JP3450981B2 - シュレッダー - Google Patents

シュレッダー

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JP3450981B2
JP3450981B2 JP07165597A JP7165597A JP3450981B2 JP 3450981 B2 JP3450981 B2 JP 3450981B2 JP 07165597 A JP07165597 A JP 07165597A JP 7165597 A JP7165597 A JP 7165597A JP 3450981 B2 JP3450981 B2 JP 3450981B2
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孝博 能澤
秀夫 岩上
専司 田島
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合資会社オリエンタル
株式会社明光商会
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄用紙などを細
断するシュレッダーの改良に関し、更に詳細には細断さ
れた細断屑を効率よく屑収容箱に収容することができか
つ細断屑や紙粉等に起因する各種のトラブルを解消した
シュレッダーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シュレッダーにおいては、細断さ
れた廃棄用紙等の細断屑は、切断刃からなる切断部の下
方に設置された屑収容箱内に落下収容させる。この細断
屑は、細断紙片であるため嵩ばり、比較的少量の廃棄用
紙等を細断した場合でも屑収容箱が満杯になることが多
く、その都度屑収容箱を外部に取り出し、細断屑を廃棄
し再び屑収容箱をシュレッダー内部に収容するという作
業を繰り返す必要があった。このような手間を軽減する
ために屑収容箱に落下した細断屑を圧縮し、細断屑の嵩
を小さくして屑収容箱への細断屑の収容量を増大させる
提案がなされている(実開平3−75843号公報、実
開平3−109656号公報など)。
【0003】上記したような圧縮手段を用いて細断屑を
圧縮する場合には、細断屑を圧縮するために屑収容量が
増大する利点はあるが、細断屑を圧縮するための圧縮機
構及び過圧縮を防止するためのセンサー手段などが必要
であり、それだけ部品点数が増大するという問題があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本願出願人
は、シュレッダーの側板の内部中央周辺部に設けられた
ベース板と、該ベース板の上方に形成された上部空間
と、該ベース板の下方に形成された下部空間と、該上部
空間に設置されかつ廃棄用紙などを細断する細断刃を備
えた切断部と、該下部空間に設置されかつ細断された細
断屑を収容する屑収容箱と、該下部空間の前方に設けら
れた扉とを有するシュレッダーにおいて、該屑収容箱の
上方に屑ならし手段を回転自在に取り付け、かつ上記扉
を閉めると該屑収容箱が上方に移動して、該屑収容箱の
上端縁部が上記ベース板の下面に当接して、該ならし手
段によるならし作業中に細断屑が該屑収容箱から脱落し
ないようにしたシュレッダーの細断屑ならし装置を提案
した(特開平5−296655号公報)。
【0005】しかし、上記提案においては、扉の開閉に
連動して屑収容箱が上下する構成としてあるため扉の開
閉の際に屑収容箱と細断屑の重量に抗して力を加える必
要があり、それだけ使用者に余分な労力を強いるという
難点があった。
【0006】上記した難点を解消するために、本願出願
人は、さらに、廃棄用紙などを細断する細断刃を備えた
細断部と、該細断部によって細断された細断屑を収容す
る屑収容箱と、該屑収容箱を外部に取出すための開閉自
在の扉と、該屑収容箱の上方に上下動自在かつ回転自在
に取りつけられた屑ならし手段と、該屑ならし手段を上
方の待機位置及び下方の屑ならし位置にそれぞれ移動停
止せしめる移動停止手段とを有し、比較的簡単な機構に
より細断屑の嵩を減少させて屑収容箱の収容量を増大さ
せることが出来、かつ屑収容箱の取り出し及び収納を簡
単に行なうことが出来るようにしたシュレッダーの細断
屑ならし装置を提案した(特願平7−281362
号)。
【0007】上記した第2の提案のシュレッダーの細断
屑ならし装置は、細断層の嵩を減少させるなどの所期の
