JP2002274105A - 大中型鋳造ホイール - Google Patents

大中型鋳造ホイール

Info

Publication number
JP2002274105A
JP2002274105A JP2001074673A JP2001074673A JP2002274105A JP 2002274105 A JP2002274105 A JP 2002274105A JP 2001074673 A JP2001074673 A JP 2001074673A JP 2001074673 A JP2001074673 A JP 2001074673A JP 2002274105 A JP2002274105 A JP 2002274105A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
medium
side wall
drop
casting wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001074673A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Imamura
正 今村
Yoshimasa Kimura
嘉昌 木村
Shoichiro Kodama
庄一郎 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Topy Industries Ltd
Original Assignee
Topy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Topy Industries Ltd filed Critical Topy Industries Ltd
Priority to JP2001074673A priority Critical patent/JP2002274105A/ja
Publication of JP2002274105A publication Critical patent/JP2002274105A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホイールの重量を増加させることなく、ホ
イールの強度を向上させた大中型鋳造ホイールの提供。 【解決手段】 ドロップ部12、サイドウオール部1
3、ディスク側ビードシート部14、開口側ビードシー
ト部15、フランジ部16からなる大中型鋳造ホイール
において、少なくともドロップ部12、サイドウオール
部13にカーボン繊維18aからなる繊布18を接着し
た大中型鋳造ホイール。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大中型鋳造ホイー
ルに関し、特に部分的に強度を向上させた大中型鋳造ホ
イールに関する。
【0002】
【従来の技術】トラック、バス等に装着される大中型鋳
造ホイールは、アルミ合金などで製造される。その主要
形状は、図3に示すように、リム部1とディスク部7か
らなり、リム部1は更に、断面中心部に位置するドロッ
プ部2、ドロップ部2の左右に位置するサイドウオール
部3、ディスク側ビードシート部4、開口側ビードシー
ト部5、左右のフランジ部6により構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の大中型
鋳造ホイールには次の問題があった。 (1)ドロップ部2、サイドウオール部3には、鋳造時
にブローホール8が形成されやすい。 (2)更に、この部位には応力が発生しやすい。 以上の条件が重なると、ブローホール8を起点として微
亀裂が発生し、エアー漏れが生じたたり、場合によって
は亀裂がひろがりホイール自体が破壊する場合も考えら
れ、その対策が求められていた。対策案として、問題部
位の板厚を厚くする方法が考えられるが、この方法は当
然のことながら重量増となり、燃費向上の要求に逆行す
るため、その解決方法が求められていた。本発明の目的
は、ホイールの重量を増加させることなく、ホイールの
強度を向上させた大中型鋳造ホイールを提供することに
ある。
【0004】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は次の通りである。 (1) ドロップ部、左右のサイドウオール部、左右の
ビードシート部、左右のフランジ部を有する大中型鋳造
ホイールにおいて、少なくともドロップ部、左右のサイ
ドウオール部にカーボン繊維からなる繊布を接着した大
中型鋳造ホイール。 (2) 前記繊布にはニッケルが含浸されている(1)
記載の大中型鋳造ホイール。 (3) 前記カーボン繊維の接着がアルミパウダーを介
して行われている(1)または(2)記載の大中型鋳造
ホイール。
【0005】上記(1)の大中型鋳造ホイールは、少な
くともドロップ部、サイドウオール部にカーボン繊維か
らなる繊布を接着したので、ホイールの繊布を接着した
部分の対応力強度を向上させることができる。上記
(2)の大中型鋳造ホイールは、カーボン繊維の繊布に
ニッケルを含浸させたので、ニッケルが繊布をホイール
に接着する接着材の役割を果たすことができる。上記
(3)の大中型鋳造ホイールは、(2)に更に、アルミ
パウダーを接着に用いるので、より接着力を強化でき
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明実施例の大中型鋳造ホイー
ルを図1〜図2を参照して説明する。図1〜図2に示す
ように、基本的なトラック、バス等に用いられる大中型
鋳造ホイールは、リム部10とリム部10と一体のディ
スク部20からなり、アルミ等の軽合金の鋳造によって
製造される。リム部10は、リム部10の断面中心に位
置するドロップ部12、ドロップ12に連なりドロップ
部左右両端からホイール半径方向外側に立ちあがるサイ
ドウオール部13、左右のサイドウオール部13に連な
るビードシート部(ディスク側ビードシート部14、開
口側ビードシート部15)、ビードシート部に連なる左
右両側のフランジ部16から構成されている。ディスク
20に近い側のサイドウオール部13、ドロップ部1
2、開口側のサイドウオール部13、これに連なる開口
側ビードシート部15には、外周面全面にわたって、図
2に示すようなカーボン繊維18aを織り込んで繊布1
8としたカーボン繊維18aからなる繊布18が張り付
けられ接着されている。
【0007】繊布18の張り付けは、繊布18に接着材
の役割を果たすニッケルを含浸させたものに、熱を与え
て、繊布18をリム10の該当個所に圧着することによ
り行う。この場合、アルミパウダーを繊布18とリム1
0の間に介在させることによって、より接着効果を高め
ることができる。尚、本実施例では、繊布18の張り付
け部位は、望ましくは、開口側ビードシート部15まで
になっているが、通常は少なくとも、最も応力が集中
し、ブローホールができやすいドロップ部12、左右の
サイドウオール部13に張り付けられていればよい。開
口側ビードシート部15にも張り付けることによって、
この部分のフレッテング疲労による損傷を防止できる。
【0008】次に、本発明実施例の大中型鋳造ホイール
の作用を説明する。本発明実施例の大中型鋳造ホイール
では、ディスク20寄りのサイドウオール部13、ドロ
ップ部12、開口側のサイドウオール部13、これに連
なる開口側ビードシート部15に、全面にわたって図2
に示すようなカーボン繊維18aを織り込んで繊布とし
たカーボン繊維18aからなる繊布18が張り付けられ
接着されているので、リム部10の繊布18貼付け部
の、対応力強度が向上し、リム部10の板厚を厚くする
ことなく、必要強度を確保でき、エアー漏れや、ホイー
ルの損傷を防止できる。
【0009】
【発明の効果】請求項1の大中型鋳造ホイールによれ
ば、少なくともドロップ部、サイドウオール部にカーボ
ン繊維からなる繊布を接着させたので、リム部の板厚を
厚くすることなく強度を向上させることができ、エアー
漏れや、ホイールの損傷を防止することができる。請求
項2の大中型鋳造ホイールによれば、カーボン繊維の繊
布にニッケルを含浸させたものを用いたので、ニッケル
が接着材の役割を果たすことができる。請求項3の大中
型鋳造ホイールによれば、更に、アルミパウダーを接着
に用いたので、より接着力を強化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の大中型鋳造ホイールの断面図で
ある。
【図2】本発明実施例に用いる繊布の平面図である。
【図3】従来の大中型鋳造ホイールの断面図である。
【符号の説明】
10 リム部 12 ドロップ部 13 サイドウオール部 14 ディスク側ビードシート部 15 開口側ビードシート部 16 フランジ部 18 繊布 18a カーボン繊維 20 ディスク
フロントページの続き (72)発明者 児玉 庄一郎 東京都千代田区四番町5番地9 トピー工 業株式会社内 Fターム(参考) 4K044 AA06 AB10 BA18 BB10 BC07 CA31 CA59 CA62 CA67

