JP2002274284A - 自動車用中空成形品 - Google Patents

自動車用中空成形品

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JP2002274284A
JP2002274284A JP2001084516A JP2001084516A JP2002274284A JP 2002274284 A JP2002274284 A JP 2002274284A JP 2001084516 A JP2001084516 A JP 2001084516A JP 2001084516 A JP2001084516 A JP 2001084516A JP 2002274284 A JP2002274284 A JP 2002274284A
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JP
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hollow molded
clip
molded article
projection
tip
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JP2001084516A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Jinba
弘至 神馬
Makoto Okazaki
誠 岡崎
Satoshi Nagato
敏 長門
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中空成形品の剛性を確保しつつ、打音等の振
動に起因する異音の発生を防止すると共に、車体への取
り付け面の共用化を行い、安価であるブロー成形のメリ
ットを一層向上させた自動車用の中空成形品を提供す
る。 【解決手段】 表面部6と車体への取り付け面となる裏
面部8との間に空洞部10が画成されたサイドストーン
ガード4(自動車用中空成形品)において、裏面部8の
所定位置を窪ませることで、空洞部10内に突出し、先
端が表面部6に近接する突起部12が形成されている。
突起部12の先端には、軟質材料からなる干渉音防止用
クリップ26が取り付けられていると共に、突起部12
の内側には、サイドストーンガード4を車体へ固定する
ための固定用クリップ16が取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、サイドモ
ール(サイドストーンガード)やエアスポイラー等とし
て、自動車に取り付けられる自動車用中空成形品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】エアスポイラーやサイドモール等として
用いられるブロー成形による中空成形品としては、図1
1に示すようなものが従来から知られている(例えば、
特開平10−250641号公報、特開平9−2631
89号公報等を参照) この中空成形品50は、表面部51と取り付け面となる
裏面部52との間に空洞部53が画成された中空形状の
合成樹脂からなる本体部54と、裏面部52の所定位置
より空洞部53へ向かって突設された補強部材55と、
を備えている。そして、補強部材55の外表面は、裏面
部52の合成樹脂によって覆われている。すなわち、補
強部材55は裏面部52に略埋設された状態となってい
る。
【0003】このような中空成形品50においては、補
強部材55によって、裏面部52の所定位置から空洞部
53に向かって突出する突起部56が形成されているた
め、中空成形品50の剛性を向上させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た中空成形品50にあっては、突起部56の先端が表面
部51に近接するため、走行時の振動等により、表面部
51と突起部56の先端が衝突して、打音が発生してし
まう虞がある。
【0005】また、一般的に、ブロー成形されたモール
類の車体への取り付けには、両面テープや、瞬間接着剤
等が用いられるため、中空成形品50の車体への取り付
け工程数が多くなってしまうという問題がある。
【0006】そこで、本発明は、中空成形品の剛性を確
保しつつ、打音等の振動に起因する異音の発生を防止す
ると共に、車体への取り付け面の共用化を行い、安価で
あるブロー成形のメリットを一層向上させた自動車用の
中空成形品を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に記載
の発明は、表面部と車体への取り付け面となる裏面部と
の間に空洞部が画成された自動車用中空成形品であっ
て、上記裏面部の所定位置を窪ませることで、上記空洞
部内に突出し、先端が上記表面部に近接する突起部が形
成された自動車用中空成形品において、上記突起部の先
端に、軟質弾性材料からなる干渉音防止用クリップが取
り付けられていることを特徴としている。中空成形品の
剛性を向上させるために、中空成形品には、突起部が形
成されている。突起部の先端は表面部に近接する構造と