目的を達成する機能を有しているが、使用頻度が多く
なると、屑センサーの投光部に紙粉が付着して、屑が溜
まっていないのに「屑満杯」と検出するなどの誤動作が
生じ、さらに屑センサー距離が変化して屑の山の高さが
バラついてしまい、屑ならし手段(ファン機構など)
に細断屑が、からみついて駆動モータがロックし、モー
タ損焼したり、ファンが落下して屑ならしが出来なくな
るおそれがあり、屑ならし手段(ファン機構など)が
静電気によって帯電してしまい、屑ならしファンのリン
グ及び羽根に細断片が付着し、屑ならし効果が薄れる等
の問題が新たに発生した。
【0008】本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑
みなされたもので、屑センサーが常時クリーニングさ
れ、屑センサーに紙粉等が付着することがなく、屑が溜
まっていないのに「屑満杯」と検出するような誤動作は
なく、屑センサー距離が変化して屑の山の高さがバラつ
いてしまうようなトラブルが解消して屑の山の高さが均
一になる上、簡単な機構により細断屑の嵩を減少させて
屑収容箱の収容量を増大させることができ、かつ屑収容
箱の取り出し及び収納を簡単に行なうことができ、屑な
らし効果を充分に発揮できるようにしたシュレッダーを
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のシュレッダーは、廃棄用紙などを細断する
細断刃を備えた細断部と、該細断部によって細断された
細断屑を収容する屑収容箱と、該屑収容箱を外部に取出
すための開閉自在の扉と、該屑収容箱の上方に上下動自
在かつ回転自在に取りつけられた屑ならし手段と、該屑
ならし手段を上方の待機位置及び下方の屑ならし位置に
それぞれ移動停止せしめる移動停止手段と、該屑収容箱
が細断屑によって満杯になったか否かを検知するため前
記屑収容箱の上方に設けられた屑センサーと、該屑セン
サーを常時クリーニングする屑センサー用クリーニング
手段とを有することを特徴とする。
【0010】該屑センサー用クリーニング手段を設ける
ことにより、屑センサーが常時クリーニングされ、屑セ
ンサーに紙粉等が付着することはなくなり、屑が溜まっ
ていないのに「屑満杯」と検出するような誤動作はなく
なり、屑センサー距離が変化することはなくなり、その
ため屑の山の高さがバラつくことなく均一となるという
利点がある。
【0011】前記屑センサーとしては、投光部を有する
反射式屑センサーを用いるのが好適であり、該屑センサ
ー用クリーニング手段としては該屑センサーの投光部を
接触清掃するように設けられた屑センサー用除電ブラシ
を用いれば、静電気の帯電に起因する紙粉等の付着を避
けることができる利点がある。
【0012】前記屑ならし手段を常時クリーニングする
屑ならし手段用クリーニング手段をさらに設置すれば、
屑ならし手段への細断片の付着を防止することができ、
特に該屑ならし手段用クリーニング手段として該屑なら
し手段と接触するように設けられた屑ならし手段用除電
ブラシを採用すれば、該屑ならし手段に発生する静電気
を簡単に除去すことができ、屑ならし手段の静電気によ
る帯電に起因する細断片の付着現象などのトラブルの発
生は皆無となる。
【0013】前記屑ならし手段の上方に設けられかつ該
屑ならし手段の有無を検知するファンセンサーと、該フ
ァンセンサーを常時クリーニングするファンセンサー用
クリーニング手段とをさらに有し、該ファンセンサーは
常時屑ならし手段の回転をカウントし、屑ならし手段が
ロックした場合には操作スイッチの警告ランプを点滅さ
せて電源を遮断して細断作業を停止させるように構成す
れば、装置全体の安全を確保することができ、またファ
ンセンサーの機能の低下を防ぐことができる。
【0014】前記ファンセンサーとしては投光部を有す
る反射式ファンセンサーが好適に用いられ、該ファンセ
ンサー用クリーニング手段としては、該ファンセンサー
の投光部を接触清掃するように設けられたファンセンサ
ー用除電ブラシを用いるのが好ましい。
【0015】上記した3つのクリーニング手段、即ち屑
センサー用クリーニング手段、屑ならし手段用クリーニ
ング手段及びファンセンサー用クリーニング手段は、3
つ同時に設置すれば最も効果的であることはいうまでも
ないが、必要に応じ、それぞれのクリーニング手段を単
独又は2種を適宜組み合わせて用いてもそれぞれの効果
が達成されることはいうまでもない。
【0016】前記移動停止手段が前記扉の開閉に連動
