JP2002268086A - 電気光学装置用基板、電気光学装置および投射型液晶装置並びに電子機器 - Google Patents

電気光学装置用基板、電気光学装置および投射型液晶装置並びに電子機器

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JP2002268086A
JP2002268086A JP2001068415A JP2001068415A JP2002268086A JP 2002268086 A JP2002268086 A JP 2002268086A JP 2001068415 A JP2001068415 A JP 2001068415A JP 2001068415 A JP2001068415 A JP 2001068415A JP 2002268086 A JP2002268086 A JP 2002268086A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源からの入射光や戻り光に含まれる斜め光
に起因する光リーク電流の発生を防止することができ、
高コントラスト表示ができる電気光学装置および投射型
液晶装置を提供する。 【解決手段】スイッチング素子30の上方と下方の少な
くとも一方で、前記スイッチング素子30の形成位置に
対応する領域に、半導体層1aに向かって凸状の形状で
ある遮光膜3a、11aが設けられているものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気光学装置用基
板、電気光学装置および投射型液晶装置並びに電子機器
に関し、特に、スイッチング素子の光リーク電流を防止
することができる電気光学装置用基板、電気光学装置お
よび投射型液晶装置並びに電子機器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】液晶プロジェクタ等の投射型液晶装置に
は、例えば赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色に対
応して液晶パネルを3枚使用する3板式のものと、1枚
の液晶パネルと色生成手段とから構成される単板式のも
のがある。この投射型液晶装置の構成要素である液晶パ
ネルは、例えば、アクティブマトリクス型液晶ライトバ
ルブとその前後に配置される偏光板とから構成されてい
る。この種の液晶ライトバルブは、ガラス基板、石英基
板等の透明な2枚の基板間に液晶が封入されたものであ
り、一方の基板をなす薄膜トランジスタ(Thin Film Tr
ansistor、以下、TFTと略記する)アレイ基板と、こ
れに対向配置された他方の基板をなす対向基板とを備え
ている。
【0003】TFTアレイ基板は、基板本体と、その液
晶層側の表面上に形成された画素電極と、半導体層を有
する画素スイッチング用TFT(スイッチング素子)
と、この画素スイッチング用TFTを駆動するためのデ
ータ線や走査線などの信号線と、配向膜とを主体として
構成されている。また、TFTアレイ基板の半導体層の
下層には、絶縁膜を介して金属などで形成された遮光膜
が配置されている。他方、対向基板は、基板本体と、そ
の液晶層側の表面上に形成された対向電極と、配向膜
と、遮光膜とを主体として構成されている。各基板はこ
のような構成であり、画素電極と対向電極とが対向する
ように配置されたTFTアレイ基板と対向基板との間に
は、液晶層が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
液晶ライトバルブにおいては、光源からの入射光や戻り
光に含まれる斜め光によって、光リーク電流が発生し、
コントラスト比の低下などの不都合が生じることが、問
題となっていた。図11は、従来の液晶ライトバルブに
おける問題点を説明するための模式図であり、問題点を
説明するために必要な部材のみを示した断面図である。
図11において、符号30は、TFTアレイ基板を構成
する画素スイッチング用TFTを示している。画素スイ
ッチング用TFT30は、走査線3aと、走査線3aか
らの電界によりチャネルが形成されるチャネル領域1
a’とソース領域1hおよびドレイン領域1gとを有す
る半導体層1aと、走査線3aと半導体層1aとを絶縁
する絶縁薄膜2とを備えている。
【0005】画素スイッチング用TFT30の半導体層
1aの下方には、絶縁膜12を介して形成された遮光膜
11が配置されている。この遮光膜11は、TFTアレ
イ基板の基体本体10上に設けられ、平坦な表面を有す
るものとされている。そして、この遮光膜11によっ
て、TFTアレイ基板の側から入射する戻り光が画素ス
イッチング用TFT30の半導体層1aに侵入するのを
防止している。一方、画素スイッチング用TFT30の
半導体層1aの上方には、遮光膜33が配置されてい
る。この遮光膜33は、対向基板の基体本体20上に設
けられ、平坦な表面を有するものとされている。そし
て、この遮光膜33によって、対向基板の側から入射す
る入射光が画素スイッチング用TFT30の半導体層1
aに侵入するのを防止している。
【0006】液晶ライトバルブに入射する光源からの入
射光や戻り光は、光源からの照射方向と平行な光だけで
なく、照射方向から10°程度傾いた斜め光も含んでい
る。例えば、入射光に含まれる斜め光Eが、図11に示
す従来の液晶ライトバルブに入射すると、図11に示す
ように、斜め光Eは、TFTアレイ基板に設けられた遮
光膜11と対向基板に設けられた遮光膜33との間に侵
入する。そして、遮光膜11と遮光膜33との間に侵入
した斜め光Eは、遮光膜11、33や、遮光膜11と遮
光膜33との間に設けられている金属膜などに反射して
多重散乱光となり、画素スイッチング用TFT30に到
達してしまう。また、図11に示す従来の液晶ライトバ
ルブ内に、戻り光に含まれる斜め光が入射した場合も同
様に、斜め光は、遮光膜11と遮光膜33との間に侵入
して多重散乱光となり、画素スイッチング用TFT30
に到達してしまう。このように、ただ単に遮光膜11、
33を設けただけでは、充分な遮光がなされたとはいえ
ず、遮光膜11と遮光膜33との間に侵入する光(リー
ク光)を防ぐことは困難であった。そして、画素スイッ
チング用TFT30に到達したリーク光は、画素スイッ
チング用TFT30の光リーク電流を発生させ、光リー
ク電流によって生じるコントラスト比の低下などの不都
合が発生する原因となる。
【0007】とくに、近年は、液晶プロジェクタの高精
