JP2000221541A - 電気光学装置の製造方法、電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

電気光学装置の製造方法、電気光学装置及び電子機器

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JP2000221541A
JP2000221541A JP11020148A JP2014899A JP2000221541A JP 2000221541 A JP2000221541 A JP 2000221541A JP 11020148 A JP11020148 A JP 11020148A JP 2014899 A JP2014899 A JP 2014899A JP 2000221541 A JP2000221541 A JP 2000221541A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単結晶シリコン層が貼り合わされる絶縁体層
表面を平坦化すること。 【解決手段】 電気光学装置201では、光透過性基板
202上に凹部203が設けられ、この凹部203を埋
めるように遮光層204が形成されている。そして、こ
の光透過性基板202上に絶縁体層205及び単結晶シ
リコン層206が順次形成されている。単結晶シリコン
層206のうち遮光層204に対応する位置がトランジ
スタ素子領域に形成されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光透過性基板と単
結晶シリコン層とを貼り合わせた電気光学装置の製造方
法、電気光学装置及び電子機器に関する。特に、光透過
性基板の凹部に遮光層を埋め込むようにした電気光学装
置の製造方法、電気光学装置及び電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】絶縁基体上にシリコン薄膜を形成し、そ
のシリコン薄膜に半導体デバイスを形成するSOI技術
は、素子の高速化や低消費電力化、高集積化等の利点を
有することから、例えば液晶装置等の電気光学装置に好
適である。
【0003】このような電気光学装置にSOI技術を適
用する場合、光透過性基板に単結晶シリコン基板を貼り
合わせて研磨等により薄膜の単結晶シリコン層を形成
し、単結晶シリコン層を例えば液晶駆動用のMOSFE
T等のトランジスタ素子に形成している。
【0004】ところで、例えば液晶装置を使ったプロジ
ェクタ等の投射型表示装置では、通常光透過性基板の表
面から光が照射されるため、これが基板上に形成された
MOSFETのチャネル領域に入射して光リーク電流を
生ずるのを防ぐためにMOSFET上に遮光層を設ける
構造とするのが一般的である。しかしMOSFET上部
に遮光層を設けても、支持基板が光透過性である場合
は、表面から入射した光が基板裏面側の界面で反射して
MOSFETのチャネル部に戻り光として入射すること
がある。この戻り光は、表面から照射される光量に対す
る割合としては僅かであるが、プロジェクタなどの非常
に強力な光源を用いる装置においては充分に光リーク電
流を生じうる。すなわちこの基板裏面からの戻り光は素
子のスイッチング特性に影響を及ぼしデバイスの特性を
劣化させる。なお、ここでは単結晶シリコン層の形成さ
れた面を基板の表面とし、反対側を裏面としている。
【0005】特開平10−293320号公報には、ト
ランジスタ素子領域に対応する基板表面に遮光層を形成
する技術が提唱されている。かかる技術は、基板表面に
上記の如く遮光層をパターンニングし、その上を絶縁体
層で覆って研磨により平坦化し、その平坦面に単結晶シ
リコン基板を貼り合わせるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな液晶装置では、基板上にトランジスタ素子領域が密
集する部分と密集しない部分が存在することから、これ
に対応した遮光層も基板上で同様に分布し、研磨前の絶
縁体層表面の凹凸も密集する部分と密集しない部分が存
在する。このため、絶縁体層表面を平坦化するための研
磨の工程おいて、凹凸が密集する部分と密集しない部分
とで研磨の度合いのばらつきを生じ、凹凸が密集する部
分では絶縁体層が厚くなり、凹凸が密集しない部分では
絶縁体層が薄くなり、研磨後の絶縁体層表面にうねりを
生じる、という課題がある。
【0007】そして、絶縁体層表面にこのようなうねり
を生じると、次のような問題がある。第1に、絶縁体層
と単結晶シリコン層とを貼り合わせた境界面にボイドを
生じ、このボイドの存在する領域に形成されるMOSF
ETの特性を劣化あるいは完全に不良状態にさせる。第
2に、絶縁体層と単結晶シリコン層との貼り合わせ強度
が弱くなり、単結晶シリコン層形成後のMOSFET形
成プロセスにおいて膜剥がれ等の不良を発生させる原因
となり製品の歩留まりを低下させる。
【0008】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたもので、単結晶シリコン層が貼り合わされる絶縁
体層表面を平坦化することができる電気光学装置の製造
方法、電気光学装置及び電子機器を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明の電気光学装置の製造方法は、光透過性基板
の一方面に凹部を形成する工程と、前記凹部が形成され
た光透過性基板の一方面に遮光層を形成する工程と、前
記凹部内に形成された遮光層を残存しつつ前記光透過性
基板の一方面が露出するまで前記遮光層を除去して前記
光透過性基板の一方面を平坦化する工程と、前記平坦化
された光透過性基板の一方面に絶縁体層を形成する工程
と、前記絶縁体層表面に単結晶シリコン層を貼り合わせ
る工程とを具備することを特徴とする。
【0010】本発明のかかる製造方法によれば、光透過
性基板の一方面に凹部を形成してその上に遮光層を形成
し、その上から凹部内に形成された遮光層を残存しつつ
光透過性基板の一方面が露出するまで遮光層を除去して
光透過性基板の一方面を平坦化しているので、例えば研
磨等により遮光層を除去する際に光透過性基板の表面が
いわばストッパーのような役割を果たし、光透過性基板
表面の遮光層は全て除去され、凹部内の遮光層だけがき
れいに残存することになる。従って、かかる遮光層の除
去工程において光透過性基板及び遮光層の表面をうねり
等もなく極めて平坦に除去することができる。よって、
絶縁体層の表面も平坦化し、絶縁体層と単結晶シリコン
層とを貼り合わせた境界面にボイドを生じることはなく
なり、また絶縁体層と単結晶シリコン層との貼り合わせ
強度が強くなり、更にトランジスタ素子の特性にばらつ
きや欠陥を生じることもなくなる。
【0011】従って、本発明の電気光学装置の製造方法
は、前記光透過性基板の一方面を平坦化する工程では、
化学的機械研磨法により遮光層を除去することが好まし
い。
【0012】また、本発明の電気光学装置の製造方法
は、前記貼り合わされた単結晶シリコン層の前記遮光層
に対応する位置にトランジスタ素子領域を形成する工程
を更に具備することを特徴とする。これにより、光透過
性基板表面から入射した光が基板裏面で反射して、トラ
ンジスタ素子の形成された領域に戻り光として入射して
も遮光層が存在するためにリーク電流が発生することが
なくなり、デバイスの特性が劣化することのない電気光
学装置を製造できる。
【0013】本発明の電気光学装置は、凹部が設けられ
た光透過性基板と、前記光透過性基板の凹部を埋めるよ
うに形成された遮光層と、前記遮光層が形成された光透
過性基板上に設けられた絶縁体層と、前記絶縁体層上に
形成され、前記遮光層に対応する位置にトランジスタ素
子領域が形成された単結晶シリコン層とを具備すること
を特徴とする。
【0014】本発明のかかる構成によれば、絶縁体層の
表面が平坦化しているので、絶縁体層と単結晶シリコン
層とを貼り合わせた境界面にボイドを生じることはな
く、また絶縁体層と単結晶シリコン層との貼り合わせ強
度が強く、更にトランジスタ素子の特性にばらつきや欠
陥を生じることがない、電気光学装置を実現できる。
【0015】本発明の電気光学装置は、前記光透過性基
板が石英からなり、前記遮光層が高融点金属または高融
点金属の珪素化合物からなることを特徴とする。これに
より、遮光層を例えば研磨により除去する際に、石英か
らなる光透過性基板の表面が確実にエッチングストッパ
ーの役割を果たし、光透過性基板及び遮光層の表面をう
ねり等もなく極めて平坦に除去することができる。
【0016】本発明の電気光学装置は、前記光透過性基
板の単結晶シリコン層が形成された面と対向するように
配置された他の光透過性基板と、これら2枚の光透過性
基板の間に挟持され、前記トランジスタ素子領域に形成
