JP2002268648A - 車両用吸遮音構造 - Google Patents

車両用吸遮音構造

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JP2002268648A
JP2002268648A JP2001068043A JP2001068043A JP2002268648A JP 2002268648 A JP2002268648 A JP 2002268648A JP 2001068043 A JP2001068043 A JP 2001068043A JP 2001068043 A JP2001068043 A JP 2001068043A JP 2002268648 A JP2002268648 A JP 2002268648A
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Takayuki Fukui
孝之 福井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な吸遮音性能を有する軽量かつ安価な車
両用吸遮音構造を提供する。 【解決手段】 天然繊維および合成樹脂を主成分とする
車両用吸遮音材において、前記天然繊維の平均繊維長が
0.5〜4.0mmの範囲のセルロース系繊維と、前記
合成樹脂が液状接着剤であり1〜30質量%の範囲で混
合され、車体パネルに直接吹付けて乾燥することによ
り、目付け重量が0.2〜3kg/m2の範囲にある吸
遮音材を形成した車両用吸遮音構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用吸遮音構造に
関し、さらに詳しくは天然繊維および液状接着剤を主成
分として構成される混合物を、車体パネルに直接吹付け
て乾燥することにより形成される車両用吸遮音構造に関
するものである。特に車両用のダッシュパネル、ルーフ
パネル、フロア、パーセル・シェルフ、トランク、ドア
等に適用して車両用吸遮音構造として用いることが可能
なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の高品質、高性能化に伴い
車室内の静粛性については年々要求が厳しくなってきて
いる。現在車両に用いられている吸遮音部品としては、
ダッシュインシュレータ、ヘッドライニングインシュレ
ータ、フロアインシュレータ等があるが、上記の要求に
答えるためにはこれらの部品に加えてさらに、パーセル
・シェルフ、トランクトリム、ドアトリムに至るまで採
用が拡大されてきている。
【0003】しかしながら、従来の車両に用いられてい
る吸遮音材としては、安価であることが求められている
ため、一般に使用されているものは繊維フェルト、ロッ
クウールやガラスウール等の無機質系繊維、ウレタンや
ポリフェニレンオキサイド/ポリスチレン−アロイ材等
の発泡体、ダンボールもしくはこれらの組み合わせによ
り構成されているものであり、必ずしも吸音性能に優れ
ているものとは言えなかった。また遮音に関しては、イ
ンシュレータの吸音特性も必要ではあるが、専ら重量を
増加させることにより解決を図っているのが現状であ
り、燃費向上や排気ガス規制の観点から車両重量低減の
要求には逆行する形となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこれらの問題点
を解決するために、例えば特開平5−181486号公
報、特開平6−170997号公報および特開平7−2
23478号公報に記載されているように、ポリエステ
ル繊維の不織布を用いた吸遮音材が開発されているが、
コスト低減の観点ではまだ課題が残るものであった。さ
らにこれまでは、車体形状に合わせて別途成形した吸遮
音材を車体に取り付けるという構造をとっていたため、
車体パネルとの隙間やハーネス等の貫通穴周辺からの音
漏れを対策する必要があった。その対策に必要な部品点
数の増加や重量増加が避けられず、またより一層の防音
性能向上が望まれており、これらを解決することが課題
となっていた。
【0005】
【発明の目的】本発明はこのような従来の課題に鑑みて
なされたもので、車両に適用した場合においても重量、
