JP2002273078A - 平編地のリンキング方法および平編地リンキング装置 - Google Patents

平編地のリンキング方法および平編地リンキング装置

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 設置スペースが小さく、平編地の種類を問わ
ず正確・効率的にリンキングすることができる平編地の
リンキング方法および平編地リンキング装置を得る。 【解決手段】 伸長させた状態の第1の平編地のかがり
目の像を含む画像を撮像するステップと、撮像した画像
から第1の平編地のかがり目の位置の算出するステップ
と、伸長させた状態の第2の平編地のかがり目の像を含
む画像を撮像するステップと、撮像した画像から第2の
平編地のリンキングしようとするかがり目の位置を算出
するステップと、第1の平編地のリンキングされるべき
かがり目の位置へミシン機構のミシン針32を移動する
ステップと、ミシン針により1第の平編地のリンキング
されるべきかがり目と第2の平編地のリンキングしよう
とするかがり目をリンキングするステップを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、平編地のリンキ
ング方法および平編地リンキング装置であって、特にた
とえば平編地のかがり目を自動的に認識し正確にかがり
目においてリンキングすることができる平編地のリンキ
ング方法および平編地リンキング装置である。
【0002】
【従来の技術】従来、平編地をリンキングするには以下
の手順により作業が行なわれていた。まず、作業者が第
1の平編地を手で引張り広げて、平編地を透かし見るこ
とにより、かがり目の位置を確認しリンキング装置のポ
イント針に一目づつ刺通してセットした後、同様の手順
により第2の平編地を第1の平編地と重なるようにリン
キング装置にセットしていた。そしてポイント針を利用
してミシン掛けを行いリンキングを行っていた。なお、
ここで言うかがり目とは、普通の編み目より若干大きく
編成されたリンキングされるべき編み目のことを指す。
上述した作業は、かがり目が普通の編み目より若干大き
く編成されているとはいえ、熟練しなければスムースに
行うことは困難である。この問題を解決するため、特公
平3−49477号に開示されているような方法が発明
された。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公平
3−49477号で開示されている方法でリンキングを
行うには、縫い合わせることになる2枚の編地を各々対
向して左右の設置された目拾い装置に供給し、それぞれ
の目拾い針刺し装置における供給された編地の編み目配
列状態を2次元的に検出し、刺すべき編み目の位置情報
を算出し、刺すべき編み目を編地案内手段により針刺し
位置に案内して目拾い針刺しを1目づつ逐次行い、次い
で片側の目拾い針刺し装置の目拾い針に刺された編地の
編み目を対向する目拾い針刺し装置に移し替えて2枚の
編地の対向する編み目を縫合装置によりリンキングする
という多くの工程を経なければならないため効率的でな
かった。特に、リンキングする編地の種類を変更する時
には、目拾い針刺し装置の回転ドラムを編地のピッチに
合致したスリットを有するもの変更しなければならない
ため、更に効率が悪化した。また、特公平3−4947
7号で開示されている構造では、設備の規模が大きくな
ってしまうことが避けられず、広い設置スペースを必要
とするという問題も生じていた。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、設
置スペースが小さく、平編地の種類を問わず正確・効率
的にリンキングすることができる平編地のリンキング方
法および平編地リンキング装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、第1の平編地を伸長させた状態で固定するステップ
と、伸長させた状態の第1の平編地のかがり目の像を含
む画像を撮像するステップと、撮像した画像から第1の
平編地のかがり目の位置の算出するステップと、第2の
平編地を伸張させた状態で保持するステップと、伸長さ
せた状態の第2の平編地のかがり目の像を含む画像を撮
像するステップと、撮像した画像から第2の平編地のリ
ンキングしようとするかがり目の位置を算出するステッ
プと、第1の平編地と第2の平編地とを相対的に移動さ
せて第2の平編地のリンキングしようとするかがり目と
第1の平編地のリンキングされるべきかがり目との位置
を一致させるステップと、第1の平編地のリンキングさ
れるべきかがり目の位置へミシン機構のミシン針を移動
するステップと、ミシン針により第1の平編地のリンキ
ングされるべきかがり目と第2の平編地のリンキングし
ようとするかがり目をリンキングするステップをと含
む、平編地のリンキング方法である。この場合には、正
確にかがり目が認識された後、リンキングすべきかがり
目において正確にリンキングが行なわれる。
【0006】請求項2に記載の発明は、第1の平編地の
かがり目の像を含む画像を撮像するステップにおいて、
第1の平編地の複数個のかがり目の像を含む画像を撮像
し、撮像した画像から第1の平編地のかがり目の位置の
算出するステップは、撮像した第1の平編地の複数個の
かがり目の位置を算出する、請求項1に記載の平編地の
リンキング方法である。この場合には、第1の平編地の
かがり目の位置を少ない回数の撮像で算出することがで
きる。
【0007】請求項3に記載の発明は、第1の平編地の
かがり目の像を含む画像を撮像するステップにおいて、
撮像手段を移動させながら第1の平編地の複数個のかが
り目の像を含む画像を撮像する、請求項2に記載の平編
