JP2000021838A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2000021838A
JP2000021838A JP10181949A JP18194998A JP2000021838A JP 2000021838 A JP2000021838 A JP 2000021838A JP 10181949 A JP10181949 A JP 10181949A JP 18194998 A JP18194998 A JP 18194998A JP 2000021838 A JP2000021838 A JP 2000021838A
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mixed
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processing liquid
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JP10181949A
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Yoshiyuki Nakagawa
良幸 中川
Akira Izumi
昭 泉
Seiichiro Sato
誠一郎 佐藤
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品の故障などの異常を検知して処理不良の
発生を抑制する。 【解決手段】 制御部27が濃度モニタ26で監視され
る混合処理液の濃度現在値を基にフィードバック制御に
よって薬液供給流量調節機構を制御して濃度目標値の混
合処理液を基板処理部内の処理槽に供給する機能を有す
る混合処理液供給部を備えた基板処理装置において、異
常検知部4は、濃度モニタ26からの混合処理液の濃度
現在値が濃度許容範囲から外れたか、制御部27から電
空変換器23e、25bに与えられる各処理液供給流量
操作信号の現在値が各々の変動許容範囲から外れたこと
を検知すると、異常が発生したと判断し、異常処理部5
は異常処理として混合部への薬液の供給を全て停止して
処理槽に純水のみが供給される状態にし、ブザーやラン
プなどの警報器51を作動させて警報を発する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数種類の処理液
を混合して得られた混合処理液で、半導体ウエハや液晶
表示器用のガラス基板、フォトマスク用のガラス基板、
光ディスク用の基板などの基板の表面処理を行う枚葉式
やバッチ式の基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の基板処理装置は、複数種
類の処理液を混合して得られた混合処理液で基板の表面
処理を行う基板処理部と、複数種類の処理液を混合し、
得られた混合処理液を基板処理部に供給する混合処理液
供給部とを備えている。
【0003】混合処理液供給部は、例えば、複数種類の
処理液を混合する混合部と、混合部で混合された混合処
理液を基板処理部に供給する混合処理液供給系と、混合
部に個々の処理液を個別に供給する複数の処理液供給系
と、与えられた処理液供給流量操作信号に応じて、混合
部への処理液の供給流量を調節する処理液供給流量調節
機構と、混合処理液の濃度現在値を監視する濃度監視機
構と、混合処理液の濃度目標値と混合処理液の濃度現在
値との濃度偏差を打ち消すような処理液供給流量操作信
号を処理液供給流量調節機構に与える制御部とを備え
て、制御部が濃度監視機構で監視される混合処理液の濃
度現在値を基にフィードバック制御によって処理液供給
流量調節機構を制御して濃度目標値の混合処理液を基板
処理部に供給する機能を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、フィードバック制御によって混合処理液の混
合を行う混合処理液供給部を備えた基板処理装置の場
合、次のような問題がある。
【0005】すなわち、処理液供給流量調節機構は、例
えば、圧力調節器や流量調節弁、ポンプなどで構成さ
れ、濃度監視機構は、例えば、混合部で混合された後の
混合処理液に対する透過光の強度に基づいて、混合処理
液の濃度を得る濃度モニタ、あるいは、混合部への各処
理液の供給流量の現在値を監視してこれら各処理液の供
給流量の現在値から混合処理液の濃度現在値を算出して
監視する機構などで構成され、制御部は、例えば、CP
Uやメモリなどを備えたマイクロコンピューターなどで
構成されているが、これら部品の1つでも故障などが起
きれば、濃度目標値通りの混合処理液を安定して基板処
理部に供給できなくなる可能性があり、基板の表面処理
を適正に行えなくなる事態が生じ得る。
【0006】例えば、濃度監視機構の故障によって、制
御部で認識される混合処理液の濃度現在値が、混合処理
液の実際の濃度と一致しなくなる可能性がある。この場
合、混合処理液の実際の濃度と相違する濃度を基に制御
部が濃度目標値の混合処理液を得るようにフィードバッ
ク制御することになる。そのため、制御部で濃度目標値
の混合処理液が得られていると認識しているとき、実際
には、濃度目標値と相違する混合処理液を混合して基板
処理部に供給していることになる。
【0007】また、例えば、制御部の故障や誤動作によ
って、制御部から処理液供給流量調節機構に与える処理
液供給流量操作信号の値が、濃度目標値に対応した操作
信号の目標値から大きくズレる可能性がある。この場
合、制御部によるフィードバック制御が安定せず、得ら
れる混合処理液の濃度が発振して、濃度目標値の混合処
理液が安定して得られなくなる。
【0008】また、処理液供給流量調節機構の故障によ
って、制御部から与えられる処理液供給流量操作信号に
応じた処理液の供給流量の調節と相違する調節を行う場
合にも、制御部によるフィードバック制御が安定せず、
得られる混合処理液の濃度が発振して、濃度目標値の混
合処理液が安定して得られなくなる。
【0009】その他、濃度監視機構や制御部、処理液供
給流量調節機構以外の混合処理液供給部内の部品が故障
しても、濃度目標値通りの混合処理液を安定して基板処