されたトランジスタ素子により駆動される液晶とを更に
具備することを特徴とする。
【0017】本発明の電子機器は、光源と、前記光源か
ら出射される光が入射されて画像情報に対応した変調を
施す、上記に記載の電気光学装置と、前記電気光学装置
により変調された光を投射する投射手段とを具備するこ
とを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0019】(電気光学装置の基本構造)図1は本発明
の一実施形態に係る電気光学装置の基本構造を示す断面
図である。
【0020】図1に示すように、電気光学装置201で
は、光透過性基板202上に凹部203が設けられ、こ
の凹部203を埋めるように遮光層204が形成されて
いる。そして、この光透過性基板202上に絶縁体層2
05及び単結晶シリコン層206が順次形成されてい
る。なお、単結晶シリコン層206のうち遮光層204
に対応する位置にトランジスタ素子領域((図示を省
略))が形成されるようになっている。
【0021】(製造プロセス)図2乃至図4に基づいて
上記電気光学装置の製造プロセスを説明する。
【0022】まず、図2(a)に示すように、例えば透
明の光透過性基板202上にフォトレジストパターン2
07を形成する。ここで、光透過性基板202として例
えば厚さ1.1mmの石英を用いる。また、フォトレジ
ストパターン207は、トランジスタ素子領域に対応す
る位置以外の位置に形成する。
【0023】次に、図2(b)に示すように、フォトレ
ジストパターン207をマスクとしてエッチングを行
い、光透過性基板202上のトランジスタ素子領域に対
応する位置に例えば400nm程度の深さの凹部203
を形成する。その後、フォトレジストパターン207を
剥離する。
【0024】次に、図3(c)に示すように、光透過性
基板202上に遮光層204を形成する。この遮光層2
04は、例えばモリブデンをスパッタ法により400〜
1000nm程度の厚さ、より好ましくは光透過性基板
に形成した凹部の深さと同じ400nmの厚さに堆積す
ることにより得る。なお、この遮光層204の材料は本
実施形態に限定されるものではなく、製造するデバイス
の熱プロセス最高温度に対して安定な材料であればどの
ような材料を用いても問題はない。例えば他にもタング
ステン,タンタルなどの高融点金属や多結晶シリコン、
さらにはタングステンシリサイド、モリブデンシリサイ
ド等のシリサイドが好ましい材料として用いられ、形成
法もスパッタ法の他、CVD法、電子ビーム加熱蒸着法
などを用いることができる。
【0025】次に、図3(d)に示すように、遮光層2
04の表面を、凹部203内に形成された遮光層204
を残存しつつ光透過性基板202表面が露出するまでグ
ローバルに研磨して平坦化する。研磨による平坦化の手
法としては、例えばCMP(化学的機械研磨)法を用い
ることができる。
【0026】次に、図3(e)に示すように、例えば酸
化シリコン膜からなる絶縁体層205を堆積する。この
酸化シリコン膜は、例えばスパッタ法、あるいはTEO
S(テトラエチルオルソシリケート)を用いたプラズマ
CVD法により、例えば1000nm程度堆積させる。
なお、絶縁体層205の材料としては、上記の酸化シリ
コン膜の他に、例えばNSG(ノンドープトシリケート
ガラス)、PSG(リンシリケートガラス)、BSG
(ボロンシリケートガラス)、BPSG(ボロンリンシ
リケートガラス)などの高絶縁性ガラス又は、窒化シリ
コン膜等を用いることができる。
【0027】次に、図3(f)に示すように、光透過性
基板202と単結晶シリコン基板206aとの貼り合わ
せを行う。貼り合わせに用いる単結晶シリコン基板20
6aは、厚さ300μmであり、その表面をあらかじめ
0.05〜0.8μm程度酸化して酸化膜層206bを
形成しておく。これは貼り合わせ後に形成される単結晶
シリコン層206と酸化膜層206bの界面を熱酸化で
形成し、電気特性の良い界面を確保するためである。貼
り合わせ工程は、例えば300℃で2時間の熱処理によ
って2枚の基板を直接貼り合わせる方法が採用できる。
貼り合わせ強度をさらに高めるためには、さらに熱処理
温度を上げて450℃程度にする必要があるが、石英基
板と単結晶シリコン基板の熱膨張係数には大きな違いが
あるため、このまま加熱すると単結晶シリコン層にクラ
ックなどの欠陥が発生し、基板品質が劣化してしまう。
このようなクラックなどの欠陥の発生を抑制するために
は、一度300℃にて貼り合わせのための熱処理を行っ
た単結晶シリコン基板をウエットエッチングまたはCM
Pによって100〜150μm程度まで薄くした後に、
さらに高温の熱処理を行うことが望ましい。例えば80
℃のKOH水溶液を用い、単結晶シリコン基板の厚さが
150μmなるようエッチングを行い、この後貼り合わ
せた基板を450℃にて再び熱処理し、貼り合わせ強度
を高めるのが好適である。
【0028】さらに図4(g)に示すように、この貼り
合わせ基板を研磨して、単結晶シリコン層206の厚さ
を3〜5μmする。
【0029】このようにして薄膜化した貼り合わせ基板
は、最後にPACE(PlasmaAssisted
Chemical Etching)法によってシリコ
ン層206の膜厚を0.05〜0.8μm程度までエッ
チングして仕上げる。このPACE処理によって単結晶
シリコン層206は、例えば膜厚100nmに対しその
均一性は10%以内のものが得られる。
【0030】以上のように、本実施形態の製造プロセス
によれば、光透過性基板202に凹部203を形成して
その上に遮光層204を形成し、その上から研磨を行う
ようにしているので、研磨の際に光透過性基板202表
面がいわばストッパーのような役割を果たし、光透過性
基板202表面の遮光層204は全て除去され、凹部2
03内の遮光層202だけがきれいに残存することにな
る。従って、図3(d)に示した研磨工程において光透
過性基板202及び遮光層204の表面をうねり等もな
く極めて平坦に研磨することができる。よって、絶縁体
層205の表面も平坦化し、絶縁体層205と単結晶シ
リコン層206とを貼り合わせた境界面にボイドを生じ
ることはなくなり、また絶縁体層205と単結晶シリコ
ン層206との貼り合わせ強度が強くなり、更にトラン
ジスタ素子の特性にばらつきや欠陥を生じることもなく
なる。
【0031】(本実施形態のプロセスを用いた電気光学
装置の構成)図5は電気光学装置としての液晶装置の画
像形成領域を構成するマトリクス状に形成された複数の
画素における各種素子、配線等の等価回路である。ま
た、図6は、データ線、走査線、画素電極、遮光膜等が
形成されたTFTアレイ基板の相隣接する複数の画素群
の平面図であり、図7は、図6のA−A’断面図であ
る。尚、図7においては、各層や各部材を図面上で認識
可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺
を異ならしめてある。
【0032】図5において、本実施の形態による液晶装
置の画像表示領域を構成するマトリクス状に形成された
複数の画素は、マトリクス状に複数形成された画素電極
9aと画素電極9aを制御するためのTFT30からな
り、画像信号が供給されるデータ線6aが当該TFT3
0のソースに電気的に接続されている。データ線6aに
書き込む画像信号S1、S2、…、Snは、この順に線
順次に供給しても構わないし、相隣接する複数のデータ
線6a同士に対して、グループ毎に供給するようにして
も良い。また、TFT30のゲートに走査線3aが電気
的に接続されており、所定のタイミングで、走査線3a
にパルス的に走査信号G1、G2、…、Gmを、この順
に線順次で印加するように構成されている。画素電極9
aは、TFT30のドレインに電気的に接続されてお
り、スイッチング素子であるTFT30を一定期間だけ
そのスイッチを閉じることにより、データ線6aから供
給される画像信号S1、S2、…、Snを所定のタイミ
ングで書き込む。画素電極9aを介して液晶に書き込ま
れた所定レベルの画像信号S1、S2、…、Snは、対
向基板(後述する)に形成された対向電極(後述する)
との間で一定期間保持される。液晶は、印加される電圧
レベルにより分子集合の配向や秩序が変化することによ
り、光を変調し、階調表示を可能にする。ノーマリーホ
ワイトモードであれば、印加された電圧に応じて入射光
がこの液晶部分を通過不可能とされ、ノーマリーブラッ
クモードであれば、印加された電圧に応じて入射光がこ
の液晶部分を通過可能とされ、全体として液晶装置から
は画像信号に応じたコントラストを持つ光が出射する。
ここで、保持された画像信号がリークするのを防ぐため
に、画素電極9aと対向電極との間に形成される液晶容
量と並列に蓄積容量70を付加する。例えば、画素電極
