JP2008168975A - エレベータのかご室鏡装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】かご室内に設けられた鏡板と、鏡板が取り付けられた鏡板取付部材と、鏡板取付部材が取り付けられたかご室側取付部材とを備え、かご室側取付部材が、正面から視て鏡板と鏡板取付部材とで形成された面の内側に配置してかご室に取り付けられ、鏡板取付部材がかご室側取付部材に対して外側より鏡板の正面に直交した面に取り付けられている。
【選択図】 図6
Description
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたもので、かご室内より取り付け、取り外しが可能なエレベータのかご室鏡装置を得ることを目的としている。
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのかご室鏡装置をかご室に設置された透視図を示すものである。図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのかご室鏡装置の正面図で、図3は図2のA部詳細図である。図4は図3のB−B断面図で、図5は図2のC−C断面図である。図6は図2のD−D断面図を示すものである。
また、鏡板取付部材7には、鏡板6の背面側へ突出した当接部19が外方に設けられている。そして、この当接部19の端面がかご室壁2に当接するように、鏡板取付部材7が取り付けられる。
鏡板取付部材7が外側よりかご室側取付部材8の鏡板6の正面に直交した面に取り付けられているので、作業者は、締結部材であるボルト14をかご室1内より締め付けでき、かご室1内で鏡板6を鏡板取付部材7とともに取り付け及び取り外しができる。そのため、作業者は、昇降路にアクセスせずにかご室1内で鏡板6の据付作業や交換作業を容易に行うことができる。また、鏡板取付部材7のかご室側取付部材8への取付面が鏡板6の正面に直交した面であるので、締結部材であるボルト14が鏡板6の正面に露出せず見栄えがよい。また、かご室側取付部材8が、正面から視て鏡板6と鏡板取付部材7とで形成された面の内側に配置してかご室壁2に取り付けられているので、一般の利用者からはかご室側取付部材8が見えず見栄えが向上する。
また、鏡板取付部材7は断面コ字状の部分に鏡板6の縁部を嵌合しているので、鏡板6と鏡板取付部材7とが接着などで固定されるのでなく、嵌め込みで取り付けられることができ、組付け作業が容易となるとともに取り外し作業も容易となる。
また、当接部19の端面がかご室壁2に当接するように、鏡板取付部材7が取り付けられるので、鏡板取付部材7とかご室壁2との隙間がなく、物、例えば利用者の指などが挟まれることがない。
図7は、この発明の実施の形態2におけるエレベータかご室鏡装置を示す図で、実施の形態1の図2に相当する図である。図8は図7の断面E−Eを示す図である。実施の形態2は、実施の形態1に対して上側部枠材7cとかご室側取付部材8との取り付け構造が異なる。
また、引掛け部22aは係合部23aとの間に隙間を有しているので、引掛け部材22をこじることなく係合部材23に引掛けることができる。さらに、引掛け部22aには、係合部23aに挿入される側の角が面取り形状に形成されているので、引掛け部材22を円滑に係合部材23に引掛けることができる。なお、引掛け部22aの面取り形状は円弧状でもよい。
図9はこの発明の実施の形態3におけるエレベータのかご室鏡装置を示す図であり、実施の形態2の図8に相当する図である。実施の形態3は、実施の形態2に対して引掛け機構21の構造が異なる。
図9において、引掛け機構24は、実施の形態2と同様な引掛け部材25と押付け部材26とを有している。引掛け部材25は実施の形態2と同様に上側部枠材7cに取り付けられている。一方、押付け部材26は断面ヘ字状に形成され、一側の押付け部26aが上方向へ突き出て鏡板6の正面側へ出っ張るように、かご室壁2にボルト16で取り付けられている。押付け部26aとかご室壁2との間に、引掛け部材25の引掛け部25aが挿入されるとともに、押付け部26aの一面が引掛け部25aに当接されて、上側部枠材7cがかご室壁2に取り付けられる。このとき、上側部枠材7cの当接部19がかご室壁2に押さえ付けられるように、押付け部26aの一面が引掛け部25aに当接する。また、引掛け部25aには、押付け26aに当接される側の角が面取り形状に形成されている。なお、実施の形態2と同符号のものは相当部分を示す。
また、引掛け部25aには、押付け26aに当接される側の角が面取り形状に形成されているので、引掛け部材25を円滑に押付け部材26に挿入することができる。なお、引掛け部25aの面取り形状は円弧状でもよい。
また、図示しないが、実施の形態2において、引掛け部22aと係合部23aとの隙間に弾性部材を設けてもよい。この場合、弾性部材が押付け部材26の機能を果たし、上側部枠材7cがかご室壁2に押さえ付けられるように取り付けられる。
図10はこの発明の実施の形態4におけるエレベータのかご室鏡装置を示す図である。図11は図10のF−F断面図を示す図である。実施の形態4は、実施の形態1に対して対峙した枠材を両端以外の箇所で連結したものである。図において、板状の枠材連結部材26が、左側部枠材7aと右側部枠材7bの中央部をそれぞれ連結している。図11に示すように、ナット12aが閉口溝11bの鏡板6の背面側にある端面11cに当接するように、この閉口溝11b内に挿入されている。そして、ボルト12bが枠材連結部材27の図示しない取付穴に差し込まれて、ナット12aに締結されることで、枠材連結部材27が鏡板6の背面側より左側部枠材7aと右側部枠材7bを連結している。
