JP2002267435A - 座標測定用プローブ - Google Patents

座標測定用プローブ

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JP2002267435A
JP2002267435A JP2001071582A JP2001071582A JP2002267435A JP 2002267435 A JP2002267435 A JP 2002267435A JP 2001071582 A JP2001071582 A JP 2001071582A JP 2001071582 A JP2001071582 A JP 2001071582A JP 2002267435 A JP2002267435 A JP 2002267435A
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JP2001071582A
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English (en)
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Shinji Morifuji
慎司 森藤
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Roland DG Corp
Original Assignee
Roland DG Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多くのノウハウを必要とせず、しかも安価な座
標測定用プローブを提供する。 【解決手段】被測定物に対してXYZ直交座標系におけ
る所定の方向に相対的に移動自在に配設されたベース
と、上記ベースのXY平面上における三角形形状の頂点
の3点それぞれに配設される圧力センサーと、上記圧力
センサーそれぞれに接触する突部が形成され、上記圧力
センサーが配設された上記ベースのXY平面上に載置さ
れる保持部材と、上記保持部材を上記ベースのXY平面
上に所定の付勢力で付勢する付勢手段と、軸線方向がZ
軸方向と一致した状態で上記保持部材に固定的に配設さ
れるスタイラスとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、座標測定用プロー
ブに関し、さらに詳細には、立体たる被測定物の表面を
走査して、XYZ直交座標系におけるX座標、Y座標な
らびにZ座標を測定することにより当該被測定物の表面
の形状を検出する座標測定装置に用いて好適な座標測定
用プローブに関する。 なお、本明細書において「被測
定物」とは、三次元の空間的広がりを備えた形状をもつ
物体である。
【0002】
【従来の技術】従来より、立体たる被測定物に対して相
対的に三次元方向で移動自在に配設されたプローブを有
し、プローブのスタイラスを被測定物に接触させること
により、X座標、Y座標ならびにZ座標を測定して、被
測定物の表面の形状を検出することができるようにした
座標測定装置が知られている。
【0003】こうした座標測定装置に配設されるプロー
ブとしては、例えば、複数の電気接点を有するプローブ
を用いることができる。そして、この電気接点を有する
プローブが配設された座標測定装置においては、スタイ
ラスを被測定物に接触させて、プローブの複数の電気接
点のうちのいずれかが離隔すると、座標の測定がなされ
るものである。
【0004】しかしながら、従来の電気接点を有するプ
ローブは、スタイラスが被測定物に接触して電気接点が
離隔したときの放電現象により、電極が劣化する恐れが
ある。このため、プローブにおける電気接点の電極の劣
化を防止するために、各種対策を講じなければならない
ので、多くのノウハウを必要とするという問題点があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、多くのノウハウを必要
とせず、しかも安価な座標測定用プローブを提供しよう
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、被測定物に
対してXYZ直交座標系における所定の方向に相対的に
移動自在に配設されたベースと、上記ベースのXY平面
上における三角形形状の頂点の3点それぞれに配設され
る圧力センサーと、上記圧力センサーそれぞれに接触す
る突部が形成され、上記圧力センサーが配設された上記
ベースのXY平面上に載置される保持部材と、上記保持
部材を上記ベースのXY平面上に所定の付勢力で付勢す
る付勢手段と、軸線方向がZ軸方向と一致した状態で上
記保持部材に固定的に配設されるスタイラスとを有する
ようにしたものである。
【0007】従って、本発明のうち請求項1に記載の発
明によれば、圧力センサーが配設されるので、電気接点
を配設する際の電極の劣化防止対策などを講じる必要が
なくなり、多くのノウハウを必要とせずに、しかも安価
に座標測定用プローブを製造することができる。
【0008】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載の発明において、さらに、略角柱状
体の突部が形成され、上記スタイラスの軸線方向がZ軸
方向と一致した状態で上記スタイラスを保持し、上記保
