JP2002273252A - シュレッダーの細断屑ならし圧縮装置 - Google Patents

シュレッダーの細断屑ならし圧縮装置

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 シュレッダーにおいて、細断屑を圧縮及び細
断屑を屑収容箱にできるだけ均等にならしてその収容量
を増大させる。 【解決手段】 細断屑ならし圧縮装置において、シュレ
ッダーの箱体の中段に架設したベース板に取り付ける固
定板19に平行リンク機構26を介してならし機構を昇
降自在に取り付けると共に該ならし機構を定荷重バネで
吊下し、扉の開閉と連動して上記ならし機構を昇降させ
るという手段を採用した。ならし機構は、平行リンク機
構26の支持板にモーター取付板32を水平に取り付
け、該モーター取付板32の上面にモーターユニット3
7を設けると共に下面に突出したモーター軸に、先端下
面に円盤状のならし盤41を有するアームを取り付けた
ものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シュレッダーの細
断屑収容箱に落下、収容された細断屑の山を均等になら
し、圧縮して、収容箱に収容される細断屑の量を増加さ
せようとする細断屑ならし圧縮装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、シュレッダーにおいて細断された
細断屑は、細断部の下方に設置された細断屑収容箱に落
下、収容され、この細断屑収容箱が満杯になると満杯セ
ンサーが満杯を検知して細断部の細断動作を停止するよ
うになっている。そして、細断動作停止後に作業者が扉
を開けて、満杯の細断屑収容箱を取り出し、細断屑を廃
棄している。
【0003】この細断屑はもとの紙束の容積と比較する
と格段に容積が増大するので、細断屑を圧縮しないと細
断屑収容箱がすぐに満杯になり、細断屑の取り出しや廃
棄作業が頻繁に発生し、非常に煩雑であった。
【0004】また、シュレッダーはその機構上、細断機
構が所定の位置に固定されているため、細断屑は同じ位
置に落下し続けるので、細断屑収容箱の一ヶ所にのみ細
断屑の山ができ、収容箱の容積に余裕があるにもかかわ
らず満杯センサーが働き、細断動作が停止していた。そ
のため収容箱の容積を充分に活用できず、結果的に細断
屑の取り出し廃棄作業が頻繁に発生し、多大な手間を要
していた。
【0005】このように、従来のシュレッダーにおいて
は、細断刃の細断能力や安全性の向上は重要な課題であ
ったが、それと並んで、細断屑を圧縮することや細断屑
をできるだけ均等に細断屑収容箱にならして収容し、収
容容積率を向上させることもまた、シュレッダーの利便
性を向上させる観点から重要な課題であった。
【0006】このような状況に鑑み、従来からシュレッ
ダーにおいて、細断屑のならし動作について種々の提案
がなされている。例えば特開昭61−227859号公
報には、細断屑の箱体の開口部に臨んで、先端に弾性部
材を植設したならし部材を水平方向に回転するようにし
たならし装置が開示されている。また、実開昭63−7
3149号公報や特公平6−85885号公報には、屑
収容箱の上方に細断屑を分散させる回転羽根或いは拡散
羽根を回転させるようにしたならし装置が開示されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のならし装置は、ならし部材や回転羽根等を回転駆動す
るためにシュレッダー本体の回転刃の駆動モーターの回
転力を利用したものであったので、ならし装置や回転羽
根の回転駆動に別途出力軸や傘歯車等の複雑な構造の駆
動機構が必要であった。また、屑収容箱の出し入れが簡
単となるようにするため、ならし部材や回転羽根等を屑
収容箱の上方に設置しているので、ならし部材等の回転
力によって細断屑が四方に飛び散り、屑収容箱の周囲か
ら脱落するおそれがあった。
【0008】このため、例えば特許第2892264号
の特許掲載公報では、屑収容箱の上方に複数枚のならし
羽根を備えたファン機構からなる屑ならし手段を設けた
シュレッダーにおいて、扉の開閉に連動して屑収容箱を
上下動可能とし、ならし作業中は屑収容箱を上方に移動
してその上端縁部がベース板の下面に当接して細断屑が
屑収容箱から脱落しないようにした細断屑ならし装置が
開示されている。また、特開平9−122520号公報
では、シュレッダーの内部空間に上下動自在な可動ベー
ス板を設け、屑ならし手段を該可動ベース板に接続し、