地のリンキング方法である。この場合には、第1の平編
地のかがり目の像を大きく撮像することによりかがり目
位置を算出する精度が向上し、また、撮像時間も短縮す
ることができる。
【0008】請求項4に記載の発明は、ミシン機構のミ
シン針がかがり目が連設されている方向にかがり目一目
分だけ移動するステップを含み、第2の平編地のかがり
目の像を含む画像を撮像するステップと、撮像した画像
から第2の平編地のリンキングしようとするかがり目の
位置を算出するステップと、第2の平編地を移動させて
第2の平編地のリンキングしようとするかがり目とリン
キングされるべき第1の平編地のかがり目との位置が一
致させるステップと、第1の平編地のリンキングされる
べきかがり目の位置へミシン機構のミシン針を移動する
ステップと、ミシン針により第1の平編地のかがり目と
第2の平編地のかがり目をリンキングするステップと、
ミシン機構のミシン針をかがり目が連設されている方向
にかがり目一目分だけ移動するステップとは繰返し行わ
れる、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の平編
地のリンキング方法である。この場合、正確にかがり目
が認識された後、複数のリンキングすべきかがり目にお
いて正確にリンキングが行なわれる。
【0009】請求項5に記載の発明は、ミシン機構のミ
シン針をかがり目が連設されている方向にかがり目一目
分だけ移動するステップでは、第1の平編地のかがり目
の位置の算出するステップから算出した情報に基づい
て、実際に第1の平編地のリンキングされるべきかがり
目が位置している位置にミシン針が移動される、請求項
4に記載の平編地のリンキング方法である。この場合に
は、第2の平編地のリンキングしようとするかがり目と
リンキングされるべき第1の平編地のかがり目との位置
が一致させるだけで容易にリンキングできる状態にする
ことができる。
【0010】請求項6に記載の発明は、撮像した画像か
ら第1の平編地のかがり目の位置の算出するステップと
撮像した画像から第2の平編地のリンキングしようとす
るかがり目の位置を算出するステップとは、最初にリン
キングされるかがり目を検出するステップを含む、請求
項1ないし請求項5のいずれかに記載の平編地のリンキ
ング方法である。
【0011】請求項7に記載の発明は、最初にリンキン
グされるかがり目を検出するステップは、かがり目が整
然と配置されている部分のかがり目または下目を検出す
るステップと、検出したかがり目または下目を基準とし
て最初にリンキングされるかがり目方向に順次かがり目
を検出するステップと、検出したかがり目が最初にリン
キングされるかがり目か判断するステップとを含む、請
求項6に記載の平編地のリンキング方法である。
【0012】請求項8に記載の発明は、第1の平編地を
伸長させた状態で固定する固定手段と、伸長させた状態
の第1の平編地のかがり目の像を含む画像を撮像する第
1の撮像手段と、第2の平編地を伸張させた状態で保持
する保持具と、伸長させた状態の第2の平編地のかがり
目の像を含む画像を撮像する第2の撮像手段と、第1の
撮像手段と第2の撮像手段とが撮像した画像から第1の
平編地のかがり目の位置と第2の平編地のかがり目の位
置とを算出する画像処理装置と、第2の平編地のリンキ
ングしようとするかがり目と第1の平編地のリンキング
されるべきかがり目との位置が一致するように保持具を
移動させる保持具位置制御手段と、第1の平編地のリン
キングされるべきかがり目の位置へミシン針を移動させ
るミシン針位置制御手段を備えたミシン機構とを有す
る、平編地リンキング装置である。この場合には、正確
にかがり目が認識された後、リンキングすべきかがり目
において正確にリンキングが行なわれる。
【0013】請求項9に記載の発明は、第1の平編地の
かがり目の像を含む画像を撮像する第1の撮像手段が、
第1の平編地の複数個のかがり目の像を撮像し、撮像し
た画像から第1の平編地のリンキングしようとするかが
り目の位置を算出する画像処理装置が、第1の平編地の
複数個のかがり目の位置を算出する、請求項8に記載の
平編地リンキング装置である。この場合には、第1の平
編地のかがり目の位置を少ない回数の撮像で算出するこ
とができる。
【0014】請求項10の発明は、第1の撮像手段を移
動させる移動手段を含み、第1の平編地のかがり目の像
を含む画像を撮像する第1の撮像手段が移動手段により
移動されながら第1の平編地の複数個のかがり目の像を
含む画像を撮像する、請求項9に記載の平編地リンキン
グ装置である。この場合には、第1の平編地のかがり目
の像を大きく撮像することによりかがり目位置を算出す
る精度が向上し、また、撮像時間も短縮することができ
る。
【0015】請求項11に記載の発明は、ミシン針位置
制御装置は、かがり目一目をリンキングし終えた後にミ
シン針を次にリンキングされるべき第1の平編地のかが
り目の位置に移動させる、請求項8または請求項10に
記載の平編地リンキング装置である。この場合、正確に
かがり目が認識された後、複数のリンキングすべきかが
り目において正確にリンキングが行なわれる。
【0016】請求項12に記載の発明は、第2の撮像手
段が、ミシン針が移動すると共に移動する、請求項11
に記載の平編地リンキング装置である。この場合には、
常に第2の撮像手段はリンキングしようとするかがり目
の直上を撮像する。
【0017】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明にかかる平編地リ
ンキング装置を示す概略図である。平編地リンキング装
置10は、テーブル12を含む。テーブル12は、天板
12aと脚12bから構成されており、リンキングされ
