JP2002265101A - 手差し給紙装置およびそれを用いたインクジェット装置 - Google Patents

手差し給紙装置およびそれを用いたインクジェット装置

Info

Publication number
JP2002265101A
JP2002265101A JP2001061947A JP2001061947A JP2002265101A JP 2002265101 A JP2002265101 A JP 2002265101A JP 2001061947 A JP2001061947 A JP 2001061947A JP 2001061947 A JP2001061947 A JP 2001061947A JP 2002265101 A JP2002265101 A JP 2002265101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
tray
main body
paper feed
horizontal direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001061947A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Fukuda
豊 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP2001061947A priority Critical patent/JP2002265101A/ja
Publication of JP2002265101A publication Critical patent/JP2002265101A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)
  • Manual Feeding Of Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】インクジェット装置の用紙搬送方向の幅を小さ
くするとともに、ピックアップローラ(給紙ローラ)周
辺部の組立工程を削減することが可能で、かつ、厚みの
ある用紙に折り目をつけることなく印字することが可能
な手差し給紙装置およびそれを用いたインクジェット装
置を提供する。 【解決手段】本体内に設けられ、インクカートリッジ1
10を収納するためのインクキャリア108と、本体の
一方の側面側に折りたたみ可能に設置され、使用時には
ほぼ水平方向に配置される給紙トレイ1と、本体の他方
の側面側に折りたたみ可能に設置され、使用時にはほぼ
水平方向に配置される排紙トレイ2と、給紙トレイ1と
排紙トレイ2との間に位置するように、本体内に配置さ
れ、給紙および搬送を兼用で行うフィードローラ(給紙
搬送ローラ)13とを備え、使用時には、給紙トレイ1
から排紙トレイ2に向かってほぼ水平方向に用紙100
を手差しで挿入することによって印字を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、手差し給紙装置
およびそれを用いたインクジェット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタやプロッター、複写機な
どのインクジェット装置において、手差し給紙装置を備
えるものが知られている。
【0003】図5は、従来のインクジェット装置の内部
の構成を示した斜視図である。従来のインクジェット装
置は、印字を行うプリンタエンジン部と、そのプリンタ
エンジン部に用紙を供給するシートフィーダ部(給紙装
置)とを備えている。
【0004】まず、図5を参照して、従来の給紙装置の
構成について説明する。従来の給紙装置では、シートフ
ィーダ101に用紙100がセットされる。シートフィ
ーダ101には、用紙100の大きさに応じて移動可能
な用紙ガイド103が設けられている。また、シートフ
ィーダ101には、駆動軸102が回転可能に支持され
ている。駆動軸102の一方端には、駆動軸プーリ10
4が取り付けられている。この駆動軸プーリ104と、
図示しない駆動手段とが、連結ベルト105によって連
結されている。駆動軸102には、ピックベースユニッ
ト120が装着されている。ピックベースユニット12
0は、用紙100をプリンタエンジン部に供給するピッ
クアップローラ(給紙ローラ)121を備えている。ま
た、ピックベースユニット120は、ピックアップロー
ラ121が用紙100を常に押圧するように、バネ部材
122によって付勢されている。
【0005】次に、プリンタエンジン部の構成について
説明する。プリンタエンジン部は、シャーシ106に主
軸107が取り付けられている。主軸107には、イン
