JP2002273314A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

Info

Publication number
JP2002273314A
JP2002273314A JP2001077820A JP2001077820A JP2002273314A JP 2002273314 A JP2002273314 A JP 2002273314A JP 2001077820 A JP2001077820 A JP 2001077820A JP 2001077820 A JP2001077820 A JP 2001077820A JP 2002273314 A JP2002273314 A JP 2002273314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
pressure
processing liquid
pressurizing
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001077820A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Sasaki
忠司 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2001077820A priority Critical patent/JP2002273314A/ja
Publication of JP2002273314A publication Critical patent/JP2002273314A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理液容器内に貯留されている処理液の残量
にかかわらず、処理部における処理液の使用状態を均一
にすることができる基板処理装置を提供する。 【解決手段】 電空レギュレータ40が加圧管45を介
して窒素ガスを供給することにより通い缶30内を加圧
して供給配管20に現像液を送給する。この状態にて供
給バルブ21を開放すると、吐出ノズル11から基板W
に現像液が吐出される。通い缶30内の現像液の液面高
さが低下して供給配管20内における現像液の送出圧力
が低下すると、その送出圧力低下を圧力計25が検出し
て加圧制御部50に伝達し、加圧制御部50が電空レギ
ュレータ40をフィードバック制御して窒素ガスによる
通い缶30内の加圧圧力を増加して送出圧力が元の一定
値に戻るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板、液晶
表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光
ディスク用基板等(以下、単に「基板」と称する)を処
理する基板処理装置であって、特に密閉された処理液容
器に貯留された現像液等の処理液を処理部に導いて使用
する基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体や液晶ディスプレイなどの製品
は、基板に対して洗浄、レジスト塗布、露光、現像、エ
ッチング、層間絶縁膜の形成、熱処理などの一連の諸処
理を施すことにより製造されている。従来よりこれらの
諸処理は、塗布処理ユニットや現像処理ユニット等の複
数の処理ユニットを組み込んだ基板処理装置において行
われる。基板処理装置内の搬送ロボットによって複数の
処理ユニット間で基板を所定の順序に従って搬送し、各
処理ユニットにて基板にそれぞれの処理を行うことによ
り一連の基板処理が進行するのである。
【0003】基板処理装置に組み込まれた処理ユニット
には処理液を使用するものもある。例えば、現像処理ユ
ニットにおいては露光後の基板を現像するための現像液
を処理液として使用し、塗布処理ユニットにおいては基
板の裏面端部やカップに付着したレジストを除去するた
めの有機溶剤を処理液として使用する。このような処理
液を処理ユニットに供給する方法としてはポンプを使用
するものや窒素ガス等の不活性ガスにて処理液容器内の
内圧を高めて供給する方法が一般的である。
【0004】窒素ガス等により処理液容器内の内圧を高
める手法は、当該処理液容器が通い缶(キャニスタタン
ク)の場合によく使用される。図5は、従来の通い缶を
用いた処理液供給機構を示す図である。同図は、現像処
理ユニットに現像液を供給する機構を示している。
【0005】現像処理の対象となる露光後の基板Wは現
像処理ユニット110内に保持されている。現像処理ユ
ニット110には、現像液を吐出する吐出ノズル111
が設けられている。現像処理ユニット110において使
用される現像液は通い缶130に貯留されている。通い
缶130は密閉された処理液容器であり、供給配管12
0を介して吐出ノズル111と接続されている。
【0006】また、通い缶130には、加圧管145が
接続されている。加圧管145は図外の窒素ガス供給源
と通い缶130とを接続する配管であって、その経路途