9aの電圧は、データ線に電圧が印加された時間よりも
3桁も長い時間だけ蓄積容量70により保持される。こ
れにより、保持特性は更に改善され、コントラスト比の
高い液晶装置が実現できる。本実施の形態では特に、こ
のような蓄積容量70を形成するために、後述の如く走
査線と同層、もしくは導電性の遮光膜を利用して低抵抗
化された容量線3bを設けている。
【0033】図6において、液晶装置のTFTアレイ基
板上には、マトリクス状に複数の透明な画素電極9a
(点線部9a’により輪郭が示されている)が設けられ
ており、画素電極9aの縦横の境界に各々沿ってデータ
線6a、走査線3a及び容量線3bが設けられている。
データ線6aは、コンタクトホール5を介して単結晶シ
リコン層の半導体層1aのうち後述のソース領域に電気
的接続されており、画素電極9aは、コンタクトホール
8を介して半導体層1aのうち後述のドレイン領域に電
気的接続されている。また、半導体層1aのうちチャネ
ル領域(図中右下りの斜線の領域)に対向するように走
査線3aが配置されており、走査線3aはゲート電極と
して機能する。
【0034】容量線3bは、走査線3aに沿ってほぼ直
線状に伸びる本線部(即ち、平面的に見て、走査線3a
に沿って形成された第1領域)と、データ線6aと交差
する箇所からデータ線6aに沿って前段側(図中、上向
き)に突出した突出部(即ち、平面的に見て、データ線
6aに沿って延設された第2領域)とを有する。
【0035】そして、図中右上がりの斜線で示した領域
には、図1に示した遮光層204に対応する複数の第1
遮光膜11aが設けられている。より具体的には、第1
遮光膜11aは夫々、画素部において半導体層1aのチ
ャネル領域を含むTFTをTFTアレイ基板の側から見
て覆う位置に設けられており、更に、容量線3bの本線
部に対向して走査線3aに沿って直線状に伸びる本線部
と、データ線6aと交差する箇所からデータ線6aに沿
って隣接する段側(即ち、図中下向き)に突出した突出
部とを有する。第1遮光膜11aの各段(画素行)にお
ける下向きの突出部の先端は、データ線6a下において
次段における容量線3bの上向きの突出部の先端と重ね
られている。この重なった箇所には、第1遮光膜11a
と容量線3bとを相互に電気的接続するコンタクトホー
ル13が設けられている。即ち、本実施の形態では、第
1遮光膜11aは、コンタクトホール13により前段あ
るいは後段の容量線3bに電気的接続されている。
【0036】次に、図7の断面図に示すように、液晶装
置は、光透過性基板の一例を構成するTFTアレイ基板
10と、これに対向配置される透明な対向基板20とを
備えている。TFTアレイ基板10は、例えば石英基板
からなり、対向基板20は、例えばガラス基板や石英基
板からなる。TFTアレイ基板10には、画素電極9a
が設けられており、その上側には、ラビング処理等の所
定の配向処理が施された配向膜16が設けられている。
画素電極9aは例えば、ITO膜(インジウム・ティン
・オキサイド膜)などの透明導電性薄膜からなる。また
配向膜16は例えば、ポリイミド薄膜などの有機薄膜か
らなる。
【0037】他方、対向基板20には、その全面に渡っ
て対向電極(共通電極)21が設けられており、その下
側には、ラビング処理等の所定の配向処理が施された配
向膜22が設けられている。対向電極21は例えば、I
TO膜などの透明導電性薄膜からなる。また配向膜22
は、ポリイミド薄膜などの有機薄膜からなる。
【0038】TFTアレイ基板10には、図7に示すよ
うに、各画素電極9aに隣接する位置に、各画素電極9
aをスイッチング制御する画素スイッチング用TFT3
0が設けられている。
【0039】対向基板20には、更に図7に示すよう
に、各画素部の開口領域以外の領域に第2遮光膜23が
設けられている。このため、対向基板20の側から入射
光が画素スイッチング用TFT30の半導体層1aのチ
ャネル領域1a’やLDD(Lightly Doped Drain)領
域1b及び1cに侵入することはない。更に、第2遮光
膜23は、コントラストの向上、色材の混色防止などの
機能を有する。
【0040】このように構成され、画素電極9aと対向
電極21とが対面するように配置されたTFTアレイ基
板10と対向基板20との間には、シール材(図示を省
略)により囲まれた空間に液晶が封入され、液晶層50
が形成される。液晶層50は、画素電極9aからの電界
が印加されていない状態で配向膜16及び22により所
定の配向状態を採る。液晶層50は、例えば一種又は数
種類のネマティック液晶を混合した液晶からなる。シー
ル材は、二つの基板10及び20をそれらの周辺で貼り
合わせるための、例えば光硬化性樹脂や熱硬化性樹脂か
らなる接着剤であり、両基板間の距離を所定値とするた
めのグラスファイバー或いはガラスビーズ等のスペーサ
が混入されている。
【0041】図7に示すように、画素スイッチング用T
FT30に各々対向する位置においてTFTアレイ基板
10表面の各画素スイッチング用TFT30に対応する
位置には凹部203が各々設けら、各凹部203内に第
1遮光膜11aが各々設けられている。そして、TFT
アレイ基板10表面と各凹部203内に設けられた第1
遮光膜11aとで平坦な一面を構成している。ここで、
第1遮光膜11aは、好ましくは不透明な高融点金属で
あるTi、Cr、W、Ta、Mo及びPdのうちの少な
くとも一つを含む、金属単体、合金、金属シリサイド等
から構成される。このような材料から構成すれば、TF
Tアレイ基板10上の第1遮光膜11aの形成工程の後
に行われる画素スイッチング用TFT30の形成工程に
おける高温処理により、第1遮光膜11aが破壊された
り溶融しないようにできる。第1遮光膜11aが形成さ
れているので、TFTアレイ基板10の側からの戻り光
等が画素スイッチング用TFT30のチャネル領域1
a’やLDD領域1b、1cに入射する事態を未然に防
ぐことができ、光電流の発生によりトランジスタ素子と
しての画素スイッチング用TFT30の特性が劣化する
ことはない。
【0042】更に、第1遮光膜11aと複数の画素スイ
ッチング用TFT30との間には、第1層間絶縁膜12
が設けられている。第1層間絶縁膜12は、画素スイッ
チング用TFT30を構成する半導体層1aを第1遮光
膜11aから電気的絶縁するために設けられるものであ
る。更に、第1層間絶縁膜12は、TFTアレイ基板1
0の全面に形成されることにより、画素スイッチング用
TFT30のための下地膜としての機能をも有する。即
ち、TFTアレイ基板10の表面の研磨時における荒れ
や、洗浄後に残る汚れ等で画素スイッチング用TFT3
0の特性の劣化を防止する機能を有する。第1層間絶縁
膜12は、例えば、NSG(ノンドープトシリケートガ
ラス)、PSG(リンシリケートガラス)、BSG(ボ
ロンシリケートガラス)、BPSG(ボロンリンシリケ
ートガラス)などの高絶縁性ガラス又は、酸化シリコン
膜、窒化シリコン膜等からなる。第1層間絶縁膜12に
より、第1遮光膜11aが画素スイッチング用TFT3
0等を汚染する事態を未然に防ぐこともできる。
【0043】本実施の形態では、ゲート絶縁膜2を走査
線3aに対向する位置から延設して誘電体膜として用
い、半導体膜1aを延設して第1蓄積容量電極1fと
し、更にこれらに対向する容量線3bの一部を第2蓄積
容量電極とすることにより、蓄積容量70が構成されて
いる。より詳細には、半導体層1aの高濃度ドレイン領
域1eが、データ線6a及び走査線3aの下に延設され
て、同じくデータ線6a及び走査線3aに沿って伸びる
容量線3b部分に絶縁膜2を介して対向配置されて、第
1蓄積容量電極(半導体層)1fとされている。特に蓄
積容量70の誘電体としての絶縁膜2は、高温酸化によ
り単結晶シリコン層上に形成されるTFT30のゲート
絶縁膜2に他ならないので、薄く且つ高耐圧の絶縁膜と
することができ、蓄積容量70は比較的小面積で大容量
の蓄積容量として構成できる。
【0044】更に、蓄積容量70においては、図6及び
図7から分かるように、第1遮光膜11aは、第2蓄積
容量電極としての容量線3bの反対側において第1蓄積
容量電極1fに第1層間絶縁膜12を介して第3蓄積容
量電極として対向配置されることにより(図7の右側の
蓄積容量70参照)、蓄積容量が更に付与されるように
構成されている。即ち、本実施の形態では、第1蓄積容
量電極1fを挟んで両側に蓄積容量が付与されるダブル
蓄積容量構造が構築されており、蓄積容量がより増加す
る。よって、当該液晶装置が持つ、表示画像におけるフ
リッカや焼き付きを防止する機能が向上する。
【0045】これらの結果、データ線6a下の領域及び
走査線3aに沿って液晶のディスクリネーションが発生
する領域(即ち、容量線3bが形成された領域)という