クキャリヤ108が横方向に移動可能に装着されてい
る。インクキャリヤ108には、インクカートリッジ1
10が装着されている。また、シャーシ106には、歯
付ベルト111を介してインクキャリヤ108を横方向
に移動させるためのキャリッジ用モータ112が取り付
けられている。また、シャーシ106内の下方右端に
は、インクノズル先端でのインクの固化を防止するため
のクリーニングユニット115が設置されている。シャ
ーシ106内の下方中央部には、印字部に用紙100を
供給するためのフィードローラ(搬送ローラ)113
と、印字後に用紙100を排出するための排紙ローラ1
14とが設けられている。
【0006】図6は、従来の折りたたみ式給紙装置を備
えたインクジェット装置の分解斜視図である。図7およ
び図8は、図6に示した従来のインクジェット装置の側
断面図である。
【0007】次に、図5〜図8を参照して、従来のイン
クジェット装置の全体構成の概略について説明する。従
来のインクジェット装置は、図7に示すように、ボトム
カバー130と、後面に配置されたバックカバー131
と、前面に配置されたフロントカバー132とを備えて
いる。ボトムカバー130とバックカバー131とフロ
ントカバー132とによって、シートフィーダ部(給紙
装置)、プリンタエンジン部および装置を駆動させるモ
ータ(図示せず)などが覆われている。
【0008】従来の折りたたみ式用紙トレイ134は、
軸137を軸として、収納状態(図8参照)と、使用状
態(図7参照)との間で、前後方向に回動可能に支持さ
れている。また、用紙トレイ134には、図6および図
7に示すように、補助トレイ135が収納可能に設けら
れている。また、フロントカバー132には、インクカ
ートリッジ交換用カバー136が設けられている。イン
クカートリッジ交換用カバー136は、軸138を軸と
して、通常の状態(図7参照)と、インクカートリッジ
交換時に開いた状態(図8参照)との間で、回動可能に
支持されている。
【0009】次に、図5〜図7を参照して、従来のイン
クジェット装置の給紙動作の概略について説明する。斜
めに傾いて形成されている用紙トレイ134に載置され
た用紙100の先端部は、ピックアップローラ121に
接触する。ピックアップローラ121によって斜め上方
向から給紙された用紙100は、図7に示すように、ピ
ックアップローラ121とフィードローラ113との間
で給紙方向をほぼ水平方向に変えてフィードローラ11
3に給紙される。そして、用紙100は、フィードロー
ラ113によって、水平方向に搬送されて、印字された
後、排紙ローラ114によって排出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のインクジェット装置では、用紙100をプリンタエン
ジン部に供給するために、シートフィーダ101、ピッ
クアップローラ(給紙ローラ)121を含むピックベー
スユニット120および駆動軸102などからなる給紙
装置が設けられていた。その結果、本体の給紙方向の幅
が大きくなるという問題点があった。このため、従来で
は、本体の給紙方向の幅を小さくするのは困難であっ
た。
【0011】また、従来では、用紙100を給紙するピ
ックアップローラ121を駆動するために、ピックベー
スユニット120、駆動軸102およびバネ部材122
などの多数の部品が必要であった。それによって、ピッ
クアップローラ121周辺部の部品点数が多くなるとい
う不都合が生じる。その結果、ピックアップローラ12
1周辺部の組立工程が複雑になるという問題点があっ
た。
【0012】また、従来では、上記のように、ピックア
ップローラ121によって斜め上方向から給紙された用
紙100を、ピックアップローラ121とフィードロー
ラ113との間で給紙方向をほぼ水平方向に変えてフィ
ードローラ113に給紙していた。その結果、封筒など
の厚みのある用紙を、ピックアップローラ121からフ
ィードローラ113へ給紙する場合に、用紙に折り目が
つくという不都合が生じる。その結果、用紙に適切な印
字をすることができないという問題点があった。
【0013】従来の手差し給紙装置を用いたインクジェ
ット装置の例が、たとえば、特開昭60−232985
号公報、特開平11−212317号公報、実開平4−
120056号公報および特開平11−322131号
公報に開示されている。
【0014】しかしながら、これらの公報に開示された
構造においては、給紙トレイおよび排紙トレイのいずれ
か一方、または、給紙トレイおよび排紙トレイの両方を
折りたたんで本体に収納することは困難であった。その
結果、本体の用紙搬送方向の幅が大きくなるという問題
点があった。
【0015】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、この発明の一つの目的は、
