JP2002269944A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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JP2002269944A
JP2002269944A JP2001072943A JP2001072943A JP2002269944A JP 2002269944 A JP2002269944 A JP 2002269944A JP 2001072943 A JP2001072943 A JP 2001072943A JP 2001072943 A JP2001072943 A JP 2001072943A JP 2002269944 A JP2002269944 A JP 2002269944A
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JP
Japan
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shutter member
guide groove
wall
opening
shutter
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Application number
JP2001072943A
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English (en)
Inventor
Kengo Oishi
健吾 大石
Kazuo Hiraguchi
和男 平口
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 故意によるシャッター部材の開閉動作を防止
でき、ドライブ装置への装填が容易なディスクカートリ
ッジを得る。 【解決手段】 ディスクカートリッジ10では、左右の
両側面に第1ガイド溝12A、第2ガイド溝12Bが設
けられており、開口14を開閉する第1シャッター部材
110、第2シャッター部材150のロック状態を解除
する第1ロック解除レバー136が、第2ロック解除レ
バー166がそれぞれ突出している。これらを共に人手
によって操作して開口14を開放することは煩雑かつ困
難であるため、故意による開口14の開閉行為が防止さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置等の
記録再生媒体として用いられる円盤状のディスクメディ
アを回転可能に収容し、塵埃等の侵入を防止するディス
クカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例え
ば、可搬性を有するコンピュータ用の記録再生媒体とし
て光ディスクや光磁気ディスク等の円盤状のディスクメ
ディアが用いられている。このようなディスクメディア
は、記録または再生を行う際には、ドライブ装置に装填
された状態で回転されつつ記録面へレーザ光が照射され
ることで、記録面の色素層分解によるピット形成や相変
化、磁化等によって情報の記録が為され、またはレーザ
光の反射率や偏光角の相違に基づいて記録された情報の
再生が行われるようになっている。
【0003】また、このようなディスクメディアでは、
記録容量を高めるために記録面へ照射するレーザ光の波
長を短くすることが提案されている。この短波長のレー
ザ光(例えば、青紫色レーザ)を用いて情報の記録また
は再生を行う場合、ディスクメディアの記録面を保護す
るカバー層によるレーザ光の減衰を抑制するために、こ
のカバー層の厚みを薄くする必要がある。このようにカ
バー層の厚みを薄くすると、カバー層の表面(外部への
露出面)におけるレーザ光の口径が小さくなり、カバー
層表面に付着する塵埃等の影響を無視できなくなる。
【0004】このため、ディスクメディアをケース内に
収容してディスクメディアへの塵埃等の付着を防止する
ディスクカートリッジが採用されている。このようなデ
ィスクカートリッジは、ディスクメディアの中心部に設
けられたセンタホール部及び記録面(カバー層)の一部
を外部に露出させるための開口と、この開口を開閉する
シャッター部材とを備えて構成されている。これによ
り、ディスクカートリッジでは、ディスクメディアの非
使用時にはシャッター部材により開口を閉塞することで
ディスクカートリッジ内への塵埃等の侵入(すなわち、
ディスクメディアへの塵埃等の付着)を防止し、ディス
クメディアを使用する際にドライブ装置への装填に伴っ
て開口を開放することでセンタホール部の回転スピンド
ル軸による保持及び記録面へのレーザヘッドの近接(レ
ーザ光の照射)が可能とされている。
【0005】しかしながら、上記のようなディスクカー
トリッジでは、上記した開口の開放状態においてシャッ
ター部材を収容するスペースを確保する必要があり、デ
ィスクカートリッジの小型化が困難であるという問題が
あった。
【0006】そこで、小型化を図るためにシャッター部
材を2分割したディスクカートリッジが提案されている
(一例として、特開2000−30394号公報)。こ
の公報記載のディスクカートリッジでは、レーザヘッド
挿入(近接)用の開口部分を主に閉塞する第1のシャッ
ター部材と、回転スピンドル軸挿入用の開口部分を主に
閉塞する第2のシャッター部材とが互いに端面を突き当
てられた状態で開口全体を閉塞する構成である。
【0007】このディスクカートリッジ(ディスクメデ
ィア)は、使用する際には、ドライブ装置へ装填(挿
入)される。この装填に伴って、アームガイド溝内に配
置されたロック解除レバーが操作されると共に、第1の
シャッター部材に連結された移動操作部がアームガイド
溝に沿って移動され、第1のシャッター部材が開口の開
放方向へ回動される。また、この回動に伴って、第2の
シャッター部材がその係合部に当接する第1のシャッタ
ー部材の凸部に押圧され、第1のシャッター部材とは異
なる開口開放方向へ回動する。
【0008】これにより、第1のシャッター部材及び第
2のシャッター部材は、円盤状のディスクメディアの投
影面積に略対応する収容スペース内に収容されるように
なっている。このため、このディスクカートリッジで
は、ディスクメディアへの塵埃等の付着を防止しつつ、
小型化及び薄型化が図られている。
【0009】しかしながら、このような従来のディスク
カートリッジでは、第2のシャッター部材にはロック機
構が設けられていないため、外部に露出された突き当て
部位を操作して第2のシャッター部材を回動させること
が容易であり、また、上記のアームガイド溝に沿って凸
状部材(例えば、定規やペンの先端部)を摺動させるこ
とで第1のシャッター部材及び第2のシャッター部材を
共に回動させることが容易である。このため、上記のよ
うな従来のディスクカートリッジでは、故意によるシャ
ッター開放行為に対する対策が十分ではないという問題
があった。
【0010】また、上記のような従来のディスクカート
リッジでは、アームガイド溝が一方の側面にしか設けら
れていないため、ドライブ装置へ装填する際の案内性や
位置決め性が悪く、この対策としてドライブ装置の案内
機構や位置決め機構が複雑となり、ドライブ装置の高コ
ストの原因となる。
【0011】本発明は、上記事実を考慮して、故意によ
るシャッター部材の開閉動作を防止でき、ドライブ装置
への装填が容易なディスクカートリッジを得ることが目
的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明に係るディスクカートリッジは、
円盤状のディスクメディアを回転可能に収容したケース
に設けられ前記ディスクメディアへアクセスするための
開口と、当該開口を開閉可能な第1シャッター部材及び
第2シャッター部材とを備え、前記ディスクメディアの
非使用時には、前記第1シャッター部材及び第2シャッ
ター部材がそれぞれ閉塞位置に位置して前記開口を閉塞
し、前記ディスクメディアの使用時には、前記第1シャ
ッター部材に作用する移動力によって当該第1シャッタ
ー部材と前記第2シャッター部材とが連動しつつそれぞ
れ開放位置に移動し、前記開口を開放するディスクカー
トリッジにおいて、前記第1シャッター部材を閉塞位置
でロックする第1ロック手段と、前記第2シャッター部
材を閉塞位置でロックする第2ロック手段とを設け、前
記ケースがドライブ装置へ装填される動作によって前記
第1ロック手段及び第2ロック手段のロック状態を解除
する、ことを特徴としている。
【0013】請求項1記載のディスクカートリッジで
は、円盤状のディスクメディアが回転可能に収容された
ケースの片面または両面にディスクメディアへアクセス
するための開口が設けられており、ディスクメディアの
非使用時には、第1シャッター部材及び第2シャッター
部材がそれぞれ第1ロック手段、第2ロック手段によっ
てロックされた状態で閉塞位置に位置して上記開口が閉
塞され、ケース内への塵埃等の侵入が防止される。
【0014】このディスクカートリッジでは、ディスク
メディアの使用時には、ディスクメディアを収容するケ
ースのドライブ装置への装填動作によって、第1ロック
手段及び第2ロック手段のロック状態が解除され、第1
