JP2002264862A - 自転車等の補助席取付構造 - Google Patents

自転車等の補助席取付構造

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JP2002264862A JP2001116101A JP2001116101A JP2002264862A JP 2002264862 A JP2002264862 A JP 2002264862A JP 2001116101 A JP2001116101 A JP 2001116101A JP 2001116101 A JP2001116101 A JP 2001116101A JP 2002264862 A JP2002264862 A JP 2002264862A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】安全性を損なうことなく補助席を強固に固定で
きて、かつ、荷台に取付具を装着せずに補助席を容易に
着脱できる補助席取付構造を提供する。 【解決手段】第1の連結手段13が、補助席12の前方
下部に於いて、取付面に沿った水平軸を軸支に可動であ
り、バネ等の付勢部13aによって付勢された状態で、
前記荷台の第1の枠部分に先端の引掛け部を引掛ける構
造を有し、かつ第2の連結手段14が、前記荷台の第2
の枠部分に第1の連結手段13の復元力の作用に抗する
方向に差込まれる構造を有しており、第2の連結手段1
4を前記荷台の第2の枠部分に差込んだ後、前記付勢部
に抗して起した第1の連結手段13の先端の引掛け部を
荷台の第1の枠部分に引掛けることによって、補助席を
固定することを特徴としている。 【効果】安全性をを損なうことなく補助席を強固に固定
できて、かつ、容易に着脱できる。することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車等の二輪車
の荷台に取付ける補助席の取付構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図1に、自転車等の後部荷台に取付けら
れる補助席の従来例を示す。図2には一般に普及してい
る荷台を示す。従来例の補助席2は、座席部2a、背も
たれ部2b、左右ひじ掛部2c、左右足掛部2d、取っ
手部2e及び取付板2fで構成され、荷台1を構成する
成形された枠の下部に取付板2fを当て、補助席2を荷
台1に置いて上方又は下方からネジ締めによって固定す
るものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の補助席は、取付
板とネジ締めによって荷台に固定されているため、補助
席を使用しない時や荷台を他の用途に使用する時、邪魔
になるこの補助席を取外すことが容易でなく、取付けも
同様に手間のかかるものであった。
【0004】本発明はこれらの不都合を解決するもの
で、安全性を損なうことなく補助席を強固に固定でき
て、かつ、荷台に取付具を装着せずに補助席を容易に着
脱できる補助席取付構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の構成上
の特徴と作用効果を示す。請求項1の発明は、自転車等
の荷台に補助席を自在に着脱する取付構造であって、前
記補助席の前方下部もしくは下方前部に於いて、前記荷
台の少なくとも1つの第1の枠部分に連結される少なく
とも1つの第1の連結手段を有し、かつ前記補助席の下
部に於いて、前記荷台の少なくとも1つの第2の枠部分
に連結される少なくとも1つの第2の連結手段を有し
て、前記補助席を固定することを特徴としている。
【0006】請求項1の発明の構成によれば、自転車等
の荷台に補助席を自在に着脱できる作用効果がある。ま
た取付具(第1の連結手段、第2の連結手段)が補助席
側に取付けられている(荷台には特に取付具を装着する
必要がない)ために、補助席を取去った後も荷台を他の
用途に自由に使用できる作用効果がある。
【0007】請求項2の発明の構成上の特徴と作用効果
を示す。請求項2の発明は、請求項1の構成上の特徴に
加えて、前記第1の連結手段が、前記補助席の前方下部
に於いて、取付面に沿った水平軸を軸支に可動であって
バネ等の付勢部によって付勢された状態で前記荷台の第
1の枠部分に先端の引掛け部を引掛ける構造を有し、か
つ前記第2の連結手段が、前記荷台の第2の枠部分に前
