JP2002271865A - 無線通信装置及び無線通信装置のプログラム - Google Patents

無線通信装置及び無線通信装置のプログラム

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JP2002271865A
JP2002271865A JP2001072131A JP2001072131A JP2002271865A JP 2002271865 A JP2002271865 A JP 2002271865A JP 2001072131 A JP2001072131 A JP 2001072131A JP 2001072131 A JP2001072131 A JP 2001072131A JP 2002271865 A JP2002271865 A JP 2002271865A
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wireless communication
wireless
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JP2001072131A
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Shuji Nakamura
修治 中村
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが無線端末を使用目的に応じて使い分
けることのできる無線通信装置を提供する。 【解決手段】 無線通信装置1は、全体の制御を行う制
御部2を中心として、インターフェース部12a〜12
dに接続される無線通信ユニット14a〜14cの性能
を検出する無線種別検出部11a〜11dと、この無線
種別検出部11a〜11dもしくは制御部2からの制御
信号にしたがって何れか一つの無線種別検出部と制御部
2とを電気的に接続する通信切替部10と、性能データ
を記憶するメモリ部3と、等から構成されている。制御
部2は、メモリ部3にあらかじめ設定された切替条件か
ら通信切替部10を切り替えて何れかの無線端末を選択
して、対応する基地局に対して無線により通信する。こ
れによりユーザが無線通信ユニット14a〜14cを使
用目的に応じて使い分けることができる無線通信装置を
提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声及びデータ通
信可能な無線通信装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年のデジタル携帯電
話に代表されるように、音声,文字データ及び画像デー
タなどを基地局を介した無線端末間で所望の相手と相互
に通信することが可能となってきている。
【0003】しかしながら、従来の無線端末の使用時に
は、ユーザによる音声通話や、所望の文字データの通信
(電子メール),画像データの通信(電子メール添付)
等を行うときのこの使用目的に合わせてユーザは通信事
業者を選択することはできないため、予め定めた主目的
に対応する通信事業者との契約のもとで、音声及びデー
タの通信を行う必要があり、ユーザにとって不便なもの
となる。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、ユーザが無線端末の使用目的に応じて
使い分けることができ、ユーザに使い勝手の良い無線通
信装置及び無線通信装置のプログラムを提供するにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、次のように作用する。すなわち、無線端末接続部に
無線端末が接続されると、性能判別手段は、この無線端
末の性能を判別して性能データを出力する。また、記憶
手段は、この性能データを複数の無線端末に対応付けて
記憶し、選択手段は、あらかじめ設定された切替条件か
ら何れかの無線端末を選択し、選択された無線端末は、
対応する基地局に対して無線により通信する。これによ
り、ユーザが無線端末を使用目的に応じて使い分けるこ
とができる。
【0006】また、複数の無線端末を無線端末接続部に
接続可能、すなわち、着脱可能に構成しているので、ユ
ーザは、所有の無線端末を無線端末接続部に接続して用
いたり、無線端末接続部から取り外して他の用途で使用
することも可能である。
【0007】請求項2の発明によれば、次のように作用
する。すなわち、性能判別手段は、複数個接続される無
線端末の性能を判別して性能データを出力する。また、
記憶手段は、この性能データを複数の無線端末に対応付
けて記憶し、選択手段は、あらかじめ設定された切替条
件から無線端末を選択し、選択された無線端末は、対応
する基地局に対して無線により通信する。これにより、
ユーザが無線端末を使用目的に応じて使い分けることが
できる。
【0008】請求項3の発明によれば、次のように作用
する。すなわち、請求項1または2の発明において、切
替条件が自動であるとあらかじめ設定されているとき
に、あらかじめ登録された性能データの優先順位で無線
端末を選択する。ユーザにより性能データの優先順位が
あらかじめ登録されることで、所望の性能データを備え
た無線端末を選択して、この無線端末は基地局に対して
無線により通信する。これにより、ユーザは使用時に慌
てることなく使用目的に応じて無線端末を使い分けるこ
とができる。
【0009】請求項4の発明によれば、次のように作用
する。すなわち、請求項1または2の発明において、切
替条件が手動であるとあらかじめ設定されているとき
に、表示手段は、記憶手段に記憶された性能データを表
示して、ユーザにより入力手段から当該性能データが選
択される。選択手段は、入力手段から選択された性能デ
ータに対応した無線端末を選択して、この無線端末は基
地局と通信する。これにより、ユーザは、使用可能な無
線端末の性能がどの程度か確認して選択することができ
るので、ユーザにとって利便性を向上させることができ
る。
【0010】請求項5の発明によれば、次のように作用
する。すなわち、請求項1または2の発明において、切
替条件が手動であるとあらかじめ設定されているとき
に、表示手段は、記憶手段に記憶された性能データの指
標を表示して、ユーザにより入力手段から当該指標が選
択される。選択手段は、入力手段から入力された指標に
対応した無線端末を選択して、この無線端末は基地局と
通信する。これにより、ユーザは、使用可能な無線端末
