JP2002271016A - 再ハンダ装置および旧ハンダ除去装置ならびに再ハンダ方法および旧ハンダ除去方法 - Google Patents

再ハンダ装置および旧ハンダ除去装置ならびに再ハンダ方法および旧ハンダ除去方法

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JP2002271016A
JP2002271016A JP2001073000A JP2001073000A JP2002271016A JP 2002271016 A JP2002271016 A JP 2002271016A JP 2001073000 A JP2001073000 A JP 2001073000A JP 2001073000 A JP2001073000 A JP 2001073000A JP 2002271016 A JP2002271016 A JP 2002271016A
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JP
Japan
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soldering
nozzle
solder
substrate
soldering iron
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Application number
JP2001073000A
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English (en)
Inventor
Takanori Kamimura
恭徳 上村
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動的に正確且つ速やかに古いハンダを
吸い取り、新しいハンダ付けを行うこと。 【解決手段】 基板Bの裏面に突出するリードピンBb
先端部の両側の斜め上方から加熱した吸引ノズル20お
よびハンダゴテ34の先端部を同時に接近させて前記ハ
ンダ付部分Bcに接触させて加熱し、前記加熱した吸引
ノズル20およびハンダゴテ34の先端部を前記ハンダ
付部分Bcに接触させた状態で前記ハンダ付部分Bcに
溶融補助用のハンダ35を供給し、ハンダ付部分Bcの
溶融ハンダを前記吸引ノズル20で吸い取り、リードピ
ンBb先端部と前記基板B裏面の導電部材Baとを新ハ
ンダ35によりにハンダ付けする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンダ付け部分が
ある基板(ハンダ付基板)を一度使用した後、前記基板
を回収して再使用する際に、基板上の古いハンダを自動
的に除去してから、新しく再ハンダする再ハンダ装置お
よび方法、ならびに古いハンダを自動的に除去する旧ハ
ンダ除去装置および方法に関する。本発明は部品やリー
ドピン等をハンダ付けしたハンダ付基板(例えば、プリ
ント基板等)を再利用する際に使用できる。
【0002】
【従来の技術】従来、新しい基板に自動的にハンダ付作
業を行う自動ハンダ付装置は知られている。また従来、
一度使用したハンダ付基板を回収して再使用するため再
ハンダを行うことも行われている。そして、従来の再ハ
ンダ作業は、ハンダ吸い取り機を用いて手作業で古いハ
ンダを吸い取り、次にハンダゴテによりハンダ付けを行
っていた。このように、従来の再ハンダ作業は手動で行
われており、自動化されていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来は、
再ハンダ装置は使用されていない。この理由は明らかで
はないが、1つの基板に対して再ハンダまたは古いハン
ダの除去を数多く行うという考えが無かったことが、従
来、再ハンダ装置の研究、試作、実験等を実際に行った
者がいなかった理由の1つと考えられる。本発明者は、
再ハンダ装置の研究、試作、実験等を行って、従来の自
動ハンダ作業と同様の正確さで自動再ハンダ作業(古い
ハンダを吸い取って、新しいハンダ付けを行う作業)を
行うことができる再ハンダ装置の開発に成功した。
【0004】前記事情に鑑み、本発明は次の記載内容
(O01)〜(O03)を技術的課題とする。 (O01)自動的に正確且つ速やかに古いハンダを吸い取
り、新しいハンダ付けを行うこと。 (O02)自動的に正確且つ速やかに古いハンダを吸い取
ること。 (O03)基板のリードピンに対してハンダ付作業を行う
際の基板支持部材およびノズル・コテ支持部材の座標で
ある正確なピン座標を容易に記憶させること。
【0005】
【課題を解決するための手段】(本発明)本発明の説明
において本発明の要素には、後述の実施の形態の要素と
の対応を容易にするため、実施の形態の要素の符号をカ
ッコで囲んだものを付記する。なお、本発明を後述の実
施の形態の符号と対応させて説明する理由は、本発明の
理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施の形
態に限定するためではない。
【0006】(第1発明)第1発明の再ハンダ装置は次
の構成要件(A01)〜(A011)を備えたことを特徴と
する。 (A01)基板(B)裏面に設けた導電部材(Ba)と前
記導電部材(Ba)を貫通して突出したリードピン(B
b)先端部とがハンダ付けされている複数のハンダ付部
分(Bc)を有するハンダ付基板(B)を前記基板
(B)裏面が上面となる状態で支持する基板支持部材
(3)、(A02)前記基板(B)裏面に対向して配置さ
れるとともにノズル用ガイド部材(12)およびハンダ
ゴテ用ガイド部材(13)を支持するノズル・コテ支持
部材(11)、(A03)前記ノズル用ガイド部材(1
2)により前記基板(B)裏面に対して斜め上方から移
動可能に支持され且つ吸引ノズル(20)を支持するノ
ズル支持部材(19)、(A04)前記ノズル支持部材
(19)を前記吸引ノズル(20)が前記ハンダ付部分
(Bc)に接触するノズル作動位置と前記ハンダ付部分
(Bc)から離れた待機位置との間で移動させるノズル
移動装置(D1+M1+16〜19)、(A05)前記吸
引ノズル(20)を加熱するノズル加熱装置(Dn+2
2)、(A06)前記吸引ノズル(20)の先端から溶融
ハンダおよび気体を吸引するノズル吸引装置(Dv+V
+T)、(A07)前記ハンダゴテ用ガイド部材(13)
により前記基板(B)裏面に対して斜め上方から移動可
能に支持され且つハンダゴテ(34)を支持するハンダ
ゴテ支持部材(33)、(A08)前記ハンダゴテ支持部
材(33)を前記ハンダゴテ(34)が前記ハンダ付部
分(Bc)に接触するハンダゴテ作動位置と前記ハンダ
付部分(Bc)から離れた待機位置との間で移動させる
ハンダゴテ移動装置(D2+M2+31〜33)、(A
09)前記ハンダゴテ(34)を加熱するハンダゴテ加熱
装置(Dk+41)、(A010)前記吸引ノズル(2
0)およびハンダゴテ(34)が前記基板(B)裏面に
上方から接近したときにそれらの先端部が前記ハンダ付
部分(Bc)の1つに前記リードピン(Bb)先端部の
両側から接触可能なハンダ付作業位置に、前記基板支持
部材(3)およびノズル・コテ支持部材(11)を相対
的に移動させる作業位置移動装置(Dy+My+Ty+
Dx+Mx+Tx)、(A011)前記ハンダ付部分(B
c)を加熱するハンダゴテ(34)に新ハンダ(35)
を供給する新ハンダ供給装置(D3+M3+36〜3
9)。
【0007】(第1発明の作用)前記構成を備えた再ハ
ンダ装置では、基板支持部材(3)は、基板(B)裏面
に設けた導電部材(Ba)と前記導電部材(Ba)を貫
通して突出したリードピン(Bb)先端部とがハンダ付
けされている複数のハンダ付部分(Bc)を有するハン
ダ付基板(B)を前記基板(B)裏面が上面となる状態
で支持する。前記基板(B)裏面に対向して配置された
ノズル・コテ支持部材(11)は、ノズル用ガイド部材
(12)およびハンダゴテ用ガイド部材(13)を支持
する。前記ノズル用ガイド部材(12)により前記基板
(B)裏面に対して斜め上方から移動可能に支持された
ノズル支持部材(19)は、吸引ノズル(20)を支持
する。前記ハンダゴテ用ガイド部材(13)により前記
基板(B)裏面に対して斜め上方から移動可能に支持さ
れたハンダゴテ支持部材(33)はハンダゴテ(34)
を支持する。作業位置移動装置(Dy+My+Ty+D
x+Mx+Tx)は、前記吸引ノズル(20)およびハ
ンダゴテ(34)が前記基板(B)裏面に接近したとき
にそれらの先端部が前記ハンダ付部分(Bc)の1つに
前記リードピン(Bb)先端部の両側から接触可能なハ
ンダ付作業位置に、前記基板支持部材(3)およびノズ
ル・コテ支持部材(11)を相対的に移動させる。ノズ
ル移動装置(D1+M1+16〜19)は、前記ノズル
支持部材(19)を前記吸引ノズル(20)が前記ハン
ダ付部分(Bc)に接触するノズル作動位置と前記ハン
ダ付部分(Bc)から離れた待機位置との間で移動させ
る。ハンダゴテ移動装置(D2+M2+31〜33)
は、前記ハンダゴテ(34)を前記ハンダゴテ(34)
が前記ハンダ付部分(Bc)に接触するハンダゴテ作動
位置と前記ハンダ付部分(Bc)から離れた待機位置と
の間で移動させる。したがって、ノズル加熱装置(Dn
+22)により加熱した吸引ノズル(20)およびハン
ダゴテ加熱装置(Dk+41)により加熱したハンダゴ
テ(34)をハンダ付部分(Bc)に同時に接触させる
ことにより、前記ハンダ付部分(Bc)に付いている旧
ハンダを急速に加熱することができる。また、前記ハン
ダ付部分(Bc)を急速に加熱した状態で、新ハンダ供
給装置(D3+M3+36〜39)により前記ハンダ付
部分(Bc)を加熱するハンダゴテ(34)に新ハンダ
(35)を供給すると、溶融し易い新ハンダ(35)の
溶融に伴って旧ハンダが溶融し易くなる。このため、旧
ハンダを短時間で確実に溶融させることができる。ノズ
ル吸引装置(Dv+V+T)により、前記吸引ノズル
(20)の先端から溶融ハンダおよび気体を吸引するこ
とにより、前記旧ハンダを容易に且つ短時間に除去する
ことができる。前記旧ハンダが除去されたハンダ付部分
(Bc)をハンダゴテ(34)により加熱し、新ハンダ
供給装置(D3+M3+36〜39)により前記ハンダ
ゴテ(34)に新ハンダ(35)を供給することにより
再ハンダを行うことができる。
【0008】(第2発明)第2発明の旧ハンダ除去装置
は次の構成要件(A01)〜(A010)を備えたことを特
徴とする。 (A01)基板(B)裏面に設けた導電部材(Ba)と前
記導電部材(Ba)を貫通して突出したリードピン(B
b)先端部とがハンダ付けされている複数のハンダ付部
分(Bc)を有するハンダ付基板(B)を前記基板
(B)裏面が上面となる状態で支持する基板支持部材
(3)、(A02)前記基板(B)裏面に対向して配置さ
れるとともにノズル用ガイド部材(12)およびハンダ
ゴテ用ガイド部材(13)を支持するノズル・コテ支持
部材(11)、(A03)前記ノズル用ガイド部材(1
2)により前記基板(B)裏面に対して斜め上方から移
動可能に支持され且つ吸引ノズル(20)を支持するノ
ズル支持部材(19)、(A04)前記ノズル支持部材
(19)を前記吸引ノズル(20)が前記ハンダ付部分
(Bc)に接触するノズル作動位置と前記ハンダ付部分
(Bc)から離れた待機位置との間で移動させるノズル
移動装置(D1+M1+16〜19)、(A05)前記吸
引ノズル(20)を加熱するノズル加熱装置(Dn+2
2)、(A06)前記吸引ノズル(20)の先端から溶融
ハンダおよび気体を吸引するノズル吸引装置(Dv+V
+T)、(A07)前記ハンダゴテ用ガイド部材(13)
により前記基板(B)裏面に対して斜め上方から移動可
能に支持され且つハンダゴテ(34)を支持するハンダ
ゴテ支持部材(33)、(A08)前記ハンダゴテ支持部
材(33)を前記ハンダゴテ(34)が前記ハンダ付部
分(Bc)に接触するハンダゴテ作動位置と前記ハンダ
付部分(Bc)から離れた待機位置との間で移動させる
ハンダゴテ移動装置(D2+M2+31〜33)、(A
09)前記ハンダゴテ(34)を加熱するハンダゴテ加熱
装置(Dk+41)、(A010)前記吸引ノズル(2
0)およびハンダゴテ(34)が前記基板(B)裏面に
上方から接近したときにそれらの先端部が前記ハンダ付
部分(Bc)の1つに前記リードピン(Bb)先端部の
両側から接触可能なハンダ付作業位置に、前記基板支持
部材(3)およびノズル・コテ支持部材(11)を相対
的に移動させる作業位置移動装置(Dy+My+Ty+
Dx+Mx+Tx)、
【0009】(第2発明の作用)前記構成を備えた第2
発明の旧ハンダ除去装置では、基板支持部材(3)は、
基板(B)裏面に設けた導電部材(Ba)と前記導電部
材(Ba)を貫通して突出したリードピン(Bb)先端
部とがハンダ付けされている複数のハンダ付部分(B
c)を有するハンダ付基板(B)を前記基板(B)裏面
が上面となる状態で支持する。前記基板(B)裏面に対
向して配置されたノズル・コテ支持部材(11)は、ノ
ズル用ガイド部材(12)およびハンダゴテ用ガイド部
材(13)を支持する。前記ノズル用ガイド部材(1
2)により前記基板(B)裏面に対して斜め上方から移
動可能に支持されたノズル支持部材(19)は、吸引ノ
ズル(20)を支持する。前記ハンダゴテ用ガイド部材
(13)により前記基板(B)裏面に対して斜め上方か
ら移動可能に支持されたハンダゴテ支持部材(33)は
ハンダゴテ(34)を支持する。作業位置移動装置(D
y+My+Ty+Dx+Mx+Tx)は、前記吸引ノズ
ル(20)およびハンダゴテ(34)が前記基板(B)
裏面に接近したときにそれらの先端部が前記ハンダ付部
分(Bc)の1つに前記リードピン(Bb)先端部の両
側から接触可能なハンダ付作業位置に、前記基板支持部
材(3)およびノズル・コテ支持部材(11)を相対的
に移動させる。ノズル移動装置(D1+M1+16〜1
9)は、前記ノズル支持部材(19)を前記吸引ノズル
(20)が前記ハンダ付部分(Bc)に接触するノズル
作動位置と前記ハンダ付部分(Bc)から離れた待機位
置との間で移動させる。ハンダゴテ移動装置(D2+M
2+31〜33)は、前記ハンダゴテ(34)を前記ハ
ンダゴテ(34)が前記ハンダ付部分(Bc)に接触す
るハンダゴテ作動位置と前記ハンダ付部分(Bc)から
離れた待機位置との間で移動させる。したがって、ノズ
ル加熱装置(Dn+22)により加熱した吸引ノズル
(20)およびハンダゴテ加熱装置(Dk+41)によ
り加熱したハンダゴテ(34)をハンダ付部分(Bc)
に同時に接触させることにより、前記ハンダ付部分(B
c)に付いている旧ハンダを急速に加熱して短時間で溶
融させることができる。ノズル吸引装置(Dv+V+
T)により、前記吸引ノズル(20)の先端から溶融ハ
ンダおよび気体を吸引することにより、前記旧ハンダを
容易にに且つ短時間に除去することができる。
【0010】(第3発明)前記課題を解決するために、
第3発明の再ハンダ方法は、次の工程を順次実行するこ
とを特徴とする。 (C01)基板(B)裏面に設けた導電部材(Ba)と前
記導電部材(Ba)を貫通して突出したリードピン(B
b)先端部とがハンダ付けされている複数のハンダ付部
分(Bc)を有するハンダ付基板(B)を前記基板
(B)裏面が上面となる状態で基板支持部材(3)上に
支持するとともに、前記基板(B)裏面に対向して配置
された吸引ノズル(20)およびハンダゴテ(34)を
