JP2019206635A - 塗料組成物、自動車用シール材及び自動車用シール材の塗装方法 - Google Patents
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Abstract
Description
上記ウエザーストリップ1は、ゴムスポンジ材4の表面に塗膜6を塗装によって形成することで得ることができる。その塗装方法としては、次の塗装方法を採用することができる。
主要樹脂成分(塗膜形成要素)を水に分散させた水性塗料にプルシアンブルー5を混合して、プルシアンブルー含有塗料組成物を調製する第1工程と、プルシアンブルー含有塗料をゴムスポンジ材4の表面に塗布する第2工程と、該第2工程で得られた塗膜を乾燥硬化させる第3工程とを備えている。プルシアンブルー含有塗料の塗布には、例えば図4に示す塗装ガン(スプレーガン)13等用いることができ、或いはブレード等を用いてもよい。
[実施例1]
実施例1は上述の塗装方法によってゴムスポンジ材の表面にプルシアンブルー含有樹脂塗膜を形成するケースである。
比較例1は、表1に示すとおり、実施例1の配合からプルシアンブルーが取り除かれた形の配合の水性塗料であり、実施例1と同じゴムスポンジ板を準備し、実施例1と同様にしてプルシアンブルーを含有しない樹脂塗膜を形成した。
実施例1及び比較例1の遮音性スポンジ材(評価用塗装サンプル)の物性を調べた。結果を表2に示す。
図6は、実施例2を示すものであり、実施例2では、表3に示す配合からなるプルシアンブルー5を水に分散させたプルシアンブルー分散液(プルシアンブルー含有分散液)をウエザーストリップの表面に塗布する工程と、上記ウエザーストリップにおける上記プルシアンブルー分散液の塗布面に、水性塗料をウェットオンウェットで塗布する工程を行った。
実施例1と同様、比較例1の配合の水性塗料に、表4に示す資材を塗料組成物の主要樹脂成分(塗膜形成要素)100質量部に対して5質量部含有させ、実施例1と同じゴムスポンジ板を準備し、実施例1と同様にして樹脂塗膜を形成した。
[実施例1、2と比較例1〜4の比較]
実施例1、2と比較例1〜4の塗料を使用し、前記した各々の方法で、ウエザーストリップ1の中空シール部3の表面に塗装を施したサンプルを作製し、遮音性を評価した。ウエザーストリップ1は厚さ2mmの押出しスポンジ材(比重0.48)である。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
下記表5に示す実施例4は、実施例3とは別の方法により、プルシアンブルー5及びセルロース繊維7を塗膜に含有させる例である。すなわち、実施例3や実施例4のように、セルロース繊維7を塗膜に含有させる場合、通常行う手法として、実施例3のように液状の塗料の状態で混合して含有塗料を調整して塗装する。しかし、この手法では塗料粘度が非常に上がり塗装し難くなると言う課題がある。そこで、セルロース繊維7を水に分散させたセルロース分散液をウエザーストリップの表面に塗布する工程と、上記ウエザーストリップにおける上記セルロース分散液の塗布面に、セルロース繊維7を含有させていない水性塗料をウェットオンウェットで塗布する工程とすることで、この課題が解決できると考えられている。
遮音性評価をした結果、プルシアンブルー5及びセルロース繊維7の両方を含有する実施例3、4の場合は、水性塗料(比較例1)に比べて、2000Hz〜4000Hzの周波数の範囲において音圧が低くなり、特に、2500Hz〜3000Hz及びその近傍では、4dB程度音圧が低くなることがわかった。
セルロース繊維の繊維径がそれぞれ10nm、100nm、1μm、10μmである各2%セルロース繊維スラリーを用い、実施例1の条件及び方法により、セルロース繊維の繊維径が異なる各ウエザーストリップを作製した。そうして、それらウエザーストリップの透過音を図5に示す設備で測定した。
2 取付基部
3 中空シール部
4 ゴムスポンジ材
5 プルシアンブルー
6 塗膜
7 セルロース繊維
Claims (6)
- 自動車用シール材の表面に塗布される塗料組成物において、
プルシアンブルーを含有していることを特徴とする塗料組成物。 - 請求項1に記載の塗料組成物において、
ウレタン樹脂及びシリコーン樹脂の少なくとも一方を含有した水性塗料組成物であることを特徴とする塗料組成物。 - 請求項1または2に記載の塗料組成物において、
前記塗料組成物の主要樹脂成分100質量部に対して前記プルシアンブルーが0.2質量部以上20質量部以下になるように含有されていることを特徴とする塗料組成物。 - 請求項1から3のいずれか1つに記載の塗料組成物において、
セルロース繊維を更に含有していることを特徴とする塗料組成物。 - 請求項1から4のいずれか1つに記載の塗料組成物がゴムスポンジ材の表面に塗布されていることを特徴とする自動車用シール材。
- 自動車用シール材の表面にプルシアンブルー含有塗膜を形成する塗装方法であって、
プルシアンブルーを水に分散させたプルシアンブルー含有分散液を前記自動車用シール材の表面に塗布する工程と、
前記自動車用シール材における前記プルシアンブルー含有分散液の塗布面に、水性塗料をウェットオンウェットで塗布する工程とを備えていることを特徴とする自動車用シール材の塗装方法。
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