持部材に固定的に配設されるホルダーと、上記ホルダー
の突部が嵌合する孔が穿設され、上記ベース部材に固定
的に配設される板バネとを有するようにしたものであ
る。
【0009】従って、本発明のうち請求項2に記載の発
明によれば、スタイラスを保持するホルダーと、ホルダ
ーの突部が嵌合する孔が穿設された板バネとが配設され
るので、スタイラスの位置決めと回り止めとを容易に行
なうことができる。
【0010】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
のように、立体たる被測定物の表面に接触して、XYZ
直交座標系におけるX座標、Y座標ならびにZ座標を測
定する座標測定用プローブにおいて、被測定物に対して
XYZ直交座標系における所定の方向に相対的に移動自
在に配設されたベースと、上記ベースのXY平面上にお
ける正三角形形状の頂点の3点それぞれに配設される圧
力センサーと、上記圧力センサーそれぞれに接触する突
部が形成され、上記圧力センサーが配設された上記ベー
スのXY平面上に載置される保持部材と、上記保持部材
を上記ベースのXY平面上に所定の付勢力で付勢するコ
イル・バネと、軸線方向がZ軸方向と一致した状態で上
記保持部材に固定的に配設されるスタイラスと、上記ス
タイラスの軸線方向の延長線上に中心軸が位置する略三
角錐形状の突部が形成され、上記スタイラスの軸線方向
がZ軸方向と一致した状態で上記スタイラスを保持し、
上記保持部材に固定的に配設されるホルダーと、上記ホ
ルダーの突部が嵌合する略三角形形状の孔が穿設され、
上記ベース部材に固定的に配設される板バネとを有する
ようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づいて、本
発明による座標測定用プローブの実施の形態の一例を詳
細に説明するものとする。
【0012】図1には、本発明による座標測定用プロー
ブの実施の形態の一例が配設された座標測定装置の概略
構成説明図が示されている。
【0013】この座標測定装置10は、固定系のベース
部材12と、ベース部材12の左右両端でベース部材1
2上に垂直に立設された支柱14L、14Rと、左右2
つの支柱14L、14Rを連結する後方部材16と、ベ
ース部材12上においてY軸方向(図1における座標系
を示す参考図を参照する。)に延長するとともに互いに
平行な位置関係で配設された2本のレール18−1、1
8−2と、2本のレール18−1、18−2上にスライ
ド部品(図示せず)を介してY軸方向に移動自在に配設
されたワーク・テーブル20と、後方部材16に図示し
ない滑り軸受を介してX軸方向(図1における座標系を
示す参考図を参照する。)に移動自在に配設されたキャ
リッジ22と、キャリッジ22にワーク・テーブル20
と対向するようにして配設されるとともに、X軸方向お
よびY軸方向と直交するZ軸方向(図1における座標系
を示す参考図を参照する。)に移動自在に配設されたプ
ローブ24とを有して構成されている。
【0014】ここで、この座標測定装置10において
は、後述するマイクロ・コンピューター100の制御に
よって、所定の分解能に応じて駆動手段たるモーター
(図示せず)の駆動が制御される。このモーターの駆動
によって、プローブ24がZ軸方向に移動され、また、
キャリッジ22が後方部材16に沿ってX軸方向に移動
され、また、被測定物200が載置されたワーク・テー
ブル20がレール18−1、18−2に沿ってY軸方向
に移動される。
【0015】従って、プローブ24とワーク・テーブル
20に載置された被測定物200との相対的な位置関係
は、プローブ24がX軸方向とZ軸方向とに移動可能で
あって、被測定物200がY軸方向に移動可能であるの
で、結局、プローブ24は被測定物200に対してX軸
方向、Y軸方向およびZ軸方向の三次元の方向で移動可
能となる。
【0016】また、上記した座標測定装置10は、上記
したモーターの駆動制御を含む全体の動作をマイクロ・
コンピューター100(図7参照)により制御されてい
るものであるが、その詳細な説明は後述することとす
る。
【0017】次に、図2には、図1の一部を拡大し、プ
ローブ24を中心に示した概略構成説明図(正面斜視
図)が示されている。
【0018】プローブ24は、キャリッジ22の下方端
部に固定的に配設されたベース30を備えている。ベー
ス30は側面形状が略L字型状の板状体であり、XY平
面上に位置する底面部30aと、底面部30aの縁部か
ら垂直に立設された正面部30bとより構成されてい
る。
【0019】従って、底面部30aはベース部材12と
平行して位置し、正面部30bは後方部材16と平行し
て位置している。また、底面部30aの略中央部位には
丸孔30cが穿設されているものである。
【0020】そして、プローブ24は、ベース30の底
面部30aの上面30aaに配設された3つの圧力セン
サー32−1、32−2、32−3と、ベース30の底
面部30aの上面30aaに載置された保持部材34
と、保持部材34に固定的に配設されたホルダー36
と、ホルダー36の突部36gが嵌合する孔38dが穿
設された板バネ38と、板バネ38とともにホルダー3
6ならびに保持部材34を付勢するコイル・バネ40
と、ホルダー36に保持されたスタイラス42とを有し