ノズル・コテ支持部材(11)により前記基板(B)裏
面に対して斜め上方から接近および離隔可能に支持し、
前記基板支持部材(3)とノズル・コテ支持部材(1
1)とを相対的に移動させて、前記吸引ノズル(20)
およびハンダゴテ(34)を前記基板(B)裏面に接近
させたときにそれらの先端部が前記リードピン(Bb)
先端部の両側からハンダ付部分(Bc)に接触可能なハ
ンダ付作業位置に停止させるハンダ付部分位置決め工
程、(C02)前記リードピン(Bb)先端部の両側の斜
め上方から加熱した吸引ノズル(20)およびハンダゴ
テ(34)の先端部を同時に接近させて前記ハンダ付部
分(Bc)に接触させて加熱する接触加熱工程、(C0
3)前記加熱した吸引ノズル(20)およびハンダゴテ
(34)の先端部を前記ハンダ付部分(Bc)に接触さ
せた状態で前記ハンダ付部分(Bc)に溶融補助用のハ
ンダを供給する溶融補助ハンダ供給工程、(C04)前記
ハンダ付部分(Bc)の溶融ハンダを前記吸引ノズル
(20)で吸い取る吸引工程、(C05)前記リードピン
(Bb)先端部と前記基板(B)裏面の導電部材(B
a)とを新ハンダ(35)によりにハンダ付けする再ハ
ンダ付け工程。
【0011】(第3発明の作用)前記構成を備えた第3
発明の再ハンダ方法では、ハンダ付部分位置決め工程に
おいて、基板(B)裏面に設けた導電部材(Ba)と前
記導電部材(Ba)を貫通して突出したリードピン(B
b)先端部とがハンダ付けされている複数のハンダ付部
分(Bc)を有するハンダ付基板(B)を前記基板
(B)裏面が上面となる状態で基板支持部材(3)上に
支持するとともに、前記基板(B)裏面に対向して配置
された吸引ノズル(20)およびハンダゴテ(34)を
ノズル・コテ支持部材(11)により前記基板(B)裏
面に対して斜め上方から接近および離隔可能に支持し、
前記基板支持部材(3)とノズル・コテ支持部材(1
1)とを相対的に移動させて、前記吸引ノズル(20)
およびハンダゴテ(34)を前記基板(B)裏面に接近
させたときにそれらの先端部が前記リードピン(Bb)
先端部の両側からハンダ付部分(Bc)に接触可能なハ
ンダ付作業位置に停止させる。接触加熱工程において、
前記リードピン(Bb)先端部の両側の斜め上方から加
熱した吸引ノズル(20)およびハンダゴテ(34)の
先端部を接近させて前記ハンダ付部分(Bc)に接触さ
せて加熱する。溶融補助ハンダ供給工程において、前記
加熱した吸引ノズル(20)およびハンダゴテ(34)
の先端部を前記ハンダ付部分(Bc)に接触させた状態
で前記ハンダ付部分(Bc)に溶融補助用のハンダを供
給する。吸引工程において、前記ハンダ付部分(Bc)
の溶融ハンダを前記吸引ノズル(20)で吸い取る。再
ハンダ付け工程において、前記リードピン(Bb)先端
部と前記基板(B)裏面の導電部材(Ba)とを新ハン
ダ(35)によりにハンダ付けする。
【0012】(第4発明)前記課題を解決するために、
第4発明の旧ハンダ除去方法は、次の工程を順次実行す
ることを特徴とする。 (C01)基板(B)裏面に設けた導電部材(Ba)と前
記導電部材(Ba)を貫通して突出したリードピン(B
b)先端部とがハンダ付けされている複数のハンダ付部
分(Bc)を有するハンダ付基板(B)を前記基板
(B)裏面が上面となる状態で基板支持部材(3)上に
支持するとともに、前記基板(B)裏面に対向して配置
された吸引ノズル(20)およびハンダゴテ(34)を
ノズル・コテ支持部材(11)により前記基板(B)裏
面に対して斜め上方から接近および離隔可能に支持し、
前記基板支持部材(3)とノズル・コテ支持部材(1
1)とを相対的に移動させて、前記吸引ノズル(20)
およびハンダゴテ(34)を前記基板(B)裏面に接近
させたときにそれらの先端部が前記リードピン(Bb)
先端部の両側からハンダ付部分(Bc)に接触可能なハ
ンダ付作業位置に停止させるハンダ付部分位置決め工
程、(C02)前記リードピン(Bb)先端部の両側の斜
め上方から加熱した吸引ノズル(20)およびハンダゴ
テ(34)の先端部を同時に接近させて前記ハンダ付部
分(Bc)に接触させて加熱する接触加熱工程、(C0
4)前記ハンダ付部分(Bc)の溶融ハンダを前記吸引
ノズル(20)で吸い取る吸引工程。
【0013】(第4発明の作用)前記構成を備えた第4
発明の再ハンダ方法では、ハンダ付部分位置決め工程に
おいて、基板(B)裏面に設けた導電部材(Ba)と前
記導電部材(Ba)を貫通して突出したリードピン(B
b)先端部とがハンダ付けされている複数のハンダ付部
分(Bc)を有するハンダ付基板(B)を前記基板
(B)裏面が上面となる状態で基板支持部材(3)上に
支持するとともに、前記基板(B)裏面に対向して配置
された吸引ノズル(20)およびハンダゴテ(34)を
ノズル・コテ支持部材(11)により前記基板(B)裏
面に対して斜め上方から接近および離隔可能に支持し、
前記基板支持部材(3)とノズル・コテ支持部材(1
1)とを相対的に移動させて、前記吸引ノズル(20)
およびハンダゴテ(34)を前記基板(B)裏面に接近
させたときにそれらの先端部が前記リードピン(Bb)
先端部の両側からハンダ付部分(Bc)に接触可能なハ
ンダ付作業位置に停止させる。接触加熱工程において、
前記リードピン(Bb)先端部の両側の斜め上方から加
熱した吸引ノズル(20)およびハンダゴテ(34)の
先端部を接近させて前記ハンダ付部分(Bc)の旧ハン
ダに接触させ加熱して旧ハンダを溶融させる。吸引工程
において、前記ハンダ付部分(Bc)の溶融ハンダを前
記吸引ノズル(20)で吸い取る。
【0014】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1の再ハンダ装置は前記第1発明において、下記の
構成要件(A012)〜(A017)を備えている。 (A012)前記複数のリードピン(Bb)のハンダ付部
分(Bc)に対してハンダ付作業を行う前記基板支持部
材(3)およびノズル・コテ支持部材(11)のハンダ
付作業位置の水平な直交するXY軸上の座標であるピン
座標を記憶するピン座標記憶テーブル(C9F)、(A0
13)前記ピン座標記憶テーブル(C9F)に記憶された
位置情報に基づいて前記作業位置移動装置(Dy+My
+Ty+Dx+Mx+Tx)の動作を制御して、前記複
数のハンダ付部分(Bc)に対応する複数の作業位置
に、前記基板支持部材(3)およびノズル・コテ支持部
材(11)を順次移動させる作業位置順次移動制御手段
(C10C)、(A014)前記ノズル移動装置(D1+M
1+16〜19)およびハンダゴテ移動部材を同時に前
記待機位置から作動位置に移動させるとともに吸引ノズ
ル(20)およびハンダゴテ(34)を同時に加熱する
ことにより、加熱した吸引ノズル(20)およびハンダ
ゴテ(34)の先端部を前記ハンダ付部分(Bc)に接
触させて加熱するノズル・コテ同時移動加熱制御手段
(C10D)、(A015)前記ハンダ付部分(Bc)を吸
引ノズル(20)と共に加熱するハンダゴテ(34)に
溶融補助のための新ハンダ(35)を新ハンダ供給装置
(D3+M3+36〜39)から供給させる溶融補助ハ
ンダ供給制御手段(C10E)、(A016)前記ノズル吸
引装置(Dv+V+T)を作動させて、前記ハンダ付部
分(Bc)の旧ハンダおよび前記溶融補助のための新ハ
ンダ(35)が溶融した溶融ハンダを吸引する溶融ハン
ダ吸引制御手段(C10G)。(A017)前記吸引ノズル
(20)が前記ノズル作動位置から離隔した状態で前記
ハンダ付部分(Bc)をハンダゴテ(34)により加熱
し且つ前記新ハンダ供給装置(D3+M3+36〜3
9)により新ハンダ(35)を供給して、前記リードピ
ン(Bb)先端部と前記基板(B)裏面の導電部材(B
a)とを新ハンダ(35)によりにハンダ付けする再ハ
ンダ制御手段(C10I)。
【0015】(実施の形態1の作用)前記構成を備えた
実施の形態1の再ハンダ装置では、ピン座標記憶テーブ
ル(C9F)は、前記複数のリードピン(Bb)のハン
ダ付部分(Bc)に対してハンダ付作業を行う前記基板
支持部材(3)およびノズル・コテ支持部材(11)の
ハンダ付作業位置の水平な直交するXY軸上の座標であ
るピン座標を記憶する。作業位置順次移動制御手段(C
10C)は、前記ピン座標記憶テーブル(C9F)に記憶
された位置情報に基づいて前記作業位置移動装置(Dy
+My+Ty+Dx+Mx+Tx)の動作を制御して、
前記複数のハンダ付部分(Bc)に対応する複数の作業
位置に、前記基板支持部材(3)およびノズル・コテ支
持部材(11)を順次移動させる。ノズル・コテ同時移
動加熱制御手段(C10D)は、前記ノズル移動装置
(D1+M1+16〜19)およびハンダゴテ移動部材
を同時に前記待機位置から作動位置に移動させるととも
に吸引ノズル(20)およびハンダゴテ(34)を同時
に加熱することにより、加熱した吸引ノズル(20)お
よびハンダゴテ(34)の先端部を前記ハンダ付部分
(Bc)に接触させて加熱する。溶融補助ハンダ供給制
御手段(C10E)は、前記ハンダ付部分(Bc)を吸
引ノズル(20)と共に加熱するハンダゴテ(34)に
溶融補助のための新ハンダ(35)を新ハンダ供給装置
(D3+M3+36〜39)から供給させる。このた
め、溶融し易い新ハンダ(35)の溶融に伴って旧ハン
ダが溶融し易くなので、旧ハンダを短時間で確実に溶融
させることができる。溶融ハンダ吸引制御手段(C10
G)は、前記ノズル吸引装置(Dv+V+T)を作動さ
せて、前記ハンダ付部分(Bc)の旧ハンダおよび前記
溶融補助のための新ハンダ(35)が溶融した溶融ハン
ダを吸引する。再ハンダ制御手段(C10I)は、前記
吸引ノズル(20)が前記ノズル作動位置から離隔した
状態で前記ハンダ付部分(Bc)をハンダゴテ(34)
により加熱し且つ前記新ハンダ供給装置(D3+M3+
36〜39)により新ハンダ(35)を供給して、前記
リードピン(Bb)先端部と前記基板(B)裏面の導電
部材(Ba)とを新ハンダ(35)によりにハンダ付け
する。
【0016】(実施の形態2)本発明の実施の形態2の
再ハンダ装置は前記第1発明または実施の形態1におい
て、次の構成要件(A018)を備えたことを特徴とす
る。 (A018)基板(B)裏面の複数のハンダ付部分(B
c)の旧ハンダを順次除去するハンダ除去動作のみを実
行する全数ハンダ吸引モードの動作を制御する全数ハン
ダ吸引モード制御手段(C10L)と、基板(B)裏面
の複数のハンダ付を行う部分に順次ハンダ付作業を行う
全数ハンダモードの動作を制御する全数ハンダモード制
御手段(C10M)と、基板(B)裏面の複数のハンダ
付部分(Bc)の旧ハンダを除去してから新ハンダをハ
ンダ付けする再ハンダ動作を各ハンダ付部分(Bc)に
対して順次実行する通常動作モードの動作を制御する通
常動作モード制御手段(C10K)とを備え、前記各モ
ードの中の選択されたモードで動作する自動動作制御手
段(C10)。
【0017】(実施の形態2の作用)前記構成を備えた
本発明の実施の形態2の再ハンダ装置では、自動動作制
御手段は、全数ハンダ吸引モード制御手段(C10L)
と、全数ハンダモード制御手段(C10M)と、通常動
作モード制御手段(C10K)とを備え、前記各モード
の中の選択されたモードで動作する。全数ハンダ吸引モ
ード制御手段(C10L)は、基板(B)裏面の複数の
ハンダ付部分(Bc)の旧ハンダを順次除去するハンダ
除去動作のみを実行する全数ハンダ吸引モードの動作を
制御する。全数ハンダモード制御手段(C10M)は基
板(B)裏面の複数のハンダ付を行う部分に順次ハンダ
付作業を行う全数ハンダモードの動作を制御する。通常
動作モード制御手段(C10K)は、基板(B)裏面の
複数のハンダ付部分(Bc)の旧ハンダを除去してから
新ハンダをハンダ付けする再ハンダ動作を各ハンダ付部
分(Bc)に対して順次実行する通常動作モードの動作
を制御する。この実施の形態2によれば、基板(B)の
ハンダ除去作業またはハンダ付作業を行う全ハンダ付部
分(Ba)に対して、旧ハンダの除去作業のみを行った
り、新ハンダのハンダ付け作業のみを行ったり、旧ハン
ダの除去および新ハンダの再ハンダ付け作業を行ったり
することができる。
【0018】(実施の形態3)本発明の実施の形態3の
旧ハンダ除去装置は前記第2発明において、下記の構成
要件(A012)〜(A014),(A016)を備えている。 (A012)前記複数のリードピン(Bb)のハンダ付部
分(Bc)に対してハンダ付作業を行う前記基板支持部
材(3)およびノズル・コテ支持部材(11)のハンダ
付作業位置の水平な直交するXY軸上の座標であるピン
座標を記憶するピン座標記憶テーブル(C9F)、(A0
13)前記ピン座標記憶テーブル(C9F)に記憶された
位置情報に基づいて前記作業位置移動装置(Dy+My
+Ty+Dx+Mx+Tx)の動作を制御して、前記複
数のハンダ付部分(Bc)に対応する複数の作業位置
に、前記基板支持部材(3)およびノズル・コテ支持部
材(11)を順次移動させる作業位置順次移動制御手段
(C10C)、(A014)前記ノズル移動装置(D1+M
1+16〜19)およびハンダゴテ移動部材を同時に前
記待機位置から作動位置に移動させるとともに吸引ノズ
ル(20)およびハンダゴテ(34)を同時に加熱する
ことにより、加熱した吸引ノズル(20)およびハンダ
ゴテ(34)の先端部を前記ハンダ付部分(Bc)に接
触させて加熱するノズル・コテ同時移動加熱制御手段
(C10D)、(A016)前記ノズル吸引装置(Dv+V
+T)を作動させて、前記ハンダ付部分(Bc)の旧ハ
ンダおよび前記溶融補助のための新ハンダ(35)が溶
融した溶融ハンダを吸引する溶融ハンダ吸引制御手段
(C10G)。
【0019】(実施の形態3の作用)前記構成を備えた
本発明の実施の形態3の旧ハンダ除去装置では、ピン座
標記憶テーブル(C9F)は、前記複数のリードピン
(Bb)のハンダ付部分(Bc)に対してハンダ付作業
を行う前記基板支持部材(3)およびノズル・コテ支持
部材(11)のハンダ付作業位置の水平な直交するXY
軸上の座標であるピン座標を記憶する。作業位置順次移
動制御手段(C10C)は、前記ピン座標記憶テーブル
(C9F)に記憶された位置情報に基づいて前記作業位
置移動装置(Dy+My+Ty+Dx+Mx+Tx)の
動作を制御して、前記複数のハンダ付部分(Bc)に対
応する複数の作業位置に、前記基板支持部材(3)およ
びノズル・コテ支持部材(11)を順次移動させる。ノ
ズル・コテ同時移動加熱制御手段(C10D)は、前記
ノズル移動装置(D1+M1+16〜19)およびハン
ダゴテ移動部材を同時に前記待機位置から作動位置に移
動させるとともに吸引ノズル(20)およびハンダゴテ
(34)を同時に加熱することにより、加熱した吸引ノ
ズル(20)およびハンダゴテ(34)の先端部を前記
ハンダ付部分(Bc)に接触させて加熱する。前記ハン
ダ付部分(Bc)は、加熱した吸引ノズル(20)およ
びハンダゴテ(34)の先端部により同時に加熱される
ので、旧ハンダを短時間で確実に溶融させることができ
る。溶融ハンダ吸引制御手段(C10G)は、前記ノズ
ル吸引装置(Dv+V+T)を作動させて、前記ハンダ
付部分(Bc)の旧ハンダおよび前記溶融補助のための
新ハンダ(35)が溶融した溶融ハンダを吸引して除去
する。
【0020】(実施の形態4)本発明の実施の形態4は
前記第1発明もしくは第2発明または実施の形態1もし
くは実施の形態3において、次の構成要件(A019)を
