JP2002265171A - エレベータのかご室 - Google Patents

エレベータのかご室

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JP2002265171A
JP2002265171A JP2001068707A JP2001068707A JP2002265171A JP 2002265171 A JP2002265171 A JP 2002265171A JP 2001068707 A JP2001068707 A JP 2001068707A JP 2001068707 A JP2001068707 A JP 2001068707A JP 2002265171 A JP2002265171 A JP 2002265171A
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JP2001068707A
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Hitoshi Yamamura
仁史 山村
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 かご室1の内側にはねじ類が現れないように
して、美観を向上させたエレベータのかご室1を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 側面に爪9aが突設された突起部8を有
する目地取付具7を装飾板5の端縁部5aに沿って側板
4上に配設し、切込み14が割設された掛止部13を有
する装飾目地12を、切込み14と爪9aとを掛合させ
ることによって目地取付具7に取り付けて、装飾板5の
端縁部5aと目地取付具7の双方を覆うようにしたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベータのか
ご室の側板に新たな意匠を施した装飾板を添着し、この
装飾板の端縁部を装飾目地で覆い隠すようにしたかご室
に係る。
【0002】
【従来の技術】図8及び図9は、実開平6−6366号
公報によって開示されたものと同様の従来のエレベータ
のかご室1を示す。かご室1はかご床2に側板4が立設
されて継目部4bで緊締具4aによって相互に連結さ
れ、かご戸1aによって出入口を開閉するようになって
いる。また、側板4には意匠が施されており、この意匠
は、当初は高級感を感じさせるが、時の経過と共にその
高級感が薄れていく。そこで、新たな意匠を施した装飾
板82を側板4に添着することにより、かご室1の高級
感を取り戻すことが行われている。この場合、意匠性を
向上させるために、装飾板82の端縁部を表面目地83
で覆い、この表面目地83と側板4をリベット84で挟
持している。
【0003】図10は、特開平10−291754号公
報に記載されたものと同様の他の従来のかご室1を示
し、装飾板82の端縁に沿って側板4に目地取付具97
を皿ねじ98及びナット99で固着し、この目地取付具
97に表面目地100を皿ねじ101で取り付けたもの
である。このとき、表面目地100と装飾板82の端縁
部の表面とは隙間L1を隔てている。このため、装飾板
82の端縁部の厚みにばらつきがあったとしても、隙間
L1内で収まる程度ならば、装飾板82の端縁部を支障
なく覆うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータのか
ご室は上記のとおり構成されているで、図9ではリベッ
ト84の頭が、また、図10では皿ねじ101の頭が表
面に現れ、美観を損なう、という問題があった。
【0005】また、図10に示すものは、目地取付具9
7の厚さを一定とし、隙間L1で装飾板82の端縁部の
厚みのばらつきを吸収するようにしたものであるが、上
記ばらつきを事前に予測することは容易ではない。この
ため、隙間L1を越えるばらつきの場合は、厚さを増し
た目地取付具97に取り替えなければならず、作業性が
悪い、という問題もあった。
【0006】この発明は、上記問題点を解決するもの
で、かご室の内側にはねじ類が現れないようにして、美