扉の開閉に連動して屑ならし手段を上下動させ、ならし
作業中は屑収容箱内の屑ならし位置に移動停止してなら
し作業を行えるようにした細断屑ならし装置が開示され
ている。
【0009】しかし、前者の細断屑ならし装置は扉の開
閉に連動して屑収容箱全体が上下動する構成であるの
で、扉の開閉に際しては屑収容箱と細断屑の合計の重量
に抗して力を加える必要があり、使用者に多大な労力を
強いるという問題があった。また、後者の細断屑ならし
装置は楔状の押下げ手段を介して複数枚のならし羽根を
備えたファン機構からなるならし手段を接続した可動ベ
ースを上下動させるようにしているので、やはり相当の
力を必要としていたほか、上下動の手段に取付ベースや
ガイドレール、軸などの複雑な機構を採用しなければな
らないという問題が残されていた。
【0010】また、上記各ならし装置においては、細断
屑の量を検知して細断作業を中止し、同時にならし作業
を開始する第1のセンサーと、細断屑の満杯を検知し細
断作業を最終的に停止するようにした第2のセンサーを
必要とし、場合によって、それらのセンサーをクリーニ
ングするためのセンサー用クリーニング手段を施す必要
もあった(特開平10−263426号公報参照)。
【0011】一方、細断屑の圧縮装置としては、例えば
実用新案登録第2505247号や実開平3−1096
56号公報等に開示されているように、屑収容箱の開口
部を覆って枠体を上下動させて細断屑を圧縮しようとす
るものが提案されている。
【0012】しかしながら、これらの圧縮装置は枠体の
昇降機構が複雑であったほか、上述した各ならし装置と
の併用はできないものであった。
【0013】本発明は上述した従来の各種シュレッダー
の有する問題点に鑑みなされたもので、細断屑を圧縮
し、および細断屑を屑収容箱にできるだけ均等にならし
てその収容量を増大させることを目的としたものであ
る。そして簡単な構成で効率よくならし作業を行うこと
ができるようにすると共に、ならし装置を上下動させる
機構を簡単なものとして作業者が軽い力で操作できるよ
うにし、細断屑の飛散も確実に防止できるようにするこ
とを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、細断屑ならし圧縮装置において、シュレッ
ダーの箱体の中段に架設したベース板に取り付ける固定
板に平行リンク機構を介してならし機構を昇降自在に取
り付けると共に該ならし機構を定荷重バネで吊下し、扉
の開閉と連動して上記ならし機構を昇降させるという手
段を採用した。
【0015】上記構成の細断屑ならし圧縮装置は、平行
リンク機構と定荷重バネによってならし機構を昇降させ
るので、扉の開閉と連動させても軽い力で動作し、作業
者に負担をかけない。
【0016】そして、扉の開閉と連動させるため、固定
板の一端に設けた基部に回動軸を設け、この回動軸に昇
降アームの中間部分を回動自在に取り付け、昇降アーム
の一端には扉の内側に突設した昇降突起が当接する当接
ベアリングを設けると共に昇降アームの他端にはリンク
ポールを回動自在に取り付け、このリンクポールと平行
リンク機構に取り付けたリンクポールをロッドで連結
し、扉の開閉と連動して昇降アームが回動し、リンクポ
ール及びロッドを介して平行リンク機構を動作させてな
らし機構を昇降自在とするという手段を採用した。
【0017】かかる構成によれば、扉を閉じたときは、
扉の内側の昇降突起が当接ベアリングに当接してこれを
押圧し、昇降アームが回転してリンクポール及びロッド
を引っ張り、平行リンク機構を引き下げてならし機構が
降下する。一方、扉を開くときは、当接ベアリングに対
する昇降突起の押圧が解け、昇降アームが逆に回転する
と共に定荷重バネによって平行リンク機構が引き上げら
れならし機構が上昇するのである。
【0018】また、ならし機構は、平行リンク機構の支
持板にモーター取付板を水平に取り付け、該モーター取
付板の上面にモーターユニットを設けると共に下面に突
出したモーター軸に、先端下面に円盤状のならし盤を有
するアームを取り付けたものとした。
【0019】モーターが回転することによってならし盤
が細断屑を移動、拡散させる。このとき、ならし盤が円
盤状であるので、ならし盤の中心軸上の細断屑は回転方
向に、中心軸より外側にある細断屑は外方向に、中心軸
より内側にある細断屑は内方向に細断屑を移動、拡散さ
せるので、細断屑を収容箱内に均等に拡散させることが
でき、収容効率を高めることになる。
【0020】この場合、モーター軸に複数取り付けるア
