JP2002267039A - 電磁制御弁 - Google Patents

電磁制御弁

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JP2002267039A
JP2002267039A JP2001063506A JP2001063506A JP2002267039A JP 2002267039 A JP2002267039 A JP 2002267039A JP 2001063506 A JP2001063506 A JP 2001063506A JP 2001063506 A JP2001063506 A JP 2001063506A JP 2002267039 A JP2002267039 A JP 2002267039A
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valve
spring
electromagnetic
control valve
pulse width
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JP2001063506A
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English (en)
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Ichiro Ogawara
一郎 大河原
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Saginomiya Seisakusho Inc
Original Assignee
Saginomiya Seisakusho Inc
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Publication date
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 PWM周波数が高く、コイル電流の振れ幅が
小さくても、弁体が振動しながら動作することによりヒ
ステリシスの発生を回避すること。 【解決手段】 ベローズ装置21が吸入圧力Psとベロ
ーズ内圧との差圧に応じて伸縮し、このベローズ装置2
1の伸縮によって、弁体17に作用する荷重と、パルス
幅変調により通電制御される電磁コイル装置51が発生
する磁気的な吸引力と、弁ばね20のばね力との平衡関
係によって弁体17の位置が決まり、その弁位置に応じ
て弁開度を増減する電磁制御弁において、弁体17と弁
ばね20とを含むばね・質量系が、電磁コイル装置51
のパルス幅変調による通電制御下において、共振現象を
生じるように、ばね・質量系の固有振動数をパルス幅変
調周波数に応じて設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電磁制御弁に関
し、特に、パルス幅変調制御方式の電磁制御弁に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】容量可変型圧縮機の容量制御を行う電磁
式の容量制御弁や、各種の流量制御を行う電磁比例制御
弁は、電磁コイルが発生する磁気的な吸引力とばね手段
のばね力との平衡関係によって弁体の位置が決まり、そ
の弁位置に応じて弁開度を定量的に制御する。
【0003】この種の電磁制御弁において、電磁コイル
に対する通電を、パルス幅変調(PWM;Pulse
Width Modulation)により制御し、パ
ルス幅変調制御によって弁開度を制御することが行われ
ている。
【0004】パルス幅変調制御においては、パルス幅変
調周波数(以下、PWM周波数と称する)が高い方が、
電力変換効率がよく、省エネルギに繋がるから、一般
に、PWM周波数は400Hz程度に設定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】パルス幅変調制御で
は、電磁コイルに流れる電流は、PWM周波数に応答し
た周波数による三角波形をもって変化し、三角波形の振
幅、すなわち、コイル電流の触れ幅は、PWM周波数が
高いほど、小さくなる。
【0006】図10(a)、(b)は、PWM周波数が
100Hzである場合の電圧波形と電流波形を示してお
り、図11(a)、(b)は、PWM周波数が400H
zである場合の電圧波形と電流波形を示している。これ
らの図からも、PWM周波数が高い方が、コイル電流の
振れ幅Δiが小さくなることが分かる。
【0007】電磁コイルが発生する磁気的な吸引力は、
コイル巻数×コイル電流により決まるから、コイル電流
の振れ幅Δiが小さいと、PWM周波数に応答した磁気
的吸引力の振れ量も少なくなり、弁体が振動し難くな
る。この結果、開度変更のための弁体移動時に生じる摩