観を向上させると共に装飾板の厚さにばらつきがあった
としても、容易に対処することができるエレベータのか
ご室を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るエレベー
タのかご室は、側面に爪が突設された突起部を有する目
地取付具を装飾板の端縁部に沿って側板上に配設し、切
込みが割設された掛止部を有する装飾目地を、切込みと
爪を掛合させることによって目地取付具に取り付けて、
装飾板の端縁部と目地取付具の双方を覆うようにしたも
のである。
【0008】請求項2に係るエレベータのかご室は、請
求項1に記載のエレベータのかご室において、目地取付
具を、爪を外側に向けて対峙する一対のフランジ部から
なる突起部を有するものとし、この突起部をかご室内に
向けて装飾板の端縁部に沿って側板上に目地取付具を配
置し、装飾目地を、切込みが割設された側面を対向させ
て対峙する一対の掛止部を備えたものとし、この掛止部
に目地取付具のフランジ部を内挿させて爪と切込みとを
掛合させることにより、装飾目地を目地取付具に取り付
けて装飾板の端縁部と目地取付具の双方を覆うようにし
たものである。
【0009】請求項3に係るエレベータのかご室は、請
求項1に記載のエレベータのかご室において、目地取付
具を、爪を対向させて対峙する一対のフランジ部からな
る突起部を有するものとし、この突起部をかご室内に向
けて装飾板の端縁部に沿って側板上に目地取付具を配置
し、装飾目地を、切込みが割設された側面を外側へ向け
て対峙する一対の掛止部を備えたものとし、この掛止部
を目地取付具のフランジ部に内挿して爪と切込みとを掛
合させることにより装飾目地を目地取付具に取り付けて
装飾板の端縁部と目地取付具の双方を覆うようにしたも
のである。
【0010】請求項4に係るエレベータのかご室は、請
求項2及び請求項3に記載のエレベータのかご室におい
て、目地取付具を、側板に螺着するねじによって取り付
けるようにしたものである。
【0011】請求項5に係るエレベータのかご室は、請
求項2及び請求項3に記載のエレベータのかご室におい
て、目地取付具を、隣接する側板との継目部に介在する
落し目地に螺着するねじによって取り付けられるように
したものである。
【0012】請求項6に係るエレベータのかご室は、請
求項2及び請求項3に記載のエレベータのかご室におい
て、目地取付具を、接着によって側板に取り付けられる
ようにしたものである。
【0013】請求項7に係るエレベータのかご室は、請
求項1に記載のエレベータのかご室において、目地取付
具を、同一平面を形成する側板に所定距離を隔てて添着
された複数の装飾板相互間の離隔部分で側板に取り付け
られるものとし、装飾目地を、目地取付具に取り付けら
れて隣接する装飾板の両端縁部と目地取付具とを覆うよ
うにしたものである。
【0014】請求項8に係るエレベータのかご室は、請
求項1に記載のエレベータのかご室において、目地取付
具を、互いに直交する両側板に交叉部から所定距離を隔
てて添着された装飾板と交叉部の間で側板に取り付けら
れるものとし、装飾目地を、目地取付具に取り付けられ
て直交する両側板に添着された装飾板の両端縁部と目地
取付具とを覆うようにしたものである。
【0015】請求項9に係るエレベータのかご室は、請
求項1に記載のエレベータのかご室において、目地取付
具を、装飾板の端縁部に沿って連続して配置されて側板
に取り付けられるようにしたものである。
【0016】請求項10に係るエレベータのかご室は、
請求項1に記載のエレベータのかご室において、目地取
付具を、装飾板の端縁部に沿って分散して配置されて側
板に取り付けられるようにしたものである。
【0017】請求項11に係るエレベータのかご室は、
請求項1に記載のエレベータのかご室において、目地取
付具の突起部には爪又は切込みが形成されたものとし、
装飾目地の掛止部には、上記突起部と掛合する切込み又
は爪が設けられたものとし、かつ、爪又は切込みのう
ち、少なくともいずれか一方を多段にしたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1及び図2は、
この発明の実施の形態1を示す。図において、1はかご
