JP2541318Y2 - プローブ突出方向可変機構を備えたインサーキットテスタ用x−yユニット - Google Patents

プローブ突出方向可変機構を備えたインサーキットテスタ用x−yユニット

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JP2541318Y2
JP2541318Y2 JP4034391U JP4034391U JP2541318Y2 JP 2541318 Y2 JP2541318 Y2 JP 2541318Y2 JP 4034391 U JP4034391 U JP 4034391U JP 4034391 U JP4034391 U JP 4034391U JP 2541318 Y2 JP2541318 Y2 JP 2541318Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は実装基板の良否の判定に
使用するインサーキットテスタのX−Yユニット、特に
そのZ軸ユニットに備えるプローブの突出方向を変える
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実装基板即ち多数の電気部品を半
田付けしたプリント基板はインサーキットテスタを用い
て、その基板の必要な測定点に適宜プローブを接触さ
せ、それ等の各部品の電気的測定によって基板の良否の
判定を行っている。特に、被検査基板を載せる測定台上
にX−Yユニットを設置したものは、そのX軸方向に可
動するアームの上に、Y軸方向に可動する支持部材を備
え、その部材でプローブをZ軸方向に可動するZ軸ユニ
ットを支持している。それ故、X−Yユニットを制御す
ると、プローブを基板の上方からX軸、Y軸、Z軸方向
にそれぞれ適宜移動して、予め設定された各測定点に順
次接触できる。なお、アームのX軸方向への往復動と支
持部材のY軸方向への往復動にはそれぞれサーボモータ
を用い、Z軸ユニットにおけるプローブのZ軸方向への
往復動にはエアシリンダやソレノイド、ステッピングモ
ータ等を採用している。
【0003】図5は、このようなエアシリンダ10を備
えるZ軸ユニット12を示す図である。図中、14は支
持基板、16はプローブ、18はプローブ16をエアシ
リンダ10のピストンロッド20に固定するホルダであ
る。又、図6はステッピングモータ22を備えるZ軸ユ
ニット24を示す図である。図中、26は支持基板、2
8はプローブ、30はクランク、32はガイドレール3
4とガイドブロック36からなるスライドユニット、3
8はプローブ28をガイドブロック36に固定するホル
ダである。このステッピングモータ22の矢印で示す回
転運動はクランク30、スライドユニット32等を介し
てプローブ28に矢印で示す直線運動として伝えられ
る。因みに、プローブホルダ18、38を用いると、各
プローブ16、28の絶縁と交換を容易に行える。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなZ軸ユニット12、24では各プローブ16、28
の突出、後退方向が矢印で示すように常に一定してい
る。尤も、各プローブ16、28は通常水平方向に対し
て75°〜80°を保つようにそれぞれ固定する。この
ようにプローブ16、28を少し傾斜させるのはその先
端を実装したチップ部品等の側面に施したハンダ付け箇
所の測定点に接触させたり、複数のプローブの先端同士
を互いに近付けるためである。しかし、各プローブ1
6、28には矢印方向しか移動の自由度がない。このた
め、検査の際に部品形状によってはその本体等が邪魔に
なり、プローブ16、28の先端を測定点に接触でき
ず、或いは接触状態が不十分となって良好なプロービン
グを行えない場合がある。
【0005】本考案はこのような従来の問題点に着目し
てなされたものであり、プローブ移動の自由度を増すこ
とにより、部品形状に対応して良好なプロービングを行
えるインサーキットテスタ用X−Yユニットを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案によるインサーキットテスタ用X−Yユニッ
ト44ではX軸方向に可動するアーム50に、Y軸方向
に可動する支持部材56を備え付け、その部材56でプ
ローブ64をZ軸方向に可動するZ軸ユニット58を支
持する。そして、Z軸ユニット58を回転源となるモー
タ72とそのモータ72の回転軸74と連結する回転軸
76を有するロータ78とそのロータ78の回転軸76
の位置を検出する位置検出器80とからなるプローブ突
出方向可変機構62と、そのロータ78に設置するプロ
ーブ駆動源66と、その駆動源66に備え付けるプロー
ブ64から構成し、そのロータ78の回転軸76をZ軸
方向に一致させ、そのプローブ64をZ軸方向より少し
傾斜させてそれぞれ配置する。
【0007】
【作用】上記のように構成し、ロータ78の回転軸76
をZ軸方向に一致させ、プローブ64をZ軸方向より少