て構成されている。
【0021】また、図3には、プローブ24のうちコイ
ル・バネ40と取り付け部材52とを省略して示した概
略構成説明図(右側斜視図)が示されており、図4に
は、プローブ24のうちコイル・バネ40と取り付け部
材52とを省略して示した概略構成説明図(上面斜視
図)が示されており、図5には、プローブ24の圧力セ
ンサー32−1、32−2、32−3を中心に示した概
略構成説明図(上面図)が示されており、図6には、プ
ローブ24のホルダー36を中心に示した概略構成説明
図(斜視図)が示されている。
【0022】ここで、3つの圧力センサー32−1、3
2−2、32−3は共通の構造を有するものであり、パ
ッケージングされたフィルム状の圧力センサーにより形
成されるものである。より詳細には、圧力センサー32
−1、32−2、32−3は、上面32a−1、32a
−2、32a−3に付加される圧力に応じて抵抗値が変
化する圧力センサーである。
【0023】なお、この圧力センサー32−1、32−
2、32−3の上面32a−1、32a−2、32a−
3に付加される圧力と抵抗値との関係については、図9
を参照しながら後に詳述することとする。
【0024】そして、この圧力センサー32−1、32
−2、32−3は、図4ならびに図5に示すように、ベ
ース30の底面部30aの上面30aaにおける略三角
形形状(例えば、正三角形形状)の頂点たる3点にそれ
ぞれに位置するようにして配設されている。なお、この
3つの圧力センサー32−1、32−2、32−3によ
って形成される略三角形形状の中心部位には、ベース3
0の孔30cが位置するようになされている。
【0025】また、圧力センサー32−1、32−2、
32−3それぞれには、リード線50−1、50−2、
50−3が接続されている。そして、このリード線50
−1、50−2、50−3は、後述するマイクロ・コン
ピューター100(図7参照)に接続されているもので
ある。
【0026】次に、保持部材34は、略三角形形状の板
状体であり、略中央部位には丸孔34aが穿設されてい
る。
【0027】また、保持部材34の下面34bには、略
三角形形状の3つの角それぞれに位置するようにして突
部34c、34d、34eが形成されている。この突部
34c、34d、34eはいずれも同じ大きさで、先端
は球面形状を有するものである。
【0028】そして、保持部材34の突部34cが、ベ
ース30の底面部30aの上面30aaに配設された圧
力センサー32−1の上面32a−1に載置されるとと
もに、保持部材34の突部34dが圧力センサー32−
2の上面32a−2に載置され、さらに、保持部材34
の突部34eが圧力センサー32−3の上面32a−3
に載置されるようにして、下面34bとベース30の底
面部30aの上面30aaとを対向させて、保持部材3
4はベース30の底面部30aの上面30aaに載置さ
れる。
【0029】ホルダー36は、略円形形状の板状体たる
頭部36aと、頭部36aの中心部位から垂直に突設さ
れた軸部36bとより構成されている(図6参照)。
【0030】頭部36aには、ネジ孔36c、36d、
36eが穿設されている。また、頭部36aの中央部位
には、略角柱状体の突部36gが形成されている。
【0031】この突部36gは、頭部36a上に位置す
る略円柱状体の基部36mの先端が略三角錐形状となさ
れた略角柱状体であり、略三角形形状の頂上平面36f
と、頂上平面36fを中心とした3つの側面36h、3
6i、36jとを有するものである。また、突部36g
の中心軸は、軸部36bの軸線方向の延長線上に位置す
るものである。
【0032】一方、軸部36bの先端36kには、スタ
イラス42が内挿される孔部36lが形成されている。
【0033】このようにホルダー36は、軸部36bの
軸線方向の延長線上に、頭部36aの突部36gの頂上
平面36fと軸部36bの孔部36lとが位置している
ものである。
【0034】そして、ホルダー36の軸部36bが、保
持部材34の丸孔34aとベース30の底面部30aの
丸孔30cとに位置するようにして、ネジをネジ孔36
c、36d、36eにネジ込み、ホルダー36は保持部
材34の上面34fにネジ止めされて固定的に配設され
る。
【0035】次に、板バネ38は、取り付け部38a
と、取り付け部38aの縁部から直角に屈曲されて延設
された軸部38bと、軸部38b先端の板状体たる先端
部38cとより構成されている。
【0036】先端部38cには、略三角形形状の孔38
dが穿設されている。この孔38dは、ホルダー36の
突部36gの3つの側面36h、36i、36jに嵌合
するようにして寸法設定されているものである。
【0037】そして、先端部38cの孔38dに、保持
部材34に固定的に配設されているホルダー36の突部
36gが嵌合するようにして、板バネ38の取り付け部
38aがベース30の正面部30bに固定的に配設され
るものである。
【0038】一方、コイル・バネ40(図2参照)は、
軸線方向に沿って拡開(伸張)する方向に付勢力(弾発
力)を有するものである。また、このコイル・バネ40
の内径は、板バネ38の先端部38cの三角形形状の孔
38dの外接円、即ち、この孔38dに嵌合するホルダ
ー36の突部36gの略円柱状体の基部36mの外周に