細化、高輝度化、低価格化に伴う液晶ライトバルブの小
型化に伴って、ライトバルブに入射させる入射光の強度
が強くなってきている。このことにより、斜め光も強く
なり、斜め光に起因する光リーク電流も増大するので、
より一層コントラスト比の低下などの不都合が生じやす
くなってきている。
【0008】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、光源からの入射光や戻り光に含ま
れる斜め光に起因する光リーク電流の発生を防止するこ
とができ、高コントラスト表示ができる電気光学装置用
基板および電気光学装置および投射型液晶装置を提供す
ることを目的とする。また、上記の高コントラスト表示
ができる電気光学装置を備えた投射型液晶装置および電
子機器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の電気光学装置は、互いに対向する一対の
基板間に電気光学物質が狭持されてなり、前記一対の基
板のうち一方の基板には、半導体層を有するスイッチン
グ素子が備えられた電気光学装置であって、前記スイッ
チング素子の上方と下方の少なくとも一方で、前記スイ
ッチング素子の形成位置に対応する領域に、前記半導体
層に向かって凸状の形状である遮光膜が設けられている
ことを特徴とする。
【0010】本発明の電気光学装置においては、前記ス
イッチング素子の上方と下方の少なくとも一方で、前記
スイッチング素子の形成位置に対応する領域に、前記半
導体層に向かって凸状の形状である遮光膜が設けられて
いるので、光源からの入射光や戻り光に含まれる斜め光
が、スイッチング素子に到達するリーク光になるのを防
止することができる。すなわち、本発明の電気光学装置
における遮光膜は、半導体層に向かって凸状の形状であ
るので、電気光学装置内に入射した斜め光を、遮光膜が
設けられている領域の外側に向かって反射させることが
できる。また、電気光学装置内に入射した斜め光が、遮
光膜が設けられている領域内に侵入した場合も、上下遮
光層間で反射し、外側に向かって光が反射される。この
ことにより、電気光学装置内に入射した斜め光が、スイ
ッチング素子に到達するリーク光になるのを防止するこ
とができる。その結果、スイッチング素子の光リーク電
流の発生を防ぐことができ、光リーク電流に起因するコ
ントラスト比の低下などの不都合が生じにくく、高コン
トラスト表示が可能な電気光学装置とすることができ
る。
【0011】また、上記の電気光学装置においては、前
記遮光膜は、前記スイッチング素子の上方で、前記スイ
ッチング素子の形成位置に対応する領域に設けられ、下
方に向かって凸状の第1遮光膜と、前記スイッチング素
子の下方で、前記スイッチング素子の形成位置に対応す
る領域に設けられ、上方に向かって凸状の第2遮光膜と
からなることが望ましい。
【0012】このような電気光学装置とすることで、ス
イッチング素子の上方および下方の前記スイッチング素
子の形成位置に対応する領域に、遮光膜がそれぞれ設け
られたものとなるので、電気光学装置内に入射した斜め
光がスイッチング素子に到達するのを、より一層確実に
防止することができる。
【0013】また、上記の電気光学装置においては、前
記第1遮光膜および前記第2遮光膜は、前記一方の基板
に設けられていることが望ましい。このような電気光学
装置では、第1遮光膜および第2遮光膜が、一方の基板
に設けられているので、第1遮光膜と第2遮光膜とをそ
れぞれ別々の基板に設けた場合と比較して、第1遮光膜
と第2遮光膜との間隔が狭いものとなり、外側に向かっ
てより一層効率よく反射させることが出来るため、斜め
光がスイッチング素子に到達するのをより一層効果的に
防止できる。
【0014】また、上記の電気光学装置においては、前
記遮光膜の前記半導体層に対向する側の面が、湾曲して
いることが望ましい。このような電気光学装置では、遮
光膜の半導体層に対向する側の面が湾曲しているので、
電気光学装置内に入射した斜め光を、遮光膜が設けられ
ている領域の外側に向かって効率よく反射させることが
できる。また、電気光学装置内に入射した斜め光が、遮
光膜が設けられている領域内に侵入した場合も、上下遮
光層間で反射し、外側に光が反射する。このため、斜め
光がスイッチング素子に到達するのをより一層確実に防
止することができる。
【0015】また、上記の電気光学装置においては、前
記遮光膜が、断面視台形状とされているものとしてもよ
い。このような電気光学装置では、遮光膜が断面視台形
状とされているので、電気光学装置内に入射して、遮光
膜の斜面に当たった斜め光を、遮光膜が設けられている
領域の外側に向かって効率よく反射させることができ
る。また、電気光学装置内に入射した斜め光が、遮光膜
が設けられている領域内に侵入した場合も、上下遮光層
間で反射し、外側に光が反射する。このため、斜め光が
スイッチング素子に到達するのをより一層確実に防止す
ることができる。また、断面視台形状の遮光膜は、製造
プロセス上形成が容易なものであるので、上記の電気光
学装置とすることにより、斜め光に起因する光リーク電
流の発生を防止することができ、高コントラスト表示が
できる電気光学装置が容易に得られる。
【0016】また、上記の電気光学装置においては、前
記遮光膜は、下地層上に設けられ、前記下地層は、前記
スイッチング素子の上方と下方の少なくとも一方で、前
記スイッチング素子の形成位置に対応する領域に、前記
半導体層に向かって凸状の形状となるように形成されて
いることが望ましい。このような電気光学装置とするこ
とで、下地層上に遮光層を設けることにより、スイッチ
ング素子の上方と下方の少なくとも一方で、スイッチン
グ素子の形成位置に対応する領域に、半導体層に向かっ
て凸状の形状である遮光膜を設けることができるものと
なるので、一般的な遮光膜の形成方法と同様の方法など
により上記の遮光膜を得ることができ、斜め光に起因す
る光リーク電流の発生を防止することができ、高コント
ラスト表示ができる電気光学装置を容易に得ることがで
きる。
【0017】また、上記の目的を達成するために、本発
明の電気光学装置用基板は、上記のいずれかの電気光学
装置を構成する一対の基板のうち一方の基板からなる電
気光学装置用基板であって、半導体層を有するスイッチ
ング素子が備えられ、前記スイッチング素子の上方と下
方の少なくとも一方で、前記スイッチング素子の形成位
置に対応する領域に、前記半導体層に向かって凸状の形
状である遮光膜が設けられていることを特徴とする。
【0018】このような電気光学装置用基板において