理部に供給できなくなる可能性もある。
【0010】しかしながら、従来、混合処理液供給部内
の部品の故障などを監視しておらず、作業者は、基板の
処理不良が発生してはじめて混合処理液供給部に異常が
起きたことを知るに至っている。そのため、従来、混合
処理液供給部内の部品が故障すると基板の処理不良の発
生が避けられず装置への信頼性の低下を招くという問題
がある。また、基板の処理不良が発生したことを作業者
が知るまで、処理不良の基板を継続して製造し続けると
ことになり、処理不良の基板を多数製造する恐れもあ
る。さらに、基板処理によっては、処理不良の結果、回
復不可能な破損を基板に与えて基板を廃棄しなければな
らない場合もあり、そのような場合には、ユーザーは多
大の損害を被ることになる。特に、バッチ式の基板処理
装置は、複数枚の基板をまとめて混合処理液に浸漬して
処理するので、混合処理液供給部に異常が発生すると1
度に多数の基板の処理不良が発生し、処理不良の結果、
基板を廃棄しなければならない場合には、損害額は膨大
なものになる。
【0011】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、部品の故障などの異常発生を検知し
て、基板の処理不良の発生を抑制し、信頼性の高い基板
処理装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、複数種類の処理液を混合
して得られた混合処理液で基板の表面処理を行う基板処
理部と、複数種類の処理液を混合する混合部と、前記混
合部で混合された混合処理液を前記基板処理部に供給す
る混合処理液供給系と、前記混合部に個々の処理液を個
別に供給する複数の処理液供給系と、前記混合部への処
理液の供給流量を調節する処理液供給流量調節手段と、
混合処理液の濃度現在値を監視する濃度監視手段と、混
合処理液の濃度目標値と混合処理液の濃度現在値との濃
度偏差を打ち消すような処理液供給流量操作信号を前記
処理液供給流量調節手段に与える制御手段と、混合処理
液の濃度現在値が混合処理液の所定の濃度許容範囲から
外れたか否かに基づいて異常が発生したことを検知する
異常検知手段と、異常発生が検知されると所定の異常処
理を行う異常処理手段と、を備えたことを特徴とするも
のである。
【0013】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の基板処理装置において、前記異常検知手段は、前
記制御手段から前記処理液供給流量調節手段に与えられ
る処理液供給流量操作信号の現在値をさらに監視し、こ
の処理液供給流量操作信号の現在値が処理液供給流量操
作信号の所定の変動許容範囲から外れたか否かの情報も
考慮して異常発生の判定を行うことを特徴とするもので
ある。
【0014】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の基板処理装置において、前記異常処理手
段が行う異常処理は、前記混合部への少なくとも一部の
処理液の供給を停止する処理を含むことを特徴とするも
のである。
【0015】請求項4に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の基板処理装置において、前記基板処理部
は、混合処理液に複数枚の基板を浸漬して各基板の表面
処理を行う処理槽を備えており、前記混合部へ供給する
複数種類の処理液は、純水と1種類以上の薬液であり、
前記異常処理手段は、異常発生が検知されると薬液の供
給を停止し、純水のみを供給することを特徴とするもの
である。
【0016】請求項5に記載の発明は、上記請求項1な
いし4のいずれかに記載の基板処理装置において、前記
異常処理手段が行う異常処理は、警報を発する処理を含
むことを特徴とするものである。
【0017】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は次のとおりであ
る。以下のようにして、複数種類の処理液を混合し、得
られた混合処理液を基板処理部に供給する。
【0018】すなわち、複数の処理液供給系から複数種
類の処理液が混合部に供給され、各処理液が混合部で混
合されて混合処理液が得られる。この混合処理液が混合
処理液供給系によって基板処理部に供給され、基板処理
部においてこの混合処理液で基板の表面処理が行われ
る。
【0019】混合部への処理液の供給流量は、制御手段
から与えられた処理液供給流量操作信号に応じて、処理
液供給流量調節手段によって調節される。
【0020】また、濃度監視手段は混合処理液の濃度現
在値を監視しており、制御手段は混合処理液の濃度目標
値と混合処理液の濃度現在値との濃度偏差を打ち消すよ
うな処理液供給流量操作信号を処理液供給流量調節手段
に与えて、フィードバック制御により、混合処理液の混
合を行う。
【0021】上記構成の装置において、濃度監視手段や
制御手段、処理液供給流量調節手段などの部品が故障す
ると、混合処理液の濃度現在値が濃度目標値からズレた
り、濃度が発振して不安定になったりする可能性があ
る。従って、混合処理液の濃度目標値を中心に適宜の濃
度上限値と濃度下限値とを設定してその間の濃度幅を濃
度許容範囲として、混合処理液の濃度現在値がその濃度
許容範囲内に収束しているか濃度許容範囲から外れたか
により、部品の故障などの異常の発生を検知することが
できる。
【0022】そこで、異常検知手段は、濃度監視手段か
らの混合処理液の濃度現在値が混合処理液の所定の濃度
許容範囲から外れたか否かに基づいて異常が発生したこ
とを検知し、異常検知手段によって異常発生が検知され
ると、異常処理手段が、例えば、請求項3ないし5に記
載の発明のような所定の異常処理を行う。
【0023】請求項2に記載の発明では、異常検知手段
は、制御手段から処理液供給流量調節手段に与えられる
処理液供給流量操作信号の現在値をさらに監視し、この
処理液供給流量操作信号の現在値が処理液供給流量操作
信号の所定の変動許容範囲から外れたか否かの情報も考
慮して異常発生の判定を行う。濃度監視手段等の部品の
故障などの異常が発生すると、制御手段から処理液供給
流量調節手段に与えられる処理液供給流量操作信号が、
混合処理液の濃度目標値に対応する処理液供給流量操作