し、該扉を開放すると該屑ならし手段が上方の待機位置
に移動停止して前記屑収容箱が取り出し可能となり、該
扉を閉めると該屑ならし手段が下方の屑ならし位置に移
動停止して該屑収容箱内の細断屑のならし作業が可能と
なるように構成すれば、扉の開放時には屑収容箱の取り
出し、収納が自在に行なえ、扉の閉鎖時には、屑ならし
作業が自動的に行なえる利点がある。
【0017】また、シュレッダーの内部空間に上下動自
在でかつ付勢手段によって上方に常時付勢された可動ベ
ース板を設け、上記屑ならし手段を該可動ベース板に接
続し、上記扉に押下げ手段を設け、該扉を閉めると該押
下げ手段の動作によって該可動ベース板が押下げられる
とともに該屑ならし手段が屑ならし位置まで押し下げら
れ、一方該扉を開けると該押下げ手段による該可動ベー
ス板の押下げ動作が解消し、該可動ベース板及び屑なら
し手段は上記付勢手段によって上方の待機位置に復帰移
動せしめられるようにし、かつ該屑ならし手段用クリー
ニング手段を該可動ベースに取りつけ該屑ならし手段を
該屑ならし手段用クリーニング手段によって常時クリー
ニングするように構成すれば、扉の開閉に連動した屑な
らし手段の上下動を円滑に行なうことができ、また、該
クリーニング手段による清掃により細断屑は除去され、
用除電ブラシにより該屑ならし手段に発生する静電気を
除電すれば、屑ならし手段への細断屑の付着は皆無とな
る。
【0018】上記屑ならし手段としては、1枚以上の屑
ならし羽根を具備したファン機構が好適に用いられる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1つの実施の形態
について添付図面にもとづいて説明する。
【0020】図1において、12は廃棄用紙Pなどを細
断するためのシュレッダーである。該シュレッダー12
は底板12a、側板12b及び上部蓋板12cからなる
箱状体に形成され、前部には扉12dが開閉自在に設け
られている。該シュレッダー12の内部中央周辺部に
は、ベース板14が取り付けられている。
【0021】該シュレッダー12の内部は、該ベース板
14の上方に位置する上部空間13と該ベース板14の
下方に位置する下部空間15とに分かれる。該上部空間
13には、一対の縦切りカッター16,16及び該縦切
りカッター16,16の下方に設けられた横切りカッタ
ー18からなる細断部20が設けられている。
【0022】22は、該細断部20を駆動するためのモ
ーターである。該モーター22は基板24上に設けられ
ている。26は該モーター22を被覆する防塵カバーで
ある。28はシュレッダー12の駆動を制御する制御機
構が収納されている制御ボックスであり、同様に防塵カ
バー30によって被覆されている。
【0023】該シュレッダー12の下部空間15には屑
収容箱32が上記底板12a上に外部への取り出し可能
に配置されている。33は、前記ベース板14の下面の
全周にわたるように取りつけられ、該屑収容箱から細断
屑Dが飛散脱落しないように作用する飛散防止枠であ
る。
【0024】図1及び図2において、符号34は、シュ
レッダー12の内部空間に上下動自在に設けられた可動
ベース板である。該可動ベース板34の上下動構造とし
ては、公知の機構を適用すればよい。
【0025】図1及び図2に示した例では、側板12b
に取りつけられた基板36にガイドレール38を固着
し、一方該可動ベース板34には取付けベース40を介
してスライドレール42が取りつけられている。
【0026】該スライドレール42を該ガイドレール3
8に摺動自在に挿通することによって、該スライドレー
ル42が上下方向に摺動可能とされ、したがって、該ス
ライドレール42に取りつけられた可動ベース板34は
上下動自在に該側板12bに取りつけられていることと
なる。
【0027】44は、上端を該ベース板14に固着した
軸である。該軸44の下部は自由端とされ、該取付けベ
ース40に穿設された挿通孔46に遊挿されている。該
軸44の周囲にはスプリング48が巻回されている。該
スプリング48は下方に圧縮されると、上方に付勢する
ように構成されている。
【0028】該スプリング48を下方に押圧する構成
は、該可動ベース板34の側方に延出部を設け、該軸4
4を挿通する貫通孔45を穿設し、該貫通孔に該軸44
を挿通し、該スプリング48の上端は該可動ベース板3
4の下面に当接し、該可動ベース板34が下方に移動す
