JP2002272379A - 焼菓子および焼菓子の包装方法 - Google Patents

焼菓子および焼菓子の包装方法

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JP2002272379A
JP2002272379A JP2001076148A JP2001076148A JP2002272379A JP 2002272379 A JP2002272379 A JP 2002272379A JP 2001076148 A JP2001076148 A JP 2001076148A JP 2001076148 A JP2001076148 A JP 2001076148A JP 2002272379 A JP2002272379 A JP 2002272379A
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Japan
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baked
confectionery
baked confectionery
packaging
shape
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JP2001076148A
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Hiroaki Koyanagi
博昭 小柳
Kazuko Koyanagi
和子 小柳
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の菓子製品の包装形態から脱却して、あ
らたな形態の焼菓子とその包装方法を提供する。 【解決手段】 半球形の型に充填されて上縁が周方向に
張り出した形状に加熱焼成された焼菓子10a,10b
を、上面どうしを突き合わせて鈴型にし、この焼菓子1
0a,10bの突き合わせ面の間に、文字や絵画を記載
した紙片11aを合成樹脂フィルムの袋11bで包被し
た記録シート11を挟んで、合成樹脂フィルムの包装袋
12で包装し、焼菓子製品1とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な形態の焼菓
子およびその包装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビスケット、クッキー、サブレなどに代
表される焼菓子は、小麦粉、砂糖、バター、卵などを原
料として混練し、この菓子原料を一定の厚さに延ばして
打ち抜き型で打ち抜いて所定の形に成形した後加熱焼成
するか、あるいは菓子原料を所定の型に充填して加熱焼
成することにより製造されている。
【0003】上記の打ち抜き成形による製造では、全体
の輪郭や表面模様にいろいろな変化をつけることはでき
るものの、打ち抜きという成形方法の制約から、厚さ方
向には変化をつけることができないので、もっぱら輪郭
と表面模様からくる平面的な形状に特徴をつけたものが
ほとんどである。
【0004】これに対して、型への充填による製造で
は、型の形状次第で立体的な形状に特徴をつけたものを
製造することができる。とくに菓子原料を型に充填した
状態で加熱焼成するので、焼成後の型抜きさえできれば
複雑な形状にも成形することができ、製造後も型崩れし
にくいので、独特な形状の焼菓子を製造することが容易
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、打ち抜き成
形による焼菓子にしろ、型への充填による焼菓子にし
ろ、従来の焼菓子は1個の打ち抜き型あるいは1個の充
填用型が菓子製品として完成された型となっており、複
数個の焼菓子をまとめて箱詰めまたは袋詰めするか、あ
るいは1個づつ個別包装したうえで箱詰めまたは袋詰め
した包装製品として販売に供されている。
【0006】本発明は、上記のような従来の菓子製品の
包装形態から脱却して、あらたな形態の焼菓子とその包
装方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の焼菓子は、半球
形の型に充填されて上縁が周方向に張り出した形状に加
熱焼成された焼菓子の2個を、上面どうしを突き合わせ
て鈴型にした形状にして包装したものである。
【0008】半球形の型を使用した場合、従来の包装形
態によれば、半球形をした1個の焼菓子が菓子製品とし
て包装されることになるが、単なる半球形では形状的に
これといった特徴はなく、半球形の型を合わせ型として