備えたことを特徴とする。 (A019)前記ノズル支持部材(19)および前記吸引
ノズル(20)に作用する重力により前記吸引ノズル
(20)先端が基板(B)裏面に当接するように前記ノ
ズル支持部材(19)をスライド可能にガイドする前記
ノズル用ガイド部材(12)。
【0021】(実施の形態4の作用)前記構成を備えた
本発明の実施の形態4では、前記ノズル用ガイド部材
(12)は、前記ノズル支持部材(19)および前記吸
引ノズル(20)に作用する重力により前記吸引ノズル
(20)先端が基板(B)裏面に当接するように前記ノ
ズル支持部材(19)をスライド可能にガイドする。こ
のため、吸引ノズル(20)先端部がハンダ付部分(B
c)を過大な押圧力で押圧することを防止することがで
きる。また、吸引ノズル(20)を支持するノズル支持
部材(19)に過大な負荷が作用することを防止するこ
とができる。
【0022】(実施の形態5)本発明の実施の形態5は
前記第1発明もしくは第2発明または実施の形態1ない
し3のいずれかにおいて、次の構成要件(A020)を備
えたことを特徴とする。 (A020)前記ハンダゴテ支持部材(33)および前記
ハンダゴテ(34)に作用する重力により前記ハンダゴ
テ先端が基板(B)裏面に当接するように前記ハンダゴ
テ支持部材(33)をスライド可能にガイドする前記ハ
ンダゴテ用ガイド部材(13)。
【0023】(実施の形態5の作用)前記構成を備えた
本発明の実施の形態5では、前記ハンダゴテ用ガイド部
材(13)は、前記ハンダゴテ支持部材(33)および
前記ハンダゴテ(34)に作用する重力により前記ハン
ダゴテ先端が基板(B)裏面に当接するように前記ハン
ダゴテ支持部材(33)をスライド可能にガイドする。
このため、ハンダゴテ先端部がハンダ付部分(Bc)を
過大な押圧力で押圧することを防止することができる。
また、ハンダゴテ(34)を支持するハンダゴテ支持部
材(33)に過大な負荷が作用することを防止すること
ができる。
【0024】(実施の形態6)本発明の実施の形態6は
前記第1発明もしくは第2発明または実施の形態1ない
し4のいずれかにおいて、次の構成要件(A021),
(A022)を備えたことを特徴とする。 (A021)前記基板支持部材(3)の基板番号を入力す
る基板番号入力画像と、ピン番号指定画像と、複数のリ
ードピン(34)のピン番号のリストを表示するピンリ
スト画像と、前記基板支持部材(3)およびノズル・コ
テ支持部材(11)をXY方向に移動させるXY方向移
動指令信号を入力するためのXY方向移動指令信号入力
画像と、前記基板支持部材(3)およびノズル・コテ支
持部材(11)の現在位置座標である現在ピン座標をピ
ン座標記憶テーブル(C9F)に記憶させるピン座標登
録指定画像と、吸引ノズル(20)の前記基板(B)に
対する接近離隔移動を指令するためのノズル移動指令信
号入力画像と、ハンダゴテ(34)の前記基板(B)に
対する接近離隔移動を指令するためのコテ移動指令信号
入力画像と、同時にが表示される手動動作画面を表示器
(47)に表示する手動動作画面表示手段(C9A)、
(A022)前記手動動作画面のピン座標登録指定画像が
選択された時の前記基板支持部材(3)およびノズル・
コテ支持部材(11)のXY座標位置である現在ピン座
標を前記ピン番号指定画像に指定されているピン番号の
ピン座標として前記ピン座標記憶テーブル(C9F)に
記憶させる登録指定時ピン位置座標登録手段(C9
E)。
【0025】(実施の形態6の作用)前記構成を備えた
本発明の実施の形態6では、手動動作画面表示手段(C
9A)は、手動動作画面を表示器(47)に表示する。
手動動作画面では、前記基板支持部材(3)の基板番号
を入力する基板番号入力画像と、ピン番号指定画像と、
複数のリードピン(34)のピン番号のリストを表示す
るピンリスト画像と、前記基板支持部材(3)およびノ
ズル・コテ支持部材(11)をXY方向に移動させるX
Y方向移動指令信号を入力するためのXY方向移動指令
信号入力画像と、前記基板支持部材(3)およびノズル
・コテ支持部材(11)の現在位置座標である現在ピン
座標をピン座標記憶テーブル(C9F)に記憶させるピ
ン座標登録指定画像と、吸引ノズル(20)の前記基板
(B)に対する接近離隔移動を指令するためのノズル移
動指令信号入力画像と、ハンダゴテ(34)の前記基板
(B)に対する接近離隔移動を指令するためのコテ移動
指令信号入力画像とが同時に表示される。前記表示器
(47)に手動動作画面が表示された状態で、前記基板
支持部材(3)およびノズル・コテ支持部材(11)を
XY方向に移動させることができる。そして、基板支持
部材(3)に支持された基板(B)の所定のリードピン
の上方に吸引ノズル(20)およびハンダゴテ(34)
を移動させた状態で吸引ノズル(20)およびハンダゴ
テ(34)を基板(B)のリードピン(Bb)に対して
離隔接近させることにより、リードピン(Bb)のハン
ダ付作業を正確に行える前記基板支持部材(3)および
ノズル・コテ支持部材(11)の位置(すなわち、ピン
座標)を確認することができる。登録指定時ピン位置座
標登録手段(C9E)は、前記手動動作画面のピン座標
登録指定画像が選択された時の前記基板支持部材(3)
およびノズル・コテ支持部材(11)のXY座標位置で
ある現在ピン座標を前記ピン番号指定画像に指定されて
いるピン番号のピン座標として前記ピン座標記憶テーブ
ル(C9F)に記憶させる。したがって、リードピン
(34)に対してハンダ付作業を行う前記基板支持部材
(3)およびノズル・コテ支持部材(11)の座標であ
る正確なピン座標を容易に記憶させることができる。
【0026】(実施例)次に図面を参照しながら、本発
明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発
明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、以
後の説明の理解を容易にするために、図面において、前
後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ
軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す
方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左
方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上
側、下側とする。また、図中、「○」の中に「・」が記
載されたものは画面の裏から表に向かう矢印を意味し、
「○」の中に「×」が記載されたものは画面の表から裏
に向かう矢印を意味するものとする。
【0027】(実施例1)図1は本発明の実施例1の再
ハンダ装置の全体説明図である。図2は前記図1の要部
の前面拡大図である。図3は前記図2の要部拡大図であ
る。図4は再ハンダが行われる基板の要部断面拡大図図
1〜図3において、再ハンダ装置Uは、テーブル支持台
1と、前記テーブル支持台1により前後方向(X軸方
向)に移動可能に支持されたX軸テーブルTxとを有し
ている。前記テーブル支持台1上には前記X軸テーブル
Txの上方をY軸方向に延びるテーブルガイド2aを有
する門型のテーブル支持フレーム2が支持されている。
前記テーブルガイド2aによりY軸方向に移動可能に支
持されたY軸テーブルTyは、前記X軸テーブルTxの
上方でY軸方向(左右方向)に移動可能である。
【0028】X軸テーブルTx上には基板支持部材3が
固定支持されている。基板支持部材3の上面には複数の
支柱3aが上方に突出して設けられている。支柱3aの
上端には、小径のオスネジ3bが上方に突出して設けら
れている。前記テーブル支持台1上には前記X軸テーブ
ルTxの右側に隣接してハンダゴテ清掃用スポンジ4を
収容したスポンジ収容容器5が配置されている。前記ス
ポンジ4は、ハンダゴテ(後述)に付着したハンダをぬ
ぐい取るために使用する部材である。
【0029】前記複数の支柱3aの上端に裏面が上向き
の状態で支持された基板Bは、複数のネジ貫通孔(図示
せず)を有しており、前記複数の各ネジ貫通孔(図示せ
ず)は、前記基板Bを使用する装置(例えば複写機)の
フレームに固定する際に固定ネジが貫通する孔である。
前記基板Bは、前記複数の各ネジ貫通孔(図示せず)に
前記複数の各オスネジ3bが貫通した状態で前記複数の
支柱3aの上端に支持されている。前記基板Bは裏面が
上向きに支持されており、基板B裏面に設けた導電部材
Ba(図4参照)と前記導電部材Baを貫通して突出し
たリードピン先端部Bbとがハンダ付けされている複数
のハンダ付部分Bc(図4参照)を有している。
【0030】前記Y軸テーブルTyにはノズル・コテ支
持部材11が固定されている。ノズル・コテ支持部材1
1には、鉛直線に対して例えば、約45°傾斜したノズ
ル用ガイド部材12およびハンダゴテ用ガイド部材13
が固定支持されている。ノズル用ガイド部材12には移
動部材16が鉛直線に対して45°傾斜した方向にスラ
イド移動可能に支持されている。前記移動部材16は給
電ケーブルK1から給電されるノズル移動モータM1
(図6参照)により往復移動制御するように構成されて
いる。移動部材16のシャフト16aは鉛直線に対して
約45°傾斜して配置されており、シャフト16aには
スライダ17がスライド可能に支持されている。スライ
ダ17には連結部材18が固定されている。前記連結部
材18には、ノズル支持部材19を介して吸引ノズル2
0およびハンダ回収容器21が連結されている。吸引ノ
ズル20には吸引ノズル20を加熱するためのノズルヒ
ータ22(ノズル加熱部材、図6参照)が設けられてい
る。ノズルヒータ22には給電ケーブル24から給電さ
れる。なお、ハンダ回収容器21は、吸引ノズル20か
ら吸引したハンダを回収する部材である。
【0031】前記吸引ノズル20の上端部は前記ハンダ
回収容器21内に挿入されている。前記ハンダ回収容器
21内に一端部が挿入された連結管25の他端部には吸
引チューブ26の下端部が連結されている。吸引チュー
ブ26の他端部は、前記Y軸テーブルTyに支持された
フィルタ27に接続されている。フィルタ27は電磁弁
Vを介して接続チューブ28の一端部に接続されてい
る。接続チューブ28の他端部は真空タンクTに接続さ
れており、真空タンクTは真空ポンプPにより排気され
る。したがって、前記電磁弁Vを開くと、吸引ノズル2
0は順次、ハンダ回収容器21、連結管25、吸引チュ
ーブ26、フィルタ27、電磁弁V、接続チューブ28
を介して真空タンクTに接続される。したがって、吸引
ノズル20から溶融ハンダおよび気体(空気)を吸引し
た場合には、吸引した溶融ハンダはハンダ回収容器21
に回収され、吸引した気体は真空タンクTに流入するよ
うに構成されている。
【0032】ハンダゴテ用ガイド部材13には移動部材
31が鉛直線に対して45°傾斜した方向にスライド移
動可能に支持されている。前記移動部材31は給電ケー
ブルK2により給電されるハンダゴテ移動モータM2
(図6参照)により往復移動するように構成されてい
る。移動部材31のシャフト31aは鉛直線に対して約
45°傾斜して配置されており、シャフト31aにはス
ライダ32がスライド可能に支持されている。スライダ
32にはハンダゴテ支持部材33が固定されている。前
記ハンダゴテ支持部材33には、ハンダゴテ34が支持
されている。
【0033】また前記ハンダゴテ34の先端部に糸ハン
ダ35を供給するため、ハンダゴテ支持部材33には、
ハンダガイド支持部材36を介して糸ハンダガイド37
が支持されている。そして、前記Y軸テーブルTyに支
持された糸ハンダ供給リール38から供給される糸ハン
ダ35は、ガイドチューブ39および前記糸ハンダガイ
ド37によりガイドされて、ハンダゴテ34の先端部に
供給される。ハンダゴテ34にはハンダゴテ34を加熱
するためのハンダゴテヒータ41(ハンダゴテ加熱部
材、図6参照)が設けられている。ハンダゴテヒータ4
1には給電ケーブル42から給電される。
【0034】前記再ハンダ装置UのコントローラCは、
パソコン46、ディスプレイ(表示器)47、キーボー
ド48、マウス49(図1、図6参照)、CDD(コン
パクトディスクドライブ)、FDD(フロッピィディス
クドライブ)およびハードディスク(図示せず)等によ
り構成されている。
【0035】図4は再ハンダ作業の説明図で、図4Aは
ハンダ付部分の旧ハンダを溶融するために吸引ノズルお
よびハンダゴテをハンダ付部分に接触させた状態を示す
図、図4Bは前記図4Aにおいて溶融補助ハンダを供給
した状態を示す図、図4Cは旧ハンダが溶融したので吸
引ノズルによる吸引開始と同時にハンダゴテをハンダ付
部分から離隔させた状態を示す図、図4Dは吸引ノズル
による溶融ハンダの吸引が終了した状態を示す図、図4
Eは吸引ノズルを上昇させ且つハンダゴテをハンダ付部
分に当接させてランド(ハンダ付を行う領域)を加熱す
る状態を示す図、図4Fは新ハンダ35による再ハンダ
付を行う状態を示す図である。
【0036】図5は前記図4に示す再ハンダ作業を行う
際の各工程における設定時間を示す表1の図である。図
表1において、ランド「丸小」はハンダ付領域が比較的
狭いハンダ付部分Bcを意味し、ランド「丸大」はハン
ダ付領域が比較的広いハンダ付部分Bcを意味し、ラン
ド「角」はハンダ付領域が前記「丸小」と「丸大」との
中間の大きさであるハンダ付部分Bcを意味している。
そして、前記ランドの大きさに応じて、加熱時間(予熱
時間、旧ハンダを溶融させるための加熱時間)、吸引時
間(溶融ハンダを吸引する時間)、溶融補助ハンダ供給
時間、再ハンダ供給時間等の設定値が異なっている。
【0037】次に前記図4および図5により、基板Bの
ハンダ付部分の旧ハンダを除去して再びハンダ付を行う
再ハンダ作業について説明する。 (図4A)旧ハンダ加熱工程(旧ハンダ予熱工程) 図4Aの旧ハンダ加熱工程において、加熱された吸引ノ
ズル20およびハンダゴテ34は待機位置(基板Bから
上方に離隔した位置)から作業位置(基板Bのハンダ付
部分Bcに吸引ノズル20およびハンダゴテ34を接触
させる位置)に移動しており、この状態でランド(ハン
ダ付部)を加熱(予熱)する。この予熱時間は図5の図
表1に示されているように、ハンダ付部分Bcの領域が
広い程、長い時間が設定される。
【0038】(図4B)溶融補助ハンダ供給工程 ランドを加熱中のハンダゴテ34の先端部に旧ハンダに
比べて溶融し易い新しい糸ハンダ(溶融補助ハンダ)を
供給して、溶融補助ハンダと共に旧ハンダを溶融させ
る。溶融補助ハンダを供給する時間は、図5に示すよう
にランドのパターン毎に設定されている。前記溶融補助
ハンダを供給した後、吸引ノズル20およびハンダゴテ
34により溶融待機時間(図5参照)が経過するまでハ
ンダ付部分Bcを加熱する。 (図4C)吸引前ハンダゴテ退避工程 溶融した溶融補助ハンダおよび旧ハンダを吸引ノズル2
0による吸引する作業の開始と共にハンダゴテ34を溶
融したハンダ付部分Bcから上方に退避させる。そし
て、ハンダゴテ34の下面に溶融ハンダが付着して吸引
できなくなる事態の発生を防止する。吸引時間は図5に
示すようにランドのパターン毎に設定されている。 (図4D)溶融ハンダ吸引工程 設定された吸引時間(図5参照)だけ吸引ノズル20に
より溶融ハンダの吸引を行う。溶融ハンダを全部吸引し
た状態が図4Dに示す状態である。
【0039】(図4E)ランド部加熱工程(ハンダゴテ
