JP2002270354A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JP2002270354A
JP2002270354A JP2001068111A JP2001068111A JP2002270354A JP 2002270354 A JP2002270354 A JP 2002270354A JP 2001068111 A JP2001068111 A JP 2001068111A JP 2001068111 A JP2001068111 A JP 2001068111A JP 2002270354 A JP2002270354 A JP 2002270354A
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JP
Japan
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heating
cooking container
cooking
threshold value
input power
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Pending
Application number
JP2001068111A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Asada
信弘 浅田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 調理途中での不所望な加熱停止を防止する機
能を備えた誘導加熱調理器を提供する。 【解決手段】 電磁調理器本体1に、小物検知手段5で
小物と判断される閾値K0より高い閾値K1で、鍋4が加
熱に適しているかどうかを判断する調理容器判定手段9
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は誘導加熱調理器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の誘導加熱調理器である電磁調理器
では、スプーンや包丁などの小物を加熱すると、利用者
が火傷をする危険があるので、小物を検知して加熱を停
止する小物検知回路が設けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような誘導加熱調
理器では、使用開始時に、小物検知回路によって小物と
判断されない調理容器であっても、調理の途中で、電源
電圧の変動や温度変化によって、小物検知回路が誤作動
し加熱調理を停止させてしまうことがあった。
【0004】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、小物検知とは異なる検知レベルで、調理容
器が加熱に適しているかどうかを判別し、調理中に小物
検知回路が誤作動して加熱停止してしまうことを防止す
る調理容器判定機能を備えた誘導加熱調理器を提供する
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の誘導加熱調理器
は、調理容器が載置される天板と、この天板の下部に配
設され、高周波磁界を発生して前記調理容器を加熱する
加熱コイルと、この加熱コイルを制御する制御手段と、
この制御手段に加熱条件を入力する操作部と、前記加熱
コイルへの入力電力が、一定閾値より低い場合に、前記
調理容器を小物と判定する小物検知手段と、前記一定閾
値より高く設定された閾値よりも、前記加熱コイルへの
入力電力が高い場合に、前記調理容器を加熱可能と判定
する調理容器判定手段とを備えた誘導加熱調理器におい
て、前記小物検知手段による小物検知を報知するととも
に、前記調理容器判定手段による判定結果を報知する報
知手段を備えた。
【0006】また、前記操作部で、調理容器判定入力を
することにより、前記調理容器の判定を行うものであ
る。
【0007】これにより本発明の誘導加熱調理器では、
調理中に小物検知回路が誤作動することにより加熱停止
してしまうことを防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につい
て、図1ないし図5を用いて説明する。
【0009】図において、1は誘導加熱調理器である電
磁調理器本体、2は本体1の上面部に設けられた天板、
3は天板2の下部に配設され、高周波磁界を発生する加
熱コイル、4は天板2に載置され、この加熱コイル3に
よって加熱される鍋(調理容器)である。5は天板2上
に小物が載置されたかどうかを検知する小物検知手段で
ある。図4のグラフAのように、加熱コイル3への入力
電力が閾値K0より低い場合、この小物検知手段5は鍋
4を小物と判断する。
【0010】6は加熱コイル3の出力を制御する制御手
段である。小物検知手段5によって小物検知された場合
に、制御手段6は加熱コイル3による加熱を停止させ
る。7は鍋4の加熱条件を入力する操作パネル(操作
部)である。この操作パネル7の入力を受けて、制御手
段6は加熱コイル3による加熱出力を制御する。この操
作パネル7には、加熱出力を調整する3つの出力キー7
Aと、加熱開始キー7Bおよび加熱中断キー7Cとが設
けられている。8は操作パネル7のほぼ中央付近に設け
られた表示部(報知手段)である。この表示部8は、鍋
4が加熱に適している場合に点灯するOK表示ランプ8
Aと、小物検知した場合および鍋4が加熱に適していな
い場合に点灯するNG表示ランプ8Bと、操作パネル7
に印刷された、文字「OK」および文字「NG」とから
構成されている。OK表示ランプ8AおよびNG表示ラ
ンプ8Bは、各々、操作パネル7に印刷された「OK」
および「NG」の文字の上部に設けられている。
【0011】9は天板2上に載置された鍋4が、加熱に
適しているかどうかを判断する調理容器判定手段であ
る。図4のグラフBのように、加熱コイル3への入力電
力が、小物検知のための閾値K0よりも高く設定された
閾値K1より低い場合、調理容器判定手段9は鍋4を加
熱に適さないと判断し、NG表示ランプ8Bを点灯さ
せ、利用者に通知する。
【0012】通常の加熱調理時には、加熱開始キー7B
を操作して加熱開始を指示し、加熱コイル3に高周波磁
界を発生させ、天板2に載置された鍋4を加熱する。こ
のとき、小物検知手段5が、図4のグラフAに示すよう
に、入力電力がK0に達しない場合は、天板2に載置さ
れた鍋4を小物と判断する。もし、小物検知された場
合、加熱コイル3による加熱を停止し、NG表示ランプ
8Bを点灯表示し、利用者に小物検知した旨を通知す
る。図4のグラフBまたはグラフCのように、入力電力
が閾値K0より高い場合、小物検知手段5は、天板2に
置かれた鍋4を小物ではないと判断し、加熱を継続す
る。
【0013】調理容器が加熱に適しているかどうか判別
するときは、天板2上に判定しようとする鍋4を置き、
