JP2002274079A - 横長本の線糊製本方法と装置 - Google Patents

横長本の線糊製本方法と装置

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JP2002274079A
JP2002274079A JP2001076908A JP2001076908A JP2002274079A JP 2002274079 A JP2002274079 A JP 2002274079A JP 2001076908 A JP2001076908 A JP 2001076908A JP 2001076908 A JP2001076908 A JP 2001076908A JP 2002274079 A JP2002274079 A JP 2002274079A
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Hirohiko Iwamoto
裕彦 岩本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本の形状が横に長い異形本を製本する場合、用
紙ズレが生じやすいため低速でしか製本できなかたもの
を通常製本と同様の運転速度が確保できるようにする。 【解決手段】複数冊分の用紙を製本単位として一旦複列
本2を作成し、然る後、前記複列本2を所定数に分離す
ることで、異形の横長本を高速かつ大量に製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は本を製造する製本分
野、特に各用紙間に接着剤(糊)を線状に塗布して接着
製本する線糊製本分野に関する。
【0002】
【従来技術】従来、この分野では次ぎのような製本技術
が公知である。例えば、貼り込み機と称する機械を用い
る。具体的にはハリスタ−(商品名:共立機械製作所
製)に何種類かの用紙をセットする。それぞれから、用
紙を1葉ずつ取り出し、横搬送されるフィンガ−コンベ
アで丁合する。このとき、線状に水性接着剤が塗布され
る。この装置では、糊が塗布された後、用紙が丁合され
るようになっているので、それぞれが重なりあった段階
で、接着される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術による
と、A4サイズ程度の用紙なら、時間あたり4000冊程度
の生産が可能である。左側を綴じ側とした場合、A4サ
イズの297ミリが縦で、210ミリの方が横である。しか
し、このような通常形状ではなく、横に長い異形の本を
製造する場合、例えば、縦が100ミリ、横が210ミリとい
うような本を製造する場合であるが、前記線状の糊付け
位置は左側の端から2〜15mm程度の位置に長さ100mm(用
紙サイズ100ミリより短く塗布されることもある)に渡
って塗布される。そして、塗布直後に丁合されて重ねあ
わされる。問題は、この重ね合せの時に発生する。即
ち、異形故に用紙の搬送が不安定化してしまい重ね合せ
にズレが生じる傾向が生じる。従って、このような横長
異形の場合、装置の運転速度を遅くして、ズレの発生を
抑制できる速度で製本せざるを得ない。例えば、約半分
の生産量しか出来なくても品質の確保を優先して運用さ
れてきた。
【0004】本願発明は、このような実情を打開する新
規な技術を提案するもので、本の形状が横に長い異形の
本を製本する場合、通常製本と同様の運転速度が確保で
き、しかも、より大量生産が可能になる製本方法ならび
に装置を提供せんとする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、各用紙間に接着剤
を線状に塗布して製本される線糊製本において、前記接
着剤が延在する方向に複数冊分の用紙を製本単位として
一旦複列本を製本し、然る後、前記複列本を所定数に分
離する工程を経て、所定サイズの横長本を製造すること
を特徴とする横長本の線糊製本方法を提供する。また、
前記複数冊分の用紙として、連続帳票から複数冊分の単
位で切断または裂断して複列単票を作成したものを用
い、必要に応じて1冊分毎にミシン目を形成し、複列製
本した後、そのミシン目で裂断分離して製本する製本方
法を提供する。
【0006】更に、連続帳票から複数冊分の単位で切断
または裂断して複列単票を作成する複列単票作成装置
と、前記複列単票を多数枚線糊接着する線糊接着装置
と、前記線糊接着された複列本を分離して仕上り本とす
る分離装置とを備えたことを特徴とする横長本の線糊製
本装置を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に例示した実施例装置
の説明図に基づき、その詳細を説明する。図1ならびに
図2は、本願に係る線糊製本工程を例示している。図
中、1は複列単票で、例えば、図5に例示したように連
続帳票9を公知のバ−スタ−(図示省略、商品名:デュ
プロ製)等の裂断装置や、カッタ−装置等の切断機で単
票化して用いる。図5では、1x,1y,1zで指す通り、3
冊分毎に分離して1枚の複列単票1を例示しているが、2
冊分を含め、所望の冊数相当分をして1枚の複列単票1と
することは自由である。また、連続帳票9から複列単票1
を製造するだけに限定されず、前工程の印刷様式が枚葉
印刷機で印刷される場合は、公知の断裁工程を経て、複
列単票1を製造することもできる。
【0008】図1ならびに図2には、多数枚積み上げら
れた複列単票1が4ケ所セットされた状態が図示されてい
る。また、その上流には図示は略したが、製本せんとす
る枚数に応じて、所定個所に同様の複列単票1がセット
されていることは言うまでもない。そして、図3ならび
に図4で部分拡大図示した貼り込み機の常道通り、その
複列単票1が1枚取り出され、1aで指すように紙受け皿7
上に給紙待機され、一連のチェ−ンに取付けられたフィ
ンガ−6で前記紙受け皿7から押し出され、同時に糊付け