る第1の平編地を載置するためのものである。天板12
aの形状は、図2に示すように、平面矩形状で表面が平
らに形成されており、第1の平編地が波打った状態に載
置されてないようになされている。天板12aの一部に
は、スリット14が形成されている。スリット14は、
第1の平編地と第2の平編地とをリンキングするとき
に、第1の平編地のかがり目と第2の平編地のかがり目
とに後述するミシン針32を刺通すことできるようする
ためのものである。スリット14の形状は、横長矩形状
をしており天板12aを貫通して形成されている。
【0019】天板12aの長手方向両端には、図2に示
すように、オス型面ファスナ16が取付けられている。
オス型面ファスナ16は、第1の平編地を伸張させた状
態で天板12a上に着脱自在に係着するものである。な
お、オス型面ファスナ16には、平編地を脱着する際
に、編地のほつれ等の傷みが平編地に発生しない程度の
係合力を有するものが使用される。
【0020】テーブル12の上方には、保持具18が後
述する保持具移動ユニット24により移動可能な状態に
支持されている。保持具18は、第1の平編地とリンキ
ングされる第2の平編地を伸張させた状態で保持するた
めのものである。その形状は、図3に示すように、平面
矩形状で表面が平らな薄板状体から形成されており、第
2の平編地が波打った状態で保持されないように構成さ
れている。また、保持具18の一部にはスリット20が
形成されている。スリット20は、第2の平編地と第1
の平編地とをリンキングするときにミシン針32が第2
の平編地のかがり目を刺通すことできるようするための
ものである。スリット20は、スリット14と同様の形
状をしており、その形状は横長矩形状をしており、保持
具18を貫通して形成されている。なお、リンキング時
には、第1の平編地と第2の平編地とができるだけ近づ
いていることが望ましいので、保持具18は、可能な限
り厚さを小さくすることが好ましい。
【0021】保持具18の長手方向両端には、図3に示
すように、オス型面ファスナ22が取付けられている。
オス型面ファスナ22は、第2の平編地を伸張させた状
態で保持具18上面に着脱自在に係着するものである。
なお、オス型面ファスナ22には、オス型面ファスナ1
6と同様に、平編地を脱着する際に、編地のほつれ等の
傷みが平編地に発生しない程度の係合力を有するものが
使用される。
【0022】保持具18は、上述したように保持具移動
ユニット24に取付けられている。保持具移動ユニット
24は、図3に示すように、保持具18を天板12a表
面に平行する方向において自在に移動させるものであ
る。保持具移動ユニット24としては、コンベアや、送
りネジにモータを取付けたものを複数組合わせたものが
適用される。
【0023】保持具移動ユニット24には、制御装置2
6が接続されている。制御装置26は、保持具移動ユニ
ット24や、後述するミシン針駆動ユニット34の動作
の制御を行なうものである。制御装置26としては、各
種コンピュータ等が適用され入力される平編地のかがり
目の位置データにより、各ユニットの動作を制御する。
【0024】制御装置26には、画像処理装置28が接
続されている。画像処理装置28は、天板12a裏側の
スリット14近傍に設置された第1の撮像手段であるカ
メラ30により撮像された第1の平編地のかがり目全部
の像を含む多階調画像より、第1の平編地のかがり目全
部の位置を算出するものである。画像処理装置28によ
り算出された平編地のかがり目全部の位置データは、制
御装置26に送られ、保持具18を移動させるときのデ
ータとして用いられる。
【0025】なお、画像処理装置28としては、特開平
11−207061号や特開平11−207062号に
開示されている画像処理装置が適用され、特開平11−
207061号や特開平11−207062号に開示さ
れている同様の手法により平編地のかがり目の位置が算
出される。
【0026】保持具18のスリット20の上方には、ミ
シン針32が配置されている。ミシン針32は、第2の
平編地のかがり目と第1のかがり目と糸を通すことによ
りリンキングを行うためのものである。
【0027】ミシン針32は、ミシン針駆動ユニット3
4に取付けられている。ミシン駆動ユニット34は、ミ
シン針32がリンキングしようとするかがり目の直上に
位置するように天板12a表面に平行する方向において
ミシン針32を自在に移動させ、さらにミシン針32を
上下動させ平編地をリンキングするためのものである。
【0028】ミシン針32には、第2の撮像手段である
カメラ36が取付けられている。カメラ36は、保持具
18に保持された第2の平編地のかがり目の多階調画像
を撮像するためのものである。この実施形態において
は、第2の平編地のかがり目全部を撮像するように構成
されてはなく、ミシン針32の略直下に位置するかがり
目一目のみが撮像されるように取付けられている。
【0029】カメラ36は、上述した画像処理装置28
に接続されている。画像処理装置28は、カメラ30に
より撮像された多階調画像を処理した同様の方法によ
り、第2の平編地のかがり目の位置を算出する。画像処
理装置28により算出された第2の平編地のかがり目の
位置データは、制御装置26に送られミシン針32を天
板12aに平行な方向に移動させるときのデータとして
用いられる。
【0030】引き続いて、本実施形態の動作について説
明する。なお、図4は本実施形態の動作のフローを示す
フローチャート図である。
【0031】まず、ステップS1において、図5に示す
ように、天板12a上のオス型面ファスナ16に第1の
平編地を伸張させた状態で係着させ固定する。このとき
第1の平編地は、図5に示すように、かがり目の全部が