は、スイッチング素子の上方と下方の少なくとも一方
で、スイッチング素子の形成位置に対応する領域に、半
導体層に向かって凸状の形状である遮光膜が設けられて
いるので、これを用いた電気光学装置内に光源からの入
射光や戻り光に含まれる斜め光が入射しても、斜め光が
スイッチング素子に到達するリーク光になるのを防止す
ることができる。したがって、本発明の電気光学装置用
基板は、スイッチング素子の光リーク電流の発生を防ぐ
ことができ、光リーク電流に起因するコントラスト比の
低下などの不都合が生じにくく、高コントラスト表示が
可能な電気光学装置を構成することができる。
【0019】また、上記の電気光学装置用基板において
は、前記遮光膜は、前記スイッチング素子の上方で、前
記スイッチング素子の形成位置に対応する領域に設けら
れ、下方に向かって凸状の第1遮光膜と、前記スイッチ
ング素子の下方で、前記スイッチング素子の形成位置に
対応する領域に設けられ、上方に向かって凸状の第2遮
光膜とからなることを特徴とするものとすることが望ま
しい。
【0020】このような電気光学装置用基板とすること
で、スイッチング素子の上方および下方の前記スイッチ
ング素子の形成位置に対応する領域に、遮光膜がそれぞ
れ設けられたものとなるので、これを用いた電気光学装
置とした場合に、電気光学装置内に入射した斜め光が、
外側に向かってより一層効率よく反射させることがで
き、斜め光がスイッチング素子に到達するのをより一層
確実に防止することができる。また、上記の電気光学装
置用基板には、第1遮光膜および第2遮光膜が設けられ
ているので、第1遮光膜と第2遮光膜との間隔が狭い電
気光学装置を構成することができるものとなる。したが
って、これを用いた電気光学装置とした場合に、電気光
学装置内に入射した斜め光が、第1遮光膜と前記第2遮
光膜との間に侵入しにくくいものとなり、また、電気光
学装置内に入射した斜め光が、遮光膜が設けられている
領域内に侵入した場合も、上下遮光層間で反射し、外側
に光が反射されるため、斜め光がスイッチング素子に到
達することを一層効果的に防止することができる。
【0021】また、本発明の投射型表示装置は、上記の
電気光学装置を備えた投射型表示装置であって、光源
と、該光源から出射された光を変調する前記電気光学装
置と、該電気光学装置により変調された光を投射面に拡
大投影する拡大投影光学系とを有することを特徴とす
る。このような投射型表示装置は、上記の電気光学装置
を備えたものであるので、高コントラスト表示ができる
投射型表示装置とすることができる。
【0022】また、本発明の電子機器は、上記の電気光
学装置を備えたことを特徴とする。このような電子機器
とすることにより、高コントラスト表示ができる電子機
器とすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態の液晶装置の構
成]本発明の第1の実施形態の液晶装置の構成につい
て、図1から図3を参照して以下説明する。図1は、デ
ータ線、走査線、容量線、画素電極等が形成されたTF
Tアレイ基板の相隣接する複数の画素群の平面図であ
る。図2は、図1のA−A’断面図である。図3は、図
1に示すデータ線を横断する方向に切断したときの概略
を示した図1のB−B’断面図であり、液晶装置内に斜
め光が入射した状況を説明するための模式図である。な
お、図1〜図3においては、各層や各部材を図面上で認
識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮
尺を異ならしめてある。また、図2においては、液晶装
置の断面構造を理解しやすくするために、遮光膜の断面
形状を平坦なものとして示してある。また、図3におい
ては、液晶装置内に斜め光が入射した状況を説明する際
に必要な部材のみを示し、その他の各部材等は省略して
示してある。
【0024】図1および図2に示すように、液晶装置の
TFTアレイ基板10上には、複数の透明な画素電極9
aと当該画素電極9aをスイッチング制御するスイッチ
ング素子である画素スイッチング用TFT30とがマト
リクス状に複数形成され、画素電極9aの縦横の境界に
各々沿って画像信号を供給するデータ線6a、走査線3
aおよび容量線3bが設けられている。データ線6a
は、コンタクトホール5aおよびコンタクトホール5b
を介して、画素スイッチング用TFT30のソース領域
1dに電気的に接続されており、画素電極9aは、コン
タクトホール8aおよびコンタクトホール8bを介し
て、画素スイッチング用TFT30のドレイン領域1e
に電気的に接続されている。そして、画素スイッチング
用TFT30を一定期間だけオンすることにより、デー
タ線6aから供給される画像信号を所定のタイミングで
書き込むようにされている。また、ポリシリコン膜から
なる半導体層1aのうち、画素スイッチング用TFT3
0のチャネル領域1a’に対向するように走査線3aが
配置され、所定のタイミングで走査線3aにパルス的に
走査信号を印加するように構成されている。
【0025】断面構造を見ると、図2に示すように、こ
の液晶装置は、一対の透明基板を有しており、その一方
の基板をなすTFTアレイ基板10と、これに対向配置
される他方の基板をなす対向基板20とを備えている。
TFTアレイ基板10は、例えば石英基板からなり、対
向基板20は、例えばガラス基板や石英基板からなるも
のである。
【0026】TFTアレイ基板10には、例えばITO
膜等の透明導電性膜からなる画素電極9aが設けられ、
TFTアレイ基板10上の各画素電極9aに隣接する位
置には、画素スイッチング用TFT30が設けられてい
る。画素スイッチング用TFT30は、LDD(Lightl
y Doped Drain)構造を有しており、走査線3a、当該
走査線3aからの電界によりチャネルが形成される半導
体層1aのチャネル領域1a’、走査線3aと半導体層
1aとを絶縁する絶縁薄膜2、データ線6a、半導体層
1aの低濃度ソース領域1bおよび低濃度ドレイン領域
1c、半導体層1aの高濃度ソース領域1dおよび高濃
度ドレイン領域1eを備えている。
【0027】また、図2に示すように、TFTアレイ基
板10上には、溝10aが設けられ、溝10aの内側の
半導体層1aの下方に位置する領域には、図3に示すよ
うに、断面視台形状の下地層10cが半導体層1aに向
かって凸状の形状となるように設けられている。下地層
10cは、例えばSiO2、SiNなどにより形成され
ている。また、下地層10cの上には、図3に示すよう
に、断面視台形状の遮光膜11a(特許請求の範囲にお
