JP2002265674A - スタッドレス配合ゴム組成物及びスタッドレスタイヤ - Google Patents

スタッドレス配合ゴム組成物及びスタッドレスタイヤ

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JP2002265674A
JP2002265674A JP2001072849A JP2001072849A JP2002265674A JP 2002265674 A JP2002265674 A JP 2002265674A JP 2001072849 A JP2001072849 A JP 2001072849A JP 2001072849 A JP2001072849 A JP 2001072849A JP 2002265674 A JP2002265674 A JP 2002265674A
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則夫 箕内
Kouchiyu Miyaji
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐摩耗性を損なわず、氷上性能を向上するこ
とができるスタッドレス配合ゴム組成物およびスタッド
レスタイヤを提供する。 【解決手段】 ゴム成分として、天然ゴムと、ガラス転
移温度が−70℃以下であるジエン系ゴムの少なくとも
1種類を40重量部以上含むスタッドレス配合ゴム組成
物において、前記スタッドレス配合ゴム組成物が高比表
面積酸化亜鉛を含有し、前記高比表面積酸化亜鉛が、B
ET法による窒素吸着比表面積が20m/g以上で
あり、ゴム成分100重量部に対し1〜30重量部を配
合するスタッドレス配合ゴム組成物及びそれをトレッド
部に使用したスタッドレスタイヤ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐摩耗性を損なわ
ず氷上性能を著しく向上することができるスタッドレス
配合ゴム組成物及びそれをトレッド部に使用した氷上性
能に優れるスタッドレスタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】氷雪路面を走行する車両に装着される空
気入りタイヤは、スパイクタイヤに代わりスタッドレス
タイヤが使用されるようになっている。
【0003】氷雪路面でのスタッドレスタイヤの駆動
性、制動性、操縦安定性などの氷上性能を確保するた
め、トレッドパターンやサイプの配置の工夫に加え、ト
レッドゴム質の改良が検討され、氷上性能に影響を与え
るトレッドゴムと路面との摩擦力を向上するものとし
て、氷上のミクロの水膜を取り除く水膜除去効果、氷面
の無数の微少凹凸にトレッドゴムを密着させる密着効
果、氷上のアイスバーンへの引っ掻き効果などの摩擦力
向上について多くの検討が行われている。
【0004】ゴム質の改良としては、天然ゴムを含むゴ
ム組成物にガラス転移温度が低いブタジエンゴムなどの
ポリマーを配合したり、軟化剤の配合量を多くして低温
でも硬化しにくいゴム質の改良が行われているが、耐摩
耗性、操縦安定性などが低下してしまい、ゴムの低温特
性の改良だけでは充分満足できるものではない。
【0005】そこで、上記摩擦力をさらに高めるものと
して、発泡ゴムの使用やシリカ系充填剤の配合、または
無機物や有機物からなる微少粒状体や短繊維の配合(例
えば、炭素質微粉体を配合する方法(特開平4−117
439号公報)、活性炭などの多孔質体を配合する方法
(特開平5−310007号公報)、シラスバルーンな
どの無機発泡体を配合する方法(特開平4−55443
号公報)など)によりトレッド表面に微少凹凸を形成
し、摩擦係数や引っ掻き効果を大きくし氷上性能を向上
する提案があるが、ゴム硬度の上昇による耐摩耗性の低
下や路面への追従性の低下、充填材の脱落などの問題が
あり、乾燥路面走行時に必要なタイヤ一般性能の低下、
特に耐摩耗性の悪化や偏摩耗の発生が問題になってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
技術の問題点を解決するもので、氷面とトレッドゴム間
の最も滑りやすい水膜の除去に着目して氷上性能を向上
するものであり、スタッドレスタイヤの耐摩耗性の低下
に起因するタイヤ諸性能を損なわずに、0℃付近におけ
る氷上路面に生じるミクロな水膜を効果的に除去し、タ
イヤの氷上性能を著しく向上させることのできるスタッ
ドレス配合ゴム組成物及びそれを用いた氷上性能に優れ
るスタッドレスタイヤを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は前記目的を達
成するため検討の結果、天然ゴムと特定のジエン系ゴム
を含むゴム組成物に、高比表面積酸化亜鉛を配合するこ