信号の目標値から大きくズレたり、発振して不安定にな
ったりする可能性がある。従って、混合処理液の濃度目
標値に対応する処理液供給流量操作信号の目標値を中心
に適宜の操作信号上限値と操作信号下限値とを設定して
その間の操作信号幅を変動許容範囲とすれば、制御手段
から処理液供給流量調節手段に与えられる処理液供給流
量操作信号の現在値が処理液供給流量操作信号の所定の
変動許容範囲から外れたか否かの情報も異常発生の判定
に用いることができる。この請求項2に記載の発明によ
れば、処理液供給流量操作信号も考慮して部品の故障な
どの異常の発生をより確実に検知することができる。
【0024】請求項3に記載の発明によれば、異常検知
手段によって異常発生が検知されると、異常処理手段
は、異常処理として、混合部への少なくとも一部の処理
液の供給を停止する。異常処理手段は、装置構成や動作
状況などに応じて混合部への全ての処理液の供給を停止
してもよいし、例えば、請求項4に記載の発明のよう
に、基板に支障のある処理液の混合部への供給を停止
し、基板に支障のない処理液の混合部への供給は継続し
てもよい。
【0025】請求項4に記載の発明は、混合処理液に複
数枚の基板を浸漬して各基板の表面処理を行う処理槽を
基板処理部に備えたバッチ式の基板処理装置であって、
混合部へ供給する複数種類の処理液が純水と1種類以上
の薬液である場合の異常処理であり、異常処理手段は、
異常検知手段によって異常発生が検知されると基板に支
障のある処理液である薬液の供給を停止し、基板に支障
のない処理液である純水のみを供給する。
【0026】請求項5に記載の発明によれば、異常処理
手段は、異常検知手段によって異常発生が検知されると
警報を発する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の第1実施例に係る
基板処理装置の全体構成を示す図であり、図2はその制
御系の構成を示すブロック図である。
【0028】この第1実施例装置は、複数種類の処理液
としての純水と1種類以上の薬液とを混合して得られた
混合処理液で基板Wの表面処理を行うバッチ式の基板処
理装置の一実施例である。
【0029】この装置は、大きく分けて、混合処理液に
複数枚の基板Wを浸漬して各基板Wの表面処理を行う処
理槽10を備えた基板処理部1と、純水と薬液とを混合
し、得られた混合処理液を基板処理部1内の処理槽10
に供給する混合処理液供給部2と、混合処理液の濃度目
標値を決める混合条件などを設定する設定器3と、異常
検知部4及び異常処理部5を備えている。
【0030】処理槽10は、槽底部から混合処理液の供
給を受け、余剰の混合処理液をオーバーフローさせて排
出させるように構成されている。処理槽10から排出さ
れた混合処理液は、廃棄するように構成してもよいし、
混合処理液供給部2に戻して再利用するようにしてもよ
い。
【0031】混合処理液供給部2は、純水と各薬液を混
合する混合部21と、混合部21で混合された混合処理
液を基板処理部1内の処理槽10に供給する混合処理液
供給系22と、混合部21に純水を供給する純水供給系
23と、混合部21に各薬液を個別に供給する1または
複数の薬液供給系24と、与えられた純水供給流量操作
信号(処理液供給流量操作信号)に応じて、混合部21
への純水の供給流量を調節する純水供給流量調節機構2
5Pと、与えられた薬液供給流量操作信号(処理液供給
流量操作信号)に応じて、混合部21への各薬液の供給
流量を調節する薬液供給流量調節機構25Qと、混合処
理液の濃度現在値を監視するための濃度モニタ26と、
混合処理液の濃度目標値と混合処理液の濃度現在値との
濃度偏差を打ち消すような薬液供給流量操作信号を薬液
供給流量調節機構25Qに与える制御部27とを備えて
いる。この制御部27は濃度モニタ26で監視される混
合処理液の濃度現在値を基にフィードバック制御によっ
て薬液供給流量調節機構25Qを制御して濃度目標値の
混合処理液を基板処理部1内の処理槽10に供給する機
能を有している。
【0032】混合部21は、純水流路21aと、純水流
路21aに各薬液を導入する各薬液導入路21bとが形
成された混合管21cを備えており、純水流路21aに
流通している純水に各薬液導入路21bから各薬液を導
入して純水と薬液とを混合して純水流路21aの出口2
1dから混合処理液が排出されるように構成されてい
る。純水流路21aの出口21dに、例えば孔空きのね
じり板などからなるスタティックミキサーなどの適宜の
撹拌機構を配設して、純水と各薬液とをムラなく混合で
きるように構成してもよい。
【0033】混合処理液供給系22は、混合部21を構
成する混合管21cの純水流路21aの出口21dに一
端側が連通接続され、処理槽10の底部に他端側が連通
接続された混合処理液供給管22aを備えている。この
混合処理液供給管22aの管路途中に濃度モニタ26が
配設されている。この濃度モニタ26は、混合部21で
混合された後の混合処理液に対する透過光や反射光の強
度に基づいて、混合処理液の濃度、すなわち、混合処理
液中の薬液の濃度を計測することができる。なお、この
種の濃度モニタ26は、各々の薬液の分光特性が相違し
ていれば、純水に複数種類の薬液を混合した場合でも、
混合処理液内の各々の薬液の濃度を個別に得ることがで
きる。
【0034】純水供給系23には、純水供給源23aに
一端側が連通接続され、混合部21を構成する混合管2
1cの純水流路21aの入口21eに他端側が連通接続
された純水供給管23bを備えている。純水供給管23
bには、純水供給源23aの側から順に、純水圧力調節
器23c、純水開閉弁23dが配設されている。純水圧
力調節器23cは、電空変換器23eから与えられた空
気圧(パイロット圧)に応じて、純水圧力調節器23c
の二次側の純水圧力を調節する制御弁であり、この純水
圧力調節器23cによって、純水圧力調節器23cの二
次側の純水供給路23bを流通する純水の流量を一定に
して、混合部21に供給する純水の供給流量を一定にす
ることができる。
【0035】電空変換器23eは、供給される加圧空気
(圧空)を、制御部27からの操作電圧(純水供給流量
操作信号)に応じた空気圧(パイロット圧)に変換して
