JP3891068B2 - リテーナ押込み装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハウジングに仮係止されたリテーナを押込むことによって、ハウジングに挿入された端子を当該ハウジングへ係止する仕様のコネクタに対して、リテーナを押込んで端子をハウジングへ係止するためのリテーナ押込み装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の電装品の配線に用いられるワイヤーハーネスでは、ワイヤーハーネス相互間の接続やワイヤーハーネスと電装品との接続のためにコネクタが用いられている。このコネクタは、一般に、合成樹脂材料で形成されるハウジングと、このハウジングの端子収容室(以下キャビティと示す)に収容された雄端子又は、雌端子とを有している。これらの端子は、いわゆるハウジングランス方式によりハウジングに係止されている。このように雄端子がハウジングに係止されたコネクタと、それに対になった雌端子がハウジングに係止されたコネクタとを嵌合させると、相互に接続すべき雌雄の端子が位置合せされて結合し、電気的接続が達成される。
【0003】
上記ハウジングランス方式は、キャビティ内に一体的に形成した可撓性の係止アームをキャビティ内の空間に向けて突出させ、この係止アームを端子の電気接触部の孔や肩部に係合させて端子の抜けを阻止するものである。このように各端子をキャビティ内に完全に挿入すれば、各端子が自動的にコネクタに係止するようになっている。
【0004】
ここで、コネクタと端子の接続をより堅固なものにするため、各端子の挿入後に、各端子に係合する係止部材(以下リテーナと示す)をハウジングの側面から嵌め込み、ハウジングランス方式に加えて端子を二重に係止する二重係止構造を有するコネクタが知られている。
【0005】
上記のように二重係止構造を有するコネクタでは、ハウジングの側面に貫通孔が形成され、この貫通孔にリテーナが挿入される。このリテーナは、端子をハウジングに挿入する以前には、端子の挿入が可能な位置に仮止めされて退避させられている。そして、端子を挿入した後に、リテーナをハウジングに押込むことにより、二重係止を達成するようにしている。
【0006】
従来、上記のように二重係止構造を有するコネクタのリテーナをハウジングへ挿入するために、特開2000−156274号公報に示すような「コネクタの係止部材挿入治具」が使用されていた。
【0007】
この係止部材挿入治具は、コネクタのハウジングを収容して保持するコネクタ受け部と、このコネクタ受け部に対して蝶番状に開閉可能な状態で、支軸によってコネクタ受け部に支持されたコネクタ押圧部を備えている。上述のようなコネクタは、そのリテーナの挿入方向の両側面で上記コネクタ受け部と、コネクタ押圧部によって挟圧され、この挟圧によってリテーナがハウジングへ押込まれるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記係止部材挿入治具は、リテーナを挿入する作業者の押圧力を低減することができるという利点を有する一方、以下説明するように作業性に課題があった。
【0009】
すなわち、上記係止部材挿入治具を利用してリテーナをハウジングへ挿入する場合、作業者は、片手でコネクタが収容されたコネクタ受け部を支持しながら、もう一方の手でコネクタ押圧部をコネクタ受け部側へ揺動させ、さらに両手でこれらコネクタ受け部とコネクタ押圧部を押し付ける必要がある。このように両手を用いてリテーナをハウジングへ挿入すると、例えばコネクタの端子に接続された電線を所定の位置へ取り回しながらリテーナを挿入する必要があるときに、一旦リテーナの挿入作業を中断する必要があり、このようにリテーナの挿入作業と他の作業とを並行して行なうことができないため、リテーナ挿入作業の作業性を悪化させていた。