3つの出力キー7Aを同時にすべて押す(調理容器判定
入力として設定された特殊キー操作を行う)。ここで3
つの出力キー7Aを同時にすべて押すのは、通常の調理
操作中に誤って調理容器を判定する操作がなされること
を防止するためのものである。制御手段6を介して、加
熱コイル3に高周波磁界を発生させ、入力電力を調理容
器判定手段9で検知する。図4のグラフCのように、閾
値K1以上の入力電力を検知すれば、鍋4を加熱可能と
判断し、OK表示ランプ8Aを点灯表示させ、鍋4が加
熱に適している旨を利用者に通知する。図4のグラフB
のように、入力電力が閾値K1以下であれば、鍋4を加
熱に適さないと判断し、NG表示ランプ8Bを点灯表示
させ、鍋4が加熱に適さないことを利用者に報知する。
なお、調理容器の判別終了後は、加熱を終了する。
【0014】小物検知手段5では、入力電力が閾値K0
より高い場合、鍋4を小物ではないと判定するが、図4
のグラフDのように、入力電力が加熱後一定時間経過し
て閾値K0を割り込む場合、鍋4を小物と判断し、加熱
コイル3による加熱を停止してしまう。
【0015】ここで小物検知手段5の閾値K0より高い
閾値K1で、入力電力を検知する調理容器判定手段9を
設けたことにより、図4のグラフEのように、加熱中に
電源電圧や雰囲気温度等が変化しても、閾値K0を割り
込んでしまうことはなく、調理途中で、小物検知手段5
によって小物と判断されることはない。また、図4のグ
ラフDの場合では、閾値K1より低いので、調理容器判
定手段9で事前に鍋4を加熱に適さないと判別できる。
これにより、利用者は安心して鍋4を使用することがで
きる。
【0016】次に、図5の流れ図を参照しながら本発明
の実施例を説明する。 (1)加熱開始キー7Bが押されたかどうか判定する。
(ステップ101) (2)加熱コイル3に高周波磁界を発生させ、鍋4の加
熱を開始する。(ステップ102) (3)小物検知手段5で、入力電力が閾値K0より高い
かどうかを判定する。
【0017】(ステップ103)(4)入力電力が閾値
K0より高い場合、加熱調理を継続する。(ステップ1
04) (5)小物検知されていないことを示すため、OK表示
ランプ8Aを点灯表示する(ステップ105) (6)入力電力が閾値K0より低い場合、小物と判断
し、加熱停止する。(ステップ106) (7)NG表示ランプ8Bを点灯表示させて、小物検知
したことを利用者に通知する。(ステップ107) (8)予め調理容器が加熱可能であるか否かを調べる場
合について、以下に説明する。操作パネル7で、3つの
出力キー7Aが同時に押されたかどうか判定する。(ス
テップ201) (9)加熱コイル3に高周波磁界を発生させ、鍋4の加
熱を開始する(ステップ202) (10)調理容器判定手段9で、入力電力が閾値K1よ
り高いかどうかを判定する。(ステップ203) (11)入力電力が閾値K1より高い場合、加熱を停止
する。(ステップ204) (12)OK表示ランプ8Aを点灯表示させて、加熱に
適していることを利用者に通知する。(ステップ20
5) (13)入力電力が閾値K1より低い場合、鍋4を加熱
に適さないと判定し、加熱を終了する。(ステップ20
6) (14)NG表示ランプ8Bを点灯表示させて、加熱に
適さないことを利用者に通知する。(ステップ207) 上記実施例において、小物検知のための閾値K0より高
い閾値K1で、入力電力を判定する調理容器判定手段9
を設けて、鍋4が加熱に適しているかどうか判定する。
これにより、電源電圧等が変化して、入力電力が小物検
知レベルK0を割り込んで、調理途中で小物検知手段5
に検知されてしまう鍋4を、事前に選別することができ
る。つまり、調理中に小物検知手段5が誤作動して加熱
停止することが防止され、利用者は安心して調理を継続
することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、小物検知とは異なる検
知レベルで、調理容器を使用可能かどうか判別し、調理
中に小物検知回路が動作して加熱停止してしまうことを
防止する機能を備えた誘導加熱調理器を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における電磁調理器の斜視図
である。
【図2】本発明の一実施例における操作部の拡大図であ
る。
【図3】本発明の一実施例を示したブロック図である。
【図4】本発明の一実施例における、入力電力の時間的
変化を示す図である。
【図5】本発明の一実施例の制御の流れを示した流れ図
である。
【符号の説明】
1 電磁調理器本体 2 天板 3 加熱コイル 4 鍋 5 小物検知手段 6 制御手段 7 操作パネル 7A 出力キー 7B 加熱開始キー 7C 加熱中断キー 8 表示部 8A OK表示ランプ 8B NG表示ランプ 9 調理容器判定手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理容器が載置される天板と、この天板
    の下部に配設され、高周波磁界を発生して前記調理容器
    を加熱する加熱コイルと、この加熱コイルを制御する制
    御手段と、この制御手段に加熱条件を入力する操作部
    と、前記加熱コイルへの入力電力が、一定閾値より低い
    場合に、前記調理容器を小物と判定する小物検知手段
    と、前記一定閾値より高く設定された閾値よりも、前記
    加熱コイルへの入力電力が高い場合に、前記調理容器を
    加熱可能と判定する調理容器判定手段とを備えた誘導加
    熱調理器において、前記小物検知手段による小物検知を
    報知するとともに、前記調理容器判定手段による判定結
    果を報知する報知手段を備えたことを特徴とする誘導加
    熱調理器。
  2. 【請求項2】 前記操作部で、調理容器判定入力をする
    ことにより、前記調理容器の判定を行うことを特徴とす
    る請求項1記載の誘導加熱調理器。
JP2001068111A 2001-03-12 2001-03-12 誘導加熱調理器 Pending JP2002270354A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010218936A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器
JP2012043635A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Panasonic Corp 誘導加熱調理器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010218936A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器
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