JP2002264322A - インクヘッド及びインクジェットプリンタ - Google Patents

インクヘッド及びインクジェットプリンタ

Info

Publication number
JP2002264322A
JP2002264322A JP2001072158A JP2001072158A JP2002264322A JP 2002264322 A JP2002264322 A JP 2002264322A JP 2001072158 A JP2001072158 A JP 2001072158A JP 2001072158 A JP2001072158 A JP 2001072158A JP 2002264322 A JP2002264322 A JP 2002264322A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
ink head
nozzle
cap
head modules
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001072158A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002264322A5 (ja
Inventor
Naotoshi Yamada
尚寿 山田
Takashi Matsuyama
喬 松山
Masanobu Shimizu
正信 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2001072158A priority Critical patent/JP2002264322A/ja
Publication of JP2002264322A publication Critical patent/JP2002264322A/ja
Publication of JP2002264322A5 publication Critical patent/JP2002264322A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、高速印字を可能にするために多く
のノズルが形成されたとしても、メンテナンス(パー
ジ)動作を確実に行うことが可能でありながら、高精度
で組み立てが可能なインクヘッド、及びこのようなイン
クヘッドを搭載しているインクジェットプリンタを提供
することを目的とする。 【解決手段】 本発明のインクジェットヘッドは、各々
インク室の列を有している複数のインクヘッドモジュー
ル20と、千鳥状の配置されたインクヘッドモジュール
を保持している保持部材50と、前記各インクヘッドモ
ジュールのインク室に夫々ノズル31を提供するノズル
プレート30とを有している。ノズルプレートは、イン
ク室の列と同様のピッチ並びに個数を有するノズル列を
備え、複数のインクヘッドモジュールを覆い得る1つの
ノズルプレートとして構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メンテナンスが可
能なインクヘッドと、前記インクヘッドを有しているイ
ンクジェットプリンタとに関している。
【0002】
【従来の技術】記録媒体に対して画像を記録するための
インクジェットプリンタは、記録媒体に対してインクを
噴射するインクヘッドを有している。このようなインク
ヘッドを、図7及び図8を参照して説明する。図7は、
インクヘッド1010を示す斜視図である。図8は、イ
ンクヘッド1010を示す断面図である。
【0003】インクヘッド1010は、自身の長手方向
に沿って所定のピッチ離間されて配置されているインク
室1021を複数有しているインクヘッドモジュール1
020と、インクヘッドモジュール1020の前記イン
ク室のインク吐出口1024側の面(前面)に配置され
るノズルプレート1030と、を有している。各インク
室1021には、図8に示すように、一端にインクを供
給するためのインク供給口1023、中央にインクを貯
めるインク貯蔵部1022、他端にインクを吐出するた
めのインク吐出口1024が設けられている。インク供
給口1023には、インクジェットプリンタ内のインク
タンク(図示せず)からインクを供給するチューブ10
90が接続されている。インク供給口1023から供給
されたインクは、インク貯蔵部1022に貯蔵される。
インク吐出口1024は、ノズルプレート1030によ
り覆われている。また、各インク室1021は、例えば
ピエゾ素子のような、インク噴射時にインクに対して噴
射に必要な力を印加する公知の噴射エネルギー発生手段
(図示せず)が配設されており、インク吐出口1024
から、インクを吐出し得るように構成されている。
【0004】ノズルプレート1030は、平板状に形成
されており、前記インクヘッドモジュール1020の前
面全体を覆い得るように構成されている。ノズルプレー
ト1030には、長手方向に沿って列状に配置されてい
る複数のノズル1031が設けられている。ノズル10
31は、ノズルプレート1030がインクヘッドモジュ
ール1020の前面に配置された際に、各インク吐出口
1024と対応する位置に各々が位置し得るように、前
記インク室と同様のピッチ並びに個数を有するように配
置されている。
【0005】上述のようなインクヘッド1010は、図
示しない駆動手段に取り付けられているキャリッジに搭
載され、前記キャリッジの駆動により、記録媒体に対し
て相対移動され得る。なお、一般的に、上述のようなキ
ャリッジの駆動方向は、主走査方向と言われている。
【0006】上述のようなインクヘッド1010を有し
ているインクジェットプリンタは、前述のようにキャリ
ッジを移動させるだけではなく、用紙(記録媒体)を用
紙搬送機構に取付け、キャリッジの駆動方向(主走査方
向)と直交する方向に用紙を搬送させ、インクヘッド1
010に対して相対的に用紙を移動させる。なお、一般
的に、上述のようなキャリッジの駆動方向と直交する用
紙の搬送方向は、副走査方向と言われている。
【0007】上述のインクジェットプリンタは、インク
ヘッド1010と記録媒体とを、主走査方向並びに副走
査方向に相対的に移動させるとともに、インクヘッド1
010から記録媒体に対してインクを噴射することで、
記録媒体に対して画像の記録を行う。
【0008】前述のインクヘッド1010からの所望の
インクの噴射を達成するために、各ノズル1031に
は、インクの液膜(メニスカス)が形成される。前記メ
ニスカスは、図8中において、参照符号2000で指摘
している。メニスカス2000は、ノズル1031の表
面にゴミが付着したり、インクにゴミが入ってきたりす
ると破壊されてしまう。メニスカス2000が破壊され
た場合、そのノズルは、噴射不良状態になってしまう。
そして、前述の噴射不良状態においていは、ノズル開口
近傍のインクには、空気が入ってしまっているため、破
壊されたメニスカスの自然回復は、望めない。
【0009】このため、インクジェットプリンタには、
インクヘッド1010をメンテナンスするためのメンテ
ナンス機構をさらに具備している。前記メンテナンス機
構は、図7中において参照符号1040で指摘されてい
る。
【0010】メンテナンス機構1040は、破壊された
メニスカスを吸引し、ノズル1031内に新しいメニス
カスが発生し得るようにメンテナンス動作であるパージ
動作を行う。このため、メンテナンス機構1040は、
ノズル1031の列(ノズル列)全体を密閉するキャッ
プ1041と、キャップ1041から前記メニスカスを
吸引するための負圧を提供する負圧発生源と、前記キャ
ップ1041と前記負圧発生源とを連結するチューブ1
042と、を有している。前記キャップ1041は、前
記ノズル列と対面する面に、前記ノズル列全体を覆い得
るように周状に配置されたリブ1044を有している。