とにより、耐摩耗性を損なわず氷上性能を向上すること
ができることを見出し本発明を完成した。
【0008】すなわち、本発明は、ゴム成分として、天
然ゴムと、ガラス転移温度が−70℃以下であるジエン
系ゴムの少なくとも1種類を40重量部以上含むスタッ
ドレス配合ゴム組成物において、前記スタッドレス配合
ゴム組成物が高比表面積酸化亜鉛を含有することを特徴
とし、前記高比表面積酸化亜鉛は、BET法による窒素
吸着比表面積が20m/g以上である酸化亜鉛であ
るスタッドレス配合ゴム組成物である。
【0009】そして、前記高比表面積酸化亜鉛の配合量
が、ゴム成分100重量部に対し1〜30重量部である
スタッドレス配合ゴム組成物である。
【0010】本発明のスタッドレス配合ゴム組成物によ
れば、多孔質状の酸化亜鉛がゴム組成物中に分散し、ゴ
ム特性に変化を生じることなく氷上の水膜を効果的に除
去し優れた耐滑り性を有することができる。
【0011】さらに、本発明は、上記のスタッドレス配
合ゴム組成物をトレッド部に使用したスタッドレスタイ
ヤであり、耐摩耗性などのタイヤ性能を損なわずに氷上
性能を大幅に向上するスタッドレスタイヤを得ることが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を説明す
る。
【0013】本発明によるスタッドレス配合ゴム組成物
は、天然ゴムと、ガラス転移温度が−70℃以下である
ジエン系ゴムの少なくとも1種類を40重量部以上から
なるゴム成分に、高比表面積酸化亜鉛を配合するスタッ
ドレス配合ゴム組成物である。
【0014】天然ゴムはガラス転移温度が−70〜−8
0℃付近であり低温特性が良好でありスタッドレス配合
ゴム組成物のゴム成分として適し、特にタイヤトレッド
用として用いる場合はゴム組成物の強度、弾性率、耐摩
耗性の観点から、ゴム成分として5重量部以上、さらに
は10重量部以上を配合するのが好ましい。
【0015】また、天然ゴムと共に用いられるゴム成分
は、ガラス転移温度が−70℃を越えると低温での弾性
率や硬度維持などの良好な低温特性が得られず、非ジエ
ン系ゴムでは強度、耐摩耗性、反発弾性、発熱性などの
スタッドレス配合の特長が得難く、従ってガラス転移温
度が−70℃以下のジエン系ゴムの使用が最適である。
【0016】ガラス転移温度が−70℃以下であるジエ
ン系ゴムとしては、各種ブタジエンゴム(BR)、各種
スチレンブタジエンゴム、ポリイソプレンゴム(IR)
などが挙げられ、その1種類又は2種以上のブレンドで
配合することができる。
【0017】前記ジエン系ゴムの中では、ゴム組成物の
低温特性や耐摩耗性、反発弾性などの観点から、ガラス
転移温度が−70〜−110℃にある高シスブタジエン
ゴムが最も好ましい形態である。
【0018】前記ガラス転移温度が−70℃以下のジエ
ン系ゴムがゴム成分の40重量部未満であると、スタッ
ドレス配合ゴム組成物の良好な低温特性が保てず所望の
氷上性能が得られない。なお、2種類以上のブレンドで
配合する場合は、その平均ガラス転移温度が−70℃以
下であればよい。
【0019】本発明のスタッドレス配合ゴム組成物に配
合される酸化亜鉛は、ゴム用充填剤として通常に使用さ
れている比表面積が約5m/g程度の従来の酸化亜
鉛に対して、20m/g以上の比表面積を有する多
孔質性に富む活性な酸化亜鉛であり、氷上のミクロな水
膜を吸水、排水する優れた除水効果を発揮するもので、
ゴム組成物中に均一に分散されスタッドレス配合ゴム組
成物と氷面との摩擦係数を著しく向上することができ
る。
【0020】ここで酸化亜鉛の比表面積は、ASTM
D3037−89に規定されるBET法に準じて測定さ
れる窒素吸着法比表面積であり、以下では「BET比表
面積」と略記する。
【0021】また、この酸化亜鉛はBET比表面積が大
きい程スタッドレス配合ゴム組成物中への分散性が良
く、さらにゴム特性に影響を与えることがないのでゴム
の強度、硬度、静的及び動的弾性率、発熱性、摩耗性な
どの各特性を従来の酸化亜鉛を用いたスタッドレス配合
ゴム組成物と同等に維持することができる。
【0022】BET比表面積が20m/g未満の酸
化亜鉛では、所望の除水効果が得られず氷上性能の向上
が期待できない。また、BET比表面積の上限は特に限
定されるものではない。しかし、BET比表面積が12
0m/gを越えるものは、現在工業的に製造するこ
とが困難である。
【0023】また、前記酸化亜鉛の粒子径や凝集構造な
どの特性、及び製造方法は限定されるものではなく、前
記BET比表面積を満足すれば本発明に用いることがで
きる。 前記酸化亜鉛の配合量はゴム成分100重量部
に対して、1〜30重量部が配合され、混合工程におい
てゴム組成物中に均一に分散される。
【0024】従来より酸化亜鉛はゴム組成物に充填剤と
して1〜5重量部が配合され、加硫剤あるいは加硫促進