室、2はかご床、3はかご床2から立設された幅木、4
はかご室1の壁面を構成する側板、4aは隣接する側板
4を互いに接続する継目部4bで両者を緊締するボルト
とナットからなる緊締具、5は新たな意匠が施されて側
板4の内面に添着された複数の装飾板で、端縁5aが側
板4の継目部4bを避けた位置となり、かつ、隣接する
ものとの間に所定距離を隔てて配置される。
【0019】6はこの装飾板5を側板1に添着するため
の接着板、7は爪9aを外側に向けて対峙する一対のフ
ランジ部9からなる突起部8と、上記各フランジ部9の
一端を互いに橋絡する連結部10とからなる断面コ字状
の部材からなる目地取付具で、開口をかご室1内に向け
て装飾板5の端縁部5aに沿って全高に亙って連続して
配置されて連結部10が側板4に取り付けられる。11
は目地取付具7の連結部10を貫通して側板4に螺着
し、目地取付具7を側板4に取り付けるねじである。
【0020】12は鞍形の形状を有し、傾斜した左右両
側の目地16及び17で装飾板5の端縁部5aを、中央
目地15で目地取付具7を覆う装飾目地で、切込み14
が多段に割設された掛止部13を突起部8と掛合させる
ことによって目地取付具7に取り付けられる。
【0021】上記実施の形態1によれば、同一平面上に
配列された側板4に所定距離を隔てて添着された複数の
装飾板5相互間の離隔部分で装飾目地12が目地取付具
7に取り付けられて隣接する装飾板5の両端縁部5aと
目地取付具7とを覆うようにしたので、かご室1内の意
匠性を向上させることができる。
【0022】特に、側板4に取り付けるねじ11は、装
飾目地12によって隠蔽されて外部からは目視できない
ので、美観を損なうことがない。また、装飾目地12
は、目地取付具7に爪9と切込み14とを掛止させるこ
とによって取り付けられるので、取付ねじは使用されな
い。このため、ねじが装飾目地12の表面に露出するこ
とはなく、美観を更に向上させることができる。
【0023】更に、装飾目地12の掛止部13に割設さ
れた切込み14を多段としたので、装飾板5の厚さが変
化した場合は、爪9aとの掛止部位を変化させることに
よって容易に解消することができ、柔軟な対処が可能と
なる。更にまた、目地取付具7を、装飾板5の端縁部5
aに沿って全高に亙って連続して配置して側板4に取り
付けたので、装飾目地12を目地取付具7に強固に取り
付けることができる。
【0024】実施の形態2.図3は、実施の形態3を示
し、図中、図2と同符号は同一部分を示す。実施の形態
1では、側板4の継目部4bを避けた位置で目地取付具
7を側板4に取り付けるようにしたが、この実施の形態
2では、側板4の継目部4bに介在する落し目地18に
ねじ19を螺着させて、目地取付具7を側板4に取り付
けるようにしたものである。
【0025】上記実施の形態2によっても、実施の形態
1と同様にかご室1の美観を向上させることができると
共に、継目部4bの落し目地18にねじ19を螺着させ
て目地取付具7を取り付けるようにしたので、装飾板5
の幅寸法を側板4と略同等にすることができ、それまで
かご室1の側壁として室内を装飾した側板4に比べて装
飾板5の大きさに対する違和感を軽減することができ
る。
【0026】実施の形態3.図4は、実施の形態3を示
し、図中、図2と同符号は同一部分を示す。上記実施の
形態1及び2では、装飾板5は、いずれも同一平面上に
配列された側板4に取り付けられるものとしたが、この
実施の形態3では、側板4と側板24は互いに直交し、
装飾板25は接着板26によって側板24に添着されて
いる。両装飾板5及び25は、両側板4及び24の交叉
継目部24bから所定距離を隔てて添着されており、目
地取付具7は、装飾板5の添着域外で側板4に取り付け
られている。
【0027】装飾目地32は、切込み34が割設された
掛止部33を突起部8と掛合させることによって目地取
付具7に取り付けられ、L字状に屈曲した形状をした目
地部分のうち、傾斜した右側目地36で装飾板5の端縁
部5aを、中央目地35で目地取付具7を覆い、屈曲目
地37で装飾板25の端縁部25aを覆っている。
【0028】上記実施の形態3によれば、互いに直交す
る側板4と側板24に、それぞれ装飾板5と装飾板25