ると、該スプリング48が下方に押圧され、圧縮される
ようにすればよい。
【0029】図1及び図2において、符号50は、回転
軸51に1枚又は複数枚の羽根50a〜50dを備えた
ファン機構で、細断屑をならす作用をするならし手段で
ある。52は、該ファン機構50を回転駆動するモータ
ーで、前記可動ベース板34に取り付けられた支持板5
4上に載置されている。
【0030】56は、細断屑Dを感知する屑センサーで
ある。該屑センサー56の取付け位置は、できるだけ細
断屑に近接して設けることが好ましく、検知距離を短く
することにより、屑満杯時の屑の山の高さを安定させる
ことができる。58は、ファンセンサーで、ファン機構
50が存在しているか否かの検知及び回転すべきときに
ファン機構50が回転しているか否かを検知する。
【0031】該ファンセンサー58は、常時ファン機構
50の回転をカウントし、ファン機構50がロックした
場合、又はファン機構50の動きを検知できなくなった
場合には、作動スイッチ(図示せず)の警告ランプを点
滅させて電源を遮断し、作動を停止させるようにする。
該屑センサー56及びファンセンサー58の検知機構と
しては特別の限定はないが、投光部を有する反射式のセ
ンサーが好適に用いられる。
【0032】上記ファン機構50に取りつけられる羽根
50a〜50dの枚数は、1枚以上複数枚を設ければよ
く、特別の限定はないが、4枚が好ましい。該羽根50
a〜50dの形状も細断屑Dをならす作用があればよ
く、特別の限定はないが、図5に示す如く、下方傾斜し
た形状の羽根を用いるとならし作用の効率が向上する。
又、該羽根50a〜50dにガード部材(不図示)を取
りつけて危険防止を図ることもできる。
【0033】60は、前記扉12dの内面に取りつけら
れた押下げ手段となる押下げブロックで、上面側を長尺
平坦面61aとして、下面側に斜面61bを介して短尺
平坦面61cを設けた側面略台形楔状に形成されている
(図3)。該押下げブロック60は、その先端突部60
aが前記ベース板14の下面と該可動ベース板34の上
面との間の間隙に侵入できる位置に取りつけられてい
る。
【0034】該扉12dを閉めると該押下げブロック6
0が該ベース板14と可動ベース板34との間に侵入
し、該可動ベース板34を下方に押下げるように作用す
る(図4)。62はベアリングで、該可動ベース板34
の該扉12dと面する側面34aにベアリングブロック
64を介して取りつけられている。該ベアリング62は
該押下げブロック60による該可動ベース板34の押下
げが円滑に行なわれるように作用する。
【0035】該押下げブロック60が該可動ベース板3
4方向へ進出すると、該ベアリング62は斜面61bに
沿って回転降下し、下面側の短尺平坦面61cに達する
(図4)。ベアリング62が短尺平坦面61cに位置す
る状態で、該可動ベース板34は最下位位置に達してお
り、該屑ならし手段50は屑ならし位置に位置すること
となる(図4)。
【0036】該押下げブロック60が後退している状態
では、該可動ベース板34は該ベース板14の下面と当
接して最上位の位置にあり、該屑ならし手段50は上方
の待機位置に位置することとなる(図3)。
【0037】なお、66は該ベース板14の下面にとり
つけられた弾性を有するクッション部材で、該可動ベー
ス板34がスプリング48の力によって上方に移動する
際に、該ベース板14へ該可動ベース板34が接触する
際の衝撃を緩和する作用を果す(図3及び図4)。
【0038】しかして、68は前記可動ベース板34の
端縁部に下方に向かって設けられた屑ならし手段、即
ち、ファン機構50の羽根50a〜50d用のクリーニ
ング手段となる除電ブラシである。該ファン機構50の
羽根50a〜50dが回転することによって該屑ならし
手段用除電ブラシ34に接触し、該ファン機構50の羽
根50a〜50dに発生し帯電する静電気は該除電ブラ
シ34によって除電されるので、該ファン機構50の羽
根50a〜50d等に細断片が付着するなどのトラブル
は解消し、屑ならし効果は充分に発揮される。
【0039】70は該ファン機構50の羽根50a〜5
0dの回転軸51に近接しかつ上方に向かって設けられ
たファンセンサー58用のクリーニング手段となる除電
ブラシである。該ファン機構50の羽根50a〜50d
が回転することによって、該ファンセンサー用除電ブラ
シ70は該ファンセンサー58の投光部を清掃し、ファ
ンセンサー58の検知能力が低下しないように作用す