し傾斜させてそれぞれ配置すると、モータ72を回転さ
せることによりロータ78をZ軸方向を中心に360°
の範囲に亘って回転させることができる。それ故、プロ
ーブ64をロータ78によく固定し、その傾斜角度θを
一定に保っておくと、ロータ78の回転軸76の延長線
とプローブ64の延長線とは常に同一点で交差する。な
お、モータ72はロータ78の回転軸76の位置を位置
検出器80で検出することによって制御する。そこで、
実装した各種部品104の形状に応じて、プローブ64
を回転させ、その位置を適宜替えて測定点106に接近
する好適な方向を選択する。
【0008】
【実施例】以下、添付図面に基づいて、本考案の実施例
を説明する。図1は本考案を適用したインサーキットテ
スタ用X−Yユニットのプローブ突出方向可変機構を備
えたZ軸ユニットの一部分を断面図にして示した正面
図、図2は同インサーキットテスタの被検査基板を設置
する測定台上の配置関係を示す平面図である。図2中、
40はインサーキットテスタの測定台、42はその中央
に設置した被検査基板、44(44a,44b)はその
周辺部の対称位置に設置した2組のX−Yユニットであ
る。
【0009】このX−Yユニット44aは測定台40に
据え付けたX軸駆動用サーボモータ46、そのモータ4
6により回動するボールねじ48、そのボールねじ48
の回動によりX軸方向に動くアーム50、そのアーム5
0に据え付けたY軸駆動用サーボモータ52、そのモー
タ52により回動するボールねじ54、そのボールねじ
54の回動によりY軸方向に動く支持部材56等からな
る。そして、支持部材56には図1に示すようなZ軸ユ
ニット58を固定して用いる。
【0010】Z軸ユニット58は支持基板60とプロー
ブ突出方向可変機構62とプローブ64を備え付けたエ
アシリンダ66とからなる。この支持基板60にはプロ
ーブ突出方向可変機構62を据え付けるため、その先端
側に方形状で大きさの等しい平板部68、70を上下に
離して平行に配置して設ける。そして、各平板部68、
70の両面はいずれもX軸、Y軸からなる面例えば水平
面と平行に配置する。なお、支持部材56をZ軸ユニッ
ト58の支持基板60として用いることもできる。
【0011】プローブ突出方向可変機構62は回転源と
なるモータ72と、そのモータ72の回転軸74と連結
する回転軸76を有するロータ78と、そのロータ78
の回転軸76の位置を検出する位置検出器80とから構
成する。このモータ72にはステッピングモータを採用
し、支持基板60の上側平板部68の上に載せ、ブラケ
ット82をねじ止めして固定する。その際、モータ72
の回転軸74を上側平板部68の中央穴を通して下方に
突出させ、カップリング84を用いてロータ78の回転
軸76と連結する。又、ロータ78の回転軸76は下側
平板部70の中央に設けた軸受86で支え、一点鎖線で
示すZ軸方向例えば垂直方向に一致させて配置する。
【0012】そして、ロータ78の回転軸76にはその
上端部にスリットを設けた円板88を取付け部材90を
用いて固定する。又、上側平板部68の下面に吊下げ台
92を設置し、そこにフォトセンサ94を固定する。な
お、これ等の円板88とフォトセンサ94等は上下平板
部68、70の間に設置する。このような円板88とフ
ォトセンサ94を対にして位置検出器80を構成する
と、ロータ78の回転軸76の位置が検出できる。それ
故、モータ72を回転軸76の位置情報に基づいて制御
することが可能になる。
【0013】又、ロータ78の本体にはエアシリンダ6
6を取り付けるために、取付け用の平面96を設ける。
しかも、取付け面96はZ軸方向に対して少し例えば1
0°〜15°傾斜させる。なお、ロータ78の本体と回
転軸76とはねじ止め或いは溶接により結合する。この
取付け面96にはエアシリンダ66のブラケット98を
ねじ止めにより固定する。そして、エアシリンダ66の
ピストンロッド100にはホルダ102を用いて、プロ
ーブ64を固定する。すると、プローブ64をZ軸方向
より少し傾斜させ、その傾斜角度θをロータ78の取付
け面96の傾斜角度と等しくできる。なお、Z軸ユニッ
ト58を下側平板部70の一コーナ部を切り欠いた斜視
図で示すと図3のようになる。
【0014】検査時には、被検査基板42の上面から実
装した各部品が種々の高さに突出しているため、先ずエ
アシリンダ66を作動して、それ等の各部品に当てない
ようにプローブ64をZ軸方向の移動原点となる上死点
まで上げておく。そして、プローブ64を部品例えば図
4に示すようなリードピンのないLCC、PLCC等の
チップ部品104の右側面にある測定点(リード)10
6に接触させる場合には、そのプローブ64をX軸方
向、Y軸方向にそれぞれ適宜移動し、測定点106の右
方近傍上の所定位置に移す。その後、位置検出器80に
よりロータ78の回転軸76の位置を検出し、ステッピ
ングモータ72に信号を与え、ロータ78を一方向又は