記第1の連結手段の復元力の作用に抗する方向に差込ま
れる構造を有しており、前記第2の連結手段を前記荷台
の第2の枠部分に差込んだ後、前記付勢部に抗して起し
た前記第1の連結手段の先端の引掛け部を前記荷台の第
1の枠部分に引掛けることによって、前記補助席を固定
することを特徴としている。
【0008】請求項2の発明の構成によれば、請求項1
と同様の作用効果がある。また、勢いよく放たれる付勢
された第1の連結手段の引掛け部を受止めるのは、スチ
ール製の荷台であり、補助席は第1の連結手段を取付け
固定するだけの強度があればよいので、補助席は樹脂製
であってもよい。
【0009】請求項3の発明の構成上の特徴と作用効果
を示す。請求項3の発明は、請求項1の構成上の特徴に
加えて、前記第1の連結手段が、前記補助席の下方前部
に於いて、取付面に沿って前方もしくは後方にも可動で
あってバネ等の付勢部によって付勢された状態で前記荷
台の第1の枠部分に先端の引掛け部を引掛ける構造を有
し、かつ前記第2の連結手段が、前記荷台の第2の枠部
分に前記第1の連結手段の復元力の作用に抗する方向に
差込まれる構造を有しており、前記第2の連結手段を前
記荷台の第2の枠部分に差込んだ後、前記付勢部に抗し
て動かした前記第1の連結手段の先端の引掛け部を前記
荷台の第1の枠部分に引掛けることによって、前記補助
席を固定することを特徴としている。
【0010】請求項3の発明の構成によれば、請求項1
と同様の作用効果がある。また、荷物かごに衝撃力が加
わることがないので、荷物かごは樹脂製であってもよ
い。
【0011】請求項4の発明の構成上の特徴と作用効果
を示す。請求項4の発明は、請求項2乃至3の構成上の
特徴に加えて、前記第1の連結手段の引掛け部が前記荷
台の第1の枠部分から外れようとする動きを外れ防止手
段が遮る構造を有することを特徴としている。
【0012】請求項4の発明の構成によれば、請求項2
乃至3の作用効果に加えて、第1の連結手段の引掛け部
が第1の枠部分からより外れ難くなり、補助席をより確
実に固定できる作用効果がある。
【0013】請求項5の発明の構成上の特徴と作用効果
を示す。請求項5の発明は、請求項1の構成上の特徴に
加えて、前記第1の連結手段が、前記補助席の下方前部
に於いて、差込み部、抜止め部、支持部及び操作部もし
くはバネ等の付勢部、差込み部、抜止め部、支持部及び
操作部を有し、前記荷台の第1の枠部分に垂直方向から
差込まれた差込み部に枠抜けを遮るように抜止め部を引
掛け、操作部を傾倒して発生する構造的な弾性力によっ
て、操作部が傾倒した状態と抜止め部を引掛けた状態を
保持する構造を有し、かつ前記第2の連結手段が、前記
荷台の第2の枠部分に前記第2の連結手段自身の枠抜け
を抗する方向に差込まれる構造を有しており、前記第2
の連結手段を前記荷台の第2の枠部分に差込んだ後、前
記第1の連結手段の差込み部を前記荷台の第1の枠部分
に差込み、抜止め部を差込み部に引掛け、レバーを傾倒
して、前記補助席を固定することを特徴としている。
【0014】第2の連結手段自身の枠抜けを抗する方向
に差込まれる構造とは、前記荷台の第1の枠部分が伸び
る方向や第1の連結手段の差込み部を差込む方向と異な
る方向から差込まれる構造を言う。
【0015】請求項5の発明の構成によれば、請求項1
と同様の作用効果がある。また、荷物かごに衝撃力が加
わることがないので、荷物かごは樹脂製であってもよ
い。
【0016】
【発明の実施の形態】各図を参照しながら、本発明の実
施の形態(以下、「実施例」という)について説明す
る。
【0017】実施例1を図2、図3、図5、図8と図9
に基づいて説明する。図3に示す本発明(請求項1及び
2)の実施例1に於いては、荷台1に従来例の取付板2
f等の取付具(連結手段)が無く、図4に詳細を示す第
1の連結手段が補助席12の前面下部に取付けられ、図
5に詳細を示す第2の連結手段が補助席12の底面中央
部に取付けられている。
【0018】第1の連結手段13の構成要素である可動
枠13bは、左右に分かれた支軸13dを軸に回転方向
に可動であり、その先端は荷台の前方左右枠中央部1a
3を引掛けるために90度ほど曲がった形状の引掛け部
13cになっている。左右の支軸13dには各々付勢部
(バネ)13aが取付けられており、可動枠13bと補
助席12が引き合う方向に復元力が働くようになってい
る。可動枠13bは、取付板13eの上部左右の一部を