また、前記キャップ1041は、前記ノズル列の前面と
対面する面において、周状に配置されたリブ1044の
周内の部分に、吸引口1043を有している。吸引口1
043は、前記負圧発生源にチューブ1042を介して
連結されている。
【0011】上述のメンテナンス機構1040は、イン
クヘッド1010が画像の記録を開始する前に位置され
ているホームポジション付近に配置されており、キャリ
ッジの駆動により、インクヘッド1010がホームポジ
ションに配置された際に、パージ動作を行う。
【0012】前記パージ動作は、まず、ホームポジショ
ンにあるインクヘッド1010に対して、メンテナンス
機構1040が、前記ノズル列を前記周状のリブ104
4の周内に収めるようにキャップ1041を移動し、リ
ブ1044をノズルプレート1030の前面に密着され
ることで、前記ノズル列を密閉する。続いて、メンテナ
ンス機構1040は、前記負圧発生源を作動させ、各ノ
ズル1031から、強制的にインクを吸引することで、
破壊されたメニスカスを吸引する。そして、メンテナン
ス機構1040は、破壊されたメニスカスを吸引し終え
たら、吸引を終了し、元の位置に戻るように移動され
る。なお、図7中の2点鎖線で囲まれた領域は、リブ1
044が、ノズルプレート1030の前面に密着する位
置を示している。
【0013】上記パージ動作により、空気並びにインク
がノズル内から排出され、ノズル部分にメニスカスが再
形成される。
【0014】なお、前記キャップ1041と対面するノ
ズルプレート1030の面と、リブ1044との密着性
を良くすることは、パージ動作でのノズル1031の密
閉のために必要である。このため、リブ1044は、ゴ
ム硬度を低くしたり、リブ1044の先端部分を狭くし
たりして、ノズルプレート1030の前面にならうよう
に工夫されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】近年、印字速度を上げ
るために、インクヘッドは、ノズル数を増加させる傾向
にある。それに伴って、インクヘッドのノズル列の長さ
が長くなり、図9中に示されるような細長いインクヘッ
ド1110になってきている。このようなインクヘッド
1110のメンテナンスを行うために、キャップ114
1も同様に長く構成される。その結果、以下に示すよう
な課題が生じ確実なメンテナンスが行えない可能性を有
している。
【0016】第1の課題は、細長いインクヘッド111
0に配置されているノズル列全体に覆い得る長さにおい
て、ノズルプレート1130の前面に対してリブ114
4を密着させることが困難になってきているという課題
である。この課題は、ゴム硬度を調整することやリブ1
144の形状を調整するだけではほとんど密着性が向上
しない。なお、炭化水素系のインクでは、天然ゴムやシ
リコンゴムでは膨潤してしまい使えないため、フッ素系
(例えばバイトン)が使われるが、この場合には、ゴム
硬度を低くできないため、より密着性の向上が困難であ
る。
【0017】第2の課題は、キャップ1041が大きく
なることで、リブ1044で密閉する領域の内容積が増
え、吸引時に所定の負圧をノズルの密閉部分に発生させ
るには、負圧発生源の負圧を大きくしておく必要があ
り、コスト高になってしまうという課題である。
【0018】第3の課題は、パージ動作でノズル113
1から吸い出されるインクの量は、負圧と吸引時間の積
に比例するため、全てのノズルから吸引回復動作が行わ
れれば、回復に必要ないノズルからもインクが吸い出さ
れ、廃インクの量はインクヘッドのノズル数に比例して
増えてしまうという課題である。特開平10−1753
17号公報に開示されている技術では、このような課題
に着目し、インクジェットノズル列の一部に対してのみ
覆うことが可能なキャップを用いて、パージ動作が必要
と判断されるノズル列の一部についてのみキャップで覆
い、パージ動作を行うとしている。
【0019】しかしながら、この公報に記載の技術で
は、ノズル列に対してキャップの長さが短いために、ノ
ズルプレート前面に密着したキャップのリブが、ノズル
に接触することがあり、メニスカスの破壊を招くことに
なるという新たなる課題が発生してしまう。
【0020】上述のように、一列に並べられたノズル列
を有しているインクヘッド1110では、前述の課題を
解決するのが困難である。
【0021】上記課題を鑑みて、本発明の目的は、高速
印字を可能にするために多くのノズルが形成されたとし
ても、メンテナンス(パージ)動作を確実に行うことが
可能でありながら、高精度で組み立てが可能なインクヘ
ッド、及びこのようなインクヘッドを搭載しているイン
クジェットプリンタを提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、本発明のインクヘッドは、下記の如く
構成されている。
【0023】本発明のインクヘッドは、自身の長手方向
に沿って列状に配置された複数のインク室を有している
複数のインクヘッドモジュールと、自身の長手方向に、
前記各インクヘッドモジュールの長手方向が一致すると
共に、千鳥状の配置を有するように前記複数のインクヘ
ッドモジュールを保持している保持部材と、前記各イン
クヘッドモジュールの前記列状に配置された複数のイン
ク室に夫々ノズルを提供するように、前記各ノズルが前
記各インクヘッドモジュールのインク室の列と同様のピ
ッチ並びに個数を有するように配置されたノズル列を備
えているノズルプレートと、を有しており、前記ノズル
プレートは、前記複数のインクヘッドモジュールのイン
ク吐出口側表面を覆い得る1つのノズルプレートとして
構成されていることを特徴としている。
【0024】上記構成により、前記各インクヘッドモジ
ュールの長手方向が一致すると共に、千鳥状の配置を有
するように前記複数のインクヘッドモジュールを配置し
ているため、ノズルのパージ動作中にメンテナンス機構
が他のノズル列に干渉することない構成を有していなが
ら、複数のインクヘッドモジュールを全体として長尺の
インクヘッドとして構成することが出来、高速印字が可
能であるとともに、前記ノズルプレートが1枚で構成さ
れているため、各インクヘッドモジュール毎にノズルプ
レートが形成されている場合とは異なり、各ノズルと各
インク吐出口との位置合わせ、及びパージ動作時のキャ
ップとノズル列との位置合わせを容易に行い得るととも
に、組み立てが容易でかつ精度の高いインクヘッドを提
供し得る。
【0025】さらに、ノズルプレート30のノズル列が
一列に構成されているのではなく、全ノズルを複数のノ
ズル列に分けて構成されているため、各キャップの長手
方向の寸法を小さく形成することが出来、リブをノズル
プレートに確実に密着させることが可能であるととも
に、リブで密閉する領域の内容積を小さくすることが出
来、小さい負圧並びに少ない吸引時間でメニスカスの所
定の吸引を行うことが可能である。
【0026】また、前記各インクヘッドモジュールのイ
ンク吐出口側表面の周りには、ノズルプレートが拡がっ
ているため、パージ動作の際のノズルの密閉のための動
作において、前記キャップを密着可能な部分が広く、確
実に密着することが可能であり、確実にメンテナンスを
行い得る。
【0027】また、本発明の他の態様のインクヘッド
は、自身の長手方向に沿って列状に配置された複数のイ
ンク室を有している複数のインクヘッドモジュールと、
自身の長手方向に、前記各インクヘッドモジュールの長
手方向が一致すると共に、前記複数のインクヘッドモジ
ュールが千鳥状の配置を有するように保持している保持
部材と、前記各インクヘッドモジュールの前記列状に配
置された複数のインク室に夫々ノズルを提供するよう
に、前記各ノズルが前記各インクヘッドモジュールのイ
ンク室の列と同様のピッチ並びに個数を有するように配
置されたノズル列を備えている少なくとも1つのノズル
プレートと、前記複数のインクヘッドモジュールの夫々