スリット14上に位置するように固定される。
【0032】次に、ステップS2において、カメラ30
によりスリット14上に配置された第1の平編地のかが
り目全部の像を含む多階調画像が撮像される。なお、撮
像を行うときには、かがり目を含む編み目部分と繊維部
分との境界部分が明瞭に区別できるように、カメラ30
は、第1の平編地を透過する光を用いて撮像することが
望ましい。このような照明環境にするには、カメラ30
が配置されている位置と図示しない照明手段との間に第
1の平編地を配置することで上述した条件にすることが
できる。また、撮像される部位により明るさが異ならな
いように照明は均一に行われていることが望ましい。
【0033】ステップS3において、カメラ30により
撮像された多階調画像は、画像処理装置28に送られて
第1の平編地のかがり目全部の位置が算出される。な
お、かがり目の位置の算出は、天板12a上の任意の一
点を基準点としその基準点からの相対距離を各かがり目
について算出される。なお、かがり目の位置の算出は、
上述の方法に限られず、基準点からの相対距離の算出
は、任意の1つのかがり目(例えば、最も端に編成され
ているかがり目のいずれか)だけについて行い、その他
のかがり目については、基準点からの相対距離の算出し
た任意の1つのかがり目を基準にして隣接するかがり目
からの相対距離を算出するように行われてもよい。
【0034】画像処理装置28により算出された第1の
平編地のかがり目の位置データは、制御装置26に送ら
れる。制御装置26に送られた位置データは、前述した
ように保持具18の移動を行う際のデータとして用いら
れる。
【0035】次に、ステップS4において、保持具18
上のオス型面ファスナ22に第2の平編地を係着させ
て、第2の平編地を伸張させた状態で保持する。第2の
平編地の保持は、第1の平編地の場合と同様に、かがり
目の全部がスリット20上に位置するように固定され
る。なお、この時保持具18は、図6に示すように、天
板12aの直上には位置しておらず、上述した第1の平
編地の固定作業を容易に行うために天板12aの直上よ
りずれた位置に配置されるようになされている。
【0036】なお、上述した行程を経た状態において
は、図7に示すように、第1の平編地のかがり目間の間
隔と第2の平編地のかがり目間の間隔は同一の間隔で配
置されていることが望ましい。これにより、第1の平編
地のかがり目間の間隔と第2の平編地のかがり目間の間
隔が、同一の間隔で配置される位置を予め確認しオス型
面ファスナ16およびオス型面ファスナ22に平編地を
係着する位置を示す目印が設けることにより容易に行な
うことができる。しかしながら、本発明にかかかる平編
地リンキング装置は、第1の平編地のかがり目と第2の
平編地のかがり目とに位置や間隔のずれが生じている場
合、かがり目をリンキングが可能な位置に移動させて調
整を行うので、必ず正確な位置合わせを行う必要はな
い。
【0037】ステップS5において、図8に示すよう
に、制御装置26の制御により保持具移動ユニット24
が駆動され、保持具18が天板12a上の基準位置に移
動される。なお、この実施形態において基準位置は、保
持具18が天板12aの直上に位置する点を基準位置と
した。また、保持具18を天板12a上で移動させると
きには、第1の平編地が保持具18との摩擦力により変
形して、かがり目の位置が変わる可能性があるので、保
持具18と第1の平編地が強く接触していない状態で保
持具18を移動させる。
【0038】そして、ステップS6においては、最初に
リンキングしようとするかがり目、すなわち、第2の平
編地の一側端の最も端に位置するかがり目の像を含む多
階調画像がカメラ34により撮像される。なお、ミシン
針32は、図9に示すように、ステップS3において算
出された第1の平編地のかがり目の位置に基づいて、第
1の平編地の一側端の最も端に位置するかがり目が位置
される点の上に位置するように制御装置26により制御
されている。
【0039】なお、撮像を行うときには、第1の平編地
を撮像した時と同様に、かがり目を含む編み目部分と繊
維部分との境界部分が明瞭に区別できるように、カメラ
34が、第2の平編地を透過する光を用いて撮像するこ
とが望ましい。
【0040】ステップS7において、カメラ34により
撮像された多階調画像より、画像処理装置28に送られ
て第2の平編地の一側端の最も端に位置するかがり目の
位置を算出する。なお、かがり目の位置を算出するに
は、特開平11−207061号や特開平11−207
062号に開示されている画像処理と同様の手法により
平編地のかがり目の位置が算出される。
【0041】画像処理装置28により算出された第2の
平編地の一側端の最も端に位置するかがり目の位置デー
タは、制御装置26に送られる。制御装置26に送られ
た位置データは、上述したように、制御装置26により
保持具18の移動を行う際のデータとして用いられる。
【0042】ステップS8においては、第2の平編地の
一側端の最も端に位置するかがり目の位置と、それに対
応する第1の平編地のかがり目の位置の関係よりリンキ
ングすることが可能か否か制御装置24により判断され
る。
【0043】図10に示すような、第1の平編地のかが
り目とそれに対応する第2の平編地のかがり目がリンキ
ング不可能な位置状態にある場合には、ステップS81
に進み、図11に示すように、制御装置26により保持
具18が移動され、第2の平編地のかがり目がそれに対
応する第1の平編地のかがり目とリンキング可能な位
置,すなわち、第2の平編地のかがり目の直下に第1の
平編地のかがり目が位置している状態になるように、第
2の平編地のかがり目が移動される。