ームに対するならし盤の取付位置を互いに異なるように
するという手段を採用した。
【0021】アームを複数取り付ける場合、それぞれの
ならし盤の取付位置を変えることによってならし盤の移
動する円周軌跡が異なるので、ならしの作用面積が増大
してより確実なならし効果が期待できるものとなる。
【0022】また、モーター軸に回転検知カムを取り付
けると共にその横に回転検知カムによって動作する回転
検知マイクロスイッチを取り付けるという手段を採用し
た。
【0023】回転検知カムがモーターと同期して回転す
るので、回転検知マイクロスイッチを断続的にオン状態
とし、アームが回転して正常にならし動作を行っている
ことを検知できる。
【0024】さらに、ならし機構が、周囲に所定高さの
屑拡散防止カバーを有するものとした。
【0025】細断動作時に屑拡散防止カバーが屑収容箱
内に陥入しているので、細断屑の飛散、脱落を防止する
ものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるシュレッダ
ーの細断屑ならし圧縮装置の好ましい実施の形態を図面
について説明する。図1は本発明装置を備えたシュレッ
ダーの全体側面断面図である。図において1はシュレッ
ダーの箱体であって、底板2、側板3、上部蓋板4等か
ら構成される。5は箱体の前部に開閉自在に設けられる
扉である。箱体1は底板2の下面に設けたキャスター
6、6によって移動できるようにしている。
【0027】シュレッダーの箱体1の内部は、中段に架
設したベース板7によって概ね上部空間8と下部空間9
に仕切られている。上部空間8において、上部蓋板4に
は被細断物Pの投入口10が設けられ、その下段に細断
部11が設けられている。この細断部11は従来から公
知のもので、例えば段違いに架設された一対の縦切り用
カッター12、12とその下方に設ける横切り用回転カ
ッター13、横切り用固定カッター14で構成されてい
る。なお、15は上記細断部11を駆動するためのモー
ター、16はモーターの回転力を伝達するギア群であ
る。
【0028】箱体1の下部空間9において、17は細断
屑Qが落下、収容される屑収容箱で、底板2上に出し入
れ可能に配置されている。
【0029】18は細断部11の下方に設けた本発明の
シュレッダーの細断屑ならし圧縮装置であって、上記ベ
ース板7に取り付けたものである。また、図2(A)は
細断屑ならし圧縮装置18の平面図、同図(B)はその
左側面図、図3は正面図である。
【0030】図1から図3において、19はこの細断屑
ならし圧縮装置18を上記ベース板7に取り付けるため
の固定板で、その一端に突出して設けた基部20に回動
軸21を設け、これにくの字状の昇降アーム22の中間
部分を回動自在に取り付けている。この昇降アーム22
の一端には箱体1の扉5の内側に突設した昇降突起5a
が当接、押圧する当接ベアリング23が立設されてい
る。昇降アーム22の他端にはリンクポール24が回動
自在に取り付けられ、ロッド25を介して下述する平行
リンク機構26に取り付けたリンクポール27と連結し
ている。
【0031】28は固定板からT字状に突出して取り付
けられたリンク支持板で、先端に2枚の平行リンク板2
9、29を回動自在に取り付け、さらにこの平行リンク
板29の先端に支持板30を回動自在に取り付けて平行
リンク機構26を構成している。一方の平行リンク板2
9にはヒンジ板31を介して上記リンクポール27が回
動自在に取り付けられ、上記ロッド25の前後の動きに
よって支持板30が昇降自在な構造となっている。
【0032】支持板30にはモーター取付板32が水平
に取り付けられ、さらにその両側に延設したカバーステ
ー33、33を介して屑拡散防止カバー34が取り付け
られている。この屑拡散防止カバー34は所定高さを有
する四角形状の枠体で形成されている。また、左右のカ
バーステー33の中間部にはバネ係止板35、35がそ
れぞれ立設され、定荷重バネ36、36によって下述す
るならし機構全体を吊下している。なお、図2では定荷
重バネ36の図示は省略している。37はモーター取付
板32の上面に設けたならしモーターユニット、38は
モーター取付板32の下面でモーター軸37aに取り付
けた回転検知カム、39は回転検知カム38の横に取り
付けた回転検知マイクロスイッチである(図4参照)。
【0033】40、40はモーター軸37aに取り付け
たならしアームで、先端下面に所定厚さの円盤状のなら
し盤41、41を取り付けている。これらによってなら