が添着された場合でも、目地部分がL字状に屈曲した装
飾目地32によってそれぞれの端縁部5a及び25aを
覆ったので、実施の形態1と同様にかご室1内の意匠性
を向上させることができる。また、側板4に取り付ける
ねじ11は、装飾目地32によって隠蔽されて外部から
は目視できないので、美観を損なうことがない。
【0029】実施の形態4.図5は、実施の形態4を示
し、図中、図2と同符号は同一部分を示す。この実施の
形態4は、装飾目地42は右側目地46で一の装飾板5
の端縁部5aを覆い、中央目地45で目地取付具7を覆
って、切込み44が割設された掛止部43を突起部8と
掛合させることによって目地取付具7に取り付けられ
る。
【0030】上記実施の形態4によっても、最終の装飾
板5の端縁部5aを覆ったので、実施の形態1と同様に
かご室1内の意匠性を向上させることができる。また、
側板4に取り付けるねじ11は、装飾目地32によって
隠蔽されて外部からは目視できないので、美観を損なう
ことがない。更に、装飾板5の厚さが変化した場合は、
爪9aと切込み44との掛合部位を変えることによって
容易に対応することができる。
【0031】実施の形態5.図6は、実施の形態5を示
し、図中、図2と同符号は同一部分を示す。上記実施の
形態1〜4では、装飾目地12、32及び42は、それ
ぞれ掛止部13、33及び43に目地取付具7の突起部
8を内挿させて目地取付具7に取り付けられるようにし
たが、この実施の形態5では、装飾目地62の掛止部6
3を目地取付具57の突起部58に内挿して目地取付具
57に装飾目地62を取り付けるようにしたものであ
る。即ち、目地取付具57は爪59aを内側に向けて対
峙する一対のフランジ部59からなる突起部58と、上
記各フランジ部59の一端を互いに橋絡する連結部60
とからなる断面コ字状の部材からなり、連結部60が皿
ねじ61によって側板4に取り付けられる。
【0032】また、装飾目地62は、左右両側にはみ出
した右側目地66及び左側目地67で装飾板5の端縁部
5aを、中央目地65で目地取付具57を覆うと共に、
切込み64が割設された側面を外側へ向けて対峙する一
対の掛止部63を備えた部材からなり、掛止部63を目
地取付具57の突設部58に内挿して爪59と切込み6
4とを掛合させることにより目地取付具62に取り付け
られて装飾板5の端縁部5aと目地取付具57の双方を
覆うようにしたものである。
【0033】上記実施の形態5によっても、上記実施の
形態1と同様に美観を向上させることができると共に、
掛止部63を突起部58に内挿させたので、装飾板5間
の間隙の狭隘化と相俟って装飾目地62の幅を狭小化す
ることができ、この狭小化によっても美観の向上を図る
ことができる。
【0034】実施の形態6.図7は、実施の形態6を示
し、図中、図2と同符号は同一部分を示す。上記実施の
形態1では、目地取付具7は装飾板5の高さに相当する
長さを有する、としたが、この実施の形態6では、目地
取付具77は短小な長さに切断されたものである。この
目地取付具77を装飾板5の端縁部5aに沿って離隔し
て配置して側板4に取り付け、装飾目地12を橋設した
ものである。従って、装飾目地12は、装飾板5の端縁
部5aの全高に相当する長さを有するが、固定されるの
は目地取付具77対応部位に限られる。
【0035】上記実施の形態6によっても、上記実施の
形態1と同様に美観を向上させることができると共に、
目地取付具77間では、装飾目地12は浮いた状態とな
るので、装飾板5の厚さの変化又はばらつきに対して
は、各目地取付具77毎に爪9aと切込み14の掛合度
合いを変えることによって容易に対応できる。
【0036】なお、上記実施の形態1〜6では、目地取
付具はいずれも側板4にねじ止めされるものとしたが、
接着材で固着してもよい。また、爪9a及び59aは単
一としたが、多段であってもよい。多段にすることによ
って、多段の切込み14、34、44及び64と複数箇
所で掛合し、装飾目地を目地取付具により強固に取り付
けることができる。更に、切込み14、34、44及び
64は多段としたが、単一であってもよい。これによ
り、装飾目地12、42及び62の着脱が容易になる。