インクジェット装置の用紙搬送方向の幅を小さくするこ
とが可能な手差し給紙装置およびそれを用いたインクジ
ェット装置を提供することである。
【0016】この発明のもう一つの目的は、ピックアッ
プローラ(給紙ローラ)周辺部の組立工程を削減するこ
とが可能な手差し給紙装置を用いたインクジェット装置
を提供することである。
【0017】この発明のさらにもう一つの目的は、厚み
のある用紙に折り目をつけることなく印字することが可
能な手差し給紙装置を用いたインクジェット装置を提供
することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1における手差し
給紙装置を用いたインクジェット装置は、本体内に設け
られ、インクカートリッジを収納するためのインクキャ
リアと、本体の一方の側面側に折りたたみ可能に設置さ
れ、使用時にはほぼ水平方向に配置される給紙トレイ
と、本体の他方の側面側に折りたたみ可能に設置され、
使用時にはほぼ水平方向に配置される排紙トレイと、給
紙トレイと排紙トレイとの間に位置するように、本体内
に配置され、給紙および搬送を兼用で行う給紙搬送ロー
ラとを備え、使用時には、給紙トレイから排紙トレイに
向かってほぼ水平方向に用紙を手差しで挿入することに
よって印字を行う。
【0019】請求項1では、上記のように、本体の一方
の側面側に折りたたみ可能に設置された給紙トレイと、
本体の他方の側面側に折りたたみ可能に設置された排紙
トレイとを設けることによって、不使用時には、給紙ト
レイおよび排紙トレイの両方を、本体側面に折りたたん
で収納することができる。これにより、不使用時のイン
クジェット装置の用紙搬送方向の幅を小さくすることが
できる。その結果、不使用時のインクジェット装置の省
スペース化を図ることができる。また、給紙トレイと排
紙トレイとの間に位置するように、給紙および搬送を兼
用で行う給紙搬送ローラを本体内に設けることによっ
て、従来の給紙ローラ部分の部品点数を削減することが
できる。その結果、給紙ローラ部分の組立工数を削減す
ることができる。また、給紙装置の部品点数を削減する
ことができるので、これによっても、インクジェット装
置の省スペース化を図ることができる。また、給紙トレ
イと排紙トレイとを、使用時にはほぼ水平方向に配置す
るとともに、使用時には、給紙トレイから排紙トレイに
向かってほぼ水平方向に用紙を手差しで挿入することに
よって、封筒などの厚みのある用紙に折り目をつけるこ
となく印字することができる。
【0020】請求項2における手差し給紙装置を用いた
インクジェット装置は、請求項1の構成において、給紙
トレイは、給紙方向に引き出しおよび収納可能な給紙補
助トレイを含み、排紙トレイは、排紙方向に引き出しお
よび収納可能な排紙補助トレイを含む。
【0021】請求項2では、上記のように、給紙トレイ
に、給紙方向に引き出しおよび収納可能な給紙補助トレ
イを設けるとともに、排紙トレイに、排紙方向に引き出
しおよび収納可能な排紙補助トレイを設けることによっ
て、使用時には、必要に応じて、給紙補助トレイと排紙
補助トレイとをを引き出すことができる。それによっ
て、サイズの大きい用紙に印字する場合には、折り目を
つけることなく、用紙を給紙トレイおよび排紙トレイに
載置することができる。また、給紙補助トレイおよび排
紙補助トレイを、給紙トレイおよび排紙トレイに収納可
能に設けることによって、不使用時には、給紙トレイお
よび排紙トレイとともに、本体側面に折りたたんで収納
することができる。その結果、不使用時のインクジェッ
ト装置の省スペース化を図ることができる。
【0022】請求項3における手差し給紙装置を用いた
インクジェット装置は、請求項1または2の構成におい
て、給紙トレイおよび排紙トレイは、使用時に、給紙ト
レイおよび排紙トレイをほぼ水平方向に支持するための
支持部材を含み、支持部材は、給紙トレイおよび排紙ト
レイに収納可能に設けられている。
【0023】請求項3では、上記のように、給紙トレイ
および排紙トレイに、使用時に、給紙トレイおよび排紙
トレイをほぼ水平方向に支持するための支持部材を設け
ることによって、使用時に、給紙トレイおよび排紙トレ
イを所定の高さで容易にほぼ水平方向に配置することが
できる。また、支持部材を給紙トレイおよび排紙トレイ
に収納可能に設けることによって、不使用時には、給紙
トレイおよび排紙トレイとともに、本体側面に折りたた
んで収納することができる。その結果、不使用時のイン
クジェット装置の省スペース化を図ることができる。
【0024】請求項4における手差し給紙装置を用いた
インクジェット装置は、請求項1〜3のいずれかの構成