支軸13dに対して直角に曲げ起した面の支持穴13g
に左右の支軸13dを嵌め込んで、可動な状態で取付板
13eに取付けられている。その取付板13eは補助席
の前面下部にネジ(13f)締めによって、取付けられ
ている。
【0019】第2の連結手段14は、荷台の後方左右枠
1bもしくは荷台の外枠後部1c3に差込んで、付勢手
段13aの復元力に抗して補助席12が前方に動かない
ようにするものである。図5の(a)は荷台の外枠後部
1c3に差込む例(14A)であり、(b)は荷台の後
方左右枠左右部1b1、1b2に差込む別の例(14B
1、14B2)である。
【0020】補助席12の取付手順は次の通りである。
補助席12の底面中央部の第2の連結手段14を荷台の
後方左右枠左部1b1と後方左右枠右部1b2(又は荷
台の外枠後部1c3)に差込んで補助席12を荷台1に
置いた後、補助席12の前面下部の第1の連結手段13
の可動枠13bを、支軸13dを軸とする付勢部13a
の復元力に抗して充分に引起こし、復元力の方向に少し
戻しながら、先端の引掛け部13cを荷台の前方左右枠
中央部1a3に引掛ける。この時、付勢部の復元力は可
動枠13bと補助席12が引き合う(言換えれば、補助
席12を前方に引寄せる)ように作用する。しかし、補
助席12の底面中央部の第2の連結手段14によってそ
の動きが遮られて、補助席は強固に固定されることにな
る。
【0021】図5(b)の第2の連結手段14Bは2個
有って、荷台の後方左右枠左部1b1と右部1b2に差
込まれている。左右2個所に差込むことによって、補助
席12の横方向の揺れを防止し、より安定に固定するこ
とができる。
【0022】図8は、実施例1に適用できる外れ防止手
段の例15を示す。第1の連結手段13の引掛け部13
cは、付勢部13aの強力な復元力によって、荷台の前
方左右枠中央部1a3に強力に連結されているが、さら
にこの外れ防止手段15は、第1の連結手段の引掛け部
13cが前方左右枠中央部1a3から外れる方向の動き
を遮るように作用する。外れ防止手段15は、その取付
板15dが第1の連結手段の引掛け部13cに溶接やネ
ジ止めで固定される。第1の連結手段の連結前(外れ防
止手段のセット前)に突出している突出部15bが前方
左右枠中央部1a3の連結される動きで押し込められる
ことによって、その反対側の遮断部15aは付勢部15
cに抗して起き上がり、所定の遮断位置に移動する。そ
の後、保持片15eを手動で引起こして遮断部15aの
切り欠き部分に引掛け、遮断部15aをその遮断位置に
保持することができる。反対に、保持片15eを遮断部
15aの切り欠き部分から外せば、外れ防止手段15の
作用を解除でき、第1の連結手段の引掛け部13cを前
方左右枠中央部1a3から外すことができる。
【0023】このように外れ防止手段15は、誤操作等
の何らかの原因で第1の連結手段の引掛け部13cが前
方左右枠中央部1a3から外れようとする動きを遮って
その連結が解かれないようにして、補助席をより確実に
固定するという作用効果がある。
【0024】図9は、実施例1に適用できる外れ防止手
段の別の例15Aを示し、盗難防止用の鍵を有するもの
である。外れ防止手段15Aは、そのケース15dが第
1の連結手段の引掛け部13cに溶接されて固定されて
いる。図9は、外れ防止手段15Aがセットされた状態
を表わしている。第1の付勢部15Acに抗して、摘み
15Abが位置Aから位置Bに来るように遮断部15A
aを遮断位置まで手動で回転させると、遮断部15Aa
の後端付近の切り欠き部分(溝)も位置Cに移動する。
この時、レバー15Aeの先端のフックが第2の付勢部
15Afの弾性力によってこの切り欠き部分に落ち込
み、引っ掛るが、この引っ掛りによって遮断部15Aa
は、第1の付勢部15Acの復元力による戻りが阻止さ
れて遮断位置に保持される。この遮断位置の保持は次の
ようにして解除される。鍵の構成要素である解除棒15
Ahを(図中左方向に)押込み、レバー15Aeのフッ
クと(支点に対して)反対側の先端を第2の付勢部15
Afの弾性力に抗して(図中左方向に)押付け、レバー
15Aeのフックを切り欠き部分から外すことによっ
て、遮断部15Aaを第1の付勢部15Acの復元力に
よって遮断位置から引戻して解除される。
【0025】鍵は複数の数字を持つ3つの回転輪15A
gと解除棒15Ah及び第3の付勢手段15Ajで構成