ける「遮光膜」に相当する。)が、半導体層1aに向か
って凸状の形状となるように配置されている。
【0028】この遮光膜11aは、例えば、TFTアレ
イ基板10上の半導体層1aの下方に位置する領域に、
下地層10cとなる下地膜を設け、これをパターニング
したのちエッチングすることにより、断面視台形状であ
り半導体層1aに向かって凸状の形状となるように下地
層10cを形成し、この下地層10c上に金属などをス
パッタする方法などにより設けられたものである。遮光
膜11aを設ける際に、下地膜のエッチングを等方性エ
ッチングする方法により行うと、サイドエッチングが生
じる分エッチング面にテーパーが付くので、下地層10
cが台形状に形成される。遮光膜11aは、TFTアレ
イ基板の側から入射する戻り光が、画素スイッチング用
TFT30の半導体層1aに侵入するのを防止してい
る。
【0029】そして、この遮光膜11a上を含むTFT
アレイ基板10上には、図2および図3に示すように、
絶縁膜12を介して半導体層1aが配置されている。絶
縁膜12上の半導体層1aが配置される領域は、化学的
機械的研磨法(Chemical Mecanical Polishing(C
MP))などにより平坦化して、遮光膜11a分の高さ
を相殺しておくことが望ましい。
【0030】また、図2に示すように、半導体層1a上
に設けられた絶縁薄膜2上、走査線3a上を含むTFT
アレイ基板10上には、高濃度ソース領域1dへ通じる
コンタクトホール5aおよび高濃度ドレイン領域1eへ
通じるコンタクトホール8aが各々形成された第1層間
絶縁膜4が形成され、第1層間絶縁膜4上には、バリア
層14および誘電体層15を介して、図3に示す遮光膜
を兼ねる容量線3b(特許請求の範囲における「遮光
膜」に相当する。)が設けられている。
【0031】容量線3bは、図1および図2に示すよう
に、TFTアレイ基板10上のデータ線6a、走査線3
a、容量線3b、画素スイッチング用TFT30の形成
領域に対向する領域、すなわち各画素の非表示領域に設
けられ、隣接する画素間を遮光している。また、容量線
3bは、図3に示すように、断面視台形状であり、半導
体層1aに向かって凸状の形状とされているとともに、
高い遮光性を有するものとするために、2層構造とされ
ている。
【0032】この遮光膜を兼ねる容量線3bは、例え
ば、第1層間絶縁膜4をパターニングしてエッチングす
ることにより、第1層間絶縁膜4上の半導体層1aの上
方に位置する領域に、断面視台形状であり半導体層1a
に向かって凸状の形状となるように凹部を形成し、第1
層間絶縁膜4の凹部が設けられた部分を下地層として、
バリア層14および誘電体層15を形成したのち金属な
どをスパッタする方法などにより設けられたものであ
る。遮光膜を兼ねる容量線3bを設ける際に、第1層間
絶縁膜4のエッチングを等方性エッチングする方法によ
り行うと、サイドエッチングが生じる分エッチング面に
テーパーが付くので、下地層が台形状に形成される。そ
して、容量線3bにより、対向基板20の側からの入射
光が、画素スイッチング用TFT30の半導体層1aの
チャネル領域1a’や低濃度ソース領域領域1b、低濃
度ドレイン領域1cに侵入するのを防止している。
【0033】遮光膜を兼ねる容量線3b上には、コンタ
クトホール5bおよびコンタクトホール8bが形成され
た第2層間絶縁膜7が形成され、第2層間絶縁膜7の上
には、データ線6aが形成されている。さらに、データ
線6a上および第2層間絶縁膜7上には、コンタクトホ
ール8bが形成された第3層間絶縁膜17が形成され、
第3層間絶縁膜17上には、画素電極9aが形成されて
いる。つまり、データ線6aは、第2層間絶縁膜7を貫
通するコンタクトホール5bと第1層間絶縁膜4を貫通
するコンタクトホール5aとを介して、高濃度ソース領
域1dに電気的に接続されている。また、画素電極9a
は、第3層間絶縁膜17および第2層間絶縁膜7を貫通
するコンタクトホール8bと第1層間絶縁膜4を貫通す
るコンタクトホール8aとを介して、高濃度ドレイン領
域1eに電気的に接続されている。
【0034】画素スイッチング用TFT30は、好まし
くは上述のようにLDD構造を持つが、低濃度ソース領
域1bおよび低濃度ドレイン領域1cに不純物イオンの
打ち込みを行わないオフセット構造を採っても良いし、
ゲート電極をマスクとして高濃度で不純物イオンを打ち
込み、自己整合的に高濃度ソースおよびドレイン領域を
形成するセルフアライン型のTFTであっても良い。ま
た、本実施形態では、画素スイッチング用TFT30の
走査線3aの一部からなるゲート電極をソース・ドレイ
ン領域間に1個のみ配置したシングルゲート構造とした
が、これらの間に2個以上のゲート電極を配置してもよ
い。この際、各々のゲート電極には同一の信号が印加さ
れるようにする。このようにデュアルゲート(ダブルゲ
ート)あるいはトリプルゲート以上でTFTを構成すれ
ば、チャネルとソース・ドレイン領域接合部のリーク電
流を防止でき、オフ時の電流を低減することができる。
これらのゲート電極の少なくとも1個をLDD構造ある
いはオフセット構造にすれば、さらにオフ電流を低減で
き、安定したスイッチング素子を得ることができる。
【0035】また、TFTアレイ基板10の画素スイッ
チング用TFT30、データ線6aおよび走査線3aの
形成領域にあたる第3層間絶縁膜17上および画素電極
9a上には、配向膜16が設けられている。
【0036】他方、対向基板20上には、その全面にわ
たって対向電極(共通電極)21が設けられている。対
向電極21もTFTアレイ基板10の画素電極9aと同
様、ITO膜等の透明導電性膜から形成されている。ま
た、TFTアレイ基板10側の配向膜16と対向する位
置にあたる対向基板20の対向電極21上には、配向膜
22が設けられている。
【0037】これらTFTアレイ基板10と対向基板2
0は、画素電極9aと対向電極21とが対向するように
配置され、これら基板10、20とシール材により囲ま
れた空間に液晶が封入され、液晶層50が形成される。
【0038】このような液晶装置においては、遮光膜1
1aと遮光膜を兼ねる容量線3bとが設けられているの
で、光源からの入射光や戻り光に含まれる斜め光が、画
素スイッチング用TFT30に到達するリーク光になる
のを防止することができる。すなわち、上記の液晶装置
における遮光膜11aおよび容量線3bは、半導体層1
aに向かって凸状の形状であるので、液晶装置内に入射
した斜め光を、遮光膜11aおよび容量線3bが設けら