【0010】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ハウジングに対するリテーナの挿入を片手操作で可能とすることによって、リテーナの挿入作業の作業性を向上することができるリテーナ押込み装置である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、ハウジングに仮係止されたリテーナを押込むことによって、ハウジングに挿入された端子を当該ハウジングへ係止する仕様のコネクタに対して、上記リテーナを押込んで端子をハウジングへ係止するためのリテーナ押込み装置であって、
上記ハウジングと当接可能に配置される押込み部と、
この押込み部を変位可能に支持するベースと、
上記リテーナ側へ変位可能な状態で上記押込み部に保持される押圧子と、
この押圧子のリテーナ側への移動を規制するロック部材と、
上記押圧子をリテーナ側へ変位させる方向へ付勢する弾性部材とを備え、
上記ハウジングがベース側へ押動されることによって、上記押込み部が弾性部材の付勢力に抗して、ベースに近接し、押圧ポジションへ押動された場合に、この押圧ポジションで上記ロック部材の規制が解除され、上記弾性部材の付勢力によって、押圧子がリテーナをハウジングへ押込むように構成されたことを特徴とするリテーナ押込み装置である。
【0012】
この発明によれば、リテーナ押込み装置は、ベースに対して変位可能に支持された押込み部がハウジングと当接し、このハウジングがベース側へ押動されることによって、当該押込み部がベースに近接した押圧ポジションへ押動されるようになっている。上記押込み部には、ハウジングのリテーナ側へ変位可能な状態で押圧子が保持され、この押圧子は、ロック部材によってリテーナ側への移動が規制されている。また、上記押圧子をリテーナ側へ押動させる方向へ付勢する弾性部材が設けられている。このように構成されたリテーナ押込み装置は、上記押込み部が弾性部材の付勢力に抗して、押圧ポジションへ押動されると、上記ロック部材による押圧子の規制が解除されるようになっている。そのため、押込み部が押圧ポジションへ押動されると、押圧子が弾性部材の付勢力によってリテーナ側へ移動して、当該押圧子によってリテーナがハウジング内へ押込む力が付与されることとなる。
【0013】
以上のように構成されたリテーナ押込み装置は、従来技術と異なり、ハウジングを押込み部へ当接させるとともに、当該ハウジングをベース側へ押動させることによって、弾性部材の付勢力により駆動される押圧子がリテーナをハウジングへ挿入するようになっている。すなわち、作業者は、片手でハウジングを保持し、そのハウジングを押込み部へ当接させるとともに、ベース側へ押動することによって、リテーナをハウジングへ挿入することができる。
【0014】
したがって、本発明のリテーナ押込み装置は、ハウジングに対するリテーナの挿入を片手操作で可能とすることによって、リテーナの挿入作業の作業性を向上することができる。
【0015】
なお、上記弾性部材をコネクタの品種ごとに異なるリテーナ押力に応じて随時変更することによって、多種あるコネクタに対して適正な押力でリテーナを挿入することができる。なお、一般的なコネクタに対して、上記弾性部材の押力は、例えば3.5kgf〜5.3kgfに設定される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0017】
図1は、本発明の実施形態に係るリテーナ押込み装置10を示す斜視図であり、図2は、図1のリテーナ押込み装置10の一部を省略して示す分解斜視図である。なお、図2においては、後述する各支持部11aの上端部を省略している。
【0018】
図1、図2を参照して、リテーナ押込み装置10は、ベース11を備えている。このベース11は、平面視で略長方形の板状部材であり、当該平面の幅方向の一端部で、かつ長手方向の両端部には、一対の支持部11aが立設されている。なお、ベース11の各支持部11aが設けられている側を仮に後方とし、ベース11の各支持部11aが対向する方向を仮に左右方向として、以下説明する。
【0019】
上記各支持部11aは、側面視で略長方形の板状部材である。各支持部11aの途中部には、それぞれ左右方向に貫通するとともに、上下方向へ延びるガイド孔11bが設けられている(図1では、1個示している)。これらのガイド孔11bには、それぞれ一対のスライドボルト12aが収容され、このスライドボルト12aは、ガイド孔11bによって、前後方向に位置決めされるとともに、上下方向に摺動可能な状態で保持されている。
