JP2002265054A - ホイール積み重ね装置 - Google Patents
ホイール積み重ね装置Info
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】パレットに対する保護プレートの接触面積を増
大させるとともに、相互の縦横方向の滑りを無くして、
ホイールの運搬や保管性を良好にする。 【解決手段】複数のホイールを並列に１段又は複数段積
載して搬送するためのパレット１と、パレット上面に敷
設され、また積載されたホイール上に被嵌される保護プ
レート５とからなり、パレットの平坦な上面には、相互
に異方向に向けた一対又は複数対の長溝２ａ，２ｂ，３
ａ，３ｂが形成されているとともに、保護プレートに
は、パレットの異方向に向けた長溝に対応する位置であ
って、保護プレートをパレット上面に敷設した際に、パ
レットに形成された異方向の長溝内に嵌合可能な位置決
め突出部６ａ，６ｂ，７ａ，７ｂが片面側に向けて突出
形成されている。 これによりパレット上面に対する保
護プレートの接触面積が著しく拡大するとともに、縦方
向に対する位置ずれと横方向に対する位置ずれとを十分
に阻止することができる。
大させるとともに、相互の縦横方向の滑りを無くして、
ホイールの運搬や保管性を良好にする。 【解決手段】複数のホイールを並列に１段又は複数段積
載して搬送するためのパレット１と、パレット上面に敷
設され、また積載されたホイール上に被嵌される保護プ
レート５とからなり、パレットの平坦な上面には、相互
に異方向に向けた一対又は複数対の長溝２ａ，２ｂ，３
ａ，３ｂが形成されているとともに、保護プレートに
は、パレットの異方向に向けた長溝に対応する位置であ
って、保護プレートをパレット上面に敷設した際に、パ
レットに形成された異方向の長溝内に嵌合可能な位置決
め突出部６ａ，６ｂ，７ａ，７ｂが片面側に向けて突出
形成されている。 これによりパレット上面に対する保
護プレートの接触面積が著しく拡大するとともに、縦方
向に対する位置ずれと横方向に対する位置ずれとを十分
に阻止することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ホイール
の大量運搬・保管に際して最適なホイール積み重ね装置
に関し、さらに詳しくはパレット上における多数のホイ
ール積み重ね作業の効率化と、積み重ね状態の安定化、
保護プレートの耐久性向上、および環境保護ならびにコ
ストの低減をはかることを目的とする。
の大量運搬・保管に際して最適なホイール積み重ね装置
に関し、さらに詳しくはパレット上における多数のホイ
ール積み重ね作業の効率化と、積み重ね状態の安定化、
保護プレートの耐久性向上、および環境保護ならびにコ
ストの低減をはかることを目的とする。
【０００２】
【従来の技術】従来公知の自動車用ホイールの梱包材料
は、木製のパレット上に複数個のホイールを１段又は複
数段重ねて積載する場合において、パレット上および上
下段のホイール間にボール紙を介在させ、あるいはパレ
ット上に、あらかじめ載置するホイールの大きさにあわ
せて形成した複数の凹部を有する樹脂製の保護プレート
を敷き、該保護プレートの各凹部にホイールのフランジ
部分を位置合わせして載置し、さらにその上に同様形状
の保護プレートを介して木製の木枠を載せ、また必要に
応じてこれを複数段重ねた状態にてワイヤーロープによ
る梱包仕上げをおこなうのが一般的であった。
は、木製のパレット上に複数個のホイールを１段又は複
数段重ねて積載する場合において、パレット上および上
下段のホイール間にボール紙を介在させ、あるいはパレ
ット上に、あらかじめ載置するホイールの大きさにあわ
せて形成した複数の凹部を有する樹脂製の保護プレート
を敷き、該保護プレートの各凹部にホイールのフランジ
部分を位置合わせして載置し、さらにその上に同様形状
の保護プレートを介して木製の木枠を載せ、また必要に
応じてこれを複数段重ねた状態にてワイヤーロープによ
る梱包仕上げをおこなうのが一般的であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たボール紙を介在させる場合においては、ホイールの載
置位置が特定せず、しかも上下段に積み重ねる場合にお
いても上下段のホイールが互いに位置ズレを起こして不
安定になりやすい。 そればかりでなく、積み重ね梱包