出力する。制御部27は、混合部21に供給する純水の
供給流量が後述する純水供給流量目標値となるような操
作電圧を電空変換器23eに与えることによって、混合
部21には純水流量目標値の純水が供給される。純水圧
力調節器23cと電空変換器23eとは、純水供給流量
調節機構25Pを構成する。
【0036】純水開閉弁23dは、混合部21への純水
の供給とその停止とを切り換える開閉弁であり、その開
閉制御は制御部27により行われる。
【0037】各薬液供給系24の構成は全て同じである
ので、1つの薬液供給系24の構成を例に説明する。薬
液供給系24は、薬液供給源24aに一端側が連通接続
され、混合部21を構成する混合管21cの薬液導入路
21bに他端側が連通接続された薬液供給管24bを備
えている。薬液供給管24bには、薬液流量調節弁25
aが配設されている。
【0038】薬液供給流量調節機構25Qは、上記薬液
流量調節弁25aと電空変換器25bとを備えている。
薬液流量調節弁25aに電空変換器25bからパイロッ
ト圧を与えることにより、薬液流量調節弁25aの弁の
開度を操作して、薬液供給管24bの薬液流量を制御し
て、混合部21への薬液の供給流量を調節することがで
きる。なお、薬液流量調節弁25aは、開閉弁を兼用し
ており、弁を完全に閉じるように調節することもでき、
弁を完全に閉じることにより、混合部21への薬液の供
給を停止することもできる。
【0039】設定器3から設定された混合条件は制御部
27に与えられる。設定器3からは、混合条件として、
混合処理液の濃度目標値(混合処理液中の各々の薬液の
濃度目標値)、純水供給流量目標値、薬液供給流量目標
値の全て、または、いずれか2つの目標値が設定され
る。いずれか2つの目標値が設定された場合には、その
2つの目標値から残りの1つの目標値を算出することが
できる。従って、制御部27では、混合処理液の濃度目
標値、純水供給流量目標値、薬液供給流量目標値の全て
を把握することができる。そこで、制御部27は、上述
したように混合部21に供給する純水の供給流量を純水
供給流量目標値に維持するような操作電圧(純水供給流
量操作信号)を電空変換器23eに与えるとともに、混
合処理液の濃度目標値と濃度モニタ26で監視される混
合処理液の濃度現在値との濃度偏差を打ち消すような操
作電圧(薬液供給流量操作信号)を電空変換器25bに
与える。
【0040】すなわち、濃度モニタ26からの混合処理
液の濃度現在値が混合処理液の濃度目標値よりも小さい
ときには、混合部21への薬液の供給流量を増やすよう
な操作電圧を電空変換器25bに与え、濃度モニタ26
からの混合処理液の濃度現在値が混合処理液の濃度目標
値よりも大きいときには、混合部21への薬液の供給流
量を減らすような操作電圧を電空変換器25bに与え
て、濃度偏差が「0」となるように制御する。
【0041】なお、上記フィードバック制御における電
空変換器25bへの操作電圧は、例えば、P(比例動
作)、I(積分動作)、I2 (二重積分動作)、D(微
分動作)を含む制御則や純水供給流量目標値などに基づ
き、フィードバック制御における周知の方法で算出す
る。また、純水に複数種類の薬液を混合する場合には、
各薬液ごとの濃度目標値に基づき上記制御を各薬液ごと
に並行して行う。
【0042】この制御部27は、CPUやメモリを備え
たマイクロコンピューターなどで構成されている。
【0043】濃度モニタ26から制御部27に与えられ
る混合処理液の濃度現在値と、制御部27から電空変換
器23e、25bに与えられる操作電圧(純水供給流量
操作信号、薬液供給流量操作信号)とは、異常検知部4
に与えられている。また、混合処理液の濃度目標値や純
水供給流量目標値、薬液供給流量目標値が、制御部27
から異常検知部4に与えられる。純水供給流量目標値に
基づき、混合処理液の濃度目標値に対応する純水供給流
量操作信号(制御部27から電空変換器23eに与えら
れる操作電圧)の目標値を求めることができ、薬液供給
流量目標値に基づき、混合処理液の濃度目標値に対応す
る薬液供給流量操作信号(制御部27から電空変換器2
5bに与えられる操作電圧)の目標値を求めることがで
きる。
【0044】図3に示すように、混合処理液の濃度目標
値がDTであれば、異常検知部4では、この濃度目標値
DTを中心に適宜の濃度上限値DUと濃度下限値DDと
を設定してその濃度幅を濃度許容範囲DWとする。濃度
上限値DUと濃度下限値DDは、例えば、予め決めてお
いた定数を濃度目標値DTに加算した値と減算した値と
したり、予め決めておいた割合を濃度目標値DTに掛け
合わせた値を濃度目標値DTに加算した値と減算した値
としたりするなどにより設定する。なお、図3(b)に
示すように、濃度目標値DTが経時的に変化する場合に
は、それに応じて濃度許容範囲DWも変化させる。
【0045】また、図4に示すように、或る処理液の処
理液供給流量操作信号(純水供給流量操作信号でも薬液
供給流量操作信号でもよい)の目標値がCSTであれ
ば、異常検知部4では、この処理液供給流量操作信号の
目標値CSTを中心に適宜の操作信号上限値CSUと操
作信号下限値CSDとを設定してその間の操作信号幅を
変動許容範囲CSWとする。操作信号上限値CSUと操
作信号下限値CSDは、上述した濃度上限値DUと濃度
下限値DDと同様に方法で設定し、図4(b)に示すよ
うに、処理液供給流量操作信号の目標値CSTが経時的
に変化する場合には、それに応じて変動許容範囲CSW
も変化させる。異常検知部4では、混合処理液の混合に
使用する全ても処理液(純水及び各薬液)に対する各々
の変動許容範囲CSWを求める。
【0046】そして、異常検知部4は、濃度モニタ26
からの混合処理液の濃度現在値が濃度許容範囲DWから
外れたか否かの情報と、制御部27から電空変換器23
e、25bに与えられる各処理液供給流量操作信号の現
在値が各々の変動許容範囲CSWから外れたか否かの情
報とに基づき、異常発生の判定を行う。
【0047】異常発生が検知されると、異常処理部5は
薬液流量調節弁25aの弁を閉じるパイロット圧を薬液
流量調節弁25aに与えるような操作電圧を電空変換器
25bに与えて混合部21への薬液の供給を全て停止
し、処理槽10に純水のみが供給される状態にするとと