開口領域を外れたスペースを有効に利用して、画素電極
9aの蓄積容量を増やすことが出来る。
【0046】本実施の形態では特に、第1遮光膜11a
(及びこれに電気的接続された容量線3b)は定電位源
に電気的接続されており、第1遮光膜11a及び容量線
3bは、定電位とされる。従って、第1遮光膜11aに
対向配置される画素スイッチング用TFT30に対し第
1遮光膜11aの電位変動が悪影響を及ぼすことはな
い。また、容量線3bは、蓄積容量70の第2蓄積容量
電極として良好に機能し得る。この場合、定電位源とし
ては、当該液晶装置を駆動するための周辺回路(例え
ば、走査線駆動回路、データ線駆動回路等)に供給され
る負電源、正電源等の定電位源、接地電源、対向電極2
1に供給される定電位源等が挙げられる。このように周
辺回路等の電源を利用すれば、専用の電位配線や外部入
力端子を設ける必要なく、遮光膜11a及び容量線3b
を定電位にできる。
【0047】また、図6及び図7に示したように、本実
施の形態では、TFTアレイ基板10に設けられた凹部
203内に第1遮光膜11aを設け、TFTアレイ基板
10表面と各凹部203内に設けられた第1遮光膜11
aとで平坦な一面を構成するのに加えて、コンタクトホ
ール13を介して第1遮光膜11aは、前段あるいは後
段の容量線3bに電気的接続するように構成されてい
る。従って、各第1遮光膜11aが、自段の容量線に電
気的接続される場合と比較して、画素部の開口領域の縁
に沿って、データ線6aに重ねて容量線3b及び第1遮
光膜11aが形成される領域の他の領域に対する段差が
少なくて済む。このように画素部の開口領域の縁に沿っ
た段差が少ないと、当該段差に応じて引き起こされる液
晶のディスクリネーション(配向不良)を低減できるの
で、画素部の開口領域を広げることが可能となる。
【0048】また、第1遮光膜11aは、前述のように
直線状に伸びる本線部から突出した突出部にコンタクト
ホール13が開孔されている。ここで、コンタクトホー
ル13の開孔箇所としては、縁に近い程、ストレスが縁
から発散される等の理由により、クラックが生じ難いこ
とが判明されている。従ってこの場合、どれだけ突出部
の先端に近づけてコンタクトホール13を開孔するかに
応じて(好ましくは、マージンぎりぎりまで先端に近づ
けるかに応じて)、製造プロセス中に第1遮光膜11a
にかかる応力が緩和されて、より効果的にクラックを防
止し得、歩留まりを向上させることが可能となる。
【0049】更に、第1遮光膜11aは、チャネル領域
1a’を覆う位置を除き、走査線3aに対向する位置に
は形成されていない。従って、第1遮光膜11aと各走
査線3aとの間の容量カップリングが実践上殆ど又は全
く生じないので、走査線3aにおける電位変動により、
第1遮光膜11aにおける電位揺れが発生することはな
く、その結果、容量線3bにおける電位揺れも発生しな
い。
【0050】また、容量線3bと走査線3aとは、同一
のポリシリコン膜からなり、蓄積容量70の誘電体膜と
TFT30のゲート絶縁膜2とは、同一の高温酸化膜か
らなり、第1蓄積容量電極1fと、TFT30のチャネ
ル形成領域1a秩Aソース領域1d、ドレイン領域1e
等とは、同一の半導体層1aからなる。このため、TF
Tアレイ基板10上に形成される積層構造を単純化で
き、更に、後述の液晶装置の製造方法において、同一の
薄膜形成工程で容量線3b及び走査線3aを同時に形成
でき、蓄積容量70の誘電体膜及びゲート絶縁膜2を同
時に形成できる。
【0051】更に、第1遮光膜11aは、走査線3aに
沿って夫々伸延しており、しかも、データ線6aに沿っ
た方向に対し複数の縞状に分断されている。このため、
例えば各画素部の開口領域の周りに一体的に形成された
格子状の遮光膜を配設した場合と比較して、第1遮光膜
11a、走査線3a及び容量線3bを形成するポリシリ
コン膜、データ線6aを形成する金属膜、層間絶縁膜等
からなる当該液晶装置の積層構造において、各膜の物性
の違いに起因した製造プロセス中の加熱冷却に伴い発生
するストレスが格段に緩和される。このため、第1遮光
膜11a等におけるクラックの発生防止や歩留まりの向
上が図られる。
【0052】尚、図6では、第1遮光膜11aにおける
直線状の本線部分は、容量線3bの直線状の本線部分に
ほぼ重ねられるように形成されているが、第1遮光膜1
1aが、TFT30のチャネル領域を覆う位置に設けら
れており且つコンタクトホール13を形成可能なように
容量線3bと何れかの箇所で重ねられていれば、TFT
に対する遮光機能及び容量線に対する低抵抗化機能を発
揮可能である。従って、例えば相隣接した走査線3aと
容量線3bとの間にある走査線に沿った長手状の間隙領
域や、走査線3aと若干重なる位置にまでも、当該第1
遮光膜11aを設けてもよい。
【0053】容量線3bと第1遮光膜11aとは、第1
層間絶縁膜12に開孔されたコンタクトホール13を介
して確実に且つ高い信頼性を持って、両者は電気的接続
されているが、このようなコンタクトホール13は、画
素毎に開孔されても良く、複数の画素からなる画素グル
ープ毎に開孔されても良い。
【0054】コンタクトホール13を画素毎に開孔した
場合には、第1遮光膜11aによる容量線3bの低抵抗
化を促進でき、更に、両者間における冗長構造の度合い
を高められる。他方、コンタクトホール13を複数の画
素からなる画素グループ毎に(例えば2画素毎に或いは
3画素毎に)開孔した場合には、容量線3bや第1遮光
膜11aのシート抵抗、駆動周波数、要求される仕様等
を勘案しつつ、第1遮光膜11aによる容量線3bの低
抵抗化及び冗長構造による利益と、多数のコンタクトホ
ール13を開孔することによる製造工程の複雑化或いは
当該液晶装置の不良化等の弊害とを適度にバランスでき
るので、実践上大変有利である。
【0055】また、このような画素毎或いは画素グルー
プ毎に設けられるコンタクトホール13は、対向基板2
0の側から見てデータ線6aの下に開孔されている。こ
のため、コンタクトホール13は、画素部の開口領域か
ら外れており、しかもTFT30や第1蓄積容量電極1
fが形成されていない第1層間絶縁膜12の部分に設け
られているので、画素領域の有効利用を図りつつ、コン
タクトホール13の形成によるTFT30や他の配線等
の不良化を防ぐことができる。
【0056】再び、図7において、画素スイッチング用
TFT30は、LDD(Lightly Doped Drain)構造を
有しており、走査線3a、該走査線3aからの電界によ
りチャネルが形成される半導体層1aのチャネル領域1
a’、走査線3aと半導体層1aとを絶縁するゲート絶
縁膜2、データ線6a、半導体層1aの低濃度ソース領
域(ソース側LDD領域)1b及び低濃度ドレイン領域
(ドレイン側LDD領域)1c、半導体層1aの高濃度
ソース領域1d並びに高濃度ドレイン領域1eを備えて
いる。高濃度ドレイン領域1eには、複数の画素電極9
aのうちの対応する一つが接続されている。ソース領域
1b及び1d並びにドレイン領域1c及び1eは後述の
ように、半導体層1aに対し、n型又はp型のチャネル
を形成するかに応じて所定濃度のn型用又はp型用のド
ーパントをドープすることにより形成されている。n型
チャネルのTFTは、動作速度が速いという利点があ
り、画素のスイッチング素子である画素スイッチング用
TFT30として用いられることが多い。データ線6a
は、Al等の金属膜や金属シリサイド等の合金膜などの
遮光性の薄膜から構成されている。また、走査線3a、
ゲート絶縁膜2及び第1層間絶縁膜12の上には、高濃
度ソース領域1dへ通じるコンタクトホール5及び高濃
度ドレイン領域1eへ通じるコンタクトホール8が各々
形成された第2層間絶縁膜4が形成されている。このソ
ース領域1bへのコンタクトホール5を介して、データ
線6aは高濃度ソース領域1dに電気的接続されてい
る。更に、データ線6a及び第2層間絶縁膜4の上に
は、高濃度ドレイン領域1eへのコンタクトホール8が
形成された第3層間絶縁膜7が形成されている。この高
濃度ドレイン領域1eへのコンタクトホール8を介し
て、画素電極9aは高濃度ドレイン領域1eに電気的接
続されている。前述の画素電極9aは、このように構成
された第3層間絶縁膜7の上面に設けられている。尚、
画素電極9aと高濃度ドレイン領域1eとは、データ線
6aと同一のAl膜や走査線3bと同一のポリシリコン
膜を中継して電気的接続するようにしてもよい。
【0057】画素スイッチング用TFT30は、好まし
くは上述のようにLDD構造を持つが、低濃度ソース領
域1b及び低濃度ドレイン領域1cに不純物イオンの打
ち込みを行わないオフセット構造を持ってよいし、ゲー
ト電極3aをマスクとして高濃度で不純物イオンを打ち
込み、自己整合的に高濃度ソース及びドレイン領域を形