応じて寸法設定されている。
【0039】そして、コイル・バネ40の内径側に、板
バネ38の先端部38cの孔38dに嵌合したホルダー
36の突部36gが位置するようにして、コイル・バネ
40は取り付け部材52と板バネ38の上面38eとの
間に固定的に配設される。
【0040】この際、コイル・バネ40の付勢力の方向
は、Z軸方向における上方側から下方方向に向かう方向
(図2における矢印A方向)、即ち、ホルダー36が配
設されている保持部材34を、ベース30の底面部30
aの上面30aaに付勢する方向と一致するものであ
る。
【0041】また、コイル・バネ40の付勢力の大きさ
は、ホルダー36が配設されている保持部材34を、ベ
ース30の底面部30aの上面30aaに付勢する付勢
力の大きさが所定の値になるようにして予め設定される
ものである。
【0042】つまり、コイル・バネ40を固定的に支持
する取り付け部材52が、ベース30の正面部30bに
固定的に配設される位置(即ち、Z軸方向における高
さ)は、コイル・バネ40の付勢力の大きさが上記した
所定の値となるようなコイル・バネ40の拡開(伸張)
の度合いを維持する位置となされている。
【0043】そして、スタイラス42は、略棒状体であ
り、略棒状体の先端には球形形状の先端部42aが形成
されている。
【0044】このスタイラス42は、ホルダー36の軸
部36bの先端36kに形成された孔部36lに基部4
2b側が内挿されて、軸線方向がZ軸方向と一致した状
態でホルダー36に固定的に配設されるものである。
【0045】また、プローブ24がワーク・テーブル2
0に載置された被測定物200に対してX軸方向、Y軸
方向およびZ軸方向の三次元の方向で移動可能となされ
ているので、スタイラス42も被測定物200に対して
X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向の三次元の方向で移
動可能となる。
【0046】上記したようにして、プローブ24におい
ては、Z軸方向に一致するスタイラス42の軸線方向に
沿って、スタイラス42の先端部42aと、ホルダー3
6の軸部36b、ホルダー36の頭部36aの突部36
gならびにコイル・バネ40が位置するようになる。
【0047】また、こうしたZ軸方向に対して直交する
XY平面のベース30の底面部30aの上面30aaに
は、3つの圧力センサー32−1、32−2、32−3
が位置している。そして、この圧力センサー32−1、
32−2、32−3の上面32a−1、32a−2、3
2a−3それぞれには、保持部材34の突部34c、3
4d、34eが、コイル・バネ40によってベース30
の底面部30aの上面30aaに向かって所定の付勢力
で付勢されて載置されている。
【0048】なお、本明細書においては、「圧力センサ
ー32−1の上面32a−1と保持部材34の突部34
cとの接点」を、「接点I」と適宜に称することとし、
「圧力センサー32−2の上面32a−2と保持部材3
4の突部34dとの接点」を、「接点II」と適宜に称
することとし、「圧力センサー32−3の上面32a−
3と保持部材34の突部34eとの接点」を、「接点I
II」と適宜に称することとする。
【0049】次に、図7には、本発明によるプローブ2
4が配設された座標測定装置10の全体の動作を制御す
る制御システムのブロック構成図が示されており、この
制御システムはマイクロ・コンピューター100により
全体の動作の制御が行われる。
【0050】マイクロ・コンピューター100は、後述
するリード・オンリ・メモリ(ROM)104に格納さ
れたプログラムに従って処理を実行する中央処理装置
(CPU)102と、CPU102が実行するプログラ
ムなどを格納したROM104と、CPU102の制御
によって本発明による座標測定装置10が動作すること
により得られる座標データを記憶する座標データ記憶部
106−1や、CPU102の制御によって本発明によ
る座標測定装置10の動作が行われる際のワーキング・
エリアとしての領域などが設定されたランダム・アクセ
ス・メモリ(RAM)106とを有して構成されてい
る。
【0051】ここで、マイクロ・コンピューター100
には、リード線50−1、50−2、50−3が接続さ
れている。従って、このリード線50−1、50−2、
50−3を介して、プローブ24の圧力センサー32−
1、32−2、32−3それぞれからの出力される出力
値(後述する電圧値V、VII、VIII)が、マイ
クロ・コンピューター100に入力されるものである。
【0052】また、マイクロ・コンピューター100に
は、液晶表示装置(LCD)などにより構成される表示
装置108が接続されており、後述する座標データの示
す測定ポイントのX座標、Y座標ならびにZ座標などを
リアルタイムで表示して提示することができる。
【0053】以上の構成において、図8ならびに図9を
参照しながら、上記した座標測定装置10の動作の説明
を行うものとする。
【0054】図8には、本発明によるプローブ24が配
設された座標測定装置10の動作フローを概念的に示す
説明図が示されており、図9には、圧力センサー32−
1、32−2、32−3の上面32a−1、32a−
2、32a−3に付加される圧力と、圧力センサー32
−1、32−2、32−3からの出力値(電圧値)との