のインク室のインク吐出口を塞ぐことなく、前記複数の
インクヘッドモジュールを覆う平板状の補助部材と、を
有していることを特徴としている。
【0028】上記構成により、前記各インクヘッドモジ
ュールの長手方向が一致すると共に、千鳥状の配置を有
するように前記複数のインクヘッドモジュールを配置し
ているため、ノズルのパージ動作中にメンテナンス機構
が他のノズル列に干渉することない構成を有していなが
ら、複数のインクヘッドモジュールを全体として長尺の
インクヘッドとして構成することが出来、高速印字が可
能であるとともに、前記各インクヘッドモジュールのイ
ンク吐出口側表面の周りには、平板状の補助部材が拡が
っているため、ノズルプレートの接着を確実に行うこと
が出来るとともに、複数のノズルプレートを用いた場
合、パージ動作の際のノズルの密閉のための動作におい
て、前記キャップを補助部材に密着することが出来、狭
いインクヘッドモジュールのインク吐出口側表面に正確
に合わせる必要がなく、確実にメンテナンスを行い得
る。
【0029】また、前記複数のインクヘッドモジュール
のインク吐出口側表面と、前記補助部材の前記ノズルプ
レートと対面する側の面とは、面一になるように配置さ
れ、前記ノズルプレートが、前記複数のインクヘッドモ
ジュールの前記インク吐出口側表面と前記補助部材の前
記ノズルプレートと対面する側の面とを覆い得る形状の
1つのノズルプレートとして構成され得る。
【0030】上記構成により、前記ノズルプレートが1
枚で構成されているため、各インクヘッドモジュール毎
にノズルプレートが形成されている場合とは異なり、各
ノズルと各インク吐出口との位置合わせを容易に行うこ
とができるとともに、前記各インクヘッドモジュールの
インク吐出口側表面の周りには、ノズルプレートが拡が
っているため、ノズルプレートを確実に接着することが
出来るとともに、パージ動作の際のノズルの密閉のため
の動作において、前記キャップを密着可能な部分が広
く、確実にキャップを密着させることが可能であり、確
実にメンテナンスを行い得る。
【0031】また、本発明のインクジェットプリンタ
は、自身の長手方向に沿って列状に配置された複数のイ
ンク室を有している複数のインクヘッドモジュールと、
自身の長手方向に、前記各インクヘッドモジュールの長
手方向が一致すると共に、前記複数のインクヘッドモジ
ュールが千鳥状の配置を有するように保持している保持
部材と、前記各インクヘッドモジュールの複数のインク
室に夫々ノズルを提供するように、前記各ノズルが前記
各インクヘッドモジュールの列状に配置されたインク室
と同様のピッチ並びに個数を有するように配置されたノ
ズル列を備えている少なくとも1つのノズルプレート
と、を有するインクヘッド、及び前記ノズル列を覆い、
密閉し得るキャップ、並びに前記キャップに、前記メニ
スカスを吸引するための負圧を提供する負圧発生源、を
有するメンテナンス機構、を具備するインクジェットプ
リンタにおいて、前記ノズル列は、複数のインクヘッド
モジュールの前記インク室の列と対応した位置に同数設
けられており、隣接する2つのノズル列の間隔をH、前
記ノズルの配列方向に直交する方向におけるキャップ幅
をWとしたとき、少なくともH>Wを満たすように、前
記インクヘッド及び前記キャップが構成されていること
を特徴とする。
【0032】上記構成により、隣接する2つのノズル列
の間隔Hは、キャップ幅Wより大きく構成されるため、
パージ動作の際に、隣接するノズル列を覆っているキャ
ップ同士が干渉することを防止し、確実にメンテナンス
を行うことが可能である。
【0033】また、本発明の他の態様のインクジェット
プリンタは、自身の長手方向に沿って列状に配置された
複数のインク室を有している複数のインクヘッドモジュ
ールと、自身の長手方向に、前記各インクヘッドモジュ
ールの長手方向が一致すると共に、前記複数のインクヘ
ッドモジュールが千鳥状の配置を有するように保持して
いる保持部材と、前記各インクヘッドモジュールの複数
のインク室に夫々ノズルを提供するように、前記各ノズ
ルが前記各インクヘッドモジュールのインク室の列と同
様のピッチ並びに個数を有するように配置されたノズル
列を備えている少なくとも1つのノズルプレートと、を
有するインクヘッド、及び前記ノズル列を覆い、密閉し
得るキャップ、並びに前記キャップに、前記メニスカス
を吸引するための負圧を提供する負圧発生源、を有する
メンテナンス機構、を具備するインクジェットプリンタ
において、前記ノズル列は、複数のインクヘッドモジュ
ールの前記インク室の列と対応した位置に同数設けられ
ており、前記各ノズル列に対して密閉動作をするため
に、各ノズル列に対応した位置に前記キャップを移動さ
せる移動手段をさらに有しており、隣接する2つのノズ
ル列の間隔をH、前記ノズルの配列方向に直交する方向
におけるキャップ幅をWとしたとき、少なくともH>W
/2を満たすように、前記インクヘッド及び前記キャッ
プが構成されていることを特徴とする。
【0034】上記構成により、本態様のインクジェット
プリンタは、隣接する2つのノズル列の間隔Hは、キャ
ップ幅Wの半分より大きく構成されるため、単一のキャ
ップを移動させて順に各ノズル列に対してパージ動作の
際に、隣接するノズル列とキャップとが干渉することを
防止し、確実にメンテナンスを行うことが可能である。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0036】(第1の実施の形態)まず、第一の実施の
形態について図1(a)及び(b)を用いて説明する。
【0037】図1(a)は、本発明の第1の実施の形態
に従ったインクヘッド10を有するインクジェットプリ
ンタ1の概略的な斜視図である。
【0038】インクジェットプリンタ1は、長尺の記録
媒体Kにインクを噴射するためのインクヘッド10と、
インクヘッド10を主走査方向及び副走査方向に、記録
媒体Kに対して相対的に走査させる走査機構70と、を
具備している。なお、図1(a)中において、主走査方
向は、矢印Yで指摘し、及び副走査方向は、矢印Xで指
摘している。
【0039】走査機構70は、インクヘッド10が固定
されているキャリッジ71と、記録媒体Kを副走査方向
に順次搬送する記録媒体搬送手段72と、キャリッジ7
1を主走査方向に駆動させる駆動手段73とを有してい
る。
【0040】記録媒体搬送手段72は、上下方向に離間
した2つの搬送ローラ対72aと、上方の搬送ローラ対
72aの一方に接続し、接続した搬送ローラ72aを回
転駆動させることで記録媒体Kを副走査方向Xに搬送さ
せるラインフィードモータ72bとを有している。ライ
ンフィードモータ72bの駆動により、記録媒体Kは、
副走査方向に沿って、順次搬送される。
【0041】駆動手段73は、キャリッジ71と接続さ
れているワイヤ73aと、このワイヤ73aを主走査方
向に沿って架橋する1対のプーリ73bと、1対のプーリ
73bの一方に接続されたキャリッジモータ73cとを
具備している。キャリッジ71は、キャリッジモータ7
3cの駆動により、主走査方向に沿って移動される。
【0042】上述のインクジェットプリンタ1は、イン
クヘッド10が、記録媒体Kに対して、主、副走査方向
に相対的に移動されるとともに、インクを噴射すること
で画像の記録を行う。
【0043】上記インクジェットプリンタ1に取り付け
られるインクヘッド10を以下により詳しく説明する。
図1(b)は、本発明の第1の実施の形態に従ったイン
クヘッドを示す正面図である。
【0044】インクヘッド10は、複数のインク室21
を有している3つのインクヘッドモジュール20と、イ
ンクヘッドモジュール20を保持する保持部材50と、
各インク室21のインク吐出口にノズル31を提供する
ノズルプレート30とを有している。
【0045】インクヘッドモジュール20には、所定の