成するセルフアライン型のTFTであってもよい。
【0058】また、画素スイッチング用TFT30のゲ
ート電極(走査線3a)をソース−ドレイン領域1b及
び1e間に1個のみ配置したシングルゲート構造とした
が、これらの間に2個以上のゲート電極を配置してもよ
い。この際、各々のゲート電極には同一の信号が印加さ
れるようにする。このようにダブルゲート或いはトリプ
ルゲート以上でTFTを構成すれば、チャネルとソース
−ドレイン領域接合部のリーク電流を防止でき、オフ時
の電流を低減することができる。これらのゲート電極の
少なくとも1個をLDD構造或いはオフセット構造にす
れば、更にオフ電流を低減でき、安定したスイッチング
素子を得ることができる。
【0059】ここで、一般には、半導体層1aのチャネ
ル領域1a’低濃度ソース領域1b及び低濃度ドレイン
領域1c等の単結晶シリコン層は、光が入射するとシリ
コンが有する光電変換効果により光電流が発生してしま
い画素スイッチング用TFT30のトランジスタ特性が
劣化するが、本実施の形態では、走査線3aを上側から
覆うようにデータ線6aがAl等の遮光性の金属薄膜か
ら形成されているので、少なくとも半導体層1aのチャ
ネル領域1a’及びLDD領域1b、1cへの入射光の
入射を効果的に防ぐことが出来る。また、前述のよう
に、画素スイッチング用TFT30の下側には、第1遮
光膜11aが設けられているので、少なくとも半導体層
1aのチャネル領域1a’及びLDD領域1b、1cへ
の戻り光の入射を効果的に防ぐことが出来る。
【0060】尚、この実施形態では、相隣接する前段あ
るいは後段の画素に設けられた容量線3bと第1遮光膜
11aとを接続しているため、最上段あるいは最下段の
画素に対して第1遮光膜11aに定電位を供給するため
の容量線3bが必要となる。そこで、容量線3bの数を
垂直画素数に対して1本余分に設けておくようにすると
良い。
【0061】(本実施形態のプロセスを用いた電気光学
装置の製造方法)次に、以上のような構成を持つ液晶装
置の製造プロセスについて、図8から図12を参照して
説明する。
【0062】尚、図8から図12は各工程におけるTF
Tアレイ基板側の各層を、図7と同様に図6のA−A鋳
f面に対応させて示す工程図である。
【0063】図8の工程(1)に示すように、石英基
板、ハードガラス等のTFTアレイ基板10を用意す
る。ここで、好ましくはN2(窒素)等の不活性ガス雰
囲気且つ約850〜1300℃、より好ましくは100
0℃の高温でアニール処理し、後に実施される高温プロ
セスにおけるTFTアレイ基板10に生じる歪みが少な
くなるように前処理しておく。即ち、製造プロセスにお
ける最高温で高温処理される温度に合わせて、事前にT
FTアレイ基板10を同じ温度かそれ以上の温度で熱処
理しておく。
【0064】このように処理されたTFTアレイ基板1
0上にフォトリソグラフィにより第1遮光膜11aのパ
ターン(図6参照)に対応するレジストマスク207を
形成する。
【0065】次に、工程(2)に示すように、該レジス
トマスクを介してTFTアレイ基板10に対しエッチン
グを行うことにより、深さ100〜500nm程度、よ
り好ましくは約200nmの凹部203を形成する。
【0066】次に、工程(3)に示すように、このよう
に凹部203が形成されたTFTアレイ基板10の全面
に、Ti、Cr、W、Ta、Mo及びPd等の金属や金
属シリサイド等の金属合金膜を、スパッタにより、10
0〜500nm程度の層厚、好ましくは約200nmの
層厚の遮光膜11を形成する。
【0067】次に、工程(4)に示すように、遮光膜1
1の表面を、凹部203内に形成された遮光膜11を残
存しつつ基板10表面が露出するまでグローバルに研磨
して平坦化する。研磨による平坦化の手法としては、例
えばCMP(化学的機械研磨)法を用いることができ
る。
【0068】次に、工程(5)に示すように、残存する
遮光膜11として第1遮光膜11aの上に、例えば、常
圧又は減圧CVD法等によりTEOS(テトラ・エチル
・オルソ・シリケート)ガス、TEB(テトラ・エチル
・ボートレート)ガス、TMOP(テトラ・メチル・オ
キシ・フォスレート)ガス等を用いて、NSG、PS
G、BSG、BPSGなどのシリケートガラス膜、窒化
シリコン膜や酸化シリコン膜等からなる第1層間絶縁膜
12を形成する。この第1層間絶縁膜12の層厚は、例
えば、約400〜1000nmとする。より好ましくは
800nm程度とする。
【0069】次に、工程(6)に示すように、基板10
と単結晶シリコン基板206aとの貼り合わせを行う。
貼り合わせに用いる単結晶シリコン基板206aは、厚
さ600μmあり、その表面をあらかじめ0.05〜
0.8μm程度酸化し、酸化膜層206bを形成すると
共に、水素イオン(H+)を例えば加速電圧100ke
V、ドーズ量10e16/cm2にて注入したものであ
る。貼り合わせ工程は、例えば300℃で2時間の熱処
理によって2枚の基板を直接貼り合わせる方法が採用で
きる。
【0070】次に、工程(7)に示すように、貼り合わ
せた単結晶シリコン基板206aの貼り合わせ面側の酸
化膜206bと単結晶シリコン層206を残したまま、
単結晶シリコン基板206aを基板10から剥離するた
めの熱処理を行う。この基板の剥離現象は、単結晶シリ
コン基板中に導入された水素イオンによって、単結晶シ
リコン基板の表面近傍のある層でシリコンの結合が分断
されるために生じるものである。例えば、貼り合わせた
2枚の基板を毎分20℃の昇温速度にて600℃まで加
熱することにより行うことができる。この熱処理によっ
て、貼り合わせた単結晶シリコン基板206aが基板1
0と分離し、基板10表面には約200nm±5nm程
度の単結晶シリコン層206が形成される。なお、基板
10上に貼り合わされる単結晶シリコン層206は、前
に述べた単結晶シリコン基板206aに対して行われる
水素イオン注入の加速電圧を変えることによって50n
m〜3000nmまで任意の膜厚で形成することが可能
である。
【0071】次に、工程(8)に示すように、フォトリ
ソグラフィ工程、エッチング工程等により、図6に示し
た如き所定パターンの半導体層1aを形成する。即ち、
特にデータ線6a下で容量線3bが形成される領域及び
走査線3aに沿って容量線3bが形成される領域には、
画素スイッチング用TFT30を構成する半導体層1a
から延設された第1蓄積容量電極1fを形成する。
【0072】次に、工程(9)に示すように、画素スイ
ッチング用TFT30を構成する半導体層1aと共に第
1蓄積容量電極1fを約850〜1300℃の温度、好
ましくは約1000℃の温度で72分程度熱酸化するこ
とにより、約60nmの比較的薄い厚さの熱酸化シリコ
ン膜を形成し、画素スイッチング用TFT30のゲート
絶縁膜2と共に容量形成用のゲート絶縁膜2を形成す
る。この結果、半導体層1a及び第1蓄積容量電極1f
の厚さは、約30〜170nmの厚さ、ゲート絶縁膜2
の厚さは、約60nmの厚さとなる。
【0073】次に、図9の工程(10)に示すように、
Nチャネルの半導体層1aに対応する位置にレジスト膜
301を形成し、Pチャネルの半導体層1aにPなどの
V族元素のドーパント302を低濃度で(例えば、Pイ
オンを70keVの加速電圧、2e11/cm2のドー
ズ量にて)ドープする。
【0074】次に、工程(11)に示すように、図示を
省略するPチャネルの半導体層1aに対応する位置にレ
ジスト膜を形成し、Nチャネルの半導体層1aにBなど
のIII族元素のドーパント303を低濃度で(例えば、
Bイオンを35keVの加速電圧、1e12/cm2の
ドーズ量にて)ドープする。
【0075】次に、工程(12)に示すように、Pチャ
ネル、Nチャネル毎に各半導体層1aのチャネル領域1
a’の端部を除く基板10の表面にレジスト膜305を
形成し、端部304にPチャネルについて工程(10)
の約1〜10倍のドーズ量のPなどのV族元素のドーパ
ント306、Nチャネルについて工程(11)の約1〜
10倍のドーズ量のBなどのIII族元素のドーパント3
06をドープする。
【0076】次に、工程(13)に示すように、半導体
膜1aを延設してなる第1蓄積容量電極1fを低抵抗化
するため、基板10の表面の走査線3a(ゲート電極)
に対応する部分にレジスト膜307(走査線3aよりも
幅が広い)を形成し、これをマスクとしてその上からP
などのV族元素のドーパント308を低濃度で(例え
ば、Pイオンを70keVの加速電圧、3e14/cm
2のドーズ量にて)ドープする。
【0077】次に、図10の工程(14)に示すよう
に、第1層間絶縁膜12に第1遮光膜11aに至るコン
タクトホール13を反応性エッチング、反応性イオンビ
ームエッチング等のドライエッチングにより或いはウエ