擦抵抗に起因して制御弁動作にヒステリシスが生じ、電
磁制御弁の制御性が不安定になり、高精度な制御を行う
ことが難しくなる。
【0008】この発明は、上述の如き問題点を解消する
ためになされたもので、PWM周波数が高く、コイル電
流の振れ幅が小さくても、弁体が振動しながら動作する
ことによりヒステリシスを生じることがなく、安定した
制御が可能になる電磁制御弁を提供することを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明による電磁制御弁は、パルス幅変調によ
り通電制御される電磁コイルが発生する磁気的な吸引力
とばね手段のばね力との平衡関係によって弁体の位置が
決まり、その弁位置に応じて弁開度を増減する電磁制御
弁において、前記弁体と前記ばね手段とを含むばね・質
量系が、前記電磁コイルのパルス幅変調による通電制御
下において、共振現象を生じるように、前記ばね・質量
系の固有振動数を設定されているものである。
【0010】この発明による電磁制御弁によれば、弁体
とばね手段とを含むばね・質量系の固有振動数が、電磁
コイルのパルス幅変調による通電制御下において、共振
現象を生じるように設定されているから、電磁コイルの
パルス幅変調による通電制御下では、弁体が共振状態に
て加振され、コイル電流の振れ幅が小さくても、弁体が
振動しながら動作することになる。
【0011】弁体が共振状態にて加振されるよう、前記
ばね・質量系の固有振動数をFo、パルス幅変調周波数
をFdとして、前記ばね・質量系の固有振動数Foが、
0.75×Fd≦Fo≦2.0×Fdの範囲内に設定さ
れていることが好ましい。
【0012】あるいは、弁体が共振状態にて加振される
よう、前記ばね・質量系の固有振動数をFo、パルス幅
変調周波数をFdとして、前記パルス幅変調周波数Fd
が、前記ばね・質量系の固有振動数Foの選択し得る最
大値及び最小値との関係で、Fo(最大値)/2≦Fd
≦Fo(最小値)/0.75の範囲内に設定されている
ことが好ましい。
【0013】この発明による電磁制御弁は、汎用の電磁
比例制御弁以外に、感知圧力に応じて伸縮して前記弁体
に与える付勢力を変更するベローズ装置を含む容量可変
型圧縮機の容量制御を行う容量制御弁に適用することが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照してこの発
明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、この発明に
よる電磁制御弁を電磁式容量制御弁として構成した一つ
の実施の形態を示している。
【0015】電磁式容量制御弁10は弁ハウジング11
を有している。弁ハウジング11には、弁室12と、弁
室12に直接連通するクランク室圧力ポート13と、弁
ポート14を介して弁室12に連通する吐出圧力ポート
15と、ベローズ収容室16とが形成されている。
【0016】弁室12にはスプール弁形状の棒状の弁体
17が配置されている。弁体17は、円錐円環端面部1
7Aを有しており、円錐円環端面部17Aが弁ポート1
4の弁室12に画定されている弁座部18に選択的に着
座することにより、弁ポート14を開閉して吐出圧力ポ
ート15とクランク室圧力ポート13との連通、遮断を
行い、弁軸方向(上下方向)の移動量に応じて弁ポート
14の開度を増減し、吐出圧力ポート15とクランク室
圧力ポート13との連通度を定量的に増減する。
【0017】弁体17にはスナップリング19が取り付
けられており、スナップリング19と弁室12の底部と
の間に弁ばね20が取り付けられている。弁ばね20は
弁体17を開弁方向(上方向)へ付勢している。
【0018】弁ハウジング11の端部(上端部)には電
磁コイル装置51が取り付けられている。電磁コイル装
置51は、かしめ結合によって弁ハウジング11に固定
された吸引子52と、吸引子52に固定連結された底板
53、外凾54、磁路ガイド部材55、プランジャケー
ス56と、プランジャケース56内に可動配置されたプ
ランジャ57と、外凾54内に設けられたコイル部58
とを有している。
【0019】吸引子52にはセンタ孔52Aが軸線方向
に貫通形成されている。センタ孔52Aには弁体17の
延長軸部17Bが軸線方向に移動可能に貫通しており、
延長軸部17Bがプランジャロッドとしてプランジャ5
7に固定連結されている。
【0020】弁ハウジング11の端部(下端部)にはベ
ローズ収容室16が形成されており、ベローズ収容室1
6には密閉構造のベローズ装置21が配置されている。
ベローズ装置21は、金属製のベローズ本体22、エン
ド部材23、ベローズガイド部材24、調整ねじ部材2
5とを有し、ベローズ内部にベローズ本体22を伸長方
向に付勢する調整ばね26が設けられている。
【0021】弁ハウジング11のベローズ収容室部分に