シャッター部材及び第2シャッター部材が移動可能とさ
れる。この状態で、第1シャッター部材に作用する移動
力によって第1シャッター部材と第2シャッター部材と
が連動しつつ開放位置へ移動して上記開口を開放し、こ
の開口からのディスクメディアへのアクセスが可能とな
る。これにより、この開口からディスクメディアが操作
(例えば、回転スピンドル軸による回転やレーザヘッド
によるレーザ光の照射)されて情報の記録や再生が行わ
れる。
【0015】ここで、ディスクメディアの非使用時に
は、第1シャッター部材と第2シャッター部材とが、そ
れぞれ第1ロック手段と第2ロック手段とによって閉塞
位置でロックされているため、単に外部に露出している
第1シャッター部材または第2シャッター部材を外部か
ら操作するのみでは、開口を開放することはできない。
【0016】このように、請求項1記載のディスクカー
トリッジでは、故意によるシャッター部材の開閉動作を
防止できる。
【0017】なお、上記構成において、第1ロック手段
と第2ロック手段とがドライブ装置の異なる部位に係合
されて上記のロック状態を解除する構成とすることが望
ましい。この構成では、第1ロック手段と第2ロック手
段とが、ドライブ装置への装填動作によって、ドライブ
装置の異なる部位に係合されて前記ロック状態を解除す
るため、換言すれば、第1ロック手段及び第2ロック手
段のロック状態を解除する際の操作軌跡が互いに異なる
ため、これらを人手によって同時に操作し、かつ第1シ
ャッター部材に移動力を付与することは困難である。し
たがって、従来の如く、例えば定規やペン先等を一直線
上で移動させる動作のみで開口が開放されることが防止
される。
【0018】また、ディスクカートリッジが、ドライブ
装置への装填方向に沿って上記ケースに設けられると共
に上記移動力が作用する第1シャッター部材の操作部が
配置されドライブ装置への装填に伴って当該ドライブ装
置の第1凸部が摺動する第1ガイド溝と、この第1ガイ
ド溝と平行かつ離間してケースに設けられドライブ装置
への装填に伴って当該ドライブ装置の第2凸部が摺動す
る第2ガイド溝と、第1ガイド溝内に配置され上記操作
部よりも前に第1凸部に押圧されて上記第1ロック手段
のロック状態を解除する第1ロック解除部と、第2ガイ
ド溝内に配置され上記操作部が第1凸部に押圧されるよ
りも前に第2凸部に押圧されて上記第2ロック手段のロ
ック状態を解除する第2ロック解除部とを備えた構成と
することができる。
【0019】この構成では、ケースのドライブ装置への
装填に伴って、ケースに設けられた第1ガイド溝、第2
ガイド溝にはそれぞれドライブ装置の第1凸部、第2凸
部が挿入、摺動される。第1凸部が第1ガイド溝内を摺
動すると、第1ガイド溝内に配置された第1ロック解除
部が第1凸部に押圧されて第1ロック手段のロック状態
が解除され、第1シャッター部材が移動可能となる。ま
た、同様に第2凸部が第2ガイド溝内を摺動すると、第
2ガイド溝内に配置された第2ロック解除部が第2凸部
に押圧されて第2ロック手段のロック状態が解除され、
第2シャッター部材が移動可能となる。
【0020】この第1ロック解除部及び第2ロック解除
部の作動後、すなわち、第1シャッター部材と第2シャ
ッター部材とが移動可能となった後に、第1ガイド溝内
に位置する第1シャッター部材の操作部が第1凸部に押
圧されて移動力を付与される。この移動力によって第1
シャッター部材が開放位置へ移動すると共に第2シャッ
ター部材が第1シャッター部材に連動して開放位置へ移
動して、ケースに設けられた開口を開放する。
【0021】この構成においても、ディスクメディアの
非使用時には、第1シャッター部材と第2シャッター部
材とがそれぞれ第1ロック手段と第2ロック手段とによ
って閉塞位置でロックされているため、単に外部に露出
している第1シャッター部材または第2シャッター部材
を外部から操作するのみでは、開口を開放することはで
きない。
【0022】また、第1ロック手段のロック状態を解除
する第1ロック解除部が第1ガイド溝内に配置されると
共に、第2ロック手段のロック状態を解除する第2ロッ
ク解除部が第1ガイド溝と平行かつ離間して設けられた
第2ガイド溝内に配置されているため、第1ロック解除
部と第2ロック解除部とを人手によって同時に操作し、
かつ第1シャッター部材の操作部を操作することは困難
である。したがって、従来の如く、例えば定規やペン先
等を第1ガイド溝に沿って移動させる動作のみでは、開
口を開放することができない(第1シャッター部材に連
動する第2シャッター部材が閉塞位置でロックされてお
り、結局第1シャッター部材を移動させることもできな
い)ため、故意による開口の開放行為が防止される。
【0023】また、この構成において、第1ガイド溝が
上記ケースの一方の側面に設けられると共に、第2ガイ
ド部が当該ケースの他方の側面に設けられた構成とすれ
ば、ケース(すなわち、ディスクカートリッジ)をドラ
イブ装置へ装填する際の案内性が向上し、ディスクカー
トリッジのドライブ装置への装填が容易となる。さら
に、第1ガイド溝と第2ガイド溝との離間距離が大きく
なるため、故意による開口の開放操作(シャッター部材
の開閉操作)が一層困難となる。
【0024】一方、ケースの一方の側面に設けられた第
1ガイド溝と当該ケースの他方の側面に設けられた第2
ガイド溝とが、このケースの高さ方向にオフセットして
配置された構成とすれば、ディスクカートリッジのドラ
イブ装置への誤挿入が防止され、好適である。すなわ
ち、過誤によりディスクカートリッジを正規の挿入方向
とは反対方向からドライブ装置へ装填(挿入)しようと
しても、第1ガイド溝には第2ガイド溝に対応する第2
凸部が挿入(摺動)されず、第2ガイド溝には第1ガイ
ド溝に対応する第1凸部が挿入されず、上記の誤挿入が
防止される。
【0025】また、ディスクカートリッジを裏返し状態
でドライブ装置へ装填(挿入)しようとした際にも、同
様に誤挿入が防止されるように各ガイド溝の高さ方向の
位置を決めることが望ましい。
【0026】なお、第1ガイド溝と第2ガイド溝とがケ
ースの高さ方向にオフセットされた構成において、第1
ガイド溝内に第1シャッター部材の操作部及び第1ロッ
ク解除部が配置されていなくても良く、第2ガイド溝内
に第2ロック解除部が配置されていなくても良い。
【0027】さらに、第1ガイド溝と第2ガイド溝とが
オフセットされた構成と共に、またはこの構成に代え
て、第1ガイド溝の断面形状と第2ガイド溝の断面形状
とが互いに異なる構成としても、上記構成と同様に好適
である。
【0028】この構成によっても、過誤によりディスク
カートリッジを正規の挿入方向とは反対方向からドライ
ブ装置へ装填(挿入)しようとしても、第1ガイド溝に
は第2ガイド溝に対応する第2凸部が挿入(摺動)され
ず、第2ガイド溝には第1ガイド溝に対応する第1凸部
が挿入されず、上記の誤挿入が確実に防止される。ま
た、過誤によりディスクカートリッジを裏返し状態でド
ライブ装置へ装填(挿入)しようとした際にも、同様に
誤挿入が防止される。
【0029】なお、各ガイド溝の断面形状の相違には、
例えば、三角溝、矩形溝、半円状溝、段付溝等の相違の
ほか、深さ寸法や幅寸法の相違等が含まれることは言う
までもない。また、この構成においても、第1ガイド溝
内に第1シャッター部材の操作部及び第1ロック解除部
が配置されていなくても良く、第2ガイド溝内に第2ロ
ック解除部が配置されていなくても良い。
【0030】さらにまた、ケースに第1ガイド溝及び第
2ガイド溝を設けた構成において、この第1ガイド溝及
び第2ガイド溝の少なくとも一方が、ドライブ装置の第
1凸部または前記第2凸部と当接して上記ドライブ装置
への装填時の挿入深さを規制するリミッタ部を有する構
成とすれば、ケース(すなわち、ディスクカートリッ
ジ)をドライブ装置へ装填する際の位置決めが確実に行
われ、ディスクカートリッジのドライブ装置への装填が
一層容易となる。
【0031】また、ディスクカートリッジのドライブ装
置への過挿入(所定の挿入深さを超える挿入)が防止さ
れるため、各ロック解除部や各シャッター部材(第1シ
ャッター部材の操作部を含む)の破損や損傷が防止され
る。
【0032】さらに、過誤によりディスクカートリッジ
を正規の挿入方向とは反対方向からドライブ装置へ装填
(挿入)しようとしても、リミッタ部がドライブ装置の
第1凸部または第2凸部と干渉するため、一層確実に誤
挿入が防止される。また、同様に、ディスクカートリッ
ジ10の裏返し状態でのドライブ装置への装填も防止さ
れる。
【0033】なお、この構成において、第1ガイド溝と
第2ガイド溝とは、互いに高さ方向にオフセットして設
けられても良く、互いの断面形状が異なっても良いこと
は言うまでもない。また、この構成においても、第1ガ
イド溝内に第1シャッター部材の操作部及び第1ロック
解除部が配置されていなくても良く、第2ガイド溝内に
第2ロック解除部が配置されていなくても良い。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係るディス
クカートリッジ10について図1乃至図8に基づいて説
明する。
【0035】なお、図1乃至図8において、矢印FR、
矢印RE、矢印UP、矢印LO、矢印RI、及び矢印L