もに、ブザーやランプなどの警報器51を作動させて警
報を発するなどの異常処理を実行する。
【0048】異常検知部4と異常処理部5とは、制御部
27とは個別のマイクロコンピューターなどで構成され
ている。
【0049】次に上記構成を有する装置の動作を説明す
る。まず、作業者は、設定器3から混合条件を設定す
る。設定された混合条件に基づき制御部27は処理の準
備を行い、異常検知部4は濃度許容範囲DWと変動許容
範囲CSWを設定する。
【0050】処理槽10に混合処理液の供給を開始する
とき、処理槽10は純水で満たされている。これは或る
混合処理液を使って基板Wの表面処理を行った後、次の
混合処理液で基板Wの表面処理を行う場合も同様であ
る。すなわち、或る混合処理液による基板Wの表面処理
が終わると、処理槽10に純水だけが供給され、処理槽
10内の使用済みの混合処理液を一旦純水で置換する。
それに続いて、処理槽10に純水が供給されている状態
で、純水中への薬液の導入を開始することにより、新た
な混合処理液を処理槽10に供給して、処理槽10の純
水を新たな混合処理液で置換する。
【0051】制御部27は、混合処理液の濃度目標値に
応じた純水供給流量目標値の純水が混合部21に供給す
るような純水供給流量操作信号を一義的に電空変換器2
3eに与え続ける一方で、図5に示すように、薬液の供
給開始から所定時間tsの間は、混合処理液の濃度目標
値に応じた薬液供給流量目標値の薬液が混合部21に供
給するような薬液供給流量操作信号を一義的に電空変換
器25bに与え、薬液の供給開始から所定時間tsが経
過して以後、設定された混合条件から決まる混合処理液
の濃度目標値と濃度モニタ26からの混合処理液の濃度
現在値との濃度偏差を打ち消すような操作電圧を電空変
換部25bに与えて、フィードバック制御により混合処
理液を混合する。薬液の供給開始当初は、混合部21へ
の薬液供給流量の立ち上がりが緩慢であるので、濃度偏
差が大きくなり、このときフィードバック制御を行う
と、混合処理液の濃度現在値が高くなり過ぎる、いわゆ
るオーバーシュートが発生する。これを防止するため
に、薬液の供給開始当初の所定時間tsの間は、フィー
ドバック制御を行わず、混合処理液の濃度目標値に応じ
た薬液供給流量目標値の薬液が混合部21に供給するよ
うな薬液供給流量操作信号を一義的に電空変換器25b
に与えるようにしている。
【0052】それと並行して、異常検知部4は、濃度モ
ニタ26からの混合処理液の濃度現在値が濃度許容範囲
DWから外れたか否か、及び、制御部27から電空変換
部23e、25bに与えられる各処理液供給流量操作信
号が各々の変動許容範囲CSWから外れたか否かを監視
する。図5(a)において、混合処理液の濃度現在値が
濃度許容範囲DWから外れたか、または、図5(b)に
おいて、各処理液供給流量操作信号が各々の変動許容範
囲CSWから外れるのは、混合処理液供給部2内の部品
の故障など、何らかの異常が起きたと推定できる。従っ
て、混合処理液の濃度現在値が濃度許容範囲DWから外
れたか、または、各処理液供給流量操作信号が各々の変
動許容範囲CSWから外れたことを検知すると、異常が
発生したものと判断し、異常処理部5が、混合部21へ
の薬液の供給を全て停止し、処理槽10に純水のみが供
給される状態にするとともに、警報器51から警報を発
する。これにより、異常が発生すると、処理槽10は純
水に置換され、濃度目標値から外れた混合処理液に長時
間基板Wを浸漬することがなく、基板Wへの損傷などを
防止できる。また、警報によって異常が発生すると、作
業者は異常発生を直ぐに知ることができ、適宜の復旧作
業を速やかに行うことができる。
【0053】ところで、混合処理液の供給開始の初期の
純水のみが処理槽10に供給されている状態から、混合
部21に薬液を供給し始めた当初は、図5に示すよう
に、混合部21への薬液供給流量の立ち上がりが緩慢で
あり、適宜の時間が経過した後に、混合処理液の濃度現
在値が濃度目標値に到達する。従って、この薬液の供給
開始の初期段階で、異常検知部4が検知動作を行えば、
正常であっても異常と判断してしまう。そこで、薬液の
供給開始から混合処理液の濃度現在値が濃度目標値に到
達するまでに要する十分な時間twを決めて、異常検知
部4は、薬液の供給開始からこの遅れ時間twが経過し
てから異常の検知動作を開始するように構成している。
上記遅れ時間twは実験によって予め決めておくことが
できる。
【0054】次に本発明の第2実施例装置の構成を図
6、図7を参照して説明する。図6は本発明の第2実施
例装置の全体構成を示す図であり、図7はその制御系の
構成を示すブロック図である。
【0055】この第2実施例は、複数種類の処理液とし
て、純水と1種類以上の薬液とを混合して得られた混合
処理液で基板Wの表面処理を行う枚葉式の基板処理装置
の一実施例である。
【0056】すなわち、基板処理部1には、1枚の基板
Wを水平姿勢に保持して鉛直方向の軸心J周りで回転さ
せるスピンチャック11やスピンチャック11に保持さ
れた基板Wの表面に混合処理液を噴出供給するノズル1
2などを備えている。この基板処理部1では、スピンチ
ャック11に基板Wを保持して軸心J周りで回転させな
がら所定時間の間ノズル12から基板Wの表面に混合処
理液が噴出供給されて基板Wの表面処理が行われる。
【0057】混合処理液供給部2は、混合部としての混
合貯留タンク31を備えている。混合貯留タンク31に
は、混合貯留タンク31に貯留されている混合処理液の
貯留量を検知するために、例えば、上限センサ31aと
下限センサ31bとを備えている。これらセンサ31
a、31bは、例えば、静電容量センサなどで構成され
る。上限センサ31aは、混合処理液が混合貯留タンク
31から溢れ出すのを防止するために設けられ、下限セ
ンサ31bは、混合貯留タンク31に貯留される混合処
理液の残量不足を防止するために設けられている。各セ
ンサ31a、31bからの検知信号は制御部30に与え
られる。
【0058】混合貯留タンク31の底部には、混合貯留
タンク31に貯留されている混合処理液を排液ドレイン
32aに排出するための排液管32bが設けられてい
る。排液管32bには開閉弁32cが配設されている。
例えば、混合条件を変えた混合処理液を新たに得る場合