なっており、走行中やドアを閉じる際の振動等により、
突起部先端と表面部とが干渉する虞があるが、干渉音防
止用クリップによって、表面部と突起部の先端とが直接
接触することはない。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記突起部の内側には、上記中空成形
品を車体へ固定するための固定用クリップが取り付けら
れていると共に、上記固定用クリップが係合する係合部
が形成されていることを特徴としている。中空成形品を
ブロー成形する際に、突起部の内側に固定用クリップを
取り付けるための係合部が形成されるため、中空成形品
に車体への取り付け座面を別途設定する必要がない。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、上記固定用クリップと上記干渉音防止
用クリップとが互いに連結可能に形成されていることを
特徴としている。これによって、固定用クリップと干渉
音防止用クリップを連結した後に、自動車用中空成形品
に取り付けることで、両者を同時に取り付けることが可
能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0011】図1及び図2には、自動車のドア2下端
に、車体前後方向に沿って取り付けられた自動車用中空
成形品であるサイドストーンガード4を示している。こ
こで、図2は、図1のA部の拡大図である。
【0012】サイドストーンガード4は合成樹脂からな
り、ブロー成形によって製造される。
【0013】このサイドストーンガード4は、表面部6
とドア2への取り付け面となる裏面部8との間に空洞部
10が画成され、全体として略中空形状に形成されてい
る。
【0014】また、サイドストーンガード4は、裏面部
8の所定位置を窪ませることで、空洞部10内に突出
し、先端が表面部6に近接する突起部12を有してい
る。突起部12はサイドストーンガード4の長手方向、
すなわち図1の紙面垂直方向に連続するよう形成されて
いる。
【0015】この突起部12は、断面略U字形状を呈
し、突起部12の内側、すなわち突起部12の互いに対
向する側壁14には、ブロー成形時に、固定用クリップ
16(詳細は後述)の基部18が係合する溝状の係合部
20がそれぞれ形成されている。また、突起部12の頂
部22には、サイドストーンガード4の長手方向の所定
間隔毎に、ブロー成形後の後加工で貫通孔24が形成さ
れている。
【0016】そして、この貫通孔24に干渉音防止用ク
リップ26(詳細は後述)が圧入固定された状態で、突
起部12の係合部20に係合固定された固定用クリップ
16により、サイドストーンガード4はドア2に固定さ
れている。
【0017】固定用クリップ16は、熱硬化性樹脂等か
らなり、図3及び図4に示すように、円板状の基部18
と、基部18の中央から突出し、先端がドア2に設けら
れた取付孔に係合する係合突出部28とからなってい
る。固定用クリップ16は、サイドストーンガード4の
長手方向、すなわち図3の紙面垂直方向の所定間隔毎
に、突起部12の内側に配設されている。
【0018】そして、図5に示すように、固定用クリッ
プ16は、基部18の外周縁を突起部12の係合部20
に係合させることで、突起部12の内側に固定されてい
る。
【0019】干渉音防止用クリップ26は、ゴムまたは
熱可塑性エラストマー等の軟質弾性材料からなり、図6
及び図7に示すように、略円錐形状を呈し、突起部12
の頂部22に形成された貫通孔24に係合する係合溝3
0が側面の全周に亙って形成されている。この干渉音防
止用クリップ26は、裏面部8側から貫通孔24に矢示
方向(図6を参照)に圧入され、先端が表面部6に当接
した状態で突起部12に固定されている。
【0020】尚、突起部12に取り付けられる干渉音防
止用クリップ26の数は、多くとも固定用クリップ16
と同数程度である。すなわち、打音を防止するために必
要な干渉音防止用クリップ26の数に対して、所期の取
り付け強度を確保するために必要な固定用クリップ16
の数の方が、相対的に多くなる。
【0021】このようなサイドストーンガード4におい
ては、剛性を高めるために形成された突起部12の先端
に、干渉音防止用クリップ26を取り付けることによっ
て、走行中の振動や、ドア閉じ時の衝撃等により、突起
部12の先端が表面部6に衝突して、打音が発生するこ
とを防止することができる。
【0022】また、ブロー成形時に、溝状の係合部20
を形成し、この係合部20に係合固定された固定用クリ
ップ16を介して、サイドストーンガード4をドア2に
固定することによって、両面テープや瞬間接着剤等を用
いてサイドストーンガードをドアに固定する場合よりも
少ない作業工程数で取り付けることができ、製造コスト
を相対的に安価にすることができる。
【0023】尚、固定用クリップ16は、図8に示すよ
うに、突起部12に形成された係合部20に、ブロー成
形後の後加工で切り欠き34を入れると共に、この切り
欠き34に挿入される凸部36を固定用クリップ16の
基部18に設ければ、固定用クリップ16がより強固に
突起部12に対して固定されることになる。