Eが示されている場合は、それぞれディスクカートリッ
ジ10のドライブ装置への装填(挿入)方向を向いて見
た場合のディスクカートリッジ10の前方向(装填方
向)、後方向、上方向、下方向、右方向、及び左方向を
示すものとし、以下単に上下前後右左を示す場合は上記
各矢印方向に対応している。なお、これらの各方向は便
宜上示すものであり、ディスクカートリッジ10を使用
する際の方向を限定するものではないことは言うまでも
ない。したがって、例えば、ディスクカートリッジ10
は、使用に際して水平に配置されても良く鉛直に配置さ
れても良い。 (ディスクカートリッジの概要)図1(A)には、ディ
スクカートリッジ10を斜め上方より見た外観が斜視図
にて示されており、図1(B)には、ディスクカートリ
ッジ10を斜め下方より見た外観が斜視図にて示されて
いる。
【0036】これらの図に示される如く、ディスクカー
トリッジ10は、全体として扁平ケース状に形成されて
おり、内部には後述する情報記録再生媒体としての円盤
状のディスクメディア20が収容されている。
【0037】このディスクカートリッジ10は、前端部
10Aが円弧状に湾曲されると共に後端部10Bは要求
機能によりその左右の角部を切り欠かれた多角形状とさ
れている。また、このディスクカートリッジ10の前後
寸法は左右寸法に対して若干大きくされている。これら
により、ディスクカートリッジ10では、ドライブ装置
(図示省略)への装填方向が外観から容易に認識可能と
されると共に誤った方向からのドライブ装置への装填が
許容されない構成となっている。
【0038】また、ディスクカートリッジ10の左右の
側面にはそれぞれ第1ガイド溝12A及び第2ガイド溝
12Bが設けられており、ドライブ装置への装填時の案
内用とされている。第1ガイド溝12Aには、後述する
第1ロック解除レバー136及びシャッター係合部12
2が突出している。また、第2ガイド溝12Bには、後
述する第2ロック解除レバー166が突出している。ま
た、第2ガイド溝12Bは、その後端部近傍においてリ
ミッタ部13により封止されている。
【0039】さらに、ディスクカートリッジ10の下面
中央部から前端部10Aの前壁部の左右方向中央部にか
けて開口14が設けられており、ディスクメディア20
使用時のディスクメディア20へのアクセス用とされて
いる。すなわち、ディスクメディア20の使用時には、
この開口14からドライブ装置の回転スピンドル軸及び
記録再生ヘッド(例えば、レーザヘッド)が挿入、近接
される構成である。この開口14は、ディスクメディア
20の非使用時には、ディスクカートリッジ10内に収
容された後述する第1シャッター部材110及び第2シ
ャッター部材150により閉塞されており、ディスクカ
ートリッジ10内への塵埃等の侵入が防止されている。
【0040】さらにまた、ディスクカートリッジ10の
下面の後端部10B近傍には、2つの位置規制用孔16
が設けられており、ドライブ装置内におけるディスクカ
ートリッジ10の位置規制(検出)用とされている。
【0041】このディスクカートリッジ10は、第1ガ
イド溝12A及び第2ガイド溝12Bにおいてドライブ
装置に案内されつつ前方(矢印FR方向)からドライブ
装置へ装填され、開口14が開放されると共に位置規制
用孔16においてドライブ装置に位置検出及び位置決め
された状態で、ドライブ装置内でディスクメディア20
への情報の記録やディスクメディア20に記録された情
報の再生が行われるようになっている。 (詳細構成)図2に分解斜視図にて示される如く、ディ
スクカートリッジ10は、ディスクメディア20を備え
ている。ディスクメディア20は、中心部にセンタ孔2
2を有する円盤状に形成され、その下面24に形成され
た記録面がカバー層(何れも図示省略)にて被覆保護さ
れている。このディスクメディア20のセンタ孔22に
は、環状のセンタコア部26が接着等により取り付けら
れている。このセンタコア部26は、ドライブ装置の回
転スピンドル軸の先端部に係合保持または吸着保持され
るようになっている。
【0042】ディスクメディア20は、ケース30内に
収容されている。ケース30は、下シェルとしてのベー
ス板部32と上シェルとしての上板面部34との接合に
より形成されている。また、ケース30(ベース板部3
2)の下方は、被覆板部としての下面板部36により被
覆されており、このケース30と下面板部36との間に
後述する第1シャッター部材110及び第2シャッター
部材150を収容する構成である。
【0043】ベース板部32は、前部が半円状に形成さ
れると共に後部が残余の半円部分に外接する略矩形状に
形成された薄板より成るベース底部38を備えており、
このベース底部38には前方の半円部分と同軸同径の円
筒壁40が上方へ向けて立設されている。円筒壁40の
内径は、ディスクメディア20の外径より若干大径とさ
れている。
【0044】また、ベース底部38の後部外周には、円
筒壁40の略後半部分を囲むように平面視で略「コ」字
上の周壁42が形成されている。この周壁42の後壁4
4は、平面視で左右角部を折り曲げられた折線形状とさ
れてディスクカートリッジ10の後端部10Bに対応し
ており、ベース底部38の上面38Aのからの高さが円
筒壁40より低位とされると共にベース底部38の下面
38Bより下方へも突出している(図3参照)。
【0045】また、周壁42の左壁46は、外面が円筒
壁40の前後方向に平行な接線に沿って形成され前端面
が円筒壁40の外周面に沿ってこれと接する左内壁46
Aと、左内壁46Aの外側(左側)に設けられ円筒壁4
0の前後方向中央部より若干前方まで延設された左外壁
46Bとで構成されている。この左内壁46Aはベース
底部38の上面38A側のみに立設されて後壁44と同
高位とされており、左外壁46Bは上面38A側では左
内壁46Aより低位とされると共に下面38B側では後
壁44と同高位とされている。この左外壁46Bと左内
壁46A及び円筒壁40との間には、上方が開口された
細溝46Cが形成されている。
【0046】一方、周壁42の右壁48も左壁46と同
様の構成であるが、右外壁48Bの後端部近傍には上端
面が右内壁48Aと同高位とされた段部48Cが設けら
れ、リミッタ部13の形成用とされている。なお、右壁
48には、左壁46の細溝46Cに相当する細溝は形成
されていない。
【0047】これにより、周壁42は、ベース底部38
の上面38A側においては後壁44と左内壁46Aと右
内壁48A及び段部48Cとが同高位の平面視略「コ」
字状を形成し上面板部32の周壁88(後述)との当接
部位となり、ベース底部38の下面38B側においては
後壁44と左外壁46Bと右外壁48Bとが同高位の平
面視略「コ」字状を形成し下面板部36との嵌合部位と
なる構成である。また、左内壁46Aの外面(左側面)
がディスクカートリッジ10の第1ガイド溝12A後部
の底面下部となると共に左外壁46Bの上端面が第1ガ
イド溝12A後部の下側壁面となり、右内壁48Aの外
面(右側面)がディスクカートリッジ10の第2ガイド
溝12B後部の底面下部となると共に右外壁48Bの上
端面が第2ガイド溝12B後部の下側壁面となる構成で
ある。
【0048】この円筒壁40と周壁42との間における
ベース底部38の上面38Aの後端両角部には、それぞ
れ円筒状突起50が立設されている。この円筒状突起5
0は、周壁42の後壁44と同高位とされている。図示
は省略するが、円筒状突起50の内部には、透孔及び固
定用ビスの頭部に対応したコニカル状のビス受け部が形
成されている。
【0049】また、左側の円筒状突起50の近傍には、
シャッター軸孔52が設けられており、後述する第2シ
ャッター部材152軸支用とされている。さらに、シャ
ッター軸孔52近傍には、ばね保持部53が設けられて
おり、後述するトーションばね156の一端保持用とさ
れている。
【0050】このベース板部32には、ディスクカート
リッジ10の開口14を構成する開口54が形成されて
いる。開口54は、ディスクメディア20のセンタコア
部26の外径より大径とされた円形状のハブ孔56と、
ベース底部38の半円部分の半径方向に沿って左右対称
にその外周前端部へ至り円筒壁40をも切り欠かいた略
矩形状の記録再生ヘッド用窓部58とが連設して構成さ
れている。
【0051】記録再生ヘッド用窓部58の左右方向の幅
寸法は、ハブ孔56との連接部近傍を除いてハブ孔56
の直径よりも大きくなるように左右それぞれ拡幅されて
おり、右左の拡幅部58A、58Bを設けることで大型
の記録再生ヘッドの挿入を可能としている。
【0052】また、ベース底部38のハブ孔56廻りに
は、上面38A側が厚肉とされたリブ60が設けられて
いる。
【0053】さらに、ベース底部38のハブ孔56近傍
には、シャッター案内孔62が設けられている。シャッ
ター案内孔62は、シャッター軸孔52と同軸の2つの
円弧とシャッター軸孔52の軸心を通る2直線で囲まれ
た円弧状孔の前方角部が前方へ向けて延設された形状と
されている。
【0054】一方、図3に示される如く、ベース板部3
2(ベース底部38)の下面38Bには凹部38Cが形
成されており、後述する第1シャッター部材110のシ
ャッター本体112及び第2シャッター部材150の作