されている。各々の回転輪で所定の数字の内側にだけ、
各々の回転輪に対応した解除棒の突起部が通過できる切
り欠き溝があり、回転輪がその所定の数字の組合せの位
置にある時だけ切り欠き溝が一列に並んで、初めて解除
棒15Ahが可動となるように構成されている。解除棒
15Ahは、遮断部15Aaの遮断位置を解除するため
に押込み操作するもので、操作が終れば、第3の付勢手
段15Ajの復元力によって元の位置に戻される。回転
輪が所定の数字の組合せの位置にない時は、解除棒15
Ahを動かすことができず、遮断部15Aaの遮断位置
を解除することができないものである。
【0026】このように外れ防止手段15Aは、図8の
外れ防止手段15と同様の効果があるだけでなく、鍵付
きであるため盗難を防止できるという作用効果がある。
【0027】実施例2を図2、図5、図6乃至図9に基
づいて説明する。図6に示す本発明(請求項1及び3)
の実施例2に於いては、荷台1に従来例の取付板2f等
の取付具(連結手段)が無く、図7に詳細を示す第1の
連結手段23が補助席22の底面前部に取付けられ、図
5に詳細を示す第2の連結手段差込み手段24が、補助
席22の底面中央部に取付けられている。
【0028】第1の連結手段23の構成要素である可動
枠23bは、その左右の枠が取付板23eの前後左右に
位置する4ヵ所の支持部23dの穴に通されて支えら
れ、取付面に沿って前方もしくは後方にも可動であり、
その先端は荷台の前方左右枠中央部1a3を引掛けるた
めに90度ほど曲がった形状の引掛け部23cになって
いる。可動枠23bの左右の枠には前後の支持部23d
の間に各々付勢手段(バネ)23aが取付けられてお
り、先端の引掛け部23cと補助席22が引き合う方向
に復元力が働くようになっている。取付板23eは補助
席の底面前部にネジ(23f)締めによって取付けられ
ている。
【0029】第2の連結手段24は、実施例1の第2の
取付手段14と同一で、荷台の後方左右枠1bもしくは
荷台の外枠1cに差込んで、付勢部23aの後方に働く
復元力に抗して補助席22が前方に動かないようにする
ものである。付勢部23aの復元力が反対方向(前方)
に働くように構成する時は、補助席22が後方に動かな
いように差込み手段を反対方向に取付ければよい。
【0030】補助席22の取付手順は次の通りである。
補助席22の底面中央部の第2の連結手段24を荷台の
後方左右枠左部1b1と後方左右枠右部1b2(又は荷
台の外枠後部1c3)に差込んで補助席22を荷台1に
置いた後、第1の連結手段23の可動枠23bを付勢部
23aの復元力に抗して充分に動かし、復元力の方向に
少し戻しながら、先端の引掛け部23cを荷台の前方左
右枠中央部1a3に引掛ける。この時、付勢部の復元力
は可動枠23bと補助席22が引き合う(言換えれば、
補助席22を前方に引寄せる)ように作用する。しか
し、補助席22の底面中央部の第2の連結手段24によ
ってその動きが遮られて、補助席は強固に固定されるこ
とになる。
【0031】図8の外れ防止手段の例15及び図9の外
れ防止手段の別の例15Aは、実施例1と同様に実施例
2にも適用できるものであり、説明を省略する。
【0032】実施例3を図2、図5、図10、図11及
び図12に基づいて説明する。図10に示す本発明(請
求項1及び4)の実施例3に於いては、荷台1に従来例
の取付板2f等の取付具(連結手段)が無く、図11に
詳細を示す第1の連結手段33が補助席32の底面前部
に取付けられ、図5に詳細を示す第2の連結手段34が
補助席32の底面中央部に取付けられている。
【0033】図11に示す第1の連結手段33は、バネ
(付勢部)33a、差込み部33b、抜止め部33c、
支持部33d、操作部33e及び固定部33fで構成さ
れ、取付板33g上に纏められ、その取付板33gは補
助席32の底面前部にネジ(33h)締めによって固定
される。第1の連結手段33は、荷台外枠1cに垂直方
向から差込んだ差込み部33bを抜止め部33cの先端
で引掛けて、操作部33eを倒した時に、バネ33a、
抜止め部33c、支持部33d及び操作部33eの構成
で発生する構造的な弾性力で操作部33eの傾倒と抜止
め部33cの引掛けの状態を保持することによって枠抜
けを防止し、荷台の前方左右枠中央部1a3を保持する
ものである。
【0034】この構造的な弾性力は、操作部33eを傾
倒及び復帰する時に抜止め部33cが操作部33eに掛