【0024】さらに、突起部12の先端に形成される貫
通孔24は、図9に示すように形成することも可能であ
る。すなわち、干渉音防止用クリップ26の最大外径に
略等しい円形孔38と、この円形孔38に連続し、干渉
音防止用クリップ26の係合溝30が形成された位置の
外径と略等しい幅の矩形孔40と、によって貫通孔24
を構成すれば、円形孔38に干渉音防止用クリップ26
を挿入した後に、係合溝30を矩形孔40に係合させな
がらスライドさせることで、干渉音防止用クリップ26
を突起部12に対して圧入することなしに、容易に取り
付けることができる。
【0025】また、固定用クリップ16と干渉音防止用
クリップ26とが突起部12の内側で一体となるように
両者を形成することも可能である。固定用クリップ16
と干渉音防止用クリップ26とは、それぞれ異なる材質
によって形成されているため、両者を一体成形すること
はできないが、それぞれ個々に形成した後に、両者を組
み付けて一体化し、突起部の内側に取り付ける。すなわ
ち図10に示すように、固定用クリップ16の基部18
と干渉音防止用クリップ26の基端とにそれぞれに連結
部42,44それぞれを設け、これら連結部42,44
を介して両者を一体化したものを突起部12の内側に取
り付けようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、干渉音防止用
クリップによって、表面部と突起部の先端とが直接接触
することがないので、振動等により突起部の先端が表面
部に当たり、打音等の異音が発生してしまうことを確実
に防止することができる。
【0027】また、請求項2の発明によれば、車体に対
しては、固定用クリップで固定されるため、両面テープ
や瞬間接着剤等で、裏面部を車体に対して固定するのに
比べて、製造工程を簡略化することができる。
【0028】そして、請求項3の発明によれば、固定用
クリップと干渉音防止用クリップを連結した後に、自動
車用中空成形品に取り付けることで、両者を同時に取り
付けることが可能となる。従って、自動車用中空成形品
に対する固定用クリップと干渉音防止用クリップの取り
付け作業を簡便にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る中空成形品としてサイドストーン
ガードの断面図であって、自動車のドア下端の断面図。
【図2】図1のA部の拡大図
【図3】サイドストーンガードに取り付けられた固定用
クリップの断面構造を示す説明図。
【図4】固定用クリップの平面図。
【図5】図3のB部の拡大図にして、サイドストーンガ
ードの突起部に形成された係合部の拡大図。
【図6】サイドストーンガードに取り付けられた干渉音
防止用クリップの断面構造を示す説明図。
【図7】干渉音防止用クリップの平面図。
【図8】図3のB部に対応する位置の拡大図にして、サ
イドストーンガードの突起部に形成された係合部の他の
実施形態を示す説明図。
【図9】サイドストーンガードの突起部の頂部に形成さ
れた貫通孔の他の実施形態を示す説明図。
【図10】固定用クリップと干渉音防止用クリップを連
結可能に構成した他の実施形態を示す断面図。
【図11】従来の自動車用中空成形品の断面図。
【符号の説明】
4…サイドストーンガード 6…表面部 8…裏面部 10…空洞部 12…突起部 16…固定用クリップ 20…係合部 24…貫通孔 26…干渉音防止用クリップ
フロントページの続き (72)発明者 長門 敏 千葉県千葉市稲毛区長沼町330番地 鬼怒 川ゴム工業株式会社内 Fターム(参考) 3D023 AA01 AB01 AC01 AD04 AD26

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面部と車体への取り付け面となる裏面
    部との間に空洞部が画成された自動車用中空成形品であ
    って、 上記裏面部の所定位置を窪ませることで、上記空洞部内
    に突出し、先端が上記表面部に近接する突起部が形成さ
    れた自動車用中空成形品において、 上記突起部の先端に、軟質弾性材料からなる干渉音防止
    用クリップが取り付けられていることを特徴とする自動
    車用中空成形品。
  2. 【請求項2】 上記突起部の内側には、上記中空成形品
    を車体へ固定するための固定用クリップが取り付けられ
    ていると共に、上記固定用クリップが係合する係合部が
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動
    車用中空成形品。
  3. 【請求項3】 上記固定用クリップと上記干渉音防止用
    クリップとが互いに連結可能に形成されていることを特
    徴とする請求項2に記載の自動車用中空成形品。
JP2001084516A 2001-03-23 2001-03-23 自動車用中空成形品 Pending JP2002274284A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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