は、吸入圧力導入ポート27が形成されており、ベロー
ズ装置21は、内部が真空であることから、吸入圧力導
入ポート27よりベローズ収容室16に導入される圧力
(吸入圧力Ps)を絶対圧として感知して伸縮する。
【0022】弁体17は、延長軸部17Bとは反対の側
にもう一つの延長軸部17Cを有しており、延長軸部1
7Cによってベローズ装置21と連結されている。
【0023】電磁式容量制御弁10は、吸入圧力導入ポ
ート27よりベローズ収納室16内に、図示されていな
い可変容量圧縮機の吸入圧力Psが入ることにより、ベ
ローズ装置21が可変容量圧縮機の吸入圧力Psとベロ
ーズ内圧(真空圧)との差圧に応じて伸縮し、このベロ
ーズ装置21の伸縮によって、弁体17に作用する荷重
と、電磁コイル装置51のコイル部58の励磁によって
吸引子52がプランジャ57を磁気的に吸引する吸引力
と、弁ばね20のばね力との平衡関係によって弁体17
の位置を決め、その弁位置に応じて弁開度を増減する。
【0024】これにより、弁ポート14の開度調整が行
われ、その開度に応じて図示されていない可変容量圧縮
機の吐出圧力Pdが可変容量圧縮機のクランク室に導入
され、可変容量圧縮機の容量制御が行われる。
【0025】電磁コイル装置51のコイル部58に対す
る通電は、パルス幅変調(PWM)方式で行われる。こ
のパルス幅変調の周波数(PWM周波数)は400Hz
程度の比較的高い値に設定されている。
【0026】弁体17と弁ばね20を含むばね・質量系
は、1自由度の振動モデルをなしており、コイル部58
のパルス幅変調による通電制御下において、共振現象を
生じるように、固有振動数を設定されている。弁体17
と弁ばね20を含むばね・質量系の固有振動数をFo、
パルス幅変調周波数をFdとすると、固有振動数Fo
は、0.75×Fd≦Fo≦2.0×Fdの範囲内に設
定される。
【0027】固有振動数Foの算出は、一般に、下式に
より行われる。 Fo=(1/2π)√(K/M) ただし、 K:弁ばね20を含むばね系のトータルばね定数 M:弁体17を含む可動部品のトータル質量
【0028】上述の実施の形態によるものでは、トータ
ルばね定数Kは、(コイル吸引力定数kf)+(弁ばね
20のばね定数k1)+(調整ばね26のばね定数k
2)+(ベローズ本体22のばね定数k3)となり、ト
ータル質量Mは、(プランジャ57の質量m1)+(弁
体17の質量m2)+(スナップリング19の質量m
3)となる。
【0029】プランジャ57−吸引子52間距離=0.
2〜0.3mm(弁ポート開度=0〜0.1mm)、コ
イル電流=I3(A)時におけるコイル吸引力定数kf
は、図2に示されている電磁コイル吸引力特性におい
て、(F1−F2)/L1により決まり、電磁コイル吸
引力特性線が、直線で、コイル電流値が変化しても直線
の傾きが一定であれば、コイル吸引力定数kfはプラン
ジャ位置やコイル電流値の変化に拘わらず一定である
が、電磁コイル吸引力特性線は、図2に示されているよ
うに、直線にならず、コイル電流値又はプランジャ57
−吸引子52間の距離(使用位置)によって傾き度合い
が変化するため、コイル吸引力定数kfはプランジャ位
置やコイル電流値の変化によって変動し、これに伴い固
有振動数Foも変動する。
【0030】このことをふまえて、固有振動数Foの最
小値、最大値が、0.75×Fd≦Fo≦2.0×Fd
の範囲内になるように、トータルばね定数K、トータル
質量Mを調整する。
【0031】上述のばね・質量系における力の伝達率η
は下式により表され、Fd/foが√2より小さいと、
加振されることになる。 η=1/{(Fd/fo)2 −1} なお、Fd/foが1より小さい場合には、分母を、1
−(Fd/fo)2 とする。
【0032】固有振動数Foが、0.75×Fd≦Fo
≦2.0×Fdの範囲内であると、共振によって弁体1
7が加振され、力の伝達率ηが約1.3以上になる。こ
れにより、PWM周波数が高く、コイル電流の振れ幅が
小さくても、弁体17が良好に振動しながら動作し、ヒ
ステリシスがない安定した制御が可能になる。
【0033】図3は、この発明による電磁制御弁を高圧
対応の電磁式容量制御弁に適用した実施の形態を示して
いる。なお、図3において、図1に対応する部分(実質
的に同一の部分)は、図1に付した符号と同一の符号を
付けて、その説明を省略する。
【0034】高圧対応の電磁式容量制御弁60は、ベロ
ーズ装置21の伸縮が、ベローズ装置21とばね受け部
材61との間に設けられた設定ばね62を介して伝えら
れる構造になっている。ベローズ装置21には主ばね6
3と補正ばね64とが組み込まれている。
【0035】また、プランジャ57の動きは吸引子52
のセンタ孔52Aに嵌合している連結棒65によって弁
体17に伝えられるようになっている。外凾54に固定
されたコイルガイド67とプランジャ57との間にはプ