34による接触加熱工程) 前記吸引工程後、吸引ノズル20をランドから上方の待
機位置に退避させると共にハンダゴテ34をランドに接
触させてランド部の加熱を行う。ランド部の加熱時間は
図5に示すようにランドのパターン毎に設定されてい
る。 (図4F)再ハンダ付工程 前記ランドを加熱するハンダゴテの先端部に再ハンダ
(新しい糸ハンダ)を供給する。再ハンダ供給時間は図
5に示すようにランドのパターン毎に設定されている。
その後、再ハンダ完了待機時間(図5参照)が経過する
まで、供給された新しい糸ハンダをハンダゴテ34によ
り加熱する。その後ハンダゴテ34を基板Bから離隔し
た上方の待機位置に上昇させる。
【0040】(実施例の制御部)図6は前記再ハンダ装
置Uの制御部のブロック線図である。図7は前記再ハン
ダ装置Uの制御部のブロック線図で前記図6に示す部分
以外の部分のブロック線図である。図8は前記再ハンダ
装置Uの制御部のブロック線図で前記図6および図7に
示す部分以外の部分のブロック線図である。図6〜図8
において、コンピュータにより構成されたコントローラ
Cは、信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を
行うI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を
実行するためのプログラムおよびデータ等が記憶された
ROM(リードオンリーメモリ)、必要なデータを一時
的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモ
リ)、前記コントローラの記憶装置に記憶されたプログ
ラムに応じた処理を実行するCPU(中央演算処理装
置)、ならびにクロック発振器等を有しており、前記コ
ントローラの記憶装置に記憶されたプログラムを実行す
ることにより種々の機能を実現することができる。
【0041】(前記コントローラCに接続された信号入
力要素)前記コントローラCは、キーボード48、マウ
ス49(信号入力要素)に接続されている。キーボード
48およびマウス49は操作者により操作されたときに
その操作に応じた信号をコントローラCに出力する。
【0042】(前記コントローラCに接続された制御要
素)また、コントローラCには、ディスプレイ47、Y
テーブル駆動回路Dy、Yテーブル駆動回路Dx、真空
ポンプ駆動回路Dp、電磁弁駆動回路Dv、ノズルイド
ウモータ駆動回路Dn、ハンダゴテ移動モータ駆動回路
D2、コテ用ヒータ駆動回路Dk、ハンダ供給モータ駆
動回路D3等の制御要素が接続されており、前記各制御
要素はコントローラCの出力する制御信号に応じて作動
する。 (ディスプレイ47)ディスプレイ47はコントローラ
Cの制御信号に応じた表示を行う。 (Yテーブル駆動回路Dy)Yテーブル駆動回路Dy
は、Yテーブル駆動モータMyを介してY軸テーブルT
yのY軸方向の位置を移動させる。 (Xテーブル駆動回路Dx)Xテーブル駆動回路Dx
は、Xテーブル駆動モータMxを介してX軸テーブルT
xのX軸方向の位置を移動させる。前記符号Dy,M
y,Ty,Dx,Mx,Txで示された要素により作業
位置移動装置(Dy+My+Ty+Dx+Mx+Tx)
が構成されている。作業位置移動装置(Dy+My+T
y+Dx+Mx+Tx)は、前記基板支持部材3および
ノズル・コテ支持部材11をXY方向に相対的に移動さ
せてハンダ付け作業位置に移動させる。ハンダ付作業位
置では、前記吸引ノズル20およびハンダゴテ34が前
記基板Bに裏面に斜め上方から接近したときにそれらの
先端部が前記ハンダ付部分Bcの1つに前記リードピン
Bb先端部の両側から接触可能となる。
【0043】(真空ポンプ駆動回路Dp)真空ポンプ駆
動回路Dpは、真空ポンプPを駆動して真空タンクT内
部を真空に近い状態にする。 (電磁弁駆動回路Dv)電磁弁駆動回路Dvは、電磁弁
Vを開閉して真空タンクTとハンダ回収容器21とを連
通させたりまたは遮断する。前記符号Dv,V、Tで示
された要素によりノズル吸引装置(Dv+V+T)が構
成されている。 (ノズル移動モータ駆動回路D1)ノズル用移動モータ
駆動回路D1は、ノズル移動モータM1を駆動してノズ
ル支持部材19を移動させる。前記符号D1,M1,1
6〜19で示された要素により、ノズル移動装置(D1
+M1+16〜19)が構成されており、ノズル移動装
置(D1+M1+16〜19)は、前記ノズル支持部材
19を前記吸引ノズル20が基板B裏面のハンダ付部分
Bc(図4参照)に接触するノズル作動位置と前記ハン
ダ付部分(Bc)から上方に離れた待機位置との間で移
動させる。 (ノズル用ヒータ駆動回路Dn)ノズル用ヒータ駆動回
路Dnは、ノズルヒータ22を駆動して吸引ノズル20
を加熱する。前記符号Dn,22で示された要素により
ノズル加熱装置(Dn+22)が構成されている。
【0044】(ハンダゴテ移動モータ駆動回路D2)ハ
ンダゴテ移動モータ駆動回路D2は、ハンダゴテ移動モ
ータM2を駆動してハンダゴテ支持部材33を移動させ
る。前記符号D2,M2,31〜33により構成された
要素により、ハンダゴテ移動装置(D2+M2+31〜
33)が構成されており、ハンダゴテ移動装置(D2+
M2+31〜33)は、前記ハンダゴテ支持部材33を
前記ハンダゴテ34が基板B裏面のハンダ付部分Bc
(図4参照)に接触するハンダゴテ作動位置と前記ハン
ダ付部分Bcから離れた待機位置との間で移動させる。 (コテ用ヒータ駆動回路Dk)コテ用ヒータ駆動回路D
kは、ハンダゴテヒータ41を駆動してハンダゴテ34
を加熱する。前記符号Dk,41で示された要素により
ハンダゴテ加熱装置(Dk+41)が構成されている。 (ハンダ供給モータ駆動回路D3)ハンダ供給モータ駆
動回路D3は、ハンダ供給モータM3を駆動して糸ハン
ダ供給リール38から糸ハンダ35を繰り出し、ハンダ
ゴテ34の先端部に供給する。前記符号D3,M3,3
6〜39により示された要素により新ハンダ供給装置
(D3+M3+36〜39)が構成されている。新ハン
ダ供給装置(D3+M3+36〜39)は、前記ハンダ
付部分Bcを加熱するハンダゴテ34に新ハンダを供給
する。
【0045】(前記コントローラCの機能)前記コント
ローラCは、前記信号入力要素(キーボード48、マウ
ス49)からの入力信号に応じた処理を実行して、前記
各制御要素に制御信号を出力する機能を有している。す
なわち、コントローラCは、下記の各手段C1〜C10
を有しており、後述の各手段C1〜C10の機能は、コ
ントローラCの記憶装置に記憶されたプログラムにより
実現されている。
【0046】また、コントローラCは後述の各手段C1
〜C10の機能を実現するために、前記ディスプレイ4
7に図9〜図17に示す画面を表示する機能を有してい
る。図9は本発明の再ハンダ装置の起動時に表示される
メイン画面を示す図である。図10は基板切替画面であ
り、前記図9のメニュー画面で「基板切替」が選択され
た時に表示される画面である。図11はパターン設定画
面であり、前記図9のメニュー画面でメニューバーの
「パターン設定」が選択されたときに表示される画面で
ある。図12はピン名称設定画面であり、前記図11の
パターン設定画面で「ピン名称設定」が選択された時に
表示される画面である。図13はハンダ工程設定画面で
あり、前記図11のパターン設定画面で「ハンダ時間設
定」が選択された時に表示される画面である。図14は
手動動作画面であり、前記図9のメニュー画面で「手動
動作」が選択された時に表示される画面である。図15
は自動動作画面であり、前記図9のメニュー画面で「自
動動作」が選択された時に表示される画面である。図1
6はステップ(STEP)動作画面であり、前記図のメ
ニュー画面で「STEP動作」が選択された時に表示さ
れる画面である。図17は指定ポイント動作画面であ
り、前記図のメニュー画面で「指定ポイント動作」が選
択された時に表示される画面である。
【0047】なお、前記図9〜図17においてメニュー
バーのメニュー画像の中で灰色のマスクをかけたメニュ
ー画像は、選択不能な状態であることを示している。
【0048】(テーブル移動制御手段C1)(図6参
照) テーブル移動制御手段C1は、X軸テーブル制御手段C
1AおよびY軸テーブル制御手段C1Bを有しており、X
軸テーブルTxの位置およびY軸テーブルTyの位置を
制御する。 (X軸テーブル制御手段C1A)X軸テーブル制御手段
C1Aは、X軸テーブル駆動回路Dxの動作を制御して
X軸テーブルTxの位置を制御する。 (Y軸テーブル制御手段C1B)Y軸テーブル制御手段
C1Bは、Y軸テーブル駆動回路Dyの動作を制御して
Y軸テーブルTyの位置を制御する。
【0049】(真空ポンプ制御手段C2)真空ポンプ制
御手段C2は、真空ポンプ駆動回路Dpの動作を制御し
て真空ポンプPを駆動し、真空タンクT内部を真空に近
い状態にする。 (電磁弁作動制御手段(ハンダ吸引制御手段)C3)ハ
ンダ吸引制御手段C3は電磁弁駆動回路Dvの動作を制
御して溶融ハンダを吸引する。
【0050】(ノズル位置制御手段C4)ノズル位置制
御手段C4は作動位置(加熱・吸引位置)移動手段C4
Aと待機位置移動手段C4Bとを有しており、吸引ノズル
20の位置を制御する。 (作動位置移動手段C4A)作動位置移動手段C4Aはノ
ズル移動モータ駆動回路D1の動作を制御して吸引ノズ
ル20を作動位置(基板Bのハンダ付部分Bcを加熱・
吸引する位置)に移動させる。 (待機位置移動手段C4B)待機位置移動手段C4Bはノ
ズル移動モータ駆動回路D1の動作を制御して吸引ノズ
ル20を待機位置(基板Bのハンダ付部分Bcから離隔
した位置)に移動させる。
【0051】(ヒータ制御手段C5)ヒータ制御手段C
5は、ノズル用ヒータ制御手段C5Aおよびコテ用ヒー
タ制御手段C5Bを有しており、吸引ノズル20および
ハンダゴテ34の加熱制御を行う。 (ノズル用ヒータ制御手段C5A)ノズル用ヒータ制御
手段C5Aはノズル用ヒータ駆動回路Dnの動作を制御
してヒータ22を駆動し、吸引ノズル20を加熱する。 (コテ用ヒータ制御手段C5B)コテ用ヒータ制御手段
C5Bはコテ用ヒータ駆動回路Dkの動作を制御してヒ
ータ41を駆動し、ハンダゴテ34を加熱する。
【0052】(コテ位置制御手段C6)コテ位置制御手
段C6は作動位置移動手段C6Aと待機位置移動手段C
6Bとを有しており、ハンダゴテ34の位置を制御す
る。 (作動位置移動手段C6A)作動位置移動手段C6Aはハ
ンダゴテ移動モータ駆動回路D2の動作を制御してハン
ダゴテ34を作動位置(基板Bのハンダ付部分Bcを加
熱する位置)に移動させる。 (待機位置移動手段C6B)待機位置移動手段C6Bはハ
ンダゴテ移動モータ駆動回路D2の動作を制御してハン
ダゴテ34を待機位置(基板Bのハンダ付部分Bcから
離隔した位置)に移動させる。
【0053】(ハンダ供給制御手段C7)ハンダ供給制
御手段C7は、ハンダ供給モータ駆動回路D3の動作を
制御してハンダ供給モータM3を駆動し、糸ハンダ供給
リール38から糸ハンダ35をハンダゴテ34の先端部
に供給する。
【0054】(ハンダパターン設定手段C8)(図7参
照) ハンダパターン設定手段C8は各基板(電源基板、回路
基板等)Bの複数の各種ピンBbのハンダ付部分Bcに
対する作業工程を設定、記憶する手段であり、下記の手
段C8A〜C8Hを有している。 (各ピンのパターン種別設定手段C8A)各ピンのパタ
ーン種別設定手段C8Aは、次の各手段C8A1およびC
8A2を有しており、各種の基板の各リードピンBbのピ
ン名称およびハンダ付部分パターンの種別(ハンダ領域
の大きさ)を設定する。 (パターン設定画面表示手段C8A1)パターン設定画面
表示手段C8A1は、前記図11に示すパターン設定画面
を表示する。図11のパターン設定画面は、次の場合に
表示される。 (1)前記図9のメニュー画面で「パターン設定」が選
択された時 (2)図12のピン名称設定画面で「OK」または「キ
ャンセル」が選択された時 (3)図13のハンダ工程設定画面で「OK」または
「キャンセル」が選択された時
【0055】前記パターン設定画面表示手段C8A1は、
次の手段C8A1a〜C8A1cを有している。 (基板番号入力画像表示手段C8A1a)基板番号入力画
像表示手段C8A1aは、図11のパターン設定画面に、
基板番号入力画像(図11の「登録番号」の右側の入力
欄)を表示する。前記入力欄の右側の矢印アイコンを選
択することにより、登録された基板番号(図10の基板
切替画面で登録された基板番号)を前記入力欄に入力す
ることができる。 (基板名称入力画像表示手段C8A1b)基板名称入力画
像表示手段C8A1bは、図11のパターン設定画面に、
基板名称入力画像(図11の「基板名称」の右側の入力
欄)を表示する。前記入力欄に基板名称が入力される
と、入力された基板名称が登録される。 (クリーニング間隔入力画像表示手段C8A1c)クリー
ニング間隔入力画像表示手段C8A1cは、図11のパタ
ーン設定画面に、クリーニング間隔入力画像(図11の
「クリーニング間隔」の右側の入力欄)を表示する。前
記入力欄に入力された数字が例えば「6」の場合、ハン
ダ付作業が6回数行われる毎に、ハンダゴテ34の先端
部は清掃用スポンジ4(図1、図2参照)で清掃され
る。
【0056】(ピン名称設定画面表示手段C8A2)ピン
名称設定画面表示手段C8A2は、前記図12に示すピン
名称設定画面を表示する。図12のピン名称設定画面
は、前記図11のパターン設定画面で「ピン名称設定」
が選択された時に表示される。図12のピン名称一覧の
テーブルでは、ハンダパターン番号1の各ピン番号1,
2,3,…に対して、ピン名称P1−1,P1−2,P
1−3,…が登録済となっている。そして、図11のハ
ンダパターン1のピン数は43となっている。しかしな
がら、ピン名称が全く登録されていない場合には、図1
1のピン数は全て「0」である。その状態で図11のハ
ンダパターン1から右側に2つ目の欄の「ピン名称設
定」を選択すると、図12のピン名称設定画面が表示さ
れるが、その場合の図12のピン名称一覧のテーブルの
ピン名称欄および登録欄は空欄の状態で表示される。そ
の空欄の状態で、図12のピン名称欄にピン名称を入力
することができる。また、入力したピン名称はリターン
キーにより登録することができる。なお、図11に示す
例では、基板の登録番号が01の電源基板は、ハンダパ
ターン1〜3を有し、図11の各ハンダパターン1〜3
は本実施例では、前記図5のパターンに対応している。 図11のハンダパターン1…図5の図表1に示したパタ
ーン1 図11のハンダパターン2…図5の図表1に示したパタ
ーン2 図11のハンダパターン3…図5の図表1に示したパタ
ーン3
【0057】前記図11において、登録番号01の電源
基板のピン数は43+31+10=84個であり、各ピ
ンは判定再ハンダ項目となっている。そして無条件再ハ
ンダ項目のピン数は0となっている。前記判定再ハンダ
項目の各ピンは、再ハンダを行う必要があるか、否かの
評価を行うピンであることを意味する。再ハンダを行う
必要が無いと評価されたピンは、自動再ハンダ作業(後
述)において再ハンダ作業が省略される。すなわち、登
録番号01の電源基板の自動再ハンダ作業を行う際、予
め、前記電源基板の前記84個の各ピンに対して、自動
再ハンダ作業を行うか否かの評価を行い、各ピンに対し
て再ハンダを行うか否か示すデータを記憶したテーブル
(自動再ハンダ作業を行うピンであるか否かの判別を行
うための、再ハンダ評価テーブル)を作成しておく。そ