球形の焼菓子とする場合もある。これに対し本発明にお
いては、焼き上がり時に焼菓子の上縁が周方向に張り出
した形状になるように半球形の型への菓子原料の充填量
と焼き上がり時の膨張量を調節し、焼成後の半球形の2
個の焼菓子の上面どうしを突き合わせて鈴型にしたもの
である。
【0009】半球形の焼菓子は、1個のみでは取り立て
て特徴のない形状であるが、2個を組み合わせることに
よって独特な鈴の形状となる。鈴は日本古来の体鳴楽器
の一つであり、主に金属製の、裂け目のある球形の空洞
のなかに、銅の球などを入れたものを振ってうち鳴らす
ものである。神楽(かぐら)、能の楽器のほか、神社の
社頭の鈴、参詣人や巡礼のもつ鈴、装身具用など種々あ
り、開運の鈴として縁起物としても一般に受け入れられ
ている。
【0010】2個の焼菓子を組み合わせてこのような鈴
の形状の菓子製品とすることによって、縁起物である鈴
にあやかって、この菓子製品に種々のメッセージを添え
包装することができる。
【0011】本発明の焼菓子の包装方法は、半球形の型
に充填されて上縁が周方向に張り出した形状に加熱焼成
された焼菓子の2個を、上面どうしを突き合わせて鈴型
にし、この2個の焼菓子の突き合わせ面の間に、文字や
絵画を記載した紙片を合成樹脂フィルムで包被した記録
シートを挟んで、合成樹脂フィルムで包装することを特
徴とする。
【0012】このような包装とすることにより、2個1
組で鈴の形とした独特な包装形態の焼菓子とすることが
できる。また、2個の焼菓子の突き合わせ面の間に、文
字や絵画を記載した記録シートを挟み、これを食すると
きに包装を解き、2個1組の焼菓子を引き離したとき
に、間に挟んだ記録シートがあらわれるように包装する
ことにより、その意外性が焼菓子に対する興味をそそる
ことになる。この記録シートの紙片には、菓子生産者の
メッセージを記載したり菓子注文者から送り先へのメッ
セージを記載したりしてもよく、また一般的な縁起のよ
い書画を記載してもよい。さらに、包装袋の紐に小さな
鈴を付けたり包装袋や包装箱に鈴に関連した書画を記載
したりして、全体として縁起物らしき外観とすることが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1の(a)は本発明の実施形態
における包装前の焼菓子を示す斜視図、(b)は2個の
焼菓子の間に挟む記録シートの例を示す図、(c)は中
間の包装形態を示す斜視図、(d)は焼菓子の最終の包
装形態を示す斜視図である。
【0014】本実施形態における焼菓子製品1は、後述
する方法により半球形の上縁が周方向に張り出した形状
に加熱焼成された2個の焼菓子10aと10bを、図1
(a)に示すように上面どうしを突き合わせ、この焼菓
子10aと10bの突き合わせ面の間に同図(b)に示
す記録シート11を挟み、同図(c)に示すように透明
な合成樹脂フィルム製の包装袋12に入れ、同図(d)
に示すように飾り物13を付けて製品としたものであ
る。
【0015】2個の焼菓子10aと10bの上面どうし
を突き合わせることによって、周方向に張り出した上縁
が鈴の胴部の張り出し部と類似の形状となり、全体とし
て焼菓子10は鈴に似た形状となる。この鈴型の焼菓子
10を包装袋12に入れることにより2個の焼菓子10
aと10bがバラバラになることがなく、鈴の形を保つ
ことができる。
【0016】焼菓子10aと10bの突き合わせ面の間
に挟む記録シート11は、本実施形態の場合は、縁起の
良い文を記載した紙片11aを食品包装用の透明な合成
樹脂フィルム製の袋11bに入れたものである。図1
(c)や同図(d)のように包装された状態では焼菓子
10aと10bの間にこのような記録シート11が入っ
ていることはわからないので、包装袋12から焼菓子1
0aと10bを取り出したときにはじめて記録シート1
1があることに気づき、その意外性が焼菓子10に対す
る興味をそそることになるとともに、紙片11aに生産
者のメッセージを記載しておくことにより、生産者と消
費者との間の眼に見えない心の交流の糸を結ぶことがで
きる。
【0017】さらに、焼菓子10を包装袋12に入れて
包装した後に、図1(d)に示すように、飾り物13と
してのミニチュアの鈴13aや鈴にちなんだネーミング
のプレート13bなどを取り付けることによって、鈴の
イメージを広げる工夫がなされている。
【0018】図2は本実施形態における焼菓子の製造手
順を示す図である。同図の(a)は型への混練原料の充
填状況を示し、(b)は焼き上がりの状態を示し、
(c)は焼き上がり時の個々の焼菓子の形状を示す。