コスト、性能の相反する課題を矛盾無く解決し、また部
品成形の工数を省略して安価に静粛性を提供し、かつ効
率的な孔塞ぎによって良好な吸遮音性能を持った車両用
吸遮音構造体を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは上記
課題を達成するために鋭意研究を重ねた結果、天然繊維
と液状接着剤である合成樹脂を主成分とした混合物を車
体パネルに直接吹付けて乾燥し吸遮音構造体を形成する
ことにより、特に優れた吸遮音特性が得られることを見
出し本発明を達成するに至った。
【0007】本発明に係る車両用吸遮音構造体は、請求
項1に記載しているように、天然繊維および合成樹脂を
主成分とする車両用吸遮音材において、前記天然繊維が
セルロース系繊維で平均繊維長が0.5〜4.0mmの
範囲であり、前記合成樹脂が液状接着剤であり1〜30
質量%の範囲で混合され、車体パネルに直接吹付けて乾
燥することにより、目付け重量が0.2〜3kg/m2
の範囲にある吸遮音材を形成することを特徴としてい
る。さらに本発明に係る車両用吸遮音構造体は、請求項
2に記載しているように、セルロース系繊維が再生パル
プであることを特徴としている。そしてさらに本発明に
係る車両用吸遮音構造体は、請求項3に記載しているよ
うに、合成樹脂成分がアクリル樹脂系接着剤であること
を特徴としている。また本発明に係る車両用吸遮音構造
体は、請求項4に記載しているように、車体前部構造と
車室内の室内側隔壁に吹付けることによりダッシュイン
シュレータを形成することを特徴としている。そして本
発明に係る車両用吸遮音構造体は、請求項5に記載して
いるように、車室内の天井パネルに吹付けることにより
ヘッドライニングインシュレータを形成することを特徴
としている。またさらに本発明に係る車両用吸遮音構造
体は、請求項6に記載しているように、車室内の床パネ
ルに吹付けることによりフロアインシュレータを形成す
ることを特徴としている。そして本発明に係る車両用吸
遮音構造体は、請求項7に記載しているように、車両パ
ネルに吹付けた吸遮音材の室内側表面に表皮材を設けた
ことを特徴としている。さらに本発明に係る車両用吸遮
音構造体は、請求項8に記載しているように、吸遮音材
料中に予め顔料を混入して着色することを特徴とする車
両用吸遮音構造である。
【0008】
【作用】以下、本発明についてさらに詳しく説明する。
請求項1において天然繊維が平均繊維長が0.5〜4.
0mmの範囲のセルロース系繊維に限定した理由は、平
均繊維長が0.5mm未満では空気を十分に含んだ状態
で吸遮音構造とすることができなくなり、また4.0m
mを超えると繊維どうしが絡まり合って均一に吹付ける
ことが困難となる。また合成樹脂成分としての液状接着
剤が1〜30質量%の範囲で混合するのは、合成樹脂成
分が1%未満では吸遮音構造の十分な定着が得られず、
30%を超えると内装材としての十分なソフト感が得ら
れないためである。さらに車体パネルに直接吹付けて乾
燥することにより、目付け重量が0.2〜3kg/m2
の範囲の吸遮音材とするのは、目付け重量が0.2kg
/m2未満では十分な吸遮音性能が得られず、また3k
g/m2を超えると吸遮音効果の向上が飽和してしまい
不経済である。さらに本発明に係る車両用吸遮音構造体
のセルロース系繊維として再生パルプを用いることがで
きる。これは新聞、雑誌、ダンボール等を由来とする再
生パルプを好適に用いることができる。さらに本発明に
係る車両用吸遮音構造体においては、合成樹脂成分をア
クリル系接着剤とすることが好適である。これらの混合
物は空気と混合され車体パネルに直接吹付け、乾燥され
ることにより車両用吸遮音材を構成することができる。
そして本発明に係る車両用吸遮音構造は、車両用部品と
しては室内側ダッシュパネルや室内側天井パネル、室内
側フロアパネルを代表とした車両用吸遮音構造として適
用することが可能である。またこれら以外の車両部品と
しては、パーセル・シェルフ、トランク、ドアにも好適
に使用することができる。
【0009】そしてまた本発明に係る車両用吸遮音構造
においては、室内側表面に不織布や布地、ゴムシート、
塩ビシート等の樹脂シートを表皮材として設けることが