の性能がどの程度のものか判断ができなくても、指標を
元に選択することができるので、ユーザにとって利便性
を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1の実施の形態を図1ないし図10を参照して説
明する。図1は、本実施の形態の無線通信装置1におけ
る電気的構成を示している。この図1において、無線通
信装置1は、全体動作の制御を行う制御部2を中心とし
て構成されている。制御部2は、図示しないCPUを主
体として構成されるもので、接続されるメモリ部3に記
憶されるプログラムにしたがって動作するものである。
メモリ部3は、ROM,RAM等を含んで構成されるも
ので、あらかじめ通信プログラムや動作制御プログラム
が記憶されている。
【0012】電源回路4は、内蔵する電池4aにより所
定の直流電圧を生成して、無線通信装置1の各構成要素
に供給するように構成されている。
【0013】制御部2には、メモリ部3の他、メモリ部
3のプログラムにしたがって制御部2が表示を行わせる
表示部5と、ユーザにより押下される図示しないキーパ
ッドの押下信号を生成して制御部2に出力する操作部6
と、駆動回路7を介して音信号を制御部2に送信する音
声信号入力用のマイクロホン8と、制御部2から送信さ
れる音信号を駆動回路7を介して外部に出力するスピー
カ9と、等が接続されている。
【0014】表示部5は、例えば図示しないLCD,L
ED及びこれらの駆動回路からなるもので、制御部2か
らの制御信号にしたがって表示を行うように構成されて
いる。
【0015】操作部6は、通話を開始するための「通話
開始」キー、通話を終了するための「通話終了」キー、
数字「0」〜「9」や英文字,記号等を入力するための
文字キー、決定キー、送信キー、矢印キーなどの多数の
キーを配設してなるキーパッドとその駆動回路からなる
もので、キーパッドがユーザにより押下されると、制御
部2に対して押下されたキーパッドの押下信号を出力す
るように構成されている。
【0016】また、制御部2には、通信切替部10が接
続されている。通信切替部10には、性能判別手段とし
ての4つの無線種別検出部11a〜11dが接続されて
おり、通信切替部10は、制御部2からの制御信号もし
くは無線種別検出部11a〜11dからの制御信号にし
たがって、何れか一つの無線種別検出部を選択して制御
部2に電気的に接続することにより、制御部2と選択さ
れた無線種別検出部との通信を可能とするように構成さ
れている。
【0017】4つの無線種別検出部11a〜11dは同
一構成である。無線種別検出部11a〜11dは、それ
ぞれ無線端末接続部としてのインターフェース部12a
〜12dが接続されている。各々のインターフェース部
12a〜12dは、送信音声信号端子,受信音声信号端
子,データ送信信号端子,データ受信信号端子,制御信
号通信端子及び各種GND端子から構成されており、無
線種別検出部11a〜11cは、データについては、イ
ンターフェース部12a〜12cにそれぞれ接続される
ケーブル13a〜13cを介して無線通信ユニット14
a〜14cと例えば非同期通信接続ができるように構成
されており、音声信号端子を介して音声通信できるよう
に構成されている。
【0018】無線端末としての無線通信ユニット14a
〜14cは、それぞれ対応する各通信事業者A,B,C
の基地局15a〜15cとアンテナ14A〜14Cを介
しての無線による通信が可能になっており、その通信時
において受信感度を示すデータを内蔵のメモリに記憶す
るようになっている。また、無線通信ユニット14a〜
14cは、この受信感度を示すデータを、ケーブル13
a〜13cを介して無線種別検出部11a〜11cにそ
れぞれ出力可能になっている。また、無線通信ユニット
14a〜14cは、無線により接続された基地局15a
〜15c及び各通信事業者独自の通信網16a〜16c
を介して接続された各通信事業者独自のサーバ17a〜
17cとのそれぞれの通信により得られる音声通信料金
及びパケット通信料金を性能データとして内蔵のメモリ
にそれぞれ記憶している。また、無線通信ユニット14
a〜14cは、それぞれの無線通信ユニット14a〜1
4cの使用する図示しない音声コーデック用ICチップ
等から決定される音質の性能データを内蔵のメモリに記
憶しており、さらに、データ通信速度の最大値及び各通
信事業者A,B,Cのサービスエリア範囲を性能データ
として内蔵のメモリに記憶している。
【0019】尚、A通信事業者が備える独自のA通信網
16aと基地局15aとを介して、A通信事業者が備え
るサーバ17aと無線通信ユニット14aとが通信可能
に構成されている。同様にB通信事業者が備える独自の
B通信網16bと基地局15bとを介して、B通信事業
者が備えるサーバ17bと無線通信ユニット14bとが
通信可能に構成されており、C通信事業者が備える独自
のC通信網16cと基地局15cとを介して、C通信事
業者が備えるサーバ17cと無線通信ユニット14cと
が通信可能に構成されている。
【0020】次に上記実施形態の構成の作用について説
明する。図2は、無線通信装置1の処理動作を示すフロ
ーチャートである。ユーザにより操作部6の電源スイッ
チがオンされ(ステップS1)、無線種別検出部11a
〜11dは、インターフェース部12a〜12dの制御
信号通信端子に対して性能データの送信要求を示す制御
信号をそれぞれ常時送信する。この後、ユーザによりイ
ンターフェース部12aにケーブル13aを介して無線
通信ユニット14aが接続されると、無線通信ユニット
14aが上述した性能データの送信要求を示す制御信号
を受信して、無線通信ユニット14aは、インターフェ
ース部12aのデータ受信端子を介して無線種別検出部
11aに対して内蔵のメモリに記憶された性能データ、
例えば音声通信時の料金と音質とを送信する。またこの
とき、無線通信ユニット14aは、無線種別検出部11
aに対して基地局15aとの受信感度を示すデータを送
信する。
【0021】同様に無線通信ユニット14bがケーブル
13bを介してインターフェース部12bに接続される
と、無線通信ユニット14bは、送信要求を示す制御信
号を受信して、無線通信ユニット14bの内蔵のメモリ
に記憶された性能データを、無線種別検出部11bに対
して送信する。さらに無線通信ユニット14cがケーブ
ル13cを介してインターフェース部12cに接続され
ると、無線通信ユニット14cは、送信要求を示す制御
信号を受信して、無線通信ユニット14cの内蔵のメモ