また、各実施の形態の緩衝材18は、各枠材の全長において両端部あるいは中央部に設けたが、全長に設けてもよく、鏡板6のガタツキが防止できるのであれば、取付箇所や長さに制限されない。また、緩衝材18は鏡板の背面と縁部側に設けたが、鏡板の正面と縁部側に設けてもよい。なお、緩衝材18は鏡板の正面と背面及び縁部側に設けてもよく、このとき、さらに鏡板6を保護できる。
5 かご室鏡装置 、 6 鏡板 、 7 鏡板取付部材 、
7a 左側部枠材 、 7b 右側部枠材 、
7c 上側部枠材 、 7d 下側部枠材 、
8 かご室側取付部材 、
10 枠材接合部材 、 11 溝部 、 11a 開口溝部 、 11b 閉口溝部12a ナット 、 12b ボルト 、 13 取付穴 、 14 ボルト 、
16 ボルト 、 17 ナット 、 18 緩衝材 、 19 当接部 、
21 引掛け機構 、 22 引掛け部材 、 22a 引掛け部 、
23 係合部材 、 23a 係合部 、
24 引掛け機構 、25 引掛け部材 、 25a 引掛け部 、
26 押付け部材 、 26a 押付け部 、
27 枠材連結部材 、28 鏡板取付部材 、 29 かご室側取付部材
Claims (12)
- かご室内に設けられた鏡板と、
前記鏡板が取り付けられた鏡取付部材と、
正面から視て前記鏡板と前記鏡板取付部材とで形成された面の内側に配置して前記かご室に取り付けられ、外側より前記鏡板の正面に直交した面に前記鏡板取付部材が取り付けられたかご室側取付部材と、
を備えたことを特徴とするエレベータのかご室内鏡装置。 - かご室内に設けられた鏡板と、
前記鏡板が取り付けられた鏡板取付部材と、
正面から視て前記鏡板と前記鏡板取付部材とで形成された面の内側で、前記鏡板の下側に配置して前記かご室に取り付けられ、外側より前記鏡板の正面に直交した面に前記鏡板取付部材が取り付けられたかご室側取付部材と、
正面から視て前記鏡板と前記鏡板取付部材とで形成された面の内側で、前記鏡板の上側に配置して前記かご室に取り付けられ、前記鏡板取付部材が引掛けられた引掛け機構と、
を備えたことを特徴とするエレベータのかご室内鏡装置。 - かご室内に設けられた鏡板と、
前記鏡板が取り付けられた鏡板取付部材と、
正面から視て前記鏡板と前記鏡板取付部材とで形成された面の内側で、前記鏡板の上側に配置して前記かご室に取り付けられ、外側より前記鏡板の正面に直交した面に前記鏡板取付部材が取り付けられたかご室側取付部材と、
正面から視て前記鏡板と前記鏡板取付部材とで形成された面の内側で、前記鏡板の下側に配置して前記かご室に取り付けられ、前記鏡板取付部材が引掛けられた引掛け機構と、
を備えたことを特徴とするエレベータのかご室内鏡装置。 - 前記鏡板取付部材及び前記かご室側取付部材は、前記鏡板の少なくとも2箇所の縁部に互いに対峙して配置されたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータのかご室内鏡装置。
- 前記引掛け機構は、前記鏡板取付部材を引掛けるとともに、前記鏡板取付部材を前記かご室に押え付ける押付け部材を有することを特徴とする請求項2または3に記載のエレベータのかご室内鏡装置。
- 前記鏡板取付部材は、一部が断面コ字状に形成されており、このコ字状部内に前記鏡板の縁部を嵌合したこと
を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のエレベータのかご室内鏡装置。 - 前記鏡取付部材はロ字状の枠材からなり、一部が断面コ字状に形成され、このコ字状内に前記鏡板の縁部を嵌合し、両端部を互いに突き合せて接合されて前記鏡板の四方を包囲する、左右両側部枠材、上側部枠材及び下側部枠材とを有し、この左右両側部枠材の両端部と上側部枠材及び下側部枠材の両端部とに跨ってそれぞれ配置され、互いに隣接する枠材同士を連結する枠材接合部材を備えた
ことを特徴とする請求項1、2、3、5のいずれかに記載のエレベータのかご室内鏡装置。 - 前記鏡板取付部材は、前記断面コ字状部の外方に設けられるとともに前記鏡板の直交方向で背面側に開口した溝部を有し、前記かご室側取付部材はL字状に形成され、前記L字状の一側の部分が前記溝部内に開口部から挿入されて、前記鏡板取付部材が前記かご室取付部材に取り付けられ、前記L字状の他側の部分が前記かご室に取り付けられていることを特徴とする請求項6または7に記載のエレベータのかご室内鏡装置。
- 前記溝部は、前記鏡板取付部材の全長に亘って設けられ、断面視において、+字状に形成され、一側が前記鏡板の直交方向で背面側に開口している開口溝と、他側が前記開口溝に直交した閉口溝とで形成されおり、前記開口溝の開口部から前記かご室側取付部材のL字状の一側が挿入されて、前記鏡板取付部材が前記かご室取付部材に取り付けられ、前記閉口溝内にナットが挿入され、前記枠材接合部材がボルトで前記ナットに固定されている
ことを特徴とする請求項8に記載のエレベータのかご室内鏡装置。 - 前記左右両側部枠材及び/又は前記上下両側部枠材を端部以外で連結する枠材連結部材を備えている
ことを特徴とする請求項7または9に記載のエレベータのかご室内鏡装置。 - 前記鏡板と前記断面コ字状部との間に緩衝材を備えたことを特徴とする請求項6から10のいずれかに記載のエレベータのかご室鏡装置。
- 前記鏡板取付部材は、端面が前記かご室に当接する当接部を有することを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のエレベータのかご室鏡装置。
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