して、前記再ハンダ評価テーブルに基づいて自動再ハン
ダ作業が行われる。したがって、例えば図11に示され
た例では、登録番号01の電源基板のハンダパターン1
のピン数は合計43本であり、その43本の全てのピン
が判定再ハンダ項目となっているので、43本の全ピン
に対して、再ハンダを行う必要があるか否かの評価が行
われる。しかしながら、例えば、図11の登録番号01
の電源基板のハンダパターン1の43個のピン数の中
の、33個が判定再ハンダ項目として登録され、残りの
10個が無条件再ハンダ項目として登録された場合に
は、前記無条件再ハンダ項目の10個のピンに対しては
前記評価を行うことなく、再ハンダ作業が行われる。前
記無条件再ハンダ項目として登録されるピンは、過去に
得られたデータ、知見によりハンダの劣化が明らかなポ
イントのピンである。
【0058】(作業工程時間設定画面表示手段C8B)
作業工程時間設定画面表示手段C8Bは、ハンダパター
ンの種別毎に、作業工程時間設定画面(図13)を表示
する。図13の作業工程時間設定画面は、前記図11の
パターン設定画面で「ハンダ設定時間」を選択したとき
に表示される。図13の作業工程時間設定画面で、再ハ
ンダ作業の各工程の時間を設定することができる。図1
3の作業工程時間設定画面において、「OK」または
「キャンセル」が選択されると、前記図11の画面が表
示される。 (基板番号記憶手段C8C)基板番号記憶手段C8Cは、
図11のパターン設定画面でハンダパターンを設定する
基板の番号を記憶する。
【0059】(ピン識別情報記憶手段C8D)ピン識別
情報記憶手段C8Dは、ピン番号記憶手段C8D1および
ピン名称記憶手段C8D2を有しており、各ピンを識別す
る情報を記憶する。 (ピン番号記憶手段C8D1)ピン番号記憶手段C8D1
は、基板Bの全ピンに対して通し番号を付与し、ピン番
号として記憶する。例えば、図11の例では、ハンダパ
ターン1の43個のピンに対してはピン番号1〜43が
付与され、記憶される。また、ハンダパターン2の31
個のピンに対してはピン番号44〜74が付与され、記
憶される。また、ハンダパターン3に対してはピン番号
75〜84が付与され、記憶される。 (ピン名称記憶手段C8D2)ピン名称記憶手段C8D2
は、基板Bの全ピンに対して付与されたピン名称(図1
2参照)を記憶する。
【0060】(ピンのパターン種別記憶手段C8E)ピ
ンのパターン種別記憶手段C8Eは、各ピンに対して設
定されたハンダパターンの番号(図11参照)を記憶す
る。 (パターン種別毎の作業工程記憶手段C8F)パターン
種別毎の作業工程記憶手段C8Fは、各ハンダパターン
の番号(図11参照)に対して設定された作業工程(図
13参照)を記憶する。パターン種別毎の作業工程記憶
手段C8Fは次の各手段C8F1〜C8F7を有している。 (予熱時間記憶手段C8F1)予熱時間記憶手段C8F1
は、図5の予熱時間(図4Aに示す吸引ノズル20およ
びハンダゴテ34でハンダ付部分Bcを加熱する時間)
を記憶する。
【0061】(溶融補助ハンダ供給時間記憶手段C8F
2)溶融補助ハンダ供給時間記憶手段C8F2は、図5の
溶融補助ハンダ供給時間(図4Bに示す吸引ノズル20
およびハンダゴテ34でハンダ付部分Bcを加熱する状
態で供給される新ハンダ)を供給する時間を記憶する。 (溶融待機時間記憶手段C8F3)溶融待機時間記憶手段
C8F3は、図5の溶融待機時間(図4Bに示す吸引ノズ
ル20およびハンダゴテ34でハンダ付部分Bcを加熱
し且つ新ハンダの供給を停止した状態でハンダが溶融す
るのを待機している時間)を記憶する。 (吸引時間記憶手段C8F4)吸引時間記憶手段C8F4
は、図4Cに示す状態(すなわち、前記図4Bの状態か
らハンダゴテ34および糸ハンダ(新ハンダ)35を上
昇させた状態)で、吸引ノズル20により溶融ハンダを
吸引して図4Dの状態(溶融ハンダを全部吸引した状
態)となるまでの時間(図5の吸引時間)を記憶する。
【0062】(ランド部加熱時間記憶手段C8F5)ラン
ド部加熱時間記憶手段C8F5は、図4Eに示す状態(す
なわち、前記図4Dの状態から吸引ノズル20を上昇さ
せ且つハンダゴテ34を下降させた状態)で、ランド部
(ハンダ付をする部分)を加熱する時間(図5のランド
部加熱時間)を記憶する。 (再ハンダ供給時間記憶手段C8F6)再ハンダ供給時間
記憶手段C8F6は、図5の再ハンダ供給時間(図4Eに
示す状態で糸ハンダ35を供給する時間)を記憶する。 (再ハンダ完了待機時間記憶手段C8F7)再ハンダ完了
待機時間記憶手段C8F7は、図5の再ハンダ完了待機時
間記(図4Fに示すハンダゴテ34でハンダ付部分Bc
を加熱し且つ新ハンダの供給を停止した状態でハンダ付
部に新ハンダがなじむのを待つ時間)を記憶する。
【0063】(クリーニング間隔記憶手段C8G)クリ
ーニング間隔記憶手段C8Gは、図11に示す「クリー
ニング間隔」の右側の入力欄(クリーニング間隔入力
欄)に入力されたクリーニング動作とクリーニング動作
との間のハンダ作業回数(クリーニング間隔)を記憶す
る。
【0064】(手動動作制御手段C9)手動動作制御手
段C9は手動で各基板(電源基板、回路基板等)Bの複
数の各種ピンBbに対してハンダ付作業を行うときのX
軸テーブルTxおよびY軸テーブルTyの座標位置の入
力、および、手動によるハンダ付動作、ハンダ吸引動作
等を行う手段であり、下記の手段C9A〜C9Gを有して
いる。 (手動動作画面表示手段C9A)手動動作画面表示手段
C9Aは、前記図14に示す手動動作画面を表示する。
図14の手動動作画面は、前記図9のメニュー画面で
「手動動作」が選択された時に表示される。前記手動動
作画面表示手段C9Aは、次の手段C9A1〜C9A15を有
している。
【0065】(基板番号入力画像表示手段C9A1)基板
番号入力画像表示手段C9A1は、基板番号入力画像(図
14の手動動作画面の左側上部の「登録番号」の右側の
数字入力欄)を表示する。 (ピン番号指定画像表示手段C9A2)ピン番号指定画像
表示手段C9A2は、ピン番号指定画像(図14の手動動
作画面の左側部分の「移動ポイント」の下側の数字入力
欄)を表示する。 (ピンリスト画像表示手段C9A3)ピンリスト画像表示
手段C9A3は、ピンリスト画像(図14の手動動作画面
の右側部分の「ピン名称」等が記載されたテーブル)を
表示する。
【0066】(テーブル移動速度設定画像表示手段C9
A4)テーブル移動速度設定画像表示手段C9A4は、テー
ブル移動速度設定画像(図14の手動動作画面の下部中
央の「移動速度」の下側の画像「高速(1)」、「中速
(2)」、および「低速(3)」)を表示する。 (XY方向テーブル移動指令信号入力画像表示手段C9
A5)XY方向テーブル移動指令信号入力画像表示手段C
9A5は、XY方向テーブル移動指令信号入力画像(図1
4の手動動作画面の下部中央の左側の画像「X+」、
「X−」、「Y+」、および「Y−」)を表示する。 (ピ ン座標登録指定画像表示手段C9A6)ピン座標登
録指定画像表示手段C9A6は、ピン座標登録指定画像
(図14の手動動作画面の中央部の画像「ポジション変
更(P)」)を表示する。
【0067】(ピン位置移動指令信号入力画像表示手段
C9A7)ピン位置移動指令信号入力画像表示手段C9A7
は、ピン位置移動指令信号入力画像(図14の手動動作
画面の左側の画像「移動ポイント」の右側の画像「移動
(V)」を表示する。前記画像「移動(V)」が前記図
1のマウス49に応じて移動するカーソル(図示せず)
により選択されると、X軸テーブルTxおよびY軸テー
ブルTyは、画像「移動ポイント」の下側の入力欄に表
示された数字(ピン番号)に対応するピンBbを再ハン
ダする位置に移動する。 (ノズル移動指令信号入力画像表示手段C9A8)ノズル
移動指令信号入力画像表示手段C9A8は、吸引ノズル2
0が上方の待機位置に移動した状態では、ノズル移動指
令信号入力画像(図14の手動動作画面の上部左側の画
像「ノズル下降(Z)」)を表示する。 (コテ移動指令信号入力画像表示手段C9A9)コテ移動
指令信号入力画像表示手段C9A9は、コテ移動指令信号
入力画像(図14の手動動作画面の上部中央部の画像
「コテ下降(X)」)を表示する。コテ移動指令信号入
力画像表示手段C9A9は、ハンダゴテ34が上方の待機
位置に移動した状態では、コテ移動指令信号入力画像
(図14の上部中央部の画像「コテ下降(X)」)を表
示する。
【0068】(クリーニング動作指令信号入力画像表示
手段C9A10)クリーニング動作指令信号入力画像表示
手段C9A10は、クリーニング動作指令信号入力画像
(図14の手動動作画面の上部中央の右側部分の画像
「クリーニング」)を表示する。前記画像「クリーニン
グ」を選択すると、ハンダゴテ34の先端部を清掃用ス
ポンジ4(図1、図2参照)で清掃する。 (ハンダ送り動作指令信号入力画像表示手段C9A11)
ハンダ送り動作指令信号入力画像表示手段C9A11は、
ハンダ送り動作指令信号入力画像(図14の手動動作画
面の上部右側の画像「ハンダ送り」)を表示する。前記
画像「ハンダ送り」ボタンを押している間、糸ハンダ3
5を送り出すことができる。前記画像「ハンダ送り」は
糸ハンダ供給リール38に新しい糸ハンダ35を装着し
た際に前記糸ハンダ35の先端をハンダゴテ34の先端
部に送り出す際に使用する。 (再ハンダ動作指令信号入力画像表示手段C9A12)再
ハンダ動作指令信号入力画像表示手段C9A12は、再ハ
ンダ動作指令信号入力画像(図14の手動動作画面の左
側部分の上下方向の中央部の画像「再ハンダ」)を表示
する。前記画像「再ハンダ」を選択すると、移動ポイン
ト入力表示欄に表示されたピン番号のリードピンBbに
再ハンダ作業を行う。
【0069】(吸引動作指令信号入力画像表示手段C9
A13)吸引動作指令信号入力画像表示手段C9A13は、吸
引動作指令信号入力画像(図14の手動動作画面の左側
部分の画像「吸引動作」)を表示する。前記画像「吸引
動作」をマウス49により選択すると、移動ポイント入
力表示欄に表示されたピン番号のリードピンBbのハン
ダ付部分Bc(図4参照)を溶融し吸引ノズル20によ
り吸引する作業を行う。 (ハンダ動作指令信号入力画像表示手段C9A14)ハン
ダ動作指令信号入力画像表示手段C9A14は、ハンダ動
作指令信号入力画像(図14の手動動作画面の左側下部
の画像「ハンダ動作」)を表示する。前記画像「ハンダ
動作」を選択すると、移動ポイント入力表示欄に表示さ
れたピン番号のリードピンBbのハンダ付作業が行われ
る。なお、前記画像「ハンダ動作」)は、移動ポイント
入力表示欄に表示されたピン番号のリードピンBbがハ
ンダ付されていない場合に選択して使用される画像であ
る。 (原点移動指令信号入力画像表示手段C9A15)原点移
動指令信号入力画像表示手段C9A15は、原点移動指令
信号入力画像(図14の手動動作画面の左側下部の画像
「原点(0)」)を表示する。前記画像「原点(0)」
をマウス49で選択すると、X軸テーブルTxおよびY
軸テーブルTyは原点位置に移動する。
【0070】(テーブル移動設定速度記憶手段C9B)
テーブル移動設定速度記憶手段C9Bは、前記テーブル
移動速度設定画像表示手段C9A4が表示する図14の手
動動作画面の画像(「高速(1)」、「中速(2)」、
および「低速(3)」)に対応して設定された移動速度
を記憶する。 (XY方向指令信号入力時テーブル移動制御手段C9
C)XY方向指令信号入力時テーブル移動制御手段C9C
は、前記XY方向テーブル移動指令信号入力画像「X
+」、「X−」、「Y+」、および「Y−」が選択され
た時に、選択された画像に応じた方向にX軸テーブルT
xまたはY軸テーブルTyを移動させる。 (テーブル位置座標検出手段C9D)テーブル位置座標
検出手段C9Dは、X軸テーブルTxおよびY軸テーブ
ルTyの原点位置からの移動距離を検出することによ
り、X軸テーブルTxおよびY軸テーブルTyの現在位
置を検出する。
【0071】(登録指定時ピン位置座標登録手段C9
E)登録指定時ピン位置座標登録手段C9Eは、ピン座標
登録指定画像(図14の手動動作画面の中央部の画像
「ポジション変更(P)」)が選択された時のX軸テー
ブルTxおよびY軸テーブルTyの位置を、移動ポイン
ト入力画像に表示されたピン番号のピンBbの座標とし
て、ピン座標記憶テーブルC9Fに記憶させる(登録す
る)。 (ピン座標記憶テーブルC9F)ピン座標記憶テーブル
C9Fは、基板Bの各ピンBbに再ハンダを行う際のX
軸テーブルTxおよびY軸テーブルTyの座標を記憶す
る。前記ピン座標記憶テーブルC9Fは、前記基板B上
の複数のリードピンBbのハンダ付部分Bcに対する前
記ハンダ付け作業位置における前記基板支持部材3の位
置情報(すなわち、X軸テーブルTxの位置情報)およ
びノズル・コテ支持部材11の位置情報(すなわち、Y
軸テーブルTyの位置情報)を記憶するピン座標記憶テ
ーブル(C9F)として構成されている。
【0072】(自動動作制御手段C10)自動動作制御
手段C10は、選択可能な複数の自動動作モードを備え
ており、選択された自動動作モードで動作する手段であ
り、下記の手段C10A〜C10Nを有している。 (基板および動作モード指定画面表示手段C10A)基
板および動作モード指定画面表示手段C10Aは、図1
5に示す自動動作画面を表示する。図15の自動動作画
面は、前記図9のメニュー画面で「自動動作」が選択さ
れた時に表示される。前記自動動作画面表示手段C10
Aは、次の手段C10A1〜C10A3を有している。 (基板番号入力画像表示手段C10A1)(基板番号入力
画像表示手段C10A1は、基板番号入力画像(図15の
自動動作画面の左側上部の「登録番号」の右側の数字入
力欄)を表示する。
【0073】(基板名称表示手段C10A2)基板名称表
示手段C10A2は、前記「登録番号」の右側に表示され
た登録番号「01」の基板の名称(「電源基板」)を、
図15の自動動作画面の左上部の「基板名称」の右側の
表示欄に表示する。 (ピンリスト画像表示手段C10A3)ピンリスト画像表
示手段C10A3は、ピンリスト画像(図15の自動動作
画面の中央部分の「ピン名称」等が記載されたテーブ
ル)を表示する。図15の自動動作画面のピンリスト画
像において、「ランク」の欄にはハンダ付部の劣化状態
によりランク分けした結果が表示され、「再ハンダ」の
欄には、再ハンダを行うポイントには「要再ハンダ」と
表示され、再ハンダが終了したポイントには「済」が表
示される(作業の進み具合が分かるように)。
【0074】(動作モード選択画像表示手段(C10A
2)動作モード選択画像表示手段C10A2は、図15の
自動動作画面の右側部分に、動作モード選択画像(「通
常動作」、「全数ハンダ吸引」、全数ハンダ」、「全数
吸引−ハンダ」)を表示する。「通常動作」は、基板上
の各ピン毎に旧ハンダの吸引作業および新ハンダによる
再ハンダ付け作業を繰り返す動作である。なお、この
「通常動作」では、再ハンダが必要であると評価された
ピンに対してのみ作業を行うことができる。「全数ハン
ダ吸引」は、基板上の全ピンの旧ハンダを溶融、吸引し
て除去する動作である。「全数ハンダ」は、ハンダ付け
されていない基板上の全ピンに対してハンダ付け作業を
行う動作である。「全数吸引−再ハンダ」は、基板上の
全ピンの旧ハンダを溶融、吸引して除去してから、全ピ
ンに対してハンダ付け作業を行う動作である。
【0075】(再ハンダ評価テーブル表示指令入力画像
(「シリアル選択」、図15参照)表示手段C10A3)