に、開閉弁32cを開にして、混合貯留タンク31に貯
留されている現在の混合処理液を排液ドレイン32aに
排出して混合貯留タンク31を空にし、その後開閉弁3
2cを閉にしてから新たな混合処理液の混合を開始す
る。開閉弁32cの開閉制御は制御部30によって行わ
れる。
【0059】混合貯留タンク31で純水と薬液とが混合
され、混合貯留タンク31に貯留されている混合処理液
は、混合処理液供給系33によって基板処理部1内のノ
ズル12に供給される。
【0060】この混合処理液供給系33は、混合貯留タ
ンク31内に一端側が連通接続され、ノズル12に他端
側が連通接続された混合処理液供給管33aと、帰還管
33bとを備えている。混合処理液供給管33aには、
ポンプ33cと、第1実施例と同様の構成の濃度モニタ
26と、混合処理液をノズル12に供給する側と帰還管
33bに流す側とで切り換える切り換え弁33dとが配
設されている。ポンプ33cによって混合貯留タンク3
1に貯留されている混合処理液が混合処理液供給管33
aに送り出される。帰還管33bは、切り換え弁33d
に一端側が連通接続され、混合貯留タンク31に他端側
が連通接続されている。
【0061】通常時、ポンプ33cは常に駆動されてい
て、混合貯留タンク31に貯留されている混合処理液が
混合処理液供給管33aに送り出されている。ノズル1
2から基板Wに混合処理液を供給して表面処理する時だ
け、切り換え弁33dは混合処理液をノズル12に供給
する側に切り換えられ、それ以外の非処理時は、切り換
え弁33dは混合処理液を帰還管33bに流す側に切り
換えられている。従って、非処理時は、混合処理液は、
混合処理液供給管33a及び帰還管33bを経て循環さ
れている。ポンプ33cの駆動制御、及び、切り換え弁
33dの切り換え制御は制御部30によって行われる。
また、混合処理液供給管33aに流通している混合処理
液の濃度が濃度モニタ26によって計測されて制御部3
0と、第1実施例と同様の構成の異常検知部4に与えら
れるようになっている。
【0062】混合貯留タンク31には、純水供給系23
から純水が供給されるとともに、1または複数の薬液供
給系34から各薬液が供給されるようになっている。
【0063】純水供給系23は、第1実施例のものと同
様の構成であり、純水供給源23aから混合貯留タンク
31へ純水を供給する純水供給管23bと、純水開閉弁
23dと、純水供給流量調節機構25Pを構成する純水
圧力調節器23c及び電空変換器23eとを備えてい
る。純水供給系23の各部品の制御は制御部30によっ
て行われる。
【0064】第2実施例の薬液供給系34は、薬液を貯
留する薬液貯留タンク34aと、薬液貯留タンク34a
に一端側が連通接続され、混合貯留タンク31に他端側
が連通接続された薬液供給管34bと、薬液供給管34
bに配設されたポンプ34cとを備えている。ポンプ3
4cは、例えば、ダイアフラムポンプやベローズポンプ
などの容量型のポンプで構成され、薬液貯留タンク34
aに貯留された薬液の吸引と混合貯留タンク31への薬
液の吐出とを繰り返して薬液供給管34bを介して薬液
貯留タンク34aに貯留されている薬液を混合貯留タン
ク31に供給する。また、このポンプ34cは、薬液供
給流量調節手段を兼用しており、制御部30からのポン
プ34cの駆動信号(薬液供給流量操作信号)に応じ
て、薬液の吸引、吐出の周期を変えたり、1回の吸引、
吐出動作の吐出量を変えたりすることで単位時間当たり
の混合貯留タンク31への薬液の供給流量を適宜に調節
するようになっている。制御部30からのポンプ34c
の駆動信号は異常検知部4にも与えられている。
【0065】その他の構成は第1実施例と同様であるの
で、共通する部分は図1、図2と同じ符号を付して説明
を省略する。
【0066】次に、この第2実施例装置の動作を説明す
る。新たな混合処理液を混合する開始時点では、混合貯
留タンク31が空の状態であり、切り換え弁33dは、
混合処理液を帰還管33bに流す側に切り換えられてい
るものとする。
【0067】この状態で、制御部30は、まず、設定器
3から設定された混合条件に応じた純水供給流量目標値
と薬液供給流量目標値とに従って、混合貯留タンク31
への純水と薬液の供給を行う。
【0068】また、混合貯留タンク31への純水と薬液
の供給を開始すると、制御部30は、ポンプ33cを駆
動して、混合処理液を混合処理液供給管33a及び帰還
管33bを経て循環させる。ポンプ33cによって混合
処理液を混合処理液供給管33aに送り出す際に、純水
と薬液とは略ムラなく混ぜ合わされるが、必要に応じ
て、濃度モニタ26の上流側にスタティックミキサーな
どの適宜の撹拌機構を設けて、純水と薬液とを確実にム
ラなく混ぜ合わせるようにしてもよい。
【0069】混合貯留タンク31への純水と薬液の供給
を開始してから予め決められた所定時間が経過すると、
制御部30は、混合貯留タンク31への純水の供給流量
を純水供給流量目標値に維持しつつ、設定された混合条
件から決まる混合処理液の濃度目標値と濃度モニタ26
からの混合処理液の濃度現在値との濃度偏差を打ち消す
ような駆動信号をポンプ34cに与えて混合貯留タンク
31への薬液の供給流量を調節するフィードバック制御
に切り換える。以後、上限センサ31aからの信号によ
って上限センサ31aが設けられた上限高さ位置まで混
合貯留タンク31内に混合処理液が貯留されるまで、ポ
ンプ33cを駆動し混合処理液を循環させつつ、フィー
ドバック制御によって純水と薬液の供給を行い、上限高
さ位置まで混合貯留タンク31内に混合処理液が貯留さ
れると純水と薬液の供給を停止する。なお、純水と薬液
の供給を停止した後もポンプ33cの駆動を継続して混
合処理液を循環させ続ける。
【0070】一方で、異常検知部4は、制御部30が上
記フィーバック制御に切り換えてから所定の遅れ時間t
wが経過して以後、純水と薬液の供給停止までの間、濃
度モニタ26からの濃度現在値と、制御部30から電空
変換器23eに与えられる純水供給流量操作信号と、制
御部30からのポンプ34cの駆動信号(薬液供給流量
操作信号)とに基づく異常の検知動作を行う。この第2
実施例の上記遅れ時間twは、上記第1実施例の遅れ時