に用いられる木枠ならびに該木枠に取り付けられた渡し
板や間隔調整のための木材片等が経時的使用により緩み
を生じたり、あるいは脱落したりすることが多いために
耐久性に乏しく、また廃棄物を多量に生じやすい。
たボール紙を介在させる場合においては、ホイールの載
置位置が特定せず、しかも上下段に積み重ねる場合にお
いても上下段のホイールが互いに位置ズレを起こして不
安定になりやすい。 そればかりでなく、積み重ね梱包
に用いられる木枠ならびに該木枠に取り付けられた渡し
板や間隔調整のための木材片等が経時的使用により緩み
を生じたり、あるいは脱落したりすることが多いために
耐久性に乏しく、また廃棄物を多量に生じやすい。
【０００４】さらに前記した樹脂製の保護プレートを用
いる場合においても、パレット上面には一定の間隔を介
して複数枚の平行な板が渡されているために表面が平坦
ではなく、従って樹脂製の保護プレートに施された複雑
な形状の凹凸部と干渉しやすく安定性に欠けるほか、一
般的には補強の目的から周縁部に直角方向に曲げられた
フランジが形成されているために、これをパレット上に
敷いた場合には周縁部に形成されたフランジの存在によ
って凹部の底面がパレットの表面上に浮上してしまい、
したがってその浮き上がった凹部上にホイールを載置し
た場合においても、積載状態が不安定となり、時には荷
崩れの危険も生ずる。
いる場合においても、パレット上面には一定の間隔を介
して複数枚の平行な板が渡されているために表面が平坦
ではなく、従って樹脂製の保護プレートに施された複雑
な形状の凹凸部と干渉しやすく安定性に欠けるほか、一
般的には補強の目的から周縁部に直角方向に曲げられた
フランジが形成されているために、これをパレット上に
敷いた場合には周縁部に形成されたフランジの存在によ
って凹部の底面がパレットの表面上に浮上してしまい、
したがってその浮き上がった凹部上にホイールを載置し
た場合においても、積載状態が不安定となり、時には荷
崩れの危険も生ずる。
【０００５】またホイールの重みにより保護プレートが
複雑に変形し、経時的使用による強度劣化が避けられ
ず、耐久性の面において問題があるのみならず、保護プ
レートの変形や位置ズレによるホイールの特にディスク
面に擦傷を生ずることが多く、改善が望まれていたとこ
ろである。
複雑に変形し、経時的使用による強度劣化が避けられ
ず、耐久性の面において問題があるのみならず、保護プ
レートの変形や位置ズレによるホイールの特にディスク
面に擦傷を生ずることが多く、改善が望まれていたとこ
ろである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、上記し
た従来技術における問題点を解決し、保護プレートの耐
久性向上、コストの低減、ならびにホイール保護機能の
向上と積荷の安定性をはかり、さらに廃棄物を減少さ
せ、しかも積載ホイールの大小にも対応できるようにし
たものであって、具体的には請求項１の発明は、複数の
ホイールを並列に１段又は複数段積載して搬送するため
のパレットと、該パレット上面に敷設され、また積載さ
れたホイール上に被嵌される保護プレートとからなり、
パレットの平坦な上面には、相互に異方向に向けた一対
又は複数対の長溝が形成されているとともに、保護プレ
ートには、上記パレットの異方向に向けた長溝に対応す
る位置であって、保護プレートをパレット上面に敷設し
た際に、上記パレットに形成された異方向の長溝内に嵌
合可能な位置決め突出部が片面側に向けて突出形成され
ていることを特徴としたホイール積み重ね装置に関す
る。
た従来技術における問題点を解決し、保護プレートの耐
久性向上、コストの低減、ならびにホイール保護機能の
向上と積荷の安定性をはかり、さらに廃棄物を減少さ
せ、しかも積載ホイールの大小にも対応できるようにし
たものであって、具体的には請求項１の発明は、複数の
ホイールを並列に１段又は複数段積載して搬送するため
のパレットと、該パレット上面に敷設され、また積載さ
れたホイール上に被嵌される保護プレートとからなり、
パレットの平坦な上面には、相互に異方向に向けた一対
又は複数対の長溝が形成されているとともに、保護プレ
ートには、上記パレットの異方向に向けた長溝に対応す
る位置であって、保護プレートをパレット上面に敷設し
た際に、上記パレットに形成された異方向の長溝内に嵌