ピッチd、例えば141μm(180dpi)、で自身の長手
方向に沿ってインク室21が設けられている。インクヘ
ッドモジュール20は、各インク室21にインクを供給
し得るように、インクジェットプリンタ1内のインクタ
ンク(図示せず)に液路であるチューブ90(図2参
照)を介して接続されている。各インク室21は、例え
ばピエゾ素子のような、インク噴射時にインクに対して
噴射に必要な力を印加する公知の噴射エネルギー発生手
段(図示せず)が配設されており、記録媒体Kと対面す
る面(前面)であるインク吐出口側表面のインク吐出口
から、インクを吐出し得るように構成されている。
【0046】保持部材50は、両側面(側面51a、5
1b)が平行であるように構成された平板状の部材であ
る。保持部材50には、各インクヘッドモジュール20
の長手方向が、自身の長手方向(副走査方向)と一致す
るとともに、各インクヘッドモジュール20を千鳥状に
両側面に交互に配置されるように保持している。また、
隣接したインクヘッドモジュール20の副走査方向の間
隔は、自身のノズルのピッチdと同じピッチになるよう
に、調整して取り付けられている。この保持部材50
は、セラミック、アルミニウム、ステンレス等の剛性が
高いもので作成され、インクヘッドモジュールを接着す
る側面51a、51bの平行度は、高い平行度を有する
ように精度良く加工されている。
【0047】ノズルプレート30は、インク室21中の
インクをインクドットとして噴出させるために各インク
室21のインク吐出口にノズル31を提供する。ノズル
31は、各インク室の位置に正確に位置合わせされる必
要がある。なぜならば、インクジェットプリンタ1が画
像を正確に記録するためには、各ノズルからのインク滴
の用紙への着弾精度が高くならなくてはならず、前記着
弾精度は、インク室に対するノズル31の孔の位置の精
度の影響を受けるためである。
【0048】各インクヘッドモジュールのインク吐出口
の断面形状は、自身の長手方向(副走査方向)の寸法に
対して横断方向(主走査方向)の寸法が大きく構成され
ており、ノズル31は、直径が前記インク吐出口の前記
副走査方向の寸法より小さく形成されている。例えば、
インク吐出口の断面形状は、前記主走査方向の寸法が約
400μm、前記副走査方向の寸法が約70μmの大きさ
である場合、ノズルの直径は約15〜40μmである。
従って、隣接するインクヘッドモジュール間の位置が、
所定の位置から多少ずれていたとしても、ノズルの直径
より、前記インク吐出口の副走査方向の寸法並びに主走
査方向の寸法が大きいため、ノズルを前記インク吐出口
の範囲内に収まるように配置し得る。このため、インク
の噴射位置は、ノズルの孔の位置により決定されると考
えることができ、ノズルの位置精度は、重要であること
が分かる。
【0049】なお、上記ノズル位置精度は、副走査方向
において、即ち特に重要である。なぜなら、各インク吐
出口の前記副走査方向の寸法は、前記主走査方向の寸法
に対して比較的小さく設定されているので、前記主走査
方向に比べて、ノズルがインク吐出口の範囲から外れる
可能性が高いためである。さらに、インクヘッドモジュ
ール20は、副走査方向に沿って設けられているため、
各インクヘッドモジュール20に対応するノズルの列
(ノズル列)同士の副走査方向での間隔、即ち隣接する
ノズル列同士のピッチ、は、ずれやすく、位置決めの際
に特に注意する必要がある。
【0050】そのため、ノズルプレート30は、一枚の
平板状の部材で構成され、各インクヘッドモジュール2
0のインク吐出口の列と同様のピッチd並びに個数を有
するように配置されたノズル列を、前記インク吐出口の
各列に配置されるように、前記インク吐出口の列と同一
の配置で、かつに同一の列数設けられている。即ち、ノ
ズルプレート30には、3つのインクヘッドモジュール
20のインク吐出口の列の全てにノズル31を提供する
ように、前記各インク吐出口の列と同一の個数で、同一
のピッチdで形成された3つのノズル列を有し、前記ノ
ズル列の隣接するノズル列同士がピッチdで配列される
ように形成されている。従って、前記各ノズルは、各イ
ンク吐出口に対して、位置合わせを容易に行うことが出
来る。また、全インクヘッドモジュールを覆い得るよう
な共通した1枚のノズルプレート30に前記ノズル列を
設けることで、各インクヘッドモジュール毎にノズルプ
レートを提供する場合と異なり、隣接するノズル列の間
隔を確実に所定のピッチdにすることが可能であり、各
ノズルの位置を高い精度を維持することが可能となる。
【0051】従って、インクヘッド10は、インクヘッ
ドモジュールの3倍のノズル数を持ち、かつ、自身の長
手方向に沿って全てのノズルがピッチdで並んでいるイ
ンクヘッドとして構成され、複数のインクヘッドモジュ
ールを全体として長尺のインクヘッドとして構成するこ
とが出来、高速印字が可能な構成を有している。
【0052】なお、前述のように千鳥状にインクヘッド
モジュール20を保持部材50に配置した後に、まだノ
ズルが形成されていないノズルプレートを各ヘッドモジ
ュールの前面(インク吐出口側表面)に貼り付け、その
後にレーザーでノズル31を一度に形成することも可能
である。この場合、ノズル31の位置の精度は、インク
ヘッド10を走査しながらレーザーで穴をあける装置の
走査精度で決まり、通常5μm以内の精度での加工が可
能である。このため、この方法では、前述のようなノズ
ルが形成された状態のノズルプレートを貼り付ける場合
と異なり、ノズルプレート30とインクヘッドモジュー
ル20とを位置あわせすることなく、各インク吐出口と
ノズルとの位置ずれが生じない構成にし得るという利点
がある。
【0053】従って前述のインクヘッド10は、3つの
インクヘッドモジュールを保持部材の長手方向に対して
ピッチdを維持したまま配列することができ、従来より
もノズル数が多く、精度良くヘッドを作成することがで
きる。
【0054】チューブ90は、図2に示すように、前記
インクタンクと接続されている共通チューブ91と、共
通チューブ91から分岐され各インクヘッドモジュール
20と接続されている分岐チューブ92とを有してい
る。共通チューブ91は、分岐チューブ92に対して太
く設定されているため、各インクヘッドモジュール20
のインクの消費量に対して十分なインクが供給可能であ
る。
【0055】本実施の形態に従ったインクジェットプリ
ンタ1は、前述の各ノズル31に形成されたメニスカス
が破壊された際のメンテナンスを行うメンテナンス機構
40をさらに具備している。
【0056】以下に図2を参照して、メンテナンス機構
40について説明する。図2は、メンテナンス機構40
を示す斜視図である。
【0057】メンテナンス機構40は、各ノズル列を密
閉し得る3つのキャップ41を有している基台45と、
各キャップ41から前記メニスカスを吸引するための負
圧を提供する負圧発生源と、各キャップ41と前記負圧
発生源とを連結する負圧チューブ42と、を有してい
る。
【0058】キャップ41は、千鳥状に配置されたノズ
ル列の各々を覆い得るように、千鳥状に基台45に配置
されている。各キャップ41は、前記ノズル列と対面す
る面に、前記ノズル列全体を覆い得るように周状に配置
されたリブ44を有している。また、各キャップ41
は、前記ノズル列と対面する面において、周状に配置さ
れたリブ44の周内の部分に、吸引口43を有してい
る。吸引口43は、前記負圧発生源に負圧チューブ42
を介して連結されている。
【0059】なお、3つのキャップ41は、メンテナン
ス機構の動作時において、隣接するキャップ同士が干渉
しないように、インクヘッドモジュール20及び保持部
材50に対する位置関係が相対的に調整されて構成され
ている。この位置の調整は、特に主走査方向に対してな
される。なぜならば、各インクヘッドモジュールは、副