リに記憶された性能データを、無線種別検出部11cに
対して送信する。
【0022】このとき、例えば無線通信ユニット14a
がケーブル13aを介してインターフェース部12aに
接続されたときに、インターフェース部12aに接続さ
れた無線種別検出部11aは、通信切替部10の選択を
切り替え、制御部2との通信を可能とする。制御部2
は、通信切替部10が無線種別検出部11aに切り替え
られた旨を検出して、通信切替部10よりのデータを待
機する。こののち、無線通信ユニット14aがインター
フェース部12aを介して接続された無線種別検出部1
1aが、通信切替部10を介して性能データを制御部2
に送信すると、制御部2はこの性能データを受信する。
このようにして、順次、無線通信ユニット14b及び1
4cがそれぞれインターフェース部12b及び12cに
接続され、無線通信ユニット14b及び14cの性能デ
ータを制御部2が受信する。
【0023】制御部2は性能データを受信すると、メモ
リ部3に記憶させる。図3は、無線通信ユニット14
a,14b,14cがそれぞれインターフェース部12
a,12b,12cに接続されたのちのメモリ部3に記
憶された内容を示している。尚、図示しないが無線通信
ユニット14a〜14cより送信された受信感度もメモ
リ部3に記憶されている。
【0024】例えば、無線通信ユニット14aは、音声
通信のみ可能な端末で、料金は1分あたり「10円」,
音質は「PCM相当」すなわち64kbpsである旨がメモ
リ部3に記憶されている。無線通信ユニット14aはデ
ータ通信を行うことができないため、無線通信ユニット
14aはデータ通信を行うための性能データとなる「通
信料金」や「通信速度」を無線種別検出部11aに対し
て送信することはなく、したがって、制御部2に接続さ
れるメモリ部3には、データ通信時の性能データ、すな
わち「通信料金」及び「通信速度」のデータは記憶され
ない。また、サービスエリアも性能データとして無線種
別検出部11aに送信され、制御部2からメモリ部3に
サービスエリアの範囲「100%」が記憶される。
【0025】また、無線通信ユニット14bは、音声通
信及びデータ通信が可能な端末で、音声通信の料金は1
分あたり「3円」,音質は「ハーフレート相当」すなわ
ち5.6kbpsである旨がメモリ部3に記憶されている。
また、データ通信の料金は1パケットあたり「0.4
円」,通信速度は「9.6kbps」である旨が記憶されて
いる。また、サービスエリアも性能データとして無線種
別検出部11bに送信され、制御部2からメモリ部3に
サービスエリアの範囲「60%」が記憶される。
【0026】さらに、無線通信ユニット14cは、音声
通信及びデータ通信が可能な端末で、音声通信の料金は
1分あたり「5円」,音質は「フルレート相当」すなわ
ち11.2kbpsである旨がメモリ部3に記憶されてい
る。また、データ通信の料金は1パケットあたり「1
円」,通信速度は「384kbps」である旨が記憶されて
いる。また、サービスエリアも性能データとして無線種
別検出部11cに送信され、制御部2からメモリ部3に
サービスエリアの範囲「20%」が記憶される。尚、図
3中、ハッチングされた部分については、接続された無
線通信ユニット14a,14b,14cの性能データ中
で一番性能の高い(一番優先順位の高い)部分を示して
いる。一方、制御部2は、メモリ部3に記憶された図4
に一例を示すメインメニューを表示部5に表示させる
(ステップS3)。このとき、表示部5の上部には、メ
モリ部3に記憶されたそれぞれの無線通信ユニット14
a〜14cの受信感度を表わすアンテナ表示の本数とし
て指標が示されている。ここで、アンテナ表示の本数が
多いほど受信感度が良いことを表わしている。
【0027】ユーザにより操作部6の上下矢印キーが操
作されると、「電話」「電子メール」「通信設定」うち
何れかがアクティブになり、決定キーで選択されると、
制御部2は、ユーザにメインメニューの「電話」「電子
メール,ブラウザ」「通信設定」の何れかを選択させる
ことができる。
【0028】・「通信設定」が選択された場合 例えばここで「通信設定」がユーザにより選択されると
(ステップS4:通信設定)、制御部2は表示部5に対
して図5に一例を示す通信設定画面を表示させる。そし
てユーザにより通信設定モードが選択される(ステップ
S5)。すなわちユーザに「自動切替の料金優先」「自
動切替の通信速度・音質優先」「手動切替」「オプショ
ン」の何れかを選択させる。
【0029】そして再度、ステップS3に戻りメインメ
ニューを表示部5に表示させて、「通信設定」が選択さ
れなくなるまで、ステップS3からステップS5を繰り
返す。
【0030】・「電子メール,ブラウザ」が選択された
場合 ステップS4において、例えばメインメニューの「電子
メール,ブラウザ」が選択されると(ステップS4:通
信実行)、あらかじめメモリ部3に登録された電子メー
ルもしくはインターネット等による画像通信のアプリケ
ーションが実行され(ステップS6)、制御部2は、通
信要求があるか否かを判定する(ステップS7)。電子
メールの場合には、ユーザにより電子メールが送信アド
レスと対応して操作部6により書かれ、操作部6の送信
キーが押下されて電子メールを送信指示されると、制御
部2は通信要求ありと判定して(ステップS7:Ye
s)、設定された切替条件を判定する(ステップS
8)。また同時に表示部5に対してブラウザを表示して
画像通信指示がユーザにより成されると、ステップS7
において通信要求ありと判定して、ステップS8におい
て設定された切替条件を判定する。尚、ステップS7に
おいて通信要求がなければ、ステップS7が繰り返され
制御部2は通信要求があるまで待機する。尚以降、電子
メール通信がなされた場合につき説明する。
【0031】(I)切替条件が「手動」の場合 通信設定において「手動切替」が設定されていた場合に
は(ステップS8:手動)、制御部2は、図6に一例を
示すデータ通信選択画面を表示部5に表示させる。これ
は、メモリ部3に記憶されたデータ通信可能な無線通信
ユニット14b及び14c(図3参照)の性能データを
対応付けて、通信速度として「(B)9.6[kbps]
0.4円(1パケット)」「(C)384[kbps] 1円
(1パケット)」の何れかをユーザに選択させるように
表示させている。尚、ここで(B)と示したのは、無線
通信ユニット14bが契約されているB通信事業者を示
している。同様に(A)(B)(C)と示す場合には、
それぞれ無線通信ユニット14a,14b,14cが契