反対方向に回転する。すると、プローブ64を備え付け
たエアシリンダ66も同様に回転し、Z軸方向を中心に
プローブ64の突出方向が360°の範囲に亘って変わ
るため、測定点106に接近する方向を適宜選択でき
る。そこで、好適な方向を選定してエアシリンダ66を
作動し、ピストンロッド100を突出すると、プローブ
64が連動して突出し、その先端を測定点106に良好
に接触できる。
【0015】又、部品104の左側面にある測定点10
6に接触させる場合には、そのプローブ64を同様にし
て測定点106の左方近傍上の所定位置に移す。その
後、同様にしてプローブ64の突出位置を変えると、好
適な方向が選定できる。そこで、エアシリンダ66を作
動し、ピストンロッド100を突出すると、プローブ6
4の先端をやはり測定点106に良好に接触できる。な
お、ロータ78にプローブ64を強固に固定し、その傾
斜角度θを一定に保つと、ロータ78の回転軸76の延
長線とプローブ64の延長線とは常に同一点で交差す
る。このようにして、プローブ64等を経て各部品10
4等にそれぞれ測定電流を流し、或いは測定電圧を印加
して、抵抗値、静電容量値、インダクタンス値等を測定
すると、被検査基板42の良否が正確に判定できる。
【0016】なお、上記実施例ではZ軸ユニット58の
ロータ78にエアシリンダ66を設置し、そのエアシリ
ンダ66でプローブ64を駆動するものを示したが、そ
のロータ78に駆動源としてステッピングモータを設置
し、クランク方式によりプローブを操作することもでき
る。
【0017】
【考案の効果】以上説明した本考案によれば、Z軸ユニ
ットに回転源となるモータとそのモータの回転軸と連結
する回転軸を有するロータとそのロータの回転軸の位置
を検出する位置検出器とからなるプローブ突出方向可変
機構を備え付け、そのロータにプローブを駆動するプロ
ーブ駆動源を設置し、そのロータの回転軸をZ軸方向に
一致させ、そのプローブをZ軸方向より少し傾斜させて
それぞれ配置するため、プローブを回転し、その突出方
向をZ軸方向を中心にして、360°の範囲に亘って変
えることができる。しかも、ロータの回転軸の延長線と
プローブの延長線とは常に同一点で交差するので、位置
精度を保つことができる。それ故、被検査基板上に実装
した各種部品の形状に応じて、プローブの突出方向を適
宜変え、測定点に接近する好適な方向を選定できる。従
って、良好なプロービングが行えて、被検査基板の良否
が正確に判定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したインサーキットテスタ用X−
Yユニットのプローブ突出方向可変機構を備えたZ軸ユ
ニットの一部分を断面図にして示した正面図である。
【図2】同インサーキットテスタの被検査基板を設置す
る測定台上の配置関係を示す平面図である。
【図3】同Z軸ユニットの下側平板部の一部を切り欠い
て示す斜視図である。
【図4】被検査基板に実装するリードピンのないチップ
部品の一例を示す斜視図である。
【図5】従来のインサーキットテスタ用X−Yユニット
のプローブ駆動源としてエアシリンダを用いたZ軸ユニ
ットを示す図である。
【図6】従来のインサーキットテスタ用X−Yユニット
のプローブ駆動源としてステッピングモータを用いたZ
軸ユニットを示す図である。
【符号の説明】
40…測定台 42…被検査基板 44…X−Yユニッ
ト 46、52…サーボモータ 48、54…ボールね
じ 50…アーム 56…支持部材 58…Z軸ユニッ
ト 60…支持基板 62…プローブ突出方向可変機構
64…プローブ66…エアシリンダ 68、70…上
下平板部 72…ステッピングモータ74、76…回転
軸 78…ロータ 80…位置検出器 84…カップリ
ング86…軸受 88…円板 94…フォトセンサ 9
6…取付け面 100…ピストンロッド 102…ホル
ダ 104…チップ部品 106…リード

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X軸方向に可動するアームに、Y軸方向
    に可動する支持部材を備え付け、その部材でプローブを
    Z軸方向に可動するZ軸ユニットを支持してなるインサ
    ーキットテスタ用X−Yユニットにおいて、上記Z軸ユ
    ニットを回転源となるモータとそのモータの回転軸と連
    結する回転軸を有するロータとそのロータの回転軸の位
    置を検出する位置検出器とからなるプローブ突出方向可
    変機構と、そのロータに設置するプローブ駆動源と、そ
    の駆動源に備え付けるプローブとから構成し、そのロー
    タの回転軸をZ軸方向に一致させ、そのプローブをZ軸
    方向より少し傾斜させてそれぞれ配置することを特徴と
    するプローブ突出方向可変機構を備えたインサーキット
    テスタ用X−Yユニット。
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