可能である。さらに本発明に係る車両用吸遮音構造にお
いては、予め顔料を混合することにより、乾燥後に着色
した吸遮音構造体を提供することもできる。これらの吸
遮音構造体の構成は、単層であることも可能であるが密
度の異なる層が少なくとも2層以上積層されることによ
り、さらに吸遮音性能を向上させることも可能である。
【0010】尚、上述した以外にも車両用吸遮音構造に
要求される性能に併せて、本発明の吸遮音構造体には、
例えば難燃剤、防虫剤、防腐剤、撥水剤、充填材等を適
宜配合することも可能である。
【0011】
【実施例】以下に、本発明を実施例および比較例により
さらに詳しく説明するが、本発明は何らこれらに限定さ
れるものではない。
【0012】(実施例1)天然繊維として新聞古紙パル
プ繊維99質量%と、合成樹脂として液状アクリル接着
剤(以下アクリル接着剤という)をブロアー中で混合・
分散させた後、厚さ0.8mmの鋼板上に吹付けを行っ
た。常温で24時間乾燥放置後、目付け重量が0.2k
g/m2の実施例1の板状吸遮音構造体を得た。吸音率
測定用テストピースとして、径100mmの鋼板を用い
て作成し、また透過損失測定用テストピースとして30
0×300mmの鋼板を用いて作成し評価を行った。
【0013】(実施例2)実施例1において、目付け重
量が2.5kg/m2となるようにした他は同様にし
て、実施例2の吸遮音構造体を得た。実施例1と同様に
してテストピースを作成して評価を行った。
【0014】(実施例3)実施例1において、パルプ繊
維を70質量%となるようにした他は同様にして、実施
例3の吸遮音構造体を得た。実施例1と同様にしてテス
トピースを作成して評価を行った。
【0015】(実施例4)実施例3において、目付け重
量が2.5kg/m2となるようにした他は同様にし
て、実施例4の吸遮音構造体を得た。実施例1と同様に
してテストピースを作成して評価を行った。
【0016】(実施例5)実施例3において、新聞古紙
パルプの代わりに平均繊維長が2〜3mmのバージンパ
ルプを用いた他は同様にして、実施例5の吸遮音構造体
を得た。実施例1と同様にしてテストピースを作成して
評価を行った。
【0017】(実施例6)実施例4において、新聞古紙
パルプの代わりに平均繊維長が2〜3mmのバージンパ
ルプを用いた他は同様にして、実施例6の吸遮音構造体
を得た。実施例1と同様にしてテストピースを作成して
評価を行った。
【0018】(実施例7)天然繊維として新聞古紙パル
プ繊維90質量%と、合成樹脂としてアクリル接着剤を
ブロアー中で混合・分散させた後、車体の天井パネル室
内側に吹付けを行った。常温で24時間乾燥放置後、目
付け重量が0.8kg/m2の実施例7のヘッドライニ
ングインシュレータを得た。これを従来の発泡樹脂製ヘ
ッドライニングと比較して、車両官能評価を実施したと
ころ良好な効果が確認された。尚、本実施例および従来
例共に0.3kg/m2のデュロア表皮を車室内側に設
けている。
【0019】(実施例8)天然繊維として新聞古紙パル
プ繊維90質量%と、合成樹脂としてアクリル接着剤を
ブロアー中で混合・分散させた後、車体のダッシュパネ
ル室内側に吹付けを行った。常温で24時間乾燥放置
後、目付け重量が0.8kg/m2の実施例8のダッシ
ュインシュレータを得た。これを従来のフェルト製ダッ
シュインシュレータと比較して、車両官能評価を実施し
たところ良好な効果が確認された。尚、本実施例および
従来例共に3kg/m2のゴム表皮を車室内側に設けて
いる。
【0020】(実施例9)天然繊維として新聞古紙パル
プ繊維90質量%と、合成樹脂としてアクリル接着剤を
ブロアー中で混合・分散させた後、車体のフロアパネル
室内側に吹付けを行った。常温で24時間乾燥放置後、
目付け重量が0.8kg/m2の実施例9のフロアイン
シュレータを得た。これを従来のフェルト製フロアイン
シュレータと比較して、車両官能評価を実施したところ
良好な効果が確認された。尚、本実施例および従来例共
に1.5kg/m2のEVAバッキングが着いたカーペ
ット表皮を車室内側に設けている。
【0021】(実施例10)天然繊維として新聞古紙パ
ルプ繊維90質量%と、合成樹脂としてアクリル接着剤