約されている各通信事業者A,B,Cを示している。
【0032】制御部2が表示部5に無線通信ユニット1
4b,14cの通信料金及び通信速度を同一画面で表示
させることにより、ユーザは、無線通信ユニット14b
を使用すると通信料金が1パケットあたり0.4円で通
信速度は9.6[kbps]であり、無線通信ユニット14c
を使用すると通信料金が1パケットあたり1円で通信速
度が384[kbps]であることを認識できる。ユーザによ
り、無線通信ユニット14b,14cの性能がどの程度
か確認された上で、通信速度及び通信料金の所望の性能
データが選択される(ステップS9)。
【0033】例えば、画像データが添付された電子メー
ルの通信を行うため通信速度の速い「(C)384[kbp
s] 1円(1パケット)」がユーザにより選択される
と、制御部2は、通信切替部10を切り替えて(ステッ
プS10)、C通信事業者の無線種別検出部11cと通
信可能とする。制御部2は、入力された電子メールを送
信アドレスに対して送信するために、無線種別検出部1
1c,無線通信ユニット14c,基地局15c及びC通
信網16cを介してサーバ17cと通信処理を行う(ス
テップS11)。サーバ17cは、入力された送信アド
レスに対して電子メールを送信する。制御部2は、電源
スイッチがオフされたか否かを判定し、オフされていな
ければステップS2に戻り上述の動作を繰り返す(ステ
ップS12)。
【0034】ステップS9において、図6に示す通信料
金「(B)9.6[kbps] 0.4円(1パケット)」が
ユーザにより選択されると、制御部2は、ステップS1
0において通信切替部10を切り替えて無線種別検出部
11bと通信可能とする。ステップS11において制御
部2は、入力された電子メールを送信アドレスに対して
送信するために、無線種別検出部11b,無線通信ユニ
ット14b,基地局15b及びB通信網16bを介して
サーバ17bと通信処理を行う。サーバ17bは、入力
された送信アドレスに対して電子メールを送信する。制
御部2は、ステップS12において電源スイッチがオフ
されたか否かを判定し、オフされていなければステップ
S2に戻り上述の動作を繰り返す。
【0035】尚、制御部2は、データ通信選択画面の他
の例として図7に示すように「料金優先」「通信速度優
先」を表示部5に表示させて、ユーザに選択させること
もできる。この場合、ステップS9において「料金優
先」が選択された場合には、(1パケットあたり無線通
信ユニット14bの通信料金0.4円)<(1パケット
あたり無線通信ユニット14cの通信料金1円)である
ため、制御部2は料金の安い無線通信ユニット14bを
選択するように処理を行う。制御部2は、ステップS1
0において通信切替部10を切り替えて無線種別検出部
11bと通信可能とする。ステップS11において制御
部2は、入力された電子メールを送信アドレスに対して
送信するために、無線種別検出部11b,無線通信ユニ
ット14b,基地局15b及びB通信網16bを介して
サーバ17bと通信を行う。サーバ17bは、入力され
た送信アドレスに対して電子メールを送信する。
【0036】一方ステップS9において「通信速度優
先」が選択された場合には、(無線通信ユニット14b
の通信速度9.6kbps)<(無線通信ユニット14cの
通信速度384kbps)であるため、制御部2は通信速度
の速い無線通信ユニット14cを選択するように処理を
行う。制御部2は、ステップS10において通信切替部
10を切り替えて無線種別検出部11cと通信可能とす
る。ステップS11において制御部2は、入力された電
子メールを送信アドレスに対して送信するために、無線
種別検出部11c,無線通信ユニット14c,基地局1
5c及びC通信網16cを介してサーバ17cと通信処
理を行う。サーバ17cは、入力された送信アドレスに
対して電子メールを送信する。制御部2は、ステップS
12において電源スイッチがオフとされたか否かを判定
し、オフとされていなければステップS2に戻り上述の
動作を繰り返す。
【0037】尚、図6に示すデータ通信選択画面におい
て、制御部2が表示部5に無線通信ユニット14a〜1
4cのアンテナ表示の本数及び通信速度を同一画面で表
示させることにより、ユーザは、無線通信ユニット14
a〜14cの受信感度が高いか否かをアンテナ表示の本
数を把握しながら、「手動」で選択することができるの
で、例えば、「通信速度の値」という第1の性能データ
と、「受信感度が高いor低い」という第2の性能データ
の指標とを比較しながら、通信する無線通信ユニットを
選択することができる。
【0038】(II)切替条件が「自動」の場合 ステップS8において、切替条件が「自動切替」であっ
た場合には(ステップS8:自動)、制御部2は、あら
かじめ登録された性能データの優先順位を判定する(ス
テップS13)。このとき「料金優先」で登録されてい
た場合には(ステップS13:料金)、制御部2は、
(1パケットあたり無線通信ユニット14bの通信料金
0.4円)<(1パケットあたり無線通信ユニット14
cの通信料金1円)であるため、料金の安さとして優先
順位の高い無線通信ユニット14bを選択するように処
理を行う。
【0039】このため制御部2は、通信切替部10を切
り替えて(ステップS14)、無線種別検出部11bと
通信可能とする。ステップS11において制御部2は、
入力された電子メールを送信アドレスに対して送信する
ために、無線種別検出部11b,無線通信ユニット14
b,基地局15b及びB通信網16bを介してサーバ1
7bと通信処理を行う。サーバ17bは、入力された送
信アドレスに対して電子メールを送信する。制御部2
は、ステップS15において電源スイッチがオフされた
か否かを判定し、オフされていなければステップS2に
戻り上述の動作を繰り返す。
【0040】また、「通信速度優先」で登録されていた
場合には(ステップS13:通信速度)、制御部2は、
(無線通信ユニット14bの通信速度9.6kbps)<
(無線通信ユニット14cの通信速度384kbps)であ
るため、通信速度の速さとして優先順位の高い無線通信
ユニット14cを選択するように処理を行う。このため
制御部2は、通信切替部10を切り替えて(ステップS
15)、無線種別検出部11cと通信可能とする。ステ
ップS11において制御部2は、入力された電子メール
を送信アドレスに対して送信するために、無線種別検出
部11c,無線通信ユニット14c,基地局15c及び