において、本体の上面および側面の一部には、インクカ
ートリッジを交換する際に開閉可能な蓋部が設けられて
いる。
【0025】請求項4では、上記のように、本体の上面
および側面の一部に、インクカートリッジを交換する際
に開閉可能な蓋部を設けることによって、不使用時に、
蓋部からインクカートリッジを容易に交換することがで
きる。
【0026】請求項5における手差し給紙装置は、本体
の一方の側面側に折りたたみ可能に設置され、使用時に
はほぼ水平方向に配置される給紙トレイと、本体の他方
の側面側に折りたたみ可能に設置され、使用時にはほぼ
水平方向に配置される排紙トレイとを備え、使用時に
は、給紙トレイから排紙トレイに向かって水平方向に用
紙を手差しで挿入することによって給紙を行う。
【0027】請求項5では、上記のように、本体の一方
の側面側に折りたたみ可能に設置された給紙トレイと、
本体の他方の側面側に折りたたみ可能に設置された排紙
トレイとを設けることによって、不使用時には、給紙ト
レイおよび排紙トレイの両方を、本体側面に折りたたん
で収納することができる。これにより、不使用時の装置
本体の用紙搬送方向の幅を小さくすることができる。そ
の結果、不使用時の装置本体の省スペース化を図ること
ができる。また、給紙トレイと排紙トレイとを、使用時
にはほぼ水平方向に配置するとともに、使用時には、給
紙トレイから排紙トレイに向かってほぼ水平方向に用紙
を手差しで挿入することによって印字を行うことによ
り、封筒などの厚みのある用紙に折り目をつけることな
く印字することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0029】図1は、本発明の一実施形態によるインク
ジェット装置の内部の構成を示した斜視図である。図2
は、本発明の一実施形態によるインクジェット装置の斜
視図である。図3および図4は、図2に示したインクジ
ェット装置の側断面図である。
【0030】まず、図1を参照して、本発明の一実施形
態によるインクジェット装置では、従来のインクジェッ
ト装置(図5参照)と異なり、プリンタエンジン部に用
紙を供給するシートフィーダ部(給紙装置)が設けられ
ていない。なお、本実施形態のプリンタエンジン部の構
造については、従来とほぼ同様である。すなわち、プリ
ンタエンジン部は、シャーシ106に主軸107が取り
付けられている。主軸107には、インクキャリヤ10
8が横方向に移動可能に装着されている。インクキャリ
ヤ108には、インクカートリッジ110が装着されて
いる。また、シャーシ106には、歯付ベルト111を
介してインクキャリヤ108を横方向に移動させるため
のキャリッジ用モータ112が取り付けられている。ま
た、シャーシ106内の下方右端には、インクノズル先
端でのインクの固化を防止するためのクリーニングユニ
ット115が設置されている。
【0031】ここで、本実施形態では、シャーシ106
内の下方中央部には、給紙および搬送を兼用で行うこと
により、印字部に用紙100を供給するフィードローラ
(給紙搬送ローラ)13と、印字後に用紙100を排出
するための排紙ローラ14とが設けられている。
【0032】次に、図2〜図4を参照して、本実施形態
によるインクジェット装置の全体構成の概略について説
明する。本実施形態では、インクジェット装置は、図3
および図4に示すように、ボトムカバー10と、後面に
配置されたバックカバー11と、前面および上面に連続
的に配置されたフロントカバー12とを備えている。ボ
トムカバー10とバックカバー11とフロントカバー1
2とによって、プリンタエンジン部および装置を駆動さ
せるモータ(図示せず)などが覆われている。
【0033】ここで、本実施形態によるインクジェット
装置では、図3に示すように、給紙トレイ1は、軸1c
を軸として、本体に回動可能に設置されている。給紙ト
レイ1には、給紙補助トレイ1aと支持部材1bとが設
けられている。給紙補助トレイ1aは、給紙トレイ1
に、給紙方向に引き出しおよび収納可能に設けられてい
る。また、支持部材1bは、使用時に給紙トレイ1をほ
ぼ水平方向に支持するためのものであり、給紙トレイ1
に収納可能に設けられている。給紙トレイ1は、使用状
態では、図3に示すように、支持部材1bによって所定
の高さでほぼ水平方向に配置されるとともに、収納状態
では、図4に示すように、本体の側面側に折りたたんで
収納される。
【0034】また、排紙トレイ2は、給紙トレイ1と同
様、軸2cを軸として、本体に回動可能に設置されてい
る。排紙トレイ2には、排紙補助トレイ2aと支持部材
2bとが収納可能に設けられている。排紙トレイ2は、
使用状態では、図3に示すように、支持部材2bによっ
て所定の高さでほぼ水平方向に設置されるとともに、収