ットエッチングにより形成する。この際、反応性エッチ
ング、反応性イオンビームエッチングのような異方性エ
ッチングにより、コンタクトホール13等を開孔した方
が、開孔形状をマスク形状とほぼ同じにできるという利
点がある。但し、ドライエッチングとウエットエッチン
グとを組み合わせて開孔すれば、これらのコンタクトホ
ール13等をテーパ状にできるので、配線接続時の断線
を防止できるという利点が得られる。
【0078】次に、工程(15)に示すように、減圧C
VD法等によりポリシリコン層3を350nm程度の厚
さで堆積した後、リン(P)を熱拡散し、ポリシリコン
膜3を導電化する。又は、Pイオンをポリシリコン膜3
の成膜と同時に導入したドープトシリコン膜を用いても
よい。これにより、ポリシリコン層3の導電性を高める
ことができる。
【0079】次に、工程(16)に示すように、レジス
トマスクを用いたフォトリソグラフィ工程、エッチング
工程等により、図6に示した如き所定パターンの走査線
3aと共に容量線3bを形成する。尚、この後、基板1
0の裏面に残存するポリシリコンを基板10の表面をレ
ジスト膜で覆ってエッチングにより除去する。
【0080】次に、工程(17)に示すように、半導体
層1aにPチャネルのLDD領域を形成するために、N
チャネルの半導体層1aに対応する位置をレジスト膜3
09で覆い(図はNチャネルの半導体層1aを示してい
る。)、走査線3a(ゲート電極)を拡散マスクとし
て、まずBなどのIII族元素のドーパント310を低濃
度で(例えば、BF2イオンを90keVの加速電圧、
3e13/cm2のドーズ量にて)ドープし、Pチャネ
ルの低濃度ソース領域1b及び低濃度ドレイン領域1c
を形成する。
【0081】続いて、工程(18)に示すように、半導
体層1aにPチャネルの高濃度ソース領域1d及び高濃
度ドレイン領域1eを形成するために、Nチャネルの半
導体層1aに対応する位置をレジスト膜309で覆った
状態で、かつ、図示はしていないが走査線3aよりも幅
の広いマスクでレジスト層をPチャネルに対応する走査
線3a上に形成した状態、同じくBなどのIII族元素の
ドーパント311を高濃度で(例えば、BF2イオンを
90keVの加速電圧、2e15/cm2のドーズ量に
て)ドープする。
【0082】次に、図11の工程(19)に示すよう
に、半導体層1aにNチャネルのLDD領域を形成する
ために、Pチャネルの半導体層1aに対応する位置をレ
ジスト膜(図示せず)で覆い、走査線3a(ゲート電
極)を拡散マスクとして、PなどのV族元素のドーパン
ト60を低濃度で(例えば、Pイオンを70keVの加
速電圧、6e12/cm2のドーズ量にて)ドープし、
Nチャネルの低濃度ソース領域1b及び低濃度ドレイン
領域1cを形成する。
【0083】続いて、工程(20)に示すように、半導
体層1aにNチャネルの高濃度ソース領域1d及び高濃
度ドレイン領域1eを形成するために、走査線3aより
も幅の広いマスクでレジスト層62をNチャネルに対応
する走査線3a上に形成した後、同じくPなどのV族元
素のドーパント61を高濃度で(例えば、Pイオンを7
0keVの加速電圧、4e15/cm2のドーズ量に
て)ドープする。
【0084】次に、工程(21)に示すように、画素ス
イッチング用TFT30における走査線3aと共に容量
線3b及び走査線3aを覆うように、例えば、常圧又は
減圧CVD法やTEOSガス等を用いて、NSG、PS
G、BSG、BPSGなどのシリケートガラス膜、窒化
シリコン膜や酸化シリコン膜等からなる第2層間絶縁膜
4を形成する。第2層間絶縁膜4の層厚は、約500〜
1500nmが好ましく、更に800nmがより好まし
い。
【0085】この後、高濃度ソース領域1d及び高濃度
ドレイン領域1eを活性化するために約850℃のアニ
ール処理を20分程度行う。
【0086】次に、工程(22)に示すように、データ
線31に対するコンタクトホール5を、反応性エッチン
グ、反応性イオンビームエッチング等のドライエッチン
グにより或いはウエットエッチングにより形成する。ま
た、走査線3aや容量線3bを図示しない配線と接続す
るためのコンタクトホールも、コンタクトホール5と同
一の工程により第2層間絶縁膜4に開孔する。
【0087】次に、図12の工程(23)に示すよう
に、第2層間絶縁膜4の上に、スパッタ処理等により、
遮光性のAl等の低抵抗金属や金属シリサイド等を金属
膜6として、約100〜700nmの厚さ、好ましくは
約350nmに堆積し、更に工程(24)に示すよう
に、フォトリソグラフィ工程、エッチング工程等によ
り、データ線6aを形成する。
【0088】次に、工程(25)に示すように、データ
線6a上を覆うように、例えば、常圧又は減圧CVD法
やTEOSガス等を用いて、NSG、PSG、BSG、
BPSGなどのシリケートガラス膜、窒化シリコン膜や
酸化シリコン膜等からなる第3層間絶縁膜7を形成す
る。第3層間絶縁膜7の層厚は、約500〜1500n
mが好ましく、更に800nmがより好ましい。
【0089】次に、図13の工程(26)に示すよう
に、画素スイッチング用TFT30において、画素電極
9aと高濃度ドレイン領域1eとを電気的接続するため
のコンタクトホール8を、反応性エッチング、反応性イ
オンビームエッチング等のドライエッチングにより形成
する。
【0090】次に、工程(27)に示すように、第3層
間絶縁膜7の上に、スパッタ処理等により、ITO膜等
の透明導電性薄膜9を、約50〜200nmの厚さに堆
積し、更に工程(28)に示すように、フォトリソグラ
フィ工程、エッチング工程等により、画素電極9aを形
成する。尚、当該液晶装置を反射型の液晶装置に用いる
場合には、Al等の反射率の高い不透明な材料から画素
電極9aを形成してもよい。
【0091】続いて、画素電極9aの上にポリイミド系
の配向膜の塗布液を塗布した後、所定のプレティルト角
を持つように且つ所定方向でラビング処理を施すこと等
により、配向膜16(図7参照)が形成される。
【0092】他方、図7に示した対向基板20について
は、ガラス基板等が先ず用意され、第2遮光膜23及び
後述の周辺見切りとしての第2遮光膜が、例えば金属ク
ロムをスパッタした後、フォトリソグラフィ工程、エッ
チング工程を経て形成される。尚、これらの第2遮光膜
は、Cr、Ni、Alなどの金属材料の他、カーボンや
Tiをフォトレジストに分散した樹脂ブラックなどの材
料から形成してもよい。
【0093】その後、対向基板20の全面にスパッタ処
理等により、ITO等の透明導電性薄膜を、約50〜2
00nmの厚さに堆積することにより、対向電極21を
形成する。更に、対向電極21の全面にポリイミド系の
配向膜の塗布液を塗布した後、所定のプレティルト角を
持つように且つ所定方向でラビング処理を施すこと等に
より、配向膜22(図7参照)が形成される。
【0094】最後に、上述のように各層が形成されたT
FTアレイ基板10と対向基板20とは、配向膜16及
び22が対面するようにシール材52により貼り合わさ
れ、真空吸引等により、両基板間の空間に、例えば複数
種類のネマティック液晶を混合してなる液晶が吸引され
て、所定層厚の液晶層50が形成される。
【0095】(液晶装置の全体構成)以上のように構成
された液晶装置の各実施の形態の全体構成を図14及び
図15を参照して説明する。尚、図14は、TFTアレ
イ基板10をその上に形成された各構成要素と共に対向
基板20の側から見た平面図であり、図15は、対向基
板20を含めて示す図14のH−H鋳f面図である。
【0096】図14において、TFTアレイ基板10の
上には、シール材52がその縁に沿って設けられてお
り、その内側に並行して、例えば第2遮光膜23と同じ
或いは異なる材料から成る周辺見切りとしての第2遮光
膜53が設けられている。シール材52の外側の領域に
は、データ線駆動回路101及び実装端子102がTF
Tアレイ基板10の一辺に沿って設けられており、走査
線駆動回路104が、この一辺に隣接する2辺に沿って
設けられている。走査線3aに供給される走査信号遅延
が問題にならないのならば、走査線駆動回路104は片
側だけでも良いことは言うまでもない。また、データ線
駆動回路101を画面表示領域の辺に沿って両側に配列
してもよい。例えば奇数列のデータ線6aは画面表示領
域の一方の辺に沿って配設されたデータ線駆動回路から
画像信号を供給し、偶数列のデータ線は前記画面表示領
域の反対側の辺に沿って配設されたデータ線駆動回路か
ら画像信号を供給するようにしてもよい。この様にデー
タ線6aを櫛歯状に駆動するようにすれば、データ線駆
動回路の占有面積を拡張することができるため、複雑な
回路を構成することが可能となる。更にTFTアレイ基
板10の残る一辺には、画面表示領域の両側に設けられ