C通信網16cを介してサーバ17cと通信処理を行
う。サーバ17cは、入力された送信アドレスに対して
電子メールを送信する。制御部2は、ステップS12に
おいて電源スイッチがオフとされたか否かを判定し、オ
フとされていなければステップS2に戻り上述の動作を
繰り返す。
【0041】・「電話」が選択された場合 ステップS4において、メインメニューの「電話」が選
択されると、ステップS6において電話についてのアプ
リケーションが実行され、制御部2は、ステップS7に
おいて通信要求があるか否かを判定する。ユーザにより
操作部6の数字キーが押下されて電話番号が入力される
と、制御部2は通信要求ありと判定して(ステップS
7:Yes)、設定された切替条件を判定する(ステッ
プS8)。
【0042】(I)切替条件が「手動」の場合 通信設定において切替条件が「手動切替」として設定さ
れていた場合には(ステップS8:手動)、制御部2
は、図8に一例を示す音声通信選択画面を表示部5に表
示させる。これは、メモリ部3に記憶された音声通信可
能な無線通信ユニット14a,14b及び14c(図3
参照)の性能データを対応付けて表示させるものであ
る。
【0043】上述のデータ通信選択画面についての説明
と同様に、制御部2は音声の料金を表示部5にそのまま
表示させることもできるが、図8に示す指標を表示させ
ることも可能である。
【0044】すなわち、接続されている無線通信ユニッ
ト14a,14b,14cのうち、1分あたり(無線通
信ユニット14aで通信する料金10円)>(無線通信
ユニット14cで通信する料金5円)>(無線通信ユニ
ット14bで通信する料金3円)のように比較すること
から得られる音声の料金の指標として、制御部2は、A
通信事業者を「高い」、C通信事業者を「普通」、B通
信事業者を「安い」と判定して指標を表示部5に表示さ
せる。
【0045】制御部2は、音質の指標として、(無線通
信ユニット14aで通信する音質、PCM相当64kbp
s)>(無線通信ユニット14cで通信する音質、フル
レート相当11.2kbps)>(無線通信ユニット14b
で通信する音質、ハーフレート相当5.6kbps)のよう
に判定する。
【0046】すなわち、制御部2は、64kbpsで音声を
通信できるPCM相当の無線通信ユニット14aの音質
は「大変良い」と判定し、11.2kbpsで音声を通信で
きるフルレート相当の無線通信ユニット14cの音質は
「良い」と判定し、5.6kbpsで音声を通信できるハー
フレート相当の無線通信ユニット14bの音質は「普
通」と判定して、その内容を表示部5に表示させる。
【0047】料金と音質とを同一画面で表示すると、無
線通信ユニット14aで音声通信を行うと、料金は「高
い」けれども音質は「大変良い」、無線通信ユニット1
4cで音声通信を行うと料金は「普通」で音質は「良
い」、無線通信ユニット14bで音声通信を行うと料金
は「安い」、音質は「普通」、というようにユーザによ
り対比して判定される。これにより、使用可能な無線通
信ユニット14a〜14cの性能がどの程度のものか判
断ができなくても、ユーザにより指標を元に選択され
る。尚、上述したデータ通信選択画面における通信料金
や通信速度に対しても、同様に指標で表示させることが
できる。
【0048】尚、図8に示すデータ通信選択画面におい
て、制御部2が表示部5に無線通信ユニット14a〜1
4cのアンテナ表示の本数及び通信速度を同一画面で表
示させることにより、ユーザは、無線通信ユニット14
a〜14cの受信感度が高いか否かをアンテナ表示の本
数を把握しながら、「手動」で選択することができるの
で、例えば、「音質の大変良いor普通」という第1の性
能データの指標と、「受信感度が高いor低い」という第
2の性能データの指標とを比較しながら、すなわち複数
の性能データの指標から、通信する無線通信ユニットを
選択することができる。
【0049】ユーザにより、音声通信に際しての料金も
しくは音質の所望の指標が選択される(ステップS
9)。例えば、音質の指標「(A)大変良い 料金高
い」がユーザにより選択されると、制御部2は、通信切
替部10を切り替えて(ステップS10)、料金が「高
い」が音質の「大変良い」無線種別検出部11aと通信
可能とする。制御部2は、音声通信を行うために、無線
種別検出部11a,無線通信ユニット14a,基地局1
5a及びA通信網16aを介してサーバ17aと通信処
理を行う(ステップS11)。サーバ17aは、相手先
の電話番号との通信を行う。制御部2は、電源がオフと
されたか否かを判定し、オフとされていなければステッ
プS2に戻り上述の動作を繰り返す(ステップS1
2)。
【0050】尚、制御部2は、音声通信選択画面の他の
例として図9に示すように「料金優先」「音質優先」を
表示部5に表示させて、ユーザに選択させることもでき
る。この場合、ステップS9において「料金優先」が選
択された場合には、料金の「安い」無線通信ユニット1
4bを選択するように処理を行う。このため制御部2
は、ステップS10において通信切替部10を切り替え
て無線種別検出部11bと通信可能とする。ステップS
11において制御部2は、音声通信するために、無線種
別検出部11b,無線通信ユニット14b,基地局15
b及びB通信網16bを介してサーバ17bと通信を行
う。サーバ17bは、相手先の電話番号との通信を行
う。
【0051】一方ステップS9において「音質優先」が
選択された場合には、音質の「大変良い」無線通信ユニ
ット14aを選択する。このため制御部2は、ステップ
S10において通信切替部10を切り替えて無線種別検
出部11aと通信可能とする。ステップS11において
制御部2は、音声通信するために、無線種別検出部11
a,無線通信ユニット14a,基地局15a及びA通信
網16aを介してサーバ17aと通信処理を行う。サー
バ17aは、相手先の電話番号との通信を行う。制御部
2は、ステップS12において電源がオフとされたか否
かを判定し、オフとされていなければステップS2に戻
り上述の動作を繰り返す。
【0052】(II)切替条件が「自動」の場合 ステップS8において、通信設定として切替条件が「自
動切替」と設定されていた場合には(ステップS8:自
動)、制御部2は、あらかじめ登録された性能データの
優先順位を判定する(ステップS13)。このとき「料
金」優先で登録されていた場合には(ステップS13:
料金)、制御部2は、(1分あたり無線通信ユニット1
4bの料金3円)<(1分あたり無線通信ユニット14