をブロアー中で混合・分散させた後、車体のトランクル
ームパネルに吹付けを行った。常温で24時間乾燥放置
後、目付け重量が0.5kg/m2の実施例10の吸遮
音構造体を得た。これを従来のフェルト製トランクトリ
ムインシュレータと比較して、車両官能評価を実施した
ところ良好な効果が確認された。尚、本実施例および従
来例共に0.3kg/m2のデュロア表皮を車室内側に
設けている。
【0022】(実施例11)天然繊維として新聞古紙パ
ルプ繊維90質量%と、合成樹脂としてアクリル接着剤
をブロアー中で混合・分散させた後、車体のダッシュパ
ネル室内側に吹付けを行った。常温で24時間乾燥放置
後、目付け重量が0.2kg/m2の実施例11の吸遮
音構造体を得た。さらにこの上に乾燥後の目付け重量が
0.8kg/m2となるように混合物を吹付けてダッシ
ュインシュレータを形成し、これを従来のフェルト製ダ
ッシュインシュレータと比較して、車両官能評価を実施
したところ良好な効果が確認された。尚、本実施例およ
び従来例共に3kg/m2のゴム表皮を車室内側に設け
ている。
【0023】(比較例1)実施例3において、目付け重
量が0.1kg/m2となるようにした他は同様にし
て、比較例1の吸遮音構造体を得た。実施例1と同様に
してテストピースを作成して評価を行った。
【0024】(比較例2)比較例1において、目付け重
量が3.5kg/m2となるようにした他は同様にし
て、比較例2の吸遮音構造体を得た。実施例1と同様に
してテストピースを作成して評価を行った。
【0025】(比較例3)天然繊維として新聞古紙パル
プ繊維99.5質量%と、合成樹脂としてアクリル接着
剤をブロアー中で混合・分散させた後、厚さ0.8mm
の鋼板上に吹付けを行い、常温で24時間乾燥放置した
ところ、パルプは鋼板に定着せず脱落したため測定は実
施しなかった。
【0026】(比較例4)比較例3において、再生古紙
パルプの配合量を60%となるようにした他は同様にし
て、比較例4の吸遮音構造体を得た。実施例1と同様に
してテストピースを作成したが、内装材としてのソフト
感が得られなかったため測定は実施しなかった。
【0027】(比較例5)実施例3において、再生古紙
パルプの代わりに平均繊維長が0.5mm以下のパルプ
粉砕物となるようにした他は同様にして、比較例5の吸
遮音構造体を得た。実施例1と同様にしてテストピース
を作成したが、繊維が密になってしまい、目付け重量が
0.2kg/m2の吸遮音構造体の作成はできなかっ
た。
【0028】(比較例6)実施例3において、再生古紙
パルプの代わりに平均繊維長が10mm以上の落綿とな
るようにした他は同様にして、比較例6の吸遮音構造体
を得た。実施例1と同様にしてテストピースを作成した
が、繊維が絡まり均一に吹付けることができなかったた
め測定は実施しなかった。
【0029】評価方法 実施例および比較例で得られたテストピースについて、
各測定は下記の方法により実施した。 (1)吸音率の測定(吸音性) JIS A1405「管内法による建築材料の垂直入射
吸音測定」に従って測定を行った。 試料サイズ : 径100mm 測定範囲 : 125〜1600Hz 評価基準 : 同目付け重量のフェルト不織布を基準とした。 ○ 向上している △ 同等 × 劣る (2)透過損失の測定(遮音性) JIS A1416「実験室における音響透過損失の測
定方法」に従って測定を行った。 測定装置 : 簡易残響箱 評価基準 : 同目付け重量のフェルト不織布を基準
とし、400〜2kHzの平均値にて評価した。 ○ 向上している △ 同等 × 劣る (3)車両官能評価 実施例7〜10で得られた車両用の部品について、実車
両に対象部品を取付け、所定のコースを走行中に『静か
である』と感じるかどうかを数人のパネラーにより評価
した。尚、各実施例の部品については同一車両を用い、
順次対象部品を取付けて各部品の相対評価を実施した。
評価基準は、:向上している。:同等である。:
悪化している。の3段階にて実施した。吸音性および遮
音性の測定結果について表1に示す。また車両官能評価
については、実施例7〜10のいずれも『向上してい