た走査線駆動回路104間をつなぐための複数の配線1
05が設けられており、更に、周辺見切りとしての第2
遮光膜53の下に隠れてプリチャージ回路を設けてもよ
い。また、対向基板20のコーナー部の少なくとも1箇
所においては、TFTアレイ基板10と対向基板20と
の間で電気的導通をとるための導通材106が設けられ
ている。そして、図15に示すように、図14に示した
シール材52とほぼ同じ輪郭を持つ対向基板20が当該
シール材52によりTFTアレイ基板10に固着されて
いる。
【0097】以上の液晶装置のTFTアレイ基板10上
には更に、製造途中や出荷時の当該液晶装置の品質、欠
陥等を検査するための検査回路等を形成してもよい。ま
た、データ線駆動回路101及び走査線駆動回路104
をTFTアレイ基板10の上に設ける代わりに、例えば
TAB(テープオートメイテッドボンディング基板)上
に実装された駆動用LSIに、TFTアレイ基板10の
周辺部に設けられた異方性導電フィルムを介して電気的
及び機械的に接続するようにしてもよい。また、対向基
板20の投射光が入射する側及びTFTアレイ基板10
の出射光が出射する側には各々、例えば、TN(ツイス
テッドネマティック)モード、STN(スーパーTN)
モード、D−STN(デュアルスキャン−STN)モー
ド等の動作モードや、ノーマリーホワイトモード/ノー
マリーブラックモードの別に応じて、偏光フィルム、位
相差フィルム、偏光手段などが所定の方向で配置され
る。
【0098】以上説明した液晶装置は、例えばカラー液
晶プロジェクタ(投射型表示装置)に適用される場合に
は、3枚の液晶装置がRGB用のライトバルブとして各
々用いられ、各パネルには各々RGB色分解用のダイク
ロイックミラーを介して分解された各色の光が投射光と
して各々入射されることになる。従って、その場合には
上記実施の形態で示したように、対向基板20に、カラ
ーフィルタは設けられていない。しかしながら、第2遮
光膜23の形成されていない画素電極9aに対向する所
定領域にRGBのカラーフィルタをその保護膜と共に、
対向基板20上に形成してもよい。このようにすれば、
液晶プロジェクタ以外の直視型や反射型のカラー液晶テ
レビなどのカラー液晶装置に各実施の形態における液晶
装置を適用できる。更に、対向基板20上に1画素1個
対応するようにマイクロレンズを形成してもよい。この
ようにすれば、入射光の集光効率を向上することで、明
るい液晶装置が実現できる。更にまた、対向基板20上
に、何層もの屈折率の相違する干渉層を堆積すること
で、光の干渉を利用して、RGB色を作り出すダイクロ
イックフィルタを形成してもよい。このダイクロイック
フィルタ付き対向基板によれば、より明るいカラー液晶
装置が実現できる。
【0099】以上説明した各実施の形態における液晶装
置では、従来と同様に入射光を対向基板20の側から入
射することとしたが、第1遮光膜11aを設けているの
で、TFTアレイ基板10の側から入射光を入射し、対
向基板20の側から出射するようにしても良い。即ち、
このように液晶装置を液晶プロジェクタに取り付けて
も、半導体層1aのチャネル領域1a’及びLDD領域
1b、1cに光が入射することを防ぐことが出来、高画
質の画像を表示することが可能である。ここで、従来
は、TFTアレイ基板10の裏面側での反射を防止する
ために、反射防止用のAR(Anti−reflect
ion)被膜された偏光手段を別途配置したり、ARフ
ィルムを貼り付ける必要があった。しかし、各実施の形
態では、TFTアレイ基板10の表面と半導体層1aの
少なくともチャネル領域1a’及びLDD領域1b、1
cとの間に第1遮光膜11aが形成されているため、こ
のようなAR被膜された偏光手段やARフィルムを用い
たり、TFTアレイ基板10そのものをAR処理した基
板を使用する必要が無くなる。従って、各実施の形態に
よれば、材料コストを削減でき、また偏光手段の貼り付
け時に、ごみ、傷等により、歩留まりを落とすことがな
く大変有利である。また、耐光性が優れているため、明
るい光源を使用したり、偏光ビームスプリッタにより偏
光変換して、光利用効率を向上させても、光によるクロ
ストーク等の画質劣化を生じない。
【0100】(電子機器)上記の液晶装置を用いた電子
機器の一例として、投射型表示装置の構成について、図
16を参照して説明する。図16において、投射型表示
装置1100は、上述した液晶装置を3個用意し、夫々
RGB用の液晶装置962R、962G及び962Bと
して用いた投射型液晶装置の光学系の概略構成図を示
す。本例の投射型表示装置の光学系には、前述した光源
装置920と、均一照明光学系923が採用されてい
る。そして、投射型表示装置は、この均一照明光学系9
23から出射される光束Wを赤(R)、緑(G)、青
(B)に分離する色分離手段としての色分離光学系92
4と、各色光束R、G、Bを変調する変調手段としての
3つのライトバルブ925R、925G、925Bと、
変調された後の色光束を再合成する色合成手段としての
色合成プリズム910と、合成された光束を投射面10
0の表面に拡大投射する投射手段としての投射レンズユ
ニット906を備えている。また、青色光束Bを対応す
るライトバルブ925Bに導く導光系927をも備えて
いる。
【0101】均一照明光学系923は、2つのレンズ板
921、922と反射ミラー931を備えており、反射
ミラー931を挟んで2つのレンズ板921、922が
直交する状態に配置されている。均一照明光学系923
の2つのレンズ板921、922は、それぞれマトリク
ス状に配置された複数の矩形レンズを備えている。光源
装置920から出射された光束は、第1のレンズ板92
1の矩形レンズによって複数の部分光束に分割される。
そして、これらの部分光束は、第2のレンズ板922の
矩形レンズによって3つのライトバルブ925R、92
5G、925B付近で重畳される。従って、均一照明光
学系923を用いることにより、光源装置920が出射
光束の断面内で不均一な照度分布を有している場合で
も、3つのライトバルブ925R、925G、925B
を均一な照明光で照明することが可能となる。
【0102】各色分離光学系924は、青緑反射ダイク
ロイックミラー941と、緑反射ダイクロイックミラー
942と、反射ミラー943から構成される。まず、青
緑反射ダイクロイックミラー941において、光束Wに
含まれている青色光束Bおよび緑色光束Gが直角に反射
され、緑反射ダイクロイックミラー942の側に向か
う。赤色光束Rはこのミラー941を通過して、後方の
反射ミラー943で直角に反射されて、赤色光束Rの出
射部944からプリズムユニット910の側に出射され
る。
【0103】次に、緑反射ダイクロイックミラー942
において、青緑反射ダイクロイックミラー941におい
て反射された青色、緑色光束B、Gのうち、緑色光束G
のみが直角に反射されて、緑色光束Gの出射部945か
ら色合成光学系の側に出射される。緑反射ダイクロイッ
クミラー942を通過した青色光束Bは、青色光束Bの
出射部946から導光系927の側に出射される。本例
では、均一照明光学素子の光束Wの出射部から、色分離
光学系924における各色光束の出射部944、94
5、946までの距離がほぼ等しくなるように設定され
ている。
【0104】色分離光学系924の赤色、緑色光束R、
Gの出射部944、945の出射側には、それぞれ集光
レンズ951、952が配置されている。したがって、
各出射部から出射した赤色、緑色光束R、Gは、これら
の集光レンズ951、952に入射して平行化される。
【0105】このように平行化された赤色、緑色光束
R、Gは、ライトバルブ925R、925Gに入射して
変調され、各色光に対応した画像情報が付加される。す
なわち、これらの液晶装置は、不図示の駆動手段によっ
て画像情報に応じてスイッチング制御されて、これによ
り、ここを通過する各色光の変調が行われる。一方、青
色光束Bは、導光系927を介して対応するライトバル
ブ925Bに導かれ、ここにおいて、同様に画像情報に
応じて変調が施される。尚、本例のライトバルブ925
R、925G、925Bは、それぞれさらに入射側偏光
手段960R、960G、960Bと、出射側偏光手段
961R、961G、961Bと、これらの間に配置さ
れた液晶装置962R、962G、962Bとからなる
液晶ライトバルブである。
【0106】導光系927は、青色光束Bの出射部94
6の出射側に配置した集光レンズ954と、入射側反射
ミラー971と、出射側反射ミラー972と、これらの
反射ミラーの間に配置した中間レンズ973と、ライト
バルブ925Bの手前側に配置した集光レンズ953と
から構成されている。集光レンズ946から出射された
青色光束Bは、導光系927を介して液晶装置962B