コロ5に捲回された糊スプリング5aによって、丁合済複
列単票1bの上面に線状に塗布され、線状糊8が形成され
る。
【0009】ここで注目すべきは、図3の(a)の状態
から図3の(b)の状態に移行する際に起こる現象につ
いてである。図では1aの複列単票がフィンガ−6の左側
への移動に伴って、紙受け皿7から垂下しつつ丁合済複
列単票束1bの上面に重ね合わされる。図では、用紙が3
冊分の大きさで扱う本願実施例を図示しているが、これ
が仮にその3分の1の大きさ、言いかえると、点線図示し
た3冊分の1冊相当分の大きさであったとすると、垂下し
つつ重ね合わさる際に、ズレの発生が容易に起こること
が予想され、また理解できる。従って、この種横長な異
形用紙に対しては、フィンガ−6の搬送速度を下げ、よ
り低速運転で運用せざるを得ないのが従来工法での問題
点であった。
【0010】また、ここで特徴的なことは、所謂丁合の
みを行う場合との著しい相違点についてである。丁合の
みを行う場合、この段階で多少のズレが生じても、即、
接着剤が関与する訳ではない為、深刻な問題とはならな
い。例えば、公知の無線綴製本の場合、あるいはステッ
チャ−による針金綴製本の場合、すべての丁合が完了し
てから、再度、丁合揃えを行うことが可能であって、次
いでバインダ−機等により背部にホットメルト接着され
るからである。
【0011】従って、本願で規定するような線糊製本に
限ってのみ、1枚ずつ重ね合わせる時のズレが製本品質
に大きく影響を与えるものである。その点、本願工法は
複数冊ずつ製本するという特異な工法を介在させること
で、この問題を払拭し、飛躍的に安定した品質の製本工
法を提供することができた。
【0012】図5は、本願工法により製造される中間製
品の複列本2を例示した説明図である。図から明らかな
ように、2x,2y,2zなる3冊分が一連形状で形成された
ものである。図1は、その複列本2を一旦直交方法に搬
送方向を変え、分離装置4に搬入して仕上り本3とする本
願実施例を図示したものであり、図2は搬送方向をその
ままにして分離装置4に搬入し、仕上り本3を製造する本
願実施例を図示したものである。
【0013】分離装置4については、図6の(a)なら
びに図6の(b)に図示した裁断刃10を具備したもの、
あるいは、図7のならびに図7の(b)に図示した通り
裁断することなく、ミシン目で裂断する形式のものが使
用可能である。尚、裁断する場合、1冊毎の境界に必ず
しもミシン目を形成しておく必要はないし、逆に裂断す
る場合は、ミシン目の形成は不可欠で、多数枚の同時裂
断を容易にする為に通常より裂断し易い態様のミシン目
を形成しておくのが望ましい。
【0014】
【発明の効果】このように、本願発明によれば、一旦複
列に製本することで、通常サイズの製本速度と同程度の
生産速度が確保できるだけでなく、継続して、複列本を
分離するため、仕上り本の生産数量は倍化される。従っ
て、従来工法に比べて飛躍的に生産能率が向上するばか
りでなく、ズレの少ない非常に高品質な製本が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る横長線糊製本方法と装置を説明す
るための説明図。
【図2】本発明に係る横長線糊製本方法と装置を説明す
るための説明図。
【図3】線状に接着剤を塗布する部分を拡大して詳細を
説明するための説明図。
【図4】製本に先だつ前処理として連続帳票9から複列
単票1を製造することを説明するための説明図。
【図5】中間工程で製造される複列本2の説明図。
【図6】複列本2から仕上り本3を製造するため、断裁刃
10を具備した分離装置例を説明するための説明図。
【図7】複列本2から仕上り本3を製造するため、ミシン
目を裂断して分離する分離装置例を説明するための説明
図。
【符号の説明】
1・・複列単票、2・・複列本、3・・仕上り本、4・・分
離装置、5・・糊付コロ、6・・フィンガ−、7・・紙受
け皿、8・・線状糊、9・・連続帳票、10・・断裁刃。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各用紙間に接着剤を線状に塗布して製本
    される線糊製本において、本の形状が横に長い異形の本
    を製本する方法であって、前記接着剤が延在する方向に
    複数冊分の用紙を製本単位として一旦複列本を製本し、
    然る後、前記複列本を所定数に分離する工程を経て、所
    定サイズの横長本を製造することを特徴とする横長本の
    線糊製本方法。
  2. 【請求項2】 連続帳票から複数冊分の単位で切断また
    は裂断して複列単票を作成し、該複列単票をして本を構
    成する用紙とすることを特徴とする請求項1に記載の横
    長本の線糊製本方法。
  3. 【請求項3】 1冊分毎にミシン目を形成した連続帳票
    で成り、複列本を所定数に分離するに前記ミシン目で裂
    断して分離することを特徴とする請求項2記載の横長本
    の線糊製本方法。
  4. 【請求項4】 連続帳票から複数冊分の単位で切断また
    は裂断して複列単票を作成する複列単票作成装置と、前
    記複列単票を多数枚線糊接着する線糊接着装置と、前記
    線糊接着された複列本を分離して仕上り本とする分離装
    置とを備えたことを特徴とする横長本の線糊製本装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004337263A (ja) * 2003-05-14 2004-12-02 Skill Print Kk 脂取り紙の製本方法
GB2591219A (en) * 2019-11-15 2021-07-28 Pocket Memories Ltd A method of making a mini lay-flat book

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