助剤の役割をしている。従って、本発明のスタッドレス
配合ゴム組成物においてもBET比表面積の大きい酸化
亜鉛を1重量部以上を配合する必要があり、前記加硫反
応の役割をした余剰分の酸化亜鉛が除水作用に寄与する
ものと考えられる。もちろん、従来の通常の酸化亜鉛と
併用してもよい。また、配合量が30重量部を越える
と、酸化亜鉛の比表面積が大きいためゴム硬度あるいは
弾性率が高くなりすぎ、所望の氷上性能向上の効果が得
られない。
【0025】本発明に係わるスタッドレス配合ゴム組成
物には、補強剤として通常に用いられるカーボンブラッ
クまたはカーボンブラックにシリカを併用し配合され
る。
【0026】前記カーボンブラックとしては、ゴム強
度、耐摩耗性、発熱性などの観点から、窒素吸着比表面
積(NSA)が70〜150m/g、DBP吸
油量が100〜150ml/100gにあるものが好ま
しい。その配合量はゴム成分100重量部に対して、3
0〜100重量部であり、カーボンブラックが少なすぎ
ると耐摩耗性が悪化し、多すぎると転がり抵抗が大きく
なるので好ましくない。
【0027】また、シリカとしては従来からスタッドレ
ス配合ゴム組成物に配合される任意のシリカ、例えば湿
式シリカ、乾式シリカや表面処理シリカを使用すること
ができるが、ゴム補強性、グリップ性、転がり抵抗性の
向上から湿式シリカが好ましく、その配合量は0〜80
重量部であり、シリカを含まないスタッドレス配合ゴム
組成物とすることもできが、多すぎると電気伝導率の低
下や混合中の分散が不充分となり好ましくない。なお、
シリカを配合した場合には、通常シランカップリング剤
が併用される。
【0028】本発明に係わるスタッドレス配合ゴム組成
物には、さらに、通常の硫黄などの加硫剤、加硫促進
剤、ステアリン酸、各種プロセスオイル、軟化剤、ワッ
クス、老化防止剤、その他のゴム組成物用に一般的に配
合される各種配合剤を配合することができ、その配合量
も本発明の目的に反しない限り、従来の一般的配合量と
することができる。
【0029】本発明のスタッドレス配合ゴム組成物は、
ゴム工業で一般的に使用されるバンバリーミキサー、ニ
ーダー、ロールなどの混合機を用いて混合し、作製する
ことができる。
【0030】また、本発明に係わるスタッドレスタイヤ
は、上記スタッドレス配合ゴム組成物をゴム工業で一般
的に用いられているゴム用押し出し機などのトレッド成
型加工機を用いて未加硫タイヤトレッドを作製し、通常
の内部構造を有する乗用車用及びトラック・バス用スタ
ッドレスタイヤのトレッド部に適用して、加硫工程を経
てスタッドレスタイヤを製造することができる。
【0031】(実施例)以下、実施例に従い本発明を説
明する。
【0032】実施例に使用した試作品の酸化亜鉛A〜
C、及び比較例に使用した従来品の酸化亜鉛D(三井金
属鉱業(株)製、1号亜鉛華)のBET比表面積を表1
に示す。
【0033】
【表1】
【0034】天然ゴム(NR)50重量部/ブタジエン
ゴム(BR)50重量部をベースゴム成分とし、表1に
示した各酸化亜鉛を配合(重量部)した各実施例、比較
例のスタッドレス配合ゴム組成物の各配合成分を(重量
部)を表2に示す。なお、シラスバルーンはシラス社
(株)製の無機発泡体である。
【0035】表2の各スタッドレス配合ゴム組成物に用
いたゴム成分は以下のものである。
【0036】 天然ゴム(NR):RSS#3 ブタジエンゴム(BR):宇部興産(株)製 BR150B ガラス転移温度 −99℃ スチレンブタジエンゴム(SBR):JSR(株)製 SBR1502 ガラス転移温度 −57℃ 表2の各スタッドレス配合ゴム組成物の共通配合成分、
配合量(重量部)は以下の通りである。 カーボンブラック 60重量部:昭和キャボット(株)
製 ショウブラックN330 プロセスオイル 15重量部:ナフテン系オイル ステアリン酸 1重量部:工業用ステアリン酸 老化防止剤6C 2重量部:三菱モンサント(株)製
サントフレックス13 ワックス 1重量部:パラフィンワックス 硫黄 1.5重量部:5%油処理硫黄 加硫促進剤NS 1重量部:大内新興化学工業(株)製
ノクセラーNS
【表2】
【0037】表2の各スタッドレス配合ゴム組成物を常
法に従い、容量20リットルの密閉式バンバリーミキサ
ーを用いて混合し、各実施例及び比較例のスタッドレス
配合ゴム組成物を作製した。
【0038】上記各スタッドレス配合ゴム組成物を通常
のゴム用押し出し機を用いてタイヤトレッドを作製し、
一般的なキャップ/ベース構造を有する、サイズが18
5/65R14の試験用スタッドレスタイヤのキャップ
トレッドに適用し、常法に従い未加硫タイヤを加硫して
スタッドレスタイヤを製造し、下記の試験方法により氷
上性能と耐摩耗性を評価した。結果を表2に示す。
【0039】試験方法 氷上性能:各試験用スタッドレスタイヤ4本を排気量2