けられる部分(軸A)と抜止め部33cの先端が差込み
部33bに引掛けられる部分(軸B)と操作部33eの
動作支軸(軸C)の3軸の位置関係で発生する第1の弾
性力と、操作部33eの動きでバネ33aが押付けられ
て変形することによって発生して、操作部33e傾倒前
後の各々の状態を保持するように作用するする第2の弾
性力が合成されたものである。第1の弾性力は、軸Bと
軸Cを結ぶ直線に対して軸Aが位置する側に向かって軸
Bを軸とするモーメントとして抜止め部33cに作用す
るもので、3軸が直線上(軸Aが軸Bと軸Cを結ぶ直線
上)に並んだ時が平衡状態である。図11の第1の連結
手段33は、第1の弾性力と第2の弾性力が共に作用す
る構造であり、図12の連結手段33Aは、第2の弾性
力だけが作用する構造である。
【0035】補助席32の取付順序は次の通りである。
補助席32の底面中央部の第2の連結手段34を、後方
から底面に沿って荷台の後方左右枠左部1b1と後方左
右枠右部1b2(又は荷台の外枠後部1c3)に差込
み、補助席32を荷台1に置いて、荷台1に対して垂直
方向から第1の連結手段33の差込み部33bを荷台の
前方左右枠中央部1a3に差込んだ後、抜け止部33c
の先端を差込み部33bに引掛け、操作部33eを傾倒
することによって枠を保持して、補助席32を固定す
る。さらに、固定部33fで操作部を締付けることによ
って、操作部レバーが傾倒された状態をより強固に固定
できる。また図12のように、操作部33Aeの先端か
ら抜止め部33Acの一部にかけてキャップ形状の外れ
防止手段33Akをスライドして被せることによって、
操作部33Aeが引起されないように固定する方法であ
ってもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明に係る自転車等の補助席取付構造
を使用すれば、補助席取付けの安全性をを損なうことな
く、荷台側に取付具を装着せずに補助席を容易に着脱で
きるため、荷台を他の用途に簡単に切換えて使用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自転車等の後部荷台に取付けられる補助席の
従来例を示す。
【図2】 自転車等に一般に使われている荷台を示す。
【図3】 本発明の自転車等の補助席取付構造の実施例
1を示す。
【図4】 実施例1の第1の連結手段の詳細を示す。
【図5】 実施例1乃至3の第2の連結手段の例を示
す。
【図6】 本発明の自転車等の補助席取付構造の実施例
2を示す。
【図7】 実施例2の第1の連結手段の詳細を示す。
【図8】 実施例1(又は2)の第1の連結手段の外れ
防止手段の例を示す。
【図9】 実施例1(又は2)の第1の連結手段の外れ
防止手段の別の例を示す。
【図10】本発明の自転車等の補助席取付構造の実施例
3を示す。
【図11】実施例3の第1の連結手段の詳細を示す。
【図12】実施例3の第1の連結手段の別の例を示す。
【符号の説明】
1 (従 来 の)荷台 1a 荷台の前方左右枠 1a3 荷台の前方左右枠中央部 1b 荷台の後方左右枠 1b1 荷台の後方左右枠左部 1b2 荷台の後方左右枠右部 1b3 荷台の後方左右枠中央部 1c 荷台の外枠 1c1 荷台の外枠左部 1c2 荷台の外枠右部 1c3 荷台の外枠後部 1d 荷台の内枠 2 (従来例の) 補助席 2a 座席部 2b 背もたれ部 2c 左右ひじ掛部 2d 左右足掛部 2e 取っ手部 2f 取付板 12 (実施例1の)補助席 13 第1の連結手段 13a 付勢部(バネ) 13b 可動枠 13c 引掛け部 13d 支軸 13e 取付板 13f ネジ 13g 支持穴 14 第2の連結手段 14A 第2の連結手段 (例1) 14B1 第2の左側連結手段(例2) 14B2 第2の右側連結手段(例2) 15 外れ防止手段(の例) 15a 遮断部 15b 突出部 15c 付勢部 15d 取付板 15e 保持片 15A 外れ防止手段(の別の例) 15Aa 遮断部 15Ab 摘み 15Ac 第1の付勢部 15Ad ケース 15Ae レバー 15Af 第2の付勢部 15Ag 回転輪 15Ah 解除棒 15Aj 第3の付勢部 A 位置A B 位置B C 位置C 22 (実施例2の)補助席 23 第1の連結手段 23a 付勢部(バネ) 23b 可動枠 23c 引掛け部 23d 支持部 23e 取付板 23f ネジ 24 第2の連結手段 32 (実施例3の)補助席 33 第1の連結手段 33a バネ(付勢部) 33b 差込み部 33c 抜止め部 33d 支持部 33e 操作部 33f 固定部 33g 取付板 33h ネジ 34 第2の連結手段 A 軸A B 軸B C 軸C