動及び収容空間形成用とされている。すなわち、ベース
板部32の下面38B側においては、ベース底部38の
下面38Bを基準として周壁42の下端面が下方に突出
すると共に凹部38Cが上方に凹んでいる。
【0055】これにより、下面板部36が下面38Bと
当接した状態で周壁42に嵌合されることで下面板部3
6と凹部38Cとの間に扁平空間が形成される構成であ
る。
【0056】また、凹部38Cの拡幅部58A近傍に
は、上面板部34の後述する第2支軸86Aと同軸の円
弧状に形成された第2ロックレバー案内溝38Dが設け
られている。第2ロックレバー案内溝38Dは、後述す
る第2ロック手段160の第2ロックレバー162の案
内用とされている。
【0057】さらに、ベース底部38の下面38Bの円
筒状突起50に対応する位置には、ビス及び工具を挿入
可能に円筒状突起50の内部と同軸的に連通された円筒
状突起63が下方へ向けて立設され、その外周が下面板
部36の位置決め用とされると共にその内部が上述した
ディスクカートリッジ10の位置規制用孔16とされて
いる。
【0058】以上説明したベース板部32の円筒壁40
内側には、ディスクメディア20が収容される。ディス
クメディア20は、そのセンタコア部26がハブ孔56
内に挿入された状態でリブ60上に載置され、ベース底
部38の上面38A及び円筒壁40との接触が防止され
ている。この状態で、ベース板部32の上方は、上面板
部34により被覆されている。
【0059】上面板部34は、矩形状の平板の前端部が
円弧状に湾曲されると共に後端部が左右の角部を切り欠
かれて多角形状とされた平板部64を備えている。平板
部64の前後寸法は左右寸法に対して若干大きくされて
いる。
【0060】この平板部64の下面64Aの中央部に
は、ベース板部32のリブ60に対応した環状突起66
が設けられており、下面64Aへのディスクメディア2
0の接触防止用とされている。
【0061】また、平板部64の下面64Aには、ベー
ス板部32の円筒壁40に対応した環状溝68が形成さ
れている。環状溝68は、全体として円筒壁40を挿入
可能に形成されると共に、ベース板部32の左外壁46
B及び右外壁48Bの各前端部より前方の部分の外径が
若干大径とされており(幅広とされており)、円筒溝4
0と共に後述する第1シャッター部材110の円弧状ガ
イド壁部118を挿入可能とされている。
【0062】さらに、平板部64の前部外周には、環状
溝68の前半部分を囲むように平面視で略「コ」字状に
形成された外壁70が下方へ向けて立設されている。外
壁70は、ディスクカートリッジ10の全厚さに対応し
た高さとされており、前壁72と左壁74と右壁76と
で構成されている。
【0063】前壁72は、平板部64前端の湾曲形状に
対応して湾曲しており、その左右方向中央部には下方が
開口して切り欠かれた矩形状の窓部78が形成されてい
る。窓部78は、その左右方向の幅寸法がベース板部3
2の記録再生ヘッド用窓部58の幅寸法に対応してお
り、ディスクカートリッジ10の開口14の一部を構成
するようになっている。この前壁72がディスクカート
リッジ10の前端部10Aを構成している。
【0064】また、左壁74及び右壁76は、それぞれ
前壁72の左右端部から後方へ向けて延び、ベース板部
32の左外壁46A、右外壁48Bの前端部に対応する
位置が後端部とされている。すなわち、組付状態におい
て上面板部34の左壁74、右壁76の各後端面下部と
ベース板部32の左外壁46B、右外壁48Bの前端面
とが当接するようになっている。
【0065】この外壁70の内側には、その左右角部内
面に沿ってそれぞれ形成された内壁80、82が設けら
れている。これらの内壁80、82の下端面は、外壁7
0の下端面よりも若干上方に位置して(ディスクカート
リッジ10の内部側へ凹んで)おり、外壁70に嵌合さ
れる下面板部36の上面との当接面とされている。
【0066】また、外壁70の左壁74の外面には、そ
の前後方向に沿って横溝74Aが形成されており、その
底部は内壁80に至っている。この横溝74Aがディス
クカートリッジ10の第1ガイド溝12Aの前部を構成
する。また、内壁80には、横溝74A底部と内壁80
内側とを連通する第1ロック解除レバー孔80Aが設け
られている。さらに、第1ロック解除レバー孔80A近
傍の平板部64の下面64Aには、後述する第1ロック
レバー132軸支用の第1支軸84A及びトーションば
ね140の一端保持用の第1保持孔84Bが設けられて
いる。
【0067】一方、外壁70の右壁76も左壁74と同
様に構成され、第2ガイド溝12Bの前部を構成し底部
が内壁82まで至る横溝76Aが形成されている。内壁
82には、横溝76A底部と内壁82内側とを連通する
第2ロック解除レバー孔82Aが設けられている。さら
に、第2ロック解除レバー孔82A近傍の平板部64の
下面64Aには、後述する第2ロックレバー162軸支
用の第2支軸86A及びトーションばね170の一端保
持用の第2保持孔86Bが設けられている。
【0068】さらに、平板部64の外壁70より後方の
外周には、ベース板部32の周壁42に対応した周壁8
8が下方へ向けて立設されている。すなわち、周壁88
は、それぞれベース板部32の後壁44、左壁46、右
壁48に対応する後壁90、左壁92、右壁94を備え
ている。
【0069】後壁90は、ベース板部32の後壁44と
当接してディスクカートリッジ10の後端部10Bを構
成するようになっている。
【0070】また、左壁92は、左内壁92Aがベース
板部32の左内壁46Aと当接すると共に左外壁92B
及び細溝92Cがそれぞれベース板部32の左外壁46
B及び細溝46Cと対向し、ディスクカートリッジ10
の後部左側壁及び第1ガイド溝12Aの後部を構成する
ようになっている。なお、互いに対向する細溝46C、
92Cが後述する第1シャッター部材110のシャッタ
ー引出し部120が挿入されるシャッター案内溝96を
構成するようになっている。このシャッター案内溝96
(細溝92C)は、左内壁92Aの前端部近傍において
環状溝68と連通されている。すなわち、シャッター案
内溝96は、その前端部近傍においてはベース板部32
の細溝46Cと環状溝68の外側壁近傍部分とが対向し
て形成されている。
【0071】一方、右壁94も左壁92と同様に、右内
壁94Aがベース板部32の右内壁48Aと当接すると
共に右外壁94Bがベース板部32の右外壁48Bと対
向し、ディスクカートリッジ10の後部右側壁及び第2
ガイド溝12Bの後部を構成するようになっている。こ
の右外壁94Bの後端部には、ベース板部32の段部4
8Cに対応した段部94Cが設けられており、互いに当
接する段部48C及び段部94Cがディスクカートリッ
ジ10のリミッタ部13を構成する。
【0072】この周壁88と環状溝68との間における
ベース板部32の各円筒状突起50に対応する位置に
は、それぞれ円柱98が設けられている。この円柱98
は、周壁88の後壁90と同高位とされ、それぞれ下端
面がベース板部32の円筒状突起50上端面に当接する
ようになっている。また、円柱98の中心部には螺子孔
98Aが設けられており、この螺子孔98Aにベース板
部32の円筒状突起50内部のコニカル部に頭部を係合
されたビスが螺合されて、上面板部34に対する位置規
制用孔16(円筒状突起63)の位置が決められる構成
である。
【0073】また、上記螺合によって、上面板部34が
ベース板部32の上方を被覆した状態でベース板部32
に接続保持され、ディスクメディア20を回転可能に収
容したケース30が形成される構成である。この状態で
は、ベース板部32の円筒壁40が上面板部34の環状
溝68内に挿入されると共に、ベース板部32の周壁4
2が上面板部34の周壁88の対応する部分と当接して
いる。
【0074】一方、ベース板部32の下方には下面板部
36が配置されている。下面板部36は、外形の形状が
上面板部34の平板部64と略同形状の平板状に形成さ
れており、その外周が平板部64より若干小さくされる
ことで上面板部34の外壁70及びベース板部32の周
壁42(後壁44、左外壁46B、右外壁48B)の内
周面に嵌合可能とされている。
【0075】また、下面板部36には、ベース板部32
の開口54と略同形状の開口100が開口54に対応す
る位置に形成されている。すなわち、開口100は、ハ
ブ孔56に対応したハブ孔102と、記録再生ヘッド用
窓部58に対応した記録再生ヘッド用窓部104及び右
左の各拡幅部104A、104Bとで構成されており、
ディスクカートリッジ10の開口14を構成する。
【0076】さらに、下面板部36には、ベース板部3
2の円筒状突起63外径に対応した透孔106が円筒状
突起63に対応した位置に設けられている。
【0077】この下面板部36は、透孔106にベース
板部32の円筒状突起63が挿通されると共に上面がベ
ース板部32の下面38B(凹部38Cを除く部分)並
びに上面板部34の内壁80、82及び円柱82に当接
された状態で、ベース板部32の周壁42(後壁44、
左外壁46B、右外壁48B)並びに上面板部34の外
壁70の内周面に嵌合保持されている。
【0078】以上により、ディスクメディア20を収容