中にはレギュレータ140および圧力計141が設けら
れている。レギュレータ140は、加圧管145を介し
て窒化ガスを送ることにより通い缶130内を一定の圧
力にて加圧する。通い缶130内を加圧する圧力は圧力
計141によって検出されることとなり、レギュレータ
140はその検出結果に基づいて、通い缶130に送る
窒素ガス圧を調整し、通い缶130内が一定の圧力とな
るようにする。
【0007】レギュレータ140が加圧管145を介し
て窒素ガスを送ることにより、通い缶130内が窒素ガ
スにより一定の圧力にて加圧され、その結果供給配管1
20内における現像液の送出圧力が発生する。この状態
にて供給配管120のバルブ121を開放すると、上記
送出圧力によって現像液が吐出ノズル111に送られ、
吐出ノズル111から基板Wに現像液が吐出されること
となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、吐出ノ
ズル111からの現像液吐出を繰り返し、現像液を使用
するにつれて通い缶130に貯留されている現像液も当
然に減少する。その結果、通い缶130内の現像液の液
面高さ位置も低下することとなる。そして、通い缶13
0内の現像液の高さ位置が低下すると、それに起因して
供給配管120内における現像液の送出圧力も低下する
のである。
【0009】例えば、初期状態における通い缶130に
貯留されている現像液の液面高さが高さ位置H11であ
ったとして、現像液の使用によりその液面高さが高さ位
置H12まで低下したとすると、レギュレータ140が
一定の圧力にて通い缶130内を加圧したとしたとして
も、その差(H11−H12)に相当する現像液の液圧
分だけ供給配管120内における現像液の送出圧力が低
下する。すなわち、送出圧力は、窒素ガスによる加圧と
供給配管120の先端から現像液の液面までの高さに応
じた液圧との合計であり、通い缶130内の現像液の液
面高さ位置が低下すると、供給配管120内における現
像液の送出圧力も低下するのである。
【0010】このように供給配管120内における現像
液の送出圧力が低下すると、所定時間内に吐出ノズル1
11から吐出される現像液量が減少するという問題が生
じる。また、特に、図5に示す如く吐出ノズル111が
斜めに傾斜して設けられている場合は、供給配管120
内の現像液の送出圧力が低下すると、基板Wの面上にお
ける現像液の到達位置が変化するという問題も生じる。
これらのことは処理条件が変化していることを意味して
おり、その結果基板Wに対する均一な現像処理を行うこ
とができなくなる。
【0011】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、処理液容器内に貯留されている処理液の残量に
かかわらず、処理部における処理液の使用状態を均一に
することができる基板処理装置を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、密閉された処理液容器に貯留さ
れた処理液を処理部に導いて使用する基板処理装置にお
いて、一端部が前記処理液容器内の処理液中に浸漬さ
れ、他端部が前記処理部に接続され、前記処理液を前記
処理部に導く供給配管と、前記処理液容器に気体を供給
して前記処理液容器内を加圧することにより前記処理液
を前記供給配管に送出する加圧手段と、前記供給配管の
経路途中に設けられ、前記供給配管内における前記処理
液の送出圧力を検出する送出圧力検出手段と、前記送出
圧力検出手段による検出結果に基づいて前記処理液容器
内を加圧する圧力を調整するように前記加圧手段を制御
する加圧制御手段と、を備えている。
【0013】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
にかかる基板処理装置において、前記加圧制御手段に、
前記送出圧力検出手段によって検出される前記送出圧力
が一定となるように前記加圧手段を制御させている。
【0014】また、請求項3の発明は、請求項1の発明
にかかる基板処理装置において、前記加圧制御手段に、
前記送出圧力検出手段によって検出される前記送出圧力
が所定の範囲を逸脱したときに、前記送出圧力が前記所
定の範囲内に回復するように前記加圧手段を制御させて
いる。
【0015】また、請求項4の発明は、密閉された処理
液容器に貯留された処理液を処理部に導いて使用する基
板処理装置において、一端部が前記処理液容器内の処理
液中に浸漬され、他端部が前記処理部に接続され、前記
処理液を前記処理部に導く供給配管と、前記処理液容器
に気体を供給して前記処理液容器内を加圧することによ
り前記処理液を前記供給配管に送出する加圧手段と、前
記処理液容器に貯留されている前記処理液の液面高さを
検出する液面高さ検出手段と、前記液面高さ検出手段に
よる検出結果に基づいて前記処理液容器内を加圧する圧
力を調整するように前記加圧手段を制御する加圧制御手
段と、を備えている。
【0016】また、請求項5の発明は、請求項4の発明
にかかる基板処理装置において、前記加圧制御手段に、