走査方向に沿ってインク吐出口のピッチdだけ離間し
て、保持部材50に保持されており、このピッチdは、
例えば141μmであるようにわずかな距離であるた
め、上述のように配置されたインクヘッドモジュールの
ノズル列において、隣接するキャップ同士が、主走査方
向において、互いに離間している必要があるためであ
る。
【0060】このため、図3中に示すように、隣接する
キャップ41同士は、間隔Sを離間するように配置され
ている。間隔Sは、キャップ41の主走査方向の幅(リ
ブ間)Wと、主走査方向の隣接インクヘッドモジュール
の間隔(ノズル列間隔)Hとすると、少なくともH>W
に設定された際に発生し得る。インクヘッドモジュール
20並びに保持部材50に対する、キャップ41の位置
関係は、例えば、インクヘッドモジュール20の主走査
方向の厚さが、2mm程度の場合、インク吐出口の列
と、保持部材50の側面との距離は約1mmであるため、
キャップ41をノズルから2mm離して接触させるには、
保持部材50の主走査方向の厚さを3mm以上に設定され
る。この場合、間隔Sは、約1mm生じる。ノズル列に
対する上記キャップ41の位置は、隣接するキャップに
干渉することが無ければ限定されることはないが、好ま
しくはノズル列からリブ44が約2mm離間するように
選定される。
【0061】以下に、上述のメンテナンス機構40の動
作について説明する。
【0062】上述のメンテナンス機構40は、インクヘ
ッド10が画像の記録を開始する前の位置されているホ
ームポジション付近に配置されており、キャリッジの駆
動により、インクヘッド10がホームポジションに配置
された際に、パージ動作を行う。
【0063】前記パージ動作は、まず、ホームポジショ
ンにあるインクヘッド10に対して、メンテナンス機構
40が、前記各ノズル列を前記周状のリブ44の周内に
収めるように、各ノズル列にキャップ41をかぶせる。
続いて、キャップ41をノズルプレートの前面に押圧
し、リブ44をノズルパネルに密着されることで、前記
各ノズル列を密閉する。なお、本実施の形態のインクヘ
ッド10は、ノズルプレート30のノズル列が一列に構
成されているのではなく、全ノズルを複数のノズル列に
分けて構成されているため、各キャップ41の長手方向
の寸法を小さく形成することが出来、リブ44をノズル
プレート30に確実に密着させることが可能であるとと
もに、リブ44で密閉する領域の内容積を小さくするこ
とが出来、小さい負圧並びに少ない吸引時間でメニスカ
スの所望の吸引を行うことが可能である。
【0064】また、ノズルプレート30は、1枚の平板
状に形成されているとともに、全インク吐出口に対応し
たノズル列が位置あわせされて設けられているため、前
記ノズル列に対する3つのキャップの位置合わせを容易
に行うことができる。なお、図2中の2点鎖線で囲まれ
た領域は、リブ44が、ノズルプレートの前面に密着す
る位置を示している。図2中に示されるように、ノズル
プレート30が1枚の平板状に形成されているため、各
ノズル列の周りの表面には、ノズルプレート30が拡が
っており、前記キャップを密着可能な部分が広いため、
リブ44を確実に密着することが可能であり、確実にメ
ンテナンスを行い得る。
【0065】さらに、3つのインクヘッドモジュール毎
に対応したキャップ41は、隣接ノズル列の間隔(隣接
するインクヘッドモジュールの間隔)Hと、ゴムキャッ
プのリブ間Wとが少なくともH>Wとなるように、イン
クヘッドモジュール20、保持部材50、キャップ41
をそれぞれ構成したので、隣接するキャップ41の間に
間隔Sを作ることができ、キャップ同士で干渉すること
を防止できる。
【0066】上記のようにして、ノズルプレート30に
3つのキャップを密着された後、続いてメンテナンス機
構40は、前記負圧発生源を作動させ、各ノズル31か
ら、強制的にインクを吸引することで、破壊されたメニ
スカスを吸引する。そして、メンテナンス機構40は、
破壊されたメニスカスを吸引し終えたら、吸引を終了
し、元の位置に戻るように移動される。
【0067】上記パージ動作により、空気がノズル内か
ら排出され、ノズル部分にメニスカスが再形成される。
【0068】(第2の実施の形態)以下に、本発明の第
2の実施の形態に従ったインクジェットプリンタ1を説
明する。なお、前述した本発明の第1の実施の形態に従
ったインクジェットプリンタ1と同じ構成部材は、この
インクジェットプリンタ1の同じ構成部材を指摘した参
照符号を使用して指摘し、詳細な説明は省略する。
【0069】本実施の形態に従ったインクジェットプリ
ンタ1は、インクヘッド10’の構成が、第1の実施の
形態に従ったインクヘッド10と異なっている。以下
に、図4及び図5を参照して、インクヘッド10’を説
明する。図4は、インクヘッド10’の分解された斜視
図である。図5は、組み立てられたインクヘッド10’
を示す斜視図である。
【0070】インクヘッド10’は、第1の実施の形態
のインクヘッド10と同様に、3つのインクヘッドモジ
ュール20が千鳥状の配置で、保持部材50の長手方向
に沿って、保持部材50に保持されている。そして、全
インクヘッドモジュール20の前面には、ノズルプレー
ト30’が取り付けられている。
【0071】しかしながら、第1の実施形態と異なり本
実施の形態に従った各インクヘッドモジュール20は、
図4に示されるように、インク吐出口側表面(前面)
が、保持部材50の前面から所定の一様な高さで突出す
るように、保持部材50に取り付けられている。そし
て、保持部材50とノズルプレート30’との間には、
補助部材60が配置されている。
【0072】補助部材60は、前述の保持部材50の前
面からインクヘッドモジュール20の前面までの高さと
同じ厚さを有し、前面が長方形形状を有している平板状
に形成されている。また、補助部材60は、インクヘッ
ドモジュール20インク吐出口を塞ぐことなく配置し得
るように、千鳥状に配置された孔61が3つ設けられて
いる。補助部材60は、保持部材50の前面に取り付け
られており、各孔61にインクヘッドモジュール20が
嵌合し、インクヘッドモジュール20の前面と補助部材
60の前面とが面一になるように構成されている。この
ため、インクヘッド10’は、インクヘッドモジュール
20を正確な位置に確実に固定することが出来、組み立
て精度を高くし得る。なお、孔61と、孔61に嵌合さ
れたインクヘッドモジュール20とは、これらの接合部
分から空気が漏れないように接着され、接合部分に隙間
が生じないように密着されている。
【0073】また、本実施の形態のノズルプレート3
0’は、全インクヘッドモジュール20のインク吐出口
側表面(前面)と補助部材60の前面とを覆い得る形状
を有している1枚の平板状のノズルプレートとして構成
されている。即ち、図4中に示すように、ノズルプレー
ト30’の前面は、長方形形状の補助部材60の前面と
同様に、長方形形状を有している。なお、ノズルプレー
ト30’は、第1の実施の形態と同様に、全インクモジ
ュールにノズルを提供し得るように3つのノズル列が配
置されている。上記構成により、前記ノズルプレートが
1枚で構成されているとともに、各インクヘッドモジュ
ール20の前面の周りには、ノズルプレート30’の前
面が拡がっているため、パージ動作の際のノズルの密閉
のための動作において、前記キャップを密着可能な部分
が広く、確実に密着することが可能であるとともにノズ
ル列との位置合わせが容易であり、確実にメンテナンス
を行い得る。
【0074】また、前述のようにインクヘッドモジュー
ル20の前面と補助部材60の前面とが面一になるよう
に構成されているため、ノズルプレート30’を確実に
固定するとともに、ノズルプレート30’の平面性が向
上し得る。
【0075】なお、本実施形態では、補助部材60の前
面に、補助部材60の前面の面積とほぼ同じ面積を有す