間twと同様の趣旨のもので、制御部30が上記フィー
バック制御に切り換えてから混合処理液の濃度現在値が
濃度目標値に到達するまでに要する十分な時間であり、
実験によって予め決めておく。
【0071】また、この第2実施例の異常の検知動作
は、第1実施例と同様に、濃度現在値が濃度目標値に応
じて予め決めた濃度許容範囲から外れたか、または、電
空変換器23eに与えられる純水供給流量操作信号が濃
度目標値に対応した純水供給流量操作信号の目標値に応
じて予め決めた変動許容範囲から外れたか、または、ポ
ンプ34cの駆動信号が濃度目標値に対応した駆動信号
の目標値に応じて予め決めた変動許容範囲から外れたと
き異常が発生したと判断するものである。異常が検知さ
れると異常処理部5は異常処理を行う。この第2実施例
では、異常処理部5は異常処理として、純水開閉弁23
dを閉にするとともに各ポンプ34cの駆動を停止して
混合貯留タンク31への純水と全ての薬液の供給を停止
する処理と、警報器51から警報を発する処理を行う。
これにより、異常発生後の純水と薬液の無駄な消費をな
くすことができ、また、警報によって異常の発生を作業
者が直ぐに知ることができる。なお、この第2実施例で
は、異常発生時に基板Wが混合処理液に浸漬されている
わけではないので、混合貯留タンク31への純水と全て
の薬液の供給を停止しても基板Wへの処理不良は起きな
い。
【0072】上限高さ位置まで混合貯留タンク31内に
混合処理液が貯留され、ポンプ33cの駆動を継続して
混合処理液を循環させ続ける状態で、基板Wの表面処理
を行う時には、制御部30は、混合処理液をノズル12
に供給する側に切り換え弁33dを切り換え、所定の処
理時間が経過すると、混合処理液を帰還管33bに流す
側に切り換え弁33dを切り換える。以後、基板Wの表
面処理を行うごとに、上記動作を繰り返す。
【0073】一方で、異常検知部4は、上限高さ位置ま
で混合貯留タンク31内に混合処理液が貯留された以
後、濃度モニタ26からの混合処理液の濃度現在値を監
視し、濃度現在値が濃度許容範囲から外れると、異常が
発生したと判断する。この場合には、異常処理部5は異
常処理として警報器51から警報を発する。
【0074】基板Wの表面処理を行うごとに、混合貯留
タンク31に貯留されている混合処理液は徐々に減少し
ていく。そして、下限センサ31bからの信号によって
下限センサ31bが設けられた下限高さ位置まで混合貯
留タンク31内の混合処理液が減少すると、制御部30
は、フィードバック制御により、混合貯留タンク31へ
純水供給流量目標値の供給流量で純水を一定に供給しつ
つ、設定された混合条件から決まる混合処理液の濃度目
標値と濃度モニタ26からの混合処理液の濃度現在値と
の濃度偏差を打ち消すような駆動信号をポンプ34cに
与えて混合貯留タンク31へ薬液を供給し、上限高さ位
置まで混合貯留タンク31内に混合処理液が貯留される
と純水と薬液の供給を停止する。
【0075】このとき、異常検知部4は、濃度モニタ2
6からの濃度現在値と、制御部30から電空変換器23
eに与えられる純水供給流量操作信号と、制御部30か
らのポンプ34cの駆動信号(薬液供給流量操作信号)
とに基づく異常の検知動作を行い、異常が検知される
と、異常処理部5は、混合貯留タンク31への純水と薬
液の供給を停止し、警報器51から警報を発する。
【0076】なお、混合条件を変えて新たな混合処理液
を混合する場合には、制御部30は、開閉弁32cを開
にして混合貯留タンク31に貯留されている現在の混合
処理液を排液ドレイン32aに排出して、混合貯留タン
ク31を空にしてから、開閉弁32cを閉にし、上述し
た混合貯留タンク31が空の状態からの動作を開始して
新たな混合処理液の混合を行う。
【0077】以上の動作により、基板Wの表面処理に用
いる混合処理液を混合貯留タンク31で混合しつつ、異
常検知部4が混合処理液供給部2の異常を検知して、異
常を検知すると、異常処理部5が所定の異常処理を行
う。すなわち、本発明は、この第2実施例のような構成
の基板処理装置においても適用することができる。
【0078】なお、上記第1、第2実施例では、混合部
21、混合貯留タンク31への純水の供給流量を純水圧
力で調節しているが、流量調節弁やポンプなどで調節す
るものであってもよい。
【0079】また、第1実施例の薬液の供給流量を圧力
調節器やポンプなどで調節してもよいし、第2実施例の
薬液の供給流量を圧力調節器や流量調節弁などで調節し
てもよい。
【0080】上記第1、第2実施例では、混合部21、
混合貯留タンク31への純水の供給を一定の供給流量に
し、フィードバック制御による混合処理液の濃度制御を
混合部21、混合貯留タンク31への薬液の供給流量を
調節することで行ったが、薬液の供給流量を一定にし、
純水の供給流量を調節してフィードバック制御による混
合処理液の濃度制御を行う装置であっても本発明は同様
に適用できる。
【0081】また、上記第1、第2実施例では、濃度モ
ニタ26を備えて混合処理液の濃度現在値を監視した
が、濃度モニタ26に代えて混合部21、混合貯留タン
ク31への純水と各薬液の各々の供給流量を検出する流
量センサを設け、純水と各薬液の各々の供給流量から混
合処理液の濃度現在値を算出しつつ、混合処理液の濃度
現在値を監視するように構成してもよい。
【0082】また、上記第1、第2実施例やその変形例
では、混合処理液の濃度現在値と、薬液供給流量操作信
号や純水供給流量操作信号などの処理液供給流量操作信
号とに基づき、異常発生を検知するようにしているが、
混合処理液の濃度現在値のみを監視して異常発生を検知
するようにしてもよい。
【0083】上記各実施例や各変形例では、混合処理液
における溶媒となる処理液に純水を用いる例を紹介した
が、溶媒として純水以外の処理液を使用して混合処理液
を混合する装置にも本発明は同様に適用することができ
る。
【0084】その他、基板処理装置の全体的な構成は、
上記第1、第2実施例やその変形例に限定されことな
く、複数種類の処理液をフィードバック制御によって混
合する機能を備えた基板処理装置に対して本発明は同様
に適用することができる。
【0085】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、濃度監視手段からの混合処理