ランジャばね66が設けられている。
【0036】電磁式容量制御弁60において、ばね・質
量系の固有振動数Foに関与するばね系は、ベローズ本
体22、設定ばね62、主ばね63、補正ばね64、プ
ランジャばね66を含み、トータルばね定数Kは下式に
より表される。 K=kf+k11+kbb ただし、 kf:コイル吸引力定数 k11:プランジャばね66のばね定数 kbb:ベローズ部ばね定数
【0037】ベローズ部ばね定数kbbは下式により算
出される。 kbb=k12×kb/(k12+kb) kb=k13+k14+k15 ただし、 k12:設定ばね62のばね定数 k13:主ばね63のばね定数 k14:補正ばね64のばね定数 k15:ベローズ本体22のばね定数
【0038】トータル質量Mは下式により算出される。 M=m11+m12+m13+m14 ただし、 m11:プランジャ57の質量 m12:連結棒65の質量 m13:弁体17の質量 m14:ばね受け部材61の質量
【0039】この電磁式容量制御弁60でも、固有振動
数Foの最小値、最大値が、0.75×Fd≦Fo≦
2.0×Fdの範囲内になるように、トータルばね定数
K、トータル質量Mが調整されることにより、共振によ
って弁体17が加振され、力の伝達率ηが約1.3以上
になり、PWM周波数が高く、コイル電流の振れ幅が小
さくても、弁体17が良好に振動しながら動作し、ヒス
テリシスがない安定した制御が可能になる。
【0040】図4は、この発明による電磁制御弁をクラ
ンク室圧力抜き方式の電磁式容量制御弁に適用した実施
の形態を示している。
【0041】電磁式容量制御弁70は弁ハウジング71
を有している。弁ハウジング71には、弁室72と、弁
室72に直接連通している吸入圧力ポート73と、弁ポ
ート74を介して弁室72に連通するクランク室圧力ポ
ート75とが形成されている。
【0042】弁室72には弁体76が配置されている。
弁体76は、円錐円環端面部76Aを有しており、円錐
円環端面部76Aが弁ポート74の弁室72側に画定さ
れている弁座部77に選択的に着座することにより、弁
ポート74を開閉して吸入圧力ポート73とクランク室
圧力ポート75との連通、遮断を行い、弁軸方向(上下
方向)の移動量に応じて弁ポート74の開度を増減し、
吸入圧力ポート73とクランク室圧力ポート75との連
通度を定量的に増減する。
【0043】弁室72はベローズ収容室を兼ねており、
弁室72には密閉構造のベローズ装置81が配置されて
いる。ベローズ装置81は、金属製のベローズ本体8
2、エンド部材83、ベローズガイド部材84、調整ね
じ部材85とを有し、ベローズ内部にベローズ本体82
を伸長方向に付勢する調整ばね86が設けられている。
【0044】ベローズ装置81は、弁体76と直接連結
され、内部が真空であることから、吸入圧力ポート73
より弁室72に導入される圧力(吸入圧力Ps)を絶対
圧として感知して伸縮する。
【0045】弁ハウジング71の端部(上端部)には電
磁コイル装置91が取り付けられている。電磁コイル装
置91は、弁ハウジング71より延設されたプランジャ
ケース71Aの先端に固定された吸引子94と、この吸
引子94に固定された外凾93と、この外凾93に固定
された底板92と、プランジャケース71A内に可動配
置されたプランジャ95と、外凾93内に設けられたコ
イル部96と、吸引子94及びプランジャ95の間に設
けられたプランジャばね97(弁ばねに相当)を有して
いる。
【0046】弁体76は延長軸部76Bを有しており、
延長軸部76Bがプランジャロッドとしてプランジャ9
7に固定連結されている。
【0047】電磁式容量制御弁70は、ベローズ装置8
1が可変容量圧縮機の吸入圧力Psとベローズ内圧(真
空圧)との差圧に応じて伸縮し、このベローズ装置81
の伸縮によって、弁体76に作用する荷重と、電磁コイ
ル装置91のコイル部96の励磁によって吸引子94が
プランジャ95を磁気的に吸引する吸引力と、プランジ
ャばね97のばね力との平衡関係によって弁体76の位
置を決め、その弁位置に応じて弁開度を増減する。
【0048】これにより、弁ポート74の開度調整が行
われ、その開度に応じて図示されていない可変容量圧縮
機のクランク室圧力Pcが可変容量圧縮機の吸入側に抜
け、可変容量圧縮機の容量制御が行われる。
【0049】この実施の形態でも、電磁コイル装置91
のコイル部96に対する通電は、パルス幅変調(PW
M)方式で行われる。このパルス幅変調の周波数(PW
M周波数)は400Hz程度の比較的高い値に設定され
ている。
【0050】弁体76とプランジャばね97を含むばね
・質量系は、コイル部96のパルス幅変調による通電制
御下において、共振現象を生じるように、固有振動数を
設定されている。弁体76とプランジャばね97を含む
ばね・質量系の固有振動数をFo、パルス幅変調周波数