【0044】第1の平編地のかがり目とそれに対応する
第2の平編地のかがり目がリンキングすることが可能な
位置になるように、保持具18の移動が行なわれた後
は、ステップS8により、リンキングが行なわれる。
【0045】なお、保持具18を移動しないでも第1の
平編地のかがり目とそれに対応する第2の平編地のかが
り目がリンキングすることが可能な位置にある場合に
は、ステップS81を経ないでステップS9において、
リンキングが行なわれる。
【0046】ステップS10においては、制御装置26
によりリンキングが行なわれていないかがり目が存在し
ているかの判断が行なわれる。なお、リンキングが行な
われていないかがり目が存在するか否かの判断するの
は、予め平編地に編成されているかがり目の数を保持具
移動ユニット24に記憶させておき、ステップS8が何
回実行されたのかをカウントすること等により判断され
る。
【0047】まだすべてのかがり目についてリンキング
が行なわれていない場合には、ステップ11において、
制御装置26により第1の平編地の次にリンキングされ
るべきかがり目が存在する位置にミシン針32が移動さ
れる。かがり目が連設されている方向へミシン針32の
移動が行なわれる。
【0048】ミシン針32が移動された後は、再度ステ
ップS6から処理が行なわれる。そして、かがり目が編
成された数だけステップS6からステップS11の行程
が行なわれ、リンキングが完了される。
【0049】なお、この実施形態においては、オス型面
ファスナ16およびオス型面ファスナ22を天板12a
および保持具18の長手方向端部にしか設けなかった
が、これに限らず、その他の部分に設けてもよい。特に
第1の平編地のかがり目がリンキング中に移動してしま
うような場合には、スリット14およびスリット22の
周辺部分にオス型面ファスナ16,22を設けるのが望
ましい。
【0050】また、この実施形態においては、オス型面
ファスナ16およびオス型面ファスナ22を天板12a
および保持具18に設けて第1の平編地および第2の平
編地を固定したが、これに限られず、クリップやクラン
プ等の挟持手段により平編地を固定するようにしてもよ
い。
【0051】さらに、この実施形態においては、第2の
平編地のかがり目をそれに対応する第1の平編地のかが
り目とリンキング可能な位置に移動させる過程で、移動
中の相互の位置関係を認識せずに移動させていたが、こ
れに限られず、第2の平編地のかがり目を移動させてい
る過程においても、第2の平編地のかがり目の画像を撮
像して位置を検出し、その過程における時々刻々と変化
する相互の位置関係に基づいて、第2の平編地のかがり
目を移動させてもよい。
【0052】この実施形態においては、カメラ30を天
板12aの裏面に配置したが、これに限られず、第1の
平編地をかがり目全部が撮像できる位置に配置されれば
よい。
【0053】また、この実施形態においては、カメラ3
6をミシン針32に取付けてミシン針32直下のかがり
目を撮像するように構成したが、これに限られず、第2
の平編地のかがり目が撮像できる位置に移動可能に配置
して、制御装置26により動作を制御するようにしても
よい。
【0054】さらに、この実施形態においては、カメラ
36が撮像するかがり目をミシン針32の直下のかがり
目のみ、すなわち、第2の平編地のリンキングしようと
するかがり目の像のみを撮像するように構成したが、こ
れに限られず、第2に平編地のかがり目に一部若しくは
全部を撮像して、その中からリンキングしようとするか
がり目の位置だけを算出するように構成してもよい。
【0055】またさらに、この実施形態においては、2
台のカメラを使用して平編み地のかがり目を撮像するよ
うに構成したが、これに限らず、1台のカメラだけでか
がり目の撮像を行うように構成されてもよい。この場
合、まず第1の平編み地のかがり目を撮像した後に撮像
した画像を記憶しておくか、または、撮像した画像から
第1の平編地のかがり目を算出しそのかがり目の位置を
記憶させておいてもよい。
【0056】この実施形態においては、第1の平編地と
第2の平編地のかがり目を一度の撮像で全て撮像される
ように構成したが、これに限らず、図12に示すように
各かがり目が大きく撮像されるようにカメラを配置し、
かがり目が連設されている方向にカメラを移動させて走
査するように撮像する構成とされてもよい。なお、カメ
ラの移動は連続的に行われてもよいし、間欠的に行われ
てもよい。
【0057】また、この実施形態においては、ステップ
11において、第1の平編地の次にリンキングされるべ
きかがり目が存在する位置にミシン針32が移動するよ
うに構成したが、これに限らず、単にかがり目が連設さ
れている方向へ平均的なかがり目間距離1目分だけ移動
するように構成してもよい。
【0058】さらに、この実施形態においては第2の平
編地のかがり目を撮像するときにスリット14をそのま
まの状態にしていたが、これに限らず、第2のかがり目
を撮像するときに下方に位置している第1の平編地が透
かし見えないような構成とされてもよい。構成として
は、スリット14内に制御装置26の制御により出し入
れされる板を設置したり、天板12aの下面に制御装置
26の制御により出し入れされる板を設置したり、天板
12aと保持具18との間に制御装置26の制御により
出し入れされる板を設置するなどの構成が考えられる。
なお、これらの板は、かがり目の撮像が平編地を透過す
る光を用いて明瞭に撮像されるように、面発光する手段
を有することが望ましい。
【0059】なお、前段においては、かがり目撮像時に
第1の平編地が透かし見えないようにスリット12を閉
ざす構成について説明したが、この代替として、図13
に示すように、スリット12内に複数の高輝度LEDや