合可能な位置決め突出部が片面側に向けて突出形成され
ていることを特徴としたホイール積み重ね装置に関す
る。
【０００７】また請求項２の発明は、パレットの平坦な
上面に形成されたところの相互に異方向に向けた一対又
は複数対の長溝は、パレットの中心部を基点として略十
文字状方向に向けて形成されたものであるところの請求
項１に記載のホイール積み重ね装置に関する。 さらに
請求項３の発明は、パレットの平坦な上面に形成された
ところの相互に異方向に向けた一対又は複数対の長溝の
内、少なくとも一方向に向けた長溝が一定の間隔を介し
て平行に形成された複数条からなるものであるところの
請求項１〜２に記載のホイール積み重ね装置に関する。
上面に形成されたところの相互に異方向に向けた一対又
は複数対の長溝は、パレットの中心部を基点として略十
文字状方向に向けて形成されたものであるところの請求
項１に記載のホイール積み重ね装置に関する。 さらに
請求項３の発明は、パレットの平坦な上面に形成された
ところの相互に異方向に向けた一対又は複数対の長溝の
内、少なくとも一方向に向けた長溝が一定の間隔を介し
て平行に形成された複数条からなるものであるところの
請求項１〜２に記載のホイール積み重ね装置に関する。
【０００８】さらに請求項４の発明は、保護プレートに
は、ホイールのフランジ内周縁に沿わせた複数の円形突
出部が、位置決め突出部とは反対側面側に向けて突出形
成されているものであるところの請求項１〜３に記載の
ホイール積み重ね装置に関する。 さらに請求項５の発
明は、保護プレートには、位置決め突出部とは反対側面
側に向けて突出形成されたところの、ホイールの内周側
フランジ内周縁に沿わせた複数の円形突出部、および該
円形突出部から、その周縁外方であってホイールフラン
ジの厚みの少なくとも２倍以上の間隔を隔てた位置に、
ホイールのフランジ外周縁に沿わせる複数のフランジ受
け突出部を間欠位置に備えるものであるところの請求項
１〜４に記載のホイール積み重ね装置に関する。
は、ホイールのフランジ内周縁に沿わせた複数の円形突
出部が、位置決め突出部とは反対側面側に向けて突出形
成されているものであるところの請求項１〜３に記載の
ホイール積み重ね装置に関する。 さらに請求項５の発
明は、保護プレートには、位置決め突出部とは反対側面
側に向けて突出形成されたところの、ホイールの内周側
フランジ内周縁に沿わせた複数の円形突出部、および該
円形突出部から、その周縁外方であってホイールフラン
ジの厚みの少なくとも２倍以上の間隔を隔てた位置に、
ホイールのフランジ外周縁に沿わせる複数のフランジ受
け突出部を間欠位置に備えるものであるところの請求項
１〜４に記載のホイール積み重ね装置に関する。
【０００９】上記した構成において、パレットの上面に
形成されたところの異方向に向けた長溝内に、これと対
応個所に突設させた位置決め突出部を嵌合させて保護プ
レートを敷き、該保護プレートの上面に突出形成された
各円形突出部に、それぞれの内周側を位置合わせして複
数のホイールを積載し、また段積みする場合には、上記
により積載した各ホイールの上面に、さらに別の保護プ
レートを、上記した各円形突出部に対応した裏側の凹部
を各ホイールのフランジに合致させて被せるようにして
敷設し、さらにその上面に突出する各円形突出部に合わ
せて２段目のホイールを積載し、以下同様の手順により
第３段目以降の段積みをおこなう。
形成されたところの異方向に向けた長溝内に、これと対
応個所に突設させた位置決め突出部を嵌合させて保護プ
レートを敷き、該保護プレートの上面に突出形成された
各円形突出部に、それぞれの内周側を位置合わせして複
数のホイールを積載し、また段積みする場合には、上記
により積載した各ホイールの上面に、さらに別の保護プ
レートを、上記した各円形突出部に対応した裏側の凹部
を各ホイールのフランジに合致させて被せるようにして
敷設し、さらにその上面に突出する各円形突出部に合わ
せて２段目のホイールを積載し、以下同様の手順により
第３段目以降の段積みをおこなう。
【００１０】なおこの場合において、積載するホイール
の径が小さい場合には、各ホイールの内周面フランジ部
を保護プレートに形成した円形突出部の外周端縁に添わ
せて位置合わせするようにし、またホイールの径が比較
的大きい場合には、各ホイールの外周縁フランジ部を、
保護プレートの円形突出部からホイールフランジの厚み