cの料金5円)<(1分あたり無線通信ユニット14a
の料金10円)であるため、料金の安さの優先順位が一
番高い無線通信ユニット14bを選択するように処理を
行う。制御部2は、通信切替部10を切り替えて(ステ
ップS14)、無線種別検出部11bと通信可能とす
る。ステップS11において制御部2は、音声通信を行
うため、無線種別検出部11b,無線通信ユニット14
b,基地局15b及びB通信網16bを介してサーバ1
7bと通信処理を行う。サーバ17bは、相手先の電話
番号と通信を行う。制御部2は、ステップS12におい
て電源スイッチがオフとされたか否かを判定し、オフと
されていなければステップS2に戻り上述の動作を繰り
返す。
【0053】また、「音質優先」で登録されていた場合
には(ステップS13:音質)、制御部2は、(PCM
相当64[kbps])>(フルレート相当11.2[kbps])
>(ハーフレート相当5.6[kbps])であるため、音質
としての優先順位が一番高い無線通信ユニット14aを
選択するように処理を行う。制御部2は、通信切替部1
0を切り替えて(ステップS15)、無線種別検出部1
1aと通信可能とする。ステップS11において制御部
2は、音声通信を行うため、無線種別検出部11a,無
線通信ユニット14a,基地局15a及びA通信網16
aを介してサーバ17aと通信処理を行う。サーバ17
aは、相手先の電話番号との通信を行う。制御部2は、
ステップS12において電源がオフとされたか否かを判
定し、オフとされていなければステップS2に戻り上述
の動作を繰り返す。
【0054】尚、無線通信ユニット14a,14b,1
4cの何れか、例えばユーザにより無線通信ユニット1
4bに接続されたケーブル13bが、インターフェース
部12bより取り外されたとする。このとき無線種別検
出部11bは、送信要求を示す制御信号の送信に対する
応答がないため、性能データを受信することはない。無
線種別検出部11bは、通信切替部10の選択を切り替
え、制御部2との通信を可能とする。無線種別検出部1
1bは、無線通信ユニット14bの送信要求に対する応
答がない旨を制御部2に送信する。制御部2は、無線通
信ユニット14bに関するメモリ部3の内容(図3に示
す無線通信ユニット14bの内容)を消去する。
【0055】このような第1の実施の形態によれば、イ
ンターフェース部12a〜12cにそれぞれ無線通信ユ
ニット14a〜14cが接続されると、無線種別検出部
11a〜11cは、それぞれの無線通信ユニット14a
〜14cの性能を判別して音声料金,音質,データ通信
料金,データ通信速度,受信感度及びサービスエリアの
性能データを、通信切替部10を切り替えて制御部2に
出力する。また、制御部2は、メモリ部3に対してこの
性能データを複数の無線通信ユニット14a〜14cに
対応付けて記憶させる。制御部2は、あらかじめ設定さ
れた「自動切替の料金優先」「自動切替の通信速度・音
質優先」「手動切替」という切替条件から何れかの無線
通信ユニットを選択して、通信切替部10を切り替え
て、選択された無線通信ユニットから対応する基地局に
対して無線により通信する。基地局15a〜15cは、
それぞれの通信網16a〜16cを介してサーバ17a
〜17cと通信を行い、サーバ17a〜17cは、相手
先の電話番号との通信もしくは送信アドレスに対する電
子メールの送信等の処理を行う。これにより、ユーザが
無線通信ユニット14a〜14cを、音声通信,文字デ
ータの通信(電子メール),画像データの通信(電子メ
ール添付)等の使用目的に応じて使い分けることができ
る。
【0056】また、複数の無線通信ユニットを無線通信
ユニット接続部に接続可能、すなわち、着脱可能に構成
されているので、ユーザは、所有の無線通信ユニット1
4a〜14cをそれぞれインターフェース部12a〜1
2dに接続して用いたり、無線通信ユニット14a〜1
4cをインターフェース部12a〜12dから取り外し
て他の用途で使用することも可能である。
【0057】また、あらかじめ登録された性能データの
切替条件として「自動切替の料金優先」もしくは「自動
切替の通信速度・音質優先」が設定されているときに、
制御部2は、性能データの優先順位の一番高い無線通信
ユニットを選択して通信を行う。すなわち、音声通信の
「料金優先」であれば「1分あたり3円」である無線通
信ユニット14b、音声通信の「音質優先」であれば
「PCM相当」である無線通信ユニット14a、データ
通信の「通信料金優先」であれば「1パケットあたり
0.4円」である無線通信ユニット14b、データ通信
の「通信速度優先」であれば「384[kbps]」である無
線通信ユニット14cを選択して通信を行う。これによ
り、ユーザにより性能データの優先順位があらかじめ登
録されることで、所望の性能データを備えた無線通信ユ
ニットを選択して、この無線通信ユニットは基地局に対
して無線により通信する。これにより、ユーザは使用時
に慌てることなく使用目的に応じて無線通信ユニットを
使い分けることができる。
【0058】また、切替条件として通信設定モード選択
時において、「手動切替」であるとあらかじめ設定され
ているときに、制御部2は、データ通信時及び音声通信
時に、その通信が可能と判定されている無線通信ユニッ
ト14a〜14cのメモリ部3に記憶された性能データ
を表示部5に表示させて、ユーザにより操作部6から当
該性能データが選択される。制御部2は、操作部6から
選択された性能データに対応した無線通信ユニットを選
択して、この無線通信ユニットは基地局と通信する。こ
の基地局は、それぞれの通信網を介してサーバと通信を
行い、サーバは、相手先の電話番号との通信もしくは送
信アドレスに対する電子メールの送信等の処理を行う。
これにより、ユーザは、使用可能な無線通信ユニット1
4a〜14cの性能がどの程度か確認して選択すること
ができるので、ユーザにとって利便性を向上させること
ができる。
【0059】また、「手動選択」するとあらかじめ設定
されている場合には、ユーザに対して、第1の性能デー
タと、第2の性能データの指標とを比較しながら、通信
する無線通信ユニットを選択させることができる。性能
データと指標とで、ユーザは無線通信ユニットを選択す
ることができるため、ユーザにとって利便性を向上させ
ることができる。
【0060】また、切替条件が通信設定モード選択時に
「手動切替」であるとあらかじめ設定されているとき
に、制御部2は、例えば音声通信時に、メモリ部3に記
憶された性能データの指標「大変良い」「良い」「高