る。
【0040】72は屑センサー用のクリーニング手段と
なる除電ブラシで、前記ファン機構50の回転軸51と
同期回転するように設けられた取付板74に上方に向け
て設けられている。前記回転軸51には軸プーリ76が
取りつけられ、また前記可動ベース板34には下方に向
かって支軸78が垂設されている。該支軸78には該軸
プーリ76に対応して支軸プーリ80が取りつけられて
いる。
【0041】82はプーリベルトで、該軸プーリ76と
支軸プーリ80とを介して懸架され、該回転軸51の回
転を該支軸78に伝達するように作用する。該支軸プー
リ80の上面には前記した取付板74が固着されてお
り、該取付板74に前記した屑センサー用除電ブラシ7
2が取りつけられている。
【0042】したがって、該回転軸51の回転、即ちフ
ァン機構50の回転とともに軸プーリ76及びプーリベ
ルト82を介して支軸プーリ80及び取付板74が回転
し、該取付板74に設けられた屑センサー用除電ブラシ
72も回転する。該屑センサー用除電ブラシ72は屑セ
ンサー56の投光部に接触するように設けられているの
で、その回転により該屑センサー56の投光部を常時接
触清掃するように作動する。
【0043】上記構成により、その作用を説明する。シ
ュレッダー12の細断部20によって細断された廃棄用
紙等の細断屑Dは、該細断部20の下方に設置された屑
収容箱32内に落下し集積する。
【0044】上記屑ならし手段、すなわちファン機構5
0の使用態様は、一様ではなく種々の用い方が可能であ
る。例えば廃棄用紙等の細断開始と同時にファン機構5
0も回転させ、細断終了と同時にファン機構50も停止
させる。
【0045】この場合、細断部20で細断された細断屑
は、ファン機構50の羽根50a〜50dの間から下方
に落下して屑収容箱内に収容される。この落下状態は、
羽根50a〜50dの回転に伴ない、屑収容箱内に均一
に落下せしめられる。
【0046】更に、細断屑が大量となり該ファン機構5
0の位置まで達すると、羽根50a〜50dの回転によ
り細断屑Dは均一にならされることとなる。なお、前記
屑センサー56が細断屑Dを感知した時点で、屑収容箱
32は取り出される。細断作業停止後、該ファン機構5
0を短時間回転させ、最後の屑ならし動作を行なわせる
のが好ましい。
【0047】図4に示すように、該扉12dを閉じると
該可動ベース板34が該押下げブロック60の作用によ
って下方に移動し、該可動ベース板34に接続されたフ
ァン機構50、すなわち屑ならし手段は、屑収容箱32
内の屑ならし位置に下降して停止する。
【0048】この状態で細断作業が行なわれ、上述した
ごとく、細断屑がファン機構50に達すると屑ならし作
業も行なわれる。前記屑センサー56によって細断屑D
が感知されると細断作業及び屑ならし作業が停止する。
この時点で、該屑収容箱32は細断屑Dで満杯となって
いる。
【0049】該扉12dを開けると、該押下げブロック
60が該扉12dとともに後退し、それと同時に該スプ
リング48の作用によって該可動ベース板34は該屑収
容箱32の上方の待機位置に復帰する。したがって、該
屑収容箱32は、取り出し可能となる。
【0050】該屑収容箱32内の細断屑Dを廃棄した
後、再び該屑収容箱32を該底板12a上に載置し、扉
12dを閉めると、前述したごとく、該ファン機構50
は、該屑収容箱32内の屑ならし位置に下降して停止す
る。
【0051】この状態で再び細断作業が可能となる。前
記ファンセンサー58は、常時屑ならし手段、即ちファ
ン機構50の回転をカウントし、ファン機構50が脱落
して存在しない場合及び細断屑Dが羽根50a〜50d
に巻きついて羽根50a〜50dの回転が強制的に停止
した(ロックした)場合などの事故発生を検知し、事故
の場合に操作スイッチの警告ランプを点滅させて電源を
遮断し、細断作業及び屑ならし作業を停止せしめるよう
に作動する。
【0052】上記した屑ならし動作において、ファン機
構50の羽根50a〜50dが回転すると、屑ならし手
段用除電ブラシ68に接触することになり、該ファン機
構50に帯電する静電気は該除電ブラシ68によって除
電されるので、ファン機構50の羽根50a〜50d等
に細断屑が付着するなどのトラブルが発生することはな
くなり、屑ならし効果は充分発揮される。
【0053】また、ファンセンサー用除電ブラシ70も
ファン機構50の羽根50a〜50dの回転とともに回
転してファンセンサー58の投光部を常時清掃するよう