前記液面高さ検出手段によって検出される前記液面高さ
が低下するにつれて前記処理液容器内を加圧する圧力が
高くなるように前記加圧手段を制御させている。
【0017】また、請求項6の発明は、密閉された処理
液容器に貯留された処理液を処理部に導いて使用する基
板処理装置において、一端部が前記処理液容器内の処理
液中に浸漬され、他端部が前記処理部に接続され、前記
処理液を前記処理部に導く供給配管と、前記処理液容器
に気体を供給して前記処理液容器内を加圧することによ
り前記処理液を前記供給配管に送出する加圧手段と、前
記処理液容器に貯留された前記処理液の液面高さの変化
に起因した液圧変動を補償するように前記加圧手段を制
御して前記処理液容器内を加圧する圧力を調整する液圧
変動補償手段と、を備えている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0019】<1.第1実施形態>図1は、本発明にか
かる基板処理装置の構成を示す図である。この基板処理
装置は、通い缶30に貯留されている現像液を現像処理
ユニット10に導いて使用し、基板Wの現像処理を行う
装置である。
【0020】現像処理ユニット10内においては、現像
処理の対象となる露光後の基板Wがチャック部15によ
って略水平姿勢にて保持されている。チャック部15の
下面には回転軸16が垂設されており、回転軸16は図
示を省略するモータに接続されている。これにより、該
モータの回転は回転軸16およびチャック部15を介し
て基板Wに伝達され、基板Wを水平面内にて回転させる
ことができる。
【0021】また、現像処理ユニット10には吐出ノズ
ル11が設けられている。吐出ノズル11は、供給配管
20から送給された現像液をチャック部15によって保
持された基板Wに吐出する。本実施形態においては、吐
出ノズル11がその吐出方向が斜め下方に向くように設
置されており、現像液は吐出ノズル11から斜め下方に
向けて吐出され基板Wの主面に到達する。
【0022】現像処理ユニット10にて使用する現像液
は密閉された処理液容器である通い缶30に貯留されて
いる。通い缶30と現像処理ユニット10とは、供給配
管20によって接続されている。より具体的には、供給
配管20の一端部が通い缶30内の現像液中に浸漬され
るとともに、他端部が現像処理ユニット10の吐出ノズ
ル11に接続されている。また、供給配管20の経路途
中には供給バルブ21が設けられている。この供給バル
ブ21を開放した状態にて、通い缶30に貯留されてい
る現像液を供給配管20を通過させて現像処理ユニット
10に導くことができる。
【0023】また、供給配管20の経路途中であって、
供給バルブ21と通い缶30との間には圧力計25が設
けられている。圧力計25は、供給配管20内における
現像液の送出圧力を検出する。
【0024】また、通い缶30には加圧管45が接続さ
れている。より具体的には、加圧管45の一端部が通い
缶30内の気相部分(貯留されている現像液の液面より
も上の領域)に接続されるとともに、その他端部が窒化
ガス供給源49に接続されている。なお、窒素ガス供給
源49は、基板処理装置が設置される工場等に設けられ
ているものであり、常時所定圧にて窒素ガス(N2)を
供給している。
【0025】加圧管45の経路途中には電空レギュレー
タ40が設けられている。電空レギュレータ40は例え
ばニードルバルブを備えており、後述する加圧制御部5
0からの制御信号に従って当該ニードルバルブの開閉を
制御し、窒化ガス供給源49から加圧管45を経由して
通い缶30に供給する窒素ガスの圧力(気圧)を調整す
る。電空レギュレータ40がニードルバルブを開放して
通い缶30に窒素ガスを供給することにより、通い缶3
0の内部が加圧される。その結果、通い缶30に貯留さ
れている現像液が供給配管20に送出され、供給配管2
0内に現像液の送出圧力が発生することとなる。
【0026】また、加圧管45の経路途中であって、電
空レギュレータ40と通い缶30との間には気圧計41
が設けられている。気圧計41は、加圧管45内におけ
る窒素ガスの圧力、すなわち窒素ガスが通い缶30内を
加圧する圧力を計測する。電空レギュレータ40は、気
圧計41による計測結果に基づいて通い缶30に供給す
る窒素ガスの圧力を調整することができる。
【0027】また、本実施形態の基板処理装置には加圧
制御部50が設けられている。加圧制御部50は、CP
Uやメモリ等からなるコンピュータを用いて構成されて
おり、圧力計25、気圧計41、電空レギュレータ40
および基板処理装置の操作部55と電気的に接続されて
いる。加圧制御部50は、主として圧力計25による検
出結果に基づいて通い缶30内を加圧する圧力を調整す
るように電空レギュレータ40を制御する機能を有す
る。
【0028】加圧制御部50による電空レギュレータ4
0の制御態様(制御モード)については、操作部55を
介してオペレータが入力し、決定する。本実施形態で
は、圧力計25によって検出される供給配管20内の現
像液の送出圧力が一定となるように加圧制御部50が電
