前記切換制御手段における増圧制御を中止して保持
    制御状態に切り換えて前記制動用シリンダの液圧を保持
    する保持制御を実行する増圧禁止手段と、を備え、 前記車体速度に加算されるオフセット値が徐々に増加す
    るように構成されていることを特徴とするアンチスキッ
    ド制御装置。
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