したケース30の下方が下面板部36により被覆される
構成である。この下方を被覆されたケース30には、上
記の通り、ディスクカートリッジ10の前端部10A、
後端部10B、第1ガイド溝12A、第2ガイド溝12
B、2つの位置規制用孔16が設けられている他、ベー
ス板部32の開口54と上面板部34の窓部78と下面
板部36の開口100とが連通したディスクカートリッ
ジ10の開口14が形成されている。
【0079】このケース30には、シャッター機構が設
けられている。シャッター機構は開口14を閉塞または
開放するようになっている。なお、以下においてシャッ
ター機構の各構成要素を前後左右の方向を用いて説明す
るときは、基本的に開口14の閉塞状態における方向に
基づくものとする。
【0080】このシャッター機構は第1シャッター部材
110を備えており、第1シャッター部材110はベー
ス板部32の記録再生ヘッド用窓部58を主に閉塞する
シャッター本体112を備えている。シャッター本体1
12は、樹脂材や金属板等より成り、平面視において略
台形状(前後寸法がベース板部32の円筒壁40の半径
と略同一で幅寸法が記録再生ヘッド用窓部58の幅寸法
より若干大きい長方形が、前端部を円筒壁40に対応し
た円弧状とされると共に右後角部を切り欠かかれた形
状)の薄平板にて形成されている。シャッター本体11
2の厚さ寸法は、ベース板部32の下面38Bから凹部
38C(下面板部36の上面)までの高さより小さくさ
れている。
【0081】このシャッター本体112の斜辺部の端面
(図2乃至図4参照)が後述する第2シャッター部材1
50との突き当て部112Aとされている。また、シャ
ッター本体112の左後角部には、上方へ向けて立設さ
れた押圧片112Bが設けられており、後述する第2シ
ャッター部材150押圧用とされている。
【0082】さらに、シャッター本体112の前端部に
は、ベース板部32の円筒壁40外周面に沿って摺動す
ると共にベース板部32の記録再生ヘッド用窓部58の
一部(円筒壁40前部の切欠き部分)を閉塞する円弧状
ガイド壁部118が上方へ向けて一体に立設されてい
る。円弧状ガイド壁部118は、平面視で円筒壁40の
外周に対応した円弧状とされると共に、組付状態におけ
る上端部の高位が円筒壁40の上端面と対応するように
高さが決められている(図8(A)参照)。
【0083】この円弧状ガイド壁部118は、シャッタ
ー本体112の左方への張り出し部118Aが短く、右
方への張り出し部118Bが長く設けられている。この
右方への張り出し部118Bには下方が開口した窓部1
18Cが設けられており、上板面部34の窓部78に対
応している。シャッター機構による開口14の開放状態
においては、この窓部118Cが前方に位置するように
各部の寸法が決められている。
【0084】一方、円弧状ガイド壁部118の左方への
張り出し部118Aの先端部の内面近傍には、シャッタ
ー引出し部120が連結されている。このシャッター引
出し部120は、円弧状ガイド壁部118より十分薄肉
で厚み方向の弾性変形可能な板状とされており、その先
端部には小ブロック状に形成された操作部としてのシャ
ッター係合部122が取り付けられている。図8(B)
に示される如く、シャッター引出し部120及びシャッ
ター係合部122の上下方向の幅寸法は、それぞれシャ
ッター案内溝96の上下寸法及び第1ガイド溝12Aの
上下寸法に対応している。また、円弧状ガイド壁部11
8の張り出し部118Aのシャッター引出し部120と
の連結部より外面側の左端部が、後述する第1ロック手
段の第1ロック爪138と係合可能なロック係合部11
8Dとされている。
【0085】図4(下面板36を取り除いた底面図)及
び図8(A)に示される如く、この第1シャッター部材
110は、円弧状ガイド壁部118がベース板部32の
円筒壁40と共に上面板部34の環状溝68内に挿入さ
れて円筒壁40の外周部に沿って摺動可能に配置された
状態で、シャッター本体112がベース板部32の凹部
38Cと下面板部36の上面との間に配置されており、
通常は開口14の一部(主に記録再生ヘッド用窓部5
8)を閉塞している。
【0086】この状態では、シャッター本体112の押
圧片112Bがベース板部32のシャッター案内孔62
内に挿入されその前方に位置している。またこの状態で
は、シャッター引出し部120の先端部が上面板部34
の環状溝68と連通されたシャッター案内溝96に位置
すると共に、シャッター係合部122が第1ガイド溝1
2A内の略中央部(上面板部34の左壁74後方)に位
置し外部に露出している。
【0087】これにより、外部からシャッター係合部1
22を後方に移動することでシャッター引出し部120
を介して円弧状ガイド壁部118が円筒壁40外周面に
沿って摺動され、シャッター本体112が回動されるよ
うになっている(図4乃至図7参照)。
【0088】また、シャッター機構は、第1シャッター
部材の回動を規制するための第1ロック手段130を備
えている。第1ロック手段130は、平面視で略「く」
字状の第1ロックレバー132を備えている。第1ロッ
クレバー132は、中央部に設けられ上面板部34の第
1支軸84Aが挿入された状態で回動自在に支持される
円筒軸134と、一端部に設けられ第1ロック解除レバ
ー孔80Aから第1ガイド溝12A(横溝74A)内に
突出する第1ロック解除部としての第1ロック解除レバ
ー136と、他端部に設けられ第1シャッター部材11
0のロック係合部118Dに係合可能な第1ロック爪1
38とで構成されている。
【0089】また、第1ロックレバー132にはトーシ
ョンばね140の一端部が係止されており、このトーシ
ョンばね140の他端部は上面板部34の第1保持孔8
4Bに挿入保持されている。これにより、第1ロックレ
バー132は、トーションばね140によって第1ロッ
ク爪138が第1シャッター部材110のロック係合部
118Dに係合する方向へ付勢され、通常は第1シャッ
ター部材110を開口14の一部(主に記録再生ヘッド
用窓部58)の閉塞位置に保持するようになっている。
【0090】一方、第1ロック解除レバー136が後方
へ押圧(操作)されると、トーションばね140の付勢
力に抗して第1ロックレバー132が円筒軸134回り
に回動され、第1ロック爪138と第1シャッター部材
110のロック係合部118Dとの係合状態が解除され
て第1シャッター部材110が回動(移動)可能となる
構成である。
【0091】さらに、シャッター機構は、ベース板部3
2のハブ孔56を主に閉塞する第2シャッター部材15
0を備えている。第2シャッター部材150は、樹脂材
や金属板等より成り、平面視において略台形状(左右に
位置する平行線分がオフセットされ、この平行線分間が
長い台形状)の薄平板にて形成されている。第2シャッ
ター部材150の厚さ寸法は、第1シャッター部材11
0のシャッター本体112と同等とされている。
【0092】この第2シャッター部材150は、その前
端の斜線部の端面が第1シャッター部材110のシャッ
ター本体112の突き当て部112Aとの突き当て部1
50Aとされている。この突き当て部150Aのシャッ
ター本体112の押圧片112Bに対応する位置には、
被押圧片150Bが上方(ケース30内)へ向けて立設
されている。この被押圧片150Bは、ベース板部32
のシャッター案内孔62の円弧部分に対応しており、シ
ャッター本体112の回動範囲(シャッター案内孔62
で規制される押圧片112Bの移動範囲)内において常
に押圧片112Bと当接する幅寸法とされている。
【0093】また、第2シャッター部材150の右側端
面の前端部近傍が後述する第2ロックレバー162と係
合するロック係合面150Cとされている。
【0094】さらに、第2シャッター部材150は、そ
の右後端部に上方へ向けて立設された回動軸152を備
えている。この回動軸152はベース板部32のシャッ
ター軸孔52に対応しており、上端部にはすりわり15
4が形成されている。
【0095】この第2シャッター部材150は、回動軸
152がベース板部32のシャッター軸孔52に挿通さ
れると共に被押圧片150Bがシャッター案内孔62内
に挿入された状態で、ベース板部32の凹部38Cと下
面板部36の上面との間に配置されている。この状態
で、回動軸152のすりわり154にはトーションばね
156の一端部が係止されており、このトーションばね
156の他端部がベース板部32のばね保持部53に係
止されることで第2シャッター部材150は常時第1シ
ャッター部材110との突き当て方向に付勢されてい
る。
【0096】これにより、第2シャッター部材150
は、通常はその突き当て部150Aが第1シャッター部
材110の突き当て部112Aとの突き当て状態とさ
れ、この状態で主にベース板部32のハブ孔56を閉塞
する構成である。
【0097】またさらに、シャッター機構は、第2シャ
ッター部材の回動を規制するための第2ロック手段16
0を備えている。第2ロック手段160は、平面視で略
「く」字状の第2ロックレバー162を備えている。第
2ロックレバー162は、中間の屈曲部に設けられ上面
板部34の第2支軸86Aが挿入された状態で回動自在
に支持される軸孔164と、一端部に設けられ第2ロッ