000ccの国産前輪駆動車に装着し、試験路外気温−
5℃にある氷上路面にて速度40Km/hでブレーキン
グし、氷上制動距離から氷上性能を評価した。比較例1
の制動距離を100とした指数で示し、数値の大きいも
の程優れる。
【0040】耐摩耗性:各試験用スタッドレスタイヤ4
本を排気量2000ccの国産前輪駆動車に装着し、乾
燥一般路面を10,000Km走行した後のトレッド残
溝深さからトレッド摩耗量を求め、耐摩耗性を評価し
た。比較例1を100とした指数で示し、数値の大きい
もの程優れる。
【0041】表2の評価結果に示すように、従来の酸化
亜鉛を通常量配合した比較例1に比べ、本発明の請求範
囲にあるスタッドレス配合ゴム組成物を適用した実施例
1〜6のスタッドレスタイヤは、耐摩耗性を良好に維持
しながら、氷上性能を向上することができる。
【0042】また、氷上性能の向上は酸化亜鉛のBET
比表面積の大きさに依存することが明らかであり、BE
T比表面積が大きい酸化亜鉛を適正量配合することで氷
上性能を大幅に向上することができる。従って、実施例
で用いた酸化亜鉛よりもさらに大きいBET比表面積を
有する酸化亜鉛の配合では、さらなる氷上性能の向上が
期待できる。
【0043】ガラス転移温度が−70℃以下であるジエ
ン系ゴム(BR)の配合量が請求範囲を満たさない比較
例2は氷上性能、耐摩耗性とも低下し、またガラス転移
温度が−70℃を越えるSBR(ガラス転移温度 −5
7℃)を配合した比較例3では氷上性能、耐摩耗性とも
に低下が大きく、本発明の目的を達成できない。
【0044】また、比較例4に示すように、従来の通常
酸化亜鉛の配合量を増やしても、氷上性能の向上は得ら
れない。また、BET比表面積が大きい酸化亜鉛を請求
範囲を越えて配合した比較例5では、ゴム硬度あるいは
弾性率が上昇し氷上性能が改良されない。
【0045】また、無機発泡体のシラスバルーンを配合
した比較例6では、氷上性能は向上するが耐摩耗性が悪
化し、本発明のスタッドレス配合ゴム組成物による耐摩
耗性を維持して氷上性能を向上する優れた効果は得られ
ない。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるスタ
ッドレス配合ゴム組成物及びスタッドレスタイヤによれ
ば、天然ゴムと、ガラス転移温度が−70℃以下である
ジエン系ゴムの少なくとも1種類を40重量部以上含
み、BET比表面積が20m/g以上である酸化亜鉛
をゴム成分100重量部に対し1〜30重量部含有する
スタッドレス配合ゴム組成物であり、それをトレッド部
に用いたスタッドレスタイヤであるので、多孔質状の酸
化亜鉛がスタッドレス配合ゴム組成物中に分散し、ゴム
特性に変化を生じることなく氷上の水膜を効果的に除去
し優れた耐滑り性を発揮し、耐摩耗性を損なわずに氷上
性能を向上することができる、優れた効果を有する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム成分として、天然ゴムと、ガラス転
    移温度が−70℃以下であるジエン系ゴムの少なくとも
    1種類を40重量部以上含むスタッドレス配合ゴム組成
    物において、 前記スタッドレス配合ゴム組成物が高比表面積酸化亜鉛
    を含有することを特徴とするスタッドレス配合ゴム組成
    物。
  2. 【請求項2】 前記高比表面積酸化亜鉛が、BET法に
    よる窒素吸着比表面積が20m/g以上である酸化
    亜鉛であることを特徴とする請求項1記載のスタッドレ
    ス配合ゴム組成物。
  3. 【請求項3】 前記高比表面積酸化亜鉛の配合量が、ゴ
    ム成分100重量部に対し1〜30重量部であることを
    特徴とする請求項1または2に記載のスタッドレス配合
    ゴム組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のス
    タッドレス配合ゴム組成物をトレッド部に使用したこと
    を特徴とするスタッドレスタイヤ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003055505A (ja) * 2001-08-20 2003-02-26 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ
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JP2009079077A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤ用ゴム組成物、キャップトレッドおよびタイヤ
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