空レギュレータ40をフィードバック制御する。
【0029】現像処理ユニット10において基板Wの現
像処理を行うときには、供給配管20内に上記一定の送
出圧力が印加された状態にて供給バルブ21を所定時間
開放し、吐出ノズル11から基板Wに現像液を吐出す
る。現像液吐出の停止は、供給バルブ21を閉鎖するこ
とによって行う。
【0030】既述したように、現像処理を繰り返すにつ
れて通い缶30内に貯留されている現像液の残量が減少
し、電空レギュレータ40が一定の気圧にて通い缶30
内を加圧したとしたとしても、通い缶30内の現像液の
液面高さが低下するにしたがってそれに相当する液圧分
だけ供給配管20内における現像液の送出圧力も低下す
る。ここで本実施形態のように、圧力計25によって検
出される供給配管20内の現像液の送出圧力が一定とな
るように加圧制御部50が電空レギュレータ40をフィ
ードバック制御すれば、通い缶30内の現像液の液面高
さにかかわらず、供給配管20内の現像液の送出圧力を
常に一定にすることができる。
【0031】より具体的には、通い缶30内の現像液の
液面高さが低下して供給配管20内における現像液の送
出圧力が低下すると、その送出圧力低下を圧力計25が
検出して加圧制御部50に伝達し、加圧制御部50が電
空レギュレータ40を制御して窒素ガスによる通い缶3
0内の加圧圧力を増加して送出圧力が元の一定値に戻る
ようにしているのである。
【0032】このようにすれば、例えば、初期の状態に
おいて通い缶30に現像液が高さ位置H1まで貯留され
ていたとし、使用によって現像液の液面高さが高さ位置
H2まで低下したとしても、その水頭差(H1−H2)
に相当する現像液の液圧分だけ窒素ガスによる通い缶3
0内の加圧圧力が増加することとなり、その結果通い缶
30内に貯留されている現像液の残量にかかわらず、供
給配管20内の現像液の送出圧力は一定になる。
【0033】供給配管20内の現像液の送出圧力が一定
になれば、現像処理ユニット10における現像液の使用
状態も均一にすることができる。例えば、供給配管20
内の現像液の送出圧力が一定になれば、所定時間内に吐
出ノズル11から吐出される現像液量も一定になる。ま
た、本実施形態のように吐出ノズル11が斜め方向に向
いている場合であっても基板Wの面上における現像液の
到達位置は一定になる。そして、その結果、順次に処理
が行われる基板Wのそれぞれに均一な現像処理を行うこ
とができるのである。
【0034】なお、第1実施形態においては、電空レギ
ュレータ40が加圧手段に、圧力計25が送出圧力検出
手段に、加圧制御部50が加圧制御手段に、通い缶30
が処理液容器にそれぞれ相当する。
【0035】<2.第2実施形態>次に、本発明の第2
実施形態について説明する。図2は、第2実施形態の基
板処理装置の構成を示す図である。第2実施形態の基板
処理装置も通い缶30に貯留されている現像液を現像処
理ユニット10に導いて使用し、基板Wの現像処理を行
う装置である。図2において、第1実施形態と同一の部
材については同一の符号を付しており、その詳説は省略
する。
【0036】第2実施形態の基板処理装置が第1実施形
態と異なるのは供給配管20内における現像液の送出圧
力を検出する圧力計25を設けていない一方、チューブ
61および液面センサ60を設けている点である。チュ
ーブ61は、中空の透明管であって、通い缶30内の底
部近傍と上部近傍とを連通している。すなわち、チュー
ブ61の一端は通い缶30の底部近傍に挿通されて現像
液中に浸漬され、他端は通い缶30の上面に挿通されて
現像液の液面よりも上の気相部分に位置している。これ
により、チューブ61の内部には上記一端側から現像液
が流入し、その液面高さは通い缶30に貯留されている
現像液の液面高さと一致する。
【0037】液面センサ60は、チューブ61に並設さ
れたセンサであり、チューブ61内部に流入した現像液
の液面高さを検出する。液面センサ60としては、例え
ば光学式のセンサを用いれば良いが、これに限定される
ものではなくチューブ61内の液面高さを検出すること
ができるものであれば種々の公知のセンサを採用するこ
とができる。チューブ61内部に流入した現像液の液面
高さは通い缶30に貯留されている現像液の液面高さと
全く同じであるため、結果として液面センサ60は、通
い缶30に貯留されている現像液の液面高さを検出する
ことができる。
【0038】第2実施形態において加圧制御部50は、
液面センサ60、気圧計41、電空レギュレータ40お
よび基板処理装置の操作部55と電気的に接続されてい
る。加圧制御部50は、主として液面センサ60による
検出結果に基づいて通い缶30内を加圧する圧力を調整
するように電空レギュレータ40を制御する機能を有す
る。
【0039】加圧制御部50による電空レギュレータ4
0の制御態様(制御モード)については、操作部55を
介してオペレータが入力し、決定する。本実施形態で
は、基本的には、液面センサ60によって検出される通
い缶30内の現像液の液面高さが低下するにつれて通い