関係を示す出力特性のグラフが示されている。
【0055】なお、上記したように、この座標測定装置
10においては、マイクロ・コンピューター100によ
って所定の分解能に応じてモーター(図示せず)の駆動
が制御され、当該モーターの駆動によって、プローブ2
4がZ軸方向に移動され、また、キャリッジ22が後方
部材16に沿ってX軸方向に移動され、また、被測定物
200が載置されたワーク・テーブル20がレール20
に沿ってY軸方向に移動されるものであるが、こうした
制御技術は公知の技術であるので、その詳細な説明は省
略するものとする。
【0056】この座標測定装置10においては、保持部
材34がベース30の底面部30aの上面30aaに付
勢される付勢力の大きさが所定の値になるようにして、
コイル・バネ40が所定の拡開(伸張)度合いでプロー
ブ24に配設されている。また、初期状態において、3
つの接点I、接点II、接点IIIでは、圧力センサー
32−1、32−2、32−3の上面32a−1、32
a−2、32a−3と突部34c、34d、34eとが
接触しているものである。
【0057】従って、初期状態において、圧力センサー
32−1、32−2、32−3の上面32a−1、32
a−2、32a−3には、コイル・バネ40の付勢力の
大きさに応じたいずれも等しい圧力P(図9参照)が
付加されている。
【0058】また、この圧力センサー32−1、32−
2、32−3の上面32a−1、32a−2、32a−
3に等しく圧力Pが付加されている初期状態のときに
は、圧力センサー32−1、32−2、32−3に所定
の電圧がかけられている。
【0059】このため、圧力センサー32−1、32−
2、32−3の圧力Pに応じた抵抗値により、接点I
における圧力センサー32−1からの出力値(電圧値V
)と、接点IIにおける圧力センサー32−2からの
出力値(電圧値VII)と、接点IIIにおける圧力セ
ンサー32−3からの出力値(電圧値VIII)が出力
される(図9参照)。
【0060】そして、圧力センサー32−1、32−
2、32−3は上記したように上面32a−1、32a
−2、32a−3に付加される圧力に応じて抵抗値が変
化するものであり、上面32a−1、32a−2、32
a−3に付加される圧力Pと、圧力センサー32−1、
32−2、32−3からの出力値(電圧値V)との関係
は、図9に示すような出力特性を有する。
【0061】つまり、圧力センサー32−1、32−
2、32−3の上面32a−1、32a−2、32a−
3に付加される圧力Pが、初期状態における圧力P
比べて小さくなると、電圧値Vは初期状態における電圧
値Vに比べて大きくなるものである。
【0062】ここで、この座標測定装置10において
は、予め、電圧値Vと電圧値Vとが設定されてお
り、これら電圧値Vならびに電圧値Vと変化した電
圧値Vとの比較処理が行われるものである。
【0063】この所定の電圧値Vは、接点I、II、
IIIにおいて、上面32a−1、32a−2、32a
−3と突部34c、34d、34eとの接触は維持した
状態で、上面32a−1、32a−2、32a−3に付
加される圧力Pが変化する範囲に応じた圧力Pに対応
して設定された値である。
【0064】一方、所定の電圧値Vは、接点I、I
I、IIIにおいて、上面32a−1、32a−2、3
2a−3と突部34c、34d、34eとが完全に離隔
し接触していない状態で、上面32a−1、32a−
2、32a−3に付加される圧力Pに対応して設定さ
れた値である。つまり、電圧値Vの対応する圧力P
は、電圧値Vの対応する圧力Pに比べて小さく、従
って、電圧値Vは電圧値Vに比べて大きな値とな
る。
【0065】そして、マイクロ・コンピューター100
により所定の分解能に応じてモーター(図示せず)が駆
動されると、プローブ24と被測定物200との相対的
な位置関係は、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向の三
次元の方向で変化して、プローブ24のスタイラス42
の先端部42aが、被測定物200の表面200aに接
触することになる。
【0066】このとき、スタイラス42の先端部42a
が、XYZ直交座標系における三次元の方向のいずれか
の方向から被測定物200の表面200aに接触する
と、スタイラス42の先端部42aが被測定物200の
表面200aに接触した方向に応じて、圧力センサー3
2−1、32−2、32−3それぞれに載置されている
保持部材34の突部34c、34d、34dのいずれか
が、Z軸方向における上方側に浮き上がることになる。
【0067】すると、Z軸方向における上方側に浮き上
がった突部34c、34d、34dが載置されていた上
面32a−1、32a−2、32a−3に付加される圧
力Pは、初期状態における圧力Pに比べて小さくな
る。
【0068】その結果、Z軸方向における上方側に浮き
上がった突部34c、34d、34dの接点(接点I、
接点II、接点IIIのうちのいずれかの接点)におけ
る電圧値V(電圧値V、VII、VIIIのうちのい
ずれかの電圧値)は、電圧値Vに比べて大きく変化す
ることになる。
【0069】ここで、変化した電圧値V(電圧値V
II、VIIIのうちのいずれかの電圧値)と電圧値
ならびに電圧値Vとの比較処理が行なわれる。