に導かれて変調される。各色光束の光路長、すなわち、
光束Wの出射部から各液晶装置962R、962G、9
62Bまでの距離は青色光束Bが最も長くなり、したが
って、青色光束の光量損失が最も多くなる。しかし、導
光系927を介在させることにより、光量損失を抑制す
ることができる。
【0107】各ライトバルブ925R、925G、92
5Bを通って変調された各色光束R、G、Bは、色合成
プリズム910に入射され、ここで合成される。そし
て、この色合成プリズム910によって合成された光が
投射レンズユニット906を介して所定の位置にある投
射面100の表面に拡大投射されるようになっている。
【0108】本例では、液晶装置962R、962G、
962Bには、TFTの下側に遮光層が設けられている
ため、当該液晶装置962R、962G、962Bから
の投射光に基づく液晶プロジェクタ内の投射光学系によ
る反射光、投射光が通過する際のTFTアレイ基板の表
面からの反射光、他の液晶装置から出射した後に投射光
学系を突き抜けてくる投射光の一部等が、戻り光として
TFTアレイ基板の側から入射しても、画素電極のスイ
ッチング用のTFTのチャネルに対する遮光を十分に行
うことができる。
【0109】このため、小型化に適したプリズムユニッ
トを投射光学系に用いても、各液晶装置962R、96
2G、962Bとプリズムユニットとの間において、戻
り光防止用のフィルムを別途配置したり、偏光手段に戻
り光防止処理を施したりすることが不要となるので、構
成を小型且つ簡易化する上で大変有利である。
【0110】また、本実施の形態では、戻り光によるT
FTのチャネル領域への影響を抑えることができるた
め、液晶装置に直接戻り光防止処理を施した偏光手段9
61R、961G、961Bを貼り付けなくてもよい。
そこで、図16に示されるように、偏光手段を液晶装置
から離して形成、より具体的には、一方の偏光手段96
1R、961G、961Bはプリズムユニット910に
貼り付け、他方の偏光手段960R、960G、960
Bは集光レンズ953、945、944に貼り付けるこ
とが可能である。このように、偏光手段をプリズムユニ
ットあるいは集光レンズに貼り付けることにより、偏光
手段の熱は、プリズムユニットあるいは集光レンズで吸
収されるため、液晶装置の温度上昇を防止することがで
きる。
【0111】また、図示を省略するが、液晶装置と偏光
手段とを離間形成することにより、液晶装置と偏光手段
との間には空気層ができるため、冷却手段を設け、液晶
装置と偏光手段との間に冷風等の送風を送り込むことに
より、液晶装置の温度上昇をさらに防ぐことができ、液
晶装置の温度上昇による誤動作を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気光学装置の基本構造を示す断面図
である。
【図2】図1に示した電気光学装置の製造プロセスを順
を追って示す工程図(その1)である。
【図3】図1に示した電気光学装置の製造プロセスを順
を追って示す工程図(その2)である。
【図4】図1に示した電気光学装置の製造プロセスを順
を追って示す工程図(その3)である。
【図5】液晶装置の一実施形態における画像形成領域を
構成するマトリクス状の複数の画素に設けられた各種素
子、配線等の等価回路である。
【図6】液晶装置の一実施形態におけるデータ線、走査
線、画素電極、遮光膜等が形成されたTFTアレイ基板
の相隣接する複数の画素群の平面図である。
【図7】図6のA−A’断面図である。
【図8】液晶装置の一実施形態の製造プロセスを順を追
って示す工程図(その1)である。
【図9】液晶装置の一実施形態の製造プロセスを順を追
って示す工程図(その2)である。
【図10】液晶装置の一実施形態の製造プロセスを順を
追って示す工程図(その3)である。
【図11】液晶装置の一実施形態の製造プロセスを順を
追って示す工程図(その4)である。
【図12】液晶装置の一実施形態の製造プロセスを順を
追って示す工程図(その5)である。
【図13】液晶装置の一実施形態の製造プロセスを順を
追って示す工程図(その6)である。
【図14】液晶装置の各実施の形態におけるTFTアレ
イ基板をその上に形成された各構成要素と共に対向基板
の側から見た平面図である。
【図15】図13のH−H’断面図である。
【図16】液晶装置を用いた電子機器の一例である投射
型表示装置の構成図である。
【符号の説明】
1a…半導体層 1a’…チャネル領域 1b…低濃度ソース領域(ソース側LDD領域) 1c…低濃度ドレイン領域(ドレイン側LDD領域) 1d…高濃度ソース領域 1e…高濃度ドレイン領域 10…TFTアレイ基板 11a…第1遮光膜 12…第1層間絶縁膜 202…光透過性基板 203…凹部 204…遮光層 205…絶縁体層 205…単結晶シリコン層
フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 EA12 FA10 FA11 FA16 FA18 FA20 FA24 GA02 HA02 HA06 HA08 HA13 HA16 HA24 HA28 JA05 JA13 KA02 MA16 MA17 MA18 2H090 HB08Y HC17 HC18 HD03 JA02 JA19 JB02 JC17 JD05 JD14 KA05 LA04 LA06 LA12 MA04 MB01 2H091 FA35Y FB08 FC02 FC15 FC24 FC26 FC29 FC30 FD04 FD06 FD16 FD23 GA03 GA06 GA13 HA07 KA04 LA03 LA11 LA12 MA07 2H092 JA24 JA29 JA38 JA42 JA44 JB13 JB23 JB32 JB33 JB38 JB51 JB58 JB63 JB69 KA03 KB14 KB23 MA04 MA07 MA13 MA17 MA23 MA27 MA32 MA35 MA37 MA41 NA01 NA25 PA02 PA09 PA10 QA07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光透過性基板の一方面に凹部を形成する
    工程と、 前記凹部が形成された光透過性基板の一方面に遮光層を
    形成する工程と、 前記凹部内に形成された遮光層を残存しつつ前記光透過
    性基板の一方面が露出するまで前記遮光層を除去して前
    記光透過性基板の一方面を平坦化する工程と、 前記平坦化された光透過性基板の一方面に絶縁体層を形
    成する工程と、 前記絶縁体層表面に単結晶シリコン層を貼り合わせる工
    程とを具備することを特徴とする電気光学装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記光透過性基板の一方面を平坦化する
    工程では、化学的機械研磨法により遮光層を除去するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記貼り合わされた単結晶シリコン層の
    前記遮光層に対応する位置にトランジスタ素子領域を形
    成する工程を更に具備することを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の電気光学装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 凹部が設けられた光透過性基板と、 前記光透過性基板の凹部を埋めるように形成された遮光
    層と、 前記遮光層が形成された光透過性基板上に設けられた絶
    縁体層と、 前記絶縁体層上に形成され、前記遮光層に対応する位置
    にトランジスタ素子領域が形成された単結晶シリコン層
    とを具備することを特徴とする電気光学装置。
  5. 【請求項5】 前記光透過性基板が石英からなり、前記
    遮光層が高融点金属または高融点金属の珪素化合物から
    なることを特徴とする請求項4に記載の電気光学装置。
  6. 【請求項6】 前記光透過性基板の単結晶シリコン層が
    形成された面と対向するように配置された他の光透過性
    基板と、 これら2枚の光透過性基板の間に挟持され、前記トラン
    ジスタ素子領域に形成されたトランジスタ素子により駆
    動される液晶とを更に具備することを特徴とする請求項
    4または5に記載の電気光学装置。
  7. 【請求項7】 光源と、 前記光源から出射される光が入射されて画像情報に対応
    した変調を施す、請求項6に記載の電気光学装置と、 前記電気光学装置により変調された光を投射する投射手
    段とを具備することを特徴とする電子機器。
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