るノズルプレート30’が接着されているが、各インク
ヘッドモジュール20の前面の面積とほぼ同じ面積を有
する3枚のノズルプレート30’を、各インクヘッドモ
ジュール20の前面に貼り付けても良い。なお、この場
合、補助部材60の孔61の縁に対してキャップ41の
リブが接触しないようにすると、密着性を十分に確保す
ることができる。
【0076】(第3の実施の形態)以下に、本発明の第
3の実施の形態に従ったインクジェットプリンタ1を説
明する。なお、前述した本発明の第1及び第2の実施の
形態に従ったインクジェットプリンタ1と同じ構成部材
は、これらのインクジェットプリンタ1の同じ構成部材
を指摘した参照符号を使用して指摘し、詳細な説明は省
略する。
【0077】本実施の形態に従ったインクジェットプリ
ンタ1は、メンテナンス機構40’が第1及び第2の実
施の形態のメンテナンス機構40と構成が異なってい
る。また、上記メンテナンス機構40’の構成に対応し
得るように、インクヘッド10”の構成もまた異なって
いる。
【0078】以下に、図6を参照して、メンテナンス機
構40’を説明する。
【0079】図6は、本実施の形態に従ったメンテナン
ス機構40’を示す平面図である。図6中において、紙
面側と反対側の面が、メンテナンス時においてメンテナ
ンス機構40’のインクヘッド10”と対面する側の面
である。
【0080】本実施の形態のメンテナンス機構40’
は、各インクヘッドモジュール20(各ノズル列)毎に
対応する3つのキャップ41を持たずに、1つのキャッ
プ41’のみを有している。このため、メンテナンス機
構40’は、全ノズル列に対してメンテナンスを行い得
るように、キャップ41’を各ノズル列毎のパージ位置
へと移動させる移動機構80を有している。移動機構8
0は、基台45’に設けられている。
【0081】キャップ41’は、インクヘッド10”と
対面する側の面に配置されるように移動機構80に取り
付けられている。キャップ41’は、負圧チューブ42
を、前記負圧発生源と接続されている。
【0082】基台45’は、前記キャップの移動を案内
する案内溝46と、前記負圧チューブ42を通す貫通孔
47を有している。案内溝46は、図6に示すように、
キャップ41’が全ノズル列に対して移動し得るよう
に、移動機構80と協働してキャップを所定の経路で移
動させるカムとして設けられ、キャップ41’の可動範
囲を決定している。貫通孔47は、キャップ41’が案
内溝46に沿って移動した際に、ひっかからないよう
に、キャップ41’の可動範囲全体に設けられている。
【0083】移動機構80は、副走査方向に離間した一
対のプーリ81と、プーリ81に架橋されたワイヤ82
と、ワイヤ82に取り付けられキャップ41’を保持す
るキャップ保持具83と、プーリ81を回転させるパル
スモータ84と、を有している。プーリ81の一方は、
基台45’に回転可能に支持されており、他方は、副走
査方向に移動可能に取り付けられた移動支持部85に回
転可能に支持されている。移動支持部85は、弾性部材
85aと、プーリが取り付けられているプーリ支持部8
5bとを有している。弾性部材85aは、一端が基台4
5に固定されており、他端がプーリ支持部85bと接続
されている。上記構成により、ワイヤ82が、所定のテ
ンションでプーリ81に架橋されている。パルスモータ
84は、基台45に支持されている方のプーリに取り付
けられており、プーリ81を回転させることで、ワイヤ
82に取り付けられたキャップ41’を移動させる。そ
の際、キャップ保持具83は、案内溝46に沿って移動
するため、キャップ41’を全ノズル列に移動し得る。
パルスモータ84は、キャップ41’の可動範囲の端部
停止位置からのパルス数でゴムキャップ移動位置を制御
している。
【0084】上記構成により、キャップ41’は、各ノ
ズル列毎のパージ位置へ移動し、各ノズル列毎にパージ
動作を行い得る。従って、メニスカスが破壊されたイン
ク列のみを検出して、該インク列のみにパージ動作を行
うことが可能である。このため、パージ動作により吸引
されるインク量を少なくし得る、また、上記パージ動作
にともなう負圧発生源のパワーを少なくすることが出
来、メンテナンス機構自体の小型化並びに低コスト化が
図り得る。
【0085】また、メニスカスが破壊された特定のイン
ク列(特定のインクヘッドモジュール)のみをキャップ
により密閉し、吸引を行った場合にも、各ヘッドモジュ
ールに連結された分岐チューブ92よりも共通チューブ
91の方を十分太く設けているため、前述の特定のイン
クヘッドモジュールのみの吸引が、他のインクヘッドモ
ジュールに悪影響を及ぼすことはない。具体的には、特
定のインクヘッドモジュールに対してキャップ並びに吸
引してメニスカス回復を行っても、その吸引圧で他のイ
ンクヘッドモジュールのメニスカスが破壊されることは
ない。
【0086】なお、メニスカスが破壊されたノズル列の
検出は、プリントされた画像から判定することも可能で
あるし、ヘッドから噴出されるインク滴をレーザーなど
で検出することも可能であり、公知のいかなる検出手段
を用いることが可能である。
【0087】また、移動機構80は、上述のようにして
検出されたメンテナンス対象のノズル列にキャップを移
動させ得るように、手動で操作し得る公知のコントロー
ラを有し得るし、自動で移動し得る公知の制御装置も有
し得る。
【0088】なお、本実施の形態のメンテナンス機構4
0’が上述のように、キャップ41’を1つのみを有す
るように構成されているため、複数のノズル列に対して
同時にキャップを密着させない。このため、ノズル列の
主走査方向の間隔を狭くすることが出来る。このとき、
キャップ41’のリブ44が隣接するノズル列に対し
て、直接接しないように配置を考慮するのみでいい。即
ち、図7中に示すように、インクヘッド10”の中の隣
接するノズル列は、隣接するノズル列の主走査方向の間
隔をH、キャップ41’の主走査方向の幅をWとする
と、H>W/2になるように設定し得る。
【0089】これまで、いくつかの実施の形態について
図面を参照しながら具体的に説明したが、本発明は、上
述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨
を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。
【0090】例えば、本発明のインクヘッドは、インク
ヘッドモジュール並びにインク吐出口の数に対応して、
ノズル、キャップ、チューブ、並びに、負圧チューブの
個数は任意に選定することが出来、個数において限定さ
れることはない。
【0091】また、ノズルプレート30’、30”並び
に補助部材60は、前面が長方形形状を有するように構
成されているが、他の形状でもよく、形状において限定
されることはない。
【0092】また、上記各実施の形態においてインクヘ
ッドは、ピエゾタイプとして構成されているが、ピエゾ
タイプに限定されることはなく、サーマルタイプとして
も構成され得る。
【0093】
【発明の効果】本発明は、高速印字を可能にするために
多くのノズルが形成されたとしても、メンテナンス(パ
ージ)動作を確実に行うことが可能でありながら、高精
度で組み立てが可能なインクヘッド、及びこのようなイ
ンクヘッドを搭載しているインクジェットプリンタを提
供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明のインクヘッドを有する
インクジェットプリンタを示す斜視図である。図1
(b)は、第1の実施の形態に従ったインクヘッドを示
す分解図である。
【図2】図2は、第1の実施の形態に従ったインクヘッ
ド並びにメンテナンス機構を示す斜視図である。
【図3】図3は、第1の実施の形態に従ったインクヘッ
ドを示す平面図である。
【図4】図4は、第2の実施の形態に従ったインクヘッ