陰極管などの光源を設けて、カメラ36に入光される第
1の平編地に反射された光および第1の平編地を透過し
た光の割合を少なくするように構成してもよい。また、
天板12aの下方より任意の光源により光を照射してス
リット20およびスリット14を通過してきた光を用い
て撮像するように構成されてもよい。この場合、第1の
平編地の画像が不明瞭となるように強力な光力を有する
光源を用いて撮像する必要がある。
【0060】また、この実施形態においては、固定にし
た平編地のかがり目の位置が変わる可能性があるので、
保持具18を天板12a上で移動させるときには、保持
具18と第1の平編地が強く接触していない状態で保持
具18を移動させようにしたが、これに限らず、保持具
18と第1の平編地とを接触させずに一定の狭い隙間を
設けるように構成されてもよい。なお、隙間の間隔は,
リンキングを行うときに、ミシン針32が第1および第
2の平編地のかがり目を容易に刺通すことができるよう
にできる限り狭いことが望ましい。
【0061】さらに、この実施形態においては、第1の
平編地のかがり目を撮像してかがり目位置を算出するス
テップを1回しか行わなかったが、図14および図15
に示すように、第1の平編地のかがり目を撮像してかが
り目位置を算出するステップを複数回行ってもよい。こ
れは、第1の平編地と第2の平編地が1目以上リンキン
グした場合において保持具18を移動させた場合に、第
1の平編地が第2の平編地に引張られて移動することを
想定した動作フローである。
【0062】さらに、本発明では、図14および図16
に示すように、第1の平編地のかがり目および第2の平
編地のかがり目の位置を算出するステップを複数回行っ
てもよい。これは、第1の平編地と第2の平編地が1目
以上リンキングした場合において保持具18を移動させ
た場合に、第1の平編地および第2の平編地が互いに引
張りあって移動することを想定した動作フローである。
【0063】なお、図14乃至図16に示したフローの
ように、第1の平編地を天板12aに固定した後に、再
度、第1の平編地のかがり目の位置を算出する場合に
は、保持具18と第1の平編地との間にEL板や導光板
などの光源を挿入して、これら光源の光により撮像して
もよいし、図13に示したスリット12内に設けた光源
の光により撮像してもよいし、第1の平編地に外部から
照明を当てて撮像するように構成されてもよい。
【0064】この実施形態においては、平編地のかがり
目の位置を検出するのに特開平11−207061号や
特開平11−207062号に開示されている手法が用
いたが、その他の画像解析の手法を用いて行われても良
い。特に、最初にリンキングされるかがり目は、平編地
の端付近に編成されているため、第1の平編地や第2の
平編地が保持具128や天板12a上に固定された場合
には、図17に示すように平編地の収縮力の影響でかが
り目がつぶれやすくなっているため、かがり目の位置を
検出が困難であることから特殊な手法を用いてかがり目
の検出を行うことが望ましい。
【0065】以下、図18乃至図22を参照しながら、
最初にリンキングされるかがり目の位置を算出する方法
について説明する。
【0066】まず、ステップS21において、図17に
示すように、平編地を予め設定しておいた位置に伸張さ
せた状態で固定する。なお、予め設定しておいた位置と
は、最初にリンキングされるかがり目の位置が任意に設
定した範囲内に配置されるようにするための位置であ
る。予め設定しておいた位置に固定するには、平編地を
固定するために保持具128や天板12a上に目印50
を設け、目印50を基準にして面ファスナ16または面
ファスナ22に係着して固定されることで行われる。
【0067】次に、ステップS22において、カメラ3
0または36によりスリット14または20上に配置さ
れたかがり目の像を含む多諧調画像が撮像される。
【0068】ステップS23において、撮像した多諧調
画像が画像処理装置28に送られて平編地の幅方向略中
央付近に設定する範囲内で最も大きな編み目を有するか
がり目または下目の検出を行う。なお、下目とは、図1
9に示すように、かがり目を編成することでかがり目と
略同じ大きさ編成される編み目のことを指す。平編地の
幅方向略中央付近に設定する範囲は、図20に示すよう
にかがり目および下目が必ず範囲内に含まれるように設
定する。この範囲を平編地の幅方向略中央に設定した理
由は、平編地中央付近のかがり目が端のものと比較して
きれいに伸張され、かがり目が整然と並んでいることか
ら、容易にかがり目または下目を検出することができる
からである。なお、平編地にレース柄等のようにかがり
目または下目以外に大きな編み目が存在するような場合
には、それらの柄が平編地の幅方向略中央付近に設定す
る範囲内に含まれないように範囲を設定する。
【0069】また、ステップS24においては、ステッ
プS23で検出した編み目の種別が、かがり目か下目か
のどちらであるかを判断する。判断する方法は、ステッ
プS23で検出した編み目から、最初にリンキングする
かがり目が存在する方向に、かがり目が編成されるピッ
チの半分の距離を進んだところの上側に大きな編み目が
存在する場合、ステップS23で検出した編み目を下目
と判断する。反対に、ステップS23で検出した編み目
から、最初にリンキングするかがり目が存在する方向
に、かがり目が編成されるピッチの半分の距離を進んだ
ところの下側に大きな編み目が存在する場合、ステップ
S23で検出した編み目をかがり目と判断する。
【0070】ステップS25では、ステップS23で検
出した編み目から、最初にリンキングするかがり目が存
在する方向にかがり目を検知していく。なお、かがり目