【0070】この比較処理の結果、変化した電圧値V
(電圧値V、VII、VIIIのうちのいずれかの電
圧値)の値が、電圧値V以上電圧値V未満の場合に
は、マイクロ・コンピューター100によりトリガー信
号が発生される。そして、このトリガー信号が発生され
たときのスタイラス42の位置に応じた座標の測定がな
される。 この際、測定されたX座標、Y座標ならびに
Z座標は、座標データとして座標データ記憶部106−
1に記憶されるとともに、表示装置108に出力されて
表示される。
【0071】一方、この比較処理の結果、変化した電圧
値V、VII、VIIIの値が、電圧値Vと電圧値
との間に予め設定されたスレッショルドV以上の
場合には、マイクロ・コンピューター100によりスタ
イラス42の移動を停止させる停止信号が発生される。
そして、表示装置108には測定エラーのメッセージが
出力されて表示される。
【0072】以上において説明したように、本発明によ
るプローブ24においては、電気接点を配設することな
しに、圧力センサー32−1、32−2、32−3を配
設するようにしたため、電気接点を配設する際の電極の
劣化防止対策などを講じる必要がなくなり、多くのノウ
ハウを必要としない。
【0073】また、本発明によるプローブ24に配設さ
れた圧力センサー32−1、32−2、32−3は、パ
ッケージングされているので、湿気などの外部環境によ
る影響が少ないため劣化しにくく、また、安価な部品な
ので、多くのノウハウを必要とせずに、しかも安価にプ
ローブ24を製造することができる。
【0074】さらに、本発明によるプローブ24におい
ては、スタイラス42を保持するホルダー36と、ホル
ダーの略三角錐形状の突部36gが嵌合する略三角形形
状の孔38dが穿設された板バネ38とを有するように
したため、スタイラス42の位置決めと回り止めとを容
易に行なうことができる。
【0075】さらにまた、本発明によるプローブ24に
配設された座標測定装置10においては、スタイラス4
2の軸線方向に対して直交する平面上に、圧力センサー
32−1、32−2、32−3を配設するようにしたた
め、圧力センサー32−1、32−2、32−3からの
出力値(電圧値V、VII、VIII)の変化に応じ
て座標の測定を行なうことができる。
【0076】この際、プローブ24のスタイラス42の
先端部42aが被測定物200の表面200aに接触す
る方向が、三次元の方向のいずれの方向であっても、ス
タイラス42の先端部42aが被測定物200aに接触
した方向に応じて、圧力センサー32−1、32−2、
32−3それぞれに載置されている保持部材34の突部
34c、34d、34dのいずれかが、Z軸方向におけ
る上方側に浮き上がることになる。このため、プローブ
24のスタイラス42の先端部42aが、被測定物20
0の表面200aに接触する方向を制限する必要がな
い。
【0077】従って、このプローブ24が配設された座
標測定装置10においては、プローブ24のスタイラス
42の先端部42aが被測定物200の表面200aに
接触する方向を制限して制御するための複雑なアルゴリ
ズムを用いる必要がなくなるとともに、座標の測定を高
速で行なうことができるようになる。
【0078】なお、上記した実施の形態は、以下の
(1)乃至(8)に説明するように変形してもよい。
【0079】(1)上記した実施の形態においては、プ
ローブ24の圧力センサー32−1、32−2、32−
3はいずれもフィルム状の圧力センサーを用いるように
したが、これに限られるものではないことは勿論であ
り、各種の圧力センサーを用いるようにしてもよい。
【0080】また、3つの圧力センサー32−1、32
−2、32−3が、ベース30の底面部30aの上面3
0aaに配設される位置は、正三角形形状の頂点に限ら
れることなしに、略三角形形状の頂点に配設されるよう
にすればよく、圧力センサーの位置に応じて各種変更を
行うようにするとよい。
【0081】また、上記した実施の形態においては、圧
力センサー32−1、32−2、32−3が3つ配設さ
れるようにしたが、これに限られるものではないことは
勿論であり、1つ以上の圧力センサーが所定の位置に配
設されるようにしてもよい。
【0082】(2)上記した実施の形態においては、略
円柱状体の基部36mの先端が略三角錐形状となされた
突部36gを有するホルダー36(図6参照)を配設す
るようにしたが、これに限られるものではないことは勿
論であり、ホルダー36の突部は略角柱状体であればよ
く、例えば、ホルダーが四角柱状体の突部を有するよう
にしてもよい。この際、ホルダーの突部の形状に応じて
板バネ38の孔38dの形状など各種変更を行うように
するとよい。
【0083】(3)上記した実施の形態においては、先
端に球形形状の先端部42aを有するスタイラス42を
プローブ24に配設するようにしたが、これに限られる
ものではないことは勿論であり、各種形状の先端部を有
するスタイラスをプローブ24に配設するようにしても
よく、即ち、プローブ24に配設されるスタイラスは被
測定物200に接触できる形状を有したものであればよ
い。
【0084】(4)上記した実施の形態において、プロ
ーブ24を構成するベース30や、保持部材34、ホル
ダー36などは各種材料により形成されるようにしてよ