ドを示す分解斜視図である。
【図5】図5は、第2の実施の形態に従ったインクヘッ
ドを示す斜視図である。
【図6】図6は、第3の実施の形態に従ったインクジェ
ットプリンタの移動機構を示す概略的な平面図である。
【図7】図7は、従来のインクヘッド並びにメンテナン
ス機構を示す斜視図である。
【図8】図8は、図7のインクヘッドを示す断面図であ
る。
【図9】図9は、他の従来のインクヘッドを示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ 10、10’、10” インクヘッド 20 インクヘッドモジュール 21 インク室 30、30’ ノズルプレート 31 ノズル 40、40’ メンテナンス機構 41、41’ キャップ 42 負圧チューブ 43 吸引口 44 リブ 45 基台 50 保持部材 60 補助部材 61 孔 70 走査機構 71 キャリッジ 72 記録媒体搬送手段 80 移動機構 90 チューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 正信 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2C056 HA07 HA10 HA22 JA04 JA10 JA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自身の長手方向に沿って列状に配置され
    た複数のインク室を有している複数のインクヘッドモジ
    ュールと、 自身の長手方向に、前記各インクヘッドモジュールの長
    手方向が一致すると共に、千鳥状の配置を有するように
    前記複数のインクヘッドモジュールを保持している保持
    部材と、 前記各インクヘッドモジュールの前記列状に配置された
    複数のインク室に夫々ノズルを提供するように、前記各
    ノズルが前記各インクヘッドモジュールのインク室の列
    と同様のピッチ並びに個数を有するように配置されたノ
    ズル列を備えているノズルプレートと、 を有しており、 前記ノズルプレートは、前記複数のインクヘッドモジュ
    ールのインク吐出口側表面を覆い得る1つのノズルプレ
    ートとして構成されていることを特徴とするインクヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】 自身の長手方向に沿って列状に配置され
    た複数のインク室を有している複数のインクヘッドモジ
    ュールと、 自身の長手方向に、前記各インクヘッドモジュールの長
    手方向が一致すると共に、前記複数のインクヘッドモジ
    ュールが千鳥状の配置を有するように保持している保持
    部材と、 前記各インクヘッドモジュールの前記列状に配置された
    複数のインク室に夫々ノズルを提供するように、前記各
    ノズルが前記各インクヘッドモジュールのインク室の列
    と同様のピッチ並びに個数を有するように配置されたノ
    ズル列を備えている少なくとも1つのノズルプレート
    と、 前記複数のインクヘッドモジュールの夫々のインク室の
    インク吐出口を塞ぐことなく、前記複数のインクヘッド
    モジュールを覆う平板状の補助部材と、 を有していることを特徴とするインクヘッド。
  3. 【請求項3】 前記複数のインクヘッドモジュールのイ
    ンク吐出口側表面と、前記補助部材の前記ノズルプレー
    トと対面する側の面とが面一になるように配置され、前
    記ノズルプレートが、前記複数のインクヘッドモジュー
    ルの前記インク吐出口側表面と前記補助部材の前記ノズ
    ルプレートと対面する側の面とを覆い得る形状の1つの
    ノズルプレートとして構成されている請求項2に記載の
    インクヘッド。
  4. 【請求項4】 自身の長手方向に沿って列状に配置され
    た複数のインク室を有している複数のインクヘッドモジ
    ュールと、 自身の長手方向に、前記各インクヘッドモジュールの長
    手方向が一致すると共に、前記複数のインクヘッドモジ
    ュールが千鳥状の配置を有するように保持している保持
    部材と、 前記各インクヘッドモジュールの複数のインク室に夫々
    ノズルを提供するように、前記各ノズルが前記各インク
    ヘッドモジュールの列状に配置されたインク室と同様の
    ピッチ並びに個数を有するように配置されたノズル列を
    備えている少なくとも1つのノズルプレートと、 を有するインクヘッド、及び前記ノズル列を覆い、密閉
    し得るキャップ、並びに前記キャップに、前記メニスカ
    スを吸引するための負圧を提供する負圧発生源、 を有するメンテナンス機構、 を具備するインクジェットプリンタにおいて、 前記ノズル列は、複数のインクヘッドモジュールの前記
    インク室の列と対応した位置に同数設けられており、 隣接する2つのノズル列の間隔をH、前記ノズルの配列
    方向に直交する方向におけるキャップ幅をWとしたと
    き、少なくともH>Wを満たすように、前記インクヘッ
    ド及び前記キャップが構成されていることを特徴とする
    インクジェットプリンタ。
  5. 【請求項5】 自身の長手方向に沿って列状に配置され
    た複数のインク室を有している複数のインクヘッドモジ
    ュールと、 自身の長手方向に、前記各インクヘッドモジュールの長
    手方向が一致すると共に、前記複数のインクヘッドモジ
    ュールが千鳥状の配置を有するように保持している保持
    部材と、 前記各インクヘッドモジュールの複数のインク室に夫々
    ノズルを提供するように、前記各ノズルが前記各インク
    ヘッドモジュールのインク室の列と同様のピッチ並びに
    個数を有するように配置されたノズル列を備えている少
    なくとも1つのノズルプレートと、 を有するインクヘッド、及び前記ノズル列を覆い、密閉
    し得るキャップ、並びに前記キャップに、前記メニスカ
    スを吸引するための負圧を提供する負圧発生源、 を有するメンテナンス機構、を具備するインクジェット
    プリンタにおいて、 前記ノズル列は、複数のインクヘッドモジュールの前記
    インク室の列と対応した位置に同数設けられており、 前記各ノズル列に対して密閉動作をするために、各ノズ
    ル列に対応した位置に前記キャップを移動させる移動手
    段をさらに有しており、 隣接する2つのノズル列の間隔をH、前記ノズルの配列
    方向に直交する方向におけるキャップ幅をWとしたと
    き、少なくともH>W/2を満たすように、前記インク
    ヘッド及び前記キャップが構成されていることを特徴と
    するインクジェットプリンタ。
JP2001072158A 2001-03-14 2001-03-14 インクヘッド及びインクジェットプリンタ Pending JP2002264322A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001072158A JP2002264322A (ja) 2001-03-14 2001-03-14 インクヘッド及びインクジェットプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001072158A JP2002264322A (ja) 2001-03-14 2001-03-14 インクヘッド及びインクジェットプリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002264322A true JP2002264322A (ja) 2002-09-18
JP2002264322A5 JP2002264322A5 (ja) 2008-04-17