い」「安い」「普通」を表示部5に表示させる。ユーザ
により操作部6から当該指標が選択される。制御部2
は、操作部6から入力された指標に対応した無線通信ユ
ニットを選択して、この無線通信ユニットは基地局と通
信する。基地局は、それぞれの通信網を介してサーバと
通信を行い、サーバは、相手先の電話番号との通信もし
くは送信アドレスに対する電子メールの送信等の処理を
行う。これにより、ユーザは、使用可能な無線通信ユニ
ット14a〜14cの性能がどの程度のものか判断がで
きなくても、指標を元に選択することができるので、ユ
ーザにとって利便性を向上させることができる。
【0061】また、「手動選択」する場合には、第1の
性能データの指標と、第2の性能データの指標とを比較
しながら、通信する無線通信ユニットを選択することが
できる。複数の指標を元に、ユーザは無線通信ユニット
を選択することができるため、ユーザにとって利便性を
向上させることができる。
【0062】尚、上記実施の形態においては、次のよう
にすることもできる。すなわち、3つの無線端末14
a,14b,14cが接続されている場合に、上記した
実施の形態における音質については、無線通信ユニット
14aが「PCM相当」、無線通信ユニット14cが
「フルレート相当」であったが、無線通信ユニット14
cの音質が「PCM相当」である場合について図10を
参照して説明を行う。
【0063】図2に示すステップS2の処理を行う以前
において、無線通信ユニット14a,14b,14cの
何れか、例えばユーザにより無線通信ユニット14bに
接続されたケーブル13bが、インターフェース部12
bより取り外されたとする。このとき無線種別検出部1
1bは、送信要求を示す制御信号の送信に対する応答が
ないため、性能データを受信することはない。無線種別
検出部11bは、通信切替部10の選択を切り替え、制
御部2との通信を可能とする。無線種別検出部11b
は、無線通信ユニット14bの送信要求に対する応答が
ない旨を制御部2に送信する。制御部2は、無線通信ユ
ニット14bに関するメモリ部3の内容(図3に示す無
線通信ユニット14bの内容)を消去する。
【0064】無線通信ユニット14bのケーブル13b
がインターフェース部12bより取り外された後に、ス
テップS3においてメインメニューの「通信設定」が選
択され、ステップS5において通信設定する場合、制御
部2の制御信号より表示部5には図5に示す内容が表示
される(ただし、無線通信ユニット14bについての受
信感度表示については消去される)。このとき、ユーザ
の操作部6の操作により「オプション」が選択される
と、制御部2は、図10にその一例を示すオプション画
面を表示部5に表示させる。これは、前述した各通信事
業者A,Cの国内におけるサービスエリアの割合からそ
の指標を示したものであり、制御部2は、サービスエリ
ア「100%」程度のA通信事業者であれば高速移動時
にも対応できる旨を判断して、A通信事業者については
「高速移動モード」と表示する。また、制御部2は、サ
ービスエリア「20%」程度のC通信事業者であれば高
速移動時には対応できないという旨を判断して、C通信
事業者については「歩行/低速移動モード」と表示す
る。C通信事業者については「歩行/低速移動モード」
である旨を示している。
【0065】例えば、この場合、ユーザにより「高速移
動モード」に対応できるA通信事業者が選択されている
とする。また、ユーザにより、ステップS5における通
信設定モードにおいて「自動切替の通信速度・音質優
先」が選択されているか、もしくは手動切替が選択され
て、音声通信選択時に「音質優先」が選択されたとす
る。すなわち、制御部2は、音質優先であることを認識
すると、メモリ部3の内容を参照して、無線通信ユニッ
ト14aのとき「PCM相当」であり、無線通信ユニッ
ト14cのときも「PCM相当」であることを認識す
る。
【0066】このとき、制御部2は、ステップS15に
おいて音質の良い無線通信ユニットに切り替えることが
できないが、オプションのサービスエリアから、「無線
通信ユニット14aの高速移動モード」が選択されてい
るため、制御部2は、無線通信ユニット14aにより通
信を行うように通信切替部10を切り替えて通信処理を
行う。
【0067】これにより、音声通信時に第1番目の優先
順位となる「音質優先」が設定されており、同一の「音
質」の無線通信ユニット14a,14cが接続されてい
たとしても、第2番目の優先順位となるオプション「サ
ービスエリア」が選択されており、この第2番目の優先
順位から無線通信ユニット14aを選択してサーバ17
aと通信することができる。すなわち、第1番目の優先
順位(この場合、音質「PCM相当」)が合致する場
合、第2番目の優先順位(この場合、サービスエリア)
から設定させることができる。これにより、優先順位を
複数段階に分けて、無線通信ユニット14a,14cを
選択して通信することができる。
【0068】(第2の実施の形態)図11は、本発明の
第2の実施の形態を示すもので、第1の実施の形態と異
なるところは、無線通信装置20内に第1の実施の形態
における無線通信ユニット14a〜14cを一体に設け
て、インターフェース部12a〜12d及び無線種別検
出部11dを削除した構成としたところである。第1の
実施の形態と同一部分には同一符号を付してその説明を
省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。
【0069】電源回路4は、内蔵する電池4aにより直
流電圧を生成して、無線通信装置20の各構成要素に供
給するように構成されている。
【0070】3つの無線種別検出部11a〜11cは同
一構成であり、それぞれが通信切替部10に接続される
と共に、無線通信ユニット14a〜14cにそれぞれ接
続されている。
【0071】無線通信ユニット14a〜14cは、それ
ぞれに付属のアンテナ14A〜14Cを介して各通信事
業者の基地局15a〜15cとの通信時において受信感
度を示すデータを内蔵のメモリに記憶し、無線種別検出
部11a〜11cに出力可能になっており、また、無線
通信ユニット14a〜14cは、無線によりそれぞれ接
続された基地局15a〜15c及び各通信事業者独自の
通信網16a〜16cを介して接続された各通信事業者
のサーバ17a〜17cとの通信により得られる音声通
信料金及びパケット通信料金を性能データとして内蔵の
メモリに記憶している。また、無線通信ユニット14a
〜14cは、それぞれの無線通信ユニット14a〜14