【0020】
上記スライドボルト12aは、押込み部12の左右両側面に固定されている。この押込み部12は、左右方向に沿うように配置された背板12fを備えている。この背板12fの左右両端部には、一対の側板12cが前方に向けて立設されている。このように形成された押込み部12には、上記背板12fと各側板12cによって、保持溝12bが区画されている。また、上記各側板12cの下端部は、それぞれ前方へ延設され、一対の軸支持部12dを構成している。これらの軸支持部12dの上方で各側板12cの前面には、ボルトB1によって当接板12eが固定されている。この当接板12eは、前面視で略長方形の板部材であり、上記保持溝12bの前面を閉塞するとともに、その上端部が押込み部12より若干上方に位置するように、上下寸法が設定されている。上記各軸支持部12dは、左右方向へ延びる軸A1を支持している。この軸A1の左右方向の略中央位置には、ロック部材13の上端部が揺動可能に支持されている。
【0021】
上記ロック部材13は、金属材等で形成された略矩形の部材である。また、ロック部材13の下端部の前端は、下方へ延びてロック解除部13aを構成している。このロック解除部13aの後面は、上方へ向かうにつれて後方へ傾斜するロック解除面13bを形成している。このロック解除面13bの上部後方には、後述するように押圧子14の移動を規制するための略水平な規制面13cが設けられている。
【0022】
上記押圧子14は、金属材等で形成された略矩形の部材であり、その上端部が上記押込み部12に設けられた保持溝12b内において昇降可能に挿通した状態で支持されている。また、押圧子14の下端部には、前後各方向へ向けて延設された一対の規制フランジ14aが設けられている。この規制フランジ14aは、上記ロック部材13の規制面13cの下方に位置するように配置されている。
【0023】
一方、上記ベース11上で各支持部11a間には、台座15が設けられている。この台座15は、平面視で略長方形の板状部材であり、その左右両端部が一対のボルトB2によってベース11上へ固定されている。これらのボルトB2には、それぞれ巻きばね16の下端部が外嵌されることにより係止されている。これらの巻きばね16は、台座15の上面と押込み部12の側板12cの下面との間に縮設されている。また、台座15の左右方向の略中央位置には、支持孔15aが上下方向へ貫通している。この支持孔15aには、弾性部材としての巻きばね17の下端部が内装され、この巻きばね17は、ベース11の上面と上記押圧子14の下面との間に縮設された状態で設置されている。
【0024】
また、上記ベース11上でロック部材13の下方位置には、ロック解除板18が設けられている。このロック解除板18は、固定板18aを備えており、この固定板18aがボルトB3によってベース11上へ固定されている。また、固定板18aの後端部には、解除爪18bが上方に延設されている。この解除爪18bは、上記ロック部材13のロック解除面13bの下方に位置するようにベース11上に配置されている。
【0025】
以上のように構成されたリテーナ押込み装置10は、押込み部12がベース11に立設された支持部11aのガイド孔11bに沿って上下方向へ変位可能に支持されるとともに、巻きばね16によって通常時には上方位置へ付勢されている。また、押込み部12には、押圧子14が上下方向に摺動可能な状態で支持されるとともに、巻きばね17によって通常時には上方位置へ付勢されている。さらに、押込み部12には、当接板12eが設けられ、後述のように、この当接板12eの上面にリテーナ3を下方へ向けたハウジング2を当接させて押し下げることによって、当該リテーナ3をハウジング2へ挿入するようになっている。
【0026】
図3は、図1のリテーナ押込み装置10の動作を示す側面一部略図であり、(A)はハウジング2を当接した状態、(B)はハウジング2を押し下げ始めた状態をそれぞれ示している。
【0027】
図4は、図1のリテーナ押込み装置10の動作を示す側面一部略図であり、(A)はロック部材13がロック解除板18に当接した状態、(B)はロック部材13の規制が解除された状態をそれぞれ示している。