い。例えば、板金によりベース30、保持部材34、ホ
ルダー36などを形成すると、加工作業が容易であると
ともに一層のコストの低減を図ることができる。
【0085】(5)上記した実施の形態においては、座
標測定装置10において、Z軸方向における上方側に浮
き上がった突部34c、34d、34dの接点(接点
I、接点II、接点IIIのうちのいずれかの接点)に
おける電圧値V(電圧値V、VII、VIIIのうち
のいずれかの電圧値)と、電圧値Vならびに電圧値V
との比較処理が行なわれるようにしたが、これに限ら
れるものではないことは勿論である。
【0086】ここで、スタイラス42の先端部42aが
被測定物200の表面200aに接触すると、保持部材
34の突部34c、34d、34dのうちのいずれか1
つは、Z軸方向における上方側に浮き上がるが、一方
で、他の2つの突部はZ軸方向における下方側に下降す
ることになる。
【0087】このため、Z軸方向における上方側に浮き
上がった1つの突部、例えば、突部34cが載置されて
いた圧力センサー32−1の上面32a−1に付加され
る圧力Pは、初期状態における圧力Pに比べて小さく
なる。一方で、Z軸方向における下方側に下降した2つ
の突部、例えば、突部34d、34eが載置されていた
圧力センサー32−2、32−3の上面32a−2、3
2a−3に付加される圧力Pは、初期状態における圧力
に比べて大きくなる(図10参照)。
【0088】この際、例えば、Z軸方向における上方側
に浮き上がった1つの突部34cにおける電圧値V
と、電圧値Vならびに電圧値Vとの比較処理を行
うとともに、Z軸方向における下方側に下降した2つの
突部34d、34eそれぞれにおける電圧値VII、V
IIIと、電圧値Vならびに電圧値Vとの比較処理
を行うようにしてもよい。
【0089】そして、この比較処理の結果、電圧値V
が、電圧値V以上電圧値V未満であって、なおか
つ、電圧値VII、VIIIが、電圧値Vより大きく
電圧値V以下の場合のみ、トリガー信号が発生されて
座標の測定がなされるようにすればよい。
【0090】このように電圧値V、VII、VIII
それぞれ、あるいは、これらの絶対値の合計などと、所
定の電圧値との比較処理を行うようにすると、座標測定
装置においてより高精度な座標の測定を実現することが
できる。
【0091】(6)上記した実施の形態においては、一
定の電圧を圧力センサー32−1、32−2、32−3
にかけて、圧力センサー32−1、32−2、32−3
の上面32a−1、32a−2、32a−3に付加され
る圧力Pによって変化する抵抗値から変化した電圧値V
を読むようにしたが、これに限られるものではないこ
とは勿論であり、所定の回路を用いることにより、付加
される圧力Pによって変化する電圧値Vから変化した
抵抗値を読むようにしてもよい。
【0092】(7)上記した実施の形態においては、ス
タイラス42の軸線方向と一致するZ軸方向に対して直
交するXY平面上に圧力センサー32−1、32−2、
32−3を配設するようにしたが(図2参照)、これに
限られるものではないことは勿論であり、例えば、図1
1に示すように、プローブが傾いてキャリッジに配設さ
れ、Z軸方向と所定の傾きをなすスタイラス42の軸線
方向に対して直交する平面(即ち、XY平面ではない平
面)上に圧力センサーが位置するようにしてもよい。
【0093】(8)上記した実施の形態ならびに上記
(1)乃至(7)に示す変形例は、適宜に組み合わせる
ようにしてもよい。
【0094】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、多くのノウハウを必要とせず、しかも安価
であるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による座標測定用プローブの実施の形態
の一例が配設された座標測定装置の概略構成説明図であ
る。
【図2】図1の一部を拡大し、本発明による座標測定用
プローブを中心に示した概略構成説明図(正面斜視図)
である。
【図3】本発明による座標測定用プローブの一部を省略
して示した概略構成説明図(右側斜視図)である。
【図4】本発明による座標測定用プローブの一部を省略
して示した概略構成説明図(上面斜視図)である。
【図5】本発明による座標測定用プローブの圧力センサ
ーを中心に示した概略構成説明図(上面図)である。
【図6】本発明による座標測定用プローブのホルダーを
中心に示した概略構成説明図(斜視図)である。
【図7】本発明による座標測定用プローブの実施の形態
の一例が配設された座標測定装置の全体の動作を制御す
る制御システムのブロック構成図である。
【図8】本発明による座標測定用プローブが配設された
座標測定装置の動作を概念的に示す説明図である。
【図9】本発明による座標測定用プローブの圧力センサ
ーの上面に付加される圧力と、圧力センサーからの出力
値(電圧値)との関係を示す出力特性を示すグラフであ
る。
【図10】本発明による座標測定用プローブの他の実施
の形態において圧力センサーの上面に付加される圧力
と、圧力センサーからの出力値(電圧値)との関係を示
す出力特性を示すグラフである。
【図11】本発明による座標測定用プローブの他の例を
中心に示した概略構成説明図(正面斜視図)である。
【符号の説明】