が検知していく方法としては、図21に示すように、か
がり目1ピッチ分だけ進んでいき、かがり目を検出して
いく方法か、図22に示すように、かがり目半ピッチ分
だけ進んでいき、かがり目と下目を交互に検出していく
方法のいずれかが選択される。なお、ステップS4にお
いて、検出された編み目が下目である場合には、その下
目より半ピッチ横の上側に位置するかがり目を最初の基
点としてから、本ステップを行う。
【0071】ステップS26においては、最初にリンキ
ングするかがり目が存在する方向にかがり目が存在する
か判断し、最初にリンキングするかがり目が存在する方
向にかがり目が存在しなくなったとき、ステップS27
において、最後に検出したかがり目を最初にリンキング
するかがり目として検出することができる。
【0072】このように上述の方法によれば、正確に最
初にリンキングするかがり目を正確に検出することがで
きる。この方法を図4や図14に示したフローでの最初
にリンキングするかがり目を検出ステップ(ステップS
1〜S3や、ステップS4,最初のステップS6および
ステップS7)に適用することにより、リンキングの精
度をさらに向上させることができる。
【0073】また、ステップS25において検出した各
かがり目の位置をミシン針と移動させるときに参照する
データとして用いれば、さらに迅速且つ正確なリンキン
グを行うことができる。
【0074】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば、設
置スペースが小さく、平編地の種類を問わず正確・効率
的にリンキングすることができる平編地のリンキング方
法および平編地リンキング装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる平編地リンキング装置の一実施
形態を示す概略図である。
【図2】天板を示す平面図解図である。
【図3】保持具を示す平面図解図である。
【図4】本実施形態の動作のフローを示すフローチャー
ト図である。
【図5】第1の平編地が天板に固定された状態を示す図
解図である。
【図6】第1の平編地および第2の平編地を取付けた状
態を示す平面図解図である。
【図7】第1の平編地のかがり目と第2の平編地のかが
り目の状態を説明する概略図である。
【図8】保持具が天板上に移動される状態を示す図解図
である。
【図9】ミシン針の第1の平編地のリンキングされるべ
きかがり目の存在する位置への移動の状態を示す図解図
である。
【図10】第1の平編地のかがり目とそれに対応する第
2の平編地のかがり目がリンキング不可能な位置にある
状態を示す図解図である。
【図11】第2の平編地のかがり目がそれに対応する第
1の平編地のかがり目とリンキング可能な位置へ移動さ
れた状態を示す図解図である。
【図12】別の実施形態における第1の平編地のかがり
目を撮像する様子を示す図解図である。
【図13】別の実施形態における保持具のスリット周辺
を示す断面図解図である。
【図14】本実施形態の別の動作フローを示すフローチ
ャート図である。
【図15】本実施形態の別の動作フローの一部を示すフ
ローチャート図である。
【図16】本実施形態の別の動作フローの別の一部を示
すフローチャート図である。
【図17】平編地を伸張させて固定した状態を示す図解
図である。
【図18】最初にリンキングされるかがり目の位置を算
出するフローを示すフローチャート図である。
【図19】かがり目および下目を示す図である。
【図20】平編地が天板に固定された状態を示す図解図
である。
【図21】かがり目の検出する手法を示す図解図であ
る。
【図22】かがり目の検出するその他の手法を示す図解
図である。
【符号の説明】
10 平編地リンキング装置 12 テーブル 12a 天板 12b 脚 14,20 スリット 16,22 面ファスナ 18 保持具 24 保持具移動ユニット 26 制御装置 28 画像処理装置 30,36 カメラ 32 ミシン針 34 ミシン針駆動ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 公男 奈良県大和高田市幸町6−2−403 Fターム(参考) 3B150 CE01 CE23 CE27 GE29 LA38 LB02 NA37 QA06 QA07 5B057 AA18 DA07 DB09 DC22

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の平編地を伸長させた状態で固定す
    るステップと、 前記伸長させた状態の第1の平編地のかがり目の像を含
    む画像を撮像するステップと、 前記撮像した画像から第1の平編地のかがり目の位置の
    算出するステップと、 第2の平編地を伸張させた状態で保持するステップと、 前記伸長させた状態の第2の平編地のかがり目の像を含
    む画像を撮像するステップと、 前記撮像した画像から第2の平編地のリンキングしよう
    とするかがり目の位置を算出するステップと、 第1の平編地と第2の平編地とを相対的に移動させて第
    2の平編地のリンキングしようとするかがり目と第1の
    平編地のリンキングされるべきかがり目との位置を一致
    させるステップと、 前記第1の平編地のリンキングされるべきかがり目の位
    置へミシン機構のミシン針を移動するステップと、 前記ミシン針により前記第1の平編地のリンキングされ
    るべきかがり目と前記第2の平編地のリンキングしよう
    とするかがり目をリンキングするステップとを含む、平
    編地のリンキング方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の平編地のかがり目の像を含む