し機構が構成され、このならしアーム40が回転するこ
とでならし盤41が細断屑の山を均等にならし、圧縮す
る。
【0034】次に上記構成のならし圧縮装置の動作につ
いて説明する。全体としては扉5の開閉と連動してなら
し機構が昇降する構造である。即ち、扉5を閉じるとそ
の内側に突設した昇降突起5aが当接ベアリング23に
当接し、これを押圧する。すると昇降アーム22が回転
軸21を中心に回動し昇降アーム22の他端に取り付け
たリンクポール24が手前側に移動する。これにより、
ロッド25、リンクポール27、ヒンジ板31を介して
平行リンク板29が下方に引き下げられ平行リンク機構
26によって支持板30が降下する。よってモーター取
付板32等のならし機構が屑収容箱17の上縁開口に陥
入してならし動作が開始される。図1ないし図3はこの
時の状態を図示したものである。
【0035】扉5を開けると昇降アーム22の先端の当
接ベアリング23の押圧が解かれるが、このとき定荷重
バネ36によってならし機構全体が上方に持ち上げられ
支持板30が上昇する。そして、平行リンク機構26に
よってロッドが奥行き方向に引き戻され、昇降アーム2
2の回動によって当接ベアリング23が前方に移動す
る。支持板30の上昇によって屑拡散防止カバー34も
屑収容箱17の開口から離れるので屑収容箱17は容易
に出し入れできることになる。
【0036】上記定荷重バネは、ならし機構の昇降に際
して均衡を保つように設定されている。即ち平行リンク
機構26によって上昇、下降の何れの場合にもリンク機
構が円滑に働くように作用し、扉5の開閉に連動して極
めて軽い力でならし機構が昇降する。
【0037】ならし機構においては、モーターの回転に
伴うならしアーム40の回転によってならし盤41が細
断屑をならし、圧縮する。ならしアーム40は細断開始
と同時に回転するが、細断屑は構造上、図5に示すよう
に一ヶ所(R)に集中して落下するので、ならし盤41
の中心軸がその位置(R)に来るようにならしアーム4
0の長さを調節して回転させる。ならし盤41は円盤状
であるので、図5に示す矢印のように、ならし盤41の
中心軸上の細断屑は回転方向に、中心軸より外側にある
細断屑は外方向に、中心軸より内側にある細断屑は内方
向に細断屑を移動、拡散させることになる。従って、細
断屑は屑収容箱17内に均等に移動、拡散させることが
でき、屑の収容効率を高めることができる。細断屑の嵩
が増して積み上がった細断屑にならし盤41が当たるよ
うになると、上述したように細断屑を均等に移動、拡散
させると共に、ならし盤が版画等で使用する馬楝(ばれ
ん)のように作用し、細断屑を圧縮しながらならし作業
を行う。
【0038】このとき、モーターユニット37内のモー
ターが回転すると回転検知カム38が回転し、そのカム
によって回転検知マイクロスイッチ39を断続的にオン
状態にするので、ならしアームが回転していることが検
知でき、回転に異常が発生した場合にはモーターを停止
する。
【0039】なお、図5において42は細断屑の満杯検
知センサーである。上述したように、ならしアーム40
は細断開始と同時に回転を開始し、細断途中は常時回転
している。従って、細断屑は常に均等にならされた状態
である。そして、この満杯検知センサーによって満杯を
検知すると、細断機構を停止させ屑収容箱が満杯である
ことを作業者に知らせ、屑収容箱の取り替えを促すので
ある。
【0040】本実施形態では、ならしアーム40の回転
数は約50rpmを予定している。この場合、ならし盤
41によって細断屑が広範囲に拡散するので、回転部分
を囲むように屑拡散防止カバー34を設けている。実際
には細断時にならし機構全体が屑収容箱内に陥入してい
るので、屑収容箱の開口部外縁とこの屑拡散防止カバー
の二重構造で細断屑の飛散、脱落が確実に防止できる。
【0041】ならしアーム40に対するならし盤41の
取付位置を異なる位置に取り付けることによって、図5
に示すように、ならし盤41は異なる半径の円周を移動
するので、ならしの作用面積が増大してより確実ななら
し効果が期待できる。なお、本実施形態ではならしアー
ム40を2本取り付けた例を示しているが、これに限定
するものではなく、ならしアーム40は1本でもほぼ同
様の効果が得られるし、等間隔に3本ないし4本設けて
もよい。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るシュレ
ッダーの細断屑ならし圧縮装置は、扉の開閉と連動し、
平行リンク機構及び定荷重バネを介してならし機構を昇