10 座標測定装置 12 ベース部材 14L、14R 支柱 16 後方部材 18−1、18−2 レール 20 ワーク・テーブル 22 キャリッジ 24 プローブ 30 ベース 30a 底面部 30b 正面部 30c 丸孔 30aa 上面 32−1、32−2、32−3 圧力センサ
ー 32a−1、32a−2、32a−3 上面 34 保持部材 34a 丸孔 34b 下面 34c、34d、34e 突部 34f 上面 36 ホルダー 36a 突部 36b 軸部 36c、36d、36e ネジ孔 36f 頂上平面 36g 突部 36h、36i、36j 側面 36k 先端 36l 孔部 36m 基部 38 板バネ 38a 取り付け部 38b 軸部 38c 先端部 38d 孔 38e 上面 40 コイル・バネ 42 スタイラス 42a 先端部 42b 基部 50−1、50−2、50−3 リード線 52 取り付け部材 100 マイクロ・コンピューター 102 中央制御装置(CPU) 104 リード・オンリ・メモリ
(ROM) 106 ランダム・アクセス・メモ
リ(RAM) 106−1 座標データ記憶部 108 表示装置 200 被測定物 200a 表面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F062 AA04 AA08 AA29 AA63 EE01 EE12 EE62 FF04 FF09 FF23 FF25 GG11 GG61 GG63 HH05 HH13 HH32 JJ01 LL09 MM02 2F069 AA04 AA66 GG01 GG06 GG58 HH01 JJ19 LL02 MM04 MM32 MM34 MM40 QQ03 QQ08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物に対してXYZ直交座標系にお
    ける所定の方向に相対的に移動自在に配設されたベース
    と、 前記ベースのXY平面上における三角形形状の頂点の3
    点それぞれに配設される圧力センサーと、 前記圧力センサーそれぞれに接触する突部が形成され、
    前記圧力センサーが配設された前記ベースのXY平面上
    に載置される保持部材と、 前記保持部材を前記ベースのXY平面上に所定の付勢力
    で付勢する付勢手段と、 軸線方向がZ軸方向と一致した状態で前記保持部材に固
    定的に配設されるスタイラスとを有する座標測定用プロ
    ーブ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の座標測定用プローブに
    おいて、さらに、 略角柱状体の突部が形成され、前記スタイラスの軸線方
    向がZ軸方向と一致した状態で前記スタイラスを保持
    し、前記保持部材に固定的に配設されるホルダーと、 前記ホルダーの突部が嵌合する孔が穿設され、前記ベー
    ス部材に固定的に配設される板バネとを有する座標測定
    用プローブ。
  3. 【請求項3】 立体たる被測定物の表面に接触して、X
    YZ直交座標系におけるX座標、Y座標ならびにZ座標
    を測定する座標測定用プローブにおいて、 被測定物に対してXYZ直交座標系における所定の方向
    に相対的に移動自在に配設されたベースと、 前記ベースのXY平面上における正三角形形状の頂点の
    3点それぞれに配設される圧力センサーと、 前記圧力センサーそれぞれに接触する突部が形成され、
    前記圧力センサーが配設された前記ベースのXY平面上
    に載置される保持部材と、 前記保持部材を前記ベースのXY平面上に所定の付勢力
    で付勢するコイル・バネと、 軸線方向がZ軸方向と一致した状態で前記保持部材に固
    定的に配設されるスタイラスと、 前記スタイラスの軸線方向の延長線上に中心軸が位置す
    る略三角錐形状の突部が形成され、前記スタイラスの軸
    線方向がZ軸方向と一致した状態で前記スタイラスを保
    持し、前記保持部材に固定的に配設されるホルダーと、 前記ホルダーの突部が嵌合する略三角形形状の孔が穿設
    され、前記ベース部材に固定的に配設される板バネとを
    有する座標測定用プローブ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1762818A1 (de) * 2005-09-08 2007-03-14 Dr. Johannes Heidenhain GmbH Tastkopf
CN102860831A (zh) * 2012-09-03 2013-01-09 杭州电子科技大学 一种宫缩压力监测系统及其动态压力校准方法

Cited By (3)

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US7392596B2 (en) 2005-09-08 2008-07-01 Dr. Johannes Heidenhain Gmbh Probe head
CN102860831A (zh) * 2012-09-03 2013-01-09 杭州电子科技大学 一种宫缩压力监测系统及其动态压力校准方法

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