納状態では、図4に示すように、本体の給紙トレイ1と
反対側の側面に折りたたんで収納される。
【0035】また、フロントカバー12には、インクカ
ートリッジ交換用カバー3が設けられている。インクカ
ートリッジ交換用カバー3は、軸3aを軸として、通常
の状態(図2参照)と、インクカートリッジ交換時に開
いた状態(図3参照)との間で、回動可能に支持されて
いる。なお、インクカートリッジ交換用カバー3は、本
発明の「蓋部」の一例である。
【0036】次に、図1〜図4を参照して、一実施形態
によるインクジェット装置の給紙動作の概略について説
明する。本実施形態では、用紙100は、図2および図
3に示す矢印の方向から、その先端部がフィードローラ
13に接触するように、給紙トレイ1に、手差しによっ
てほぼ水平に載置される。そして、用紙100は、フィ
ードローラ13によって、ほぼ水平方向に、排紙ローラ
14まで搬送される。この場合、フィードローラ13
は、用紙100を手差しで供給することによって、給紙
および搬送を兼用で行う。そして、フィードローラ13
によって搬送された用紙100は、印字された後、排紙
ローラ14によって排紙トレイ2にほぼ水平方向に排出
される。なお、フィードローラ13は、本発明の「給紙
搬送ローラ」の一例である。
【0037】本実施形態では、上記したように、給紙ト
レイ1を、本体の一方の側面側に折りたたんで収納可能
に設置するとともに、排紙トレイ2を、本体の他方の側
面側に折りたたんで収納可能に設置することによって、
不使用時には、給紙トレイ1および排紙トレイ2の両方
を折りたたんで本体側面に収納することができる。これ
により、不使用時のインクジェット装置の用紙搬送方向
の幅を小さくすることができる。その結果、不使用時の
インクジェット装置の省スペース化を図ることができ
る。
【0038】また、本実施形態では、上記したように、
本体内のフィードローラ13が、手差しされた用紙10
0の給紙および搬送を兼用で行うことによって、従来の
給紙ローラ部分(図5に示した、ピックアップローラ
(給紙ローラ)121を含むピックベースユニット12
0の周辺部)の部品点数を削減することができる。その
結果、本実施形態では、従来の給紙ローラ部分の組立工
数を削減することができる。
【0039】また、給紙ローラ周辺部の部品点数を削減
することができるので、インクジェット装置の省スペー
ス化を図ることができる。
【0040】また、本実施形態では、上記したように、
使用時には、給紙トレイ1と排紙トレイ2とをほぼ水平
方向に配置するとともに、給紙トレイ1から排紙トレイ
2に向かってほぼ水平方向に用紙100を手差しで挿入
することによって、図7に示した従来のように、ピック
アップローラ121とフィードローラ113との間で、
用紙100の給紙方向を斜めに傾いた方向から水平方向
に変える必要がない。それによって、用紙100は、給
紙から排出までの間、水平な状態で搬送される。その結
果、封筒などの厚みのある用紙に折り目をつけることな
く印字することができる。
【0041】また、本実施形態では、上記したように、
給紙トレイ1に給紙方向に引き出しおよび収納可能な給
紙補助トレイ1aを設けるとともに、排紙トレイ2に排
紙方向に引き出しおよび収納可能な排紙補助トレイ2a
を設けることによって、使用時には、必要に応じて、給
紙補助トレイ1aと排紙補助トレイ2aとを引き出すこ
とができる。それによって、サイズの大きい用紙に印字
する場合には、折り目をつけることなく、用紙を給紙ト
レイ1および排紙トレイ2に載置することができる。ま
た、給紙補助トレイ1aおよび排紙補助トレイ2aを、
給紙トレイ1および排紙トレイ2に収納可能に設けるこ
とによって、不使用時には、給紙トレイ1および排紙ト
レイ2とともに、本体側面に折りたたんで収納すること
ができる。その結果、不使用時のインクジェット装置の
省スペース化を図ることができる。
【0042】また、本実施形態では、上記したように、
給紙トレイ1および排紙トレイ2に、使用時に、給紙ト
レイ1および排紙トレイ2をほぼ水平方向に支持するた
めの支持部材1bおよび2bを設けることによって、使
用時に、給紙トレイ1および排紙トレイ2を所定の高さ
で容易にほぼ水平方向に配置することができる。また、
支持部材1bおよび2bを給紙トレイ1および排紙トレ
イ2に収納可能に設けることによって、不使用時には、
給紙トレイ1および排紙トレイ2とともに、本体側面に
折りたたんで収納することができる。その結果、不使用
時のインクジェット装置の省スペース化を図ることがで
きる。
【0043】また、本実施形態のインクジェット装置
は、図1に示したように、図5に示した従来のインクジ
ェット装置において給紙装置部分を取り除いた構造を有
する。その結果、従来のプリンタエンジン部を本実施形