れている領域の外側に向かって反射させることができ
る。
【0039】ここで、上記の液晶装置内に斜め光が入射
した状況を図3を参照して説明する。例えば、入射光に
含まれる斜め光Fが上記の液晶装置内に入射した場合に
は、図3に示すように、斜め光Fは、TFTアレイ基板
10に設けられた遮光膜11aによって、外側に向かっ
て反射する。また、戻り光に含まれる斜め光が上記の液
晶装置内に入射した場合には、斜め光は、容量線3bに
よって、外側に向かって反射する。また、電気光学装置
内に入射した斜め光F'においても、遮光膜が設けられ
ている領域内に侵入した場合も、TFTアレイ基板10
に設けられた遮光膜11aと容量線3bとの間で反射
し、外側に光が反射される。このことにより、入射光や
戻り光に含まれる斜め光が、画素スイッチング用TFT
30に到達するのを防止することができる。その結果、
画素スイッチング用TFT30の光リーク電流の発生を
防ぐことができ、光リーク電流に起因するコントラスト
比の低下などの不都合が生じにくく、高コントラスト表
示が可能な液晶装置とすることができる。
【0040】また、上記の液晶装置においては、画素ス
イッチング用TFT30の上方および下方の画素スイッ
チング用TFT30の形成位置に対応する領域に、遮光
膜がそれぞれ設けられたものであるので、例えば、遮光
膜11aと容量線3bのいずれか一方のみを設けた場合
と比較して、斜め光が画素スイッチング用TFT30に
到達するのをより一層確実に防止することができる。し
かも、画素スイッチング用TFT30の上方および下方
に設けられた遮光膜11aと遮光膜を兼ねる容量線3b
とからなる2枚の遮光膜は、いずれもTFTアレイ基板
10上に設けられているので、例えば、画素スイッチン
グ用TFT30の上方に設けられた遮光膜を対向基板2
0上に設けた場合と比較して、2枚の遮光膜間の間隔が
狭いものとなり、液晶装置内に入射した斜め光が、2枚
の遮光膜間に侵入しにくく、また、電気光学装置内に入
射した斜め光が、遮光膜が設けられている領域内に侵入
した場合も、上方および下方に設けられた遮光膜11a
と遮光膜を兼ねる容量線3bとからなる2枚の遮光膜間
で反射し、外側に光が反射されるため、斜め光が画素ス
イッチング用TFT30に到達するのをより一層効果的
に防止できる。
【0041】また、遮光膜11aおよび容量線3bは、
断面視台形状とされているので、液晶装置内に入射した
斜め光が画素スイッチング用TFT30に到達するのを
より一層効果的に防止できる。しかも、断面視台形状の
遮光膜は、例えば、遮光膜の下方に設けられる絶縁膜
を、パターニングしてエッチングすることにより断面視
台形状の下地層とし、その上方に金属などをスパッタす
る方法などにより得られるものであり形成が容易である
ので、上記の液晶装置とすることにより、斜め光に起因
する光リーク電流の発生を防止することができ、高コン
トラスト表示ができる優れた液晶装置が容易に得られ
る。
【0042】また、下地層10cは、画素スイッチング
用TFT30下方の画素スイッチング用TFT30形成
位置に対応する領域に、下地層となる第1層間絶縁膜4
は、画素スイッチング用TFT30上方の画素スイッチ
ング用TFT30形成位置に対応する領域に、半導体層
1aに向かって凸状の形状となるように形成されている
ので、下地層10c上および第1層間絶縁膜4上に遮光
層を設けることにより、画素スイッチング用TFT30
の上方と下方の画素スイッチング用TFT30形成位置
に対応する領域に、半導体層1aに向かって凸状の形状
である遮光膜11aおよび容量線3bを設けることがで
き、一般的な遮光膜の形成方法と同様の方法などにより
遮光膜11aおよび容量線3bを得ることができる。
【0043】また、このような液晶装置においては、容
量線3bが遮光膜を兼ねるものであるので、遮光膜を設
ける工程を簡略化することができる。
【0044】なお、上記実施形態の液晶装置において
は、対向基板20上に、コントラスト比の向上、色材の
混色防止などの機能、いわゆるブラックマトリクスとし
ての機能を有する遮光膜を設けてもよい。また、上記実
施形態の液晶装置においては、画素スイッチング用TF
T30の上方に設けられている遮光膜を対向基板20上
に設ける構成としてもよい。また、上記実施形態の液晶
装置においては、画素スイッチング用TFT30の上方
に設けられている遮光膜を、遮光膜を兼ねる容量線3b
からなるものとしたが、容量線3bとバリア層14とか
らなるものや、容量線3bとバリア層14と誘電体層1
5とからなるものとしてもよいし、容量線3bとは別の
膜からなるものとしてもよい。
【0045】また、上記実施形態の液晶装置において
は、遮光膜11aは、下地層10c上に形成する以外
に、例えば、TFTアレイ基板10の基体本体をエッチ
ング加工するなどして凸部を形成して、その凸部上に形
成してもよい。また、上記実施形態の液晶装置において
は、遮光膜11aは、データ線6aを横断する方向に切
断したときに断面視台形状であり、半導体層1aに向か
って凸状の形状となっているが、走査線3aを横断する
方向に切断したときにも断面視台形状であり、半導体層
1aに向かって凸状の形状となっているものとしてもよ
い。
【0046】また、上記実施形態の液晶装置において
は、本発明をTFT素子に代表される3端子型素子を用
いるアクティブマトリクス型の液晶装置とその製造方法
に適用した場合について説明したが、TFD素子に代表
される2端子型素子を用いるアクティブマトリクス型の
液晶装置およびその製造方法にも適用できる。
【0047】[第2の実施形態の液晶装置の構成]本実
施形態の液晶装置が、上記の第1の実施形態の液晶装置
と異なるところは、画素スイッチング用TFT30上方
の画素スイッチング用TFT30形成位置に対応する領
域に設けられた遮光膜を兼ねる容量線の形状のみであ
る。図4は、本発明の電気光学装置の一例である液晶パ
ネルの他の例の一部を示した概略断面図である。図4に
示す液晶装置においては、画素スイッチング用TFT3
0上方の画素スイッチング用TFT30形成位置に対応
する領域に設けられた遮光膜である容量線3cの半導体
層1aに対向する側の面が、湾曲している。
【0048】このような液晶装置では、遮光膜を兼ねる
容量線3cの半導体層1aに対向する側の面が湾曲して
いるので、液晶装置内に入射した斜め光を、外側に向か
ってより一層効率よく反射させることができる。例え
ば、入射光に含まれる斜め光が液晶装置内に入射した場
合には、斜め光は、第1の実施形態の液晶装置と同様