【0028】
図3の(A)を参照して、リテーナ3の押込み操作前の状態では、押圧子14の上端部は、巻きばね17の付勢力によって、押込み部12の保持溝12b内に収容された上方位置に保持されている。このような押圧子14の上方にリテーナ3を位置させ、ハウジング2を当接板12eに当接するとともに、当該ハウジング2を下方に押し下げることによって、上記押し込み部12が下方に押動され、ベース11に近接する。この状態で、上記押圧子14は、ベース11に対して上記上方位置で保持されているため、押込み部12は、押圧子14に対しても相対的に下方へ変位する。ここで、押込み部12は、上記巻きばね16(図示せず)の付勢力に抗して下方へ変位する。
【0029】
図3の(B)を参照して、さらにハウジング2が下方に押し下げられると、ロック部材13の規制面13cと押圧子14の規制フランジ14aの上面とが当接する。この状態で押圧子14の上端部は、押込み部12に対して、その当接板12eの上端部の若干下方で、かつリテーナ3と非接触の位置へ相対的に配置されている。
【0030】
図4の(A)を参照して、さらにハウジング2が押し下げられると、押込み部12と押圧子14とが上記巻きばね17の付勢力に抗して、一体的に下方へ押動され、ベース11に近接する。この状態からさらに押込み部12がベース11へ近接すると、ロック部材13のロック解除面13bとロック解除板18の解除爪18bが当接する。
【0031】
図4の(B)を参照して、さらにハウジング2が押し下げられ、押圧ポジションとされると、上記解除面13bがさらに解除爪18b側に押込まれることによって、当該解除面13bに沿うようにロック部材13が軸A1を中心として図示の反時計回りに揺動される。ロック部材13が揺動すると、上記規制面13cが規制フランジ14の上面から前方へ退避した状態(すなわち、ロック部材13の規制面13cによる押圧子14の規制が解除された状態)となるため、当該押圧子14は、巻きばね17の付勢力によって、押込み部12に対して上方へ相対変位する。このように上方へ変位した押圧子14の上面がリテーナ3に打ち付けられることにより、ハウジング2内にリテーナ3が挿入されることになる。なお、上述したように押圧子14は、金属材等で形成されており、その重量が比較的大きく設定されている。そのため、押圧子14が巻きばね17の付勢力によって上方へ変位すると、押圧子14の重量に応じた慣性力により比較的大きな押力がリテーナ3へ付与されることになる。すなわち、押圧子14の重量を随時変更することによって、リテーナ3を押込む押力を変更することが可能である。
【0032】
このようにリテーナ3がハウジング2へ挿入された後、ハウジング2の押し下げを停止すると、上記巻きばね16の付勢力によって、押込み部12が上昇して、図3の(A)の状態へ復帰する。
【0033】
上記のようにリテーナ押込み装置10は、ベース11に対して変位可能に支持された押込み部12の当接板12eがハウジング2と当接し、このハウジング2が下方に押し下げられることによって、押込み部12がベース11に近接した押圧ポジションへ押動される。また、上記押込み部12には、リテーナ3側へ変位可能な状態で押圧子14が保持されるとともに、この押圧子14のリテーナ3側への移動がロック部材13によって規制されている。また、押圧子14とベース11との間には、巻きばね17が設けら、この巻きばね17は、押圧子14をリテーナ3側へ付勢するように配設されている。このように構成されたリテーナ押込み装置10は、その押込み部12が巻きばね17の付勢力に抗して、押圧ポジションへ押動されると、ロック部材13の規制が解除されるようになっている。そのため、押込み部12を押圧ポジションへ押動することによって、押圧子14が巻きばね17の付勢力に応じ、リテーナ3側へ移動して、当該押圧子14によって、リテーナ3をハウジング2内へ押込む力が付与されることになる。
【0034】