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自転車等の荷台に補助席を自在に着脱する
    取付構造であって、前記補助席の前方下部もしくは下方
    前部に於いて、前記荷台の少なくとも1つの第1の枠部
    分に連結される少なくとも1つの第1の連結手段を有
    し、かつ前記補助席の下部に於いて、前記荷台の少なく
    とも1つの第2の枠部分に連結される少なくとも1つの
    第2の連結手段を有して、前記補助席を固定することを
    特徴とする自転車等の補助席取付構造。
  2. 【請求項2】前記第1の連結手段が、前記補助席の前方
    下部に於いて、取付面に沿った水平軸を軸支に可動であ
    ってバネ等の付勢部によって付勢された状態で前記荷台
    の第1の枠部分に先端の引掛け部を引掛ける構造を有
    し、かつ前記第2の連結手段が、前記荷台の第2の枠部
    分に前記第1の連結手段の復元力の作用に抗する方向に
    差込まれる構造を有しており、前記第2の連結手段を前
    記荷台の第2の枠部分に差込んだ後、前記付勢部に抗し
    て起した前記第1の連結手段の先端の引掛け部を前記荷
    台の第1の枠部分に引掛けることによって、前記補助席
    を固定することを特徴とする請求項1に記載した自転車
    等の補助席取付構造。
  3. 【請求項3】前記第1の連結手段が、前記補助席の下方
    前部に於いて、取付面に沿って前方もしくは後方にも可
    動であってバネ等の付勢部によって付勢された状態で前
    記荷台の第1の枠部分に先端の引掛け部を引掛ける構造
    を有し、かつ前記第2の連結手段が、前記荷台の第2の
    枠部分に前記第1の連結手段の復元力の作用に抗する方
    向に差込まれる構造を有しており、前記第2の連結手段
    を前記荷台の第2の枠部分に差込んだ後、前記付勢部に
    抗して動かした前記第1の連結手段の先端の引掛け部を
    前記荷台の第1の枠部分に引掛けることによって、前記
    補助席を固定することを特徴とする請求項1に記載した
    自転車等の補助席取付構造。
  4. 【請求項4】前記第1の連結手段の引掛け部が前記荷台
    の第1の枠部分から外れようとする動きを外れ防止手段
    が遮る構造を有することを特徴とする請求項2乃至3に
    記載した自転車等の補助席取付構造。
  5. 【請求項5】前記第1の連結手段が、前記補助席の下方
    前部に於いて、差込み部、抜止め部、支持部及び操作部
    もしくはバネ等の付勢部、差込み部、抜止め部、支持部
    及び操作部を有し、前記荷台の第1の枠部分に垂直方向
    から差込まれた差込み部に枠抜けを遮るように抜止め部
    を引掛け、操作部を傾倒して発生する構造的な弾性力に
    よって、操作部が傾倒した状態と抜止め部を引掛けた状
    態を保持する構造を有し、かつ前記第2の連結手段が、
    前記荷台の第2の枠部分に前記第2の連結手段自身の枠
    抜けを抗する方向に差込まれる構造を有しており、前記
    第2の連結手段を前記荷台の第2の枠部分に差込んだ
    後、前記第1の連結手段の差込み部を前記荷台の第1の
    枠部分に差込み、抜止め部を差込み部に引掛け、操作部
    を傾倒して、前記補助席を固定することを特徴とする請
    求項1に記載した自転車等の補助席取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS53109269A (en) * 1977-03-04 1978-09-22 Katsuhiro Yamanaka Stirring type filter means operated by constant pressure
JPH0712737Y2 (ja) * 1987-04-24 1995-03-29 光洋精工株式会社 玉軸受の密封装置
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