態のプリンタエンジン部としてそのまま使用することが
できる。
【0044】なお、今回開示された実施形態は、すべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明
ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請
求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が
含まれる。
【0045】たとえば、上記した実施形態では、給紙補
助トレイ1aを、給紙トレイ1に給紙方向に引き出しお
よび収納可能に設けるとともに、排紙補助トレイ2a
を、排紙トレイ2に排紙方向に引き出しおよび収納可能
に設けたが、本発明はこれに限らず、給紙補助トレイ1
aおよび排紙補助トレイ2aを、給紙トレイ1および排
紙トレイ2に対して、それぞれ折りたたみ可能に設ける
とともに、使用時には給紙方向または排紙方向に開き、
不使用時には折りたたんで収納するようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、インク
ジェット装置の用紙搬送方向の幅を小さくするととも
に、ピックアップローラ(給紙ローラ)周辺部の組立工
程を削減することが可能な手差し給紙装置を用いたイン
クジェット装置を提供することができる。また、厚みの
ある用紙に折り目をつけることなく印字することが可能
な手差し給紙装置を用いたインクジェット装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるインクジェット装置
の内部の構成を示した斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態によるインクジェット装置
の斜視図である。
【図3】図2に示した一実施形態によるインクジェット
装置の側断面図である。
【図4】図2に示した一実施形態によるインクジェット
装置の側断面図である。
【図5】従来のインクジェット装置の内部の構成を示し
た斜視図である。
【図6】従来のインクジェット装置の斜視図である。
【図7】図6に示した従来のインクジェット装置の側断
面図である。
【図8】図6に示した従来のインクジェット装置の側断
面図である。
【符号の説明】
1 給紙トレイ 1a 給紙補助トレイ 1b 支持部材 2 排紙トレイ 2a 排紙補助トレイ 2b 支持部材 3 インクカートリッジ交換用カバー(蓋部) 13 フィードローラ(給紙搬送ローラ) 100 用紙 108 インクキャリア 110 インクカートリッジ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内に設けられ、インクカートリッジ
    を収納するためのインクキャリアと、 前記本体の一方の側面側に折りたたみ可能に設置され、
    使用時にはほぼ水平方向に配置される給紙トレイと、 前記本体の他方の側面側に折りたたみ可能に設置され、
    使用時にはほぼ水平方向に配置される排紙トレイと、 前記給紙トレイと前記排紙トレイとの間に位置するよう
    に、前記本体内に配置され、給紙および搬送を兼用で行
    う給紙搬送ローラとを備え、 使用時には、前記給紙トレイから前記排紙トレイに向か
    ってほぼ水平方向に用紙を手差しで挿入することによっ
    て印字を行う、手差し給紙装置を用いたインクジェット
    装置。
  2. 【請求項2】 前記給紙トレイは、給紙方向に引き出し
    および収納可能な給紙補助トレイを含み、 前記排紙トレイは、排紙方向に引き出しおよび収納可能
    な排紙補助トレイを含む、請求項1に記載の手差し給紙
    装置を用いたインクジェット装置。
  3. 【請求項3】 前記給紙トレイおよび前記排紙トレイ
    は、使用時に、前記給紙トレイおよび前記排紙トレイを
    ほぼ水平方向に支持するための支持部材を含み、 前記支持部材は、前記給紙トレイおよび前記排紙トレイ
    に収納可能に設けられている、請求項1または2に記載
    の手差し給紙装置を用いたインクジェット装置。
  4. 【請求項4】 前記本体の上面および側面の一部には、
    前記インクカートリッジを交換する際に開閉可能な蓋部
    が設けられている、請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の手差し給紙装置を用いたインクジェット装置。
  5. 【請求項5】 本体の一方の側面側に折りたたみ可能に
    設置され、使用時にはほぼ水平方向に配置される給紙ト
    レイと、 前記本体の他方の側面側に折りたたみ可能に設置され、