に作動し、細断屑がファンセンサー58の投光部に付着
するのを防止するので、ファンセンサー58の機能低下
が防止される。
【0054】さらに、屑センサー用除電ブラシ72もフ
ァン機構50の回転とともに回転して屑センサー56の
投光部を常時清掃するように作動し、細断屑が屑センサ
ー56の投光部に付着するのを防止するので、屑センサ
ー56のセンサー距離のバラつきなどの機能低下が防止
される。
【0055】上記実施例では、扉の開閉に応じて該ファ
ン機構50を上下動させる構成について説明したが、該
ファン機構50の上下動を行なう手段を扉12dの開閉
と連動させず、別に設けることも可能である。
【0056】また、屑ならし手段用クリーニング手段と
しては屑ならし用除電ブラシ68を、ファンセンサー用
クリーニング手段としてはファンセンサー用除電ブラシ
70を、屑センサー用クリーニング手段としては屑セン
サー用除電ブラシ72をそれぞれ用いた例を示して説明
したが、その他公知のクリーニング手段を適用できるこ
とは言うまでもない。
【0057】また、上記実施例では、屑センサー用クリ
ーニング手段、屑ならし手段用クリーニング手段及びフ
ァンセンサー用クリーニング手段を3つ同時に設置した
場合を最も好ましい例として説明したが、これらのクリ
ーニング手段を必要に応じて単独又は2種を適宜組み合
わせて用いてもそれぞれの効果が達成されることはいう
までもない。
【0058】なお、ファン機構50の回転速度について
は、特別の説明を加えなかったが、通常のファンのよう
に送風するものではないので、ゆっくりした速度で回転
させれば充分に本発明の効果は達成される。
【0059】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、屑
センサーが常時クリーニングされ、屑センサーに紙粉等
が付着することがなく、屑が溜まっていないのに「屑満
杯」と検出するような誤動作はなく、屑センサー距離が
変化して屑の山の高さがバラついてしまうようなトラブ
ルが解消して屑の山の高さが均一になる上、簡単な機構
により細断屑の嵩を減少させて屑収容箱の収容量を増大
させることができ、かつ屑収容箱の取り出し及び収納を
簡単に行なうことができ、屑ならし効果を充分に発揮で
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略縦断面図である。
【図2】同上の一部を省略した概略横断面図である。
【図3】扉を開放した場合の押下げブロックと可動ベー
ス板との位置関係を示す断面的説明図である。
【図4】扉を閉めた場合の押下げブロックと可動ベース
板との位置関係を示す断面的説明図である。
【図5】ファン機構の1例を示す摘示斜視図である。
【図6】屑センサー用除電ブラシ及びファンセンサー用
除電ブラシの取つけ態様の一例を示す摘示拡大説明図で
ある。
【符号の説明】
12 シュレッダー,12a 底板,12b 側板,1
2c 上部蓋板,12d 扉,13 上部空間,14
ベース板,15 下部空間,16 縦切りカッター,1
8 横切カッター,20 細断部,22 モーター,2
4 基板,26,30 防塵カバー,28 制御ボック
ス,32 屑収容箱,33 飛散防止枠,34 可動ベ
ース板,34a 側面,36 基板,38 ガイドレー
ル,40 取付けベース,42 スライドレール,44
軸,45 貫通孔,46 挿通孔,48 スプリン
グ,50 ファン機構,50a〜50d 羽根,51
回転軸,52 モーター,54 支持板,56 屑セン
サー,58 ファンセンサー,60 押下げブロック,
60a 先端突部,61a 長尺平坦面,61b 斜
面,61c 短尺平坦面,62 ベアリング,64 ベ
アリングブロック,66 クッション部材,68 屑な
らし手段用除電ブラシ,70 ファンセンサー用除電ブ
ラシ,72 屑センサー用除電ブラシ,74 取付板,
76 軸プーリ,78 支軸,80 支軸プーリ,82
プーリベルト,D 細断屑,P 廃棄用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田島 専司 群馬県桐生市相生町3丁目800番地21 合資会社オリエンタル内 (56)参考文献 特開 平7−144143(JP,A) 特開 平9−47681(JP,A) 特開 平4−326950(JP,A) 実開 昭63−133335(JP,U) 実開 平4−106634(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02C 18/00 - 18/44