ク解除レバー孔82Aから第2ガイド溝12B(横溝7
6A)内に突出する第2ロック解除部としての第2ロッ
ク解除レバー166と、他端部に設けられ第2シャッタ
ー部材150のロック係合面150Cに係合可能な第2
ロック片168とで構成されている。
【0098】第2ロック片168は、ロック係合面15
0Cと係合する端面が、第2支軸86Aの軸心を中心と
し、この中心からロック係合面150C(開口14の閉
塞状態に位置する場合)に引いた垂線の長さを半径とし
た円弧状に形成され、その一部が第2ロックレバー16
2の上面から上方へ突出している。この第2ロック片1
68の突出部分がベース板部32の第2ロックレバー案
内溝38D内に摺動可能に挿入される構成である。
【0099】また、第2ロックレバー162の軸孔16
4近傍にはトーションばね170の一端部が係止されて
おり、このトーションばね170の他端部は上面板部3
4の第2保持孔86Bに挿入保持されている。これによ
り、第2ロックレバー162は、トーションばね170
によって第2ロック係合部188が第2シャッター部材
150のロック係合面150Cに係合する方向へ付勢さ
れ、通常は第2シャッター部材150を開口14の一部
(主にハブ孔56)の閉塞位置に保持するようになって
いる。
【0100】一方、第2ロック解除レバー166が後方
へ押圧(操作)されると、トーションばね170の付勢
力に抗して第2ロックレバー162が軸孔164回りに
回動され、第2ロック片168と第2シャッター部材1
50のロック係合面150Cとの係合状態が解除されて
第2シャッター部材150が回動(移動)可能となる構
成である。
【0101】以上により、第1シャッター部材110及
び第2シャッター部材150は、通常図1(B)に示さ
れる如く、互いの突き当て部112A、150Aを突き
当てた状態でディスクカートリッジ10の開口14を閉
塞し、それぞれ第1ロック手段130、第2ロック手段
160によって開口14の閉塞位置に保持されるように
なっている。
【0102】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0103】上記構成のディスクカートリッジ10で
は、ディスクメディア20の非使用時には、開口14が
第1シャッター部材110及び第2シャッター部材15
0によって閉塞されている。すなわち、図4に示される
如く、第1シャッター部材110の突き当て部112A
と第2シャッター部材150の突き当て部150Aとが
互いに突き当てられ(当接され)、第1シャッター部材
110がベース板部32の記録再生ヘッド用窓部58を
主に閉塞すると共に、第2シャッター部材150がベー
ス板部32のハブ孔56を主に閉塞する。
【0104】このとき、第1シャッター部材110は、
第1ロック手段130のロック爪138が第1シャッタ
ー部材110のロック係合部118Dに係合されること
により開口14開放方向の回動を規制され、上記の閉塞
位置でロックされる。一方、第2シャッター部材150
は、第2ロック手段160のロック係合部168が第2
シャッター部材150のロック係合面150Cに係合さ
れることにより開口14開放方向の回動を規制され、上
記の閉塞位置でロックされる。
【0105】すなわち、第1シャッター部材110及び
第2シャッター部材150は、開口14の閉塞状態を維
持する。これにより、ディスクメディア20の非使用時
におけるディスクカートリッジ10内への塵埃の侵入、
すなわち、ディスクメディア20の下面24への塵埃の
付着が防止される。
【0106】このディスクカートリッジ10は、ディス
クメディア20を使用する際(ディスクメディア20へ
情報を記録する際やディスクメディア20へ記録された
情報を再生する際)には、ドライブ装置へ装着される。
ディスクカートリッジ10をドライブ装置へ装着するに
あたっては、その前端部10Aを先頭にしてドライブ装
置の挿入口200(図4乃至図7参照)に挿入する。
【0107】この挿入に伴って、ディスクカートリッジ
10の第1ガイド溝12A、第2ガイド溝12Bには、
それぞれドライブ装置の第1凸部202、第2凸部20
4が挿入される。
【0108】第1ガイド溝12Aに挿入された第1凸部
202は、ディスクカートリッジ10のさらなる挿入に
伴って第1ガイド溝12Aの後方へ向けて相対移動し、
第1ガイド溝12A内に位置する第1ロック解除レバー
136に当接してこれを後方へ押圧する。
【0109】第1ロック解除レバー136が後方へ押圧
(操作)されると、図5に示される如く、第1ロックレ
バー132が円筒軸134(第1支軸84A)回りに回
動し、第1ロック解除レバー136が第1ロック解除レ
バー孔80A内へ後退されると共に第1ロック爪138
とロック係合部118Dとの係合状態が解除される。こ
れにより、第1ロック手段130のロック状態が解除さ
れ、第1シャッター部材110は回動(移動)可能とさ
れる。
【0110】一方、第2ガイド溝12Bに挿入された第
2凸部204は、上記のディスクカートリッジ10の挿
入に伴って第2ガイド溝12Bの後方へ向けて相対移動
し、第2ガイド溝12B内に位置する第2ロック解除レ
バー166に当接してこれを後方へ押圧する。
【0111】第2ロック解除レバー166が後方へ押圧
(操作)されると、図5に示される如く、第2ロックレ
バー162が軸孔164(第2支軸86A)回りに回動
し、第2ロック解除レバー166が第2ロック解除レバ
ー孔82A内へ後退されると共に、第2ロック片168
が第2ロックレバー案内溝38D内を摺動しつつ回動し
てロック係合面150Cとの係合状態が解除される。こ
れにより、第2ロック手段160のロック状態が解除さ
れ、第2シャッター部材150は回動(移動)可能とさ
れる。
【0112】第1ロック手段130及び第2ロック手段
160のロック状態が共に解除され、ドライブ装置の案
内凸部202が第1ガイド溝12A内をさらに後方(上
面板部34の第1ロック解除レバー孔80A、第2ロッ
ク解除レバー孔82Aが設けられた内壁80、82より
後方に位置し、開口14の閉塞状態でシャッター係合部
122が配置されるシャッター案内溝96前端部より後
方)へ相対移動すると、この案内凸部202は第1ガイ
ド溝12A内に位置するシャッター係合部122に係合
し、これを後方へ向けて押圧する。シャッター係合部1
22が後方へ押圧されると、図6に示される如く、ロッ
ク状態が解除された第1シャッター部材110が回動す
る。
【0113】すなわち、シャッター係合部122の後方
への移動に伴って、シャッター引出し部120が円筒壁
40の接線方向に延びるシャッター案内溝96内を後方
へ移動することで、円弧状ガイド壁部118が円筒壁4
0の外周面に沿って摺動しつつ回動する。この円弧状ガ
イド壁部118の回動に伴ってこれと一体のシャッター
本体112が円筒壁40に沿って(円筒壁40の軸心回
りに)回動する。
【0114】また、第1シャッター部材110の回動に
伴って、シャッター本体112の押圧片112Bがシャ
ッター案内孔62内を略後方へ移動する(円筒壁40の
軸心と離間して設けられた押圧片112Bが円筒軸40
の軸心回りに回動する)。押圧片112Bが略後方へ移
動すると、これと当接配置された第2シャッター部材1
50の被押圧片150Bは、略後方へ押圧されつつシャ
ッター案内孔62の円弧状部分に沿って移動する。この
被押圧片150Bの移動に伴って、第2シャッター部材
150は、トーションばね156の付勢力に抗して回動
軸152回りに第1シャッター部材110との離間方向
へ回動する。
【0115】ドライブ装置の案内凸部202がシャッタ
ー係合部122と係合しつつ(シャッター係合部122
を後方へ押圧しつつ)、第1ガイド溝12A内をさらに
後方へ相対移動すると、図7に示される如く、第1シャ
ッター部材110(シャッター本体112及び円弧状ガ
イド部118)及び第2シャッター部材150がさらに
回動し、記録再生ヘッド用窓部58及びハブ孔56が開
放される。この状態では、円弧状ガイド壁部118の窓
部118Cがディスクカートリッジ10の前部に位置
し、上面板部34の窓部78を通して記録再生ヘッド用
窓部58の前方も開放される。すなわち、ディスクカー
トリッジ10の開口14が開放される。
【0116】以上により、第1シャッター部材110と
第2シャッター部材150とが互いの突き当て部112
A、150Aを離間させつつ互いに異なる方向へ移動
(回動)することで、シャッター移動エリアを小さくし
つつディスクカートリッジ10の大きな開口14を開放
できる。
【0117】このディスクカートリッジ10は、ドライ
ブ装置の第2凸部204が第2ガイド溝12B後端近傍
に位置するリミッタ部13に当接すると、それ以上のド
ライブ装置への挿入が規制される。この状態で、ディス
クカートリッジ10は、位置規制用孔16にドライブ装
置の位置決め機構が挿入されて正確に位置決めされる。
これにより、ディスクカートリッジ10は、トーション
ばね156の付勢力による開口14の閉塞や、この付勢
力によるドライブ装置からの排出方向(挿入口200
側)の移動が阻止される。
【0118】この状態で、閉塞状態が解除された開口1
4のハブ孔56に対応する部分から回転スピンドル軸が