Family

ID=18929775

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001072158A Pending JP2002264322A (ja) 2001-03-14 2001-03-14 インクヘッド及びインクジェットプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002264322A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005199543A (ja) * 2004-01-15 2005-07-28 Fuji Xerox Co Ltd インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置、並びにインクジェット記録ヘッドの製造方法
JP2005238821A (ja) * 2004-01-28 2005-09-08 Seiko Epson Corp 液滴吐出装置におけるヘッドユニットおよびこれを備えた液滴吐出装置、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器
JP2006247900A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Fuji Xerox Co Ltd 液滴吐出装置
US7367651B2 (en) 2004-09-25 2008-05-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Inkjet printing head and inkjet printer using the same
JP2010036539A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Roland Dg Corp 画像形成装置
JP2010179650A (ja) * 2009-01-06 2010-08-19 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
CN103203993A (zh) * 2012-01-17 2013-07-17 兄弟工业株式会社 喷墨头
CN103381706A (zh) * 2012-05-02 2013-11-06 精工爱普生株式会社 液体喷射头单元以及液体喷射装置
US9120313B2 (en) 2012-05-02 2015-09-01 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting head unit and liquid ejecting apparatus
JP2021138111A (ja) * 2020-03-09 2021-09-16 株式会社リコー 液体吐出装置

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55132253A (en) * 1979-04-02 1980-10-14 Canon Inc Recorder
JPH01264853A (ja) * 1988-04-15 1989-10-23 Seiko Epson Corp インクジェット記録装置
JPH04150259A (ja) * 1990-10-11 1992-05-22 Canon Inc マルチチップ型イメージセンサ及びその製造方法
JPH05238003A (ja) * 1992-02-26 1993-09-17 Canon Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法およびその記録物
JPH05270099A (ja) * 1991-12-09 1993-10-19 Xerox Corp 熱インクジェットノズル配列
JPH05292247A (ja) * 1991-11-25 1993-11-05 Xerox Corp 全幅走査組立用固定部材又はサブユニットからのイメージングアレイ
JPH068446A (ja) * 1992-04-02 1994-01-18 Hewlett Packard Co <Hp> インクジェット・プリントヘッド及びその製造方法
JPH08127137A (ja) * 1994-10-31 1996-05-21 Canon Inc インクジェット装置およびその方法
JPH0920005A (ja) * 1996-07-18 1997-01-21 Sharp Corp インクジェットプリンタ
JPH09174833A (ja) * 1995-12-21 1997-07-08 Citizen Watch Co Ltd インクジェット記録ヘッド
JPH1095114A (ja) * 1996-09-24 1998-04-14 Seiko Epson Corp インクジェット式ライン記録ヘッド、及び記録装置
JPH10181040A (ja) * 1996-12-27 1998-07-07 Canon Inc 記録装置および記録ヘッド回復方法
JP2002187278A (ja) * 2000-12-20 2002-07-02 Seiko Epson Corp インクジェットヘッドおよび製造方法

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55132253A (en) * 1979-04-02 1980-10-14 Canon Inc Recorder
JPH01264853A (ja) * 1988-04-15 1989-10-23 Seiko Epson Corp インクジェット記録装置
JPH04150259A (ja) * 1990-10-11 1992-05-22 Canon Inc マルチチップ型イメージセンサ及びその製造方法
JPH05292247A (ja) * 1991-11-25 1993-11-05 Xerox Corp 全幅走査組立用固定部材又はサブユニットからのイメージングアレイ
JPH05270099A (ja) * 1991-12-09 1993-10-19 Xerox Corp 熱インクジェットノズル配列
JPH05238003A (ja) * 1992-02-26 1993-09-17 Canon Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法およびその記録物
JPH068446A (ja) * 1992-04-02 1994-01-18 Hewlett Packard Co <Hp> インクジェット・プリントヘッド及びその製造方法
JPH08127137A (ja) * 1994-10-31 1996-05-21 Canon Inc インクジェット装置およびその方法
JPH09174833A (ja) * 1995-12-21 1997-07-08 Citizen Watch Co Ltd インクジェット記録ヘッド
JPH0920005A (ja) * 1996-07-18 1997-01-21 Sharp Corp インクジェットプリンタ
JPH1095114A (ja) * 1996-09-24 1998-04-14 Seiko Epson Corp インクジェット式ライン記録ヘッド、及び記録装置
JPH10181040A (ja) * 1996-12-27 1998-07-07 Canon Inc 記録装置および記録ヘッド回復方法
JP2002187278A (ja) * 2000-12-20 2002-07-02 Seiko Epson Corp インクジェットヘッドおよび製造方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005199543A (ja) * 2004-01-15 2005-07-28 Fuji Xerox Co Ltd インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置、並びにインクジェット記録ヘッドの製造方法
JP2005238821A (ja) * 2004-01-28 2005-09-08 Seiko Epson Corp 液滴吐出装置におけるヘッドユニットおよびこれを備えた液滴吐出装置、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器
US7367651B2 (en) 2004-09-25 2008-05-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Inkjet printing head and inkjet printer using the same
JP2006247900A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Fuji Xerox Co Ltd 液滴吐出装置
JP2010036539A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Roland Dg Corp 画像形成装置
JP2010179650A (ja) * 2009-01-06 2010-08-19 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
CN103203993A (zh) * 2012-01-17 2013-07-17 兄弟工业株式会社 喷墨头
CN103381706A (zh) * 2012-05-02 2013-11-06 精工爱普生株式会社 液体喷射头单元以及液体喷射装置
US9120313B2 (en) 2012-05-02 2015-09-01 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting head unit and liquid ejecting apparatus
US9592663B2 (en) 2012-05-02 2017-03-14 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting head unit and liquid ejecting apparatus
JP2021138111A (ja) * 2020-03-09 2021-09-16 株式会社リコー 液体吐出装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109228654B (zh) 流路部件、液体喷射头以及液体喷射装置
JP4549025B2 (ja) インクジェット式プリンタ
JP5995710B2 (ja) 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置
US7467845B2 (en) Image forming apparatus
JP2017193159A (ja) 液体噴射ヘッドのクリーニング装置及び液体噴射装置
CN109228657B (zh) 液体喷射头以及液体喷射装置
JP2002264322A (ja) インクヘッド及びインクジェットプリンタ
JP2009178846A (ja) 記録装置
JP4513354B2 (ja) 液体吐出検査装置、液体吐出検査方法およびプログラム
JP2005186525A (ja) ヘッドユニットおよびこれを備えた液体噴射装置
JP5567374B2 (ja) インクジェット記録装置
JP5088708B2 (ja) 液体吐出検査装置および液体吐出検査方法
US8226204B2 (en) Fluid ejecting apparatus
JPH05262019A (ja) 記録装置
JP5872886B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2016074176A (ja) インクジェットヘッドおよびインクジェットプリンター
JP5808461B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH03187762A (ja) ライン型インクジェット記録装置
JP4143494B2 (ja) 記録装置
JP2010125608A (ja) 液体噴射ヘッドのメンテナンス装置、液体噴射記録装置および液体供給方法
JP2016196125A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP4697169B2 (ja) 液体吐出装置及びキャップ部材
JP2006281574A (ja) 液体噴射装置、記録装置及び液体噴射方法
JP2007253483A (ja) 液体噴射装置及びその液体噴射装置を備えた記録装置
JPH03187761A (ja) インクジェット記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Effective date: 20080229

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A621 Written request for application examination

Effective date: 20080229

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20100902

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110208

A02 Decision of refusal

Effective date: 20111018

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02