をFdとすると、固有振動数Foは、0.75×Fd≦
Fo≦2.0×Fdの範囲内に設定される。
【0051】電磁式容量制御弁70において、ばね・質
量系の固有振動数Foに関与するばね系は、プランジャ
ばね97、ベローズ本体82、調整ばね86を含み、ト
ータルばね定数Kは下式により表される。 K=kf+k21+k22+k23 ただし、 kf:コイル吸引力定数 k21:プランジャばね97のばね定数 k22:調整ばね86のばね定数 k23:ベローズ本体82のばね定数
【0052】トータル質量Mは下式により算出される。 M=m21+m22 ただし、 m21:プランジャ97の質量 m22:弁体76の質量
【0053】この電磁式容量制御弁70でも、固有振動
数Foの最小値、最大値が、0.75×Fd≦Fo≦
2.0×Fdの範囲内になるように、トータルばね定数
K、トータル質量Mが調整されることにより、共振によ
って弁体76が加振され、力の伝達率ηが約1.3以上
になる。これにより、PWM周波数が高く、コイル電流
の振れ幅が小さくても、弁体76が良好に振動しながら
動作し、ヒステリシスがない安定した制御が可能にな
る。
【0054】図5は、この発明による電磁制御弁を電磁
比例制御弁に適用した実施の形態を示している。
【0055】電磁比例制御弁100は、弁ハウジング1
01を有している。弁ハウジング101には、入口ポー
ト102、出口ポート103、弁室104、弁ポート1
05、上部均圧室106、ばね収容室(下部均圧室)1
07が形成されている。弁ポート105は弁室104と
上部均圧室106との間にあり、弁ポート105の弁室
104側にはワッシャ108と共にリング状の弁座部材
109が弁ハウジング101に固定されている。
【0056】入口ポート102は通路110によって弁
室104と直接連通し、出口ポート103は、通路11
1、上部均圧室106、弁ポート105を介して弁室1
04と連通している。
【0057】弁室104には弁体112が配置されてい
る。弁体112は、弁座部材109との位置関係により
弁ポート105の開度を設定し、図5で見て下方への移
動により、弁ポート105の開度を増大し、図5で見て
上方への移動により、弁ポート15の開度を減少する。
【0058】ばね収容室107は弁ハウジング101の
端部(下端部)に形成され、弁ハウジング101にねじ
止めされた固定ばねリテーナ113によって閉じられた
構造になっており、弁ハウジング101に形成された均
圧通路114によって出口ポート103に連通してい
る。
【0059】弁室104とばね収容室107との間に
は、弁体112の全開位置の規制を行うリング部材11
5、固定ねじ部材116によって外縁側を弁ハウジング
101に気密接続された可撓性のダイヤフラムシール部
材117が設けられている。ダイヤフラムシール部材1
17の中心部には弁体112の先端部112Aがダイヤ
フラムシール部材117を貫通する形態で気密接続され
ている。この構造により、弁室104とばね収容室10
7とが完全に気密分離される。
【0060】ダイヤフラムシール部材117を貫通して
ばね収容室107内に位置する弁体112の先端部11
2Aにはボール受け部材118が固定されている。ばね
収容室107には可動ばねリテーナ119が配置されて
おり、可動ばねリテーナ119と固定ばねリテーナ11
3との間に弁ばね120が設けられている。
【0061】可動ばねリテーナ119と弁体112の側
のボール受け部材118との間にボール部材(鋼球)1
21が配置されている。ボール部材121は、固定ねじ
部材116の内径部に嵌合して固定ねじ部材116より
可動支持され、一方において可動ばねリテーナ119に
球面関節式に当接し、他方においてボール受け部材11
8に球面関節式に当接し、弁体112と可動ばねリテー
ナ119との間で、球面関節構造をなしている。
【0062】弁ハウジング101の端部(上端部)には
電磁コイル装置131が取り付けられている。電磁コイ
ル装置131は、弁ハウジング101にねじ止めされた
吸引子132と、吸引子132に固定された底板133
と、底板133に取り付けられた外凾134と、吸引子
132に固定されたプランジャケース135と、プラン
ジャケース135内に可動配置されたプランジャ137
と、外凾55内に設けられたコイル部138とを有して
おり、プランジャ137が弁体112の延長軸部112
Aと固定連結されている。
【0063】電磁比例制御弁100は、電磁コイル装置
131のコイル部138の励磁によって吸引子132が
プランジャ137を磁気的に吸引する吸引力と、弁ばね
120のばね力との平衡関係によって弁体112の位置
を決め、その弁位置に応じて弁開度を増減する。これに
より、弁ポート105の開度調整が行われる。
【0064】この実施の形態でも、電磁コイル装置13
1のコイル部138に対する通電は、パルス幅変調(P