したがって、リテーナ押込み装置10は、ハウジング2を押込み部12へ当接させるとともに、当該ハウジング2をベース側へ押動させることによって、巻きばね17の付勢力により駆動される押圧子14がリテーナ3をハウジング2へ挿入するようになっている。すなわち、作業者は、片手でハウジング2を保持し、そのハウジング2を押込み部12へ当接させるとともに、ベース側へ押動することによって、リテーナ3をハウジング2へ挿入することができる。
【0035】
なお、上記実施形態では弾性部材として、巻きばね17を採用しているが、この構成に代えて伸縮性を有する合成樹脂等を採用してもよく、その他、押込み部12を押動するための押力を効率良く付勢力として得ることができる周知の弾性部材を採用することが可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のリテーナ押込み装置は、ベースに対して変位可能に支持された押込み部がハウジングと当接し、このハウジングがベース側へ押動されることによって、当該押込み部がベースに近接した押圧ポジションへ押動されるようになっている。上記押込み部には、ハウジングのリテーナ側へ変位可能な状態で押圧子が保持され、この押圧子は、ロック部材によってリテーナ側への移動が規制されている。また、上記押圧子をリテーナ側へ変位させる方向へ付勢する弾性部材が設けられている。このように構成されたリテーナ押込み装置は、上記押込み部が弾性部材の付勢力に抗して、押圧ポジションへ押動されると、上記ロック部材による押圧子の規制が解除されるようになっている。そのため、押込み部が押圧ポジションへ押動されると、押圧子が弾性部材の付勢力によってリテーナ側へ移動して、当該押圧子によってリテーナがハウジング内へ押込む力が付与されることとなる。
【0037】
したがって、リテーナ押込み装置は、ハウジングを押込み部へ当接させるとともに、当該ハウジングをベース側へ押動させることによって、弾性部材の付勢力により駆動される押圧子がリテーナをハウジングへ挿入するようになっている。すなわち、作業者は、片手でハウジングを保持し、そのハウジングを押込み部へ当接させるとともに、ベース側へ押動することによって、リテーナをハウジングへ挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るリテーナ押込み装置を示す斜視図である。
【図2】 図1のリテーナ押込み装置の一部を省略して示す分解斜視図である。
【図3】 図1のリテーナ押込み装置の動作を示す側面一部略図であり、(A)はハウジングを当接した状態、(B)はハウジングを押し下げ始めた状態をそれぞれ示している。
【図4】 図1のリテーナ押込み装置の動作を示す側面一部略図であり、(A)はロック部材がロック解除板に当接した状態、(B)はロック部材の規制が解除された状態をそれぞれ示している。
【符号の説明】
2 ハウジング
3 リテーナ
10 リテーナ押込み装置
11 ベース
11a 支持部
12 押込み部
12e 当接板
13 ロック部材
13a ロック解除部
13b ロック解除面
14 押圧子
14a 規制フランジ
17 巻きばね
18 ロック解除板

Claims (1)

  1. ハウジングに仮係止されたリテーナを押込むことによって、ハウジングに挿入された端子を当該ハウジングへ係止する仕様のコネクタに対して、上記リテーナを押込んで端子をハウジングへ係止するためのリテーナ押込み装置であって、
    上記ハウジングと当接可能に配置される押込み部と、
    この押込み部を変位可能に支持するベースと、
    上記リテーナ側へ変位可能な状態で上記押込み部に保持される押圧子と、
    この押圧子のリテーナ側への移動を規制するロック部材と、
    上記押圧子をリテーナ側へ変位させる方向へ付勢する弾性部材とを備え、
    上記ハウジングがベース側へ押動されることによって、上記押込み部が弾性部材の付勢力に抗して、ベースに近接し、押圧ポジションへ押動された場合に、この押圧ポジションで上記ロック部材の規制が解除され、上記弾性部材の付勢力によって、押圧子がリテーナをハウジングへ押込むように構成されたことを特徴とするリテーナ押込み装置。
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