更にまた、爪9a及び59aは突起部8及び58に、ま
た、切込み14、34、44及び64は掛止部13、3
3、43及び63に設けられるものとしたが、逆に突起
部8及び58に切込みを割設し、掛止部13、33、4
3及び63に爪を突設してもよい。
【0037】
【発明の効果】この発明は上記のとおり構成されている
ので、以下の効果を奏する。請求項1に係るエレベータ
のかご室は、側面に爪が突設された突起部を有する目地
取付具を装飾板の端縁部に沿って側板上に配設し、切込
みが割設された掛止部を有する装飾目地を、切込みと爪
を掛合させることによって目地取付具に取り付けて、装
飾板の端縁部と目地取付具の双方を覆うようにしたもの
である。このため、装飾板の端縁部が隠蔽されるので、
かご室の意匠性を向上させることができると共に、特
に、側板に取り付けるねじは、装飾目地によって隠蔽さ
れて外部からは目視できないので、美観を損なうことが
ない、という効果を奏する。更に、装飾目地は、目地取
付具に爪と切込みとを掛合させることによって取り付け
られるので、取付ねじは使用されない。このため、ねじ
が外部に露出することはなく、美観を更に向上させるこ
とができる、という効果も併せて奏する。
【0038】請求項2に係るエレベータのかご室は、請
求項1に記載のエレベータのかご室において、目地取付
具を、爪を外側に向けて対峙する一対のフランジ部から
なる突起部を有するものとし、この突起部をかご室内に
向けて装飾板の端縁部に沿って側板上に目地取付具を配
置し、装飾目地を、切込みが割設された側面を対向させ
て対峙する一対の掛止部を備えたものとし、この掛止部
に目地取付具のフランジ部を内挿させて爪と切込みとを
掛合させることにより装飾目地を目地取付具に取り付け
て装飾板の端縁部と目地取付具の双方を覆うようにした
ものである。このものにあっても、上記請求項1に係る
エレベータのかご室と同様の効果を奏する。
【0039】請求項3に係るエレベータのかご室は、請
求項1に記載のエレベータのかご室において、目地取付
具を、爪を対向させて対峙する一対のフランジ部からな
る突起部を有するものとし、この突起部をかご室内に向
けて装飾板の端縁部に沿って側板上に目地取付具を配置
し、装飾目地を、切込みが割設された側面を外側へ向け
て対峙する一対の掛止部を備えたものとし、この掛止部
を目地取付具のフランジ部に内挿して爪と切込みとを掛
合させることにより装飾目地を目地取付具に取り付けて
装飾板の端縁部と目地取付具の双方を覆うようにしたも
のである。このため、請求項1と同様の効果を奏すると
共に、装飾板間の間隙の狭隘化と相俟って装飾目地の幅
を狭小化することができ、この狭小化による美観の向上
を図ることができる、という効果も併せて奏する。
【0040】請求項4に係るエレベータのかご室は、請
求項2及び請求項3に記載のエレベータのかご室におい
て、目地取付具を、側板に螺着するねじによって取り付
けるようにしたものである。このため、目地取付具を強
固に取り付けることができる、という効果を奏する。
【0041】請求項5に係るエレベータのかご室は、請
求項2及び請求項3に記載のエレベータのかご室におい
て、目地取付具を、隣接する側板との継目部に介在する
落し目地に螺着するねじによって取り付けられるように
したものである。このため、装飾板の幅寸法を側板と略
同等にすることができるので、それまで、かご室の側壁
を構成してきた側板に比べて、装飾板の大きさに対する
違和感を軽減することができる、という効果を奏する。
【0042】請求項6に係るエレベータのかご室は、請
求項2及び請求項3に記載のエレベータのかご室におい
て、目地取付具を、接着によって側板に取り付けられる
ようにしたものである。このため、側板にねじ穴を穿設
する必要がなく、作業が容易である、という効果を奏す
る。
【0043】請求項7に係るエレベータのかご室は、請
求項1に記載のエレベータのかご室において、目地取付
具を、同一平面を形成する側板に所定距離を隔てて添着
された複数の装飾板相互間の離隔部分で側板に取り付け
られるものとし、装飾目地を、目地取付具に取り付けら
れて隣接する装飾板の両端縁部と目地取付具とを覆うよ