    画像を撮像するステップは、前記第1の平編地の複数個
    のかがり目の像を含む画像を撮像し、 前記撮像した画像から第1の平編地のかがり目の位置の
    算出するステップは、撮像した前記第1の平編地の複数
    個のかがり目の位置を算出する、請求項1に記載の平編
    地のリンキング方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の平編地のかがり目の像を含む
    画像を撮像するステップは、撮像手段を移動させながら
    前記第1の平編地の複数個のかがり目の像を含む画像を
    撮像する、請求項2に記載の平編地のリンキング方法。
  4. 【請求項4】 前記ミシン機構のミシン針をかがり目が
    連設されている方向にかがり目一目分だけ移動するステ
    ップを含み、 前記第2の平編地のかがり目の像を含む画像を撮像する
    ステップと、前記撮像した画像から第2の平編地のリン
    キングしようとするかがり目の位置を算出するステップ
    と、前記第2の平編地を移動させて前記第2の平編地の
    リンキングしようとするかがり目とリンキングされるべ
    き前記第1の平編地のかがり目との位置が一致させるス
    テップと、前記第1の平編地のリンキングされるべきか
    がり目の位置へミシン機構のミシン針を移動するステッ
    プと、前記ミシン針により第1の平編地のかがり目と前
    記第2の平編地のかがり目をリンキングするステップ
    と、前記ミシン機構のミシン針をかがり目が連設されて
    いる方向にかがり目一目分だけ移動するステップとは繰
    返し行われる、請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の平編地のリンキング方法。
  5. 【請求項5】 前記ミシン機構のミシン針をかがり目が
    連設されている方向にかがり目一目分だけ移動するステ
    ップは、前記第1の平編地のかがり目の位置の算出する
    ステップから算出した情報に基づいて、実際に前記第1
    の平編地のリンキングされるべきかがり目が位置してい
    る位置にミシン針を移動する、請求項4に記載の平編地
    のリンキング方法。
  6. 【請求項6】 前記撮像した画像から第1の平編地のか
    がり目の位置の算出するステップと前記撮像した画像か
    ら第2の平編地のリンキングしようとするかがり目の位
    置を算出するステップとは、最初にリンキングされるか
    がり目を検出するステップを含む、請求項1ないし請求
    項5のいずれかに記載の平編地のリンキング方法。
  7. 【請求項7】 前記最初にリンキングされるかがり目を
    検出するステップは、かがり目が整然と配置されている
    部分のかがり目または下目を検出するステップと、 前記検出したかがり目または下目を基準として最初にリ
    ンキングされるかがり目方向に順次かがり目を検出する
    ステップと、 前記検出したかがり目が最初にリンキングされるかがり
    目か判断するステップとを含む、請求項6に記載の平編
    地のリンキング方法。
  8. 【請求項8】 第1の平編地を伸長させた状態で固定す
    る固定手段と、 前記伸長させた状態の第1の平編地のかがり目の像を含
    む画像を撮像する第1の撮像手段と、 第2の平編地を伸張させた状態で保持する保持具と、 前記伸長させた状態の第2の平編地のかがり目の像を含
    む画像を撮像する第2の撮像手段と、 前記第1の撮像手段と前記第2の撮像手段とが撮像した
    画像から第1の平編地のかがり目の位置と第2の平編地
    のかがり目の位置とを算出する画像処理装置と、 第2の平編地のリンキングしようとするかがり目と第1
    の平編地のリンキングされるべきかがり目との位置が一
    致するように前記保持具を移動させる保持具位置制御手
    段と、 前記第1の平編地のリンキングされるべきかがり目の位
    置へミシン針を移動させるミシン針位置制御手段を備え
    たミシン機構を有する、平編地リンキング装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の平編地のかがり目の像を含む
    画像を撮像する第1の撮像手段は、前記第1の平編地の
    複数個のかがり目の像を撮像し、 前記撮像した画像から第1の平編地のリンキングしよう
    とするかがり目の位置を算出する画像処理装置は、前記
    第1の平編地の複数個のかがり目の位置を算出する、請
    求項8に記載の平編地リンキング装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の撮像手段を移動させる移動
    手段を含み、 前記第1の平編地のかがり目の像を含む画像を撮像する
    第1の撮像手段は、前記移動手段により移動されながら
    前記第1の平編地の複数個のかがり目の像を含む画像を
    撮像する、請求項9に記載の平編地リンキング装置。
  11. 【請求項11】 前記ミシン針位置制御装置は、かがり
    目一目をリンキングし終えた後に前記ミシン針を次にリ
    ンキングされるべき第1の平編地のかがり目の位置に移
    動する、請求項8または請求項10に記載の平編地リン
    キング装置。
  12. 【請求項12】 前記第2の撮像手段は、前記ミシン針
    が移動すると共に移動する、請求項11に記載の平編地
    リンキング装置。
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