WM)方式で行われる。このパルス幅変調の周波数(P
WM周波数)は400Hz程度の比較的高い値に設定さ
れている。
【0065】弁体112と弁ばね120を含むばね・質
量系は、コイル部138のパルス幅変調による通電制御
下において、共振現象を生じるように、固有振動数を設
定されている。この制御弁においても、弁体112と弁
ばね120とを含むばね・質量系の固有振動数をFo、
パルス幅変調周波数をFdとすると、固有振動数Fo
は、0.75×Fd≦Fo≦2.0×Fdの範囲内に設
定される。
【0066】電磁比例制御弁100において、ばね・質
量系の固有振動数Foに関与するばね系は、弁ばね12
0、ダイヤフラムシールシール部材117を含み、トー
タルばね定数Kは下式により表される。 K=kf+k31+k32 ただし、 kf:コイル吸引力定数 k31:弁ばね120のばね定数 k32:ダイヤフラムシールシール部材117のばね定
【0067】トータル質量Mは下式により算出される。 M=m31+m32+m33+m34+m35 ただし、 m31:プランジャ137の質量 m32:弁体112の質量 m33:ボール受け部材118の質量 m34:ボール部材121の質量 m35:可動ばねリテーナ119の質量
【0068】電磁比例制御弁100でも、固有振動数F
oの最小値、最大値が、0.75×Fd≦Fo≦2.0
×Fdの範囲内になるように、トータルばね定数K、ト
ータル質量Mが調整されることにより、共振によって弁
体112が加振され、力の伝達率ηが約1.3以上にな
る。これにより、PWM周波数が高く、コイル電流の振
れ幅が小さくても、弁体112が良好に振動しながら動
作し、ヒステリシスがない安定した制御が可能になる。
【0069】図6は、電磁比例制御弁100の他の実施
の形態を示している。なお、図6において、図5に対応
する部分は、図5に付した符号と同一の符号を付けて、
その説明を省略する。
【0070】この実施の形態では、ダイヤフラムシール
シール部材117に代えて、パッキン122によって弁
室104とばね収容室107との気密分離が保たれてい
る。
【0071】この実施の形態において、ばね・質量系の
固有振動数Foに関与するばね系は、弁ばね120だけ
であり、トータルばね定数Kは下式により表される。 K=kf+k31 ただし、 kf:コイル吸引力定数 k31:弁ばね120のばね定数
【0072】また、トータル質量Mは下式により算出さ
れる。 M=m31+m32+m34+m35 ただし、 m31:プランジャ137の質量 m32:弁体112の質量 m34:ボール部材121の質量 m35:可動ばねリテーナ119の質量
【0073】この実施の形態においても、固有振動数F
oの最小値、最大値が、0.75×Fd≦Fo≦2.0
×Fdの範囲内になるように、トータルばね定数K、ト
ータル質量Mが調整されることにより、共振によって弁
体112が加振され、力の伝達率ηが約1.3以上にな
り、PWM周波数が高く、コイル電流の振れ幅が小さく
ても、弁体112が良好に振動しながら動作し、ヒステ
リシスがない安定した制御が可能になる。
【0074】図7は、この発明による電磁制御弁を電磁
比例制御弁に適用した他の実施の形態を示している。
【0075】電磁比例制御弁140は弁ハウジング14
1を有している。弁ハウジング141には、弁室142
と、弁室142に直接連通している入口ポート143
と、弁ポート144を介して弁室142に連通する出口
ポート145とが形成されている。
【0076】弁室142には弁体146が配置されてい
る。弁体146は、弁ポート144の弁室142側の周
りに画定されている弁座部147に選択的に着座するこ
とにより、弁ポート144を開閉して入口ポート143
と出口ポート145との連通、遮断を行い、弁軸方向
(上下方向)の移動量に応じて弁ポート144の開度を
増減し、入口ポート143と出口ポート145との連通
度を定量的に増減する。
【0077】弁ハウジング141には電磁コイル装置1
51が取り付けられている。電磁コイル装置151は、
弁ハウジング141より延設されたプランジャケース1
41Aの先端に固定された吸引子154と、この吸引子
154に固定された外凾153と、この外凾153に固
定された底板152と、プランジャケース141A内に
可動配置されたプランジャ155と、外凾153内に設
けられたコイル部156と、吸引子154及びプランジ
ャ155の間に設けられたプランジャばね157(弁ば
ねに相当)を有している。
【0078】弁体146は延長軸部146Aを有してお
り、延長軸部146Aがプランジャロッドとしてプラン
ジャ155に固定連結されている。
【0079】電磁比例制御弁140は、電磁コイル装置
151のコイル部156の励磁によって吸引子154が
プランジャ155を磁気的に吸引する吸引力と、プラン
ジャばね157のばね力との平衡関係によって弁体14