挿入される。この回転スピンドル軸は、先端部において
ディスクメディア20のセンタコア部26を係合や吸着
等により保持し、ディスクメディア20を軸心回りに回
転させる。また、開口14の記録再生ヘッド用窓部58
に対応する部分からは記録再生ヘッドが挿入され、ディ
スクメディア20の記録面に情報を記録し、または、記
録面に記録された情報を再生する。
【0119】一方、ディスクカートリッジ10は、ドラ
イブ装置から排出される際には、位置決め機構が位置規
制用孔16から抜き出され、排出方向(挿入口200
側)への移動が可能となる。この状態で、ディスクカー
トリッジ10は、トーションばね156の付勢力または
ドライブ装置により付与される排出方向の押圧力によっ
て、後端部10Bを先頭にして移動される。この移動に
伴ってシャッター係合部122には、ドライブ装置の案
内凸部202が係合しつつも、この案内凸部202を介
した押圧力が作用しなくなり、第1シャッター部材11
0が回動可能状態となる。
【0120】この状態で、ディスクカートリッジ10
は、上記の如く排出方向へ移動しつつ、開口14を閉塞
する。すなわち、第2シャッター部材150は、トーシ
ョンばね156の付勢力によって、被押圧片150Bに
おいて第1シャッター部材110の押圧片112Bを略
前方へ押圧しつつ開口14の閉塞方向へ回動する。ま
た、押圧片112Bにおいて略前方へ押圧される第1シ
ャッター部材110は、この押圧により開口14の閉塞
方向へ回動する。
【0121】第1シャッター部材110及び第2シャッ
ター部材150がそれぞれ回動して初期位置に復帰する
と、開口14が閉塞される。初期位置に復帰した第1シ
ャッター部材110の押圧片112Bはシャッター案内
孔62前部内縁に係合し、第1シャッター部材110及
び被押圧片150において押圧片112Bに当接する第
2シャッター部材150のトーションばね156の付勢
力によるそれ以上の回動を阻止する。
【0122】なお、第1シャッター部材110及び第2
シャッター部材150の初期位置を超える回動は、第2
シャッター部材150の被押圧片150Bを初期位置に
おいてシャッター案内孔62の周縁部に係合させること
で阻止しても良く、第1シャッター部材110の円弧状
ガイド部118の張り出し部118B先端部を初期位置
において環状溝68の幅広部端部と係合させることで阻
止しても良い。また、第1シャッター部材110は、シ
ャッター係合部122がドライブ装置に押圧されること
で初期位置に復帰しても良い。
【0123】ディスクカートリッジ10がさらに排出方
向へ移動されて、第1凸部202が第1ガイド溝12A
の第1ロック解除レバー孔80Aより前方まで移動され
ると、トーションばね140の付勢力によって第1ロッ
クレバー132が回動し、第1ロック解除レバー136
が第1ガイド溝12A内に突出すると共に第1ロック爪
138が第1シャッター部材110のロック係合部11
8Dに係合する。すなわち、第1ロック手段130がロ
ック状態となる。
【0124】また、第2凸部204が第2ガイド溝12
Bの第2ロック解除レバー孔82Aより前方まで移動さ
れると、トーションばね170の付勢力によって第2ロ
ックレバー162が回動し、第2ロック解除レバー16
6が第2ガイド溝12B内に突出すると共に第2ロック
片168が第2シャッター部材150のロック係合面1
50Cに係合する。すなわち、第2ロック手段160が
ロック状態となる。
【0125】これにより、ディスクカートリッジ10
は、ドライブ装置への装填前の状態に復帰し、第1シャ
ッター部材110及び第2シャッター部材150の回動
が阻止されて開口14の閉塞状態が維持される。
【0126】なお、第1凸部202、第2凸部204
が、第1ガイド溝12A、第2ガイド溝12Bに対して
短く、ディスクカートリッジ10のドライブ装置への装
填に伴って第1ロック解除レバー136、第2ロック解
除レバー166との係合状態が解除される構成であって
も良い。
【0127】この場合、ディスクカートリッジ10のド
ライブ装置からの排出の際には、第1ロック爪138は
第1シャッター部材110の円弧状ガイド部118外周
面と摺動し、第1シャッター部材110が初期位置に復
帰すると、トーションばね140の付勢力でロック係合
部118Dに係合する。
【0128】また、第2ロック片168は、第2ロック
レバー案内溝38D後端部に位置し、第2シャッター部
材150の初期位置への復帰に伴ってこれに押圧され、
トーションばね170の付勢力に抗して第2ロックレバ
ー案内溝38D内を前方へ移動し、第2シャッター部材
150が初期位置に復帰すると、トーションばね170
の付勢力によって再度初期位置に復帰し、ロック係合面
150Cに係合する。
【0129】このような構成の場合、第1ロック手段1
30、第2ロック手段160が共にロック解除状態を維
持している間に第1凸部202によるシャッター係合部
122の押圧、移動が開始されるように、各部の寸法
(第1凸部202、第2凸部204の始端の位置を含
む)を決める必要がある。逆に、これを満足していれ
ば、第1ロック手段130と第2ロック手段160との
ロック解除の順は不同とできる。
【0130】ここで、ディスクメディア20の非使用時
には、第1シャッター部材110及び第2シャッター部
材150とが、それぞれ第1ロック手段130、第2ロ
ック手段160によって開口14の閉塞位置に保持され
ている(それぞれ回動を規制されている)ため、単に外
部に露出している第1シャッター部材110または第2
シャッター部材150を外部から操作するのみでは、開
口14(その一部を含む)を開放することはできない。
【0131】また、第1シャッター部材110を移動可
能にする第1ロック解除レバー136が第1ガイド溝1
2A内に配置されると共に、第2シャッター部材150
を移動可能にする第2ロック解除レバー166が第1ガ
イド溝12Aと反対側の側面に設けられた第2ガイド溝
12B内に配置されているため、第1ロック解除レバー
136と第2ロック解除レバー166とを人手によって
同時に後方へ押圧し、かつ第1シャッター部材110の
シャッター係合部122を後方へ押圧することは困難で
ある。
【0132】このように、従来の如く、例えば定規やペ
ン先等を第1ガイド溝12Aに沿って移動させる動作の
みでは、開口14を開放することができない(第1シャ
ッター部材110に連動する第2シャッター部材150
が閉塞位置でロックされており、結局第1シャッター部
材110を移動させることもできない)ため、故意によ
る開口14の開放行為を防止できる。
【0133】特に、第1ガイド溝12Aと第2ガイド溝
12Bとが、ディスクカートリッジ10の両側面に設け
られ、互いの離間距離が大きいため、故意による開口1
4の開閉行為が一層困難になる。
【0134】また、ディスクカートリッジ10の両側面
に第1ガイド溝12Aと第2ガイド溝12Bとが設けら
れたことにより、ディスクカートリッジ10をドライブ
装置へ装填する際の案内性が向上し、ディスクカートリ
ッジ10のドライブ装置への装填が容易となる。
【0135】このように、本実施の形態に係るディスク
カートリッジ10では、故意によるシャッター部材の開
閉動作を防止でき、ドライブ装置への装填が容易であ
る。
【0136】またここで、第2ガイド溝12Bの後端近
傍にはリミッタ部13を設けたため、ディスクカートリ
ッジ10のドライブ装置への装填時の位置決めが確実に
行われ、ドライブ装置への装填が一層容易となる。
【0137】また、ディスクカートリッジ10のドライ
ブ装置への過挿入(所定の挿入深さを超える挿入)が防
止されるため、ディスクカートリッジ10の各部(第1
ロック解除レバー136、第2ロック解除レバー16
6、第1シャッター部材110、第2シャッター部材1
50等)の破損や損傷が防止される。
【0138】さらに、過誤によりディスクカートリッジ
10を後端部10Bからドライブ装置へ装填(挿入)し
ようとしても、リミッタ部13の後部(段部48C、9
4Cの後端部)がドライブ装置の第1凸部202と干渉
してディスクカートリッジ10の誤挿入が防止される。
また、同様にディスクカートリッジ10を上下反対に
(裏返し状態で)ドライブ装置へ挿入しようとしても、
誤挿入が防止される。
【0139】なお、上記の実施の形態では、リミッタ部
13がディスクカートリッジ10の誤挿入を防止する構
成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、図9
に示される変形例に係る構成としても良い。
【0140】図9(A)には、第1ガイド溝182と第
2ガイド溝184とを有するディスクカートリッジ18
0が正面図にて示されている。第1ガイド溝182と第
2ガイド溝184とは、その幅寸法及び深さ寸法は互い
に同一であるが、ディスクカートリッジ180の下端面
からの高さが異なっている。すなわち、第1ガイド溝1
82の下側壁からディスクカートリッジ180の下端面
までの高さH1と、第2ガイド溝184の下側壁からデ
ィスクカートリッジ180の下端面までの高さH2とが
異なっている。
【0141】これらの第1ガイド溝182、第2ガイド
溝184にはそれぞれその幅寸法に対応したドライブ装