【0019】本実施形態の焼菓子の原材料は、バター、
砂糖、塩、卵、クーベルチュール、蜂蜜、水飴、チョコ
チップ、小麦粉、ココア、ベーキングパウダーであり、
これらの原材料を混練した菓子原料14を絞り袋30に
入れ、図2の(a)に示すように、20個の半球形のく
ぼみ21が形成された鉄製の型20のそれぞれのくぼみ
21に絞り袋30から菓子原料14を絞り出しながら適
量充填する。
【0020】型20の全部のくぼみ21に菓子原料14
を充填し終わったら、オーブンに装入して約30分間加
熱する。焼き上がり後の焼菓子10a(10b)は図2
の(b),(c)に示すように、上端部が型20のくぼ
み21よりも盛り上がり、上縁が周方向に張り出した形
状になる。ここで、焼き上がり後の上縁が周方向に張り
出した形状になるようにするためには、型20のくぼみ
21への菓子原料14の充填量と焼き上がり時の膨張量
の調節が必要である。
【0021】このようにして焼き上げられた焼菓子10
a(10b)の任意の2個の焼菓子10aと10bを図
1に示すように組み合わせることにより、鈴型をした焼
菓子10とすることができる。
【0022】なお、上記の実施形態はあくまで一例であ
り、焼菓子の製造における原材料、型の全体形状、加熱
焼成方法や、包装における包装用フィルムや記録シート
の材質形状、飾り物の有無や表示の内容などは、適宜に
変更できることは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】(1)本発明によれば、2個の焼菓子を
組み合わせて鈴の形状の菓子製品とすることによって、
縁起物である鈴にあやかって、この菓子製品に種々にメ
ッセージを添え包装することができる。
【0024】(2)鈴型にした2個の焼菓子の突き合わ
せ面の間に、文字や絵画を記載した記録シートを挟み、
これを食するときに包装を解き、2個1組の焼菓子を引
き離したときに、間に挟んだ記録シートがあらわれるよ
うに包装することにより、その意外性が焼菓子に対する
興味をそそることになるとともに、記録シートにたとえ
ば生産者のメッセージを記載しておけば、生産者と消費
者との間の眼に見えない心の交流の糸を結ぶこともでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明の実施形態における包装前の
焼菓子を示す斜視図、(b)は2個の焼菓子の間に挟む
記録シートの例を示す図、(c)は中間の包装形態を示
す斜視図、(d)は焼菓子の最終の包装形態を示す斜視
図である。
【図2】 実施形態における焼菓子の製造手順を示す図
である。
【符号の説明】
1 焼菓子製品 10,10a,10b 焼菓子 11 記録シート 11a 紙片 11b 袋 12 包装袋 13 飾り物 13a ミニチュアの鈴 13b ネーミングプレート 14 菓子原料 20 型 21 くぼみ 30 絞り袋

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半球形の型に充填されて上縁が周方向に
    張り出した形状に加熱焼成された焼菓子の2個を、上面
    どうしを突き合わせて鈴型にした形状にして包装した焼
    菓子。
  2. 【請求項2】 半球形の型に充填されて上縁が周方向に
    張り出した形状に加熱焼成された焼菓子の2個を、上面
    どうしを突き合わせて鈴型にし、この2個の焼菓子の突
    き合わせ面の間に、文字や絵画を記載した紙片を合成樹
    脂フィルムで包被した記録シートを挟んで、合成樹脂フ
    ィルムで包装することを特徴とする焼菓子の包装方法。
JP2001076148A 2001-03-16 2001-03-16 焼菓子および焼菓子の包装方法 Pending JP2002272379A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015195769A (ja) * 2014-04-02 2015-11-09 キユーピー株式会社 菓子
JP2016152795A (ja) * 2015-02-16 2016-08-25 株式会社 不二商会 クッキークーヘン焼成機およびそれに用いる架棒体およびそれで焼成したクッキークーヘン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015195769A (ja) * 2014-04-02 2015-11-09 キユーピー株式会社 菓子
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