缶30内を加圧する圧力が高くなるように加圧制御部5
0が電空レギュレータ40をフィードバック制御する。
より具体的には、加圧制御部50を構成するメモリ等に
予め通い缶30内の液面高さと加圧圧力との相関関係を
示した図3の如きルックアップテーブルを記憶させてお
く。通い缶30内の現像液の液面高さが低下すると、そ
の液面低下を液面センサ60が検出して加圧制御部50
に伝達し、加圧制御部50が図3の如きルックアップテ
ーブルを参照しつつ電空レギュレータ40を制御する。
【0040】図3は、通い缶30内の液面高さと加圧圧
力との相関関係を示したルックアップテーブルの一例で
ある。このルックアップテーブルは、予め実験によって
設定するようにしても良いし、現像液の比重から算定す
るようにしても良い。図3のルックアップテーブルに従
って加圧制御部50が電空レギュレータ40を制御する
と、液面センサ60によって検出される通い缶30内の
現像液の液面高さが低下するにつれて通い缶30内を加
圧する圧力がリニアに高くなる。
【0041】このようにすれば、第1実施形態と同じよ
うに、使用によって現像液の液面高さが低下して現像液
の液圧が低下したとしても、それを補償するように窒素
ガスによる通い缶30内の加圧圧力が増加することとな
り、その結果通い缶30内に貯留されている現像液の残
量にかかわらず、供給配管20内の現像液の送出圧力は
一定になる。
【0042】供給配管20内の現像液の送出圧力が一定
になれば、現像処理ユニット10における現像液の使用
状態も均一にすることができる。その結果、第1実施形
態と同様に、順次に処理が行われる基板Wのそれぞれに
均一な現像処理を行うことができるのである。
【0043】なお、第2実施形態においては、電空レギ
ュレータ40が加圧手段に、液面センサ60が液面高さ
検出手段に、加圧制御部50が加圧制御手段に、通い缶
30が処理液容器にそれぞれ相当する。
【0044】<3.変形例>以上、本発明の実施の形態
について説明したが、この発明は上記の例に限定される
ものではない。例えば、上記第1実施形態においては、
圧力計25によって検出される供給配管20内の現像液
の送出圧力が一定となるように加圧制御部50が電空レ
ギュレータ40を制御していたが、加圧制御部50によ
る電空レギュレータ40の制御態様はこれに限定される
ものではない。例えば、圧力計25によって検出される
供給配管20内の現像液の送出圧力が所定の範囲を逸脱
したときに、当該送出圧力が上記所定の範囲内に回復す
るように加圧制御部50が電空レギュレータ40をフィ
ードバック制御するようにしても良い。
【0045】このようにすれば、使用によって現像液の
液面高さが低下して現像液の液圧が大きく低下したとし
ても、それを補償するように窒素ガスによる通い缶30
内の加圧圧力が増加することとなり、その結果、通い缶
30内に貯留されている現像液の残量にかかわらず、供
給配管20内の現像液の送出圧力は常に一定の範囲内に
維持されることとなる。
【0046】また、第2実施形態においては、加圧制御
部50が図3のルックアップテーブルを参照しつつ電空
レギュレータ40を制御するようにしていたが、ルック
アップテーブルはこれに限定されるものではなく、例え
ば図4に示すようなものを用いるようにしても良い。図
4のルックアップテーブルに従って加圧制御部50が電
空レギュレータ40を制御すると、液面センサ60によ
って検出される通い缶30内の現像液の液面高さが低下
するにつれて通い缶30内を加圧する圧力が段階的に高
くなる。
【0047】このようにすれば、使用によって現像液の
液面高さが大きく低下して現像液の液圧が低下したとし
ても、それを補償するように窒素ガスによる通い缶30
内の加圧圧力が増加することとなり、その結果通い缶3
0内に貯留されている現像液の残量にかかわらず、供給
配管20内の現像液の送出圧力は常に一定の範囲内に維
持されることとなる。
【0048】また、上記各実施形態の基板処理装置は、
現像液を使用して基板Wの現像処理を行う装置であった
が、本発明にかかる基板処理装置はこれに限定されるも
のではなく、密閉された処理液容器に貯留された処理液
を処理部に導いて使用する基板処理装置であれば良く、
例えば通い缶に貯留された有機溶剤を塗布処理ユニット
に導いてカップ等に付着したフォトレジストを除去する
装置であっても良い。
【0049】また、上記の各実施形態においては、主と
して現像液の液面が低下して液圧が低下する場合につい
て説明したが、本発明にかかる技術は現像液の液面が上
昇して液圧が高くなる場合にも適用することができる。
この場合は、液圧上昇分を補償するように窒素ガスによ
る通い缶30内の加圧圧力が減少することとなる。この
ようにしても通い缶30内に貯留されている現像液の残
量にかかわらず、供給配管20内の現像液の送出圧力は
常に一定または一定の範囲内に維持されることとなる。
【0050】換言すれば、密閉された処理液容器に貯留
された処理液の液面高さの変化に起因した液圧変動を補
償するように電空レギュレータ40を制御して処理液容