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドロップ部、左右のサイドウオール部、
    左右のビードシート部、左右のフランジ部を有する大中
    型鋳造ホイールにおいて、少なくともドロップ部、左右
    のサイドウオール部にカーボン繊維からなる繊布を接着
    した大中型鋳造ホイール。
  2. 【請求項2】 前記繊布にはニッケルが含浸されている
    請求項1記載の大中型鋳造ホイール。
  3. 【請求項3】 前記カーボン繊維の接着がアルミパウダ
    ーを介して行われている請求項1または請求項2記載の
    大中型鋳造ホイール。
JP2001074673A 2001-03-15 2001-03-15 大中型鋳造ホイール Pending JP2002274105A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001074673A JP2002274105A (ja) 2001-03-15 2001-03-15 大中型鋳造ホイール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001074673A JP2002274105A (ja) 2001-03-15 2001-03-15 大中型鋳造ホイール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002274105A true JP2002274105A (ja) 2002-09-25

Family

ID=18931895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001074673A Pending JP2002274105A (ja) 2001-03-15 2001-03-15 大中型鋳造ホイール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002274105A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100614845B1 (ko) * 2002-12-03 2006-08-23 임재우 이질재를 함유한 알루미늄 합금 휠 제조 방법
JP2011079358A (ja) * 2009-10-02 2011-04-21 Washi Kosan Co Ltd 内リム表面に補強部を有する軽合金製のホイール
JP2018002054A (ja) * 2016-07-06 2018-01-11 本田技研工業株式会社 ホイール及び該ホイールの補強部材
CN108136818A (zh) * 2015-09-14 2018-06-08 马可迅车轮美国有限责任公司 增强式车辆轮辋和成品车轮及其制造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100614845B1 (ko) * 2002-12-03 2006-08-23 임재우 이질재를 함유한 알루미늄 합금 휠 제조 방법
JP2011079358A (ja) * 2009-10-02 2011-04-21 Washi Kosan Co Ltd 内リム表面に補強部を有する軽合金製のホイール
CN108136818A (zh) * 2015-09-14 2018-06-08 马可迅车轮美国有限责任公司 增强式车辆轮辋和成品车轮及其制造方法
JP2018002054A (ja) * 2016-07-06 2018-01-11 本田技研工業株式会社 ホイール及び該ホイールの補強部材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8651247B2 (en) Direct drive braking system including an integrated package bearing
US7374023B2 (en) Floating-type brake disk
US20180272798A1 (en) Vehicle Wheel with Cover Elements for the Spaces Between the Spokes
CN111022528B (zh) 制动器防尘罩
JP2002274105A (ja) 大中型鋳造ホイール
US8047616B2 (en) Vehicle wheel cover retention system and method for producing same
CN207064272U (zh) 一种用于风叶驱动的嵌件
JP4414888B2 (ja) 車両用ホイール
JPH07332406A (ja) ディスクブレーキ
JP2002274103A (ja) 車両用アルミホイール
KR101543128B1 (ko) 주차 브레이크 통합형 이종재질 디스크 브레이크 장치
US11485168B2 (en) Wheel of a vehicle
JP4018003B2 (ja) 自動車用ホイール
CN107458145A (zh) 一种耐用型多辐条汽车轮毂
TWM567709U (zh) Concealed brake
CN107521281A (zh) 一种多辐条式汽车轮毂
JP3842366B2 (ja) 自動車用ディスクホイール
JP2003335101A (ja) 自動車用スチールホイール
CN215257504U (zh) 一种消音片防翘曲防窜动摩擦片结构
WO2023217157A1 (zh) 一种轮毂电机
JPH11278001A (ja) 大型自動車用ホイール
CN207207598U (zh) 一种加强型抗变形汽车轮毂
CN220662639U (zh) 降低路噪的车身结构、降噪支架和车辆
JP3896155B2 (ja) タイヤ空気圧検知装置
KR100932641B1 (ko) 차량용 프런트 엔드 모듈의 캐리어