6の位置を決め、その弁位置に応じて弁開度を増減す
る。これにより、弁ポート144の開度調整が行われ
る。
【0080】この実施の形態でも、電磁コイル装置15
1のコイル部156に対する通電は、パルス幅変調(P
WM)方式で行われる。このパルス幅変調の周波数(P
WM周波数)は400Hz程度の比較的高い値に設定さ
れている。
【0081】弁体146とプランジャばね157を含む
ばね・質量系は、コイル部156のパルス幅変調による
通電制御下において、共振現象を生じるように、固有振
動数を設定されている。この電磁比例制御弁140で
も、弁体146とプランジャばね157を含むばね・質
量系の固有振動数をFo、パルス幅変調周波数をFdと
すると、固有振動数Foは、0.75×Fd≦Fo≦
2.0×Fdの範囲内に設定される。
【0082】この電磁比例制御弁140において、ばね
・質量系の固有振動数Foに関与するばね系はプランジ
ャばね157であり、トータルばね定数Kは下式により
表される。 K=kf+k41 ただし、 kf:コイル吸引力定数 k41:プランジャばね157のばね定数
【0083】また、電磁比例制御弁140のトータル質
量Mは、(プランジャ155の質量m41)+(弁体1
46の質量m42)となる。
【0084】この電磁比例制御弁140でも、固有振動
数Foの最小値、最大値が、0.75×Fd≦Fo≦
2.0×Fdの範囲内になるように、トータルばね定数
K、トータル質量Mが調整されることにより、共振によ
って弁体146が加振され、力の伝達率ηが約1.3以
上になる。これにより、PWM周波数が高く、コイル電
流の振れ幅が小さくても、弁体146が良好に振動しな
がら動作し、ヒステリシスがない安定した制御が可能に
なる。
【0085】図8は、電磁比例制御弁140の他の実施
の形態を示している。なお、図8において、図7に対応
する部分は、図7に付した符号と同一の符号を付けて、
その説明を省略する。
【0086】この実施の形態では、プランジャばね15
7として板ばねが使用されている。板ばねを直列で使用
した場合、プランジャばね157のばね定数k41は、
板ばね1枚当たりのばね定数を板ばねの枚数で割り算し
た値になる。板ばね1枚当たりのばね定数をKbsと
し、板ばねの枚数が3枚であると、k41=Kbs/3
となる。
【0087】この実施の形態においても、固有振動数F
oの最小値、最大値が、0.75×Fd≦Fo≦2.0
×Fdの範囲内になるように、トータルばね定数K、ト
ータル質量Mが調整されることにより、共振によって弁
体146が加振され、力の伝達率ηが約1.3以上にな
り、PWM周波数が高く、コイル電流の振れ幅が小さく
ても、弁体146が良好に振動しながら動作し、ヒステ
リシスがない安定した制御が可能になる。
【0088】図9は、電磁比例制御弁140のもう一つ
の他の実施の形態を示している。なお、図9において、
図7に対応する部分は、図7に付した符号と同一の符号
を付けて、その説明を省略する。
【0089】この実施の形態では、弁ハウジング141
にねじ係合した調整ねじ部材148と弁体146との間
に調整ばね149が設けられ、調整ねじ部材148によ
る調整ばね149のプリロード設定により、設定圧を調
整できるようになっている。
【0090】この電磁比例制御弁140において、ばね
・質量系の固有振動数Foに関与するばね系はプランジ
ャばね157と調整ばね149であり、トータルばね定
数Kは下式により表される。 K=kf+k41+k42 ただし、 kf:コイル吸引力定数 k41:プランジャばね157のばね定数 k42:調整ばね149のばね定数
【0091】この電磁比例制御弁140でも、固有振動
数Foの最小値、最大値が、0.75×Fd≦Fo≦
2.0×Fdの範囲内になるように、トータルばね定数
K、トータル質量Mが調整されることにより、共振によ
って弁体146が加振され、力の伝達率ηが約1.3以
上になり、PWM周波数が高く、コイル電流の振れ幅が
小さくても、弁体146が良好に振動しながら動作し、
ヒステリシスがない安定した制御が可能になる。
【0092】なお、本発明は、感知圧力に応じて伸縮し
て弁体17,76に与える付勢力を変更するベローズ装
置21,81が、図1、図3、図4に示す実施の形態の
ように、弁体17,76を挟んで電磁コイル装置51,
91とは反対側に配置されている場合に限らず、弁体1
7,76に対して電磁コイル装置51,91と同じ側に
配置されている場合にも、同様に適用可能である。
【0093】そして、上述した各実施の形態のように、
パルス幅変調周波数Fdを基準にして固有振動数Foの
最小値、最大値を決定するようにするか、逆に、固有振
動数Foの最小値、最大値を基準にしてパルス幅変調周
波数Fdの範囲を、Fo(最大値)/2≦Fd≦Fo
(最小値)/0.75と決定するようにするかは、勿論