器内を加圧する圧力を調整するようにすれば良いのであ
る。
【0051】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の発明
によれば、供給配管内における処理液の送出圧力の検出
結果に基づいて処理液容器内を加圧する圧力を調整する
ようにしているため、処理液容器内に貯留されている処
理液の残量にかかわらず、供給配管内の送出圧力が安定
し、処理部における処理液の使用状態を均一にすること
ができる。
【0052】また、請求項2の発明によれば、送出圧力
検出手段によって検出される送出圧力が一定となるよう
に加圧制御手段が加圧手段を制御するため、処理液容器
内に貯留されている処理液の残量にかかわらず、供給配
管内の送出圧力が一定となり、処理部における処理液の
使用状態を均一にすることができる。
【0053】また、請求項3の発明によれば、送出圧力
検出手段によって検出される送出圧力が所定の範囲を逸
脱したときに、送出圧力が当該所定の範囲内に回復する
ように加圧制御手段が加圧手段を制御するため、処理液
容器内に貯留されている処理液の残量にかかわらず、供
給配管内の送出圧力が一定の範囲に維持され、処理部に
おける処理液の使用状態を均一にすることができる。
【0054】また、請求項4の発明によれば、処理液容
器に貯留されている処理液の液面高さの検出結果に基づ
いて処理液容器内を加圧する圧力を調整するようにして
いるため、処理液容器内に貯留されている処理液の残量
にかかわらず、供給配管内の送出圧力が安定し、処理部
における処理液の使用状態を均一にすることができる。
【0055】また、請求項5の発明によれば、液面高さ
検出手段によって検出される液面高さが低下するにつれ
て処理液容器内を加圧する圧力が高くなるように加圧制
御手段が加圧手段を制御するため、処理液容器内に貯留
されている処理液の残量にかかわらず、供給配管内の送
出圧力が安定し、処理部における処理液の使用状態を均
一にすることができる。
【0056】また、請求項6の発明によれば、処理液容
器に貯留された処理液の液面高さの変化に起因した液圧
変動を補償するように前記加圧手段を制御して処理液容
器内を加圧する圧力を調整するため、処理液容器内に貯
留されている処理液の残量にかかわらず、供給配管内の
送出圧力が安定し、処理部における処理液の使用状態を
均一にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる基板処理装置の構成を示す図で
ある。
【図2】第2実施形態の基板処理装置の構成を示す図で
ある。
【図3】通い缶内の液面高さと加圧圧力との相関関係を
示したルックアップテーブルの一例を示す図である。
【図4】通い缶内の液面高さと加圧圧力との相関関係を
示したルックアップテーブルの他の例を示す図である。
【図5】従来の通い缶を用いた処理液供給機構を示す図
である。
【符号の説明】
10 現像処理ユニット 11 吐出ノズル 20 供給配管 25 圧力計 30 通い缶 40 電空レギュレータ 45 加圧管 50 加圧制御部 60 液面センサ 61 チューブ W 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H096 AA00 AA24 AA25 AA27 GA29 GA30 4F042 AA07 BA07 BA09 CA09 CB03 CB19 EB05 EB09 EB13 EB17 5F046 LA03 LA14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉された処理液容器に貯留された処理
    液を処理部に導いて使用する基板処理装置であって、 一端部が前記処理液容器内の処理液中に浸漬され、他端
    部が前記処理部に接続され、前記処理液を前記処理部に
    導く供給配管と、 前記処理液容器に気体を供給して前記処理液容器内を加
    圧することにより前記処理液を前記供給配管に送出する
    加圧手段と、 前記供給配管の経路途中に設けられ、前記供給配管内に
    おける前記処理液の送出圧力を検出する送出圧力検出手
    段と、 前記送出圧力検出手段による検出結果に基づいて前記処
    理液容器内を加圧する圧力を調整するように前記加圧手
    段を制御する加圧制御手段と、を備えることを特徴とす
    る基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記加圧制御手段は、前記送出圧力検出手段によって検
    出される前記送出圧力が一定となるように前記加圧手段
    を制御することを特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の基板処理装置において、 前記加圧制御手段は、前記送出圧力検出手段によって検
    出される前記送出圧力が所定の範囲を逸脱したときに、
    前記送出圧力が前記所定の範囲内に回復するように前記
    加圧手段を制御することを特徴とする基板処理装置。