置の第1凸部202、第2凸部204が挿入(摺動)さ
れるようになっている。
【0142】この構成によっても、ディスクカートリッ
ジ180のドライブ装置への後端部10Bからの誤挿入
が防止される。また、上記の高さH1と、第2ガイド溝
184の上側壁からディスクカートリッジ180の上端
面までの高さH3とが異なる構成とすることで、ディス
クカートリッジ180を上下反対にした誤挿入も防止さ
れる。なお、第1ガイド溝182及び第2ガイド溝18
4の一方または双方にリミッタ部13を設けても良いこ
とは言うまでもない。
【0143】また、この第1ガイド溝182内にシャッ
ター係合部122、第1ロック解除レバー136が配置
されなくても良く、第2ガイド溝184内に第2ロック
解除レバー166が配置されなくても良い。すなわち、
例えば、第1ガイド溝182及び第2ガイド溝184
は、ディスクカートリッジ180のドライブ装置への案
内や誤挿入防止のためにのみ設けられても良い。
【0144】また、図9(B)には、第1ガイド溝19
2と第2ガイド溝194とを有するディスクカートリッ
ジ190が正面図にて示されている。第1ガイド溝19
2と第2ガイド溝194とは、それぞれ幅寸法W1、W
2が異なると共に深さ寸法D1、D2が異なっている。
【0145】これらの第1ガイド溝192、第2ガイド
溝194にはそれぞれその幅及び深さ寸法に対応したド
ライブ装置の第1凸部202、第2凸部204が挿入
(摺動)されるようになっている。
【0146】この構成によっても、ディスクカートリッ
ジ180のドライブ装置への後端部10Bからの誤挿
入、ディスクカートリッジ180を上下反対にした誤挿
入が防止される。なお、第1ガイド溝192、第2ガイ
ド溝194は、それぞれ幅寸法のみ、または深さ寸法の
みが異なっても良い。また、第1ガイド溝192、第2
ガイド溝194は、寸法が異なるに限られず、それぞれ
形状(例えば、矩形溝、三角溝、半円溝、段付溝等)が
異なっても良い。さらに、第1ガイド溝192及び第2
ガイド溝194の一方または双方にリミッタ部13を設
けても良いことは言うまでもない。
【0147】さらにまた、この第1ガイド溝192内に
シャッター係合部122、第1ロック解除レバー136
が配置されなくても良く、第2ガイド溝194内に第2
ロック解除レバー166が配置されなくても良い。すな
わち、例えば、第1ガイド溝192及び第2ガイド溝1
94は、ディスクカートリッジ190のドライブ装置へ
の案内や誤挿入防止のためにのみ設けられても良い。
【0148】また、上記の実施の形態では、第1ロック
解除レバー136、第2ロック解除レバー166がそれ
ぞれ第1ガイド溝12A、第2ガイド溝12B内に配置
される好ましい構成としたが、本発明はこれに限定され
ず、例えば、第1ロック解除レバー136、第2ロック
解除レバー166がディスクカートリッジ10(ケース
30)の一方の側面に2条並んで設けられた各ガイド溝
内や、ディスクカートリッジ10の下面や後端面に配置
されても良い。
【0149】さらに、上記の実施の形態では、第2ガイ
ド溝12Bにリミッタ部13を設けた構成としたが、本
発明はこれに限定されず、第1ガイド溝12Aにリミッ
タ部13を設けても良いことは言うまでもない。また、
第1ガイド溝12A内にシャッター係合部122、第1
ロック解除レバー136が配置されなくても良く、第2
ガイド溝12B内に第2ロック解除レバー166が配置
されなくても良い。すなわち、例えば、第1ガイド溝1
2A及び第2ガイド溝12Bがディスクカートリッジ1
0のドライブ装置への案内のためにのみ設けられ、リミ
ッタ部13がディスクカートリッジ10のドライブ装置
への位置決め及び誤挿入防止のために設けられても良
い。
【0150】さらにまた、上記の実施の形態では、第1
ロック手段130及び第2ロック手段160が共に水平
面に沿った揺動式の各ロックレバー132、162を備
えた構成としたが、本発明はこれに限定されず、例え
ば、第1ロック手段130及び第2ロック手段160の
一方または双方が鉛直面に沿って揺動するロックレバー
や直動するロック部材を備えて構成されても良いことは
言うまでもない。
【0151】また、上記の実施の形態では、第2シャッ
ター部材150が第1シャッター部材110と連動して
回動する構成としたが、本発明はこれに限定されず、例
えば、第2シャッター部材150が第1シャッター部材
110と連動して所定の方向へ移動する(直動する)構
成としても良い。
【0152】さらに、上記の実施の形態では、ディスク
メディア20が片面記録タイプとされ、開口14が下方
(前方を含む)に設けられた構成としたが、本発明はこ
れに限定されず、例えば、ディスクメディア20を両面
記録タイプとして開口14を上方にも設けた構成として
上下の開口を開閉するシャッター部材をそれぞれ配置す
ることも可能である。また、開口14は、ハブ孔56と
記録再生ヘッド用窓部58とが連設された構成に限定さ
れることはなく、これらが別個に形成されていても良い
ことは言うまでもない。さらに、ディスクメディア20
がセンタコア部26を有する構成に限定されることはな
く、ディスクメディア20がセンタ孔22において回転
スピンドル軸に保持される構成としても良い。
【0153】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るディス
クカートリッジは、故意によるシャッター部材の開閉動
作を防止でき、ドライブ装置への装填が容易であるとい
う優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るディスクカートリッ
ジの外観を示す図であって、(A)は斜め前上方より見
た斜視図、(B)は斜め前下方より見た斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るディスクカートリッ
ジの上方より見た分解斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るディスクカートリッ
ジの下方より見た分解斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るディスクカートリッ
ジの開口閉塞状態における全体構成を示し、下面板部を
取り外すと共に一部切欠いた底面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るディスクカートリッ
ジのロック解除状態を示す図4に対応した図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るディスクカートリッ
ジの開口の開放過程を示す図4に対応した図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るディスクカートリッ
ジの開口の開放状態を示す図4に対応した図である。
【図8】(A)は図4の8A−8A線に沿った断面図、
(B)は図4の8B−8B線に沿った断面図である。
【図9】(A)は本発明の実施の形態に係るディスクカ
ートリッジを構成する各ガイド溝の第1の変形例を示す
正面図、(B)は本発明の実施の形態に係るディスクカ
ートリッジを構成する各ガイド溝の第2の変形例を示す
正面図である。
【符号の説明】
10 ディスクカートリッジ 12A 第1ガイド溝 12B 第2ガイド溝 13 リミッタ部 14 開口 20 ディスクメディア 30 ケース 54 開口 56 ハブ孔(開口) 58 記録再生ヘッド用窓部(開口) 110 第1シャッター部材 122 シャッター係合部(操作部) 130 第1ロック手段 136 第1ロック解除レバー(第1ロック解除部) 150 第2シャッター部材 160 第2ロック手段 166 第2ロック解除レバー(第2ロック解除部) 180、190 ディスクカートリッジ 182、192 第1ガイド溝 184、194 第2ガイド溝 202 第1凸部 204 第2凸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状のディスクメディアを回転可能に
    収容したケースに設けられ前記ディスクメディアへアク
    セスするための開口と、当該開口を開閉可能な第1シャ
    ッター部材及び第2シャッター部材とを備え、 前記ディスクメディアの非使用時には、前記第1シャッ
    ター部材及び第2シャッター部材がそれぞれ閉塞位置に
    位置して前記開口を閉塞し、前記ディスクメディアの使
    用時には、前記第1シャッター部材に作用する移動力に
    よって当該第1シャッター部材と前記第2シャッター部
    材とが連動しつつそれぞれ開放位置に移動し、前記開口
    を開放するディスクカートリッジにおいて、 前記第1シャッター部材を閉塞位置でロックする第1ロ
    ック手段と、前記第2シャッター部材を閉塞位置でロッ
    クする第2ロック手段とを設け、前記ケースがドライブ
    装置へ装填される動作によって前記第1ロック手段及び
    第2ロック手段のロック状態を解除する、 ことを特徴とするディスクカートリッジ。
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