任意である。
【0094】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、この発
明による電磁制御弁によれば、弁体とばね手段とを含む
ばね・質量系の固有振動数が、電磁コイルのパルス幅変
調による通電制御下において、共振現象を生じるように
設定されているから、電磁コイルのパルス幅変調による
通電制御下では、弁体が共振状態にて加振され、コイル
電流の振れ幅が小さくても、弁体が振動しながら動作す
ることになり、ヒステリシスがない安定した制御が可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による電磁制御弁を電磁式容量制御弁
として構成した一つの実施の形態を示す断面図である。
【図2】電磁制御弁におけるプランジャ−吸引子間距離
とコイル電流値と吸引力との関係を示すグラフである。
【図3】この発明による電磁制御弁を電磁式容量制御弁
として構成した他の実施の形態を示す断面図である。
【図4】この発明による電磁制御弁を電磁式容量制御弁
として構成した他の実施の形態を示す断面図である。
【図5】この発明による電磁制御弁を電磁比例制御弁と
して構成した一つの実施の形態を示す断面図である。
【図6】この発明による電磁制御弁を電磁比例制御弁と
して構成した他の実施の形態を示す断面図である。
【図7】この発明による電磁制御弁を電磁比例制御弁と
して構成した他の実施の形態を示す断面図である。
【図8】この発明による電磁制御弁を電磁比例制御弁と
して構成した他の実施の形態を示す断面図である。
【図9】この発明による電磁制御弁を電磁比例制御弁と
して構成した他の実施の形態を示す断面図である。
【図10】(a)、(b)はPWM周波数が100Hz
である場合の電圧波形と電流波形を示す波形図である。
【図11】(a)、(b)はPWM周波数が400Hz
である場合の電圧波形と電流波形を示す波形図である。
【符号の説明】
10 電磁式容量制御弁 17 弁体 20 弁ばね 21 ベローズ装置 51 電磁コイル装置 57 プランジャ 60 電磁式容量制御弁 62 設定ばね 63 主ばね 64 補正ばね 70 電磁式容量制御弁 76 弁体 81 ベローズ装置 91 電磁コイル装置 97 プランジャばね 100 電磁比例制御弁 112 弁体 117 ダイヤフラムシール部材 120 弁ばね 140 電磁比例制御弁 146 弁体 151 電磁コイル装置 157 プランジャばね 149 調整ばね
フロントページの続き Fターム(参考) 3H045 AA04 AA13 AA27 BA28 CA02 CA03 DA25 EA33 3H076 AA06 BB33 CC20 CC41 CC84 CC85 CC92 CC93 CC94 CC95 3H106 DA02 DA23 DB02 DB12 DB23 DB32 DC02 DC09 DC17 DD04 EE04 EE07 EE14 EE22 FA04 GB06 GB15 GC29 KK04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス幅変調により通電制御される電磁
    コイルが発生する磁気的な吸引力とばね手段のばね力と
    の平衡関係によって弁体の位置が決まり、その弁位置に
    応じて弁開度を増減する電磁制御弁において、 前記弁体と前記ばね手段とを含むばね・質量系が、前記
    電磁コイルのパルス幅変調による通電制御下において、
    共振現象を生じるように、前記ばね・質量系の固有振動
    数を設定されていることを特徴とする電磁制御弁。
  2. 【請求項2】 前記ばね・質量系の固有振動数をFo、
    パルス幅変調周波数をFdとして、前記ばね・質量系の
    固有振動数Foが、0.75×Fd≦Fo≦2.0×F
    dの範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1
    記載の電磁制御弁。
  3. 【請求項3】 前記ばね・質量系の固有振動数をFo、
    パルス幅変調周波数をFdとして、前記パルス幅変調周
    波数Fdが、前記ばね・質量系の固有振動数Foの選択
    し得る最大値及び最小値との関係で、Fo(最大値)/
    2≦Fd≦Fo(最小値)/0.75の範囲内に設定さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の電磁制御弁。
  4. 【請求項4】 感知圧力に応じて伸縮して前記弁体に与
    える付勢力を変更するベローズ装置を含む、容量可変型
    圧縮機の容量制御を行う容量制御弁であることを特徴と
    する請求項1、2または3記載の電磁制御弁。
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