    使用時にはほぼ水平方向に配置される排紙トレイとを備
    え、 使用時には、前記給紙トレイから前記排紙トレイに向か
    ってほぼ水平方向に用紙を手差しで挿入することによっ
    て給紙を行う、手差し給紙装置。
JP2001061947A 2001-03-06 2001-03-06 手差し給紙装置およびそれを用いたインクジェット装置 Pending JP2002265101A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001061947A JP2002265101A (ja) 2001-03-06 2001-03-06 手差し給紙装置およびそれを用いたインクジェット装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001061947A JP2002265101A (ja) 2001-03-06 2001-03-06 手差し給紙装置およびそれを用いたインクジェット装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002265101A true JP2002265101A (ja) 2002-09-18

Family

ID=18921161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001061947A Pending JP2002265101A (ja) 2001-03-06 2001-03-06 手差し給紙装置およびそれを用いたインクジェット装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002265101A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009292615A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Sharp Corp 開閉型シート収納トレイ
US7922170B2 (en) 2008-03-14 2011-04-12 Seiko Epson Corporation Sheet type handling apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7922170B2 (en) 2008-03-14 2011-04-12 Seiko Epson Corporation Sheet type handling apparatus
JP2009292615A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Sharp Corp 開閉型シート収納トレイ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7510278B2 (en) Image forming apparatus
JP2002249242A (ja) シート材給送装置及び画像形成装置
JP2002265101A (ja) 手差し給紙装置およびそれを用いたインクジェット装置
JP2002292971A (ja) 記録装置
JP3800024B2 (ja) 記録装置
JP2002293467A (ja) 記録媒体の案内部材及びその案内部材を備えた記録装置
JP3915882B2 (ja) 記録媒体の供給装置、供給方法及び記録装置
JP2006240081A (ja) 手提げ用ハンドルを備えた記録装置
JP2002286035A (ja) 軸受け及びそれを備えた記録装置
JP2002284420A (ja) 記録媒体の排出装置及びその装置を備えた記録装置
JP5728989B2 (ja) 記録装置
JP2023095336A (ja) シート供給装置および記録装置
JP2023140943A (ja) ローラ脱着装置およびベルト搬送装置
JP5876655B2 (ja) 記録装置
JPH11246082A (ja) 給紙装置
JP2012192548A (ja) 記録装置
KR20030035515A (ko) 잉크젯 프린터
JP2002292970A (ja) 記録装置及びそのフレーム構造
JP2002302318A (ja) 記録媒体の排出装置におけるローラ固定部材及びそのローラ固定部材を備えた記録装置
JP2002308462A (ja) 搬送装置及び記録装置
JP2003305912A (ja) 記録装置
JP2002283583A (ja) インクジェット式記録装置
JP2001301239A (ja) 画像形成装置
JP2002283641A (ja) タイミングベルトの張設構造及び記録装置
JP2004083218A (ja) 記録装置