の少なくとも２倍以上の間隔を隔てた放射外方位置に、
ホイールのフランジ外周縁に沿わせて形成したフランジ
受け突出部に当接もしくは接近させた状態にて位置合わ
せして整然と積載する。
の径が小さい場合には、各ホイールの内周面フランジ部
を保護プレートに形成した円形突出部の外周端縁に添わ
せて位置合わせするようにし、またホイールの径が比較
的大きい場合には、各ホイールの外周縁フランジ部を、
保護プレートの円形突出部からホイールフランジの厚み
の少なくとも２倍以上の間隔を隔てた放射外方位置に、
ホイールのフランジ外周縁に沿わせて形成したフランジ
受け突出部に当接もしくは接近させた状態にて位置合わ
せして整然と積載する。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下において本発明の具体的な内
容を、図１〜４にあらわした実施例をもとに説明する
と、１はパレット、５は保護プレート、Ｈはホイールを
あらわす。 パレット１は、好ましくは全体がプラスチ
ック等の合成樹脂材や金属等、十分に剛性のある材料の
ものを使用するのがよく、しかも複数個のホイールＨを
載置するに十分な平面積を有すると共に、上下方向に一
定の厚みを有し、しかも側面方向からフォークリフトの
フォーク爪を差し込むためのフォーク溝４・４が形成さ
れている。
容を、図１〜４にあらわした実施例をもとに説明する
と、１はパレット、５は保護プレート、Ｈはホイールを
あらわす。 パレット１は、好ましくは全体がプラスチ
ック等の合成樹脂材や金属等、十分に剛性のある材料の
ものを使用するのがよく、しかも複数個のホイールＨを
載置するに十分な平面積を有すると共に、上下方向に一
定の厚みを有し、しかも側面方向からフォークリフトの
フォーク爪を差し込むためのフォーク溝４・４が形成さ
れている。
【００１２】さらにパレット１の上面は平坦で、該平坦
な平面には中心部を基点として略十文字状方向に、互い
に交差方向に向けた縦横の長溝２ａ・２ｂおよび３ａ・
３ｂが形成されている。 なおこの場合における長溝２
ａ・２ｂおよび３ａ・３ｂは、図１の実施例においては
各方向に向けた長溝が、それぞれ一定の間隔を介して２
条宛形成してあるが、１条宛、又は３条以上としてもよ
く、また縦横の長溝２ａ・２ｂおよび３ａ・３ｂのすべ
てについて１条又は２条以上とするほかに、縦又は横方
向に向けた長溝の内、一方の長溝のみについて複数条の
構成としてもよい。
な平面には中心部を基点として略十文字状方向に、互い
に交差方向に向けた縦横の長溝２ａ・２ｂおよび３ａ・
３ｂが形成されている。 なおこの場合における長溝２
ａ・２ｂおよび３ａ・３ｂは、図１の実施例においては
各方向に向けた長溝が、それぞれ一定の間隔を介して２
条宛形成してあるが、１条宛、又は３条以上としてもよ
く、また縦横の長溝２ａ・２ｂおよび３ａ・３ｂのすべ
てについて１条又は２条以上とするほかに、縦又は横方
向に向けた長溝の内、一方の長溝のみについて複数条の
構成としてもよい。
【００１３】さらに保護プレート５は、プラスチック板
や金属板等の、ある程度剛性を有する材質からなり、後
記する複数個のホイールＨに当接する円形突出部８の部
分を除けた位置には、該保護プレート５をパレット１の
上面に敷設した際に、上記パレット１に形成された縦横
の両長溝２ａ・２ｂおよび３ａ・３ｂに対応する個所
に、それぞれの長溝内に嵌合可能な位置決め突出部６ａ
・６ｂおよび７ａ・７ｂが保護プレート５の片面側に突
出させて形成されている。 なおこの場合、前記した縦
横の長溝２および３の形成本数が実施例の図１のように
各２条宛ではない場合においては、それらの構成に合致
するように形成する必要がある。
や金属板等の、ある程度剛性を有する材質からなり、後
記する複数個のホイールＨに当接する円形突出部８の部
分を除けた位置には、該保護プレート５をパレット１の
上面に敷設した際に、上記パレット１に形成された縦横
の両長溝２ａ・２ｂおよび３ａ・３ｂに対応する個所
に、それぞれの長溝内に嵌合可能な位置決め突出部６ａ
・６ｂおよび７ａ・７ｂが保護プレート５の片面側に突
出させて形成されている。 なおこの場合、前記した縦
横の長溝２および３の形成本数が実施例の図１のように
各２条宛ではない場合においては、それらの構成に合致
するように形成する必要がある。
【００１４】さらに保護プレート５には、外周縁がホイ