る』との良好な結果が得られた。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
ればその構成を、天然繊維および合成樹脂を主成分とす
る車両用吸遮音材において、前記天然繊維がセルロース
系繊維で平均繊維長が0.5〜4.0mmの範囲であ
り、前記合成樹脂が液状接着剤であり1〜30質量%の
範囲で混合され、車体パネルに直接吹付けて乾燥するこ
とにより、目付け重量が0.2〜3kg/m2の範囲に
ある吸遮音材を形成したため、軽量かつ安価で吸音特性
に優れた車両用吸遮音構造を得ることができる。また本
発明の吸遮音構造は、車両用のダッシュパネル、ヘッド
ライニング、フロア、パーセル・シェルフ、ドア、ピラ
ー、トランク等のインシュレータ材として使用すること
により、より一層の車両の吸遮音性能が向上するため、
車室内の静粛性を確保することができるという優れた効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸遮音構造を車両へ適用する場合を説
明する図である。
【図2】本発明の実施例の車両用吸遮音構造の断面を説
明する図である。
【図3】本発明の他の実施例の車両用吸遮音構造の断面
を説明する図である。
【符号の説明】
1 ・・・ ヘッドライニングインシュレータ 2 ・・・ トランクトリムインシュレータ 3 ・・・ フロアインシュレータ 4 ・・・ ダッシュインシュレータ 5 ・・・ 吸遮音材吹付け用ブロアー 6 ・・・ 表皮材 7、7a、7b ・・・ インシュレータ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D023 BA02 BA03 BB16 BB17 BC00 BD01 BD03 BD04 BD12 BD18 BE04 BE22 BE31 4F100 AB03 AJ04A AJ05A AK01A AK25A AK25G AT00B AT00C BA01 BA03 BA07 BA10B BA10C CA13A CB00A DG01A DG02 DG03A EH61 EH61A EJ86A GB32 GB33 JH01 JL03 YY00A 5D061 AA06 AA22 AA33 DD20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然繊維および合成樹脂を主成分とする
    車両用吸遮音材において、前記天然繊維がセルロース系
    繊維で平均繊維長が0.5〜4.0mmの範囲であり、
    前記合成樹脂が液状接着剤であり1〜30質量%の範囲
    で混合され、車体パネルに直接吹付けて乾燥することに
    より目付け重量が0.2〜3kg/m 2の範囲にある吸
    遮音材を形成することを特徴とする車両用吸遮音構造。
  2. 【請求項2】 セルロース系繊維が再生パルプであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の車両用吸遮音構造。
  3. 【請求項3】 合成樹脂成分がアクリル樹脂系接着剤で
    あることを特徴とする請求項1および2記載の車両用吸
    遮音構造。
  4. 【請求項4】 車体前部構造と車室内の室内側隔壁に吹
    付けることによりダッシュインシュレータを形成するこ
    とを特徴とする請求項1〜3記載の車両用吸遮音構造。
  5. 【請求項5】 車室内の天井パネルに吹付けることによ
    りヘッドライニングインシュレータを形成することを特
    徴とする請求項1〜3記載の車両用吸遮音構造。
  6. 【請求項6】 車室内の床パネルに吹付けることにより
    フロアインシュレータを形成することを特徴とする請求
    項1〜3記載の車両用吸遮音構造。
  7. 【請求項7】 車両パネルに吹付けた吸遮音材の室内側
    表面に表皮材を設けたことを特徴とする請求項1〜6記
    載の車両用吸遮音構造。
  8. 【請求項8】 吸遮音材料中に予め顔料を混入して着色
    することを特徴とする請求項1〜7記載の車両用吸遮音
    構造。
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