再ハンダ評価テーブル表示指令入力画像(「シリアル選
択」、図15参照)は、図15の自動動作画面の上部右
側部分に「シリアル選択」を表示する。 (再ハンダ評価テーブル設定画面表示手段C10B)再
ハンダ評価テーブル設定画面表示手段C10Bは、前記
図15の「シリアル選択」が選択された時に、再ハンダ
評価テーブル設定画面(図示せず)を表示する。再ハン
ダ評価テーブル設定画面(図示せず)では、次の画像が
表示される。 (1)評価テーブル選択画像 (2)動作開始ボタン (3)キャンセル選択ボタン) なお、前記評価テーブルとは、予め基板の各ピン毎に再
ハンダの要、不要の評価を行なって作成したテーブルで
あり、各ピンに対して再ハンダを行うか否か示すデータ
を記憶したテーブル(自動再ハンダ作業を行うピンであ
るか否かの判別を行うための、再ハンダ評価テーブル)
である。前記再ハンダ評価テーブルに基づいて自動再ハ
ンダ作業が行われる。
【0076】(作業位置順次移動制御手段C10C)作
業位置順次移動制御手段C10Cは、Y軸テーブル駆動
回路DyによりY軸テーブル駆動モータMyを駆動し且
つX軸テーブル駆動回路DxによりX軸テーブル駆動モ
ータMxを駆動して、基板上の各ピンに対して旧ハンダ
吸引作業またはハンダ付け作業等を行う作業位置にX軸
テーブルTxおよびY軸テーブルTyを順次移動させ
る。 (ノズル・コテ同時移動加熱制御手段C10D)ノズル
・コテ同時移動加熱制御手段C10Dは、基板上のピン
をハンダ付けした旧ハンダを吸引する際に、ノズル移動
モータ駆動回路D1によりノズル移動モータM1を駆動
し且つハンダゴテ移動モータD2によりハンダゴテ移動
モータM2を駆動して、吸引ノズル20およびハンダゴ
テ34を同時に待機位置から作業位置(旧ハンダ付部分
に接触する位置)に移動させる。
【0077】(溶融補助ハンダ供給制御手段C10E)
溶融補助ハンダ供給制御手段C10Eは、基板上のピン
をハンダ付している旧ハンダの溶融を補助するために、
旧ハンダを加熱しているハンダゴテ34に新ハンダ(糸
ハンダ)35を溶融補助ハンダとして供給する。 (ノズル吸引時ハンダゴテ退避手段C10F)ノズル吸
引時ハンダゴテ退避手段C10Fは、吸引ノズル20お
よびハンダゴテ34により加熱した旧ハンダが溶融した
とき、溶融ハンダを吸引ノズル20により吸引する際、
ハンダゴテ34を上方の待機位置に退避させる。この退
避動作により、溶融ハンダがハンダゴテ34の下面に付
着して残ることを防止することができる。 (溶融ハンダ吸引制御手段C10G)溶融ハンダ吸引制
御手段C10Gは、基板上のピンをハンダ付けしていた
旧ハンダが溶融したときに、電磁弁駆動回路Dvにより
電磁弁Vを開いて、吸引ノズル20により溶融ハンダを
吸引して除去する。
【0078】(再ハンダ時ノズル退避手段C10H)再
ハンダ時ノズル退避手段C10Hは、吸引ノズル20に
より溶融ハンダが吸引された後、ハンダゴテ34により
再ハンダ付け作業を行う際、吸引ノズル20を上方の待
機位置に退避させる。この退避動作により、再ハンダ付
け作業時に吸引ノズル20がハンダ付けの妨げとなるこ
とを防止することができる。 (再ハンダ制御手段C10I)再ハンダ制御手段C10I
は、前記吸引ノズル20が退避した後のハンダゴテ34
によるランド(ハンダ付する領域)の加熱時間、新ハン
ダ(糸ハンダ)35の供給時間、新ハンダ供給後の加熱
時間等の制御を行う。 (再ハンダ評価テーブル記憶手段C10J)再ハンダ評
価テーブル記憶手段C10Jは、再ハンダを行う基板の
各ピンに対して再ハンダを行うか否か示すデータを記憶
したテーブル(自動再ハンダ作業を行うピンであるか否
かの判別を行うための、再ハンダ評価テーブル)を記憶
する。このテーブルは、予め各ピン毎に再ハンダの要、
不要の評価を行なって作成したテーブルであり、前記再
ハンダ評価テーブルに基づいて自動再ハンダ作業が行わ
れる。
【0079】(通常動作モード制御手段C10K)通常
動作モード制御手段C10Kは、各ピン毎に、旧ハンダ
の吸引作業および新ハンダによる再ハンダ付け作業を繰
り返して自動再ハンダ付け作業(通常動作)を自動的に
行う。なおこの作業は基板上の再ハンダが必要であると
評価されたピンについてのみ行うことができる。 (全数ハンダ吸引モード制御手段C10L)全数ハンダ
吸引モード制御手段C10Lは、基板上の全ピンの旧ハ
ンダを溶融、吸引して除去する動作(全数ハンダ吸引動
作)を自動的に行う。 (全数ハンダモード制御手段C10M)全数ハンダモー
ド制御手段C10Mは、ハンダ付けされていない基板上
の全ピンに対してハンダ付け作業を行う動作(全数ハン
ダ動作)を自動的に行う。 (全数吸引−再ハンダモード制御手段C10N)全数吸
引−再ハンダモード制御手段C10Nは、基板上の全ピ
ンの旧ハンダを溶融、吸引して除去してから、全ピンに
対してハンダ付け作業を行う動作(全数吸引−再ハンダ
動作)を自動的に行う。
【0080】(ステップ動作制御手段C11)ステップ
動作制御手段C11は、前記再ハンダ評価テーブルに基
づいて再ハンダ必要箇所に対し、1か所ずつ再ハンダ作
業を行う。動作は自動動作と同様、「通常動作」、「全
数ハンダ吸引」、「全数ハンダ」、「全数吸引−再ハン
ダ」の作業を行うことができ、それぞれの作業において
対象ポイントの処理結果を順次確認しながら処理を行
う。 (ステップ動作画面表示手段C11A)ステップ動作画
面表示手段C11Aは、ステップ動作画面(図16参
照)を表示する。
【0081】(指定ポイント動作制御手段C12)指定
ポイント動作制御手段C12は、対象ポイント中の選択
された任意のポイントに対して再ハンダ処理を実行す
る。 (指定ポイント動作画面表示手段C12A)指定ポイン
ト動作画面表示手段C12Aは、指定ポイント動作画面
(図17参照)を表示する。
【0082】(実施例の作用)前記構成を備えた実施例
の作用をフローチャートにより説明する。 (実施例のフローチャートの説明) (再ハンダ装置メインルーチン)図18は前述の構成を
備えた前記実施例の再ハンダ装置のメインルーチンのフ
ローチャートである。図18のフローチャートの各ステ
ップの処理は、前記コンピュータにより構成されたコン
トローラCの記憶装置に記憶されたプログラムに従って
行われる。また、この再ハンダ装置U(図1参照)の図
18に示すメインフローは、再ハンダ装置の起動アイコ
ンが選択された時にスタートする。図18において、再
ハンダ装置のメインフローが開始されると、ST1(ス
テップ1)において、メニュー画面(図9参照)が表示
される。次にST2において図9の「原点復帰」が選択
されたか否か判断する。イエス(Y)の場合はST3に
移る。ST3においてX軸テーブルTxおよびY軸テー
ブルTyを原点位置に移動させる。次に前記ST1に戻
る。ST2においてノー(N)の場合はST4に移る。
【0083】ST4において図9の「基板切替」が選択
されたか否か判断する。イエス(Y)の場合はST5に
移る。ST5において、図10に示す基板切替画面を表
示して基板切替動作または基板の新規登録を行う。例え
ば、新規に基板を登録する場合には図10で新規登録を
選択して「OK」を選択する。次に前記ST1に戻る。
ST4においてノー(N)の場合はST6に移る。ST
6において、図9のメニューバーの「パターン設定」が
選択されたか否か判断する。イエス(Y)の場合はST
7に移る。ST7において、最初に図11のパターン設
定画面を表示して、パターン設定動作の処理を実行す
る。ST7のサブルーチンは図19により後で説明す
る。ST7が終了すると、前記ST1に戻る。ST6に
おいてノー(N)の場合はST8に移る。ST8におい
て図9の「手動動作」が選択されたか否か判断する。イ
エス(Y)の場合はST9に移る。ST9において図1
4の手動動作画面を表示して手動動作の処理を実行す
る。ST9が終了すると前記ST1に戻る。
【0084】ST8においてノー(N)の場合はST1
0に移る。ST10において図9の「自動動作」が選択
されたか否か判断する。イエス(Y)の場合はST11
に移る。ST11において図15の自動動作画面を表示
して自動動作の処理を実行する。ST11の処理が終了
すると前記ST1に戻る。ST10においてノー(N)
の場合はST12に移る。ST12において図9の「S
TEP動作」が選択されたか否か判断する。イエス
(Y)の場合はST13に移る。ST13において図1
6のステップ動作画面を表示してステップ動作の処理を
実行する。ステップ動作では、対象ポイントの処理(再
ハンダ等)を順次確認(停止)しながら処理を行う。S
T13が終了すると、前記ST1に戻る。
【0085】ST12においてノー(N)の場合はST
14に移る。ST14において図9の「指定ポイント動
作」が選択されたか否か判断する。イエス(Y)の場合
はST15に移る。ST15において、図17の指定ポ
イント動作画面を表示して指定ポイント動作の処理を実
行する。指定ポイント動作では、再ハンダ対象箇所の中
の指定された任意の1ポイントに対して、再ハンダ処理
を行う。ST15が終了すると、前記ST1に戻る。前
記ST14においてノー(N)の場合はST16に移
る。ST16において、図9のメニューバーの「ヘル
プ」が選択されたか否か判断する。イエス(Y)の場合
はヘルプ画面を表示する。次にST18に移る。ST1
8においてヘルプ画面に表示されている「終了選択アイ
コン」が選択されたか否か判断する。ノー(N)の場合
はST18を繰り返し実行する。イエス(Y)の場合は
前記ST1に戻る。前記ST16においてノー(N)の
場合は前記ST1に戻る。
【0086】(パターン設定動作のフローチャート(S
T7のサブルーチン))図19は図18のST7のサブ
ルーチンで、パターン設定動作のフローチャートであ
る。ST7(図18参照)の処理が開始されると、図1
9のST21においてパターン設定画面(図11参照)
を表示する。次にST22において図11の「OK」が
選択されたか否か判断する。イエス(Y)の場合はST
23に移る。ST23においてパターン設定画面での入
力データ(クリーニング間隔)を保存する。次に図18
のメインルーチンのST1に戻る。ST22においてノ
ー(N)の場合はST24に移る。
【0087】ST24において図11の「キャンセル」
が選択されたか否か判断する。イエス(Y)の場合はS
T25に移る。ST25においてパターン設定画面での
入力データ(クリーニング間隔)を破棄する。次に図1
8のメインルーチンのST1に戻る。ST24において
ノー(N)の場合はST26に移る。ST26において
図11の「適用」が選択されたか否か判断する。イエス
(Y)の場合はST27に移る。ST27においてパタ
ーン設定画面での入力データ(クリーニング間隔)を保
存する。次に前記ST21に戻る。ST26においてノ
ー(N)の場合はST28に移る。
【0088】ST28において図11の「ピン名称設
定」が選択されたか否か判断する。イエス(Y)の場合
はST29に移る。ST29においてピン名称設定画面
(図12参照)を表示し、ピン名称設定動作(入力され
たピン名称や書き換えられたピン名称を記憶する動作)
を行う。ピン名称設定処理の次に前記ST21に戻る。
ST28においてノー(N)の場合はST30に移る。
ST30において図11の「ハンダ時間設定」が選択さ
れたか否か判断する。イエス(Y)の場合はST31に
移る。ST31においてハンダ工程設定画面(図13参
照)を表示し、ハンダ工程設定動作(再ハンダ作業にお
ける各作業工程の所要時間の設定)を行う。ハンダ工程
設定処理の次に前記ST21に戻る。ST30において
ノー(N)の場合はST32に移る。
【0089】ST32において図11の入力欄(基板登
録番号入力欄、クリーニング間隔入力欄)に入力が有っ
たか否か判断するノー(N)の場合は前記ST21に戻
る。イエス(Y)の場合はST33に移る。ST33に
おいて次の処理を実行する。 (1)入力データを記憶する。 (2)入力データを入力欄に追加表示する。 次にST34においてヘルプが選択されたか否か判断す
る。ノー(N)の場合は前記ST21に戻る。イエス
(Y)の場合はST35に移る。ST35においてヘル
プ画面を表示する。ヘルプ画面にはヘルプ画面の表示終
了を選択するアイコンも表示される。次にST36にお
いてヘルプ画面の表示終了が選択されたか否か判断す
る。ノー(N)の場合はST36を繰り返し実行する。
イエス(Y)の場合は前記ST21に戻る。
【0090】(手動動作のフローチャート(ST9のサ
ブルーチン))図20はST9のサブルーチンで、手動
動作のフローチャートである。ST9(図18参照)の
処理が開始されると、図20のST41において手動動
作画面(図14参照)を表示する。次にST42におい
て図14の手動動作画面のメニューバーの「パターン設
定」が選択されたか否か判断する。イエス(Y)の場合
はST7(図18参照)に移る。ノー(N)の場合はS
T44に移る。ST44において、ヘルプが選択された
か否か判断する。イエス(Y)の場合はST45に移
り、ノー(N)の場合は前記ST47に移る。ST45
においてヘルプ画面を表示する。ヘルプ画面にはヘルプ
画面の表示終了を選択するアイコンも表示される。次に
ST46においてヘルプ画面の表示終了が選択されたか
否か判断する。ノー(N)の場合はS46を繰り返し実
行する。イエス(Y)の場合はST47に移る。
【0091】ST47において図14の基板の登録番号
入力欄に入力が有ったか否か判断する。イエス(Y)の
場合はST48に移り、ノー(N)の場合は前記ST4
9に移る。ST48において次の処理を実行する。 (1)登録番号を表示する。 (2)対応する基板名を基板名称表示欄に追加表示す
る。 次にST49に移る。ST49において図14の「移動
ポイント」の入力欄にピン番号の入力が有ったか否か判
断する。イエス(Y)の場合はST50に移り、ノー
(N)の場合はST51に移る。ST50において移動
ポイント入力表示欄に入力されたピン番号を表示する。
次にST51に移る。
【0092】ST51において図14の「ピンリスト」
においてピン名称またはその左欄のピン番号が選択され
たか否か判断する。イエス(Y)の場合はST52に移
り、ノー(N)の場合はST53に移る。ST52にお
いて移動ポイント入力表示欄に選択されたピン名称に対
応するピン番号を表示する。次にST53に移る。ST
53において図14の「移動(V)」が選択されたか否
か判断する。イエス(Y)の場合はST54に移り、ノ
ー(N)の場合はST55(図21参照)に移る。ST
54において移動ポイント入力表示欄に表示されたピン
番号のXY座標にX軸テーブルTxおよびY軸テーブル
Tyを移動する。
【0093】図21はST9のサブルーチンである前記
図20の手動動作のフローチャートの続きのフローチャ
ートである。図21のST55において図14の「移動
速度」を設定する画像(図14の中央下部参照)中の
「高速(1)」、「中速(2)」、または「低速
(3)」のいずれかが選択されたか否か判断する。イエ
ス(Y)の場合はST56に移り、ノー(N)の場合は
ST57に移る。ST56において移動速度を選択され
た速度に設定する。次にST57に移る。ST57にお
いて図14の下部中央左寄りに表示された移動支持ボタ
ン「X+」、「X−」、「Y+」、または「Y−」が選
択されたか否か判断する。イエス(Y)の場合はST5
8に移り、ノー(N)の場合はST59に移る。ST5
8において移動支持ボタン「X+」、「X−」、「Y