ールＨのフランジＨＦの内周縁に接近して沿わせること
ができる程度の径を有する複数の円形突出部８が形成さ
れ、また該円形突出部８から放射外方であって、ホイー
ルフランジＨＦの厚みの少なくとも２倍以上の間隔を隔
てた位置に、ホイールＨのフランジＨＦの外周縁に沿わ
せる複数のフランジ受け突出部９ａ・９ｂ・９ｃ・９ｄ
が形成されている。
ールＨのフランジＨＦの内周縁に接近して沿わせること
ができる程度の径を有する複数の円形突出部８が形成さ
れ、また該円形突出部８から放射外方であって、ホイー
ルフランジＨＦの厚みの少なくとも２倍以上の間隔を隔
てた位置に、ホイールＨのフランジＨＦの外周縁に沿わ
せる複数のフランジ受け突出部９ａ・９ｂ・９ｃ・９ｄ
が形成されている。
【００１５】上記した構成において、パレット１の平坦
な上面に形成された縦横の両長溝２ａ・２ｂおよび３ａ
・３ｂ内に、これと対応個所に突設させた位置決め突出
部６ａ・６ｂおよび７ａ・７ｂをそれぞれ嵌合させて保
護プレート５を敷き、さらに該保護プレート５の上面に
突出形成された各円形突出部８に、それぞれのフランジ
ＨＦの内周側を位置合わせして複数のホイールＨを積載
する。 また段積みする場合には、上記により積載した
各ホイールＨの上面に、さらに別の保護プレート５を、
上記した各円形突出部８の裏側の凹部を各ホイールＨの
フランジＨＦに合致させて、これに被せるようにして敷
設し、さらにその上面に突出する各円形突出部８に合わ
せて２段目のホイールＨを積載し、以下同様の手順によ
り第３段目以降の段積みをおこなう。
な上面に形成された縦横の両長溝２ａ・２ｂおよび３ａ
・３ｂ内に、これと対応個所に突設させた位置決め突出
部６ａ・６ｂおよび７ａ・７ｂをそれぞれ嵌合させて保
護プレート５を敷き、さらに該保護プレート５の上面に
突出形成された各円形突出部８に、それぞれのフランジ
ＨＦの内周側を位置合わせして複数のホイールＨを積載
する。 また段積みする場合には、上記により積載した
各ホイールＨの上面に、さらに別の保護プレート５を、
上記した各円形突出部８の裏側の凹部を各ホイールＨの
フランジＨＦに合致させて、これに被せるようにして敷
設し、さらにその上面に突出する各円形突出部８に合わ
せて２段目のホイールＨを積載し、以下同様の手順によ
り第３段目以降の段積みをおこなう。
【００１６】なおこの場合において、積載するホイール
Ｈの径が小さい場合（ＨＳ）には、各ホイールＨの内周
面フランジ部ＨＦを保護プレート５に形成した円形突出
部８の外周端縁に添わせて位置合わせ（図２および図３
のＨＳ参照）するようにし、またホイールＨの径が比較
的大きい場合（ＨＬ）には、各ホイールＨの外周縁フラ
ンジ部ＨＦを、保護プレート５の円形突出部８からホイ
ールフランジＨＦの厚みの少なくとも２倍以上の間隔を
隔てた位置に、ホイールのフランジ外周縁に沿わせて形
成したところのフランジ受け突出部９ａ・９ｂ・９ｃ・
９ｄに当接もしくは接近させた状態にて位置合わせ（図
２および図３のＨＬ参照）して整然と積載する。
Ｈの径が小さい場合（ＨＳ）には、各ホイールＨの内周
面フランジ部ＨＦを保護プレート５に形成した円形突出
部８の外周端縁に添わせて位置合わせ（図２および図３
のＨＳ参照）するようにし、またホイールＨの径が比較
的大きい場合（ＨＬ）には、各ホイールＨの外周縁フラ
ンジ部ＨＦを、保護プレート５の円形突出部８からホイ
ールフランジＨＦの厚みの少なくとも２倍以上の間隔を
隔てた位置に、ホイールのフランジ外周縁に沿わせて形
成したところのフランジ受け突出部９ａ・９ｂ・９ｃ・
９ｄに当接もしくは接近させた状態にて位置合わせ（図
２および図３のＨＬ参照）して整然と積載する。
【００１７】
【発明の効果】本発明は上記した通り、請求項１の発明
は、パレットの平坦な上面には、相互に異方向に向けた
一対又は複数対の長溝が形成されているとともに、保護
プレートには、上記したパレットの異方向に向けた長溝
に対応する位置であって、保護プレートをパレット上面
に敷設した際に、上記パレットに形成された縦横の両長
溝内にそれぞれ嵌合可能な位置に位置決め突出部が形成
されているために、保護プレート自体に多少の寸法精度
の狂いを有していたとしてもパレットの長溝内に容易に
嵌合させることができて作業性を向上させることができ
る。
は、パレットの平坦な上面には、相互に異方向に向けた
一対又は複数対の長溝が形成されているとともに、保護