うにしたものである。このため、同一平面上のかご室の
側壁の美観を向上させることができる、という効果を奏
する。
【0044】請求項8に係るエレベータのかご室は、請
求項1に記載のエレベータのかご室において、目地取付
具を、互いに直交する両側板に交叉部から所定距離を隔
てて添着された装飾板と交叉部の間で側板に取り付けら
れるものとし、装飾目地を、目地取付具に取り付けられ
て直交する両側板に添着された装飾板の両端縁部と目地
取付具とを覆うようにしたものである。このため、側板
が直交する部分のかご室の側壁の美観を向上させること
ができる、という効果を奏する。
【0045】請求項9に係るエレベータのかご室は、請
求項1に記載のエレベータのかご室において、目地取付
具を、装飾板の端縁部に沿って連続して配置されて側板
に取り付けたものである。このため、装飾目地を全高に
亙って目地取付具と掛合させて強固に取り付けることが
できる、という効果を奏する。
【0046】請求項10に係るエレベータのかご室は、
請求項1に記載のエレベータのかご室において、目地取
付具を、装飾板の端縁部に沿って分散して配置されて側
板に取り付けられるようにしたものである。このため、
装飾板の厚さの変化又はばらつきに対して、各目地取付
具ごとに爪と切込みの掛合度合いを変化させることによ
って容易に対応することができる、という効果を奏す
る。
【0047】請求項11に係るエレベータのかご室は、
請求項1に記載のエレベータのかご室において、目地取
付具の突起部には爪又は切込みが形成されたものとし、
装飾目地の掛止部には、上記突起部と掛合する切込み又
は爪が設けられたものとし、かつ、爪又は切込みのう
ち、少なくともいずれか一方を多段にしたものである。
このため、装飾板の厚さが変化した場合でも、爪と切込
みとの掛合位置を変化させることによって容易に対応す
ることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1におけるエレベータ
のかご室の一部を示す斜視図。
【図2】 図1のII−II断面を矢視した断面図。
【図3】 この発明の実施の形態2におけるエレベータ
のかご室の部分断面図。
【図4】 この発明の実施の形態3におけるエレベータ
のかご室の部分断面図。
【図5】 この発明の実施の形態4におけるエレベータ
のかご室の部分断面図。
【図6】 この発明の実施の形態5におけるエレベータ
のかご室の部分断面図。
【図7】 この発明の実施の形態6におけるエレベータ
のかご室の一部を示す斜視図。
【図8】 従来のエレベータのかご室の横断面図。
【図9】 従来のエレベータのかご室の部分断面図。
【図10】 従来のエレベータのかご室の部分断面図。
【符号の説明】
1 かご室、 2 かご床、 3 幅木、 4 側板、
4a 緊締具、 4b 継目部、 5 装飾板、 5
a 端縁部、 6 接着板、 7 目地取付具、 8
突起部、 9 フランジ部、 9a 爪、 10 連結
部、 11 ねじ、 12 装飾目地、 13 掛止
部、 14 切込み、 15 中央目地、16 右側目
地、 17 左側目地、 18 落し目地、 19 ね
じ、 24 側板、 24a 交叉継目部、 25 そ
う縮板、 25a 端縁部、 26 接着板、 32
装飾目地、 33 掛止部、 34 切込み、 35
中央目地、 36 左側目地、 37 屈曲目地、 4
2 装飾目地、 43 掛止部、 44 切込み、 4
5 中央目地、 46 左側目地、 47 右側目地、
57 目地取付具、 58 突起部、 59 フラン
ジ部、 59a 爪、 60 連結部、 61 皿ね
じ、 62 装飾目地、 63 掛止部、 64 切込
み、 65 中央目地、 66 左側目地、 67 右
側目地、 77目地取付具。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータのかご室の壁面を構成する側
    板の内面に装飾板が添着されたエレベータのかご室にお
    いて、側面に爪が突設された突起部を有し、この突起部
    を上記かご室内に向けて上記装飾板の端縁部に沿って配
    置されて上記側板に取り付けられた目地取付具と、切込