+」、または「Y−」の中の選択されたボタンに応じた
方向にX軸テーブルTxまたはY軸テーブルTyを設定
された速度で移動させる。移動はボタンを押している間
行われ、ボタンを離すと停止する。次にST59に移
る。
【0094】ST59において図14の中央部に表示さ
れた画像「ポジション変更(P)」が選択されたか否か
判断する。イエス(Y)の場合はST60に移り、ノー
(N)の場合はST61に移る。ST60において図1
4の移動ポイント表示欄に表示されたピン番号のピンの
座標位置(すなわち、前記ピンにハンダ作業等を行う際
のX軸テーブルTxおよびY軸テーブルTyの座標位
置)を記憶する。次にST61に移る。
【0095】ST61において図14の上部左側部分に
表示された画像「ノズル下降(Z)」が選択されたか否
か判断する。イエス(Y)の場合はST62に移り、ノ
ー(N)の場合はST63に移る。ST62においてノ
ズル移動モータ駆動回路D1(図6参照)によりノズル
移動モータM1を駆動して吸引ノズル20を上方の待機
位置から下方のノズル作業位置(基板のハンダ付部分を
加熱、吸引する位置)に下降させる。なお、吸引ノズル
20が作業位置に下降すると前記図14の画像「ノズル
下降(Z)」は「ノズル上昇(Z)」に変化する。次に
ST63に移る。ST63において図14の上部左側部
分に表示された画像「ノズル上昇(Z)」が選択された
か否か判断する。イエス(Y)の場合はST64に移
り、ノー(N)の場合はST65に移る。ST64にお
いてノズル移動モータ駆動回路D1(図6参照)により
ノズル移動モータM1を駆動して吸引ノズル20を基板
に接近した下方の作業位置から上方の待機位置に上昇さ
せる。なお、吸引ノズル20が待機位置に上昇すると前
記図14の画像「ノズル上昇(Z)」が「ノズル下降
(Z)」に変化する。次にST65に移る。
【0096】ST65において図14の上部中央部分に
表示された画像「コテ下降(X)」が選択されたか否か
判断する。イエス(Y)の場合はST66に移り、ノー
(N)の場合はST67に移る。ST66においてハン
ダゴテ移動モータ駆動回路D2(図6参照)によりハン
ダゴテ移動モータM2を駆動してハンダゴテ34を上方
の待機位置から下方のコテ作業位置(基板のハンダ付部
分を加熱する位置)に下降させる。なお、ハンダゴテ3
4が作業位置に下降すると前記図14の画像「コテ下降
(X)」は「コテ上昇(X)」に変化する。次にST6
7に移る。ST67において図14の上部中央部分に表
示された画像「コテ上昇(X)」が選択されたか否か判
断する。イエス(Y)の場合はST68に移り、ノー
(N)の場合は図22のST69に移る。ST68にお
いてコテ移動モータ駆動回路D2(図6参照)によりハ
ンダゴテ移動モータM2を駆動してハンダゴテ34を基
板に接近した下方の作業位置から上方の待機位置に上昇
させる。なお、ハンダゴテ34が待機位置に上昇すると
前記図14の画像「コテ下降(X)」から前記「コテ上
昇(X)」に変化していた画像が「コテ下降(X)」に
戻る。次に図22のST69に移る。
【0097】図22はST9のサブルーチンである前記
図21の手動動作のフローチャートの続きのフローチャ
ートである。図22のST69において図14の上部中
央部分に表示された画像「クリーニング」が選択された
か否か判断する。イエス(Y)の場合はST70に移
り、ノー(N)の場合は図22のST71に移る。ST
70においてX軸テーブルTxおよびY軸テーブルTy
を移動させてハンダゴテ34の先端を清掃用スポンジ4
で清掃する。次にST71に移る。ST71において図
14の上部右側部分に表示された画像「ハンダ送り」が
選択されたか否か判断する。イエス(Y)の場合はST
72に移り、ノー(N)の場合はST73に移る。ST
72において、ハンダ供給モータ駆動回路D3によりハ
ンダ供給モータM3駆動して、新ハンダ(糸ハンダ)3
5を一定量送り出す。次にST73に移る。
【0098】ST73において図14の左側部分に表示
された画像「再ハンダ」が選択されたか否か判断する。
イエス(Y)の場合はST74に移り、ノー(N)の場
合はST75に移る。ST74において、再ハンダ作業
を行う。再ハンダ作業は旧ハンダを吸引して新ハンダに
よりハンダ付けする作業である。次にST75に移る。
ST75において図14の左側部分に表示された画像
「吸引動作」が選択されたか否か判断する。イエス
(Y)の場合はST76に移り、ノー(N)の場合はS
T77に移る。ST76において、吸引動作(旧ハンダ
を溶融して吸引する動作)を行う。次にST77に移
る。ST77において図14の左側部分に表示された画
像「ハンダ動作」が選択されたか否か判断する。イエス
(Y)の場合はST78に移り、ノー(N)の場合は前
記図20のST41に戻る。ST78において、ハンダ
動作(ハンダ付けされていない基板に対するハンダ付け
動作)を行う。次に前記図20のST41に戻る。
【0099】(自動動作のフローチャート(ST11の
サブルーチン))図23はST11のサブルーチンで、
自動動作のフローチャートである。ST11(図18参
照)の処理が開始されると、図23のST81において
自動動作画面(図15参照)を表示する。次にST82
において図15の自動動作画面のメニューバーの「メニ
ュー」が選択されたか否か判断する。イエス(Y)の場
合はST1(図18参照)に戻る。ノー(N)の場合は
ST83に移る。ST83において、ヘルプが選択され
たか否か判断する。イエス(Y)の場合はST84に移
り、ノー(N)の場合は前記ST86に移る。ST84
においてヘルプ画面を表示する。ヘルプ画面にはヘルプ
画面の表示終了を選択するアイコンも表示される。次に
ST85においてヘルプ画面の表示終了が選択されたか
否か判断する。ノー(N)の場合はS85を繰り返し実
行する。イエス(Y)の場合はST86に移る。
【0100】ST86において図15の基板の登録番号
入力欄に入力が有ったか否か判断する。イエス(Y)の
場合はST87に移り、ノー(N)の場合は前記ST8
8に移る。ST87において次の処理を実行する。 (1)自動動作画面(図15)に登録番号を表示する。 (2)自動動作画面(図15)において前記登録番号に
対応する基板名を基板名称表示欄に追加表示する。 次にST88に移る。ST88において図15の動作モ
ード欄の「通常モード」が選択されているか否か判断す
る。イエス(Y)の場合はST89に移り、ノー(N)
の場合は図24のST97に移る。ST89において、
図15の画像「通常モード」の左側の選択モード表示欄
にモード選択マーク「・」を付ける。次にST90にお
いて図15の上部の画像「シリアル選択」が選択された
か否か判断する。イエス(Y)の場合はST91に移
り、ノー(N)の場合は図24のST97に移る。
【0101】ST91において次の処理を実行する。 (1)評価テーブル(ファイル)選択画像、動作開始ア
イコン、キャンセルアイコンを表示する。評価テーブル
は予め、FD(フロッピー(登録商標)ディスク)やH
D(ハードディスク)に記憶させておく。次にST92
に移る。ST92において評価テーブルが選択されたか
否か判断する。イエス(Y)の場合はST93に移り、
ノー(N)の場合はST94に移る。ST93におい
て、選択された評価テーブル(再ハンダが必要か不要か
をポイント毎に示したテーブル)を読み込む。次にST
94に移る。
【0102】ST94においてキャンセルアイコンが選
択されたか否か判断する。イエス(Y)の場合は図23
の前記ST81に戻る。ノー(N)の場合はST95に
移る。ST95において動作開始アイコンが選択された
か否か判断する。ノー(N)の場合は前記ST92に戻
る。イエス(Y)の場合はST96に移る。ST96に
おいて、通常モードで自動再ハンダ付け作業を実行す
る。通常モードでは、基板とピンとのハンダ付部分な中
で、評価テーブルで再ハンダ付け作業が必要であると評
価されたハンダ付部分のみに対して、旧ハンダを吸引し
てから新ハンダ35によるハンダ付け作業を、各ハンダ
付部分毎に実行する。ST96の処理が終了すると図1
8のメインルーチンのST1に戻る。
【0103】図24はST11のサブルーチンである前
記図23の自動動作のフローチャートの続きのフローチ
ャートである。図24のST97において図15の右側
部分に表示された動作モード選択画像の「全数ハンダ吸
引」が選択されているか否かを判断する。イエス(Y)
の場合はST98に移り、ノー(N)の場合はST10
1に移る。ST98において次の動作を行う。 (1)モード選択マークを「全数ハンダ吸引」に付け
る。 (2)動作開始アイコンを図15に表示する。 次にST99において動作開始アイコンが選択されたか
否か判断する。イエス(Y)の場合はST100に移
り、ノー(N)の場合はST101に移る。ST100
において、全数ハンダ吸引モードで自動動作を行う。全
数ハンダ吸引モードでは、基板の全ハンダ付部分の旧ハ
ンダを溶融、吸引して除去する。ST100の処理が終
了すると図18のメインルーチンのST1に戻る。
【0104】図24のST101において図15の右側
部分に表示された動作モード選択画像の「全数ハンダ」
が選択されているか否かを判断する。イエス(Y)の場
合はST102に移り、ノー(N)の場合はST105
に移る。ST102において次の動作を行う。 (1)モード選択マークを「全数ハンダ」に付ける。 (2)動作開始アイコンを図15に表示する。 次にST103において動作開始アイコンが選択された
か否か判断する。イエス(Y)の場合はST104に移
り、ノー(N)の場合はST105に移る。ST104
において、全数ハンダモードで自動動作を行う。全数ハ
ンダモードでは、ハンダ付が行われていない基板のハン
ダ付の必要な全部にハンダ付け作業を行う。ST104
の処理が終了すると図18のメインルーチンのST1に
戻る。
【0105】図24のST105において図15の右側
部分に表示された動作モード選択画像の「全数吸引−再
ハンダ」が選択されているか否かを判断する。イエス
(Y)の場合はST106に移り、ノー(N)の場合は
前記ST81に戻る。ST106において次の動作を行
う。 (1)モード選択マークを「全数吸引−再ハンダ」に付
ける。 (2)動作開始アイコンを図15に表示する。 次にST107において動作開始アイコンが選択された
か否か判断する。イエス(Y)の場合はST108に移
り、ノー(N)の場合は前記ST81に戻る。ST10
8において、全数吸引−再ハンダモードで自動動作を行
う。全数吸引−再ハンダモードでは、基板の全ハンダ付
部分の旧ハンダを溶融、吸引してから、基板のハンダ付
けの必要な全部の箇所にハンダ付け作業を行う。ST1
08の処理が終了すると図18のメインルーチンのST
1に戻る。
【0106】(自動動作の通常モードのフローチャート
(ST96のサブルーチン))図25は前記図23のS
T96のサブルーチンで、自動動作の通常モードのフロ
ーチャートである。ST96(図23参照)の処理が開
始されると、図25のST110において、次の動作を
行う。すなわち、吸引ノズル20およびハンダゴテ34
を基板B(図1〜図4参照)の上方の待機位置に保持し
た状態でX軸テーブルTx、Y軸テーブルTyを原点
(XY座標=(0,0)の位置)に移動する。次にST
111において、ピン番号nをn=n+1とする。なお
nの初期値はn=0である。次にST112において、
ピン番号nのリードピンBbは再ハンダが必要か否か判
断する。この判断は評価テーブルのデータにより判断す
る。ノー(N)の場合は前記ST111に戻り、イエス
(Y)の場合は次のST113に移る。
【0107】ST113において、ピン番号nのリード
ピンBbに対する再ハンダ作業位置にX軸テーブルTx
およびY軸テーブルTyを移動させる。次にST114
において次の処理を実行する。吸引ノズル20およびハ
ンダゴテ34を待機位置(基板B(図1〜図4参照)か
ら上方に離隔した位置)から作業位置(基板Bのハンダ
付部分Bc(図4参照)に接触する位置)に移動させ
る。なお、吸引ノズル20およびハンダゴテ34のヒー
タはヒータ電源オン時から加熱されている。ST115
において、ピン番号nのリードピンBbに対して設定さ
れた予熱時間(図5参照)だけハンダ付部分Bcを加熱
する。ST116において、ピン番号nのリードピンB
bに対して設定された溶融補助ハンダ供給時間(図5参
照)だけ糸ハンダ(溶融補助ハンダ)35(図1〜図4
参照)をハンダゴテ34の先端部に供給する。ST11
7において、吸引ノズル20およびハンダゴテ34によ
り、ピン番号nのリードピンBbに対して設定された溶
融待機時間(図5参照)だけハンダ付部分Bcを加熱す
る。次に図26のST118に移る。
【0108】図26はST96のサブルーチンである前
記図25の自動動作の通常モードのフローチャートの続
きのフローチャートである。図26のST118におい
て次の処理を実行する。 (1)ハンダゴテ34を作業位置(基板Bに接触する位
置)から待機位置に上昇させる。 (2)ピン番号nのリードピンBbに対して設定された
吸引時間(図5参照)だけ、吸引ノズル20により溶融
ハンダを吸引する。 次にST119において、次の処理を実行する。 (1)吸引ノズル20を作業位置から待機位置に移動
(上昇)させる。 (2)ハンダゴテ34を待機位置から作業位置に移動
(下降)させる。 次にST20において、ピン番号nのリードピンBbに
対して設定されたランド部加熱時間(図5参照)だけ、
ランド部(旧ハンダが溶融されて吸引されることにより
除去された部分)をハンダゴテ34により加熱する。
【0109】次にST121において、ピン番号nのリ
ードピンBbに対して設定された再ハンダ供給時間(図
5参照)だけ、新しい糸ハンダ(新ハンダ)35をハン
ダゴテ34の先端部に供給する。次にST122におい
て、ピン番号nのリードピンBbに対して設定された再
ハンダ完了待機時間(図5参照)だけ、ハンダゴテ34
により新ハンダおよびランド部を加熱する。次にST1
23において、ハンダゴテ34を作業位置から待機位置
に上昇させる。次にST124において、全ピンに対し
て再ハンダ作業が終了したか否か判断する。ノー(N)
の場合は前記ST111に戻る。イエス(Y)の場合は
前記図23のST96が終了し、このとき、ST11の
サブルーチン(図23,図24の自動動作のフローチャ
ート)が終了する。このときは、図18のメインルーチ
ンのST1に戻る。
【0110】(変更例)以上、本発明の実施の形態を詳
述したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の
範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明
の変更例を下記に例示する。 (H01)前記実施例の再ハンダ装置は、ハンダ除去装置
としても使用することができる。はた、ハンダ除去装置
としてのみ使用する場合には、新ハンダ供給装置(D3
+M3+36〜39)を省略したり、ハンダゴテ34を
省略することが可能である。
【0111】
【発明の効果】前述の本発明は、下記の効果(E01)を
奏することができる。 (E01)自動的に正確且つ速やかに古いハンダを吸い取
り、新しいハンダ付けを行うことができる。 (E02)自動的に正確且つ速やかに古いハンダを吸い取
ることができる。 (E03)基板のリードピンに対してハンダ付作業を行う
際の基板支持部材およびノズル・コテ支持部材の座標で