プレートには、上記したパレットの異方向に向けた長溝
に対応する位置であって、保護プレートをパレット上面
に敷設した際に、上記パレットに形成された縦横の両長
溝内にそれぞれ嵌合可能な位置に位置決め突出部が形成
されているために、保護プレート自体に多少の寸法精度
の狂いを有していたとしてもパレットの長溝内に容易に
嵌合させることができて作業性を向上させることができ
る。
【００１８】またパレット上面に対する保護プレートの
接触面積が著しく拡大するとともに、縦方向に対する位
置ずれと横方向に対する位置ずれとを十分に阻止するこ
とができる結果、保護プレート上に積載されたホイール
の安定性がきわめて良好となり、輸送あるいは保管上に
おける信頼性が高い。
接触面積が著しく拡大するとともに、縦方向に対する位
置ずれと横方向に対する位置ずれとを十分に阻止するこ
とができる結果、保護プレート上に積載されたホイール
の安定性がきわめて良好となり、輸送あるいは保管上に
おける信頼性が高い。
【００１９】そればかりでなく、保護プレート自体の耐
久強度を向上させることができ、またパレットと保護プ
レート間、および複数段に積み重ねられる上下の保護プ
レート間に介在される木片等のスペーサーや、あるいは
最上段のホイール上に重ねられる木枠等が不要となり、
そのために廃棄物が減少して環境性を良好にすることが
できる。
久強度を向上させることができ、またパレットと保護プ
レート間、および複数段に積み重ねられる上下の保護プ
レート間に介在される木片等のスペーサーや、あるいは
最上段のホイール上に重ねられる木枠等が不要となり、
そのために廃棄物が減少して環境性を良好にすることが
できる。
【００２０】さらに請求項５の発明にあっては、保護プ
レートには、ホイールのフランジ内周縁に沿わせた複数
の円形突出部のほか、その放射外方であって該円形突出
部からホイールフランジの厚みの少なくとも２倍以上の
間隔を隔てた位置に、ホイールのフランジ外周縁に沿わ
せる複数のフランジ受け突出部を備えるために、積載す
るホイールの径が小さい場合には、各ホイールの内周面
フランジ部を保護プレートに形成した円形突出部の外周
端縁に添わせて位置合わせし、またホイールの径が比較
的大きい場合には、各ホイールの外周縁フランジ部を複
数のフランジ受け突出部に当接もしくは接近させた状態
にて位置合わせして積載することができるために、積載
するホイールの大小に合わせて腹数種の保護プレートを
準備する必要がなくなり、その結果作業性の向上とコス
トの低減をはかることが可能になる。
レートには、ホイールのフランジ内周縁に沿わせた複数
の円形突出部のほか、その放射外方であって該円形突出
部からホイールフランジの厚みの少なくとも２倍以上の
間隔を隔てた位置に、ホイールのフランジ外周縁に沿わ
せる複数のフランジ受け突出部を備えるために、積載す
るホイールの径が小さい場合には、各ホイールの内周面
フランジ部を保護プレートに形成した円形突出部の外周
端縁に添わせて位置合わせし、またホイールの径が比較
的大きい場合には、各ホイールの外周縁フランジ部を複
数のフランジ受け突出部に当接もしくは接近させた状態
にて位置合わせして積載することができるために、積載
するホイールの大小に合わせて腹数種の保護プレートを
準備する必要がなくなり、その結果作業性の向上とコス
トの低減をはかることが可能になる。
【図１】本発明の一実施例であるホイール積み重ね装置
の分解斜視図。
の分解斜視図。
【図２】保護プレートの平面図。
【図３】図２におけるＡ−Ａ部分の拡大図。
【図４】本発明のホイール積み重ね装置を用いて径大の
ホイールを段積みした状態の斜視図。
ホイールを段積みした状態の斜視図。
１ パレット ２ａ 長溝 ２ｂ 長溝 ３ａ 長溝 ３ｂ 長溝 ４ フォーク溝 ５ 保護プレート ６ａ 位置決め突出部 ６ｂ 位置決め突出部 ７ａ 位置決め突出部 ７ｂ 位置決め突出部 ８ 円形突出部 ９ａ フランジ受け突出部 ９ｂ フランジ受け突出部 ９ｃ フランジ受け突出部 ９ｄ フランジ受け突出部 Ｈ ホイール ＨＦ フランジ ＨＳ 小径のホイール ＨＬ 大径のホイール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ６５Ｄ 71/00 Ｂ６５Ｄ 85/06 85/06 Ｂ６５Ｇ 57/16 Ｂ６５Ｇ 57/16 