液の濃度現在値が混合処理液の所定の濃度許容範囲から
外れたか否かに基づいて部品の故障などの異常が発生し
たことを検知して所定の異常処理を行うので、異常を速
やかに検知して適宜の異常処理を速やかに実行すること
ができ、基板の処理不良を未然に防止することができ、
装置の信頼性を向上させることができる。
【0086】請求項2に記載の発明によれば、制御手段
から処理液供給流量調節手段に与えられる処理液供給流
量操作信号の現在値をさらに監視し、この処理液供給流
量操作信号の現在値が処理液供給流量操作信号の所定の
変動許容範囲から外れた否かの情報も考慮して異常発生
を判定するので、処理液供給流量操作信号も考慮して部
品の故障などの異常の発生をより確実に検知することが
できる。
【0087】請求項3に記載の発明によれば、異常処理
として、混合部への少なくとも一部の処理液の供給を停
止する処理を含むので、濃度目標値から外れた濃度の混
合処理液による基板の表面処理を停止することができ、
基板の処理不良を未然に防止することができ、また、無
駄な処理液の使用をなくすこともできる。
【0088】請求項4に記載の発明によれば、混合処理
液に複数枚の基板を浸漬して各基板の表面処理を行う処
理槽を基板処理部に備えたバッチ式の基板処理装置であ
って、混合部へ供給する複数種類の処理液が純水と1種
類以上の薬液である場合の異常処理として、異常処理手
段は、異常検知手段によって異常発生が検知されると薬
液の供給を停止し、純水のみを供給するので、処理槽内
の混合処理液に浸漬されている複数枚の基板への異常濃
度の混合処理液による悪影響を防止することができる。
【0089】請求項5に記載の発明によれば、異常処理
手段は、異常検知手段によって異常発生が検知されると
警報を発するので、異常発生を作業者はいち早く知るこ
とができ、復旧作業を速やかに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る基板処理装置の全体
構成を示す図である。
【図2】第1実施例装置の制御系の構成を示すブロック
図である。
【図3】異常発生の判定に用いる混合処理液の濃度許容
範囲を示す図である。
【図4】異常発生の判定に用いる処理液供給流量操作信
号の変動許容範囲を示す図である。
【図5】第1実施例の異常検知動作などを説明するため
の図である。
【図6】本発明の第2実施例装置の全体構成を示す図で
ある。
【図7】第2実施例装置の制御系の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1:基板処理部 2:混合処理液供給部 4:異常検知部 5:異常処理部 10:処理槽 21:混合部 22、33:混合処理液供給系 23:純水供給系 24、34:薬液供給系 25P:純水供給流量調節機構 25Q:薬液供給流量調節機構 26:濃度モニタ 27、30:制御部 31:混合貯留タンク 34c:ポンプ 51:警報器 W:基板 DW:濃度許容範囲 CSW:変動許容範囲
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 誠一郎 滋賀県野洲郡野洲町大字三上字口ノ川原 2426番1 大日本スクリーン製造株式会社 野洲事業所内 Fターム(参考) 3B201 AA03 AB01 BB04 BB05 BB88 BB92 BB93 CB12 CC01 CD22 CD42 CD43

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の処理液を混合して得られた混
    合処理液で基板の表面処理を行う基板処理部と、 複数種類の処理液を混合する混合部と、 前記混合部で混合された混合処理液を前記基板処理部に
    供給する混合処理液供給系と、 前記混合部に個々の処理液を個別に供給する複数の処理
    液供給系と、 前記混合部への処理液の供給流量を調節する処理液供給
    流量調節手段と、 混合処理液の濃度現在値を監視する濃度監視手段と、 混合処理液の濃度目標値と混合処理液の濃度現在値との
    濃度偏差を打ち消すような処理液供給流量操作信号を前
    記処理液供給流量調節手段に与える制御手段と、 混合処理液の濃度現在値が混合処理液の所定の濃度許容
    範囲から外れたか否かに基づいて異常が発生したことを
    検知する異常検知手段と、 異常発生が検知されると所定の異常処理を行う異常処理
    手段と、 を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置におい
    て、 前記異常検知手段は、前記制御手段から前記処理液供給
    流量調節手段に与えられる処理液供給流量操作信号の現
    在値をさらに監視し、この処理液供給流量操作信号の現
    在値が処理液供給流量操作信号の所定の変動許容範囲か
    ら外れたか否かの情報も考慮して異常発生の判定を行う
    ことを特徴とする基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の基板処理装置
    において、 前記異常処理手段が行う異常処理は、前記混合部への少
    なくとも一部の処理液の供給を停止する処理を含むこと
    を特徴とする基板処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の基板処理装置
    において、 前記基板処理部は、混合処理液に複数枚の基板を浸漬し
    て各基板の表面処理を行う処理槽を備えており、 前記混合部へ供給する複数種類の処理液は、純水と1種
    類以上の薬液であり、 前記異常処理手段は、異常発生が検知されると薬液の供
    給を停止し、純水のみを供給することを特徴とする基板
    処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の基
    板処理装置において、 前記異常処理手段が行う異常処理は、警報を発する処理
    を含むことを特徴とする基板処理装置。
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