に、遮光膜11aによって、外側に向かって反射する。
また、図4に示すように、戻り光に含まれる斜め光Gが
液晶装置内に入射した場合には、斜め光Gは、遮光膜を
兼ねる容量線3cによって、外側に向かって反射する。
また、電気光学装置内に入射した斜め光F'において
も、遮光膜が設けられている領域内に侵入した場合も、
TFTアレイ基板10に設けられた遮光膜11aと容量
線3cとの間で反射し、外側に光がでていく。このこと
により、斜め光が画素スイッチング用TFT30に到達
するのをより一層確実に防止することができる。
【0049】[第3の実施形態の液晶装置の構成]本実
施形態の液晶装置が、上記の第2の実施形態の液晶装置
と異なるところは、画素スイッチング用TFT30下方
の画素スイッチング用TFT30形成位置に対応する領
域に設けられた遮光膜の形状のみである。図5は、本発
明の電気光学装置の一例である液晶パネルの他の例の一
部を示した概略断面図である。図5に示す液晶装置にお
いては、画素スイッチング用TFT30下方の画素スイ
ッチング用TFT30形成位置に対応する領域に設けら
れた遮光膜11bの半導体層1aに対向する側の面が、
湾曲している。
【0050】このような液晶装置では、遮光膜11bの
半導体層1aに対向する側の面も湾曲しているので、液
晶装置内に入射した斜め光を、外側に向かってより一層
効率よく反射させることができる。例えば、図5に示す
ように、入射光に含まれる斜め光Hが液晶装置内に入射
した場合には、斜め光Hは、遮光膜11bによって、外
側に向かって反射する。また、戻り光に含まれる斜め光
Gが液晶装置内に入射した場合には、斜め光Gは、第2
の実施形態の液晶装置と同様に遮光膜を兼ねる容量線3
cによって、外側に向かって反射する。また、電気光学
装置内に入射した斜め光H'においても、遮光膜が設け
られている領域内に侵入した場合も、TFTアレイ基板
10に設けられた遮光膜11bと容量線3cとの間で反
射し、外側に光がでていく。このことにより、斜め光が
画素スイッチング用TFT30に到達するのをより一層
確実に防止することができる。
【0051】[液晶装置の全体構成]次に、上記構成の
液晶装置の全体構成を図6を参照して説明する。なお、
図6(a)は、TFTアレイ基板10をその上に形成さ
れた各構成要素とともに対向基板20の側から見た平面
図であり、図6(b)は、対向基板20を含めて示す図
6(a)のH−H’断面図である。なお、図6では、配
向膜の記載は省略されている。
【0052】図6(a)において、TFTアレイ基板1
0の上には、シール材51がその縁に沿って設けられて
おり、その内側に並行して、額縁としての遮光膜53が
設けられている。シール材51の外側の領域には、デー
タ線駆動回路101および外部回路接続端子102がT
FTアレイ基板10の一辺に沿って設けられており、走
査線駆動回路104がこの一辺に隣接する2辺に沿って
設けられている。走査線3aに供給される走査信号遅延
が問題にならないのならば、走査線駆動回路104は片
側だけでも良いことは言うまでもない。また、データ線
駆動回路101を画像表示領域の辺に沿って両側に配列
してもよい。例えば、奇数列のデータ線6aは画像表示
領域の一方の辺に沿って配設されたデータ線駆動回路か
ら画像信号を供給し、偶数列のデータ線は上記画像表示
領域の反対側の辺に沿って配設されたデータ線駆動回路
から画像信号を供給するようにしてもよい。このように
データ線6aを櫛歯状に駆動するようにすれば、データ
線駆動回路の占有面積を拡張することができるため、複
雑な回路を構成することが可能となる。さらに、TFT
アレイ基板10の残る一辺には、画像表示領域の両側に
設けられた走査線駆動回路104間をつなぐための複数
の配線105が設けられている。また、対向基板20の
コーナー部の少なくとも1箇所においては、TFTアレ
イ基板10と対向基板20との間で電気的導通をとるた
めの導通材106が設けられている。そして、図6
(b)に示すように、図6(a)に示したシール材51
とほぼ同じ輪郭を持つ対向基板20が当該シール材51
によりTFTアレイ基板10に固着されている。
【0053】以上、図1から図6を参照して説明した液
晶装置においては、TFTアレイ基板10上に、さらに
製造途中や出荷時の当該液晶装置の品質、欠陥等を検査
するための検査回路等を形成してもよい。また、データ
線駆動回路101および走査線駆動回路104をTFT
アレイ基板10の上に設ける代わりに、例えばTAB
(Tape Automated Bonding)基板上に実装された駆動用
LSIに、TFTアレイ基板10の周辺部に設けられた
異方性導電フィルムを介して電気的および機械的に接続
するようにしてもよい。また、対向基板20の投射光が
入射する側およびTFTアレイ基板10の出射光が出射
する側には各々、例えば、TN(TwistedNematic)モー
ド、VA(Vertically Aligned)モード、PDLC(Pol
ymer Dipersed Liquid Crystal)モード等の動作モード
や、ノーマリーホワイトモード/ノーマリーブラックモ
ードの別に応じて、偏光フィルム、位相差フィルム、偏
光手段などが所定の方向で配置される。
【0054】また、上記の液晶装置においては、例えば
カラー液晶プロジェクタ(投射型表示装置)に適用する
ことができる。その場合、対向基板20上に1画素に1
個対応するようにマイクロレンズを形成してもよい。こ
のようにすれば、入射光の集光効率を向上することで、
明るい液晶装置が実現できる。さらにまた、対向基板2
0上に、何層もの屈折率の相違する干渉層を堆積するこ
とで、光の干渉を利用して、RGB色を作り出すダイク
ロイックフィルタを形成してもよい。このダイクロイッ
クフィルタ付対向基板によれば、より明るいカラー液晶
装置が実現できる。
【0055】[電子機器]上記実施形態の液晶装置を備
えた電子機器の例について説明する。図7は、本発明の
投射型表示装置の一例を示した概略構成図である。図7
において、投射型表示装置1100は、上述した液晶装
置を3個用意し、夫々RGB用の液晶装置962R、9
62Gおよび962Bとして用いた投射型液晶装置の光
学系の概略構成図を示す。本例の投射型表示装置の光学
系には、光源装置920と、均一照明光学系923が採
用されている。そして、投射型表示装置は、この均一照
明光学系923から出射される光束Wを赤(R)、緑
(G)、青(B)に分離する色分離手段としての色分離
光学系924と、各色光束R、G、Bを変調する変調手