ある正確なピン座標を容易に記憶させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施例1の再ハンダ装置の全
体説明図である。
【図2】 図2は前記図1の要部の前面拡大図である。
【図3】 図3は前記図2の要部拡大図である。
【図4】 図4は再ハンダが行われる基板の要部断面拡
大図
【図5】 図5は前記図4に示す再ハンダ作業を行う際
の各工程における設定時間を示す表1の図である。
【図6】 図6は前記再ハンダ装置Uの制御部のブロッ
ク線図である。
【図7】 図7は前記再ハンダ装置Uの制御部のブロッ
ク線図で前記図6に示す部分以外の部分のブロック線図
である。
【図8】 図8は前記再ハンダ装置Uの制御部のブロッ
ク線図で前記図6および図7に示す部分以外の部分のブ
ロック線図である。
【図9】 図9は本発明の再ハンダ装置の起動時に表示
されるメイン画面を示す図である。
【図10】 図10は基板切替画面であり、前記図9の
メニュー画面で「基板切替」が選択された時に表示され
る画面である。
【図11】 図11はパターン設定画面であり、前記図
9のメニュー画面でメニューバーの「パターン設定」が
選択されたときに表示される画面である。
【図12】 図12はピン名称設定画面であり、前記図
11のパターン設定画面で「ピン名称設定」が選択され
た時に表示される画面である。
【図13】 図13はハンダ工程設定画面であり、前記
図11のパターン設定画面で「ハンダ時間設定」が選択
された時に表示される画面である。
【図14】 図14は手動動作画面であり、前記図9の
メニュー画面で「手動動作」が選択された時に表示され
る画面である。
【図15】 図15は自動動作画面であり、前記図9の
メニュー画面で「自動動作」が選択された時に表示され
る画面である。
【図16】 図16はステップ(STEP)動作画面で
あり、前記図のメニュー画面で「STEP動作」が選択
された時に表示される画面である。
【図17】 図17は指定ポイント動作画面であり、前
記図のメニュー画面で「指定ポイント動作」が選択され
た時に表示される画面である。
【図18】 図18は前述の構成を備えた前記実施例の
再ハンダ装置のメインルーチンのフローチャートであ
る。
【図19】 図19は図18のST7のサブルーチン
で、パターン設定動作のフローチャートである。
【図20】 図20はST9のサブルーチンで、手動動
作のフローチャートである。
【図21】 図21はST9のサブルーチンである前記
図20の手動動作のフローチャートの続きのフローチャ
ートである。
【図22】 図22はST9のサブルーチンである前記
図21の手動動作のフローチャートの続きのフローチャ
ートである。
【図23】 図23はST11のサブルーチンで、自動
動作のフローチャートである。
【図24】 図24はST11のサブルーチンである前
記図23の自動動作のフローチャートの続きのフローチ
ャートである。
【図25】 図25は前記図23のST96のサブルー
チンで、自動動作の通常モードのフローチャートであ
る。
【図26】 図26はST96のサブルーチンである前
記図25の自動動作の通常モードのフローチャートの続
きのフローチャートである。
【符号の説明】
B…基板、Ba…導電部材、Bb…リードピン、Bc…
ハンダ付部分、C9A…手動動作画面表示手段、C9E…
登録指定時ピン位置座標登録手段、C9F…ピン座標記
憶テーブル、C10C…作業位置順次移動制御手段、C
10D…ノズル・コテ同時移動加熱制御手段、C10E…
溶融補助ハンダ供給制御手段、C10G…溶融ハンダ吸
引制御手段、C10I…再ハンダ制御手段、3…基板支
持部材、11…ノズル・コテ支持部材、12…ノズル用
ガイド部材、13…ハンダゴテ用ガイド部材、19…ノ
ズル支持部材、20…吸引ノズル、33…ハンダゴテ支
持部材、34…ハンダゴテ、35…新ハンダ、(D1+
M1+16〜19)…ノズル移動装置、(D2+M2+
31〜33)…ハンダゴテ移動装置、(Dn+22)…
ノズル加熱装置、(Dk+41)…ハンダゴテ加熱装
置、(Dv+V+T)…ノズル吸引装置、(Dy+My
+Ty+Dx+Mx+Tx)…作業位置移動装置、(D
3+M3+36〜39)…新ハンダ供給装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B23K 101:42 B23K 101:42

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の構成要件(A01)〜(A011)を
    備えた再ハンダ装置、(A01)基板裏面に設けた導電部
    材と前記導電部材を貫通して突出したリードピン先端部
    とがハンダ付けされている複数のハンダ付部分を有する
    ハンダ付基板を前記基板裏面が上面となる状態で支持す
    る基板支持部材、(A02)前記基板裏面に対向して配置
    されるとともにノズル用ガイド部材およびハンダゴテ用
    ガイド部材を支持するノズル・コテ支持部材、(A03)
    前記ノズル用ガイド部材により前記基板裏面に対して斜
    め上方から移動可能に支持され且つ吸引ノズルを支持す
    るノズル支持部材、(A04)前記ノズル支持部材を前記
    吸引ノズルが前記ハンダ付部分に接触するノズル作動位
    置と前記ハンダ付部分から離れた待機位置との間で移動
    させるノズル移動装置、(A05)前記ノズルを加熱する
    ノズル加熱装置、(A06)前記ノズルの先端から溶融ハ
    ンダおよび気体を吸引するノズル吸引装置、(A07)前
    記ハンダゴテ用ガイド部材により前記基板裏面に対して
    斜め上方から移動可能に支持され且つハンダゴテを支持
    するハンダゴテ支持部材、(A08)前記ハンダゴテ支持
    部材を前記ハンダゴテが前記ハンダ付部分に接触するハ
    ンダゴテ作動位置と前記ハンダ付部分から離れた待機位
    置との間で移動させるハンダゴテ移動装置、(A09)前
    記ハンダゴテを加熱するハンダゴテ加熱装置、(A01
    0)前記吸引ノズルおよびハンダゴテが前記基板裏面に
    上方から接近したときにそれらの先端部が前記ハンダ付
    部分の1つに前記リードピン先端部の両側から接触可能
    なハンダ付作業位置に、前記基板支持部材およびノズル
    ・コテ支持部材を相対的に移動させる作業位置移動装
    置、(A011)前記ハンダ付部分を加熱するハンダゴテ
    に新ハンダを供給する新ハンダ供給装置。
  2. 【請求項2】 下記の構成要件(A012)〜(A017)を
    備えた請求項1記載の再ハンダ装置、(A012)前記複
    数のリードピンのハンダ付部分に対してハンダ付作業を
    行う前記基板支持部材およびノズル・コテ支持部材のハ
    ンダ付作業位置の水平な直交するXY軸上の座標である
    ピン座標を記憶するピン座標記憶テーブル、(A013)
    前記ピン座標記憶テーブルに記憶された位置情報に基づ
    いて前記作業位置移動装置の動作を制御して、前記複数
    のハンダ付部分に対応する複数の作業位置に、前記基板
    支持部材およびノズル・コテ支持部材を順次移動させる
    作業位置順次移動制御手段、(A014)前記ノズル移動
    装置およびハンダゴテ移動部材を同時に前記待機位置か
    ら作動位置に移動させるとともに吸引ノズルおよびハン
    ダゴテを同時に加熱することにより、加熱した吸引ノズ
    ルおよびハンダゴテの先端部を前記ハンダ付部分に接触
    させて加熱するノズル・コテ同時移動加熱制御手段、
    (A015)前記ハンダ付部分を吸引ノズルと共に加熱す
    るハンダゴテに溶融補助のための新ハンダを新ハンダ供
    給装置から供給させる溶融補助ハンダ供給制御手段、
    (A016)前記ノズル吸引装置を作動させて、前記ハン
    ダ付部分の旧ハンダおよび前記溶融補助のための新ハン
    ダが溶融した溶融ハンダを吸引する溶融ハンダ吸引制御
    手段。(A017)前記吸引ノズルが前記ノズル作動位置
    から離隔した状態で前記ハンダ付部分をハンダゴテによ
    り加熱し且つ前記新ハンダ供給装置により新ハンダを供
    給して、前記リードピン先端部と前記基板裏面の導電部
    材とを新ハンダによりにハンダ付けする再ハンダ制御手
    段。
  3. 【請求項3】 下記の構成要件(A018)を備えた請求
    項1または2記載の再ハンダ装置、(A018)基板裏面
    の複数のハンダ付部分の旧ハンダを順次除去するハンダ
    除去動作のみを実行する全数ハンダ吸引モードの動作を
    制御する全数ハンダ吸引モード制御手段と、基板裏面の
    複数のハンダ付を行う部分に順次ハンダ付作業を行う全
    数ハンダモードの動作を制御する全数ハンダモード制御
    手段と、基板裏面の複数のハンダ付部分の旧ハンダを除
    去してから新ハンダをハンダ付けする再ハンダ動作を各
    ハンダ付部分に対して順次実行する通常動作モードの動
    作を制御する通常動作モード制御手段とを備え、前記各
    モードの中の選択されたモードで動作する自動動作制御
    手段。
  4. 【請求項4】 下記の構成要件(A01)〜(A010)を
    備えた旧ハンダ除去装置、(A01)基板裏面に設けた導
    電部材と前記導電部材を貫通して突出したリードピン先
    端部とがハンダ付けされている複数のハンダ付部分を有
    するハンダ付基板を前記基板裏面が上面となる状態で支
    持する基板支持部材、(A02)前記基板裏面に対向して
    配置されるとともにノズル用ガイド部材およびハンダゴ
    テ用ガイド部材を支持するノズル・コテ支持部材、(A
    03)前記ノズル用ガイド部材により前記基板裏面に対し
    て斜め上方から移動可能に支持され且つ吸引ノズルを支
    持するノズル支持部材、(A04)前記ノズル支持部材を
    前記吸引ノズルが前記ハンダ付部分に接触するノズル作
    動位置と前記ハンダ付部分から離れた待機位置との間で
    移動させるノズル移動装置、(A05)前記ノズルを加熱
    するノズル加熱装置、(A06)前記ノズルの先端から溶
    融ハンダおよび気体を吸引するノズル吸引装置、(A0
    7)前記ハンダゴテ用ガイド部材により前記基板裏面に
    対して斜め上方から移動可能に支持され且つハンダゴテ
    を支持するハンダゴテ支持部材、(A08)前記ハンダゴ
    テ支持部材を前記ハンダゴテが前記ハンダ付部分に接触
    するハンダゴテ作動位置と前記ハンダ付部分から離れた
    待機位置との間で移動させるハンダゴテ移動装置、(A
    09)前記ハンダゴテを加熱するハンダゴテ加熱装置、
    (A010)前記吸引ノズルおよびハンダゴテが前記基板
    裏面に上方から接近したときにそれらの先端部が前記ハ
    ンダ付部分の1つに前記リードピン先端部の両側から接
    触可能なハンダ付作業位置に、前記基板支持部材および
    ノズル・コテ支持部材を相対的に移動させる作業位置移
    動装置、
  5. 【請求項5】 下記の構成要件(A012)〜(A014),
    (A016)を備えた請求項4記載の旧ハンダ除去装置、
    (A012)前記複数のハンダ付部分に対する前記ハンダ
    付作業位置における前記基板支持部材およびノズル・コ
    テ支持部材の位置情報を記憶するピン座標記憶テーブ
    ル、(A013)前記ピン座標記憶テーブルに記憶された
    位置情報に基づいて前記作業位置移動装置の動作を制御
    して、前記複数のハンダ付部分に対応する複数の作業位
    置に、前記基板支持部材およびノズル・コテ支持部材を
    順次移動させる作業位置順次移動制御手段、(A014)
    前記ノズル移動装置およびハンダゴテ移動部材を同時に
    前記待機位置から作動位置に移動させるとともに吸引ノ
    ズルおよびハンダゴテを同時に加熱することにより、加
    熱した吸引ノズルおよびハンダゴテの先端部を前記ハン
    ダ付部分に接触させて加熱するノズル・コテ同時移動加
    熱制御手段、(A016)前記ノズル吸引装置を作動させ
    て、前記ハンダ付部分の旧ハンダおよび前記溶融補助の
    ための新ハンダが溶融した溶融ハンダを吸引する溶融ハ
    ンダ吸引制御手段。
  6. 【請求項6】 次の工程(C01)〜(C05)を順次実行
    する再ハンダ方法、(C01)基板裏面に設けた導電部材
    と前記導電部材を貫通して突出したリードピン先端部と
    がハンダ付けされている複数のハンダ付部分を有するハ
    ンダ付基板を前記基板裏面が上面となる状態で基板支持
    部材上に支持するとともに、前記基板裏面に対向して配
    置された吸引ノズルおよびハンダゴテをノズル・コテ支
    持部材により前記基板裏面に対して斜め上方から接近お
    よび離隔可能に支持し、前記基板支持部材とノズル・コ
    テ支持部材とを相対的に移動させて、前記吸引ノズルお
    よびハンダゴテを前記基板裏面に接近させたときにそれ
    らの先端部が前記リードピン先端部の両側からハンダ付
    部分に接触可能なハンダ付作業位置に停止させるハンダ
    付部分位置決め工程、(C02)前記リードピン先端部の
    両側の斜め上方から加熱した吸引ノズルおよびハンダゴ
    テの先端部を同時に接近させて前記ハンダ付部分に接触
    させて加熱する接触加熱工程、(C03)前記加熱した吸
    引ノズルおよびハンダゴテの先端部を前記ハンダ付部分
    に接触させた状態で前記ハンダ付部分に溶融補助用のハ
    ンダを供給する溶融補助ハンダ供給工程、(C04)前記
    ハンダ付部分の溶融ハンダを前記吸引ノズルで吸い取る
    吸引工程、(C05)前記リードピン先端部と前記基板裏
    面の導電部材とを新ハンダによりにハンダ付けする再ハ
    ンダ付け工程。
  7. 【請求項7】 次の工程(C01),(C02),(C04)
    を順次実行する旧ハンダ除去方法、(C01)基板裏面に
    設けた導電部材と前記導電部材を貫通して突出したリー
    ドピン先端部とがハンダ付けされている複数のハンダ付
    部分を有するハンダ付基板を前記基板裏面が上面となる
    状態で基板支持部材上に支持するとともに、前記基板裏
    面に対向して配置された吸引ノズルおよびハンダゴテを
    ノズル・コテ支持部材により前記基板裏面に対して斜め
    上方から接近および離隔可能に支持し、前記基板支持部
    材とノズル・コテ支持部材とを相対的に移動させて、前
    記吸引ノズルおよびハンダゴテを前記基板裏面に接近さ
    せたときにそれらの先端部が前記リードピン先端部の両
    側からハンダ付部分に接触可能なハンダ付作業位置に停
    止させるハンダ付部分位置決め工程、(C02)前記リー
    ドピン先端部の両側の斜め上方から加熱した吸引ノズル
    およびハンダゴテの先端部を同時に接近させて前記ハン
    ダ付部分に接触させて加熱する接触加熱工程、(C04)
    前記ハンダ付部分の溶融ハンダを前記吸引ノズルで吸い
    取る吸引工程。
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