cの使用する音声コーデック用ICチップ等から決定さ
れる音質の性能データを内蔵のメモリに記憶しており、
さらに、データ通信速度の最大値及び通信事業者のサー
ビスエリア範囲を性能データとして内蔵のメモリに記憶
している。
【0072】このようにして、無線通信ユニット14a
〜14cとして無線通信装置20に一体に設けて、イン
ターフェース部12a〜12dを削除した構成とするこ
ともできる。
【0073】第2の実施の形態によれば、無線通信ユニ
ット14a〜14cを無線通信装置に一体に設けること
で、無線通信ユニット14a〜14cを無線通信装置2
0から着脱できないものの、第1の実施形態におけるイ
ンターフェース部12a〜12dを削除しながら、第1
の実施の形態と同様の作用効果が得られる。
【0074】(他の実施の形態)本発明は上述した実施
の形態に限定されず、以下に示す拡張が可能である。第
1の実施の形態において、無線種別検出部11a〜11
d及びインターフェース部12a〜12dは4つ存在す
るとして示したが、5つ以上の無線種別検出部及びイン
ターフェース部を設けて構成することも可能である。し
たがって、3つの無線端末14a〜14cで説明を行っ
たが、当然4以上の無線通信ユニットが接続されても検
出は可能である。
【0075】第1の実施の形態において、無線通信ユニ
ット14a〜14cとインターフェース部12a〜12
cとをそれぞれ接続するためのケーブル13a〜13c
を用いて説明を行ったが、無線通信ユニット14a〜1
4cにコネクタ部をそれぞれ設けて直接インターフェー
ス部12a〜12cに接続可能な構成を採用しても良
い。
【0076】無線通信ユニット14a〜14cが無線種
別検出部11a〜11cにそれぞれ送信する性能データ
としては、無線通信ユニット14a〜14cの内蔵のメ
モリに記憶されているデータ通信時の通信料金,データ
通信速度,通信事業者のサービスエリア範囲などがあ
る。
【0077】また、ユーザは直接所望の料金,音質,も
しくは通信速度等の通信接続条件を数字キー、決定キー
を使用して操作部6により入力可能に構成することも可
能である。具体的には、ユーザが音声通信を行いたい場
合に、1分あたりの料金を「2」円と入力する。この場
合、制御部2は、ユーザ所望の料金「2」円に近い料金
をメモリ部3より探し出して無線端末14bを選択する
ように処理を行う。制御部2は、無線種別検出部11b
を選択して、その無線種別検出部11bに電気的に接続
された無線通信ユニット14bを介して基地局15b及
びサーバ17bと通信を行う。尚、ユーザにより入力さ
れた通信接続条件が性能データに相応しない場合には、
通信接続条件を満たすものがない旨を通知するように構
成することも可能である。これにより、ユーザ所望の料
金に近い料金で通信できるため、ユーザにとって利便性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す電気的構成図
【図2】無線通信装置の処理動作を示すフローチャート
【図3】メモリ部に記憶された内容を示す無線端末と性
能データとの対応図
【図4】表示部に表示されるメインメニューの一例を示
す図
【図5】通信設定画面の一例を示す図
【図6】データ通信選択画面の一例を示す図
【図7】データ通信選択画面の他の例を示す図
【図8】音声通信選択画面の一例を示す図
【図9】音声通信選択画面の他の例を示す図
【図10】オプション画面の一例を表わす図
【図11】本発明の第2の実施の形態を示す図1相当図
【符号の説明】
1,20は無線通信装置、2は制御部(選択手段)、3
はメモリ部(記憶手段)、5は表示部(表示手段)、6
は操作部(入力手段)、11a〜11dは無線種別検出
部(性能判別手段)、14a〜14cは無線通信ユニッ
ト(無線端末)、15a〜15cは基地局である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局に対して無線により通信する複数
    の無線端末を接続可能な無線端末接続部と、 この無線端末接続部を介して接続される前記複数の無線
    端末の性能を判別して当該性能データを出力する性能判
    別手段と、 この性能判別手段の性能データを前記複数の無線端末に
    対応づけてそれぞれ記憶する記憶手段と、 あらかじめ設定された切替条件により前記無線端末を選
    択する選択手段とを備えたことを特徴とする無線通信装
    置。
  2. 【請求項2】 基地局に対して無線により通信する複数
    の無線端末と、 これらの無線端末の性能を判別して当該性能データを出
    力する性能判別手段と、 この性能判別手段の性能データを前記複数の無線端末に
    対応づけてそれぞれ記憶する記憶手段と、 あらかじめ設定された切替条件により前記無線端末を選
    択する選択手段とを備えたことを特徴とする無線通信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は、前記設定された切替条
    件が自動のときに、あらかじめ登録された前記性能デー
    タの優先順位で前記無線端末を選択することを特徴とす
    る請求項1または2記載の無線通信装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段の性能データを表示する表
    示手段と、 所望の前記性能データを選択する入力手段とを備え、 前記設定された切替条件が手動のときに、前記選択手段
    は、前記入力手段から選択された性能データに対応した
    前記無線端末を選択することを特徴とする請求項1また
    は2記載の無線通信装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段の性能データの指標を表示
    する表示手段と、 所望の前記指標を選択する入力手段とを備え、 前記設定された切替条件が手動のときに、前記選択手段
    は、前記入力手段から選択された指標に対応した前記無
    線端末を選択することを特徴とする請求項1または2記
    載の無線通信装置。
  6. 【請求項6】 無線通信装置の制御部に、請求項1ない
    し5の何れかに記載の性能判別手段の機能、前記記憶手
    段への記憶処理の機能、および前記選択手段の機能を実
    行させるための無線通信装置のプログラム。
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