  4. 【請求項4】 密閉された処理液容器に貯留された処理
    液を処理部に導いて使用する基板処理装置であって、 一端部が前記処理液容器内の処理液中に浸漬され、他端
    部が前記処理部に接続され、前記処理液を前記処理部に
    導く供給配管と、 前記処理液容器に気体を供給して前記処理液容器内を加
    圧することにより前記処理液を前記供給配管に送出する
    加圧手段と、 前記処理液容器に貯留されている前記処理液の液面高さ
    を検出する液面高さ検出手段と、 前記液面高さ検出手段による検出結果に基づいて前記処
    理液容器内を加圧する圧力を調整するように前記加圧手
    段を制御する加圧制御手段と、を備えることを特徴とす
    る基板処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の基板処理装置において、 前記加圧制御手段は、前記液面高さ検出手段によって検
    出される前記液面高さが低下するにつれて前記処理液容
    器内を加圧する圧力が高くなるように前記加圧手段を制
    御することを特徴とする基板処理装置。
  6. 【請求項6】 密閉された処理液容器に貯留された処理
    液を処理部に導いて使用する基板処理装置であって、 一端部が前記処理液容器内の処理液中に浸漬され、他端
    部が前記処理部に接続され、前記処理液を前記処理部に
    導く供給配管と、 前記処理液容器に気体を供給して前記処理液容器内を加
    圧することにより前記処理液を前記供給配管に送出する
    加圧手段と、 前記処理液容器に貯留された前記処理液の液面高さの変
    化に起因した液圧変動を補償するように前記加圧手段を
    制御して前記処理液容器内を加圧する圧力を調整する液
    圧変動補償手段と、を備えることを特徴とする基板処理
    装置。
JP2001077820A 2001-03-19 2001-03-19 基板処理装置 Pending JP2002273314A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001077820A JP2002273314A (ja) 2001-03-19 2001-03-19 基板処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001077820A JP2002273314A (ja) 2001-03-19 2001-03-19 基板処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002273314A true JP2002273314A (ja) 2002-09-24

Family

ID=18934515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001077820A Pending JP2002273314A (ja) 2001-03-19 2001-03-19 基板処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002273314A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100405868B1 (ko) * 2001-12-11 2003-11-14 동부전자 주식회사 감광액 공급장치
JP2006051474A (ja) * 2004-08-16 2006-02-23 Ckd Corp 液圧制御装置
JP2007152300A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Trinity Ind Corp 塗装システム
KR101046424B1 (ko) * 2006-03-22 2011-07-05 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 처리액 공급 기구, 처리액 공급 방법 및 기억 매체
WO2012073743A1 (ja) * 2010-12-02 2012-06-07 Hoya株式会社 液体供給装置およびレジスト現像装置
JP2012151500A (ja) * 2012-04-02 2012-08-09 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置及び基板処理方法並びに基板処理装置の用力供給装置及び基板処理装置の用力供給方法
JP2015066482A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 株式会社Screenホールディングス 塗布装置および塗布方法
JP2016046494A (ja) * 2014-08-27 2016-04-04 富士通テン株式会社 塗布装置及び塗布方法