段としての3つのライトバルブ925R、925G、9
25Bと、変調された後の色光束を再合成する色合成手
段としての色合成プリズム910と、合成された光束を
投射面100の表面に拡大投射する投射手段としての投
射レンズユニット906を備えている。また、青色光束
Bを対応するライトバルブ925Bに導く導光系927
をも備えている。
【0056】均一照明光学系923は、2つのレンズ板
921、922と反射ミラー931を備えており、反射
ミラー931を挟んで2つのレンズ板921、922が
直交する状態に配置されている。均一照明光学系923
の2つのレンズ板921、922は、それぞれマトリク
ス状に配置された複数の矩形レンズを備えている。光源
装置920から出射された光束は、第1のレンズ板92
1の矩形レンズによって複数の部分光束に分割される。
そして、これらの部分光束は、第2のレンズ板922の
矩形レンズによって3つのライトバルブ925R、92
5G、925B付近で重畳される。したがって、均一照
明光学系923を用いることにより、光源装置920が
出射光束の断面内で不均一な照度分布を有している場合
でも、3つのライトバルブ925R、925G、925
Bを均一な照明光で照明することが可能となる。
【0057】各色分離光学系924は、青緑反射ダイク
ロイックミラー941と、緑反射ダイクロイックミラー
942と、反射ミラー943から構成される。まず、青
緑反射ダイクロイックミラー941において、光束Wに
含まれている青色光束Bおよび緑色光束Gが直角に反射
され、緑反射ダイクロイックミラー942の側に向か
う。赤色光束Rはこのミラー941を通過して、後方の
反射ミラー943で直角に反射されて、赤色光束Rの出
射部944から色合成プリズム910の側に出射され
る。次に、緑反射ダイクロイックミラー942におい
て、青緑反射ダイクロイックミラー941において反射
された青色、緑色光束B、Gのうち、緑色光束Gのみが
直角に反射されて、緑色光束Gの出射部945から色合
成光学系の側に出射される。緑反射ダイクロイックミラ
ー942を通過した青色光束Bは、青色光束Bの出射部
946から導光系927の側に出射される。本例では、
均一照明光学素子の光束Wの出射部から、色分離光学系
924における各色光束の出射部944、945、94
6までの距離がほぼ等しくなるように設定されている。
【0058】色分離光学系924の赤色、緑色光束R、
Gの出射部944、945の出射側には、それぞれ集光
レンズ951、952が配置されている。したがって、
各出射部から出射した赤色、緑色光束R、Gは、これら
の集光レンズ951、952に入射して平行化される。
このように平行化された赤色、緑色光束R、Gは、ライ
トバルブ925R、925Gに入射して変調され、各色
光に対応した画像情報が付加される。すなわち、これら
の液晶装置は、図示しない駆動手段によって画像情報に
応じてスイッチング制御されて、これにより、ここを通
過する各色光の変調が行われる。一方、青色光束Bは、
導光系927を介して対応するライトバルブ925Bに
導かれ、ここにおいて、同様に画像情報に応じて変調が
施される。なお、本例のライトバルブ925R、925
G、925Bは、それぞれさらに入射側偏光手段960
R、960G、960Bと、出射側偏光手段961R、
961G、961Bと、これらの間に配置された液晶装
置962R、962G、962Bとからなる液晶ライト
バルブである。
【0059】導光系927は、青色光束Bの出射部94
6の出射側に配置した集光レンズ954と、入射側反射
ミラー971と、出射側反射ミラー972と、これらの
反射ミラーの間に配置した中間レンズ973と、ライト
バルブ925Bの手前側に配置した集光レンズ953と
から構成されている。集光レンズ946から出射された
青色光束Bは、導光系927を介して液晶装置962B
に導かれて変調される。各色光束の光路長、すなわち、
光束Wの出射部から各液晶装置962R、962G、9
62Bまでの距離は青色光束Bが最も長くなり、したが
って、青色光束の光量損失が最も多くなる。しかし、導
光系927を介在させることにより、光量損失を抑制す
ることができる。各ライトバルブ925R、925G、
925Bを通って変調された各色光束R、G、Bは、色
合成プリズム910に入射され、ここで合成される。そ
して、この色合成プリズム910によって合成された光
が投射レンズユニット906を介して所定の位置にある
投射面100の表面に拡大投射されるようになってい
る。
【0060】このような投射型表示装置は、本発明の実
施形態の液晶装置962R、962G、962Bが備え
られているものであるので、高コントラスト表示ができ
る投射型表示装置とすることができる。
【0061】図8は、携帯電話の一例を示した斜視図で
ある。図8において、符号1000は携帯電話本体を示
し、符号1001は上記の液晶表示装置を用いた液晶表
示部を示している。
【0062】図9は、腕時計型電子機器の一例を示した
斜視図である。図9において、符号1100は時計本体
を示し、符号1101は上記の液晶表示装置を用いた液
晶表示部を示している。
【0063】図10は、ワープロ、パソコンなどの携帯
型情報処理装置の一例を示した斜視図である。図10に
おいて、符号1200は情報処理装置、符号1202は
キーボードなどの入力部、符号1204は情報処理装置
本体、符号1206は上記の液晶表示装置を用いた液晶
表示部を示している。
【0064】図8〜図10に示す電子機器は、上記実施
の形態の液晶装置を用いた液晶表示部を備えているの
で、高コントラスト表示ができる表示部を有する電子機
器を実現することができる。なお、本発明の技術範囲は
上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣
旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが
可能である。
【0065】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
電気光学装置および電気光学装置用基板においては、前
記スイッチング素子の上方と下方の少なくとも一方で、
前記スイッチング素子の形成位置に対応する領域に、前
記半導体層に向かって凸状の形状である遮光膜が設けら
れているので、光源からの入射光や戻り光に含まれる斜
め光が、スイッチング素子に到達するリーク光になるの
を防止することができる。その結果、スイッチング素子