Ｂ６５Ｄ 71/00 Ｓ Ｆターム(参考） 3E063 AA11 BA01 BA05 CA01 EE01 FF03 FF06 FF20 GG03 3E066 AA12 BA01 CA01 CA11 FA03 GA03 GA12 HA05 JA13 KA04 KA20 NA23 NA60 3E067 AA13 AB99 AC04 AC12 AC15 BA02B BA08C BB11B BB11C BB14B BB14C BC06B BC06C CA30 DA08 FA01 FC04 GD03 3E068 AA34 AC01 BB08 BB09 BB11 CC15 CE03 CE08 DD04 DD07 DD08 DE01 EE01 EE06 EE09 3F029 AA08 BA02 BA05 DA01
Claims (5)
- 【請求項１】複数のホイールを並列に１段又は複数段積
載して搬送するためのパレットと、該パレット上面に敷
設され、また積載されたホイール上に被嵌される保護プ
レートとからなり、パレットの平坦な上面には、相互に
異方向に向けた一対又は複数対の長溝が形成されている
とともに、保護プレートには、上記パレットの異方向に
向けた長溝に対応する位置であって、保護プレートをパ
レット上面に敷設した際に、上記パレットに形成された
異方向の長溝内に嵌合可能な位置決め突出部が片面側に
向けて突出形成されていることを特徴としたホイール積
み重ね装置。 - 【請求項２】パレットの平坦な上面に形成されたところ
の相互に異方向に向けた一対又は複数対の長溝は、パレ
ットの中心部付近を基点として略十文字状方向に向けて
形成されたものであるところの請求項１に記載のホイー
ル積み重ね装置。 - 【請求項３】パレットの平坦な上面に形成されたところ
の相互に異方向に向けた一対又は複数対の長溝の内、少
なくとも一方向に向けた長溝が一定の間隔を介して平行
に形成された複数条からなるものであるところの請求項
１〜２に記載のホイール積み重ね装置。 - 【請求項４】保護プレートには、ホイールのフランジ内
周縁に沿わせた複数の円形突出部が、位置決め突出部と
は反対側面側に向けて突出形成されているものであると
ころの請求項１〜３に記載のホイール積み重ね装置。 - 【請求項５】保護プレートには、位置決め突出部とは反
対側面側に向けて突出形成されたところの、ホイールの
内周側フランジ内周縁に沿わせた複数の円形突出部、お
よび該円形突出部から、その周縁外方であってホイール
フランジの厚みの少なくとも２倍以上の間隔を隔てた位
置に、ホイールのフランジ外周縁に沿わせる複数のフラ
ンジ受け突出部を間欠位置に備えるものであるところの
請求項１〜４に記載のホイール積み重ね装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001062007A JP2002265054A (ja) | 2001-03-06 | 2001-03-06 | ホイール積み重ね装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001062007A JP2002265054A (ja) | 2001-03-06 | 2001-03-06 | ホイール積み重ね装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002265054A true JP2002265054A (ja) | 2002-09-18 |
Family
ID=18921219
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001062007A Pending JP2002265054A (ja) | 2001-03-06 | 2001-03-06 | ホイール積み重ね装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002265054A (ja) |
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- 2001-03-06 JP JP2001062007A patent/JP2002265054A/ja active Pending
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