JP2017049614A (ja) * 2008-12-19 2017-03-09 ギガフォトン株式会社 ターゲット供給装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100405868B1 (ko) * 2001-12-11 2003-11-14 동부전자 주식회사 감광액 공급장치
JP2006051474A (ja) * 2004-08-16 2006-02-23 Ckd Corp 液圧制御装置
JP4533699B2 (ja) * 2004-08-16 2010-09-01 シーケーディ株式会社 液圧制御装置
JP2007152300A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Trinity Ind Corp 塗装システム
KR101046424B1 (ko) * 2006-03-22 2011-07-05 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 처리액 공급 기구, 처리액 공급 방법 및 기억 매체
JP2017049614A (ja) * 2008-12-19 2017-03-09 ギガフォトン株式会社 ターゲット供給装置
WO2012073743A1 (ja) * 2010-12-02 2012-06-07 Hoya株式会社 液体供給装置およびレジスト現像装置
JP2012151500A (ja) * 2012-04-02 2012-08-09 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置及び基板処理方法並びに基板処理装置の用力供給装置及び基板処理装置の用力供給方法
JP2015066482A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 株式会社Screenホールディングス 塗布装置および塗布方法
JP2016046494A (ja) * 2014-08-27 2016-04-04 富士通テン株式会社 塗布装置及び塗布方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4869155B2 (ja) 物品の製造方法
US5826601A (en) Treating liquid replacing method, substrate treating method and substrate treating apparatus
KR101046424B1 (ko) 처리액 공급 기구, 처리액 공급 방법 및 기억 매체
JP2006114906A (ja) 半導体製造用フォトレジストのディスペンス装置
US20160038957A1 (en) Remote bulk feed system for a dispensing system and method of supplying viscous material to a dispensing system
US20080266367A1 (en) Single phase proximity head having a controlled meniscus for treating a substrate
JP2002273314A (ja) 基板処理装置
EP4234103A2 (en) Fluid discharge device, fluid discharge method and fluid application device
KR102414348B1 (ko) 기판 액처리 장치, 기판 액처리 방법 및 기억 매체
JP2006216696A (ja) 塗布液供給装置および塗布処理装置
JP2007027764A (ja) フォトスピナー設備の噴射不良制御装置
KR101022779B1 (ko) 약액 공급 유닛, 이를 갖는 기판 처리 장치 및 이를 이용한약액 석-백 방법
CN116529862A (zh) 基板处理装置及基板处理方法
JP2010186844A (ja) 処理液供給システム及び処理液供給方法
US6042647A (en) Nozzle system for feeding treatment liquid such as a liquid developer on a workpiece
KR100587682B1 (ko) 케미컬 공급 장치 및 그에 따른 공급방법
KR100727471B1 (ko) 유체 공급 장치 및 방법
KR20110071831A (ko) 기판 코터 장비의 약액 공급 장치 및 그 제어 방법
JP2000021838A (ja) 基板処理装置
JP2006156655A (ja) 基板処理装置および送液システム
JP3561438B2 (ja) 処理液供給システム、これを用いた処理装置、および処理液供給方法
JP2008229421A (ja) 液状物質滴下装置及び液状物質滴下方法
KR101313484B1 (ko) 도포액 공급 장치
JP3442263B2 (ja) 液供給機構、液処理装置および液処理方法
KR100921725B1 (ko) 포토레지스트 도포 장치 및 이의 제어 방법