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄用紙などを細断する細断刃を備えた
    細断部と、該細断部によって細断された細断屑を収容す
    る屑収容箱と、該屑収容箱を外部に取出すための開閉自
    在の扉と、該屑収容箱の上方に上下動自在かつ回転自在
    に取りつけられた屑ならし手段と、該屑ならし手段を上
    方の待機位置及び下方の屑ならし位置にそれぞれ移動停
    止せしめる移動停止手段と、該屑収容箱が細断屑によっ
    て満杯になったか否かを検知するため該屑収容箱の上方
    に設けられた屑センサーと、該屑センサーを常時クリー
    ニングする屑センサー用クリーニング手段とを有するこ
    とを特徴とするシュレッダー。
  2. 【請求項2】 前記屑センサーが投光部を有する反射式
    屑センサーであり、前記屑センサー用クリーニング手段
    が該屑センサーの投光部を接触清掃するように設けられ
    た屑センサー用除電ブラシであることを特徴とする請求
    項1記載のシュレッダー。
  3. 【請求項3】 前記屑ならし手段を常時クリーニングす
    る屑ならし手段用クリーニング手段をさらに有すること
    を特徴とする請求項1又は2記載のシュレッダー。
  4. 【請求項4】 前記屑ならし手段用クリーニング手段が
    該屑ならし手段に発生する静電気を除去するため該屑な
    らし手段と接触するように設けられた屑ならし手段用除
    電ブラシであることを特徴とする請求項3記載のシュレ
    ッダー。
  5. 【請求項5】 前記屑ならし手段の上方に設けられかつ
    該屑ならし手段の有無を検知するファンセンサーと、該
    ファンセンサーを常時クリーニングするファンセンサー
    用クリーニング手段とをさらに有し、該ファンセンサー
    は常時屑ならし手段の回転をカウントし、屑ならし手段
    がロックした場合には細断作業を停止させるようにした
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のシ
    ュレッダー。
  6. 【請求項6】 前記ファンセンサーが投光部を有する反
    射式ファンセンサーと、前記ファンセンサー用クリーニ
    ング手段が該ファンセンサーの投光部を接触清掃するよ
    うに設けられたファンセンサー用除電ブラシであること
    を特徴とする請求項5記載のシュレッダー。
  7. 【請求項7】 前記移動停止手段が前記扉の開閉に連動
    し、該扉を開放すると該屑ならし手段が上方の待機位置
    に移動停止して前記屑収容箱が取り出し可能となり、該
    扉を閉めると該屑ならし手段が下方の屑ならし位置に移
    動停止して該屑収容箱内の細断屑のならし作業が可能と
    なるようにしたことを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    か1項記載のシュレッダー。
  8. 【請求項8】 シュレッダーの内部空間に上下動自在で
    かつ付勢手段によって上方に常時付勢された可動ベース
    板を設け、前記屑ならし手段を該可動ベース板に接続
    し、前記扉に押下げ手段を設け、該扉を閉めると該押下
    げ手段の動作によって該可動ベース板が押下げられると
    ともに該屑ならし手段が屑ならし位置まで押し下げら
    れ、一方該扉を開けると該押下げ手段による該可動ベー
    ス板の押下げ動作が解消し、該可動ベース板及び屑なら
    し手段は上記付勢手段によって上方の待機位置に復帰移
    動せしめられるようにし、かつ該屑ならし手段用クリー
    ニング手段を該可動ベースに取りつけ該屑ならし手段を
    該屑ならし手段用クリーニング手段によって常時クリー
    ニングするようにしたことを特徴とする請求項7記載の
    シュレッダー。
  9. 【請求項9】 該屑ならし手段が1枚以上の屑ならし羽
    根を具備したファン機構であることを特徴とする請求項
    1〜8のいずれか1項記載のシュレッダー。
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