の光リーク電流の発生を防ぐことができ、光リーク電流
に起因するコントラスト比の低下などの不都合が生じに
くく、高コントラスト表示が可能な電気光学装置および
電気光学装置用基板とすることができる。そして、本発
明の電気光学装置を備えたものとすることにより、高コ
ントラスト表示ができる表示品位の高い投射型表示装置
および電子機器を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 データ線、走査線、容量線、画素電極等が形
成されたTFTアレイ基板の相隣接する複数の画素群の
平面図である。
【図2】 図1のA−A’断面図である。
【図3】 図1のB−B’断面図であり、液晶装置内に
斜め光が入射した状況を説明するための模式図である。
【図4】 本発明の電気光学装置の一例である液晶パネ
ルの他の例の一部を示した概略断面図である。
【図5】 本発明の電気光学装置の一例である液晶パネ
ルの他の例の一部を示した概略断面図である。
【図6】 図6(a)は、TFTアレイ基板をその上に
形成された各構成要素とともに対向基板の側から見た平
面図であり、図6(b)は、図6(a)のH−H’断面
図である。
【図7】 本発明の投射型表示装置の一例を示した概略
構成図である。
【図8】 本発明の電子機器の一例を示した斜視図であ
る。
【図9】 本発明の電子機器の他の例を示した斜視図で
ある。
【図10】 本発明の電子機器の他の例を示した斜視図
である。
【図11】 従来の液晶ライトバルブにおける問題点を
説明するための模式図であり、問題点を説明するために
必要な部材のみを示した断面図である。
【符号の説明】
3a 走査線 3b、3c 容量線 6a データ線 9a 画素電極 10 TFTアレイ基板 16,22 配向膜 20 対向基板 21 対向電極 30 画素スイッチング用TFT 50 液晶層 11a、11b 遮光膜
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/30 349 G09F 9/30 349C Fターム(参考) 2H088 EA13 EA15 HA06 HA08 HA12 HA13 HA14 HA21 HA24 HA28 MA02 MA20 2H091 GA13 LA03 LA17 LA30 MA07 2H092 GA59 JA24 JB51 NA01 PA06 PA09 RA05 5C094 AA06 AA16 AA25 BA03 BA43 CA19 EA04 EA07 ED15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する一対の基板間に電気光学
    物質が狭持されてなり、前記一対の基板のうち一方の基
    板には、半導体層を有するスイッチング素子が備えられ
    た電気光学装置であって、 前記スイッチング素子の上方と下方の少なくとも一方
    で、前記スイッチング素子の形成位置に対応する領域
    に、前記半導体層に向かって凸状の形状である遮光膜が
    設けられていることを特徴とする電気光学装置。
  2. 【請求項2】 前記遮光膜は、前記スイッチング素子の
    上方で、前記スイッチング素子の形成位置に対応する領
    域に設けられ、下方に向かって凸状の第1遮光膜と、 前記スイッチング素子の下方で、前記スイッチング素子
    の形成位置に対応する領域に設けられ、上方に向かって
    凸状の第2遮光膜とからなることを特徴とする請求項1
    に記載の電気光学装置。
  3. 【請求項3】 前記第1遮光膜および前記第2遮光膜
    は、前記一方の基板に設けられていることを特徴とする
    請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 【請求項4】 前記遮光膜の前記半導体層に対向する側
    の面が、湾曲していることを特徴とする請求項1ないし
    請求項3のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  5. 【請求項5】 前記遮光膜が、断面視台形状とされてい
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか
    一項に記載の電気光学装置。
  6. 【請求項6】 前記遮光膜は、下地層上に設けられ、 前記下地層は、前記スイッチング素子の上方と下方の少
    なくとも一方で、前記スイッチング素子の形成位置に対
    応する領域に、前記半導体層に向かって凸状の形状とな
    るように形成されていることを特徴とする請求項1ない
    し請求項5のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれか一項
    に記載の電気光学装置を構成する一対の基板のうち一方
    の基板からなる電気光学装置用基板であって、 半導体層を有するスイッチング素子が備えられ、 前記スイッチング素子の上方と下方の少なくとも一方
    で、前記スイッチング素子の形成位置に対応する領域
    に、前記半導体層に向かって凸状の形状である遮光膜が
    設けられていることを特徴とする電気光学装置用基板。
  8. 【請求項8】 前記遮光膜は、前記スイッチング素子の
    上方で、前記スイッチング素子の形成位置に対応する領
    域に設けられ、下方に向かって凸状の第1遮光膜と、 前記スイッチング素子の下方で、前記スイッチング素子
    の形成位置に対応する領域に設けられ、上方に向かって
    凸状の第2遮光膜とからなることを特徴とする請求項7
    に記載の電気光学装置用基板。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項6のいずれか一項
    に記載の電気光学装置を備えた投射型表示装置であっ
    て、 光源と、該光源から出射された光を変調する前記電気光
    学装置と、該電気光学装置により変調された光を投射面
    に拡大投影する拡大投影光学系とを有することを特徴と
    する投射型表示装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項6のいずれか一
    項に記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする電子
    機器。
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