降するようにしたので、ならし機構の昇降動作を軽い力
で行うことが可能となった。そのため、作業者にかかる
負担が軽減された。
【0043】また、昇降動作を平行リンク機構で行うよ
うにしているので、構造が簡単で確実に動作させること
ができる。
【0044】ならし動作は円盤状のならし盤で行うよう
にしたので、細断屑がより均等に移動、拡散できるよう
になった。
【0045】ならし機構の構造が簡単であるので、部品
点数が少なく安価に製造でき、組立やメンテナンスを楽
に行える。また、ならしアームの本数を増減し、或いは
ならし盤の取付位置を変更することで、種々の大きさの
シュレッダーに広範囲に適用できる。
【0046】細断屑を均等にならして圧縮でき、効率よ
く収容できるので、細断屑の取り出しや廃棄作業の回数
を減らすことができ、能率が向上した。
【0047】屑収容箱の交換時にはならし機構が上昇し
ているので収容箱の出し入れ作業に邪魔になることがな
い。
【0048】細断時にはならし機構が屑収納箱内に陥入
し、また、周囲に屑拡散防止カバーを設けているので、
細断屑の飛散、脱落を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置を備えたシュレッダーの全体側面断
面図である。
【図2】(A)は本発明のシュレッダーの細断屑ならし
圧縮装置の平面図、(B)はその側面図である。
【図3】本発明のシュレッダーの細断屑ならし圧縮装置
の正面図である。
【図4】回転検知カムとマイクロスイッチの関係を示す
説明図である。
【図5】ならし盤の回転と細断屑の拡散の関係を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 箱体 7 ベース板 11 細断部 17 屑収容箱 18 細断屑ならし圧縮装置 19 固定板 20 基部 21 回転軸 22 昇降アーム 23 当接ベアリング 24 リンクポール 25 ロッド 26 平行リンク機構 27 リンクポール 32 モーター取付板 34 屑拡散防止カバー 36 定荷重バネ 37 モーターユニット 38 回転検知カム 39 回転検知マイクロスイッチ 40 ならしアーム 41 ならし盤

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シュレッダーの箱体の中段に架設したベー
    ス板に取り付ける固定板に平行リンク機構を介してなら
    し機構を昇降自在に取り付けると共に該ならし機構を定
    荷重バネで吊下し、扉の開閉と連動して上記ならし機構
    を昇降させることを特徴とするシュレッダーの細断屑な
    らし圧縮装置。
  2. 【請求項2】固定板の一端に設けた基部に回動軸を設
    け、この回動軸に昇降アームの中間部分を回動自在に取
    り付け、昇降アームの一端には扉の内側に突設した昇降
    突起が当接する当接ベアリングを設けると共に昇降アー
    ムの他端にはリンクポールを回動自在に取り付け、この
    リンクポールと平行リンク機構に取り付けたリンクポー
    ルをロッドで連結し、扉の開閉と連動して昇降アームが
    回動し、リンクポール及びロッドを介して平行リンク機
    構を動作させてならし機構を昇降自在とした請求項1記
    載のシュレッダーの細断屑ならし圧縮装置。
  3. 【請求項3】ならし機構が、平行リンク機構の支持板に
    モーター取付板を水平に取り付け、該モーター取付板の
    上面にモーターユニットを設けると共に下面に突出した
    モーター軸に、先端下面に円盤状のならし盤を有するア
    ームを取り付けたものである請求項1または請求項2に
    記載のシュレッダーの細断屑ならし圧縮装置。
  4. 【請求項4】モーター軸に複数取り付けるアームに対す
    るならし盤の取付位置を互いに異なるようにした請求項
    3記載のシュレッダーの細断屑ならし圧縮装置。
  5. 【請求項5】モーター軸に回転検知カムを取り付けると
    共にその横に回転検知カムによって動作する回転検知マ
    イクロスイッチを取り付けた請求項3または請求項4に
    記載のシュレッダーの細断屑ならし圧縮装置。
  6. 【請求項6】ならし機構が、周囲に所定高さの屑拡散防
    止カバーを有する請求項3から請求項5のいずれか1項
    に記載のシュレッダーの細断屑ならし圧縮装置。
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