    みが割設された掛止部を上記突起部と掛合させることに
    よって上記目地取付具に取り付けられて上記装飾板の上
    記端縁部と上記目地取付具の双方を覆う形状を有した装
    飾目地とを備えたエレベータのかご室。
  2. 【請求項2】 目地取付具は、爪を外側に向けて対峙す
    る一対のフランジ部からなる突起部と、上記各フランジ
    部の一端を橋絡する連結部とからなる断面コ字状の部材
    からなり、この部材を、開口がかご室内に向くように装
    飾板の端縁部に沿って配置されて上記連結部が上記側板
    に取り付けられたものとし、装飾目地は、切込みが割設
    された側面を対向させて対峙する一対の掛止部を備えた
    部材からなり、上記掛止部に上記目地取付具の上記フラ
    ンジ部を内挿させて上記爪と上記切込みとを掛合させる
    ことにより上記目地取付具に取り付けられて上記装飾板
    の上記端縁部と上記目地取付具の双方を覆うものとした
    請求項1に記載のエレベータのかご室。
  3. 【請求項3】 目地取付具は、爪を対向させて対峙する
    一対のフランジ部からなる突起部と、上記各フランジ部
    の一端を橋絡する連結部とからなる断面コ字状の部材か
    らなり、この部材を、開口がかご室内に向くように装飾
    板の端縁部に沿って配置されて上記連結部が上記側板に
    取り付けられたものとし、装飾目地は、切込みが割設さ
    れた側面を外側へ向けて対峙する一対の掛止部を備えた
    部材からなり、上記掛止部を上記目地取付具の上記フラ
    ンジ部に内挿して上記爪と上記切込みとを掛合させるこ
    とにより上記目地取付具に取り付けられて上記装飾板の
    上記端縁部と上記目地取付具の双方を覆うものとした請
    求項1に記載のエレベータのかご室。
  4. 【請求項4】 目地取付具は、隣接する側板を互いに接
    続する継目部を避けた位置で上記側板に螺着するねじに
    よって上記側板に取り付けられるものとした請求項2及
    び3に記載のエレベータのかご室。
  5. 【請求項5】 目地取付具は、隣接する側板を互いに接
    続する継目部に介在する落し目地に螺着するねじによっ
    て上記側板に取り付けられるものとした請求項2及び3
    に記載のエレベータのかご室。
  6. 【請求項6】 目地取付具は、側板に接着されるものと
    した請求項2及び3に記載のエレベータのかご室。
  7. 【請求項7】 目地取付具は、同一平面を形成する側板
    に所定距離を隔てて添着された複数の装飾板相互間の上
    記離隔部分で上記側板に取り付けられたものとし、装飾
    目地は、上記目地取付具に取り付けられて隣接する上記
    装飾板の両端縁部と上記目地取付具とを覆うものとした
    請求項1に記載のエレベータのかご室。
  8. 【請求項8】 目地取付具は、互いに直交する両側板に
    上記交叉部から所定距離を隔てて添着された装飾板と上
    記交叉部の間で上記側板に取り付けられたものとし、装
    飾目地は、上記目地取付具に取り付けられて直交する両
    側板に添着された上記装飾板の両端縁部と上記目地取付
    具とを覆う形状を有するものとした請求項1に記載のエ
    レベータのかご室。
  9. 【請求項9】 目地取付具は、装飾板の端縁部に沿って
    全高に亙って連続して配置されて上記側板に取り付けら
    れたものとした請求項1に記載のエレベータのかご室。
  10. 【請求項10】 目地取付具は、装飾板の端縁部に沿っ
    て分散して配置されて上記側板に取り付けられたものと
    した請求項1に記載のエレベータのかご室。
  11. 【請求項11】 目地取付具の突起部には爪又は切込み
    が形成され、装飾目地の掛止部には上記爪又は切込みと
    係合する切込み又は爪が形成され、かつ、上記爪及び切
    込みのうち、少なくともいずれか一方を多段としたこと
    を特徴とする請求項1に記載のエレベータのかご室。
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